ITセキュリティは万全ですか?近頃よく耳にする、アカウントの乗っ取りや、なりすましなど、ID&パスワードを盗まれてしまう被害。意外に多くの人が、誰にでも推測可能な単純な文字列に設定しているのです。また、個人を特定できれば、名前と誕生日の組み合わせやペットの名前などをヒントにして推察しやすい。「よくある“ひみつの質問”も、SNSを丹念に探れば答えがわかることが多いんです。じゃあ最大の防御とは?覚えないことが一番なんです」と情報セキュリティの第一人者でエンジニアの辻伸弘さん。パスワードを覚えずに管理するその方法を、教えてもらいました。■その1パスワード管理ソフトを利用する。パスワード管理ソフトとは、複数所有しているIDやパスワードを一括管理してくれる便利なソフト。ソフトを利用するためのマスターパスワードひとつを覚えれば済むので、ほかはアルファベットや数字、記号が混ざった複雑なパスワードをどんどん設定すべし。なかには、破られにくいパスワードを自動作成してくれるタイプも。どのソフトもブラウザと連動でき、ログインしたいサイトを開いたら管理ソフトを立ち上げてマスターパスワードを打ち込むと、自動でIDとパスワードが入力される。ただ、「マスターパスワードだけは複雑なものを設定しつつ、覚えること。各パスワードは暗号化して保管されるため、PCがハッキングされても、マスターパスワードさえ知られなければ守られます」■その2二要素認証を利用する。人が設定したID&パスワードと、もうひとつ、別の形で個人を特定する認証システムを採用し、セキュリティを強固にしたのが二要素認証。単純にパスワードが二重に設定されているだけではないのがこの方式。従来のパスワードが“ユーザーの知っていること”に頼ったものならば、もうひとつは、個人のスマートフォンや携帯電話といった“ユーザーの所有しているもの”に頼ったセキュリティ方式。例えば、登録したメールアドレスやスマホアプリに届いたお知らせを認証しないと開けないというもの。また、iPhoneにも採用されている指紋認証のほか、静脈のような“ユーザー自身”に頼ったものの場合も。「種類の違う認証方法が採用されているぶん、従来よりも安全性が高いと言えますよね」◇つじ・のぶひろソフトバンク・テクノロジーに所属。情報セキュリティの第一人者として、講演や執筆活動など、情報発信を行う。セカオワの深瀬さんに似ているとの噂あり。twitter IDは@ntsuji。※『anan』2016年4月13日号より。イラスト・田中麻里子取材、文・望月リサ
2016年04月10日声優の田所あずさが7月6日にリリースする2ndアルバム『It’s my CUE.』(イッツマイキュー)のジャケット・MV・作家陣・BD付限定版の特典ダイジェスト映像の情報が公開。また、10月7日・8日にワンマンライブの開催も決定した。田所あずさは、2011年に開催された「第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン 次世代声優アーティストオーディション」でグランプリを獲得。『アイドルマスター ミリオンライブ!』の最上静香役や、『アイカツ!』の霧矢あおい役などを担当し、2014年にはアルバム『Beyond Myself!』でアーティストデビュー。以降、シングルとして「DREAM LINE」、「君との約束を数えよう」、「純真Always」を発売するなどアーティストとしても積極的に活動している。7月6日にリリースする2ndアルバム『It’s my CUE.』は、作家陣に Q-MHz(畑亜貴、田代智一、黒須克彦、UNISON SQUARE GARDENの田淵智也がプロデュースしたチーム)をはじめ、eba、菊田大介、黒須克彦、志倉千代丸、俊龍、高田暁、田淵智也、堀江晶太、中山真斗、山本陽介、畑亜貴、こだまさおりといった面々を迎え、田所あずさが目指す音楽「タドコロック」を彩っている。そして、MVのショートver.や、2016年2月24日にTHEATER ROPPONGIにて開催された「田所あずさ LIVE TOUR 2016~Live Forward~」の模様がダイジェスト版で公開された。さらに、2016年10月7日・8日には、恵比寿 LIQUIDROOMのてワンマンライブ「Azusa Tadokoro 2016~before the CUE/OVERDRIVE&DISTORTION~」が開催されることが決定。また、8月26日開催の日本最大規模のアニソンフェス「Animelo Summer Live 刻-TOKI-」への出演も決定している。○BD 付限定盤・特典映像ダイジェスト○「Azusa Tadokoro 2016~before the CUE/OVERDRIVE&DISTORTION~」日程:10月7日 OVERDRIVE 開場18:00 開演19:0010月8日 DISTORTION 開場16:00 開演17:00開場:LIQUIDROOM料金:5,500円(税込)、オールスタンディング・整理番号有FC先行受付期間:6月10日10:00~6月20日23:59アルバムCD封入先行受付期間:7月6日10:00~7月31日23:59●田所あずさ 2ndアルバム「It’s my CUE. 」発売:2016年7月6日価格:「BD付限定版」(4,800円/税別)、「通常版」(3,000円/税別)※BD収録内容田所あずさ3rdライブツアー東京公演(2016/1/24 EX THEATER ROPPONGI)の模様田所あずさによる新規バラエティー映像を収録(ライブ映像170分、新規映像30分)
2016年04月06日IT資産やシステム・セキュリティの統合管理ソリューションを展開するLANDesk Software(LANDESK)は4月1日、統合IT資産・セキュリティ管理ツールのLANDESK Management&Securityの新バージョンである「LANDESK Management&Security 2016」(Management&Security 2016)の提供を開始した。Management&Security 2016は、IT資産管理製品の「LANDESK Management Suite 2016」セキュリティ管理製品「LANDESK Security Suite 2016」モバイルセキュリティ管理製品「Mobile Security Suite」の3製品で構成されるコンポーネント。今回、業務において利用されるデバイスの多様化を受け、LANDESK Management Suiteに無償で利用できるiOSやAndroidのモバイルデバイス管理(MDM)機能を追加した。また、プラットフォームが拡張され、Mac管理機能の強化、Linuxへのパッチ適用、Chromebook管理などが可能となった。さらに、セキュリティ/ITオペレーションのプロフェッショナルが現在のセキュリティ状況を監視し改善するために必要な情報を提供し、脆弱性に対する各対策の優先順位を明確にして、対処することができる。加えて、最小のグループではじめるパイロットプロジェクトから全社的に配布する大規模なプロジェクトなど、さまざまな段階のソフトウェア展開プロジェクトを自動化したほか、アプリケーションのラッピングやセキュアな業務メール環境、セキュアブラウザなどを提供。柔軟に利用可能なテンプレート、ハードウェア機種など条件付きのアクションが可能になり、複雑なプロビジョニング・配布作業が単純化されているという。そのほか、サブネット代表の選定を自動化し、それぞれのサブネット内でのデバイス検知のための管理コストを削減し、アプリケーションコントロール、ホワイトリスト登録、ブラックリスト登録のワークフローを改善するための、信頼できるファイルとアプリケーションの広大なコンテンツデータベースを提供するとしている。
2016年04月04日日本とアメリカでは、IT業界の平均年収が大きく違います。これについては、IT企業の役員でお笑い芸人の厚切りジェイソンさんが「日本のIT企業はアメリカの5分の1しか給料をもらえない」と発言して話題にもなりました。アメリカのIT系の仕事はどれも高収入で、一般的な年収が1,400万円以上の仕事も少なくありません。とはいえ、どんな仕事も流行り廃りがあるもの。いまは、一体どんなIT系の仕事が注目を集めているのでしょうか?一口にIT系といっても、作るものはそれぞれ異なります。また、プログラミングをする人もいれば、全くプログラミングをしない人もいるもの。ちょうどアメリカのIT情報サイト『Information Week』が人気トップ10の仕事を発表したので、一般的な年収と求職サイト『Glassdoor』での求人数と合わせて一緒に見ていきましょう。■10位:ITプロジェクトマネージャー/年収1,200万円(106,000ドル)・・・求人数147企業で、パソコンやネットワークを使う仕事のマネージメントをするのがITプロジェクトマネージャーです。仕事内容は企業やプロジェクトによって大きく変化します。■9位:データ分析/年収1,200万円(106,000ドル)求人数988データ分析は、膨大なデータを利用目的に応じて分析する仕事です。データは製品開発や営業などさまざまな場面で役立てられます。■8位:データアーキテクト/年収113,000ドル(約1,280万円)・・・求人数762企業に合わせ、データ構造を最適化するのがデータアーキテクト。大量のデータを使いやすいように処理するための構造を考案する、最近需要の増えている仕事です。■7位:データサイエンティスト/年収1,302万円(115,000ドル)・・・求人数1,985膨大なデータを分析して集計したり、それをプログラムなどに組み込んで実装できたりする人材をデータサイエンティストと呼びます。統計学だけでなく、機械やプログラミングなどの知識が必要とされる専門職です。■6位:システムアーキテクト/年収1,324万円(116,920ドル)・・・求人数439システムアーキテクトは、企業などでシステム開発を行う仕事。それぞれのニーズごとに、必要となる技術や知識はさまざまです。■5位:アプリケーション開発/年収1,359万円(120,000ドル)・・・求人数263スマートフォンの普及により一般的になった、アプリの開発業務。少ない元手ではじめられるので、人気のビジネスです。■4位:ソリューションアーキテクト/年収1,359万円(120,000ドル)・・・求人数2,838耳慣れないかもしれませんが、企業のニーズに合わせてシステムを構築する仕事です。企業の問題点を指摘したり、それを解決する方法を提示したりするわけです。■3位:ICチップ設計者/年収1,444万円(127,500ドル)・・・求人数165電子機器には必ず入っているICチップの設計には、さまざまな専門知識が必要とされます。■2位:ソフトウェアアーキテクト/年収1,453万円(128,250ドル)・・・求人数655ソフトウェア開発のプロジェクト全体をマネージメントする仕事です。スケジュールやコストなども管理する、技術責任者。専門知識はもちろん、プロジェクトをまとめるリーダーシップも必要とされます。■1位:ソフトウェア開発/年収1,495万円(132,000ドル)・・・求人数3,459ソフトウェアの開発を行う技術者です。どのようなソフトウェアが必要とされているか分析し、その実現に向けて技術開発を行います。*どれも専門的な知識が必要とされる仕事ばかりですが、その分高収入が得られそうです。知識と技術を持っている人は、挑戦してみては?(文/スケルトンワークス) 【参考】※11 Tech Jobs That Pay The Most: Glassdoor-Information Week
2016年04月01日●Windows 10 Proを搭載したLIVAリンクスインターナショナルは1日、エリートコンピューター(ECS)の新製品として、小型PC「LIVA」シリーズ、組み込み向けボードPC、文教向け2in1 PCおよびノートPCなどを多数発表。4月9日から順次発売する。○ファンレス小型PC「LIVA X2 Pro」まずはファンレス小型PCの「LIVA X2 Pro」。基本的に個人向けLIVA X2と同じだが、法人ユーザーからのリクエストに応えて、Windows 10 Proをプリインストールした。4月9日から発売し、メーカー希望小売価格は48,800円(税別)だ。主な仕様は、CPUがIntel Celeron N3050(1.6GHz)、メモリがDDR3L 4GB、ストレージがeMMC 64GB、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)。通信機能としては、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0を備える。インタフェース類は、HDMI 1.4a(4K出力対応)、D-Sub、USB 3.0×2、2A出力対応のUSB 3.0×1、音声出力/マイク入力コンボジャックなど。VESAマウント75mmと100mmに対応したマウンタが付属し、同じくVESAマウント対応の液晶ディスプレイ背面などに取り付けることも可能だ。本体サイズはW156×D83×H51mm、重量は約560g。○Qi対応の小型PC「LIVE STATION」続いて「LIVE STATION」だ。ワイヤレス給電のQiに対応した小型PCで、ストレージにSATADOM(組み込み・産業用のSATA)を採用しているのが特徴。本体の上面にQi対応スマートフォンなどを置くと充電できる(出力は5V/1A)。2モデルを用意し、どちらもメーカー希望小売価格は34,980円(税別)。4月9日から発売する。両モデルの主な違いは、メモリとストレージの容量、OSの有無だ。型番「LS-2-32-W10」は、メモリがDDR3L 2GB、ストレージがeMMC 32GBで、Windows 10 HOMEをプリインストール。一方の型番「LS-4-64」は、メモリがDDR3L 4GB、ストレージがeMMC 64GBで、OSはプリインストールされない。そのほか共通の仕様として、CPUがIntel Celeron N2830(2.16GHz)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、通信機能がGigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0だ。インタフェース類は、HDMI 1.4a(フルHD出力)、USB 3.0×2、USB 2.0×2、音声出力/マイク入力コンボジャックなど。VESAマウント対応だが、マウンタは付属しない。本体サイズはW116.6×D112×H45.6mm、重量は約536g。●組み込み用の小型PCボード、文教向け2in1 PCとクラムシェル型ノートPC○組み込み用の小型PCボード組み込み用の小型PCボード「BAT-MINI2」は、LIVA Xのメインボードだけを単独で販売するもので、前モデルのBAT-MINIはそれなりの採用例があるという。新バージョンではmSATAを採用したため、UEFIに対応していないOSでも利用できるようになった。出荷は随時対応で価格は個別見積りとなっている。主な仕様は、CPUがIntel Celeron N2808(1.58GHz)、メモリがDDR3L 4GBまたは2GB、ストレージがeMMC 64GBまたは32GB(拡張スロットとしてmSATA)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)。通信機能は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0を備える。インタフェース類は、HDMI、D-Sub、USB 3.0×1、USB 2.0×2、音声出力/マイク入力コンボジャックなど。本体サイズはW135×D83×H40mm、重量は約90g。○文教向け2in1 PC、クラムシェル型ノートPC文教向けに開発されたPCを2モデル投入。10.1型2in1 PCは丸みを帯びたデザインで、落下(70cm)といったやや乱暴な扱いにも耐え、IP52相当の防塵・防滴性能を持っている。事案に応じたカスタマイズに対応し、参考展示の製品にはHUAWEI通信モデムが実装されていた。6月以降の出荷を予定しているそうだが、学期始まりを考えると、現実的には来年度以降の出荷だろうか。価格は未定。10.1型2in1 PCの仕様概要は、SoCがIntel Cherry Trail Type3、メモリがDDR3L 1GBまたは2GB、ストレージがeMMC 16GBまたは32GB、タッチ対応の液晶ディスプレイが10.1型1,280×800ドット。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0を備え、オプションで3G通信に対応可能だ。センサー類は、標準で加速度と照度、オプションでジャイロと電子コンパス、NFCとなる。インタフェース類は、microUSB、microHDMI、microSDスロット、microSIMスロットなど。重量は、PC本体(タブレット部)が795g、キーボードドックが545g。両者を合体したときの本体サイズはW278.9×D193.8×H23.15mm。一方、11.6型ノートPCの仕様概要は、SoCがIntel Braswell-M(Pentium N3700/N3150/N3050/N3000)、メモリがDDR3L 2GB/4GB/8GB、ストレージがeMMC 16GB/32GB/64GBとなる。ストレージは、eMMC+7mm厚2.5インチHDD(320GB/500GB)や、7mm厚2.5インチHDD(320GB/500GB)のみの構成にも対応可能。OSはWindows 10で、11.6型の液晶ディスプレイはTN方式、解像度は1,366×768ドットだ。インタフェース類は、USB 3.0、USB 3.0 Type-C、USB 2.0、microSDスロット、HDMI、音声出力/マイク入力コンボジャックなど。本体サイズはW305×D201.5×H19.9~23.8mm、重量は1,385g(eMMCモデル)。●リンクスとプラネックスが協業製品発表会では、リンクスインターナショナル 代表取締役の川島義之氏があいさつを行い、小型PC製品LIVAについて紹介。二年前に扱いを開始したLIVAは、認知度も向上。最初は小売り向けから始まったが、ソリューション販売や組み込み向けのボード販売でも実績を伸ばした。今回の発表会は、法人向けのLIVAや、ケータイ/スマホと連動した新しい提案、教育用タブレットが中心だ。続いては、日本エリートグループの岡山偉信氏がスピーチ。LIVA X2 Proは、法人からの問い合わせが増え、Windows 10 Proが欲しいという要望に応えた機種とした。LIVE STATIONはIntelのNUCと外見が似ているが、Qi対応であり、スマホの充電にも使える点を強調。名前の通り「生活に密着して使ってほしい」という。教育用タブレットに関しては、これまでIntelのクラスメイトPC製造に携わってきている。過去に数百万台の製造を行っていたが、その経験を生かして今回の製品を発表したと経緯を述べた。ゲストとして、プラネックスコミュニケーションズの藤澤利之氏が登壇。ネットワークカメラのソリューション「スマカメ」をベースとして、簡易性を企業ユーザーにも使ってほしいということで、PC用ステーションソフト「スマカメPro」を発表した。リンクスと協業して、LIVA X2 Proと組み合わせて販売したいと語る。
2016年04月01日Intelは25日、貴社説明会を開き、同社のIT部門における業務改革に向けての取り組みとその成果を紹介した。これは毎年開催されているもので、今回は「生産性」「デジタル化」「サイバーセキュリティ」というキーワードを元に施策を解説した。2016年のレポートタイトルは「FROM THE BACKROOM TO THE BOARDROOM~舞台裏から役員室へ~」となっている。これは、従来ならば裏方の作業であったIT部門が、いまでは大きなビジネス価値を提供するため、結果としてCIO(最高情報責任者:chief information officer)が役員室に呼ばれて報告や質問を受けることがあるということを意味している。説明会の冒頭で、邱氏はIntelにおける過去2年間と現在の状況を棒グラフで紹介。Intel全体で10.5万人の従業員を擁するが、そのうちIT部門のスタッフは6,300名程で200名程増員したという。また、ストレージ容量は2年前の2倍、稼働中のサーバー台数も2倍以上に増やしつつ、従業員一人あたりのIT支出額は微減の1.3万ドルだという。今回のレポートでは、IT投資の結果を「生産性」、「デジタル化」と「サイバーセキュリティ」に分けて説明する。○ワイヤレス会議室の導入やクラウドによる開発環境の提供で生産性を向上「生産性」に関しては、オフィス内で効果的な会議を行うために革新的なワイヤレス会議室を500室以上設置したという。日本では、まだトライアルで数室しか設置されていないそうだが、台湾では全会議室に導入したとのことで、具体的には会議室に小型PCを設置してIntel Uniteで接続が可能になっている。Intel Uniteでは、6ケタの数字を入力することでリモートでも接続可能なことから、利用者からも高い評価を得ており、ソフトウェアの導入もvPro PCを使うことで追加コストなしで行える点がメリットだ。このほか、オフィスにおける別の例として、ケーブル類のIT周辺機器を自販機(代金は部署に請求する)を活用したり、会議室にセンサーを入れる事で「予約されているのに使われていない会議室を使いたい人に開放」するシステムを紹介した。一方、開発現場での改革として、クラウドによる開発環境の提供を始めている。従来は製品開発チームごとにローカルの検証環境をホストしていたが、これをオンデマンドで利用できるクラウド共有リソースとして提供する。12万台のサーバー資源をプールして利用することによって、検証環境を数分で構築できるようになったという。さらに今後は外部パートナーと共同で利用できる環境を作るとしている。邱氏が実例として挙げた例として、ワイヤレス製品のバグを特定するためのテストプロセスについて、これまで手作業で60分程かかっていたものが、自動化することによって5分程度への短縮を実現した。これによって、技術者が費やす時間を減らし12.8万ドル相当の節約が可能となり、洗い出した問題点のうち重要度の高い課題を優先的に解決できたという。○データの活用でコストを大きく削減「デジタル化」に関しては8億ドル以上のビジネス価値を生み出したとし、IT予算の7割のリターンがこの部分だけで得られたという。(従来のデータウェアハウスが扱っている構造化データに加えて)非構造データも解析するインテリジェントアナリティックスハブを構築し、インサイトの待ち時間を短縮し、四半期だけで17万ドルの費用削減に役立ったとその効果をアピールする。製造データに関しては、50億ものデータポイントから生まれる膨大なデータを分析するが、モバイルアプリによってニーズに合ったフィルタリングを行い、必要なデータをクリックして短時間にレポートを得ることができるようになった。また、インメモリー技術を使うことによって在庫を最適化。データウェアハウスのクエリ処理時間を6割削減し、TOP10のトランザクション処理を2倍にすることができたという。環境構築の俊敏性とコスト効率を上げるためにSDI(Software Defined infrastructure)も利用し、セルフサービスプロビジョニング時間が短縮した。一方SDxを構築する要素のうちSDS(Software Defined Storage)はまだ成熟度が足らないことを課題として挙げた。○ターゲットを絞った攻撃にリソースを集中最後の「サイバーセキュリティ」に関してはターゲットを絞ったAPT攻撃に関しては高度なセキュリティ防御が必要であり、ここに対処リソースを集中。一方99%を占める従来型脅威に関しては信頼できるセキュリティアーキテクチャで防御する。また、単に保護するだけではなく、侵入された場合を考えた検知や修正もバランスよく考える事が重要だという。セキュリティ上、最も脆弱になりがちな人間に関しては、サイバーセキュリティの知識と対策を企業文化に組み込み、連携によってガバナンスを実現することが重要だという考えを示した。
2016年03月28日ミック経済研究所は3月15日、「2016年度従業員規模別・業種別IT投資動向調査310社」のレポートを発表した。製造・流通・サービス業の2016年度IT投資総額は前年度比2.5%増の11兆6516億円、増加要因はシステム更新がトップとなった。同調査は国内経済が中国経済の成長減速から景気の不透明感が高まり、財政出動の限界も見え、2016年度の見通しが立てにくい状況を受け、各企業の2016年度予算計画、IT投資計画を立てる参考指標とするため実施。調査対象は製造(建設含む)、流通(卸、小売、他)、サービス業の情報システム部門で、金融・証券・保険、自治体・公共、学校、医療は除いた。従業員規模別・業種別の2016年度IT投資計画・増減分布は、2016年度の計画では「増加」が19.7%、「横這い」が66.8%、「減少」が13.5%。横這いが最も多いが、増加と減少を比較すると増加の方が多く、事業に前向きな姿勢が伺える。さらに、増加を選択した61社の中では伸率20%以上のウエイトが62.3%と多く、全体でも12.3%を占める。一部の企業においては事業拡大に舵を切り、IT投資を急増させる計画であるという。従業員規模別では従業員1000人以上規模の「増加」が52.0%を占める。大手企業は利益剰余金が豊富で、2016年度のIT投資は相当に期待できると予測している。また、従業員1000人以上規模のIT総額は国内全体の半分以上を占めており、国内全体のIT投資動向を牽引していく見通しだ。業種別では、各業種ともに「横這い」が65~70%未満。ただし、「増加」と「減少」の比率を比較すると、従業員規模別ではすべての規模で「増加」が多かったが、業種別は流通業のみ「減少」の方が多い。2015年度の流通業は、やや増加傾向を示していたが、2016年度はやや厳しいと想定される。従業員規模別・業種別の2016年度IT投資増加要因は、「システム更新」が62.3%を占めて最も多く、リーマンショック以降、ITシステムへの投資を先送りしてきた企業が多かったが、2015年度からシステム更新にIT投資が向かい、2016年度より本格化すると推測。そのほか、マイナンバー対応が遅れていた中小企業を中心に「内部統制・セキュリティ強化」が13.1%と続く。また次いで「事業拡大」が9.8%と既存ビジネスの売上拡大、新規事業立ち上げと前向きな要因が増えている。従業員規模別に見ると、従業員300~999人規模の中堅企業と同100~299人規模の中小企業でシステム更新が前者66.7%、後者63.6%と多く、全体平均を押し上げている。2016年度の計画は、全体的には横這いが多い中堅・中小企業であるが、2016年度から抑制していたシステム更新に投資が向かいはじめたと同研究所は推測している。
2016年03月16日声優の田所あずさが、2ndアルバム『It’s my CUE.』(イッツマイキュー)をリリースすることを発表した。発売は7月6日で、価格はBD付限定版が4,800円、通常版が3,000円(どちらも税別)。田所あずさは、2011年に開催された「第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン 次世代声優アーティストオーディション」でグランプリに選出され、翌年にエスエスケイフーズの宣伝用アニメ『サラダの国のサラ』のサラ役で声優デビュー。2014年にアルバム『Beyond Myself!』でアーティストデビューし、「次世代声優アーティストオーディション」でファイナリストに残った大橋彩香、木戸衣吹、山崎エリイ、Machicoらとアニメソング・ゲームソングのカバーライブイベント「Anisong Ichiban!! presented by HoriPro」を定期的に開催するなど音楽活動にも積極的に取り組んでいる。今回発売される2ndアルバム「It’s my CUE. 」(イッツマイキュー)には、「私の出番!」という意味が込められており、これまでリリースした1stアルバムや3枚のシングルを経て、田所あずさの目指す音楽「タドコロック」にたどり着いたとのこと。『It’s my CUE.』はBD付限定版と通常版の2形態でリリースされる。最新シングルの「純真Always」や、1stシングル「DREAM LINE」、2ndシングル「君との約束を数えよう」に加え、その他新曲を8~9曲収録予定。BDには、2016年に東京、大阪、愛知、福岡の4カ所で行われた3rdライブツアー「田所あずさ LIVE TOUR 2016 ~Live Forward~」東京公演(2016/1/24 EX THEATER ROPPONGI)の模様と新規バラエティー映像を収録予定となっている。さらにBD付限定版・通常版共通の初回生産限定封入特典として、都内ライブハウスで行われるシークレットライブに昼夜2回公演、各回約250名を抽選で招待するという。●田所あずさ 2ndアルバム「It’s my CUE. 」発売:2016年7月6日価格:「BD付限定版」(4,800円/税別)、「通常版」(3,000円/税別)※BD収録内容田所あずさ3rdライブツアー東京公演(2016/1/24 EX THEATER ROPPONGI)の模様田所あずさによる新規バラエティー映像を収録(ライブ映像170分、新規映像30分)
2016年03月03日ガートナーは2月24日 、ほとんどの新しいマーケティング・テクノロジ・イニシアティブには、セキュリティと精度よりもスピードと俊敏性に焦点を当てた新しいITアプローチが必要になるとの見解を発表した。ガートナーのリサーチ バイス プレジデントのキンバリー・コリンズ (Kimberly Collins) 氏は、「マーケティングは、常に革新と競争上の差別化が重視される領域でしたが、新たにソーシャル、モバイル、ビッグ・データ、モノのインターネット (IoT) の技術が注目されるようになり、マーケティング担当者にとって過剰なほどの新たなアイデアと機会が開かれました。市場の変化に後れを取らないように新たなアイデアや革新をテストするためには、事業部門とIT部門の両方にスピードと組織的な俊敏性が求められます。IT部門が新たなソリューションを実現するペース、または既存の環境をサポートするペースは、パートナーであるマーケティング部門の活動ペースと同じでなければなりません」と、その背景を述べている。これは、マーケティングをサポートするITリーダーは、マーケティング担当者が新たなアイデアや革新をテストし、試行できるIT環境を提供しながら、これまでどおりITガバナンス、技術的な支援、評価も提供する必要があるということだという。また同社は、新しいCRMの展望も発表。それによると、2018年までに、IT部門が関与するソーシャル・マーケティング・アプリケーションの意思決定は、今日の30%から増加し、約50%になるという。これは、従来、ソーシャル・マーケティングのテクノロジと戦略の意思決定はマーケティング部門が管理し、予算もマーケティング部門に割り当てられてきたが、この3年間、マーケティング部門はソーシャル・メディアの運用を全社規模に拡大しようとしており、IT部門と連携してソーシャル・マーケティングのテクノロジと戦略の組織的標準を作成することが必要になるからだとという。また2019年までに、マーケティング財務管理機能を搭載するマーケティング・リソース管理 (MRM) の実装は、今日の25%未満から増加し、50%以上になる予測。これは、ソーシャル、モバイル、ビッグ・データはマーケティングに多大な影響を及ぼしており、マーケティング担当者が顧客に働き掛ける機会をかつてないほど多く生み出しているが、マーケティング予算は顧客とのコミュニケーションを可能にする手段の数ほど速いペースでは増加していないため、マーケティング・パフォーマンス指標に基づいてマーケティング予算の配分と最適化を行うことは、かつてないほど重要になっているためだという。そのため、マーケティング担当者には、新たなアイデアや革新を試しながらリアルタイムで資金を再配分する俊敏性が求められ、アジャイル・マーケティングの時代では、マーケティング財務管理がMRMの重要な要件の1つになるという。ガートナー ジャパンのリサーチ部門主席アナリストの川辺謙介氏は「特に国内企業においてはこれまで、マーケティングによる市場創出・開拓といった考え方にあまり積極的ではなかったという側面もあり、マーケティングにテクノロジを活用しようとする動きはそれほど活発ではありませんでした。これは一般消費者の均質的な行動特性ときめ細かな作業を得意とする人的労働力によるものと考えています。しかしながら現在のデジタルの時代では、顧客接点の多様化、行動パターンの複雑化、それらに伴う情報の爆発的増加に速やかに対処しなければならず、もはやテクノロジの活用なしにはマーケティング業務をこなすことが不可能になってきました。そのため、IT部門にはマーケティング業務の目的、求められるスピード感と価値観を理解し、それに合わせたテクノロジへのアプローチを推進することが必要になります」と述べている。
2016年02月24日Lenovoは21日(スペイン時間)、「Mobile World Congress 2016」に合わせて、2in1ノートPC「YOGA」シリーズの新モデルを発表した。「YOGA 710」「YOGA 510」を用意し、ヨーロッパでは4月から順次販売を開始する。日本国内における展開については未定。「YOGA」シリーズは、360度回転するヒンジを生かしたマルチモードPC。通常のノートPCとして使う「ラップトップ」、タブレット状態から画面を立てて使用する「スタンド」、ヒンジを上部に持ってきて自立させる「テント」、タブレット状態で使う「タブレット」の4モードで利用できる。○YOGA 710アッパーミドルクラスの製品で、11型モデルと14型モデルをそろえる。11型モデルは、厚さ14.9mm/重量1.04kgの薄型軽量ボディが特徴で、CPUに第6世代Intel Core m5を搭載する。一方、14型モデルはCPUに第6世代Intel Coreプロセッサを搭載するほか、オプションとして"次世代GeForce"が選択できるという。また、ヒンジ部分にアンテナを配置することでWi-Fiの受信強度を最大20%改善したという。厚さは17.3mm、重量は1.6kg。11型モデルの主な仕様は、CPUが第6世代Intel Core m5プロセッサ、メモリが最大8GB LP-DDR3、ストレージが最大256GB SSD、グラフィックスが内蔵GPU、ディスプレイが11型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 10 Home 64bit。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースはUSB 3.0×1(always-on)、Micro-HDMI×1、オーディオコンボジャック。バッテリ駆動時間は最大8時間。14型モデルの主な仕様は、CPUが第6世代Intel Core i7プロセッサ、メモリが最大8GB DDR4、ストレージが最大256GB SSD、グラフィックスが内蔵GPUもしくはNVIDIA GeForce、ディスプレイが14型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 10 Home 64bit。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースはUSB 3.0×2(うち1基がalways-on)、Micro-HDMI×1、カードリーダー、オーディオコンボジャック。バッテリ駆動時間は最大8時間。どちらも5月の発売を予定。価格は11型モデルが799ユーロ(約100,000円)、14型モデルが899ユーロ(約112,500円)。○YOGA 510メインストリーム向けの製品で、北米や中国市場では「YOGA」シリーズではなく、「FLEX 4」の名称で展開し、14型モデルと15型モデルをそろえる。バッテリ効率を改善し、最大8.5時間のバッテリ駆動時間を実現する。本体の厚さと重量は、14型モデルが20.9mm/1.75kg、15型モデルが21.4mm/2.08kg。CPUに第6世代Intel Core i7プロセッサを採用するほか、グラフィックスは14型モデルがAMD Radeon R5 M430 2GB、15型モデルがAMD Radeon R7 M460 2GBを搭載できる。このほかの仕様は、メモリがメモリが最大8GB LP-DDR4、ストレージが最大256GB SSD、もしくは1TB HDD、OSがWindows 10 Home 64bit。通信機能はギガビット対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースはUSB 2.0×2(うち1基がalways-on)、USB 3.0×1、HDMI×1、カードリーダー、オーディオコンボジャック。どちらも4月の発売を予定し、価格は14型モデルが479ユーロ(約60,000円)、15型モデルが699ユーロ(約87,500円)。
2016年02月22日ファーウェイは21日(スペイン時間)、ビジネスユースを意識した、Windows 10搭載の2-in-1 PC「HUAWEI MateBook」を発表した。価格は構成により異なり、Core m3プロセッサ、4GBメモリ、128GB SSD搭載の最小構成時で699ドル(約79,000円)から。Windows 10を搭載する、640gと軽量な12型の2-in-1 PC。解像度は2,160×1,440ドットで、プロセッサにはCore mシリーズを採用。セキュリティ面にも注力し、端末のロック解除に利用できる指紋認証機能を搭載する。バッテリ容量は33.7Whで、インターネット利用時で9時間の連続可動が可能という。オプションとして、PUレザー製のキーボード付きケースを129ドルで、2,048段階の筆圧検知に対応したスタイラスペン「MatePen」を59ドルで用意する。販路はアジア、ヨーロッパ、北アメリカで、今後数カ月以内の提供を予定。カラーはGreyとGoldenの2色。CPUとメモリ、ストレージ容量の違いで、6モデルを用意する。構成と価格は下記の通り。Core m3・4GBメモリ・128GB SSD……699ドルCore m3・4GBメモリ・256GB SSD……849ドルCore m5・8GBメモリ・256GB SSD……999ドルCore m5・8GBメモリ・512GB SSD……1,199ドルCore m7・8GBメモリ・256GB SSD……1,399ドルCore m7・8GBメモリ・512GB SSD……1,799ドル
2016年02月22日日本エイサーは17日、11.6型の2in1モバイルノートPC「Aspire R 11」を発表した。スカイブルーとクラウドホワイトの2色を用意。2月19日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は76,000円(税別)前後。360度の回転ヒンジを採用する11.6型タッチ液晶の2in1モバイルノートPC。クラムシェルスタイル、テントスタイル、タブレットスタイルなど、形状の自由度が高い。天板は滑りにくく指紋がつきにくいテキスタイルデザインを採用した。従来モデルのマイナーチェンジとなり、新たにOfficeスイートとしてMicrosoft Office Home & Business Premiumをプリインストールした。主な仕様は、CPUがIntel Celeron N3050(1.60GHz)、メモリがDDR3L-1600 4GB(最大16GB)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)。ディスプレイは11.6型で解像度は1,366×768ドット。光学ドライブは非搭載。OSはWindows 10 Home 64bit版。インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI×1、Webカメラ、SDメモリーカードリーダなど。バッテリ駆動時間は約8時間で、本体サイズは約W298×D211×H20.9mm、重量は約1.5kg。
2016年02月18日丸紅ITソリューションズとマクニカネットワークスは2月12日、両社で販売代理店契約を締結し、マイクロソフト製品を利用する企業向けに共同で「Box」製品の拡販を図ることを発表した。「Box」はマイクロソフトのクラウド版グループウェア・サービス「Office 365」とシームレスに連携することが可能で、多くのデバイスからファイルの編集・共有できる環境を提供する。丸紅ITソリューションズはマクニカネットワークスとの契約締結によって、マイクロソフト製品を利用する企業向けのソリューションを拡充し、安全に社内外の関係者とファイルを共有する仕組みの1つとして「Box」を紹介する活動を開始する。一方、マクニカネットワークスは「Box」の国内販売代理店であり、「Box」の技術サポート体制を有しており、今回の契約締結により、「Box」の販売で培った営業ノウハウや技術サポート力で、丸紅ITソリューションズによる「Box」製品の販売を支援する。
2016年02月12日VSNは2月9日、IT技術者を対象に実施した、「今後、現場におけるニーズが高まると思うIT技術に関する調査」の結果を公表した。有効回答数は164件。調査期間は2015年9月16日~10月7日。今後、現場におけるニーズが高まると思うOS・サーバ・ストレージ・データベース分野におけるIT技術については、「仮想化」「クラウド」に関する技術ニーズが「1年以内」では最も高いニーズとなった。「3~5年以内」で「1年以内」よりニーズが高くなりそうな技術は「Windows Server 2016」「OpenStack」「Hadoop」が挙げられている。ネットワーク・セキュリティ・運用関連では、「1年以内」にニーズが高まる技術として「SDN」「次世代ファイヤーウォール」「総合運用ツール」が上位に挙げられた。「3~5年以内」で「1年以内」よりもニーズが高くなりそうなのは「IPv6」、「ITプロセスオートメーション」という結果となった。開発ツール・方式・言語に関しては、「IoT」が「1年以内」「3~5年以内」共に上位となる結果に。「1年以内」では、次いで「Java」「Python」が挙げられている。「3~5年以内」のニーズでは、「Java」「DevOps」のニーズが「1年以内」のニーズと比べて低い予想となった。
2016年02月09日レノボ・ジャパンは9日、同社の法人向けPC「ThinkPad」シリーズの新モデルとして、12型ディスプレイ搭載の2in1 PC「ThinkPad X1 Tablet」を日本国内で発売した。最小構成時の価格は税別202,000円。「ThinkPad X1 Tablet」は、2016年1月のCES 2016で発表された製品。2,160×1,440ドット(アスペクト比3:2)の12型IPS液晶を搭載し、タブレットとして利用できる一方で、背面のキックスタンドやトラックポイント付きのキーボードカバーと組み合わせて2in1 PCとしても使うことができる。また、独自の脱着式モジュール方式を採用。追加の内蔵バッテリとUSB 3.0やOneLink+といったインタフェースを増設する「プロダクティビティーモジュール」、2m先に60型の投影が可能なプロジェクタを追加する「プレゼンターモジュール」、Intel RealSense対応の3Dカメラを搭載した「3D イメージングモジュール」の3種類をモジュールを別売りで用意し、本体に取り付けることで機能を拡張する。「Productivityモジュール」は、「ThinkPad X1 Tablet」と同日、「プレゼンターモジュール」と「3D イメージングモジュール」は4月以降に発売する。最小構成は、CPUがIntel Core m3-6Y30(900MHz)、メモリが4GB、ストレージが192GB SATA SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 515(CPU内蔵)、ディスプレイが12型フルHD+(2,160×1,440ドット)、OSがWindows 10 Pro 64bit。上位モデルとしてIntel Core m5-6Y54(1.1GHz)/8GBメモリ搭載モデルと、Intel m5-6Y57(1.1GHz)/8GBメモリ搭載モデルを用意する。価格はぞれぞれ税別219,000円と224,000円。通信機能はIEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.1。インタフェースは、USB 3.0×2(Type-A×1、Type-C×1)、Mini DisplayPort×1、microSDカードリーダ、オーディオポートなど。バッテリ駆動時間は最大約10.2時間。キーボードカバーは88キーの日本語配列。クリックパッドとLEDバックライトを備える。本体サイズと重量は、タブレット本体がW291×D209.5x×H8.45mm/約767g。キーボード装着時でW291×D209.5H13.65mm/約1.065kg。
2016年02月09日レノボ・ジャパンは9日、同社の法人向けPC「ThinkPad」シリーズの新モデルとして、14 型ディスプレイ搭載の2in1 PC「ThinkPad X1 Yoga」を日本国内で発売した。最小構成時の価格は税別243,000円。特殊なヒンジにより、ディスプレイが360度回転する2in1ノートPC。「X1」ブランドを冠したモデルとして薄さ約16.8mm、重量約1.36kgの薄型軽量ボディが特徴となる。「ラップトップ」「スタンド」「テント」「タブレット」の4モードで利用可能で、タッチ操作やペン入力をサポートする。また、ディスプレイを180度以上開いたときにキーボードのキーが沈んで、フラットになるLift’n’ Lock機能を備える。最小構成は、CPUがIntel Core i5-6200U(2.3GHz)、メモリが4GB、ストレージが192GB SATA SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、ディスプレイが14型WQHD(2,560×1,440ドット)液晶、OSがWindows 10 Pro 64bit。上位モデルとしてIntel Core i5-6300U(2.4GHz)/8GBメモリ搭載モデルと、Intel Core i7-6500U(2.5GHz)/8GBメモリ搭載モデルを用意する。価格はぞれぞれ税別262,000円と280,000円。通信機能はギガビット対応有線LAN(付属のイーサネットアダプタ利用)、IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.1。インタフェースは、OneLink+、USB 3.0×3(うち1基がPowered USB)、HDMI×1、Mini DisplayPort×1、microSDカードリーダ、オーディオポートなど。バッテリ駆動時間は最大約9.8時間(最小構成時)。本体サイズはW333×D229×H15.3~16.8mm、重量は約1.36kg。なお、2016年1月のCES 2016では、WQHD(2,560×1,440ドット)解像度の有機ELディスプレイ搭載モデルも合わせて発表されたが、こちらについて日本でも後日改めてアナウンスするとしている。
2016年02月09日ユニアデックスは2月1日、SaaS型IT運用管理サービス「Vistara」の提供を開始した。同サービスの最大の特徴は、オンプレミス・プライベートクラウド・パブリッククラウドを組み合わせたハイブリッド環境のシステム運用を単一の画面で一元管理することができる点。主要な機能として、デバイスの自動検出とポータル生成、デバイス管理、サービスデスク、ロールベースのアクセス制御、ダッシュボードなどを備えているほか、ハイパーバイザーやAmazon Web Services、Microsoft Azureといったパブリッククラウドの管理装置と連携する機能を実装するなど、昨今の運用現場で求められる環境を標準で提供する。また、「ユーザーの拠点とVistaraのSaaS基盤との通信の暗号化」「アカウントごとにアクセス権を設定」「2要素認証によるログインに対応」「リモートログインを動画で記録」といった対策により、セキュリティも強化されている。料金体系は管理対象とする機器数の月額課金となっており、サーバ10台の管理を行う場合、月額2万円から(税別)。ユーザー自身が導入する場合は初期費用が不要。
2016年02月02日レノボ・ジャパンは26日、11.6型ディスプレイが360度背面側に回転する2-in-1 PC「Lenovo YOGA 700」を発表した。1月29日から直販サイトで販売開始する。価格は税別103,000円から。本体厚15.8mmの11.6型2-in-1 PC。360度回転するヒンジにより、通常のノートPCとして使う「ラップトップ」、タブレット状態から画面を立てて使用する「スタンド」、ヒンジを上部に持ってきて自立させる「テント」、タブレット状態で使う「タブレット」の4モードで利用できる。プロセッサは第6世代Intel Core m3。Office付属モデルと、付属しないモデルの2種類を用意する。主な仕様は、CPUがIntel Core m3-6Y30(900MHz)、メモリが4GB、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 515(CPU内蔵)、光学ドライブが非搭載、ディスプレイが11.6型ワイド(1,920×1,080ドット)など。OSはWindows 10 Home 64bit。通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。センサー類は、デジタルコンパス、光センサー、加速度センサー。主なインタフェースは4-in-1メディアカードリーダ、USB 3.0×1、USB 2.0×2、microHDMI×1など。本体サイズはW290×D197×H15.8mm、重量は約1.1kg。バッテリ駆動時間は約9.0時間(JEITA 2.0)。カラーはチョークホワイトのみ。
2016年01月26日Red Hatはこのほど、IT オートメーションフレームワークの最新版「Ansible 2.0」の提供を開始した。Ansibleは、IT組織の開発者と運用担当者がソフトウェアの学習とデプロイを短時間で行えるように設計されており、ルーチンワークを自動化することによって ITチーム間の障壁を取り除くことができる。Ansible 2.0に加えられた主な改良としては以下がある。タスクブロックによるプレイブックとタスクの開発の容易化に加え、例外処理と復旧を統合するオプションの提供プレイブックパーザの改良により、エラーの特定の明確化および推奨される修正を提供新たな実行モードにより、多数のマシンを対象としたデプロイメントを高速化する方法を提供Ansible 2.0は、パブリック/プライベート/ハイブリッドクラウドのデプロイメントに対するサポートが拡張されており、200 近い新規モジュールが含まれている。新たに追加されたモジュールのうち、主なものに以下がある。OpenStackを管理するための新たなモジュール群Amazon Web Servicesに対するサポートを強化・拡張するための30個の新規モジュールVMware環境とWindows管理に対するサポートの拡張新たなDockerに接続するためのプラグインAnsible 2.0 は、GitHub、PyPiおよび大部分の主要 Linux ディストリビューションのパッケージマネージャー経由で入手可能。
2016年01月22日デルは20日、タブレットPC「Latitude 2-in-1」シリーズとして、10.8型モデル「Latitude 11 5000 シリーズ 2-in-1」と12.5型モデル「Latitude 12 7000 シリーズ 2-in-1」の2モデルを発表した。発売は近日中。価格(税別)は「Latitude 11 5000 シリーズ 2-in-1」が104,980円から、「Latitude 12 7000 シリーズ 2-in-1」が173,980円から。○Latitude 11 5000 シリーズ 2-in-1「Latitude 11 5000 シリーズ 2-in-1」は、Intel Core m3を搭載する10.8型Windowsタブレット。OSはWindows 10 Home / Windows 10 Pro / Windows 8.1 Home / Windows 8.1 Proから選択可能。そのほかにも、CPUをIntel Core m3-6Y30とCore m3-6Y57から選択でき、上位構成ではメモリ8GB、ストレージ512GB、USH指紋認証なども装備する。ディスプレイ部は強化ガラスで保護されており、本体はマグネシウム合金製で重量は709.8gと軽量。Noble Security lockやDDP Security Toolsなども導入しておりセキュリティ性にも優れる。最小構成の主な仕様は、CPUがIntel Core m3-6Y30、メモリがLPDDR3 4GB、ストレージが128GB M.2 SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 515(CPU内蔵)。液晶ディスプレイはタッチ対応の10.1型、解像度は1,920×1,080ドット。主なインタフェースは、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1(Miracast対応)、USB 3.0×2(1基はUSB 3.0 Type-Cでデータ転送とチャージ兼用)、MicroHDMI×1、microSDメモリーカードスロットなど。スリムキーボードが付属し、本体サイズはW279.8×D176.8×H10.78mm(上位モデルは14.32mm)、重量は約709.8g(上位モデルは757.8g)。キーボードの重量は398g。○Latitude 12 7000 シリーズ 2-in-1」「Latitude 12 7000 シリーズ 2-in-1」は、画面サイズが12.5型のモデル。CPUをIntel Core mとCore m vProから選択できるほか、メモリを4GB / 8GBから、OSをWindows 10 / Windows 8.から選択可能。ストレージはSSDで最大512GBまで用意される。キーボードはモビリティバックライトキーボードと、スリムキーボードの2種類が用意され、どちらもマグネット接続で簡単に脱着可能。タブレットとノートPCのスタイルを使い分けるのに便利になっている。ディスプレイ解像度は1,920×1,080ドットだが、オプションで3,840×2,160ドットの4K液晶も用意されている。液晶の保護にはゴリラガラスを使用。最小構成の主な仕様は、CPUがIntel Core m、メモリがLPDDR3 4GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 515(CPU内蔵)。液晶ディスプレイは12.5型、解像度は1,920×1,080ドット。主なインタフェースは、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.1(Miracast対応)、USB 3.0 TYPE-C×2、Thunderbolt×1、SDメモリーカードスロットなど。本体サイズはW291×D193×H8.1mm、重量は約730.7g。Dell Latitude 12 スリムキーボード装着時の重量は1.4kg。
2016年01月20日翔泳社は1月18日、同社が主催するイベント「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書大賞2016(ITエンジニア本大賞)」にて、ITエンジニアが選んだ「技術書・ビジネス書各ベスト10」を発表した。ITエンジニア本大賞は、ITエンジニアにおすすめしたい技術書・ビジネス書を選ぶイベント。今回が3回目の開催となる。全国のITエンジニアからの投票により選出された「おすすめ書籍」の投票結果を集計。投票数が多かった上位10冊を「技術書・ビジネス書各ベスト10」として特設Webページで紹介している。大賞は、2月18日に「Developers Summit 2016」内で開催されるプレゼンテーション大会&最終投票イベントで決定される。当日は、技術書・ビジネスの各ジャンル上位3冊(計6冊)の著者、編集者、訳者によるプレゼンテーションを実施。その後、特別ゲストとイベント観覧者による最終投票で大賞を決定する。また、特別ゲストによる特別賞の表彰も予定している。ベスト10に選ばれた書籍は以下の通り。ITエンジニア本大賞 技術書部門ベスト10(50音順)「ITエンジニアのための機械学習理論入門」(技術評論社)「インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門」(SBクリエイティブ)「Web API: The Good Parts」(オライリー・ジャパン)「SQL実践入門──高速でわかりやすいクエリの書き方」(技術評論社)「数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実」(SBクリエイティブ)「その数式、プログラムできますか?」(翔泳社)「達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道」「ハッカーの学校」(データハウス)[プログラマ脳を鍛える数学パズル シンプルで高速なコードが書けるようになる70問](翔泳社)「理論から学ぶデータベース実践入門──リレーショナルモデルによる効率的なSQL」(技術評論社)ITエンジニア本大賞 ビジネス書部門ベスト10(50音順)「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」(かんき出版)「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」(KADOKAWA)「シンプルに考える」(ダイヤモンド社)「0ベース思考 どんな難問もシンプルに解決できる」(ダイヤモンド社)「たった1日で即戦力になるExcelの教科書」(技術評論社)「伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール』(技術評論社)「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」(クロスメディア・パブリッシング/インプレス)「HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか」(日経BP社)「速さは全てを解決する『ゼロ秒思考』の仕事術」(ダイヤモンド社)「ワーク・ルールズ!」(東洋経済新報社)
2016年01月19日日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は1月13日、ITユーザー企業の投資動向やIT戦略動向などを定点観測する「企業IT動向調査 2016」の、IT予算に関する速報値を発表した。なお、最終集計・分析結果は4月上旬に発表の予定となっている。同調査は同協会が2015年9月30日から10月19日にかけて、東証1部上場企業とそれに準じる企業の計4,000社を対象として、各社のIT部門長に調査票を郵送して実施したもの。調査の有効回答社数は1,115社で、IT予算に関する有効回答数は654社、IT投資で解決したい経営課題に関する有効回答は1,060社。2016年度のIT予算を2015年度と比べて増額するか減額するかを尋ねたところ、43.6%の回答企業が増額すると回答し、前年調査と比べて1.6ポイント増加した。一方、減額すると回答した企業は18.0%であり、同0.2ポイント減だった。IT予算を増額する企業の割合から減額する企業の割合を差し引いたDI(ディフュージョン・インデックス)値は25.6ポイントであり、前回調査を2.0ポイント上回っている。円安・株高が続いており市況も追い風の状況が続いているため、体力があるうちに「攻めのIT投資」を推進して企業競争力を高めておこうとする企業が増えていると、同協会は見ている。企業の売上高規模別にIT予算の増減を見ると、全ての売上高規模でDIがプラスだった。特に増やしそうなのは売上高1000億~1兆円未満の層であり、半数を超える55.1%の企業が2016 年度にIT予算を増額すると回答した。DIは37.1 ポイントで前回調査の11.6 ポイントから大幅に改善すると共に、増額予定の企業が前回調査から14.3ポイント増、減額予定の企業は同11.2ポイント減となり、この売上規模の企業の多くがIT投資を活発化する方向にあるという。業種グループ別にIT予算の増減を見たところ、DIが最も高かったのは銀行や証券、保険などの金融グループであり、2016年度IT予算のDIは47.1ポイントで、前回調査よりも26ポイント上昇した。勘定系システムといった既存システムの強化に加え、金融とITを融合して新しいサービスを生み出す「FinTech」(フィンテック)分野などでもIT投資が活発化するものと同協会は見ている。DIの増減は、機械器具製造(27.3ポイント、前回調査比7.2ポイント増)、素材製造(18.5ポイント、同5.9ポイント増)、商社・流通(DI=29.6ポイント、同4.4ポイント増)で伸びている。一方、前回調査でDIが高かった社会インフラ(29.0ポイント、同13.6ポイント減)やサービス(26.4ポイント、同9.9ポイント減)、建築・土木(12.9ポイント、同6.7ポイント減)の各業界では、IT予算は増加傾向にあるものの2016年度はひと呼吸置く状態になりそうだという。2015年度のIT予算について売上高に占める比率を見ると、全体平均では1.21%だった。この数値は極端に投資が多い企業または少ない企業によって大きくぶれるため、最大値および最小値の双方から回答の10%を排除して計算したトリム平均値は0.75%、中央値は0.6%だった。なお、業種グループによって大きく差があるという。「IT装置産業」とも言われる金融では売上高に占めるIT予算の比率が極端に高く、平均値で7.82%、トリム平均値で7.40%、中央値でも6.43%あった。一方、トリム平均値が最も低かった建築・土木では、それぞれ0.49%、0.43%、0.38%だった。IT予算の妥当性を見る際には、世間で言われる「売上高の1%」ではなく、同調査の業種グループ別の結果をベンチマークとして用いると良いだろうと同協会は提案する。IT投資で解決したい中期的な経営課題を、優先度の高い1位から3位まで順位付けて尋ねたところ、傾向としては前回調査と大きくは変わらなかったという。同協会があらかじめ用意した15個の選択肢のうち、群を抜いて回答が多かったのが「業務プロセスの効率化(省力化、業務コスト削減)」と「迅速な業績把握、情報把握(リアルタイム経営)」とのことだ。いずれも回答企業の約2割が、IT投資で解決したい中期的な経営課題の1位として挙げている。解決したい課題として3位までに挙げた企業の割合は、「業務プロセスの効率化」が52.3%、「迅速な業績把握、情報把握」が37.5%だった。
2016年01月14日IDC Japanが1月13日に発表した「国内IT市場 地域別予測」によると、2015年の国内IT市場は、円安が大都市圏とそれ以外の地域での格差を量的・質的の両側面で広げたという。円安の進展により2015年は、東京を中心とした首都圏や名古屋・大阪・福岡などの大都市圏に多く立地する輸出比率の高い大企業の業績がプラスとなりIT投資が増える一方、それ以外の地域では原材料費の高騰により業績が圧迫されている企業が多く、IT支出をほぼ止めてしまっている中小企業も出ているという。民間部門においては大都市圏が大きなシェアを占める一方、公共・教育・医療福祉部門では大都市圏以外の地域の割合が高いため、今後、格差を埋めるためには、いかに公的部門の支出を地域の成長に結び付けることができるかが鍵になると同社はいう。同社ITスペンディング グループマネージャーの廣瀬弥生氏は、「ITベンダーは、大都市圏においては第3のプラットフォームを活用した戦略的IT投資を積極的に提案していくことが重要である一方、それ以外の地方では、政府の補助金をうまく活用して、業績が伸び悩んでいる企業の成長を支援する地方創生ビジョンを描く必要がある」と分析している。
2016年01月14日IDC Japanは1月13日、国内IT市場の2015年~2019年の地域別予測を発表した。これによると、2015年の国内IT市場は円安が大都市圏とそれ以外の地域での格差を量的、質的両側面において広げているという。円安の進展により、2015年は東京を中心とした首都圏、名古屋、大阪、福岡などの大都市圏に多く立地する輸出比率の高い大企業の業績がプラスとなりIT投資が増加した一方、それ以外の地域では原材料費の高騰により業績が圧迫されている企業が多く、IT支出をほぼ止めてしまっている中小企業も出ているという。民間部門においては、大都市圏が大きなシェアを占める一方、公共・教育・医療福祉部門においては大都市圏以外の地域の割合が高い。今後、格差を埋めるためには、いかに公的部門の支出を地域の成長に結びつけることができるかがカギになるとしている。同社のITスペンディンググループマネージャーである廣瀬弥生氏は「ITベンダーは、大都市圏においては第3のプラットフォームを活用した戦略的IT投資を積極的に提案していくことが重要である一方、それ以外の地方では、政府の補助金を活用して、業績が伸び悩んでいる企業の成長を支援する地方創生ビジョンを描く必要がある」と分析している。
2016年01月13日Samsung Electronicsは1月5日(米国時間)、Windows 10を搭載した12インチの2-in-1タブレット「Galaxy TabPro S」を発表した。個人ユーザーからエンタープライズユーザーまで、モバイルとプロダクティビティのニーズを満たすように設計されており、OSにWindows 10 HomeまたはWindows 10 Proを搭載する。第6世代のIntel Core Mプロセッサを採用したファンレスデザインになっており、本体は厚みが6.3ミリと薄く、重さは693グラム(Wi-Fiモデル)。フルサイズキーボードのカバーがオプションではなく、標準で付属する。キーボードカバーはPogoピンでGalaxy TabPro Sと接続するので、ペアリングや充電は不要。キーボードのヒンジを使ってGalaxy TabPro Sを2つの角度で設置できる。Samsungによると、TabPro SのLTEモデルはWindowsベースのタブレットで初めてLTE Cat. 6をサポートする。内蔵バッテリーは約2.5時間で充電が完了し、バッテリー動作時間は最大10.5時間となっている。主な仕様は以下の通り。ディスプレイ: 12インチ(2,160×1,440) Super AMOLEDプロセッサ: 第6世代Intel Core M (2.2GHz)RAM: 4GBストレージ: 128GB/256GB SSDカメラ: 前面5メガピクセル、背面5メガピクセルAFワイヤレス: Wi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)Bluetooth 4.1、NFCセンサー: GPS、加速度、ホール、環境光センサーバッテリー: 5,200mAh (39.5W, 7.6V)サイズ: 290.3×198.8×6.3ミリ重さ: 693グラム(Wi-Fi)/696グラム(Wi-Fi+LTE)発売は2月を予定しており、グローバルに展開する計画だ。オプションとして、マルチポートアダプタ(HDMI、USB Type C & A)、Bluetoothペンなどが用意される。
2016年01月06日Acerは4日(米国時間)、4K解像度の12.5型2-in-1 PC「Aspire Switch 12 S」を発表した。本体厚7.85mmの着脱型タブレットで、北米で2016年2月から販売開始。価格は999.99ドルから。第6世代のIntel Core mプロセッサを採用した、「Aspire Switch」シリーズ新モデル。12.5型サイズながら3,840×2,160ドットとなる4K液晶の採用や、Thunderbolt 3対応のUSB Type-Cポート、Intel RealSense 3Dカメラの搭載などが特徴。ディスプレイ解像度は、フルHDの選択も可能なほか、メモリは4GB/8GB、ストレージは128GB SSD/256GB SSDを選択できる。端子類はUSB 3.1 Type-Cに加え、USB 3.0ポート、microHDMI、microSDカードスロット、ヘッドホンジャックなどを搭載。通信機能はIEEE802.11ac対応無線LANなどを備える。
2016年01月05日日本マイクロソフトは「The Official Microsoft Japan Blog」にて、13.5型2in1 PC「Surface Book」の国内予約を、近日中に開始することを明らかにした。米国でのSurface Book発表後、その人気ぶりから日本発売が遅れ、日本マイクロソフトは「2016年の早々には」としていたが、見通しがついたようだ。今回のブログエントリーは、米Microsoftのブログに書かれた「Windows 10搭載デバイスが世界で2億台を突破」という内容をはじめ、Windowsストアの拡大、Xboxの好調な売れ行き、品切れを起こしているWindows 10スマートフォン「Lumia 950 and Lumia 950 XL」の生産拡大にも触れている。Surface Bookについては、最初に発売した米国とカナダに続き、すでに中国と香港で予約を開始。さらに、オーストリア、オーストラリア、英国、フランス、ドイツ、スイス、ニュージーランドでは1月5日から予約が始まる。日本での予約開始日は明確にされていないが、「日本でもまもなくSurface Bookの予約受付を開始いたします」と述べている。参考までに、米国での価格は1,499ドルからだ。13.5型(3,000×2,000ドット)2in1 PCのSurface Bookは、タブレット部分とキーボード・ベース部分で構成。デタッチャブルタイプの2in1だが、合体時でも360度の回転ヒンジによって、多彩なスタイルに変形する。主な仕様として、CPUが第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)のCore i5 / Core i7、メモリが8GB / 16GB、ストレージが128GB / 256GB / 512GB / 1TB、OSがWindows 10 Proなど。本体サイズはW312.3×D232.1×H13.0~22.8mm、重量が約1.5kg。
2016年01月05日Lenovoは4日(米国時間)、ディスプレイが360度開くことでノートPCやタブレットPCとして利用できる2-in-1 ノートPC「Lenovo YOGA」シリーズの新モデル「Lenovo YOGA 900S」を発表した。ワールドワイドで3月に発売し、価格は1,099ドルから。同社が「watchband hinge」と呼ぶヒンジにより、ディスプレイを360度開くことが可能な2-in-1 ノートPC。2015年10月に13.3型の「YOGA 900」を発売済みだが、「YOGA 900S」はその12.5型版で、本体にカーボン素材を採用し、厚さ12.8mm、重量999gの薄型軽量モデルに仕上げた。CPUに第6世代Intel Core m7プロセッサを搭載。ディスプレイの解像度は2,560×1,440ドットのQHD。タッチ操作に加えLenovo Active Penによるペン入力をサポート。ペン入力時の筆圧感知は2,048段階に対応する。主な仕様は、CPUがIntel Core m7、メモリが最大8GB、ストレージが最大512GB PCIe SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイがマルチタッチ対応12.5型QHD(2,560×1,440)IPS液晶、OSがWindows 10 Home 64bit。通信機能は、W-Fi、Bluetooth 4.0。インタフェースは、USB 3.0 Type-A×1、USB 3.0 Type-C×1(with Video-out)、USB 2.0×1(電源コネクタを兼ねる)、オーディオポートなど。バッテリ駆動時間は最大10時間。本体サイズはW305×D208×H12.8mm、重量は999g。
2016年01月05日Lenovoは3日、米国ラスベガスで開催される2016 International CES(CES 2016)で公開する新製品として、14型2in1ノートPC「ThinkPad X1 Yoga」を発表した。フルHDあるいはWQHD解像度のIPS液晶のほか、WQHD解像度の有機ELディスプレイが選択可能で、IPS液晶搭載モデルは1月発売で価格は1,449ドルから、有機ELディスプレイ搭載モデルは4月発売予定で、価格は後日発表するという。特殊なヒンジにより、ディスプレイが360度回転する2in1ノートPC。素材にカーボンを採用することで既存の14型モデル「ThinkPad YOGA 460」から薄型軽量化を実現。「X1」のブランド名が冠した。Yogaシリーズでは「ラップトップ」「スタンド」「テント」「タブレット」の4モードで利用可能で、有機ELディスプレイ搭載モデルやフルHDのIPS液晶搭載モデルではタッチ操作に対応する。また、スタイラスペンによるペン入力もサポートする。主な仕様は、CPUが第6世代Intel Core i7 vPro、メモリが最大16GB、ストレージが最大1TB PCIe NVMe SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 520(CPU内蔵)、ディスプレイが14型フルHD(1,920×1,080ドット)もしくはWQHD(2,560×1,440ドット)IPS液晶 / 14型WQHD(2,560×1,440ドット)有機EL、OSがWindows 10 Pro 64bit。通信機能はWi-Fi、Bluetooth 4.1、WiGig、4G+LTE。インタフェースはUSB 3.0×3、OneLink、HDMI×1、miniDisplayPort×1、microSD、Webカメラなど。バッテリ駆動時間は最大11時間。本体サイズはIPS液晶モデルがW333×D229×H16.8mm、有機EL搭載モデルがW333×D229×H17mm。重量はいずれも1.27kgから。
2016年01月04日ローソンとシグマクシスは、ローソン事業のデジタル化推進および次世代システムの構築と運用を目的としたIT戦略子会社「ローソンデジタルイノベーション」を共同で設立することに合意し、2016年1月15日に新会社を設立、同年2月1日に事業を開始する予定であることを発表した。新会社では、シグマクシスの持つプロジェクトマネジメントのノウハウやデジタルテクノロジーへの知見を活かし、ローソンの次世代システムを構築していくとしている。次世代システムでは、原材料調達、物流、製造、販売のプロセス最適化による高品質でリーズナブルな商品の開発や、CRMのさらなる強化による店頭での最適な品ぞろえを可能にするという。ローソンは、この次世代システムを活用し、消費増税やインバウンド需要の増加、高齢化、人手不足などの社会環境の変化にスピーディーに対応した次世代のコンビニエンスストアを作り、便利なだけでなく利用者にとって必要不可欠な存在となる新たな小売業モデルの実現を目指すとしている。両社は、今回の新会社設立によって、アウトソース型のシステム開発から企業主導型のシステム開発体制に移行する構えだ。
2015年12月28日