JR東日本水戸支社はこのほど、水郡線全線開通80周年を記念して運行するSL列車「SL奥久慈清流ライン号」のヘッドマークデザイン公募の選考結果を発表した。最優秀賞作品は12月5~7日の運行時に実際に使用される。同列車はC61形蒸気機関車と12系客車4両による編成で、定員は336名。水戸駅を11時58分頃に発車し、常陸大子駅には14時18分頃に到着する。復路はディーゼル機関車が先頭、C61形蒸気機関車を最後尾(逆向き)に連結した編成となり、「DL奥久慈清流ライン号」の呼称で運転する。ヘッドマークデザインの公募は、茨城県水郡線利用促進会議とJR東日本水戸支社の主催によって行われ、県内外から123点の作品が寄せられたという。そのうち7点が入賞作品として選出され、清流を魚が泳ぐ光景を冬をイメージした色彩で描いた作品「清流冬仕度」が最優秀作品に選ばれた。水郡線営業所構内で11月30日に開催される水郡線営業所まつりにて、入賞者を対象とした表彰式を行う。受賞作品7点は、茨城県水郡線利用促進会議が開設しているウェブサイト「水郡線の旅」で公開する。
2014年11月13日JR東日本はこのほど、駅周辺でのホテル事業展開の一環として、さいたま新都心駅隣接地と釜石駅隣接地にそれぞれホテルを新規開業する計画を発表した。あわせて長野駅に隣接するホテルのリニューアルにも着手する。さいたま新都心駅隣接地に新設するホテルは、2015年5月着工予定の複合ビル「さいたま新都心ビル」(仮称)の5~10階に入居する計画で、約160室の客室を備える。ビジネス利用に加え、さいたまスーパーアリーナのイベントや入院への付き添いなどで訪れる人の利用も見込む。同ビルは地上20階地下2階建てで、1階には駅型保育園などの子育て支援施設、2~4階にはカフェ・飲食店などの商業施設が入居。11~18階はオフィス、19・20階はブライダル施設として使用する。ビルの開業は2017年初夏の予定。釜石駅隣接地では2015年春、客室113室を備えた地上7階建ての「ホテルフォルクローロ三陸釜石」が開業予定。「SL銀河」の車内をイメージしたコンセプトルーム「SL銀河ルーム」や、展望露天風呂付浴場、カフェスペースなどを設けたホテルになるという。長野駅に隣接する「ホテルメトロポリタン長野」では、建設中の長野駅善光寺口新駅ビルに連絡通路で接続する2階フロアについて、信州の魅力を紹介するエリアへと改装。客室についても、5~9階の197室と10階ジュニアスイートルーム1室のリニューアルを2015年春までに順次実施する計画だ。
2014年11月07日ウェザーニューズはこのほど、「第3回紅葉見頃予想」を発表した。○西~東日本ではそろそろ山から平野部へ同予想は、西~東日本の山沿いや北陸で紅葉のピークを迎えつつあることを受け発表。今週末(8日、9日)の紅葉狩りで"おすすめ"のスポットは、鳴子峡、芦ノ湖、伊香保温泉、紅葉台、黒部峡谷などとしている。特に、8日は全国的に広い範囲で晴れて、色鮮やかな紅葉を満喫できそうだという。今週末、関東と中部の紅葉狩りは、移動性高気圧に覆われ穏やかな秋晴れとなる8日を薦めている。一方、9日は高気圧が東に離れるため、雲が多くなると予想。関東では、紅葉が北部の山々から平野へと進み、中部では、山梨県や北陸エリアの市街地でも色づきが増すという。紅葉は現在、北海道はほぼ終了し、東北でも落葉が進んでいる。西~東日本の山で続々と色づきが進み、内陸の見頃は例年よりもやや早めか例年並、沿岸でも例年並となりそうとのこと。同社は、紅葉の名所750カ所の詳細情報を、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の「紅葉Ch.」や携帯サイト、インターネットサイトで公開している。
2014年11月07日JR東日本はこのほど、鉄道博物館(埼玉県さいたま市)が2017年10月に開館10周年を迎えることを受け、本館リニューアルと本館南側での新館建設工事を実施すると発表した。新館開業は2017年秋の予定。新館は地上5階建てで、延床面積約8,500平方メートル、展示面積約4,800平方メートル。鉄道の「仕事」「歴史」「未来」「旅」の4つのテーマに沿った展示ゾーンを設け、本館に設置する「車両」「科学」のゾーンと合わせ、6つの展示ゾーンで鉄道にまつわる豊かな物語を来場者に向けて展開する。新館開業後、これらのゾーンには「ステーション」の呼称が付される。新館開業により、本館と新館を合わせた展示面積は約1万4,800平方メートルとなり、現在の約1.5倍に広がるという。中でも鉄道を支える仕事を体験してプロになりきる「仕事」のステーションは内容も充実。プロが実際に使用する設備や機器を使用し、駅業務や運転士、車掌をはじめ、普段目にすることの少ない指令員、車両・線路・架線のメンテナンスの仕事が体験できるという。最先端のテクノロジーを集結した新幹線E5系と、日本初の新在直通運転を可能にした新幹線400系も展示し、技術開発の過程を紹介する解説ツアーを開催。大迫力の高精細パノラマ画面を採用したE5系シミュレータも新設する。本館では、模型鉄道ジオラマにある観客席との間のガラス撤去、エントランスへのミュージアムコンシェルジュの新設などを実施。現在のラーニングゾーン1階部分も、キッズスペース兼カフェテリアにリニューアルする。
2014年11月06日JR東日本高崎支社はこのほど、高崎駅新幹線改札内のリニューアル工事に着手すると発表した。今年6月の富岡製糸場と絹産業遺産群の世界文化遺産登録を受けて観光需要が高まっていることから、来年3月の北陸新幹線金沢延伸に合わせて実施する。同支社の発表によれば、「上州らしさ」「地域とのつながり」「にぎわいの創出」をキーワードに、待合室・店舗・コンコースを改装して魅力を高めるとのこと。待合室は、床・壁面・天井を改修するとともに椅子や机を入れ替え、上州らしさを感じられる空間にリニューアル。加えて、地元工芸品を中心に伝えるギャラリーや群馬県観光協会・高崎市観光協会と連携した観光情報の発信スペース、富岡製糸場と絹産業遺産群の紹介コーナーを新たに設ける。待合室壁面には、富岡製糸場を連想させる「レンガウォール」、現役の蒸気機関車2両が存在する「SLのまち」高崎のシンボルとなる「SL時計」を設置。レンガウォールに使用するレンガには、一般から募集した「未来へのメッセージ」を刻む予定で、詳細は後日発表となる。店舗部分では業種形態や商品構成の見直しを行い、新幹線改札内の全店舗をリニューアル。飲食店を中心に、群馬ならではの地産商品をそろえる。コンコースの壁面と柱面も改修し、上州の自然をイメージした空間へと作り替える。あわせて柱面へのデジタルサイネージの設置(4カ所)や天井照明のLED化も実施する。11月上旬に着工し、2015年3月までに順次リニューアルオープンする予定。
2014年11月04日JR東日本とびゅうトラベルサービスは4日、東京駅開業100周年を記念して復活運転を行う寝台特急「富士」(団体専用臨時列車)に乗車できる旅行商品について発表した。寝台特急「富士」はかつて「さくら」「はやぶさ」らとともに、東京駅から東海道本線・山陽本線経由で九州方面へ運転されたブルートレイン。2009年3月に定期運転を終えた。JR東日本は今年9月、東京駅開業100周年記念イベントの概要を発表しており、その中で12月19日に東京~伊東間で寝台特急「富士」の復活運転(団体専用臨時列車として運転、みどりの窓口での通常販売は行わない)を行い、同列車の発車に合わせて東京駅10番線ホームで「101年目の出発式」を実施するとしていた。この列車に乗車できる旅行商品は、伊東温泉への宿泊やハイグレード車両E655系「なごみ(和)」への乗車がセットに。伊豆エリアの交通の魅力を味わえる特別企画も用意し、事前に申し込む際、A・B・Cの3コースから選択できる。ツアー当日、団体専用臨時列車「富士」は14時0分頃に東京駅を発車。伊東駅には16時13分頃に到着する。伊東温泉での歓迎セレモニーの後、コースごとに異なる旅館に宿泊し、2日目は各観光コースを周遊する。Aコースは「東海バス ボンネットバスと川奈ホテル昼食」、Bコースは「伊豆急100系乗車体験と伊豆急行車両基地見学」、Cコースは「伊豆箱根鉄道 機関車重連撮影といちご狩り」が楽しめるという。その後、伊東駅に戻り、ハイグレード車両E655系「なごみ(和)」に乗車。16時30分頃に伊東駅を発車し、東京駅には18時25分頃に着く。販売価格はコースごとに異なり、Aコースは1室2~3名利用で1人4万3,800円、1室4名利用で1人4万2,800円、B・Cコースは1室2~3名利用で1人3万8,800円、1室4名利用で1人3万7,800円。11月9日10時に「びゅうプラザ東京駅(八重洲中央)」限定で先行発売(先着40名分)され、翌10日10時から「びゅうプラザ東京駅(八重洲中央)」「大人の休日予約センター」などにて販売開始される。募集人員は限定100名。※写真は本文とは関係ありません。
2014年11月04日鉄道・運輸機構は北陸新幹線長野~金沢間の列車走行試験について、10月31日をもってすべての試験を無事終了したと発表した。新幹線車両を用いた同区間の走行試験は、土木構造物・軌道・電車線・信号設備の機能確認を目的に8月1日から開始。8月5日以降、北陸新幹線の新型車両W7系などによる試験走行も行われた。予定された試験は10月31日までにすべて終了し、今後はJR東日本・JR西日本において、開業に向けた準備が進められるという。北陸新幹線長野~金沢間は2015年3月14日に開業予定。JR東日本・JR西日本によれば、東京~金沢間直通列車として、速達タイプの「かがやき」10往復、停車タイプの「はくたか」14往復が運転されるほか、長野~金沢間運転の「はくたか」1往復、富山~金沢間シャトルタイプの「つるぎ」18往復が設定され、「あさま」も東京~長野間で16往復運転されるとのこと。到達時分は東京~金沢間2時間28分、東京~富山間2時間8分とされている。
2014年11月04日JR東日本は10月30日、現在上野駅止まりになっている宇都宮・高崎・常磐線の列車を東京駅に乗り入れる「上野東京ライン」を2015年3月14日に開業すると発表した。これにより、宇都宮線および高崎線は東海道線と相互直通運転を実施し、常磐線は品川駅まで直通運転を実施する。常磐線の直通運転は朝通勤ピーク時間帯から(東京駅おおむね午前8時以降)となる。朝通勤ピーク時間帯(東京駅おおむね午前8時から9時)の直通本数は、宇都宮線が5本、高崎線が5本、常磐線が5本。常磐線特急列車はデータイムの全列車および夕夜間帯の一部列車を品川駅発着とし、常磐線普通列車はデータイムにおいては土浦方面からの一部列車を、夕夜間帯においては取手以南運転の快速電車を品川駅発着とする。また、上野東京ラインの開業に伴い、常磐線特急は、品川駅~いわき駅間を運転する新たな特急「ひたち」「ときわ」となる。
2014年10月31日JR東日本は30日、上野東京ライン開業にともない、品川~いわき間(常磐線経由)に新たな特急列車「ひたち」「ときわ」を運行すると発表した。新たな着席サービスを導入し、特急料金も新たに設定される。「ひたち」「ときわ」の運行開始により、平日の常磐線特急列車は日中の全列車と夕夜間帯の一部列車が品川駅発着となり、東京駅にも停車。土休日もこれに準じる予定だが、詳細は決まり次第発表となる。特急「ひたち」「ときわ」の普通車では、従来の指定席・自由席の区分が廃止され、全列車の普通車で事前の座席指定が可能になるほか、座席指定を受けなくても車内の空席を利用できる新たな着席サービスを導入(グリーン車は対象外)するという。この新サービスでは、「ひたち」「ときわ」利用の際、指定席特急券を購入するか、座席未指定券(乗車日と区間は指定するが列車と座席は指定しない特急券)を購入するか、いずれかを選ぶこととなる。座席未指定券で乗車した場合、各座席の上方にある、座席の状況を示すランプが赤色に点灯していれば、その席に座ることができるという。このランプは指定席の発売状況により色が変化し、空席の場合は赤色、指定席発売済区間が近づくと黄色、指定席発売済区間は緑色にそれぞれ点灯する。座席未指定券で空席に座っていた場合、ランプが黄色または緑色になり、その座席の指定席特急券を持つ他の乗客が席に来たら席を譲らなければならない。なお、「ひたち」「ときわ」普通車の特急料金は事前料金・車内料金に分けられ、車内料金は事前料金に260円を追加した金額となる。JR東日本は今後、上野東京ライン開業と合わせて特急「ひたち」「ときわ」をPRするため、駅のポスターや新聞広告による宣伝展開を実施する予定だ。
2014年10月31日JR東日本は2015年3月14日の上野東京ライン開業にともない実施する宣伝展開などについて発表した。上野東京ラインのロゴも各種宣伝物などで使用される。上野東京ラインは上野~東京間に在来線を新設し、上野駅止まりとなっている宇都宮線・高崎線・常磐線と、東京駅止まりとなっている東海道線の直通運転を実施。乗換えの解消や所要時間の短縮、並行する山手線・京浜東北線の混雑緩和などが期待されている。JR東日本の発表によれば、上野東京ラインの開業後、宇都宮線・高崎線と東海道線の相互直通運転を行い、常磐線も朝通勤ピーク時間帯(東京駅おおむね8~9時頃)以降、品川駅まで直通運転を実施、新たな特急「ひたち」「ときわ」も運転開始されるという。上野東京ラインのロゴは、上野駅・東京駅を中心に、直通運転を行う各路線をイメージしたデザインに。駅のポスターやパンフレットなど各種宣伝物で使用される。上野東京ラインおよび特急「ひたち」「ときわ」をPRする駅のポスターも制作される。11月1~3日に中部国際空港(愛知県)で開催される「ゆるキャラグランプリ2014」では、JR東日本水戸支社・E657系オリジナルキャラクター「ムコナくん」が上野東京ライン開業のPRを行う。その他にも、いばらき大使の磯山さやかさんによるプロモーションや、「上野東京ライン開業記念クイズ」「えきねっと入会プロモーション」も実施するとのこと。
2014年10月31日JR東日本、JR東海、JR西日本はこのほど、来年3月の北陸新幹線金沢・富山~長野間開業を前に盛り上がりを見せる北陸の魅力をPRする誘客キャンペーン「Japanese Beauty Hokuriku(ジャパニーズビューティー北陸)」を共同で実施すると発表した。期間は12月1日から2015年3月31日まで。「日本の美は、北陸にあり。」をメインテーマに実施される今回のキャンペーンでは、海越しに見える立山連峰と雨晴海岸をはじめ、日本の原風景と呼ぶにふさわしい「美観」、寒ブリに能登カキ、越前ガニといった「美食」、金沢金箔や越前和紙に代表される「美技」など、北陸ならではの「美」を前面に打ち出す。富山の「ます寿し」、金沢の和菓子といった地元の味覚が楽しめるクーポンも、富山・金沢・福井県内でそれぞれ発売される。首都圏から北陸までの往復JR券と宿泊がセットになったお得な旅行プラン「冬こそ北陸」も、11月下旬から販売予定。カニづくし会席・ブリしゃぶ会席など、冬の北陸ならではの料理を温泉旅館が楽しめ、金沢芸妓の舞鑑賞や大本山永平寺での門禅精進料理など充実したオプションも用意されるという。JR東日本の首都圏のおもな駅のびゅうプラザ、またはおもな旅行会社にて取り扱う。
2014年10月31日JR東日本は30日、上野東京ライン(上野~東京間)の開業時期と直通運転の概要について発表した。開業日は2015年3月14日。宇都宮線・高崎線と東海道線が相互直通運転を実施し、常磐線は品川駅まで直通運転を行う。あわせて常磐線特急列車の新たな列車名も発表された。現在は上野~いわき間の区間内で「スーパーひたち」「フレッシュひたち」として運転されているが、来年3月14日以降、平日のデータイムに運転される全列車および夕夜間帯の一部列車が品川駅発着(東京駅停車)となり、速達タイプは「ひたち」、停車タイプは「ときわ」に名称変更される。特急「ひたち」「ときわ」ともに従来の指定席・自由席の区分をなくし、特急料金がわかりやすく変更されるとともに、新たな着席サービスが提供される。普通車全席で座席指定が可能となるだけでなく、座席の指定を受けなくても車内の空席を利用できるサービスを導入し、着席機会を向上させるという。「えきねっとチケットレスサービス」「えきねっとトクだ値」など、お得なサービスの充実も図られる。特急列車を除く常磐線の品川駅への直通運転は朝通勤ピーク時間帯(東京駅おおむね8~9時頃)から。同時間帯の東京・品川方面への直通本数は、宇都宮線・高崎線・常磐線ともに5本ずつとなる。データイムの常磐線は土浦方面からの一部列車が品川駅発着となり、夕夜間帯は取手駅以南で運転される常磐線快速が品川駅発着となる。なお、今回の発表は平日の輸送体系に関する内容だが、土休日のダイヤも平日に準じた輸送体系となる予定。上野東京ラインの開業で、「宇都宮線・高崎線・常磐線から東京駅・品川駅へ、東海道線から上野駅へダイレクトアクセスが可能となり、乗換えの解消による所要時間の短縮など、利便性が飛躍的に向上します」とJR東日本は発表している。
2014年10月30日JR東日本新潟支社は、磐越西線全線と羽越本線新津~村上間が11月1日、陸羽西線酒田~新庄間(当時)が12月24日にそれぞれ開通100周年を迎えることを記念し、各線ごとの記念入場券を発売する。あわせて磐越西線と羽越本線を巡る100周年スタンプラリーも実施する。磐越西線と羽越本線の100周年記念入場券は11月1日発売。磐越西線の入場券は津川~野沢間7駅の大人用入場券と記念台紙のセットで980円。新津駅、五泉駅、津川駅の3駅にて、計500セットを販売する。羽越本線の入場券は新発田~村上間9駅の大人用入場券と記念台紙のセットで1,260円。 新津駅、新発田駅、中条駅、坂町駅、村上駅の5駅で計700セットを販売する。11月24日には陸羽西線の100周年記念入場券を発売。酒田~新庄間14駅の大人用入場券と特製の最上川駅(現在のJR貨物酒田港駅)100周年記念券、記念台紙のセットで価格は1,960円。酒田駅、余目駅、新庄駅の3駅にて計500セットを販売する。100周年記念スタンプラリーは、磐越西線新津~会津若松間の駅スタンプと沿線のスタンプ各1個ずつ、または羽越本線新発田~村上間の駅スタンプと沿線のスタンプ各1個ずつを集めると、沿線各地の品物が抽選で当たるというもの。磐越西線と羽越本線の両方のスタンプ(計4個)を集めると、さらに抽選でJR新潟支社賞が当たるチャンスも。スタンプラリー台紙は、磐越西線新津駅・五泉駅・津川駅・野沢駅・喜多方駅・会津若松駅、羽越本線新発田駅・中条駅・坂町駅・村上駅に設置される。
2014年10月29日JR東日本新潟支社は、東京駅が12月20日に開業100周年を迎えることに合わせ、上越新幹線の団体臨時列車「東京駅開業100周年号」をはじめとする記念企画を実施する。「東京駅開業100周年号」は12月23日、新潟駅7時7分発・東京駅9時20分着の団体臨時列車(全車指定席)として運行される。E4系8両編成で、2・3号車の2階は通常3人掛けの座席を2人で使用する「ゆったりペアシート」、4・5号車の2階は家族専用「ファミリーシート」となる。7・8号車の2階はグリーン席。5号車1階はファミリーシート利用者向けのイベントスペースとして使用し、抽選会や紙芝居上演を行うほか、ぬり絵や折り紙も用意する。「東京駅開業100周年号」を利用するびゅう旅行商品も発売。一例として、日帰りの「鉄道博物館と東京スカイツリー展望デッキ体験の旅」では、鉄道博物館の人気展示であるジオラマセットを一般来館者よりひと足早く入館して優先的に見学できるという。新潟駅発着の旅行代金は大人1万8,200円、子供1万100円。その他、「Suicaのペンギン」グッズ専門店「Pensta」をはじめ、赤レンガや丸の内駅舎など東京駅らしい要素を盛り込んだイベント「TOKYOBOX」での買い物が楽しめる日帰りプラン、東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルを含む東京エリアや舞浜エリアの人気ホテルが用意された宿泊プランなども設定している。東京行の通常のびゅう商品も設定し、開業100周年の東京駅の魅力に触れる旅を提案するという。
2014年10月29日国土交通省は28日、世界貿易機関(WTO)政府調達協定からJR本州3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)が除外されたと発表した。WTO政府調達協定は、政府や関係機関における物品の購入・借入れ、特定のサービスなどの調達に関する国際的なルールといえるもので、基準額を超える調達を行う場合、原則として一般競争による入札を行うと定められている。締約国はそれぞれ協定が適用される調達機関を掲げており、JR各社も日本における適用対象に含まれていた。JR東日本、JR東海、JR西日本のJR本州3社は2001年、JR会社法の適用除外となり、完全民営化を果たした。これを受け、WTO政府調達協定の対象から除外するための修正通報を行ったが、これに米国・カナダ・EU(欧州連合)が異議を申し立てた。米国・カナダは2006年までに順次異議を撤回したのに対し、EUのみ異議を継続していたという。今年10月28日、EUが異議撤回をWTO政府調達委員会に通報したことで、JR本州3社はWTO政府調達協定の対象から除外されることに。国土交通省は、「わが国からの長年にわたる働きかけにこたえ、JR本州3社を協定上も完全に民営化された民間企業として扱うことに同意した、今般のEUの措置を歓迎いたします」との国土交通大臣談話を発表している。JR本州3社もWTO政府調達協定の対象から除外されることを要望しており、「これまでの関係の皆様のご尽力、ご支援に深く感謝申し上げます」と発表。「透明で内外無差別な調達に向けた取組みを進め、鉄道のさらなる進化をめざしてまいります」(JR東日本)、「今後とも、広く世界各国から調達を行ってまいります」(JR東海)、「調達の透明性を高め、安全、高品質で安価、かつ十分なアフターケアが行われる優れた製品を内外無差別に調達していくとともに、国内外の技術を積極的に活用し、さらに安全で高品質な鉄道輸送の提供に努めてまいります」(JR西日本)としている。※写真は本文とは関係ありません。
2014年10月29日JR東日本盛岡支社はこのほど、大船渡線BRTの新駅設置と陸前高田駅の移設を発表した。新駅の名称は「高田高校前駅」。陸前高田市からの要望を踏まえ、岩手県立高田高等学校の新校舎が陸前高田市内に再建されることに合わせ、新設することとした。これと同時に、陸前高田市役所仮庁舎前にある陸前高田駅を、隣接する陸前高田市消防防災センター等整備事業区域内に移設し、駅舎を新設する。高田高校前駅ならびに陸前高田駅新駅舎の供用開始は2015年3月の予定で、供用開始後は大船渡線BRTの運行ルートも一部変更となる。運賃や時刻などの詳細は決まり次第、発表となる。
2014年10月28日JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州、JR四国、JR北海道は24日、冬の期間(12月1日から2015年2月28日まで)に運転される臨時列車の概要を発表した。JR東日本は冬の期間中、計3,469本(新幹線1,670本、在来線1,799本)増発される。「はやぶさ」「こまち」「あさま」「つばさ」をはじめ、年末年始の帰省や旅行に便利な臨時列車も運転。臨時の「あさま」には新型車両E7系も使用されるという。「とれいゆ つばさ」「POKEMON with YOU トレイン」など、"乗って楽しい"列車も運転される。水郡線では全線開通80周年を記念し、12月5~7日に快速「SL奥久慈清流ライン号」を運転。C61形の牽引で水戸~常陸大子間を走行する(下りのみ。上りは「DL奥久慈清流ライン号」として運転)。在来線では他にも、特急「成田エクスプレス」の延長運転(横須賀駅まで)、初日の出や初詣に便利な臨時列車の運転などを行う。JR東海は新幹線において、年末年始や3連休、休前日など利用者の集中する時間帯に、「のぞみ10本ダイヤ」(1時間あたり最大10本の「のぞみ」を設定)を実施。冬期間の新幹線の運転本数は過去最多の3万975本(1日平均344本)となり、うち12月26日から1月4日までの10日間で3,899本(1日平均390本)を運転する。年末年始は東海道・山陽新幹線を直通する「のぞみ」を数多く運転し、在来線でも臨時の特急「(ワイドビュー)しなの」「(ワイドビュー)ひだ」「(ワイドビュー)南紀」を増発する。JR西日本は、新幹線の臨時列車を昨年より151本多い計1,217本運転。「のぞみ」「みずほ」「さくら」「ひかり」などの臨時列車が年末年始や3連休を中心に運転される。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行くのに便利な山陽新幹線「ひかり580号」(博多発新大阪行)と、同列車に接続し、新大阪駅からユニバーサルシティ・桜島方面へ直通する臨時の快速列車も引き続き運転される。JR九州は12月26日から1月4日まで、「みずほ」20本、「さくら」115本、「つばめ」10本を増発するほか、在来線特急列車(「かもめ」「ハウステンボス」など)も計357本増発する。特急「あそぼーい!」「A列車で行こう」といったD&S列車も冬休み期間を中心に運転。各地のカウントダウンイベントや初詣に合わせた臨時列車も運転する。JR四国は年末年始期間中(12月27~31日、1月2~5日)、特急「しおかぜ」「いしづち」の分割・併結がなくなり、8両編成すべて岡山駅発着の特急「しおかぜ」に。高松方面の特急「いしづち」へは多度津駅または宇多津駅で乗換えとなる。他に金刀比羅宮などへの初詣に便利な臨時列車も運転される。JR北海道の臨時列車の運転本数は計532本で、昨年より106本減少。「北海道新幹線(2015年度末に開業予定)に関する諸準備などによる影響」と同社は説明している。釧網本線では1~2月、釧路駅発着の「SL冬の湿原号」「DL冬の湿原号」や知床斜里~網走間の「流氷ノロッコ号」などを運転。流氷観光に便利な「流氷特急オホーツクの風」も札幌~網走間で運転される。夏に続き、函館本線「山線」経由の特急「ヌプリ」(札幌発函館行)・「ワッカ」(函館発札幌行)も登場するとのこと。
2014年10月25日JR東日本・JR東海・JR西日本・JR北海道・JR四国・JR九州は24日、冬の期間(12月1日から2015年2月28日まで)に運転する臨時列車の概要を発表した。各社とも年末年始期間の帰省や旅行、初詣などに便利な臨時列車を増発。臨時夜行列車も運転される。東京~出雲市間では、臨時の寝台特急「サンライズ出雲91・92号」が登場。「サンライズ出雲92号」は12月28日と1月3日に運転され、出雲市駅を14時48分に発車し、東京駅到着は6時0分。「サンライズ出雲91号」は12月29日と1月4日の運転で、東京駅を22時40分に発車し、出雲市駅に13時25分に到着する。ともに285系7両編成での運転となる。東海道本線では、東京~大垣間の快速「ムーンライトながら」も設定され、185系10両編成を使用。下りは12月22日から1月3日まで運転され、東京駅23時10分発・大垣駅5時51分着。上りは12月23日から1月4日まで運転され、大垣駅22時49分発・東京駅5時5分着。中央本線・大糸線では、12月26~30日に189系6両編成の快速「ムーンライト信州81号」が運転され、新宿駅を23時54分に発車し、白馬駅には5時40分に到着する。今年春から臨時列車として運転されている寝台特急「あけぼの」は、この年末年始も上野~青森間(上越線・羽越本線経由)で運転。24系客車6両編成(すべてB寝台、全車指定席)を電気機関車が牽引する。上りは12月28・29日と1月2・3日の運転で、青森駅17時11分発・上野駅6時20分着。下りは12月29・30日と1月3・4日の運転で、上野駅21時33分発・青森駅12時19分着となる。臨時夜行列車はその他、上野~札幌間の寝台特急「カシオペア」と、来春で運行終了が決まっている大阪~札幌間の寝台特急「トワイライトエクスプレス」も設定されている。ただし両列車とも、年末年始期間(「トワイライトエクスプレス」は12月29日から1月4日まで、「カシオペア」は12月29日から1月9日まで)は運転日が設定されていない。他の運転日についても、一部時刻変更が生じる。これに関して、「北海道新幹線開業に向けた総合的な検査および試験の実施にともない、青函トンネルを含む津軽海峡線に列車を運行しない時間帯を拡大する必要があるため」とJR北海道。なお、定期列車の寝台特急「北斗星」・急行「はまなす」も、同様の理由で年末年始期間は運転日が設定されず、その他の期間も運休や時刻変更が生じるとのこと。
2014年10月24日JR東日本はこの冬、びゅうスキー商品利用者を対象とした「みんなで行こう! JR SKI SKI プレゼントキャンペーン」を実施する。同キャンペーンは、11月1日から2015年2月20日出発のびゅうスキー商品(宿泊のみ商品・オプショナル商品除く)を6名以上のグループで申し込み、異なるスキー場を2回利用すると、もれなく2名分のびゅう日帰りスキー商品がもらえるというもの。申込者時の代表者名が同一であることが条件となる。条件に該当する場合、11月下旬オープン予定のキャンペーンサイトにアクセスし、必要事項を入力して応募すると、賞品となるクーポン券類が後日届くという。キャンペーン応募締切は2015年2月22日。賞品としてもらえるのは、2015年3月2日から4月10日までの平日に首都圏を出発する自由席利用の日帰り商品。GALA湯沢スキー場、軽井沢プリンスホテルスキー場など8カ所から行先を選べる。
2014年10月24日JR東日本秋田支社は、秋田新幹線「こまち」として運行するE6系車両が2014年ローレル賞を受賞したのを記念し、記念式典を開催するとともに記念プレートを発売する。ローレル賞は、車両の性能やデザイン、製造企画、運用など卓越した車両に与えられる賞。前年にデビューした新型車両から、鉄道趣味の団体「鉄道友の会」選考員会の審査により選ばれる。記念式典は秋田駅の新幹線ホームにて、11月8日9時43分頃から10時26分まで実施。来賓祝辞、授与式、受賞者挨拶、テープカットなどを行い、「なまはげ太鼓」の演奏による臨時新幹線出発の見送りで締めくくる。式典には、秋田県の佐竹敬久知事、E6系デザイナーの奥山清行氏、鉄道友の会の須田寛会長らが出席予定。式典当日の11月8日から記念プレートも販売開始。スタンドタイプのアクリル製で、縦13cm×横35cmのプレートにはE6系「こまち」の外観とローレル賞マークが入る。200個限定で、価格は3,500円。秋田駅、大曲駅、田沢湖駅、角館駅の「ニューデイズ」「キオスク」、秋田駅ビル「トピコ」こまち苑にて販売する。
2014年10月24日JR東日本八王子支社は11月1日、中央線武蔵境~東小金井間の高架下で整備を進めていた回遊歩行空間「ののみち」の全面供用を開始する。「ののみち」は高架下を東西につなぐ幅2mの遊歩道で、武蔵野の大地をイメージしたアースカラーの舗装と植栽で構成。高架柱を用いた地域の名所や隠れた逸話の紹介、夜間照明による光の演出なども実施する。遊歩道沿いにはさまざまな施設や空間が整備され、武蔵境駅西側高架下部分は「ののみちサカイ西」、東小金井駅東西高架下部分は「ののみちヒガコ東」「ののみちヒガコ西」と命名された。「ののみちサカイ西」では今年4月から、物販・飲食・サービスなどの各種店舗、クリニック、保育園、運動型デイサービスなどが順次開業し、11月上旬にはカフェもオープンする。散策の途中などに利用できる小スペース「コミュニティテラス」も設置する。「ののみちヒガコ東」には、地域の交流拠点となる「コミュニティーステーション東小金井」を整備。地元の作り手による工房併設のストアを中心に、物販・飲食店が開業する。中央部分にはイベントも開催する広場スペースを設置し、地域の魅力発信や暮らしの提案を行う。また、「ののみちヒガコ西」は、自転車などで街の散策を楽しむ拠点となる「モビリティーステーション東小金井」として整備。「Suica」を用いるサイクルシェアシステム「Suicle(スイクル)ポート」と、自転車での移動途中に気軽に立ち寄れるカフェなどで構成する。
2014年10月23日JR東日本千葉支社はこのほど、JR東日本の旅行会員組織「大人の休日倶楽部」のラッピングを千葉モノレール車両(1編成2両)に施すと発表した。掲出期間は11月1日から2015年3月31日まで。「大人の休日?楽部」は、満50歳以上対象の会員を対象に、旅行商品や特典の提供などを行う組織。満50歳以上のミドル会員(年会費2,575円)は、JR東日本・JR北海道各路線のきっぷが何回でも5%割引に。男性は満65歳以上、女性は満60歳以上で加入できるジパング会員(年会費個人会員4,285円・夫婦会員7,320円なら、JR東日本・JR北海道各路線のきっぷが何回でも30%割引で購入できる。ラッピング車両運行に合わせ、新規入会キャンペーンも実施。運行期間中、びゅうプラザ稲毛駅またはびゅうプラザ千葉駅にて店頭入会し、同時に「『大人の休日倶楽部』のラッピング車両を見た」と申告した人に、トートバッグ・携帯スリッパ・ペットボトルホルダーなどの「大人の休日倶楽部」オリジナルグッズをプレゼントする。
2014年10月22日JR東日本水戸支社はこのほど、老朽化した水戸線川島駅と常磐線内郷駅の駅舎改築工事に着手すると発表した。新しい川島駅は、「調和する駅 ~地域とつながり、自然を感じる~」をコンセプトに設計。地域にあふれる自然の要素を駅舎に取り込み、ゆるやかで広い木造屋根で、雄大な山並みと木の温かみを表現。待合室はガラス窓を広く取り、鬼怒川の水のような透き通った空間とする。木造平屋建てで、延床面積72.8平方メートル、待合スペース21.9平方メートル。10月20日頃に着工し、2015年1月中旬には供用開始の予定。2月下旬には既存駅舎取壊しを完了する。内郷駅の設計コンセプトは、「遺構こみち ~地域の歴史と遺構を想う駅~」。選炭場や貯炭場など、かつての常磐炭鉱の産業遺構が多く残る内郷地区の歴史を伝えるべく、それらの産業遺構を連想させる石造りに似せた壁を広場側に配置し、壁と駅舎の間に「こみち」のような空間を整備。「こみち」を通して、訪れる人が地域の歴史と遺構に想いを巡らせるような駅舎をめざす。木造平屋建てで、延床面積68.7平方メートル、待合スペース23.4平方メートル。11月上旬着工、2015年2月下旬一部供用開始の予定。3月上旬に既存駅舎取壊し完了、3月下旬に全体供用開始の見込みだ。
2014年10月20日JR東日本とびゅうトラベルサービスは、寝台特急「カシオペア」で巡る東北2泊3日のツアー「冬のカシオペアクルーズ」を発売する。ツアーは上野駅発着で、1日目は「カシオペア」車中泊、2日目は花巻温泉佳松園に宿泊する。このツアーでしか味わえないおもてなしとして、快適な座席とワイドな眺望が魅力の「リゾートやまどり」の貸切利用、日光東照宮特別祈祷、明治の芝居小屋「康楽館」特別見学、花巻温泉佳松園での「鹿踊」特別鑑賞といった特別な体験が用意される。食事にもこだわり、1日目の夕食はテレビ番組でも活躍した坂井宏行シェフによるスペシャルディナーを提供。旅の行程中には、青森をはじめ東日本で採れた食材を生かした食事が用意されるほか、3日目には旅の思い出の写真と素敵な音楽で旅を振り返るフェアウェルパーティーを車内で開き、旅を締めくくる。旅を快適に過ごしてもらうため、添乗員のに加えて「バトラー」と呼ばれる専属サービススタッフも全行程に同行する。上野駅発着、2名1室利用時の大人1名あたりの旅行代金は、「カシオペアツイン」27万5,000円、「カシオペアスイート」(展望室タイプ)44万円など。募集人数は50名で、すべて抽選販売。カシオペアクルーズ専用サイトでは10月24日から、首都圏のおもなびゅうプラザとカシオペアクルーズ専用ダイヤル(電話)では10月25日から、それぞれ受付開始する。ともに11月9日で締め切り、当選者には11月13日までに通知する。
2014年10月15日JR東日本は山梨県甲斐市と協働で中央本線塩崎駅の新駅舎を建設し、10月8日から使用開始した。ホームと駅前広場の高低差を解消すべくスロープを新設したほか、ホームかさ上げにより車両とホームの段差を解消するなど、バリアフリーに配慮した駅舎となっている。その他、ホームの一部へ屋根を新設し、ホームを拡幅するなどの工事も実施。駅舎外観は南北それぞれの周辺環境に配慮し、南口駅舎は曲面の壁と塔を強調した西洋的なイメージ、北口駅舎は柱とひさしを強調した日本的なイメージと、それぞれ異なる雰囲気に仕上げた。延床面積は南口駅舎約249平方メートル、北口駅舎約127平方メートル。両駅舎とも鉄筋コンクリート造り2階建てとなる。同駅周辺では今後も引き続き、利便性と安全性の高い交通結節点をめざし、甲斐市による駅前広場整備を含む塩崎駅周辺整備事業を進める。
2014年10月10日JR東海はこのほど、建設中の名古屋駅新駅ビル「JRゲートタワー」に入居する各施設の概要を発表した。同ビルは地上46階地下6階建て、高さ約220mの超高層複合ビル。1~15階の各フロアで、隣接するJRセントラルタワーズと接続する。2~8階には、約150のファッション・雑貨などのショップを集積したJR東海高島屋の新店舗「タカシマヤ ゲートタワーモール」が入居。隣接するJRセントラルタワーズの「ジェイアール名古屋タカシマヤ」とは異なるカテゴリーや価格帯のショップをそろえ、相乗効果を図る。2階の一部には保育施設も開業する。9~11階はヨドバシカメラ、12~13階はレストラン街、13~14階の一部にはフィットネスクラブがそれぞれ入居。15階はオフィスロビーとエントランスとして活用するほか、コンビニ、カフェ、旅行会社などの店舗が営業。16階は貸会議室として提供する。18~24階には、ビジネス利用をメインターゲットとした「名古屋JRゲートタワーホテル」(客室数350室)が開業する。インテリアデザインを担当するのは、「シャングリ・ラ ホテル東京」など、上級クラスのデザイン実績を持つ老舗デザイン会社「ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ インターナショナル」(米国)のキャサリン・ドーバー氏。上質感と機能性を備えた客室とする。ホテルフロントとロビー、ホテル内レストランは15階に設置。レストランは、「世界一の朝食」として知られるシドニーのレストラン「bills」やカフェブームの先駆けとなった「Sign」など、話題のスポットを生み出し続けるトランジットジェネラルオフィス(東京都港区)が運営する。26~44階はオフィス貸室として活用。このうち一部の区画には、健康診断・人間ドック機能を持つ医療施設が入居する。オフィス入居開始は2016年11月、タカシマヤとホテルの開業は2017年4月を予定している。
2014年10月09日JR東日本とびゅうトラベルサービスはこの秋、マレーシアとタイで初の鉄道車両ラッピング広告による訪日旅行商品プロモーションを展開する。マレーシアでは、個人旅行向け鉄道利用パッケージ商品ブランド「Eastern Japan Tokyo Rail Days」のPRを目的に、クアラルンプールKLモノレールに車体ラッピングと車内広告を施す。第1弾として11月1日から、新幹線E5系とE6系をそれぞれ片面ずつに描いたラッピングで日本の高速鉄道をアピールする予定。12月からは、同ブランドの旅行商品の中から、「東京雪遊び(GALA湯沢)」をイメージしたラッピングに変更する。訪日旅行者数の伸びが著しいタイでも、同じく「Eastern Japan Tokyo Rail Days」をPRすべく、バンコク・スカイトレイン(BTS)スクムウィット線1編成に車体ラッピングと車内広告を施す。ラッピングデザインは、「東京雪遊び(GALA湯沢)」をイメージした雪山とウインターアクティビティのイラスト。掲出期間は11月1日から2015年2月までとのこと。
2014年10月08日JR東日本は10月7日、2017年春ごろに運行開始を予定している「クルーズトレイン」の列車名とシンボルマークを決定したと発表した。列車名は「トランスイート 四季島(しきしま)」となる。「四季島」には、日本の古い国名「しきしま」をもとに、美しい四季と伝統を感じながらの旅を連想させ、時間と空間の移り変わりを楽しむ列車であるという想いが込められている。「TRAIN SUITE(トランスイート)」は、「四季島」が同社のフラッグシップとして位置付けられる列車であること、全室スイートルームであることを表すサブタイトル。シンボルマークは、「ひと」「もの」「こと」の象徴である3本の線が四季を意味する「4つの節目」を巡り戻ってくるデザインとし、美しい四季と伝統を感じるクルーズの旅を表現したもの。シンボルマークのデザインは、車両のエクステリア・インテリアデザインと一体感のあるものとするため、KEN OKUYAMA DESIGNが担当した。列車名の決定に伴い、「四季島」専用ホームページのURLが変更となる。「トランスイート 四季島(しきしま)」の列車デザインは6月3日に発表されている。編成は、先頭車(展望エリア付き動力車)2両、パブリックスペースとしてラウンジ車1両、ダイニング車1両、パーソナルスペースとして客室のデラックススイート車1両、スイート車5両の計10両で構成される予定。
2014年10月08日JR東日本は、2009年秋から販売している東北6県のJR線と10社の鉄道会社線が乗降り自由の特別企画乗車券「東北ローカル線パス」を、今年度も発売する。発売期間は10月9日から12月20日まで、利用期間は10月10日から12月22日までの金・土・日または土・日・月の連続する3日間。BRTを含む東北6県のJR東日本線のほか、フリーエリア内のIGRいわて銀河鉄道線、青い森鉄道線、弘南鉄道線(弘南・大鰐線)、秋田内陸縦貫鉄道線、由利高原鉄道線、三陸鉄道線、山形鉄道線、阿武隈急行線、福島交通線(飯坂線)、会津鉄道線の各線で普通列車(快速を含む)の普通車自由席が乗り放題となる。JR線の新幹線、特急列車、急行列車を利用する際は、乗車券・特急券が別途必要だが、新青森~青森間のみ乗車する場合に限り、「東北ローカル線パス」のみで特急・急行列車の普通車自由席を利用できる。秋田内陸縦貫鉄道の急行「もりよし」は別途急行券を購入すれば利用可能となる。発売額は大人6,170円、小児3,080円。フリーエリア内のJR東日本のみどりの窓口、一部の指定席券売機、びゅうプラザ、おもな旅行会社にて販売する。フリーエリア以外のびゅうプラザとおもな旅行会社でも、フリーエリアを着地に含む旅行商品を同時購入する場合のみ発売する。また、みどりの窓口やびゅうプラザでは、お得な「大人の休日倶楽部会員用」(4,940円)も販売する。
2014年10月08日JR東日本は7日、クルーズトレインの列車名を「TRAIN SUITE(トランスイート) 四季島」と発表した。シンボルマークも決定し、専用ホームページのURLも変更された。同社のクルーズトレインについては、車両のエクステリア・インテリアデザインのイメージがすでに発表され、運行開始時期は2017年春頃とされている。列車デザインのプロデュースを担当するのは、「KEN OKUYAMA DESIGN」代表の奥山清行氏。10両編成のうち、先頭車の1・10号車は展望エリア付き動力車、2・3・4・8・9号車がスイート車、5号車がデラックススイート車、6号車がダイニング車、7号車がラウンジ車とされ、各車両とも日本の自然や文化を楽しめるようなインテリアデザインに。エクステリアはガラス張りの形状が特徴だという。列車名に採用された「四季島」について、「日本の古い国名『しきしま』をもとに、美しい四季と伝統を感じながらの旅を連想させ、時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」(JR東日本)との思いを込めて命名。サブタイトルにあたる「トランスイート」は、同社のフラッグシップに位置づけられる列車であることと、全室スイートルームであることを表したものだという。「四季島」のシンボルマークは「KEN OKUYAMA DESIGN」がデザインを手がけ、エクステリア・インテリアデザインと一体感を持たせた。「『ひと』『もの』『こと』の象徴である3本の線が、四季を意味する『4つの節目』を巡り戻ってくるデザインとし、美しい四季と伝統を感じるクルーズの旅を表現」(JR東日本)したとのこと。列車名の決定にともない、クルーズトレイン専用ホームページのURLも変更に。「四季島」の列車名を案内するページも新たに開設されている。
2014年10月07日