JR東日本リテールネットは2月6日(予定)、JR横浜線町田駅改札外に、スペシャルティコーヒー専門店「Coffee Jr. MACHIDA」をオープンする。○町田市の名産品も販売同店は、最高級の豆と焙煎技術を特徴とする恵比寿「猿田彦珈琲」のコーヒーが味わえる店。JR町田駅中央改札口自動券売機跡地の有効活用や地域の活性化などを目的として出店する。コンセプトは「みんなが集う駅でいつものコーヒーを楽しみながら、地元の逸品や街のトピックスが再発見できる。新たな街の玄関口です。」。地域の人々に次世代(Jr.)まで末永くファンになってもらえるようにとの意味を込めて店名をつけたという。店舗では、「町田市観光コンベンション協会」との連携により、地元の商材を季節ごとに展開していく。提供されるコーヒーは「猿田彦珈琲」の、流通経路が明確な原料豆、焙煎法にこだわったスペシャルティコーヒー。テイクアウトドリンクは「本日のドリップコーヒー」(350円・shortサイズ)など。地域との連携で販売する商品は、「町田こひつじ幼稚園」の園児が描いた絵を元にデザインされたオリジナルカップ、「カトウファーム」の餌からこだわって育てた鶏の卵を使用した「かとうさんのぷりん」(310円・税込)、町田の老舗米店「きゅうさん」の手握りおむすびなど。オープン企画として、オープン当日、税込1,000円以上の購入でスタッフにじゃんけんで勝つと、先着100名限定で「かとうさんのぷりん(ジャージー)」1つがプレゼントされる。場所は東京都町田市原町田JR横浜線改札外。取扱品目はコーヒー豆、雑貨、テイクアウトコーヒー、町田市名産品。営業時間は7時30分~21時30分(オープン初日のみ10時~21時30分)。
2015年01月31日東日本旅客鉄道(JR東日本)は28日、「東京駅開業100周年記念Suica」の特設サイトを開設した。2014年12月20日に発売した「東京駅開業100周年記念Suica」(東京駅記念Suica)は、東京駅内に設けた特設ブースで15,000枚限定で販売されたが、購入希望者が殺到し同社は予定販売枚数に達しない状態で販売を終了。長時間並んだ購入希望者から不満の声が上がっていた。東京駅記念Suicaは、インターネットまたは郵送で事前申込みした上で発売する予定だったが、今回公開した特設サイトでは、1月30日開設予定の申込フォームが設置され、具体的な申し込み方法が告知された。申し込みは、インターネットの場合は申込フォームから、郵送の場合は事務局宛のハガキに、「氏名」「住所(送付先)」「電話番号」「購入枚数(一人3枚まで)」「メールアドレス」を記入して予約する。期間は2015年1月30日から2月9日まで。その後、2月下旬に事務局から専用払込票が送付され、3月9日までにコンビニエンスストアで代金を支払うと、事務局での入金確認後に順次商品が発送される。なお、東京駅記念Suicaは現在増刷しており、2015年度内に10万枚の追加増刷が整う予定。今回の発売における希望総枚数がこれを超える場合、さらに増刷して対応するという。
2015年01月28日JR東日本ウォータービジネスは27日、JR東日本エキナカ飲料自販機「acure(アキュア)」にて、青森産のりんごを使用したジュース「青森りんご トキ」を発売する。○"甘い黄色りんご"がキーワード同商品は、2010年から販売を開始している「青森りんごシリーズ」の第5シリーズとなる商品。今シリーズでは、「つがる」「トキ」「王林」「ふじ」の4品種を展開予定といい、「トキ」はその第二弾となる。「トキ」は、母は王林、父はふじの交配種で、バランスの良い甘さと酸味、爽やかな芳香を特徴とする品種。名前の由来であり育成者の土岐氏が1985年から育成を始め、さまざまな試験や特性調査を経て登録出願する2001年まで、実に16年もの歳月を費やしたという。同商品では、2014年度産青森県産トキのみを使用。酸化防止剤を使用しない「密閉搾り」製法で果汁100%のストレートジュースとした。キーワードを"甘い黄色りんご"に設定。JR東日本エキナカの飲料自販機「acure」で販売するほか、エキナカ店舗や通販用のギフトボックスなどでも展開する。280mlペットボトル入りで160円(税込)。
2015年01月26日JALとJALカード、東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)、ビューカードは「JALカードSuica発行10周年」を記念し、1月よりSuicaのペンギンをペイントしたJALの特別塗装機「Suicaのペンギンジェット」就航、また、Suicaのペンギンや10周年ロゴをペイントした電車を運行する。Suicaのペンギンジェットはボーイング767型機に特別塗装をほどこした機材。1月20日~9月30日(予定)で、羽田発着便に登場する。飛行機内では、Suicaのペンギンデザインのオリジナル紙コップで飲物を提供する。また、Suicaのペンギン電車は、1月20日~2月18日(予定)に山手線内で運行される。「JALカードSuica発行10周年」を記念したキャンペーンの第1弾として、JALカードSuicaに新規入会された方へのマイルプレゼントや、JALカードSuica会員の中から抽選でマイルやビューサンクスポイント、オリジナルグッズが当たる企画を実施する。詳細はホームページを参照。
2015年01月15日JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州・JR北海道は5日、年末年始期間(12月26日から1月4日までの10日間)の利用状況について発表した。この年末年始は日本海側を中心に大雪の影響を受け、一部列車に遅延・運休などが生じた。それでも前年を上回る利用状況となり、新幹線・在来線合計の利用者数はJR東日本435万1,000人(前年比101%)、JR東海386万8,000人(前年比104%)、JR西日本276万8,000人(前年比101%)、JR九州約78万人(前年比104%)。JR北海道も、本州方面は寝台列車の運休などの影響で輸送実績が落ち込んだものの、その他の主要線区で前年を上回り、主要4線区合計の輸送実績は33万5,500人(前年比101%)となった。東海道・山陽新幹線「のぞみ」の利用者数は、東海道新幹線区間(小田原~静岡間)で252万8,000人、山陽新幹線区間(新大阪~西明石間)で136万5,000人。また、上越新幹線が前年比105%(大宮~高崎間115万3,000人、前年より約6万人増)、長野新幹線が前年比110%(高崎~軽井沢間35万3,000人、前年より3万3,000人増)と高い伸びを示した。行楽地最寄り駅の長野駅・軽井沢駅・ガーラ湯沢駅も、降車人員は前年比110%前後だったという。JR東日本管内における近距離きっぷの発売枚数は、年末年始の10日間で計5,259万枚(前年比102%)。駅ごとの降車人員では、川崎大師への初詣に便利な川崎駅が33万7,000人(前年比101%)、明治神宮に近い原宿駅・代々木駅が31万2,000人(前年比97%)だった。JR東海は名古屋近郊(東海道本線・中央本線・関西本線)の利用人員に関して、年末年始期間337万1,000人(前年比106%)、正月三が日80万9,000人(前年比101%)と発表している。JR西日本によれば、京阪神地区における近距離券の利用者数は1日あたり112万9,000人(前年比102%)だったという。駅ごとの利用者数で高い伸びを示したのはユニバーサルシティ駅で、前年比122%(1日あたりの利用者数3万人)を記録。その他、大阪駅・京都駅・三ノ宮駅などの主要駅も、前年を上回る利用状況となった。
2015年01月05日JR東日本は22日、「東京駅開業100周年記念Suica」について、今後の発売時期・発売方法など一部決定したと発表した。「東京駅開業100周年記念Suica」は当初、1万5,000枚限定で、12月20日に東京駅丸の内南口の特設ブースにて発売されることになっていた。しかし当日、駅周辺が購入希望者で殺到する事態となり、9時40分に販売中止を決定。その後も混乱が続いたという。「ご購入予定のお客さまには、大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」とJR東日本。「東京駅開業100周年記念Suica」は今後増刷され、希望者全員に発売されることに。来年1月下旬から2週間程度、インターネットまたは郵送にて申込み受付を行う。受付は先着順ではなく、駅窓口での受付および発売も行わない。発売額・発売枚数は当初発表された通り、1枚2,000円(専用台紙付き)で1人3枚まで購入可能とされた。支払い内容が確認でき次第、順次発送するという。なお、申込み受付期間や方法など詳細に関して、1月20日頃に改めて発表される。
2014年12月23日大日本印刷(DNP)とJR東日本は12月17日、共同で駅構内を案内するデジタルサイネージシステムを開発し、その有効性を検証するため、JR東京駅構内に同システムとポストカードを設置して実証実験を行うと発表した。同システムの設置場所には、カメラ付きのデジタルサイネージと、各店舗や施設の専用ポストカードがあり、行きたい場所のポストカードを選んでカメラに向けると、ポストカードに印刷されたマーカーを認識し、デジタルサイネージに店舗や施設までの経路が表示される。従来の構内図は、多くの情報の中から目的の店舗や施設を探し出し、現在地からの経路を自分で考える必要があるのに対し、同システムでは、ポストカードを選んでカメラにかざすだけで、行きたい店舗や施設までの経路や距離、所要時間などの情報を取得できる。実証実験は12月13日から26日まで、JR東京駅丸の内北口改札横で行われる。DNPは同実証実験を通じて、印刷物を介した簡便な操作と3次元表現によるナビゲーションの有効性を評価し、2015年度中に商業施設などへの本システムの提供を開始する予定。
2014年12月17日JR東日本は12月16日、乗客の転落、列車との接触などの防止対策の一環として、昇降式のホーム柵を八高線拝島駅に試行導入すると発表した。同社は乗客の転落、列車との接触などの防止対策の一環として、山手線などへホームドアの導入を進めてきた。例えば、山手線では、恵比寿駅と目黒駅において、2010年度からホームドアの利用が開始されており、以降、大崎駅や池袋駅などでも、ホームドアが設置されている。今回、昇降式ホーム柵が導入されるのは八高線拝島駅上りホームで、編成両数分(4両編成)整備される。導入時期は2015年3月の予定。昇降式ホーム柵は、「列車の発着に応じて3本のバーが昇降」「山手線のホームドアと比べて軽量であることからコストダウンが見込まれる」「開口部を大きく取るため、扉位置が異なる車種などにも対応が可能」といった特徴を備えている。
2014年12月17日JR東日本は20日、訪日外国人旅行者向けの旅行センター「JR EAST Travel Service Center」を新宿駅で新規開業する。訪日旅行者向け商品やJR乗車券類、国内旅行商品などの販売を行うほか、観光案内の機能も持たせるとのこと。「JR EAST Travel Service Center」は、東京駅構内、成田空港駅構内、空港第2ビル駅構内、東京モノレール羽田空港国際線ビル駅構内にもあり、新宿駅は5店舗目。今後ますます増加するとみられる訪日外国人旅行者の需要を見込む。営業時間は8~19時で、年中無休。びゅうトラベルサービスが運営にあたる。11~19時は国内の旅行者向け商品の販売も行う。
2014年12月15日JR東日本・JR西日本は9日、北陸新幹線開業試乗会の実施について発表した。来年3月14日の長野~金沢間開業を前に、2月7・8日に同区間で計4回の試乗会を行い、各回700名(合計2,800名)の参加者を募集する。使用車両はE7系・W7系で、新規開業区間の風景などを親子で楽しめるよう、一部車両は「親子限定車両」(各回160名)に。試乗会は出発駅(金沢駅または長野駅)からの往復乗車(途中下車不可)で実施される。2月7日の第1回は金沢駅集合・解散で、同駅を10時頃に発車し、長野駅まで往復して13時頃に金沢駅到着。第2回は長野駅集合・解散で、同駅を10時40分頃に発車し、金沢駅まで往復して13時30分頃に長野駅に着く。2月8日の第3回は金沢駅集合・解散で、同駅を10時20分頃に発車して長野駅まで往復(金沢駅13時20分頃着)、第4回は長野駅集合・解散で、同駅を10時40分頃に発車して金沢駅まで往復(長野駅13時30分頃着)する。なお、試乗会で乗車する列車以外の交通費などは参加者の負担となる。試乗会の応募期間は12月16日23時59分まで。応募専用サイト(パソコン・携帯電話・スマートフォン共通)から1人1回限り、1回あたり4名まで、試乗列車は第2希望まで申込み可能とされている。「親子限定車両」への応募については、「16歳以上の代表者(保護者)1名と、4歳以上15歳以下のお子様1名が必ず含まれた2~4名での申込み」に限定されるとのこと。はがきでの応募は不可。「えきねっと」「モバイルSuica」「J-WESTネット」「みんなでつくる新北陸マガジン」の会員本人が応募する場合、会員情報の入力で2口以上の応募が可能となる。当選者は抽選で決定し、案内状は当選者にのみ、1月下旬頃に発送される予定だ。
2014年12月09日JR東日本はこの冬も、「JR SKISKI」キャンペーンを実施する。若者層をターゲットにしたスノーレジャーキャンペーンで、若手女優の広瀬すずさんを起用したCMやインターネット動画によるPR展開を行う。CMは8日夜から放映開始。スノーレジャーシーンという非日常の場面を舞台に、2人の男性の間で揺れ動く乙女心を広瀬さんが表現。3ピースバンド「back number」書き下ろしの楽曲が起用される。「JR SKISKIキャンペーンサイト」では、CMに登場する男性側にスポットを当てたストーリーや、CMキャストへのインタビュー動画、メイキング映像も公開する。同キャンペーンによるお得なびゅう旅行商品も、インターネット限定で発売。一例として、往復新幹線(自由席)とリフト&ゴンドラ1日券がセットになった東京駅発着のGALA湯沢スキー場日帰り商品は大人1名7,700円で発売。他にもレンタルスキー付き商品など、お得な旅行商品が多数発売となる。「Suica」が使えるスキー場26カ所とタイアップした「Suica×JR SKISKI ゲレンデでSuicaキャンペーン」も12月9日からスタート。対象スキー場で1回1,000円(税込)以上、「Suica」で買い物をすると、「東京西川×今治タオル Suicaのペンギンオリジナルタオルハンカチ」がもらえる(なくなり次第終了)。
2014年12月08日JR東日本仙台支社は8日、石巻線の全線運転再開を発表した。現在、バスによる代行輸送を実施している浦宿~女川間は、来年3月21日から列車での運転を再開する。石巻線は東日本大震災で大きな被害を受けたが、小牛田~浦宿間は2013年3月までに復旧。残る浦宿~女川間に関して、同社と女川町が「石巻線の復旧に関する覚書」を締結し、「まちづくりと一体となった復旧」が進められてきた。移設後の女川駅は、女川町温泉温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」との合築駅舎となる予定で、駅前から女川湾へプロムナードが整備され、駅周辺に商業エリアも形成されるという。このほど線路移設部分などの鉄道復旧工事のめどが立ち、関係機関との調整もおおむね整ったことから、女川町が計画する駅周辺のまちびらきに合わせ、来年3月21日に運転再開されることに。震災から4年を経て、石巻線の全線復旧が実現する。
2014年12月08日JR東日本とびゅうトラベルサービスは、台湾の旅行会社「創造旅行社」と連携し、観光列車「TOHOKU EMOTION(東北エモーション)」に乗車する台湾発着の団体ツアーを発売した。ツアー名称は「人気のレストラン列車&東京駅特別見学! 冬の東北・東京5日間」。同ツアーは1月21~25日の4泊5日。1日目は台湾から羽田空港経由で青森空港まで空路で移動し、浅虫温泉で宿泊。2日目はびゅうばす「冬の津軽号」に乗車し、ストーブ列車や五所川原立佞武多などの見学を行う。3日目に「TOHOKU EMOTION」八戸~久慈間の往復乗車を体験する。4日目は東北新幹線で東京へ移動し、そのまま自由行動。最終日は東京駅見学と東京ステーションホテルでの昼食を楽しみ、成田空港から台湾へと帰着する。募集人数は20名で、旅行代金は4万4,900台湾ドル(約17万1,100円)。「創造旅行社」ウェブサイトにて販売する。
2014年12月06日JR東日本八王子支社は豊田車両センターで所有する189系車両3編成のうち1編成について、定期検査を機に「グレードアップあずさ色」に変更すると発表した。12月6日に団体専用列車として営業運転を開始し、以降は臨時・増発列車や団体専用列車として運用する。「グレードアップあずさ色」は、JR発足当初に中央本線で運転された特急「あずさ」の一部編成(183系)に施されていた色。1987年から1990年にかけて車内設備をグレードアップした際、塗色変更されたことからこの名で呼ばれる。現在、豊田車両センターが所有する189系のうち、他の2編成は長野色と国鉄特急色をまとっており、「グレードアップあずさ色」の登場により、かつての特急「あずさ」の3種類の塗色がそろうことになる。
2014年12月03日JR東日本長野支社はこのほど、11月22日に発生した長野県神城断層地震の影響により運転見合せとなっている大糸線白馬~南小谷間について、12月7日始発より運転再開できるとの見通しを明らかにした。最終的な運転再開日については後日発表予定としている。運転再開までの間、白馬~南小谷間にて代行バス1日8本(4往復)を運転する。同区間の所要時間は約48分。
2014年12月03日JR東日本はこのほど、東京駅でスマートフォン向けナビゲーションアプリの実証実験を行うと発表した。iPhone向けアプリ「東京駅構内ナビ」を試験的に公開し、利用者の位置と目的地までのルートをスマートフォン上で表示できるようにする。このアプリは、無線ビーコンの活用により駅構内での現在位置を表示するとともに、目的地までのルートを、案内サインを目印としてわかりやすく案内するしくみに。JR東京駅の1階と地下1階、改札内コンコースを案内範囲とする。12月18日以降、App Storeまたは「東京駅構内ナビ」公式サイトなどから無料でダウンロードできる。対象OSはiOS 7.1.2以降となる。試験期間は12月18日から2015年2月28日まで。実証試験参加者へのアンケートや利用状況の調査を通じてサービス内容を評価し、今後の実用化をめざす。
2014年12月03日JR東日本は12月2日、iPhone向けアプリ「東京駅構内ナビ」を試験的に公開して、ナビゲーションサービスの実証実験を行うと発表した。同アプリは、Beaconを用いて利用者の現在位置を表示し、目的地までのルートを、案内サインを目印に案内する。アプリの対象端末は、iPhone(iOS 7.1.2以上)。実験期間は2014年12月18日から2015年2月28日までの予定で、案内対象はJR東京駅1階、地下1階 改札内コンコース。東京駅構内の1階、地下1階の約160カ所に位置検出用のBeaconが設置される。アプリは12月18日から提供が開始される予定で、App Storeでダウンロードできるほか、同社のアプリの「実験に参加する」、「東京駅構内ナビ」公式サイトからもダウンロードページにアクセスできる。同社は、利用者へのアンケートや利用状況の調査を通じてサービス内容を評価し、今後の実用化を目指す。
2014年12月03日JR東日本は、無線ビーコンを活用して東京駅構内をナビゲーションするiPhone向けアプリ「東京駅構内ナビ」を18日より公開する。App Storeよりダウンロードでき、価格は無料。対応OSは、iOS 7.1.2以降。「東京駅構内ナビ」は、JR東日本が大日本印刷、日立製作所と共同で開発した、東京駅構内のナビゲーションアプリ。ナビゲーションサービスの実証実験としており、2015年2月28日までの限定公開となる。ユーザーへアンケート調査などを実施して、今後の実用化を目指していく。ナビゲーションの対象となるのは、JR東日本 東京駅1階、地下1階、改札内コンコース。約160カ所に設置された無線ビーコンを活用して、ユーザーの現在位置を表示し、出発地から目的地までの経路を案内する。そのほか、構内の案内サインを目印にして進む方向を通知する「サインリレーナビ機能」、周辺の施設情報で方角を特定する「周辺ビュー機能」、進行方向に応じて地図の方向を切替える「コンパス連動機能」などを搭載している。
2014年12月03日JR東日本盛岡支社と岩手県八幡平市はこのほど、花輪線大更駅周辺整備事業に関する基本協定を締結した。12月1日に盛岡支社が発表した。今回の基本協定は、駅周辺のさらなる活性化を目的に、2者が協力して東西自由通路整備、駅舎改良、西口・東口の交通広場整備を行うとする内容。東西自由通路整備と駅舎改良工事は盛岡支社が施工し、西口・東口の交通広場整備を八幡平市が施工する予定。自由通路と駅舎は2018年春頃の供用開始をめざす。
2014年12月02日JR東日本と東武鉄道は12月5から、JR・東武相互直通特急列車で使えるお得なきっぷをそれぞれ発売する。対象となるのは、東武日光・鬼怒川温泉行(下り)の特急「日光1号」「きぬがわ11号(臨時)」「スペーシアきぬがわ3号」「きぬがわ5号」「スペーシアきぬがわ7号」、大宮・浦和・池袋・新宿行(上り)の特急「スペーシアきぬがわ2号」「きぬがわ4号」「スペーシアきぬがわ6号」「きぬがわ14号(臨時)」「日光8号」の計10本。JR東日本は、乗車券と指定席特急券をセットにした片道タイプのきっぷ「えきねっとトクだ値」を、「えきねっと」会員限定で発売。新宿・池袋・浦和・大宮~東武日光・鬼怒川温泉間の各区間が通常価格より40%割引となる。新宿~東武日光・鬼怒川温泉間利用の場合、通常料金(乗車券と指定席特急券の合計)は4,000円だが、同きっぷでは2,400円となる。利用期間は1月5~30日で、乗車日1カ月前の10時から乗車当日の深夜1時40分まで購入可能。インターネットから予約し、JR東日本各駅の指定席券売機・みどりの窓口などで受け取る。有効期間は1日間。東武鉄道は、購入時の支払いを東武カードクレジットに限定した「東武カード会員限定 JR・東武 日光・鬼怒川往復きっぷ」を発売する。新宿・池袋・浦和・大宮~東武日光・鬼怒川温泉間の各区間の乗車券と指定席特急券をセットにした往復タイプのきっぷで、発売額は東京都区内(新宿駅・池袋駅を含む)~東武日光・鬼怒川温泉間が4,800円(通常価格8,000円)、大宮~川口・戸田公園(浦和駅・大宮駅含む)~東武日光・鬼怒川温泉間が4,240円(通常価格7,060円)。利用期間は1月5~30日で、連続する2日間有効。首都圏の東武トラベル各支店にて、利用開始日の前日まで発売する。
2014年12月02日6月にJR東日本が発表したメンテナンス部門、建設部門へのiPad導入。同社はこれまでにも乗務員や駅員向けにタブレットを導入してきたが、携帯キャリアの違いや、そもそもの利用想定シーンも大きく異なる。導入経緯と導入後の利用状況について話を伺った。「2012年の12月頃から導入の構想を練り始め、意思決定までに10カ月程度かかりました。しかし、意思決定から1万4000台のiPadを導入するまでは5カ月程度で済んでいます」こう話すのは、東日本旅客鉄道 総合企画本部 システム企画部 副課長 輸送・設備システム管理グループの三井 良裕氏。同社では2013年にiPadを乗務員向けに導入しており、「乗務員以外の技術系部署でも活用したい」「駅での利用拡大を行いたい」という観点から導入にいたったという。鉄道の現場で働く技術系の社員は、膨大なマニュアル書がつきもの。定期的に行われる研修や社内規程書類、機器類のマニュアルなど、部門によって様々だが総計1万コンテンツに及ぶという。これまでは時や場所に合わせてマニュアルを持参していが、当然ながら分量もかさばるため「ペーパーレス化」をかねてより検討していた。「恐らく、社外と比較しても弊社のマニュアルは非常に多い。タブレットに置き換えたいというニーズがあることはわかっていました」(三井氏)iPadによって、資料の置き換えは果たせたが、問題は運用方法。企業がモバイル端末を管理する際に問題となるのはコンテンツ保護をどのように行うか。技術系の作業員が道端でiPadを落とす可能性は低いとはいえ、リスク管理の観点からすると端末にそのまま保存という形は望ましくない。「データの配信サーバーは短期間の構築だったこともあり、クラウドで構築しました。アプリは端末をリースしていただいているKDDIさんからもお話をいただいたのですが、自分たちで別のアプリを利用しています」(三井氏)資料を共有する際には、デバイス認証を用いており、登録端末以外からのデータ閲覧はできないようになっている。また、IPアドレス制限もかけており、二重にセキュリティの高度化を行っている。「クラウドのメリットは短期構築という点だけではありません。オンプレミスであれば設備投資も馬鹿にならない。オンプレミスで導入が一年遅れてしまうよりは、スピード感を持って『まずやってみよう』と。自社構築のアプリについても、かなり短い時間で作り上げています」(三井氏)○携帯キャリアを決めた理由JR東日本が1万4000台のiPadをKDDIに決めた理由はどこにあったのか。携帯各社はそれぞれ、広いエリアをアピールしているものの、どうしても電波が届かない"不感地帯"は残ってしまう。そうした地域の改善という点で、同社の手厚いサポートがあったという。「回線と端末はもとより、側面のサポートも充実していたんです。いくら電波のエリアが広くても、多少の"不感地帯"はある。そこを適宜連絡することで、対応していただきました。ほかにも、ユーザーサポートの仕組みはたいへん助かっています。法人企業ですから、ユーザーの『使い方がわからない』といった声は社内のIT部門に上がってきます。ただ、社内のヘルプデスクでは捌き切れないこともある。そこで、社内でさばけないものはKDDIがバックエンドで回答してくださるようになっています」(三井氏)これに対してKDDIのソリューション事業本部 ソリューション営業本部で副本部長を務める那谷 雅敏氏も、電波対策の重要性を語っている。「デバイスによって対応バンドのサポートが変わりますし、日々モバイルネットワークのトラフィックも変化しています。ユーザーが求めるものを提供するのが事業者ですし、『ユーザーのために』という意識でネットワークの構築を行っています」(那谷氏)また、携帯キャリアのサポートといえば"端末の故障"を忘れてはならない。iPadという端末は、端末管理の容易さやアプリの多様性など、他OSより先進的な面が多い。もちろん、端末自体も高級感あふれるデザインなど魅力の一つだが、その一方で国内メーカーの端末が兼ね備えている「防水」「防塵」「堅牢性」といった耐久性では、一歩落ちてしまうのが実情だ。「正直な話をすると、とにかく雨に濡れても大丈夫なものが欲しいですね(笑)。現場社員がメンテナンスを行う場合、雨や雪、風といった悪天候の時こそ出動するケースが多い。そこで苦労しています」(三井氏)しかしそこは現場社員、転んでもただでは起きない。「でも現場で実際に働いている人間は凄いです(笑)。防水ケースなどがよく売られていますが、高価であったり、せっかくのスリムな端末も一回り大きくなってしまう。そこで、100円ショップとかでzipロックなどのビニール袋を買ってきて使っていたりします。雨が降った時だけ使えばいいから、普段はそのまま使うといった使い方もできますし、良い方法を考えたなと思いました(笑)」(三井氏)また、当然のことながら鉄道の現場は、レールとバラストという地面の上で作業をするため、iPadを落とすとほぼ確実に壊れてしまう。導入から半年ほどたち、ショルダーバッグを利用するなどして落下破損は減ったものの、それでも月に数台は破損事故が起きている。水濡れや落下破損は一般ユーザーでも多い端末の故障原因だが、キャリアとしてはどのようにサポートしているのだろうか。「導入される部門が部門だけに、事故率は高いだろうとある程度想定していました。実際に高かったわけですが、私たちは『事故を起こさないように』というよりも『壊れた時に、お客さまが欲するタイミングで端末をいつ提供できるか』を重要視しています。一定数が壊れるという想定で、JR東日本管内の協力会社支社内に半分キッティング済み(企業アプリケーションを端末にインストールした状態)のiPadを置くという取り組みをJR東日本様と協力し、行いました。ですので、壊れたと連絡があってから早ければ当日中に提供できるようにしています」(那谷氏)○マニュアル管理以外のメリットとは現場作業におけるiPad活用のメリットは、当然マニュアル管理以外にもある。「Web会議をできるようにソリューションを導入しています。『ワークスタイル改革のために』と言うと他社でもやられているとは思いますが。V-CUBEのソリューションを元々使っており、それを活用しています」(三井氏)また、鉄道会社ならではの取り組みとして、「異常時情報共有システム」がある。これまではフィーチャーフォンで現場の様子を撮影し、状況を確認していた。しかし、メールに添付して送信するため、レスポンスが遅れてしまったり、画質を重視してデジタルカメラで撮影した場合には現場から戻って会社PCで転送したりと「現場ですぐに内容を確認したいのに、見られなかった」(三井氏)という。それを解決したものがこの内部ソリューションだ。写真を撮影すると自動で自社サーバーにアップロードされ、社内のイントラネットでも画像をすぐに確認できる。また、写真にコメントを付けられるため、簡潔に現場の状況を上長などに伝えられるようになった。「撮影位置情報も付加しているため、『ここで問題が起きた』ということがあとから振り返ってもすぐにわかります。ただ、メリットはこれだけではありません。鉄道会社というのは、縦系列で物事が動きます。でも今は横にも情報が簡単に共有できる時代ですし、このシステムを入れました。駅で車両故障があった時に、駅業務を行う社員が故障箇所を撮影。技術系の社員がそれを見てダウンタイムの短縮が図れたという実例もすでにあります」(三井氏)システムとしての取り組みはマニュアル管理や情報共有システムだけだが、社員が自ら積極的に利用している機能として「FaceTime」がある。「かなり好評ですね。ライブ中継的な利用が多いようです。技術支援目的で、上司が工事の立ち会いに応えられないケースがある。現場の若い人間が初めて遭遇したケースでわからない時、先輩社員などに見せながら指示を出してもらうわけです。これまでの連絡手段はメールでしたから、作業効率が大きく向上しています」(三井氏)○アプリは自由に、現場の考えを尊重してここまで話を聞いてみると、社員がiPadを自由に利用し、新たな使い方をしているように感じた。社員が自由に使える環境は、生産性の向上に繋がる一方、業務外利用など、企業にとってあまり好ましくない状況も生まれる。JR東日本としてアプリ管理はどのように考えているのだろうか。「技術系の職場では1人1台、駅社員は共同利用という運用体制です。駅の主目的利用はお客様へのご案内。こちらはマニュアル閲覧よりも、お客さまに旅行の御案内や構内図のWebページを見せて御案内するといった運用が多いです。こちらで現場の声として良かったものは筆談アプリを追加していたこと。お客さまによりわかりやすくという形で現場から声が上がっています。一方で建築系の社員は工事を行う際の建材コストがわかるアプリを入れていたりします。ほかにも、簡単な構造計算ができるアプリやCAD図面が見られるアプリ、地図に情報を書き込めるアプリなど、本当に多様なアプリが入れられています。私達としては、現場からの活用方法を水平展開できるようにできるだけ情報を吸い上げようと取り組んでいます。実際に受けた声は社内情報誌といった形で紹介しているほか、今後は社内イントラのWebサイトで情報提供を行う予定です」(三井氏)もちろん、アプリの導入は完全に自由というわけではない。「アプリのダウンロード自体は自由にしています。背景としては、JR東日本として現場社員の発意を大事にしたいという思いがあるんです。社員の皆さんの発想が実現できるためなら、という思いで私たちも頑張りました(笑)。もちろん、フルに自由にしているわけではなく、セキュリティの確保はしっかりやっています。アプリを利用したい場合は申請してもらうようにしており、申請は毎月300件ほどとなっています。支社から本社のIT部門へと申請を行う場合、承認まで時間がかかってしまうため、駅長や技術系部門の所長権限でインストール可否を判断しています。ただ、管理者層はスマートデバイスに対する認識が追いついていないケースやアプリも膨大にあるため、どのアプリを許可して、どのアプリを否認するかというガイドラインはこちらで用意しました。また、二重のチェックが行えるように、MDMでインストールアプリをこちらで管理しています。仮にIT部門から見て駄目なアプリが許可されてしまっても、こちらで把握できるため、利用箇所へアプリ削除を指示しています。ゲームやSNS、クラウドサービスアプリなどがまれにインストールされていますが、確認して指導しています。みなさん、ついインストールしてしまうケースがあるようです」(三井氏)最後に、今後の運用方法について尋ねた。「私達が導入している資料共有ソリューションでは、動画も取り扱えます。現時点で利用しているケースは少ないのですが、KDDIさんからお話があった際、JALさんの導入事例としてマニュアルの動画化なども見せていただきました。作業の動きが見えるというものは、学習効果が非常に高いので、活用できる機会があればもっと増やしていきたいです。(6月の発表を受けて)それほど多くはありませんが、導入の話を聞きたいという法人の方はいらっしゃいます。もちろん、JR東日本グループが多いんですが(笑)。鉄道業界であっても、もし共有できる情報があれば、積極的に行っていきたいと考えています。JRと私鉄は似て非なる文化があります。ただ、私たちが作ったものは、ほかの会社さまでも使いたいと言うことがあれば協力できることがあると思っています。2020年には東京でオリンピックがある。そこに向けて、同じ取り組みを進めていける関係性があっても良いんじゃないかと。私たちではできないことをほかの会社さんができているのであれば取り入れたい。そんな風にお互いに情報を共有できたら嬉しいと思っています」(三井氏)
2014年12月01日JR尼崎駅の増設橋上駅舎が29日から供用開始され、駅ナカ店舗8店舗による商業ゾーンもオープンする。28日に同駅で報道公開が行われた。JR神戸線とJR宝塚線、JR東西線が接続する尼崎駅では、2013年2月以降、ラッシュ時の混雑緩和を図り、より安心で快適に利用しやすい駅とするため、橋上駅舎の増設・ホーム屋根の延伸工事が行われてきた。新設橋上駅舎の延床面積は約2,700平方メートルで、新たに東改札口が設けられ、トイレや各ホームへの上下エスカレーターも設置。日常生活に密着した駅ナカ店舗を集めた商業ゾーンもあり、店舗面積は約1,000平方メートルとされている。28日の報道公開では、商業ゾーンも含む増設橋上駅舎全体を公開。駅ナカ店舗のうち、うどん・そばの専門店「麺屋尼崎」、セルフサービスカフェ「デリカフェエキスプレス尼崎」では試食も可能だった。両店舗ともにジェイアール西日本フードサービスネットが運営し、営業時間は7~22時。その他の店舗はジェイアール西日本デイリーサービスネットが運営し、改札外から利用可能なコンビニ「セブン-イレブン ハートインJR尼崎東口改札口店」については6時から25時まで営業しているとのことだ。
2014年11月29日JR東日本は28日、八戸線用気動車の公募調達の実施について発表した。関係書類などについては同社ホームページ内「資材調達情報」に掲載され、参加申込期限は2015年2月27日18時(日本時間)とされている。八戸線は東北新幹線と接続する八戸駅から、三陸鉄道北リアス線と接続する久慈駅までを結ぶ営業キロ64.9kmの路線。現在、普通列車はおもにキハ40・48形(「リゾートうみねこ」改造車も含む)が使用され、他にキハ110系を改造した「Tohoku Emotion」も運転されている。JR東日本の発表によれば、「八戸線の気動車の取替えにともなう調達を実施するにあたり、当社としては初めての公募による車両調達手続きを試行します」とのこと。調達品は八戸線用気動車18両とされている。JR東日本は今年10月、WTO政府調達協定の対象から除外された際、「今後も国内外を問わず優れた技術・製品を導入していくという方針に変わりはありません。引き続き透明で内外無差別な調達に向けた取組みを進め、鉄道のさらなる進化をめざしてまいります」とのコメントを出していた。今回の発表でも、「資材調達にあたり、高品質で安価、かつ十分なアフターケアが行われる製品を、広く国内外に求めることを基本方針としております」と同社。公募による車両調達手続きを通じ、「世界中から多くの企業に参加していただくことにより、世界の優れた企業との接点を増やしていきたいと考えております」としている。
2014年11月28日日本俳優連合(以下、日俳連)に所属する声優たちが東日本大震災の被災地復興支援活動して毎年開催している「チャリティー・イベント東日本大震災復興支援2014」が24日、東京・西新宿の芸能花伝舎にて開催された。このチャリティーイベントは、約2,700人の俳優が所属する日俳連の外画部(洋画の吹き替え中心の声優)、動画部(アニメーションの声優)に所属する声優たちが中心となって開催。日俳連は2011年の東日本大震災発生以来、継続的に復興支援活動を行っており、チャリティイベントの開催は今回で3回目となる。今年の会場は小学校跡地ということで、文化祭のような出店やバザーなども展開。被災地の岩手県、福島県、宮城県の地元生産者による出店や物産品販売エリアも設けられ、地元生産者とともに声優たちが物販を協力して行い、会場には終始賑やかな声が響いていた。このほかにも声優たちが日用品を持ち寄ったプレミアムなバザー、さらにはアニメ製作会社と協力して『ワンピース』や『TIGER&BUNNY』の原画や台本、設定資料、グッズなどを展示する「激レア!?展示会」も。そして、今年1月27日にこの世を去った『サザエさん』の磯野波平や『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビなどを演じた永井一郎さんが、生前に描いた油絵の特別展なども用意されていた。展示以外にも『うる星やつら』ラム役の平野文、諸星あたる役の古川登志夫、温泉マーク役の池水通洋による「うる星トーク」、『機動戦士ガンダムZZ』のマシュマー・セロや『天空戦記シュラト』の天王ヒュウガ役などで知られる堀内賢雄の「賢雄の部屋」などのトークステージ、若本規夫や草尾毅、田中真弓らによるサイン会なども実施された。声優たちの私物を提供したプレミアムオークションには、『アンパンマン』や『宇宙兄弟』『TIGER&BUNNY』『黒執事』などの出演者による寄せ書き色紙や制作スタッフによるイラスト入りサイン式、さらには大御所声優の野沢雅子愛用のジャケットやサインといったお宝アイテムの数々も登場。激レアなアイテムとはいえ、5,000円単位でポンポン価格がつり上がっていく様子に、司会の山寺宏一や山口勝平らもタジタジ。記録係の『TIGER&BUNNY』で虎徹役や『宇宙兄弟』の南波六太役でおなじみの平田広明も、自身の出演作品のオークションでは思わず飛び出して商品の解説を行っていた。ステージ出演などを終えた声優たちは、そのままバックヤードに入らずにイベント会場に姿を見せ、来場者たちからの握手やサインといった要望に気さくに応じていた。イベントの収益は、岩手県、宮城県、福島県の各災害対策本部の寄付される。実行委員長の島田敏は、「チャリティー・イベント東日本大震災復興支援2014」について「今年も多くの人に協力をしていただき、開催することができました。参加希望の応募もたくさんいただき感謝しております。来年については、まだ白紙の状態ですが、支援は続けていきたいと思っています」と、今後も継続して被災地支援を続けていくという。
2014年11月27日JR東日本仙台支社は27日、「走るカフェ」がコンセプトの乗って楽しい列車「フルーティア」について発表した。2015年4月下旬以降、磐越西線郡山~会津若松間で運転開始される予定だという。JRグループは2015年4~6月の3カ月間、福島県・地元自治体・観光事業者らと連携し、大型観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」を開催。これに合わせて運転開始される同列車は、719系を改造した2両編成(カフェカウンター車両1両・座席車両1両、座席36名)の列車となる。車両愛称の「フルーティア」は、「FRUIT(果物)」「TEA(お茶)」を組み合わせて命名された。エクステリアデザインは赤瓦や黒漆喰壁、明治・大正時代の西洋モダンが織り成す独特な街並みと雄大な自然との調和を表現。建築外板に使用される質感表現を車両デザインに取り入れ、新しいイメージの創出をめざすという。インテリアデザインは明治・大正時代の近代建築や会津塗の持つ豊かな質感を基本にデザイン。カフェカウンター車両は大きく伸びやかなカウンターで優雅な鉄道旅行を演出し、カウンター席も設定する。座席車両は車窓風景を眺めながら会話を楽しめるような座席・テーブルの配置とする。車内ではカフェサービスとして、「福島県産フルーツなどを使用したケーキやタルトといったオリジナルスイーツ」とドリンク類をセットにして提供予定。なお、具体的な運転日や座席の発売、車内で提供するメニューの詳細については、「決まり次第、別途お知らせいたします」としている。
2014年11月27日JR東日本は27日、京浜東北線大井町駅へのホームドア導入の検討について発表した。国や東京都、品川区の協力を得ながら導入に関する設計を進めるとのこと。この取組みは、同社の「グループ経営構想 V ~限りなき前進~」における今後の重点取組み事項「ホームドア第2期整備計画の策定」の一環で実施される。ホームドア整備はこれまでおもに山手線で実施され、2014年度末までに計18駅、2015年度までに大規模改良予定駅を除く23駅で使用開始予定とされている。山手線以外の駅へのホームドア整備については、「乗降人員や目の不自由なお客様のご利用が多い駅を優先に推進していく」(JR東日本)とし、バリアフリー法にもとづく基本方針などに示された考え方を踏まえ、国や関係自治体と協議を重ねてきたという。今回、ホームドア導入の検討が発表された京浜東北線大井町駅は1面2線の島式ホームを持つ駅で、ホームドア(可動式ホーム柵)は10両編成分となる。なお、JR東日本は「ホームドア第2期整備計画の策定」にて、ホームドアの導入拡大に向けたコストダウンの徹底も掲げている。工事費圧縮や工期短縮などにより、山手線の整備費用との比較で約2割のコストダウンをめざすという。
2014年11月27日JR東日本八王子支社は26日、大みそかから元日にかけて首都圏で実施される終夜運転と、初詣・初日の出に便利な臨時列車について発表した。首都圏の各線区は12月30日から1月4日まで、休日ダイヤで運転される。大みそかの終夜運転は、中央線 (東京~高尾間20~40分間隔、全区間各駅停車)をはじめ、山手線(内回り12分間隔、外回り10分間隔)、京浜東北・根岸線(大宮~桜木町間30分間隔、桜木町~大船間60~80分間隔)、中央・総武線各駅停車(中野~千葉間20~40分間隔)、埼京線(大崎~大宮間60分間隔、りんかい線と直通運転)、京葉線(東京~海浜幕張間15~30分間隔、海浜幕張~蘇我間・東京~西船橋間45分間隔)、総武本線・成田線(千葉~成田間60分間隔)など、首都圏の各線区で実施される。湘南新宿ライン・横須賀線(大宮~逗子間、一部列車は小山駅まで)でも30~60分間隔で終夜運転が行われ、高崎線は上野~籠原間で深夜時間帯に上下2本ずつ運転(大宮駅で高崎線から湘南新宿ライン逗子方面へ接続)。常磐線は深夜時間帯、綾瀬~我孫子間で各駅停車が上下2本ずつ運転され、東京メトロ千代田線と直通運転を実施する。成田線我孫子~成田間でも深夜時間帯に上下2本ずつ運転される。中央線・青梅線では、元日未明から初詣・初日の出に便利な列車も運転。世界文化遺産の富士山エリアへ直通する快速「新春富士山初詣号」(全車指定席)は、485系「いろどり」を使用し、下り列車は新宿駅を元日早朝4時20分に発車して中央本線・富士急行線経由で河口湖駅へ向かう。上り列車は河口湖駅14時13分発・新宿駅16時23分着となる。E257系(5両編成)を使用し、房総半島へ向かう臨時の特急列車も設定される。特急「犬吠初日の出1号」は高尾駅1時33分発・銚子駅4時19分着、特急「外房初日の出1号」は高尾駅2時11分発・千倉駅5時26分着、特急「外房初日の出2号」は千倉駅9時32分発・高尾駅13時20分着とされている。これらの列車を利用したびゅう旅行商品も発売されるとのこと。青梅線では元日未明から、拝島大師本覚院や塩船観音寺、武蔵御嶽神社への初詣に便利な臨時列車を立川~御嶽間で上下3本ずつ(立川~青梅間は各駅に停車し、青梅~御嶽間は快速運転)運転。加えて、拝島駅から立川駅への上り列車も2本運転される。
2014年11月26日JR東日本新潟支社は30日、今年度中に導入予定の新型車両E129系の展示会を新津駅・長岡駅・新潟駅で実施する。展示される時間は、新津駅が9時40分頃から11時頃まで、長岡駅が10時20分頃から11時30分頃まで、新潟駅は13~14時頃とされている。いずれもホームに停車中の列車内に立ち入って見学できる。見学場所は改札内となるため、入場券や有効な乗車券などが必要だ。JR東日本の新型車両E129系は、新潟県内で運用される115系の置換え用として、総合車両製作所新津事業所にて製造。走行時の電力消費量を115系の約5割に抑え、省エネ化を進めたほか、新潟地区の気候に対応した耐寒耐雪構造とするなどの特徴を持つ。現在は営業線区での走行テストを行い、営業運転開始に備えているという。
2014年11月26日JR西日本は2015年1月1日のみ有効な「元日・JR西日本乗り放題きっぷ2015」を発売する。当日に限り、山陽新幹線・在来線特急列車を含むJR西日本全線、智頭急行線全線、JR西日本宮島フェリーが乗り放題になるお得なきっぷだ。普通車用きっぷ・グリーン車用きっぷの2種類あり、普通車用きっぷは普通車指定席、グリーン車用きっぷはグリーン車または普通車の指定席をそれぞれ4回(4列車)まで利用できる。座席指定を受けずに乗車する場合は普通車自由席利用となる。2015年1月1日午前0時から24時間有効で、1月2日にまたがる場合は午前0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効(大阪地区の電車特定区間内では最終電車まで有効)。発売額は普通車用が大人1万5,430円、子供3,090円、グリーン車用が大人1万7,490円、子供5,140円。子供のみの使用はできない。JR西日本のおもな駅のみどりの窓口またはおもな旅行会社にて、12月11~30日に販売される。
2014年11月25日JR東日本は、人気の「カシオペア」車中での年越しや東北のお正月の雰囲気を味わいながらの初詣などが楽しめるびゅう旅行商品「憧れの寝台特急カシオペアで迎える2015新春!!」を発売する。大みそかから元日にかけて運行される団体臨時列車「カシオペア」を利用し、青森・岩手を訪れる2泊3日のツアーに。青森コースと岩手コースがあり、両コースとも上野駅発着となる。青森コースは、「カシオペア」車中で新年を迎えた後、青森駅から貸切バスで移動し、良縁のパワースポットとして人気の岩木山神社に参拝。続いて日本海沿岸に向かい、黄金崎不老ふ死温泉、またはホテルグランメール山海荘に宿泊する。翌日は「リゾートしらかみ」に乗車し、東北新幹線E5系で帰路につく。岩手コースは、「カシオペア」車中での年越しの後、盛岡駅から貸切バスでつなぎ温泉へ向かい、元旦の朝風呂と朝食を楽しむ。風光明媚な景色と冬ならではの海の幸が魅力の浄土ヶ浜に宿泊し、翌日は世界遺産の平泉・中尊寺で初詣を済ませ、東北新幹線で上野に戻る。ともに2名単位での申込みとなり、旅行代金は1人8~9万円。各コース40名を募集する。JR東日本の主要駅のびゅうプラザにて、11月28日14時から販売を開始する。
2014年11月22日