玉山鉄二がNHK朝ドラ「マッサン」以降、初の連続ドラマ単独主演を果たすWOWOWの連続ドラマW「誤断」。製薬会社を舞台に描かれる社会派ヒューマンサスペンスドラマである本作の主題歌に、「B’z」の稲葉浩志が書き下ろした新曲「水路」が起用されることが決定した。舞台となるのは薬害事件を抱える大手製薬会社・長原製薬。広報部員・槙田高弘(玉山鉄二)は、ある日遭遇した事件に、自社の薬品が関係している可能性があることを知ってしまう。法の網をかいくぐってでも会社の繁栄と存続を優先する、副社長の安城隆雄(小林薫)、巨大企業の利益の犠牲となった被害者たち…。会社の命運がかかった任務と、自らの良心の狭間で苦悩する槙田の取った行動とは…。作家・堂場瞬一による小説を、「マッサン」で玉山さんとタッグを組んだ羽原大介の脚本でドラマ化する本作。連続ドラマW枠で「女と男の熱帯」を手掛けた村上牧人と、『武士道シックスティーン』『ホームレス中学生』の古厩智之が監督を務める。今回主題歌として発表されたのは、不動の人気を誇るアーティスト「B’z」の稲葉浩志の「水路」。書き下ろしの新曲となるこの曲は、WOWOWドラマと稲葉さん初のタイアップ曲でもある。「B’z」が結成25周年を迎えた際、『B’z 25th Anniversary Special 全米ツアー密着ドキュメント「Only Two」』をWOWOWが独占放送したという過去の親交もあっての起用とのことだが、稲葉さんは「流れる時間と積み重なる時間というふたつの軸のなかで、過去を後悔し失うことを恐れ、明日への希望を持ち今を生きようとする主人公を描きました。ドラマのなかで流れるのが楽しみです」と、本作への楽曲提供に確かな手ごたえを感じた様子。主演を務める玉山さんも「稲葉さんがこの作品に参加して頂けること、大変心強いです。自分自身が多感な時期に、『B’z』に多くの影響を受け、まさにバイブル。確実に今の僕の感性の一部になっています」と、いまや日本が世界に誇るトップアーティストである稲葉さんへの信頼感を込めてコメント。「この作品にある様々な角度の正義、その狭間にある、世の中の違和感に溺れる人間、不鮮明な光…。この作品により重厚感を持たせて頂けました。撮影はまだ中盤ですが、この曲を胸に精進して行きたいと思います」と撮影への意気込みを改めて語ってみせた。WOWOW・堤口敬太プロデューサーも「数々の音楽とともに人の心に残る詩を生み出されてきた稲葉さんであれば、主人公の複雑な感情に寄り添いながら、暗闇から前に進むための微かな希望を与えてくれる、そんな音楽を作ってくださると思った」と起用の理由を語る、今回の強力コラボ。玉山さんをはじめとする小林薫、柳葉敏郎、蓮佛美沙子ら実力派俳優たちの熱演と、深遠なる魅力をも放つ稲葉さんの楽曲が紡ぎだす世界に、期待は高まるばかりだ。連続ドラマW「誤断」は11月22日(日)22時よりにてスタート(全6話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年10月14日NHK連続テレビ小説『まれ』で共演していた女優・土屋太鳳と俳優・山崎賢人が再共演する映画『orange-オレンジ-』(12月12日公開)で、山崎がクランクアップを迎えた。本作は、漫画誌『月刊アクション』(双葉社)で8月まで連載されていた高野苺による同名作品が原作。未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と大切な人を亡くさないために、"今"を変えようともがき奮闘するヒロインの姿が描かれている。既刊4巻のコミックスは210万部を突破。世代・性別を問わず、国内外からも注目を集めている。9月1日にクランクインしてから1カ月強となった先日、主要キャストの先陣を切って、山崎の撮影が完了。『まれ』のクランクイン(2014年10月7日)から約1年間に及んだ土屋との2人の共演に終止符が打たれた。山崎のクランクアップを見届けた土屋は、ロケ地となった長野を一足先に離れる山崎に対し、感謝の気持ちを込めた直筆の"卒業証書"を贈呈。「あなたは『orange-オレンジ-』の撮影において1場面1場面に丁寧に心を込め、周りの皆を大切に愛し、愛され、成瀬翔として山崎賢人として常に全力で立ち向かい翔(か)けぬけました。よってここに卒業証書を授与します。大好きだよ!」という心からの言葉でつづられた証書を受け取った山崎は、「すごくうれしい!」とサプライズに目に涙を浮かべながら「本当にうれしい!」と破顔した。ここでセレモニー終了かと思いきや、山崎から土屋への逆サプライズも。山崎自らが土屋をイメージして考案し、メッセージを書き込んだ"特製orangeケーキ"を贈った。「太鳳ちゃん 本当にありがとう」という直筆メッセージ入りのプレートと共に土屋の似顔絵が入った大きなクッキーが添えられた豪華なケーキに、土屋は「本当にうれしい! 本当にみんなに支えられてオレンジの撮影はできました。賢人くんありがとう。びっくりです! 自分のサプライズで終わりだと思ってたので…」と喜びと驚きを隠しきれず、感涙。山崎もうれしそうな反面、自身も土屋からのサプライズに「太鳳ちゃんからサプライズされた時、『逆じゃない?』って思いました(笑)」と混乱しつつも、「喜んでもらえてうれしい!」と伝え、最後にはハグを交わした。また山崎は「撮影が終了してホッとした気持ちもありますが、太鳳ちゃんと1年ずっと一緒にやらせてもらっていたので、それが終わってしまうと思うと寂しいですね…」と率直に吐露。「お芝居の面でも、現場にいてくれることで、心の面でも支えてくれて本当に感謝しています」「いつも現場のこと、僕のことも考えてくれていて、長く共演したからこそ普段だったら人に話さないことも話せました」と安心して撮影に取り組めたと打ち明ける。「共演が終わってしまうことに対して実感がわかない」としながらも「本当に良かったです。濃い1年間でした」と感慨を述べた。土屋も「この1年でいろいろなことがあったので、どこから話せば良いのか分からなくなってます!」と笑って口をそろえる。そして、「あらためて、賢人くんは本当にすごい役者さんだなと思います。現場では努力している姿や、悩んでいる姿も見せずに、全力で雰囲気を盛り上げ、皆を大切にしていました」と回顧。「またいつか共演したいです!」と語った。「今度、共演するとしたら、どんな役で?」との問いには息ぴったりで「時代劇!」と答えた2人。山崎が「太鳳ちゃんはすごく動けるので!」、土屋が「賢人くんは、はかまが似合うので!」と言い終えると、「…おぬし」と山崎。即興で土屋も「おぬし、何者じゃ?」とコントを始め、その場を沸かせた。こうして互いに支えあってすごした約1年間を締めくくった。『orange-オレンジ-』 は今週末10日から全国劇場にて、最新の予告編の上映が決定。さらに、原作のイラストをふんだんに使用した「"イマと未来をつなぐ"10年カレンダー」付きの劇場限定前売り券の発売も決まっている。なお、撮影は引き続き10月中旬まで行われる。(C)2015「orange」製作委員会(C)高野苺/双葉社
2015年10月08日人気作家東野圭吾の長編サスペンス小説「カッコウの卵は誰のもの」(光文社文庫)がWOWOWで連続ドラマ化することが決定。この度主演に、連続テレビ小説「まれ」で主演を務め話題となっている土屋太鳳が務めることが分かった。親子二代でトップスキーヤーを目指す父と娘。ある日、その娘にトップアスリートのみが持つ遺伝子が発見された。遺伝子が人間のすべての能力を決定する――。その秘密を解き明かしたいと研究者は父に調査を申し出るが、なぜか頑なに拒絶されてしまった。なぜなら父は娘の出生に関わる忌まわしい過去を背負っていたのだ。十数年前に起きた新生児誘拐事件と妻の死。この娘は一体誰の子なのか?次々と明らかになる苦悩に満ちた事実。そして不可解な事件。ひたすら娘の幸せを願う父の最後の決断とは――。WOWOWではこれまで「幻夜」「分身」「変身」などの東野作品をドラマ化し話題を集めてきた。今回は、“遺伝子”という題材をもとに、「親子の絆とはなにか」を深く問いかける物語だ。今回主人公・緋田風美を務めるのは、NHK連続テレビ小説「まれ」で主演を務め、今後の女優活動に大きな期待を集める土屋太鳳。朝ドラ後本作が初の連続ドラマ主演となる土屋さんは重大な秘密に翻弄されるヒロイン役だが、撮影ではアルペンスキーにも実際に挑戦するなど、演技力はもちろん、現在日本女子体育大学に通う、運動神経抜群の土屋さんならではの役柄に注目を集める。今回の出演決定を聞いた土屋さんは「東野圭吾先生の作品が原作であるドラマは子どもの頃からずっとファンとして拝見してきました。ですので、今回の出演が決まったと聞いたときは、ただただ驚きました。あの深い世界を私がどこまで表現できるか、いまは緊張の思いでいっぱいです」と語った。またスキーには親しみがあると語っていた土屋さんは「トップアスリートの物語ですので、壮絶な努力と精神力を描くためにも、厳しい撮影になると覚悟しています。重要なテーマの一つに“遺伝子と命”の考え方があり、内容的にも時代的にも重いテーマだと思うので、体と心の両方を研ぎ澄まして撮影に挑みたいと思います。」と緊張感あるコメントを寄せた。そして原作の東野さんは「私の三大持ち芸である、科学・スポーツ・親子愛を投入した作品です。あのストーリーがどのように映像化されるのか、とても楽しみです。また、大好きな雪山のシーンがふんだんに出てくるに違いなく、いまからワクワクしています」と本作に対して期待と喜びのコメントを寄せていた。前作同様多くの期待を寄せる東野作品の最新ドラマ。土屋さんの演技に注目を集める本作の続報にも期待したい。連続ドラマW「東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」は2016年春より、WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2015年10月06日NHK連続テレビ小説「まれ」で注目を浴びる土屋太鳳と山崎賢人の共演と、「コブクロ」が主題歌を担当することで話題を集める映画『orange-オレンジ-』。この度、原作の第1巻を忠実に再現したビジュアルが掲載された本作ポスタービジュアルが解禁された。原作は「月刊アクション」(双葉社)にて連載され、8月25日発売号にて惜しまれつつ完結、コミックス既刊4巻で180万部を突破した話題の漫画。未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と、甘酸っぱい恋愛要素が読者の共感を呼び、新たな形の「青春群像劇」として国内外に熱いファンを持つ。そんな人気作の実写映画化にあたり、NHK連続テレビ小説「まれ」で注目を浴びた土屋さんと山崎さんが本作で再び共演。さらに竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみとフレッシュなキャストが集結し、原作の魅力でもある“青春の爽やかさ”を表現している。今回解禁されたポスタービジュアルでは、「ずっと一緒」「10年後も」「待ってるよ、みんなで」というコピーと共に、温かくも何か強い意志を感じさせる瞳で未来への希望を持った表情を見せる菜穂(土屋太鳳)や、まっすぐに、しかしどこか寂しげな瞳をした翔(山崎賢人)、そして10年後の自分から届いた手紙など、メッセージ性の強いキャスト陣表情に加え、本作のキーワードとなるう言葉やアイテムが随所に見て取れる。そこには、原作から飛び出してきたような須和・貴子・萩田・あずさの姿も。さらに原作の第1巻を忠実に再現した菜穂・翔・須和の3ショットビジュアルも初解禁!楽しそうに笑い合う姿はまさに原作の中にでてくる3人そのもの。原作のイメージを表現しながらも、実写化でしかできない空気感が醸し出され、作品への期待が高まる仕上がりだ。このポスターは10月3日(土)より、全国の劇場にて掲出予定。『orange-オレンジ-』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月02日NHK連続テレビ小説「まれ」で注目を浴びる土屋太鳳と山崎賢人のタッグで実写化する映画『orange-オレンジ-』。数々の続報で期待が増す本作だが、この度本作の主題歌にコブクロの「未来」が起用された。原作は「月刊アクション」(双葉社)にて連載し、コミックス既刊4巻で180万部を突破し、世界でも9か国で翻訳され、国内外に熱いファンを持つ話題の同名コミックス。独特のファンタジックな世界観と甘酸っぱい恋愛要素が共感を呼び、新たな形の“青春群像劇”として世代や性別を問わず大注目を浴びている。舞台は長野県松本市。高校2年生の春、高宮菜穂(土屋太鳳)のもとに突然届いた一通の手紙。その手紙の差出人はなんと“10年後の自分”。そこに書かれていたのは、転校生の成瀬翔(山崎賢人)を好きになること。翔は未来には居ないこと。「自分とは同じ後悔をしないでほしい」という願いが綴られていた。10年後の想いを知った菜穂の運命を変えていく日々がいま、動き出す――。ヒロイン・菜穂役には「まれ」で新・国民的女優となった土屋太鳳。16歳の女子高生と26歳の受け止めざるを得ない運命を背負った菜穂を演じ分ける。さらに菜穂が想いを寄せる、心に深い傷を負った転校生・翔には同じく「まれ」で相手役を好演するほか、現在公開中の大ヒット映画『ヒロイン失格』や、最強ドSな“黒王子”に挑戦する『オオカミ少女と黒王子』など話題作に続々と出演する山崎賢人が務める。今回決定したコブクロの「未来」は本作のために書き下ろされた新曲。本作の一つのテーマとなっている「未来」をタイトルとして、今年の締めくくりにふさわしいコブクロ王道の極上バラード仕様になっているという。自身最大規模の全国ツアーを大盛況で終えたばかりのコブクロは「原作を読んでこの楽曲ができました。『未来』という言葉は、前向きにも捉えられますが、『未来はどうなるかわからない』という刹那な不安とも隣り合わせであることを、この物語を通じて感じました。もし、いまがどんなにつらくても、いつか辿り着く未来から今をふり返って、笑える日が来て欲しい。そんなイメージでこの歌詞とメロディーを描きました」と楽曲制作の経緯をコメント。また主演の土屋さんは「同級生の顔、通学路やお祭、文化祭やリレー…優しい記憶が溢れてくる、命のような歌です。どうかこの歌を聴く全ての人が、あたたかい奇跡に包まれますように。ずっとずっといつまでも、大切な人と笑いあえますように」と楽曲の感想を寄せ、さらに山崎さんも「言葉一つ一つがとても繊細で、切なさとあたたかさが『orange』の世界観にすごく合っていて、ものすごく胸に沁みました」と絶賛した。本編と共に「コブクロ」が描くどこか儚さと不安が広がる歌詞にも注目してみて。『orange-オレンジ-』は12月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:orange 2015年12月12日より全国東宝系にて公開(C) 2015「orange」製作委員会 (C) 高野苺/双葉社
2015年09月30日このたび、NHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロインに抜擢された女優の波瑠さん。常に美しく凛とした存在感が印象的ですが、どこかミステリアスな、その魅力に迫ります!――波瑠さんが、芸能界に入ろうと思ったのは、どういうきっかけですか?波瑠:正直、よく分からないままオーディションを受けてしまった、という感じです。目立つのも好きじゃないですし、人前で何かをするのも、上手にできないというのもありますけど、どちらかといえば嫌いですし。じゃあどうしてモデルになろうと思ったのか考えてみると、お芝居は無理でも、写真に撮られるのなら大丈夫かもしれない、って思ったんでしょうね。今のままじゃなく、別の場所で何かしたい、っていうのは思っていたので。――実際にモデルの仕事をしてみて、撮影の現場はどうでしたか?波瑠:次々にポーズを決めて、たくさん写真を撮られることを、みんな当たり前のように、それこそ競争するみたいな感じでやっていたので、おかしな世界だな、とは思いました。でも、そういうおかしな世界のほうが、私にとっては学校よりも居心地がよかったんです。それまで学校では「変わってるね」って言われてたのに、モデルの世界には変わってる人ばっかりで、誰も私を責めないから。――雑誌のモデルという職業は、やはり読者からは憧れの対象として見られるわけで、そのことについては、どう感じていましたか?波瑠:モデルをやっているときから、自分は万人受けするタイプではないと思ってました。モデルの世界にはいろんなタイプの子がいて、人と比較することが常にある世界なので、余計にそう思うんです。意識して多くの人に好かれようと思っても自分にはできないし、根本的に私は違うんだなぁ、って。だからこそ、そんな私のことを好きで、憧れてますって言ってくれる読者の方がいることは、すごくうれしかったですね。――モデルさんって、スタイルや着こなしだけではなく、キャラクターもすごく見られますもんね。波瑠:そうなんですよ。私の上の世代には、榮倉奈々ちゃんや桐谷美玲ちゃんがいて、そういった大人気者の陰で好きなことをやっているような感じでしたね。だから応援してくれる人もいる一方で、首をかしげる人も実際いました。風当たりは強かったんですけど、頑固に貫き続けていたら、ちゃんと定着するようになったんですよ。ただ、女優をやっているときにも、私は万人受けするとは思ってないんです。演じる役も、どちらかといえば個性的な役が多いですから。――とはいえ、現在放送中の朝ドラ『あさが来た』では主演に抜擢され、朝ドラのヒロインといえば、万人受けの象徴みたいなところがありますよ。波瑠:ですよね。だから、そこは今でも悩んでるんです。私を選んでくださったということは、いつも通りやればいいのか、それとも、連続テレビ小説の伝統に合わせたほうがいいのか。なんだかすごいところに来ちゃったな……って。これまで何度かオーディションを受けて、最終審査まで残ったこともあったんですけど、それでも今回“あさ”役が決まったときは、現実味がなかったです。◇はる’91年生まれ。東京都出身。‘06年、女優デビュー。その後、雑誌『セブンティーン』『ノンノ』の専属モデルなどで活躍。放送中のNHK連続テレビ小説『あさが来た』ではヒロインの“白岡あさ”役を演じる。今後は映画『グラスホッパー』『流れ星が消えないうちに』などの公開も控える。※『anan』2015年10月7日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・明石恵美子ヘア&メイク・松岡奈央子取材、文・おぐら りゅうじ
2015年09月30日開始以来54年の歴史を持つ「NHK連続テレビ小説」は、9月28日にスタートした「あさが来た」(ヒロイン・波瑠)で93作目を数えます。近年「ゲゲゲの女房」(2010年、ヒロイン・松下奈緒)、「あまちゃん」(2013年、ヒロイン・能年玲奈)など、ますます注目が高まっている“朝ドラ”をもっと楽しむために、知っているようで知らない朝ドラの数字にまつわるトリビアを5つご紹介します。■1:総放送時間は大河ドラマより長い!放送期間は朝ドラが半年間、大河ドラマが1年間。ならば当然、大河ドラマの方が放送時間が長いはず……と思いがちですが、トータルの放送時間をよく見ると、春スタートの朝ドラは1日15分×週6話×26週=2,340分(=39時間)。一方、標準的なスケジュールの大河ドラマは1回45分×50週=2,250分(=37.5時間)と、朝ドラの方が1時間半も長いのです(秋スタートの朝ドラは、年末年始の1週間放送がないので、標準的なスケジュールの大河ドラマと同じ37.5時間になります)。1週間あたりの放送時間も、大河ドラマが45分なのに対し、朝ドラは2倍の90分。毎週90分のドラマを半年分撮影し続けなければいけないのですから、朝ドラ出演者の過酷さがよくわかりますね。■2:47都道府県すべてが舞台に「つばさ」(2009年、ヒロイン・多部未華子)の舞台が埼玉県となり、これで47都道府県すべてが朝ドラの舞台として登場したことになりました。ちなみに第1作となった「娘と私」(1961年)は東京都、第2作「あしたの風」(1962年)は香川県小豆島が主な舞台。地方出身のヒロインが都市部で奮闘するという展開のほか、近年では「どんど晴れ」(2007年、ヒロイン・比嘉愛未)や「あまちゃん」、終了したばかりの「まれ」(2015年、ヒロイン・土屋太鳳)など都市部出身のヒロインが地方へ引っ越して開花していくという筋書きも見られるようになってきています。■3:もっとも若いヒロインは16歳若くはつらつとしたヒロインが、さまざまな困難にもめげずに人生を切り開いていく――朝ドラの多くには、そんなイメージがあります。実際、朝ドラでは10代、20代の女優が主人公を演じることが少なくありません。放送スタート時の年齢で比較してみると、全93作中もっとも若い年齢でヒロインを演じた女優は「てるてる家族」に主演した石原さとみさんです。1986年12月24日生まれの石原さんは、2003年9月29日の放送スタート時には16歳9か月。大阪で生まれ育った4姉妹の末娘・冬子が、宝塚音楽学校を経て実家のパン屋を継ぐまでが描かれました。なお、記憶に残る“若い朝ドラヒロイン”に、10歳で「おしん」(1983年)の幼少期を演じた小林綾子さんが挙げられますが、彼女は第一部のみの出演なので、ここでは除きます。反対に「史上最年長ヒロイン」といわれたのが「芋たこなんきん」の藤山直美さん。ヒロインを務められたときは47歳でした。■4:男性主人公の作品は現在6作ちなみに、男性が単独で主演を務めた朝ドラも制作されています。笠智衆主演の「たまゆら」(1965年)を皮切りに、朝ドラ史上初めて青年男子が主人公になった「ロマンス」(1984年、主演・榎木孝明)、実在の漫才作家がモデルになった「心はいつもラムネ色」(1984年、主演・新藤栄作)、大衆演劇一座が舞台の「いちばん太鼓」(1985年、主演・岡野進一郎)、大正時代に生きたテレビマンを描いた「凛凛と」(1990年、主演・田中実)、進路に悩む高校生の1年間を描いた「走らんか!」(1995年、主演・三国一夫)の6作品。ダブル主演では、記憶に新しい「マッサン」(2014年)があります。ニッカウヰスキーの創始者・竹鶴政孝とその妻・リタをモデルに、玉山鉄二さんがシャーロット・ケイト・フォックスさんと共にメーンキャストを務めました。■5:もっとも古い時代を描く朝ドラは……今期の朝ドラ「あさが来た」は、江戸時代末期、1849年(嘉永2年)に京都で生まれたヒロイン・あさ(波瑠)の一代記。実在の女性実業家・広岡浅子をモデルに、両替商に嫁いだあさが時代の波にもまれながら炭鉱事業や生命保険事業などを次々に立ち上げていく姿が描かれます。実は、朝ドラが江戸時代を描くのは長い93作の歴史の中でも今作が初めてです。これまで一番古かった作品は「おはなはん」(1966年)、「おしん」など、いずれも明治時代から。今回、江戸から明治への社会の変化が初めて朝ドラで描かれることになります。*長い歴史を持つ朝ドラに、まだまだ興味は尽きません。これまで朝ドラを見ていなかったという人も、(新)「あさが来た」をきっかけに朝の新たな楽しみを見つけてみませんか?(文/よりみちこ)【参考】※宝島社編集部(2015)『思い出の“朝ドラ”大全集』宝島社
2015年09月28日石川県・能登を舞台に、“夢ぎらい”なヒロイン、希(まれ)がパティシエを目指して奮闘するNHK連続テレビ小説「まれ」。ついに明日26日(土)放送分で最終回を迎える本作から、土屋太鳳が演じるヒロイン・希と山崎賢人が演じる夫・紺谷圭太の結婚式の画像がひと足早く解禁!土屋さんがパティシエらしく真っ白なウエディングドレス、山崎さんが輪島塗職人らしく凛々しい紋付袴姿を披露する結婚式には、能登のおなじみのメンバーが勢ぞろいしていることが分かった。3月30日(月)よりスタートした「まれ」は、東京から能登のある漁村に夜逃げ同然でやってきた、津村家の長女・希が主人公。でっかい夢ばかりを追う、同じ8月10日生まれの父・徹(大泉洋)が反面教師となり、希は“夢ぎらい”で“地道にコツコツ”がモットーだった。だが、高校を卒業後、公務員として働き始めたある日、かつて家族そろって誕生日ケーキを食べたときから心の中に渦巻いていた、パティシエになる夢に突き動かされた希。横浜にある有名パティシエ、池畑大悟(小日向文世)の店に“押しかけ”弟子入りすることに。パティシエ修業に奮闘しながらも、希は同級生の一子(清水富美加)、大悟の息子・大輔(柳楽優弥)との四角関係を経て、圭太とついに遠距離結婚。ある事情からやむなくパティシエ修業を中断し、再び能登に戻った希は、輪島塗職人の妻としての“修業”や、父との別れ、まさかの双子妊娠・出産など、様々な出来事が巻き起こる中、ようやく能登の地に自分の店をオープンさせる――。能登から始まり、横浜、そして再び能登へ。周り道や寄り道ばかりのヒロイン・希を見守る、能登と横浜の魅力的なキャスト陣の波乱万丈な競演、ケーキを始め家族や地域の食材などへの愛にあふれたストーリーが話題を呼んだ本作も、ついに見納め。先週は、「世界一のパティシエになれよ」との言葉を残し、8年前に失踪したきりの父・徹の消息が、わざわざ横浜からやってきた(!)大輔から伝えられ、最終週となった今週には、師匠の大悟のはからいでパティシエ日本一を決めるコンクールへと挑戦した希。弟・一徹(葉山奨之)は、そんな希の近況をブログにアップし続けるが、母・藍子(常盤貴子)は浮かない表情。しかも、コンクールの会場では、今度は大悟が徹に出くわす…。そして、一度は別れたものの、お互いの思いを確かめ合い、能登と横浜の遠距離ながら結婚。お互いの夢を大事にして寄り添いながら、双子の歩実と匠とともに9年越しの結婚式を挙げることになった希と圭太。その日は、愛する歩実と匠の誕生日であり、希と徹の誕生日でもある8月10日。もちろん、ウエディングケーキは希自身の手づくりだ。集まった村の一同を前に、改めて希は“夢”について語り始めるのだが…。ウエディングドレスと紋付袴という和洋折衷な装いで、ようやく結婚式を迎えた2人を演じた土屋さんと山崎さん。本作の後も大人気純愛コミックの実写映画化『orange-オレンジ-』で再タッグを組むこともあり、届いた画像からは“新婚”の2人のラブラブで息ぴったりな様子が伝わってくる。また、幸せをかみしめる2人とともに、一徹役の葉山奨之、その妻・みのり役の門脇麦、希の祖父母代わりの桶作元治&文こと田中泯&田中裕子ら、錚々たるキャスト陣が勢ぞろい。その陰には“ある人物”の姿もあり、もしやの大団円のラストを予感させている。ちなみに、10月下旬には、本編では結ばれなかった(!?)一子(清水さん)と洋一郎(高畑裕太)、さらに高志(渡辺大知)と大悟の娘・美南(中村ゆりか)によるスピンオフも放送予定。このドラマでブレイクを果たした若手俳優たちが再び集うスピンオフでは、最終回以降の彼らの様子を伺い知ることができそうだ。連続テレビ小説「まれ」最終回(第26週156回)は9月26日(土)8時~8時15分ほかNHK総合、NHK BSプレミアムにて放映。(text:cinemacafe.net)
2015年09月25日NHK連続テレビ小説「まれ」コンビとして日本中の注目を浴びている土屋太鳳と山崎賢人が再タッグを組むことで話題の、大人気青春純愛コミックの実写映画化『orange-オレンジ-』。12月12日(土)に公開を控え、本作の劇場限定前売券の特典に、原作者・高野苺描き下ろしイラストで綴る、2015年10月から2025年12月までの10年間のカレンダー「“イマと未来をつなぐ”10年カレンダー」が付くことが分かった。原作は、「月刊アクション」(双葉社)にて現在も連載中、コミックス既刊4巻で160万部を突破し、国内外に熱いファンを持つ同名コミック。未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と、大切な人を亡くさないために、“今”を変えようともがきながら奮闘する姿、好きだからこそ相手の幸せを考えるという甘酸っぱい恋愛要素が読者の共感を呼び、新たな形の「青春群像劇」として、世代・性別問わずに注目を浴びている。未来の自分から届いた手紙を元に、大切な人との未来を変えるために奮闘する主人公・高宮菜穂には、“朝の顔”として大注目の土屋さん。菜穂に想いを寄せながらも、母親の自殺によって心に深い傷を負っている転校生・成瀬翔には、同じく「まれ」で土屋さんの相手役を務め、ドラマ「デスノート」(日本テレビ)や桐谷美玲主演の映画『ヒロイン失格』など話題作への出演が続く、人気沸騰中の山崎さん。さらに竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみとフレッシュなキャストが集結し、原作の舞台となっている長野県内で大掛かりなロケを敢行するという。今回発表された本作の劇場限定前売券の特典は、「10年後の未来の自分から手紙が届く」という本作のキーワードにちなみ、2015年10月から2025年12月までの10年間を網羅したカレンダー「“イマと未来をつなぐ”10年カレンダー」。1年ごとに切り離して、ポストカードとしても使用できる形式となっており、表裏どちらにも原作のイラストがふんだんにデザイン。特に表紙は、原作者・高野氏がこの特典のためだけに描き下ろした超貴重なイラストとなっており、菜穂と翔が携帯を見ながら楽しく笑い合っている場面を須和・貴子・萩田・あずさが見守っているという心温まるシーンが描かれたファン垂涎の1枚に!合計15点ものイラストを使用した、ファン必携の超豪華特典は、10月10日(土)より発売開始となる本作劇場前売券を購入した全国合計2万名にプレゼントされるとのこと。『orange-オレンジ-』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:orange 2015年12月12日より全国東宝系にて公開(C) 2015「orange」製作委員会 (C) 高野苺/双葉社
2015年09月14日NHKでは、2015年8月28日~30日の3日間にわたって開催された日本最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-」の模様を、NHK BSプレミアムにて、11月15日(日)より6週連続で放送する。アニソン界のトップアーティストたちが一同に揃うアニソンライブの最高峰「Animelo Summer Live 2015」(通称「アニサマ」)。11年目を迎えた今年の「アニサマ」は3日間で8万1,000人を動員し、世界最大のアニソンイベントとしてさらなる盛り上がりを見せ、総勢61組139名の出演アーティストによる熱いステージが繰り広げられた。また「アニサマ」でしか見られない人気アーティスト同士のスペシャルコラボレーションも見所のひとつ。今年は、1日目にはアイドルマスター×μ’s、2日目にはスフィア×fripSide、3日目にはGRANRODEO×小野賢章のコラボから幕が開き、豪華な共演で会場をさらに熱く盛り上げた。■番組概要【番組名】「アニメソング史上最大の祭典~アニメロサマーライブ2015~」【放送日時】Vol.1「1st day前編」 11月15日(日) 午後11:00~午前00:09 (69分)Vol.2「1st day後編」 11月22日(日) 午後11:00~午前00:09 (69分)Vol.3「2nd day前編」 11月29日(日) 午後11:00~午前00:09 (69分)Vol.4「2nd day後編」 12月 6日(日) 午後11:00~午前00:09 (69分)Vol.5「3rd day前編」 12月13日(日) 午後11:00~午前00:09 (69分)Vol.6「3rd day後編」 12月20日(日) 午後11:00~午前00:09 (69分)【放送局】NHK BSプレミアム※放送日時などは変更になる場合がある。(C)Animelo Summer Live 2015/MAGES.
2015年09月11日現在放送中のNHK連続テレビ小説「まれ」から今秋放送開始予定の「あさが来た」への“バトンタッチ”取材会が9月10日(木)、大阪にて行われ、「まれ」ヒロインの土屋太鳳、「あさが来た」でヒロインを演じる波瑠が登壇した。ドラマ「あさが来た」は幕末からスタートし、激動の時代の大阪を明るく元気に駆け抜けたおてんば娘と、陽気にヒロインを支え続けたボンボン夫の「おもろい夫婦」を中心に、様々な人間ドラマが繰り広げられる。当日イベントに出席した「まれ」制作統括、高橋練チーフ・プロデューサーは「『まれ』は、8月20日、ちょうど20日前に撮影が終わりまして、つい先日撮り終わったような感じなのですが、もう20日も経ってしまったんだなぁ、と、今日土屋さんに久々に会って思っています」と感慨深げ。反対に、現在収録の真っ最中だという「あさが来た」について、佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサーは「毎晩毎晩、波瑠ちゃんが格闘してくれています。撮っても、撮っても、まだ放送に流れていない中、一番大変な時期をいま、波瑠ちゃんは走り抜けています。先日、東京、大阪の両方で記者試写会を行い、やっと見てくれる人ができたなぁということが、僕らのいまの喜びで、これから9月28日から全国のみなさんに見てもらえるんだなあと思っています」と全国放送を心待ちにしている心境を告白。さらに、「キーワードに“びっくりぽん”というのと“ちょんまげ朝ドラ”というのが行き渡っているのか…ちょんまげの時代から描く、初めての朝ドラとして『まれ』の世界から150年遡った世界にも“女性の青春”はあった、という感じが視聴者のみなさんに届くことを祈ってやみません」と語っている。この日、取材会に出席した土屋さんと波瑠さんは、互いに花束を贈呈し、「本当にお疲れ様でした。私もいま撮影の真っただ中なので、本当に大変だったろうなって思います。『まれ』を見ていると、全然、体の小ささを感じさせない存在感の大きさがあって、本当にすごい女優さんだな、と思いました。そんな土屋さんからバトンを受け取って、ちゃんと渡せるようにしますので、応援してください」(波瑠さん)、「幕末から明治にかけてすごく大変な時代だと思うんですけれど、私も大好きな時代なので、波瑠さん演じる『あさ』も、セットも衣装も素敵なのですごく楽しみにしています。素敵な撮影になるように、心から祈っています。本当に体調にだけは気をつけて頑張ってください」(土屋さん)と互いにメッセージを送った。さらにドラマゆかりの品のプレゼント交換も行われ、土屋さんからは、菓子指導のパティシエ・辻口博啓さん作「特製ケーキ」を、波瑠さんからは許婚・新次郎からプレゼントされた「赤いそろばん」が贈られた。連続テレビ小説「あさが来た」は9月28日(月)8時よりNHKにてスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年09月11日NHK連続テレビ小説『まれ』で共演中の女優・土屋太鳳と俳優・山崎賢人が1日、再共演する映画『orange-オレンジ-』(12月12日公開)の舞台となった長野でクランクインを迎えた。本作は、漫画誌『月刊アクション』(双葉社)で連載中の高野苺による同名作品が原作。未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と大切な人を亡くさないために、"今"を変えようともがき奮闘するヒロインの姿が描かれている。既刊4巻のコミックスは180万部を突破。世代・性別を問わず、国内外からも注目を集めている。1日には、本作のメインキャストである土屋、山崎賢人に加え、竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみがそろってクランクイン。土屋と山崎賢人は『まれ』のクランクアップから12日というスピードで再共演を果たすことになった。異なる作品で違った関係を演じるにあたって、恥じらいつつも、互いの信頼関係をかいま見せた。この日に撮影されたのは、山崎賢人演じる心に深い傷を負った少年・成瀬翔が東京から転校してくる重要なシーン。緊張した空気が流れたが、橋本光二郎監督の指揮のもと撮影が始まるとキャスト陣は自然体で演じ、原作のキャラクターたちが飛び出してきたかのような光景が広がった。また、全員同世代ということもあり、現場は和やかな空気にも包まれ、撮影の合間には仲良くふざけあう場面も見られた。主人公・高宮菜穂を演じる土屋は、「実は私は賢人くんより先に出演が決まっていて、原作を読み直していた時に、『翔は賢人くんかも』って思っていたんです」と明かし、「今日も初めてとなりの席に座ってみたとき、想像していたとおり、賢人くんは翔でした」と実感。山崎賢人も「『まれ』に続いて太鳳ちゃんと共演できると聞いて僕はすごくうれしかったです」と感慨深げで、「クランクインは翔が転校してくるシーンからで、出会いのシーンだったので、いろいろと考えました。つい先日までは夫婦でしたから」と笑ってみせた。竜星は、「役が決定するまで原作のことは知らなかったのですが、周りには知っている人が多くて、すごく愛されている作品に出演できるんだと思いました」と振り返り、演じる須和弘人を「すごく明るくて元気で無邪気、そして人をちゃんと見れるやつ」と分析。対して、山崎紘菜は「もともと原作が大好きだったので関わることができてうれしいです!」と喜びの悲鳴を上げ、「撮影に入る前にみんなには会ったのですが、髪型や制服などを作りこんでから会うのは初めてで新鮮です」と語った。桜田は「出演が決まった瞬間に『よっしゃ!』と思いました!他のキャストは知っている人もいてとにかくうれしかったです」と山崎紘菜同様に歓喜。演じる萩田朔については、「静かだけど"仲間が好き。でもそれをちゃんと出せなくて面倒くさい。けれどやさしい。でも自分から声はかけない。"そんなやつです」と捉え、「普段の自分はみんなが大好きだからわちゃわちゃしちゃうんですけどね(笑)」と打ち明けた。清水は、クランクインに際して、「初めて6人の雰囲気を感じました!」と一体感を抱いた様子で、「すてきな土地で空気感を生かして、作品の世界観を表現できたらと思います」とアピールした。なお、公式サイトでは「過去と未来の写真館」と題した、コンテンツを展開。本作のキーワードとなっている"未来の自分"、"今の自分"、"過去の自分"に関連づけ、過去に撮影した写真を現在の自分で再現し、過去の自分へ向けたメッセージと共に応募する企画になっており、ユーザーが参加しながら本作の世界観を楽しむことができる。(C)2015「orange」製作委員会(C)高野苺/双葉社
2015年09月02日LGエレクトロニクス・ジャパンは2日、同社の有機ELテレビと液晶テレビが、定額制映像配信サービス「Netflix」に対応したことを発表した。Netflixは、世界50カ国以上で6,500万人以上の会員を抱える、定額制の映像配信サービス。日本国内では9月2日からサービスを開始し、「デアデビル」などのNetflixオリジナルコンテンツのほか、ドキュメンタリー、長編映画などをストリーミング配信する。月額料金は、標準画質(SD)のベーシックプランが650円、高画質(HD)のスタンダードプランが950円、超高画質(UHD 4K)のプレミアムプランが1,450円(すべて税別)。LGエレクトロニクス・ジャパンのNetflix対応テレビは、2014年および2015年に発売されたwebOS搭載モデル。対象テレビは配布済みのソフトウェアにより、ホーム画面のランチャー上にあるアイコンからNetflixを利用できるようになっている。対象テレビの詳細は以下のとおり。なお、下記以外の機種も、2015年度中のアップデートでNetflixに対応する予定だ。○有機ELテレビ - 2015年モデルEG9600シリーズ(65EG9600/55EG9600)EC9310シリーズ(55EC9310)○液晶テレビ - 2015年モデルUF9500シリーズ(65UF9500/55UF9500)UF8500シリーズ(60UF8500/55UF8500/49UF8500)UF7710シリーズ(55UF7710/49UF7710/43UF7710)UF6900シリーズ(49UF6900/43UF6900)LF6300シリーズ(55LF6300/49LF6300/43LF6300/32LF6300)○液晶テレビ - 2015年モデルUF9500シリーズ(65UF9500/55UF9500)UF8500シリーズ(60UF8500/55UF8500/49UF8500)UF7710シリーズ(55UF7710/49UF7710/43UF7710)UF6900シリーズ(49UF6900/43UF6900)LF6300シリーズ(55LF6300/49LF6300/43LF6300/32LF6300)
2015年09月02日現在放送中のNHK連続テレビ小説「まれ」で目覚ましい活躍を見せ、劇中ではなんと双子の“パパ”ともなった山崎賢人。その一方では、映画『L・DK』からドラマ「デスノート」(日本テレビ)で人気コミックの実写化作品でもラブコールが止まらない。そんな山崎さんの最新作となる『ヒロイン失格』では、ヒロイン・はとり(桐谷美玲)が恋する幼なじみ・寺坂利太役に抜擢されており、“風のような男”と監督がイメージする掴みどころのない難しい役柄に挑戦。醸し出す繊細な表現力と役作りへの姿勢に、監督やプローデューサー、そして原作者までもが太鼓判を押す、山崎さんの魅力が詰まった未公開の劇中写真が解禁となった。桐谷美玲が恋に暴走するオトメ、松崎はとりを演じ、山崎さん演じるクールな幼なじみの寺坂利太と、出演作が相次ぐ“塩顔男子“坂口健太郎演じる学校イチのモテ男・弘光廣祐の間で揺れる乙女心を、とびきりのコメディとドキドキの胸キュンシチュエーションで描くロマンティック・コメディとなる本作。山崎さんといえば、『L・DK』の久我山柊聖役に始まり、『今日、恋をはじめます』の長谷川西希役や「デスノート」のL役と、これまでも人気コミックを原作とした作品に立て続けに出演。土屋太鳳と「まれ」コンビで実写化となった話題の『orange-オレンジ-』では成瀬翔役にも抜擢され、まさにラブコールが止まらない状況だ。コミックから憧れのキャラクターが飛び出してきたかのような端正なルックスで、多くの女性ファンの心を掴んできた山崎さんが、本作で挑んだのは、桐谷さん演じる主人公はとりが想いを寄せる利太。どことなく捉えどころがないようでいて、あるとき、スッと相手の懐に入ってくる。傷つけるのも、傷つけられるのも怖くて、当たり障りのないように人と接してしまうが、実は表に出さない大きなトラウマを抱えてもいる。坂口さん演じる弘光が、“太陽のような雰囲気を持つ男”なら、山崎さん演じる利太は、いわば“風のような男”。利太をそうイメージした英 勉監督は、キャスティングの段階で「この難しい役を演じられるのは彼しかいない」と、山崎さんを抜擢。また、原作者の幸田もも子も「利太が原作から、そのまま出てきた感じでした!山崎さんはホントに利太をよく分かってくださっていて」と絶賛しており、“実写版・利太”の完成度の高さが窺える。山崎さん自身も、脚本のみならず原作コミックも深く読み込み、利太の魅力は普通にカッコいいだけではなく、少しヘタレなところがある、そういうダメっぽさが母性本能をくすぐるのだと分析。ストーリーの中盤あたりからは、利太の複雑な心の動きも考えながら演じたという。さらに、劇中で利太が身に着けるピアスは、自分でイメージに合うものを探してきて監督に提案するほど、利太という役を突き詰めていたそうだ。さらに監督は、「彼とは利太の内面についてあれこれ話しました。やたら写真を撮るのは、自分は空っぽだと思っていて、隙間を埋めようとしているからだ、とか。共通の“利太っぽさ”をつかめたので、現場ではラクでしたね」と、二人できっちり“利太”を作れたことを明かしている。山崎さんがコミック原作の作品に数多く起用されている理由は、そのルックスはもちろんのこと、彼が醸し出す繊細な雰囲気や表現力、そして役作りへの姿勢も評価されているにほかならない。そんな山崎さんが挑んだ実写版・利太には、「公開まで待ちきれない!」といった女子たちの期待の声がTwitter上でも数多く寄せられている。はとりと安達(我妻三輪子)の間で揺れ動く微妙な感情や、はとりと気の置けない幼なじみとしてじゃれあう無邪気な一面も垣間見せる利太のギャップには、恋する女子が続出しそうだ。『ヒロイン失格』は9月9日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月26日NHK連続テレビ小説「まれ」のクランクアップ取材会が8月20日(木)に行われ、ヒロイン・希(まれ)役の土屋太鳳が「言葉にならないです。現場で得たことを栄養に、しっかり恩返ししていきたい」と涙ながらに、約10か月にわたった収録に思いをはせた。東京・渋谷の同局内で行われた最終収録には土屋さんをはじめ、山崎賢人(紺谷圭太役)、清水富美加(蔵本一子役)、葉山奨之(津村一徹役)、門脇麦(津村みのり役)、渡辺大知(二木高志役)、高畑裕太(角洋一郎役)が出席。花束贈呈やくす玉割りなどが行われ、誰しもが「これで最後」の瞬間を噛みしめていた。ヒロイン発表から1年以上の歳月を、朝ドラヒロインという重圧と向き合った土屋さん。「NHKの会議室で、『ヒロイン、できます?』と聞かれ、『はい』と答えた瞬間から、絶対に完走しようと踏ん張ってきた」と言葉を振りしぼり、「周りのみなさんから優しさと愛情を、ドラマを見てくださる方々から勇気をいただいた」と自身を支えた人々に感謝を表していた。山崎さんは「今後の人生のためになる言葉をたくさんもらった。絶対、忘れません」としみじみ。一方、清水さんは「最初は朝ドラをきっかけに、『売れたい』という一心でした」と笑いを誘い、「女優として悩むこともあったが、波乱万丈な一子という女性を通して、貴重な体験をした」。先日出演したトーク番組で、土屋さんを「すごくいい子で、死んだら絶天国に行く」と評していたが、「こうして生きていても、菩薩のような存在」と改めてその人柄を絶賛していた。この日は2015年8月17日の石川県輪島市の桶作家・海鳴の間を舞台に、東京でミュージシャンとして活躍する高志から、能登の希、圭太たちにビデオレターが届く場面が収録された。普段は無口な高志がコメントを発したことで同級生一同が盛り上がるシーンで、9月26日(土)の最終回(第26週156回)に放送される予定だ。(text:cinemacafe.net)
2015年08月20日今秋から放送開始予定のNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌発表会見が18日(火)、東京・渋谷NHKで行われ、主題歌がAKB48の「365日の紙飛行機」に決定したことが明らかとなった。同ドラマは、連続テレビ小説では初の幕末からスタート。激動の時代の大阪を明るく元気に駆け抜けたおてんば娘と、陽気にヒロインを支え続けたボンボン夫の「おもろい夫婦」を中心に、様々な人間ドラマが繰り広げられる。ヒロイン・今井あさ役には女優の波瑠。夫の白岡新次郎役には、玉木宏、そして、あさの姉・はつ役には、宮崎あおいが決定しているほか、寺島しのぶや、近藤正臣、柄本佑ら豪華キャスト陣が物語を支える。制作統括の佐野元彦エグゼクティブ・プロデューサーは「もの凄くお話の内容には自信を持っています。でも、朝の8時に丁髷かよ!という不安もやっぱりあります。若い人たちに丁髷でも面白いよ、って思ってもらうために、まずはどんな主題歌がいいかな、と考えた結果、秋元康先生に相談にいきました」と経緯を紹介。完成した楽曲を聞き、「ドラマにスッと寄り添いつつも、ベタッと張り付かない、心地のよい曲で大感謝です!」と満足気な表情をみせた。会見には、AKB48のメンバーである山本彩、高橋みなみ、渡辺麻友、柏木由紀、横山由依が登場。初めてAKB48のセンターを務める山本さんは、「同世代の方たちにもしっかり見て頂けるように頑張りたい」と力強く語った。高橋さんは「紙飛行機のように真っ直ぐな気持ちを持って歌っていきたい」と話し、渡辺さんも「夢のようです」と笑顔を見せた。柏木さんは小学生の頃、朝ドラの再放送を学校全体で見ていたというエピソードを紹介。「その頃の朝ドラの主題歌だったKiroroさんの『Best friend』が学校の歌になって、ずっと歌っていた経験があるので、『365日の紙飛行機』もみなさんに愛される曲になって欲しいです」と話した。そんな中で、横山さんは「いずれ、朝ドラのヒロインをやらせて頂けるように頑張りたい!」と抱負を宣言した。渡辺さんが、「さや姉(山本さん)の歌声は、AKBのレベル以上」と言うと、メンバーからは次々にブーイングが。それでもなお、「でも、わかりますよね?歌が上手なので、新しい層の方にAKBにも興味を持ってもらえたら嬉しいです!」と山本さんの歌声を高く評価した。連続テレビ小説「あさが来た」は9月28日(月)8時よりNHKにてスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年08月18日NHK連続テレビ小説「まれ」で、土屋太鳳演じる主人公・津村希の同級生・二木高志を好演する「黒猫チェルシー」の渡辺大和が、劇中バンド「little voice」として8月12日(水)に実際にCDデビューする。そのデビューを記念して、渡辺さんが“二木高志”としてCDショップでミニライブを行うことが決まった。「まれ」で渡辺さんが演じるのは、ふだんはとてもシャイでめったにしゃべらないが、ギターを手にして歌い始めると情熱的なボーカルで魅了するバンドマン、高志。彼が所属する劇中バンド「little voice」のメンバーを、「黒猫チェルシー」の面々が務めている。今回のアコースティック・ミニライブで披露するのは、希と圭太(山崎賢人)の告白シーンで高志が歌い上げ、話題となった名曲「涙のふたり」と、能登でも何度か歌われている「また会おう」。さらに、「まれ」の撮影秘話などのトークや、CD購入者を対象に“高志”のサイン会も予定されている。また、8月12日にリリースされる「little voice」のデビューシングル「涙のふたり / また会おう~バンドver.~」のCD帯には、希役の土屋さんから「せつない記憶もやさしい希望も、この歌たちに、つまってます」とコメントが贈られている。二木高志(渡辺大知 from 黒猫チェルシー)「涙のふたり / また会おう-バンドver-」発売記念トーク&ミニライブは、8月11日(火)20:00~タワーレコード横浜ビブレ店、8月15日(土)21:00~タワーレコード新宿店7Fの店内イベントスペースにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年07月31日NHK連続テレビ小説『まれ』で共演中の女優・土屋太鳳と俳優・山崎賢人が、再共演する映画『orange-オレンジ-』(12月12日公開)のクランクインに先立ち、"公開初日のお互いに向けて手紙を書く"セレモニーを行った。本作は、漫画誌『月刊アクション』(双葉社)で連載中の高野苺による同名作品が原作。未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と大切な人を亡くさないために、"今"を変えようともがき奮闘するヒロインの姿が描かれている。好きだからこそ相手の幸せを考えるという甘酸っぱい恋愛要素が共感を呼び、既刊4巻のコミックスは160万部を突破。世代・性別を問わず、国内外からも注目を集めている。このたび、未来の自分から手紙が届く本作にちなみ、土屋と山崎が未来への手紙として、"公開初日のお互いに向けて手紙を書く"セレモニーが行われた。2人は「今は伝えられないが未来(公開初日)でなら伝えられること」をテーマに執筆。はじめは書き慣れない手紙に悩みつつも、和やかな雰囲気の中で徐々にペンが走り、お互いへの手紙が完成した。手紙は公開初日までは誰も開封できないよう鍵のかけられた"orangeポスト"へ投函。撮影の成功とヒットを祈願した。お互いに何を書いたのか気にしながらも楽しみで仕方なさそうに笑顔で言葉を交わす2人の間には、クランクインを前にすでに穏やかな雰囲気ができあがっていた。さらに、イベントに合わせて本作のポスタービジュアルが公開された。26歳の自分から16歳の自分へ手紙が届くというストーリーに沿って、原作でも特徴的な淡い色使いはそのままに、幻想的な世界観を再現。土屋が優しさと温かみにあふれる16歳の主人公・高宮菜穂と過去を悔いて哀愁漂う26歳の菜穂を表現したビジュアルに仕上がっている。本作には、菜穂役の土屋のほか、菜穂に思いを寄せながらも母親の自殺によって心に深い傷を負っている転校生・成瀬翔に、『まれ』で土屋の相手役を務めている山崎、さらに竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみといった新鮮なキャストが集結。長編映画初挑戦となる橋本光二郎監督がメガホンを取り、原作の舞台となっている長野県松本市で大掛かりなロケを行うことも決定しいる。(C)2015「orange」製作委員会(C)高野苺/双葉社
2015年07月31日「月刊アクション」(双葉社)にて現在も連載中、コミックス既刊4巻で160万部を突破し、国内外に熱いファンを持つ話題の漫画を、NHK連続テレビ小説「まれ」で注目を浴びる土屋太鳳、山崎賢人のタッグで実写化する映画『orange』。このたび本作のポスタービジュアルが解禁となった。本作は、未来の自分から手紙が届くというファンタジックな世界観と、大切な人を亡くさないために、“今”を変えようともがきながら奮闘する姿、好きだからこそ相手の幸せを考える甘酸っぱい恋愛要素が共感を呼び、新たな形の「青春群像劇」として、世代・性別問わず人気のコミックスの実写化。未来の自分から届いた手紙を元に、大切な人との未来を変えるために奮闘する主人公・高宮菜穂には、“朝の顔”として大注目の土屋太鳳。菜穂に想いを寄せながらも、母親の自殺によって心に深い傷を負っている転校生・成瀬翔には、同じく「まれ」で土屋さんの相手役を務め、現在放送中のドラマ「デスノート」(日本テレビ)や桐谷美玲主演の映画『ヒロイン失格』など話題作への出演が続く、人気沸騰中の山崎賢人。さらに、原作の舞台となる長野県松本市で大掛かりなロケを行うことも決定している。クランクインに先立ち、土屋さんと山崎さんは「未来の自分から手紙が届く」本作にちなみ、「未来への手紙」として、「公開初日のお互いに向けて手紙を書く」セレモニーを敢行!「今は伝えられないが、未来(映画の公開初日である12月12日)でなら、伝えられること」を手紙に記した。書きなれない手紙に悩みつつも、和やかな雰囲気の中、徐々にペンを走らせお互いに向けての手紙を完成させると、封を閉じ、公開初日までは誰も開封することのないよう、鍵のついた“orangeポスト”へ投函!土屋さんと山崎さんは本作の撮影の成功と大ヒットを祈った。さらにこのほど本作のポスター・ビジュアルが早くも解禁に!26歳の自分から16歳の自分へ手紙が届くというストーリーを表現しており、原作でも特徴的な淡い色使いはそのままに、ファンタジックな世界観を再現している。土屋さん演じる優しさと温かみの溢れる16歳の菜穂と、過去を悔いて哀愁漂う26歳の菜穂の姿に、映像化の期待が膨らむ。竜星涼、山崎紘菜、桜田通、清水くるみといったフレッシュなキャストが脇を固め、“まれコンビ”として注目を浴びる20歳の2人が再タッグを組む本作。土屋さん、山崎さんはお互いに向けてどんな手紙を書いたのか?公開初日が待ち遠しい。『orange』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月29日NHK連続テレビ小説『まれ』で共演中の女優・土屋太鳳と俳優・山崎賢人が、映画『orange-オレンジ-』(12月12日公開)で再共演することが19日、明らかになった。2人が映画で共演するのは、今回が初となる。土屋は『まれ』のヒロイン、山崎はその相手役を務めて注目を集める2人。本作は8月下旬にクランクインし10月上旬にクランクアップ、11月中旬の完成を予定している。原作は漫画雑誌『月刊アクション』(双葉社)で連載中の同名漫画で、既刊4巻が160万部を突破するなど人気作。未来の自分から手紙が届き、大切な人を亡くさないために奮闘するヒロインの姿が描かれる。土屋が演じるのは、臆病ながらも運命を変えようとするヒロイン・高宮菜穂で、16歳のけなげな女子高生時代と運命を背負った26歳をそれぞれ演じる。原作を高校生の頃に読んでいたという土屋は「深い悲しみや、生きることの大切さ、高校生活のキラキラ感を感じていました」と振り返り、「最初に作品のオファーを頂いた時、直感的に『翔は賢人君かな?』と思っていたら本当に当たっていてうれしかったです」と山崎との再共演を喜んだ。一方の山崎は、菜穂が思いを寄せることになる転校生・成瀬翔役。母親が自殺してしまったことに対して責任と罪を感じている。山崎は「ファンタジーでありながら、少し切ない気持ちになれる部分もあるし、菜穂と翔の関係や、仲間たちとの絆がすごく良くて、大好きな作品になりました」と原作の魅力を語り、「太鳳ちゃんやキャストの方々と一緒に楽しみながら、大切なことが伝わる作品になれば良いと思います」と意気込んでいる。そのほか、菜穂の一番の理解者で翔との恋を応援する心優しきサッカー少年・須和弘人役に竜星涼、姉御肌な茅野貴子役に山崎紘菜、イジラれ役の不思議少年・萩田朔役に桜田通、仲良しグループのムードメーカー・村坂あずさ役に清水くるみが名を連ねる。メガホンを取るのは、土屋が優等生美少女・小川蘇美を演じたテレビ東京系ドラマ『鈴木先生』などを手がけ、本作が長編映画デビュー作となる橋本光二郎監督。脚本は『電車男』(05年)、『陰日向に咲く』(08年)、『ヘルタースケルター』(12年)などの映画やNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で知られる金子ありさ氏が担当する。(C)2015「orange」製作委員会(C)高野苺/双葉社
2015年07月20日7月4日(土)、NHK総合テレビにて放送の「SONGS」に、「DREAMS COME TRUE」が出演することが決定した。今年初のコンプリートベストアルバムを発表する「DREAMS COME TRUE」。ドリカムは、多くの人にとって人生を重ねていく中で大切な存在となるようなヒット曲の数々を、いまも尚生み出し続けている国民的バンドだ。今回の「SONGS」には、ドリカムを愛する女優、常盤貴子と宮崎あおいが登場。「わたしたちのドリカム」をテーマに、ドリカムの歌が彩った青春の思い出や、役者人生を支えてくれたドリカムの歌への思いを語る。また番組では、5月に吉田美和の50歳の誕生日を記念して行われたハワイでのライブの模様をいち早く紹介。ドリカム往年のヒットソングの数々が披露される。ドリカムは、ディズニー/ピクサーの最新長編アニメーション『インサイド・ヘッド』の主題歌「愛しのライリー」を担当しており、映画の公開も控えますます注目を集めそうだ。「SONGS」は7月4日(土)NHK総合テレビにて23時55分より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月26日NHK連続テレビ小説「まれ」で、土屋太鳳が演じる主人公・津村希の新しい恋(?)の相手・池畑大輔を好演中の柳楽優弥と、大河ドラマ「花燃ゆ」でも“幕末男子”を熱演中の瀬戸康史がW主演を果たす映画『合葬』。その2人の表情が対照的な、本作の世界観をシンプルかつ力強く表現するポスタービジュアルが完成、いち早くシネマカフェに到着した。「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまであまり語られることがなかった「彰義隊」。鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的に結成された彼らは、江戸の民衆から慕われながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった。本作で描かれるのは、将軍に熱い忠誠心を持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極(柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもなく彰義隊へ入隊した柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらも、そこに加わらざるをえなかった悌二郎(岡山天音)という、時代に翻弄された3人の男の数奇な運命。伝説の漫画雑誌「ガロ」に連載された杉浦日向子による原作をもとに、脚本を手がけるのは、4年ぶりの映画脚本となる渡辺あや。監督は、その渡辺さんが新進気鋭の逸材と認める小林達夫。共演には、若手実力派の岡山天音、世界的に活躍する俳優・オダギリジョーや「まれ」でも好演を見せる門脇麦など、個性豊かな面々が集結。ナレーションをカヒミ カリィ、音楽を「ASA-CHANG&巡礼」が務めることも話題となっている。到着したポスタービジュアルでは、「腹は決めた。心は迷っていた。」のコピーとともに、彰義隊に自らの意思で入隊した極と、ほかにあてがなく赴くままに入隊した柾之助の「動」と「静」の対比が、2人の表情からくっきりと浮かび上がっている。そして、友を止めるため、やむを得ず入隊した2人の幼なじみ・悌二郎(岡山天音)がその行く末を心配そうに、儚げに見つめている。いま改めて注目を浴びている、激動の時代を生きた“幕末男子”の三者三様の生きざまには、胸キュン必至。これまでの“時代劇”とは一線を画す現代の若者にも通じるリアルな青春群像に、いっそう期待が高まるビジュアルとなっている。『合葬』は9月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月15日日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」とマイナビBOOKSがコラボした、小説コンテスト「お仕事小説コン」の応募が6月4日にスタートした。テーマは、就職や転職をサポートしているマイナビならではの「お仕事小説」。「お仕事小説」とは、ストーリーの中に何らかの「お仕事」ネタが出てくる、もしくは主人公が何らかの「職業」に就いている小説のことだ。主人公が仕事を通して成長する姿に元気づけられたり、あまり知られていない業界の知識を得ることができたりと人気が高く、近年では「お仕事小説」をもとにしたテレビドラマや映画も多数制作され、話題沸騰中のジャンルである。この「お仕事小説コン」では、書店員や銀行員などの一般的な職業はもちろん、勇者や魔王といった架空の職業も含み、ジャンルを問わず面白い作品を幅広く募集している。2015年8月27日まで応募を受け付け、グランプリ1作品、優秀賞5作品を選出。グランプリ作品には賞金10万円、優秀賞には賞金3万円を贈呈し、両賞ともにマイナビより電子書籍として発売されるので、ぜひチャレンジしてみてはどうだろうか。『小説家になろう×マイナビBOOKSお仕事小説コン』概要●主催株式会社マイナビ、株式会社ヒナプロジェクト●募集作品・ストーリーの中に何らかの「お仕事」が出てくる作品・主人公が何らかの「職業」についている作品※ジャンル、文字数は自由(書籍化を想定し、70,000文字以上推奨)●賞金・グランプリ(1作品) 賞金10万円+マイナビにて電子書籍化・優秀賞(5作品) 賞金3万円+マイナビにて電子書籍化●応募資格不問(プロ、アマ、年齢等一切不問)●応募方法「小説家になろう」に作品を投稿して、「お仕事小説コン」とキーワード設定●応募締切2015年8月27日●結果発表2015年11月予定●審査員株式会社マイナビ出版事業本部マイナビeBooks編集部
2015年06月08日朝ドラ初の江戸時代・幕末を舞台に、主演の波留を始め、玉木宏、宮崎あおいら豪華俳優陣が出演することでも話題のNHK連続テレビ小説「あさが来た」。この度、日本生まれながら世界各地でボーダレスに活躍し、ノマド(遊牧民)ワーカー的な働き方をする俳優=“ノマド俳優”と自らを称する国際派俳優・DEAN FUJIOKAが出演することが明らかになった。DEANさんは日本の福島県生まれ。大学卒業後香港へ渡りモデルとして活躍し、俳優デビューも果たす。その後台湾に拠点を移し数々のドラマ・映画へ出演すると、日本語・英語・北京語を操るその語学力を活かし活躍の幅を世界へ拡大。2014年にはドラマ「荒野のピンカートン探偵社」で全米デビューを成し遂げた。また、インドネシア・ジャカルタをベースに音楽活動も展開しており、マルチな活動を続けている。日本では、2013年に『I am Ichihashi~逮捕されるまで~』で初監督・主演を務めたほか、『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』に出演。7月からはフジテレビ系ドラマ「探偵の探偵」で日本の連続ドラマ初出演を控え、ますます注目度が上がる俳優だ。今回DEANさんが演じるのは、薩摩藩士であり実業家でもあった実在の人物・五代友厚役。西洋の事情に明るく、グローバルな考え方の持ち主で、ドラマでは、新しい時代を切り開こうと大阪経済の発展に尽くす中で、実業家として奮闘するあさと出会い、あさを叱咤激励する師という重要なポジション。若き日にイギリス留学経験があり、英語が堪能だった五代友厚役に、国際的にマルチな活躍をするDEANがぴったりということで、今回の大抜擢につながった。「今回NHKの朝ドラに出演できることをとても光栄に思います。いままで海外で生活してきた中で、どこにいても視聴することができたこの枠に出ることは自分の夢の一つでもありました。アジア各国でいままで僕の活動を応援してきてくれた皆様にこの番組を見ていただけるのもとても嬉しいです」と、今回のキャステイングについて、並々ならぬ思いがあるよう。初共演者となる波瑠さんについては「主人公あさを彷彿とさせる活発さが魅力的で、演技や方言台詞などに真摯に取り組む姿などに、好感の持てる方だと思いました」とコメントした。NHK連続テレビ小説「あさが来た」は9月28日(月)より放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月03日ポニーキャニオン発のレーベル「ぽにきゃんBOOKS」と、VOCALOIDをはじめとしたソーシャルシーンを牽引する「EXIT TUNES」がタッグを組んで、小説『星屑ユートピア』(判型:B6判・340ページ)を刊行する。発売日は3日で、価格は1,200円+税。小説『星屑ユートピア』は、楽曲再生数175万回超(※2015年2月現在)を誇り、VOCALOID・巡音ルカの伝説的代表曲のひとつに数えられるotetsu作詞・作曲の「星屑ユートピア」を小説化したもの。原案にotetsu、著者にせつない純愛小説、やさしい目線で描かれたエッセイで人気の作家である井上香織を迎え、本書を飾るイラストにはTVアニメ『RAILWARS!』や『異能バトルは日常系のなかで』で作画監督を担当した なつのはむとを起用。物語は登場人物たちのせつない恋愛模様や、未来に向かうために生じる摩擦、心の葛藤が描かれていくという。<小説『星屑ユートピア』あらすじ>ちょっとやんちゃな陽輝(はるき)と、ピアニストをめざす内気な姫菜(ひな)。幼馴染のふたりは同じ高校に入学したのだが。天文部の部長・星神との出逢い、そして恋の予感。さらに星神先輩のカノジョ(?)らしき、"ルカ"と呼ばれる謎の美女も現れて……。少しずつ陰りが差し始める陽輝と姫菜の友情。せつない恋の行方は……?なお、初回限定版には豪華三大特典として、otetsu新曲「Twinkle road」、声優の藤田咲、沼倉愛美が出演するSP映像、本書の電子版をダウンロードできるポニカ(ダウンロードカード)が付属。また、このほか9月に予定されている「読者様感謝イベント参加券」も封入される。(C)2015 otetsu・井上香織/ポニーキャニオン・EXIT TUNES(C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net piapro
2015年06月02日パピレスが運営する電子書籍投稿&編集プラットフォーム「upppi」で開催していたマリクロとの共同企画「恋愛小説&イラストコンテスト」の小説選考結果が28日、発表された。同コンテストは2段階の企画となっており、第1段階として昨年11月から、恋愛小説を想定したヒロインのキャラクターイラストの募集・選出を実施。1月28日の発表で、イラストレーター・弓槻みあさんの作品が選ばれた。そして第2段階として、このヒロインをイメージキャラクターとした恋愛小説の募集を行い、このたび結果が発表された。大賞に選出されたのは、下り絵さんの『あおい空のハート』。審査員は講評で「イラストのイメージにぴったりの、ラブストーリーと呼べる、投票1位にふさわしい作品」と絶賛し、「主人公たちの学校での日々が自然に描かれていくなかで、それぞれの性格、なかなか積極的になれない初々しい恋愛、主人公が『彼』にひかれていく過程、恋する心模様などがきちんと伝わる」「イラストの女の子がこの作中で話す姿がありありと想像できる文章」と評価した。なお、佳作には水鬼さんの『夢の中で桜は語る』が選ばれた。採用作品については、規定の賞金が支払われると共に、後日イラスト選出作家の書き下ろしイラスト付きで絵ノベル化、および『電子書店パピレス』『Renta!』での配信が予定されている。
2015年05月29日女優の土屋太鳳が、世界一のパティシエを目指す能登育ちのヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「まれ」。ようやく横浜でパティシエ修業を始めたのもつかの間、Xmasケーキのトラブル、“キッス”騒動に、能登での三角関係、結婚騒動など、怒濤の展開となっている本作のロケ取材会が、石川県珠洲市の塩田にて開催。土屋さん、幼なじみ役の山崎賢人、門脇麦ら豪華キャスト陣が一挙に勢ぞろいした写真とコメントが到着した。石川県・能登に家族と共に移住してきた少女・津村希(土屋さん)が、世界一のパティシエを志して修行を積む姿と周囲の人々との温かい交流を描く本作。5月11日の第7週から「横浜編」がスタートし、ついにパティシエという自分の夢に向かうべく、気難しい変わり者のオーナー・池畑大悟(小日向文世)のフランス菓子店「マ・シェリ・シュ・シュ」に1か月のお試しで採用された希。池畑の妻・輪子(りょう)や息子の大輔(柳楽優弥)ら個性的な面々と過ごしていたが、お試し期間の結果は、不合格。そんなとき、父・徹(大泉洋)と母・藍子(常盤貴子)の離婚騒動の知らせを受け、急きょ能登に戻ってきた希を待っていたのは、幼なじみの圭太(山崎さん)と一子(清水富美加)とのぎくしゃくとした三角関係。さらには、弟の一徹(葉山奨之)が突然、結婚を宣言!その相手は、希の幼なじみのみのり(門脇さん)だった……。父母の離婚騒動に加え、一子に突きつけられた圭太への思い、一徹とみのりとの交際発覚&結婚宣言、さらには横浜から “キッス”騒動の相手の大輔までやってくるなど、能登は再び騒がしくなってきた様子。東京でのスタジオ収録を挟んで、今回、久々の能登ロケとなっただけに、希役の土屋さんは「懐かしさと安らぎで胸がいっぱい」と話し、山崎さんも「ロケで能登に来たというよりも、能登に帰ってきたという感じがしています」と、うれしそうにコメントを寄せた。能登の人たちの、他人の夢も“ほおっておけない”温かさを再び目の当たりにした希が、この後、混迷する自身の夢、そして恋にどんな決断を下していくのか。これから先の展開にも注目が集まる。<出演陣コメント>土屋太鳳(津村 希 役)能登に帰ってきて、「ただいま!」という気持ちでいます。能登にはこれまでも、公開収録などで何度か来ていますが、「まれ」のロケで訪れるのは久しぶりで、懐かしさと安らぎで胸がいっぱいです。収録現場は本当の家族といるみたいな感じで、ドラマの後半もしっかりみんなで「まれ」を生きていきたいと思っています。大泉 洋(津村 徹 役)久しぶりに能登に来て、いつものホテルでスタッフに迎えてもらったときに「ただいま」と言ってしまいました。「能登はやさしや土までも」と言いますが、本当にやさしさを感じましたね。雨男のわりに今回は天気がいいので、気持ちよくロケをしています。常盤貴子(津村 藍子 役)前回のロケはまだ放送前で、「まれ」というドラマがどういうものかわからない段階でしたが、今回は役どころもわかってのロケで、「藍子さん!」とか「希ちゃんのおかあさん!」と能登の皆さんに迎えていただくことを、本当にうれしく思っています。葉山奨之(津村 一徹 役)久しぶりに能登に帰ってきて、食べものがおいしいので、本当にがんばれます。こちらに帰ってきたら、一徹と呼ばれることが増えてきました。先日も、「徹さんがしっかりしていないので、一徹がしっかりしなさい」言われ、一徹としてしっかりしようと思いました。山崎賢人(紺谷 圭太 役)今回、ロケで能登に来たというよりも、能登に帰ってきたという感じがしています。今回、このタイミングでロケに来られたので、後半のスタジオでの収録では、能登での経験をしっかり感じて、撮影に臨みたいと思っています。門脇 麦(寺岡 みのり 役)去年の10月以来で、そのときもすてきな印象でしたが、今回も美しい景気とおいしいごはんがあってすてきだなと思っています。今回のロケでは、スケジュールが埋まっているわけではありませんので、日々浄化されています。高畑裕太(角 洋一郎 役)最初に能登に着いたときに「ただいま」って思いました。NHKのスタジオ内では味わえない生の空気感を感じで、みんなで海がきれいだね、緑がきれいだね、食べものがおいしいねって言いあって、ロケに臨んでいます。田中 泯(桶作 元治 役)ここの塩田の主です。私は2月の寒い時期以来の能登でした。私、山の中に住んでいるので、海のさまざまなにおい、砂地に立つといったかけがえのない経験をさせてもらっています。すべてがうれしいという思いでいます。田中裕子(桶作 文 役)いつも午前7時に輪島漁港で「まれ」のオープニングテーマが流れます。今日も、まだ寝たいのに。皆さん早起きなんですね。本当に地元の皆さんに応援していただいているなと思いながら、歌を聴きながらまた寝ました。連続テレビ小説「まれ」は毎週(月)~(土)8時~8時15分ほかNHK総合、NHK BSプレミアムにて放映。(text:cinemacafe.net)
2015年05月29日小泉孝太郎が7月12日からスタートするWOWOWの連続ドラマ『死の臓器』で主演を務めることが19日、明らかになった。原作は麻野涼の社会派医療サスペンス小説。腎臓が摘出された女性の遺体と、ある一人の医師(武田鉄矢)にかけられた人体実験容疑の接点とは…。患者を救うために必要とされる「臓器移植」をテーマに、大病院と製薬会社の暗躍と現代医療の倫理を問いかけていく問題作だ。女性の遺体を樹海で発見するテレビ番組制作会社のディレクター・沼崎を演じる小泉は「今回演じる沼崎という役は、最終的にこれが正しいんだという答を出す役ではないので、彼が心の中で揺れ動く姿を表現したいと思います。今の日本の医療の現状を考えると、サイコロを上から見るのと下から見るのとで数字が異なるように答が出ない難しい作品ですが、視聴者のみなさんと一緒にこのテーマについて向き合える時間を共有出来たらと思います。30代半ばという年齢から見ても、自分にとって大きな転機となるような作品にしたいです」と意気込んでいる。佐藤祐市監督(映画『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』)は「グレーゾーンに相当する『レストア腎移植』(※癌に侵された腎臓を摘出し、病巣を取り除いた後に腎臓を修復。その腎臓をレシピエントに移植するという術式)というものをどうやってエンタテインメントとして構築するのか、これが最大の問題です。作品を創るというのはいつでも挑戦だと思っていますが、今回はハードルが高いと感じています。とても難しいテーマを扱うからこそ出来る新しいドラマになれば素敵だなと思います」と語っている。出演はほかに豊原功補、小西真奈美、小木茂光、川野直輝、新妻聖子、柴俊夫。『死の臓器』はWOWOWプライムにて7月12日(日曜 22:00~)スタート。全5話(第1話無料放送)。
2015年05月19日ここ数か月、朝のお茶の間を最もイライラさせている男。NHKの連続テレビ小説「まれ」のダメな父親が見事なまでに板についている大泉洋。15分という短い時間の中で“きっちりと”視聴者の怒りの炎に油を注ぎつつ、その流れでヒロインや周囲の人間を心配、応援する気持ちにさせてしまうのは、この男の高い演技力があってこそである。そんな大泉さんが、ドラマとは打って変わって、ダメ男たちから逃れてきたワケありの女たちを救うヒーロー(?)を演じているのが映画『駆込み女と駆出し男』である。2010年にこの世を去った人気作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて紡いだ小説「東慶寺花だより」を原案にした本作。実は現代よりも離婚の数が2倍もあったと言われる江戸時代、離婚を望む女たちのための駆込み寺となっていた鎌倉・東慶寺に集った者たちの笑いと涙のドラマを描き出す。大泉さんが演じるのは、離婚を望む女たちを一時的に預かる御用宿「柏屋」で“離婚調停人”を務める信次郎。見習い医者であり戯作者でもある信次郎は、様々な事情や過去を抱える女たちと接し、彼女たちを助けていくのだが、目を瞠るのは大泉さんの“受け”の芝居。戸田恵梨香、満島ひかりらが演じる女性キャラクターの個性、その魅力が大泉さん演じる信次郎とのやりとりの中でグイグイと引き出されていくのが分かる。先述の朝ドラの「まれ」然り、とぼけたコミカルな芝居で自身も存在感を放ちつつ、共演陣のキャラクターを浮かび上がらせるのは、この男の“本領”とも言えるが、当人は「意識してやっているわけではない」という。「僕自身は、満島さん自身を立たせてあげようという思いで芝居するわけではないです。単純に“役”としてですね。満島さんが演じて出来上がった“お吟”さんという女性がいて、この人と対峙した信次郎がどうなるか?というだけで、あくまで映画としてそのシーンを成立させるためにどうすればいいのか?を考えます。だから相手のお芝居を見るまでは事前に自分の芝居を固めることもないですね。結果として共演者の“役”がシーンの中で立てばいいなとは思ってます」。一方で、信次郎の憎めないキャラクターが生き生きと浮かび上がってくるのが、「柏屋」の主人・源兵衛を演じた樹木希林や番頭の妻・お勝を演じるキムラ緑子らベテラン女優とのシーン。大泉さんはまず、樹木さんとの共演について「すごいとしか言いようがない。人間国宝を見ているようだった」と振り返る。「こんな機会はめったにないという気持ちで(樹木さんの芝居を)見てましたね。何を言っても面白くておかしみがある。人間国宝の落語を聞いてるようで、特に何って面白いことを言っているわけじゃないはずなのになぜか面白い。でも決めるところはしっかりと決めて、シリアスなお芝居もされるんです。現場は本当に和気あいあいとしてて、とにかく寒いからみんなで集まって火にあたるんですけど、そういう時の希林さんの話は、わりとゴシップが多いんです(笑)。あとはモノマネですね…。やたら似てるし最高に面白いんですけど、非常にブラックなモノマネ――メディアでは話せないものばっかりなんですけど(笑)」。メガホンを握ったのは『クライマーズ・ハイ』や『わが母の記』などで知られる原田眞人監督。これが時代劇初挑戦であり、大泉さんとも初タッグとなった。「撮影中は言ってくれず、その後のキャンペーンを一緒に回っている時に教えてくださったんですが、原田監督は井上ひさしさんの原案小説を読み終える頃には『信次郎役は大泉くんしかいない』と思っていたそうです。僕が喋りまくる『ドレッサー』という舞台(作・演出:三谷幸喜)があるんですが、それを見てくださって『大丈夫だ』と。現場でも原田監督からお芝居に関して『もっとこうして』というお話はほとんどなかったですね。『ゴチャゴチャ言うより、大泉くんに好きにやってもらった方がいいと思ってた』と仰ってました」。大泉さんにとってはNHK大河ドラマ「龍馬伝」、映画『清須会議』に続く時代劇出演。キムラさんと2人で話し合いながら、稽古を重ねて作り上げたという狭い布団部屋でのシーンなどを例に挙げ、大泉さんは原田監督の現場を「舞台の稽古的」と評する。「『龍馬伝』で大友(啓史)監督の演出を経験していますが、共通するところがありましたね。ワンシーンを止めずに撮り続ける。カメラを据え置いて『ここからここまでのカット』という撮り方ではなく、とにかくお芝居の勢いを大事にする。『龍馬伝』で大友監督と会った時に、非常に面食らったんですが、その経験があったから今回は面食らわずにいられました。カメラがどう動くか分からない中で、役者は縦横無尽に動いて好きにやっていい。ルールはひとつ、どんなに間違っても芝居を止めないこと。(この手法は)役者にとっては2つの面があって、楽しいことは楽しいんです。止めないので気持ちは繋がりやすいし、『前のカットでこれを右手に持っていたので…』といった細かい部分を気にしなくていいので気持ちよく演じられます。その代わり、そのワンシーンを何度も演じないといけないんです。どこをどう繋いで編集するのか分からないので、頭から最後まで何度もやる。体力的にはすごくキツかったですね」。芝居の勢い、役者の息吹を大切にしつつ、巧みな編集で繋ぎ合わされて完成した本作に大泉さんは驚きを覚え「これまでにない時代劇」と言うべき面白さを感じたという。「とにかくビックリしましたね。展開が早くて。実際のセリフ回しも速いんですが、編集のテンポも速いのでジェットコースターのよう。時代劇と言うと、じっくりゆっくり進むというイメージだったので…。撮影当初は4時間になるんじゃないか?というくらいの量があったんです。でも監督は『2時間ちょっとだ』とおっしゃられていて『どうやって?』と思ってたんですが…。決してバッサバッサとシーンを削ってるわけでもないし、映像をきれいに見せるところはゆっくりときれいに見せてくれる。編集の妙と言いますか、早いところは畳みかけてきて、緩急が気持ちいい作品。原田監督は本当に天才だなと思いました」。戯作者の卵である信次郎は、“離婚調停人”という役回りを人間を知る絶好の機会、ドラマの宝庫と捉えつつも、いざ仕事を始めると、時に命の危険も顧みず、女たちのためにあれやこれやと世話を焼く。あふれんばかりのサービス精神は、大泉さん自身とも重なる…いや、むしろこれこそ、この男を語る上で欠かすことのできないポイントである。大泉さんが出席した記者会見やイベントのニュースがポータルサイトのトップに掲載され、多くのアクセスを記録することがいかに多いか!「人気俳優だから」というだけが理由ではない。時に共演の女優からネタにされ、些細な発言をツッコまれ、イジられつつ、それが大きなニュースとなる。「常に“面白い人”でありたい。僕が人前に出た時に考える事は単純に笑って帰ってほしいってことだけなんです」――それが大泉洋のスタンスである。「人前に立つからには笑わせたいんですよね。『面白いから人前に立っている』という人でありたい、そこは純粋な役者さんとは考え方が違うのかもしれません。『面白かったね、大泉』と笑ってお客さんに帰ってほしい。以前『東方神起』のライヴを見に行ったんですが、トークがすごく面白くて、韓国の人なのに日本語でしっかり笑いを取ってるんです。そこで何を思ったかというと、僕が韓国語を話せたら、韓国人だって笑わせられるんだということ。それをマネージャーに言ったら『それは韓国語を覚えて韓国映画に出たいって話じゃないんですか?』と。確かに、そうは思わなかったんですよねぇ。咄嗟に思ったのは“韓国人を笑わせたい“だったんですよね(笑)。やっぱり根っこにあるのは『人を笑わせたい』ってことなのかな笑)」。ヘアメイク:西岡達也(vitamins) Nishioka Tatsuyaスタイリスト:九(Yolken) Kyu(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月15日4月23日(木)、秋より放送が決定しているNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主な出演者発表会見が、NHK大阪放送局にて行われた。朝ドラ初の江戸時代・幕末を舞台にした本作。激動の時代の大阪を舞台に、日本最初の女子大学設立に尽力した実在の人物・広岡浅子をモデルに、「お金儲け」のためではなく「今より少しでもみんなが幸せな世の中の実現」のために生き抜いたヒロインの物語を描く。主演であるヒロイン・あさ役に抜擢された波留をはじめ、あさの夫・白岡新次郎役の玉木宏、あさの姉・今井はつ役の宮崎あおいほか、豪華出演キャストが会見に臨んだ。エグゼクティブ・プロデューサーの佐野元彦は、「京都の名門に生まれた二人の姉妹が、それぞれに大阪の立派な両替商(今の銀行)に嫁いで、その三つの家庭が、幕末から明治、大正でどういう風に流れていって、時代の激しい流れの中でどんな生き方をしていったかを、今までにない位、印象深く描けたらと思っています」と作品の方向性について語り、10年先でも忘れられないドラマにしたいと意気込みを語った。朝ドラの出演は、12年前の「こころ」以来となる玉木さんは「(当時は)この仕事を始めてちょうど5年経ったタイミングだった。夢を持って上京してこの仕事を始めたんですが、なかなかこの仕事1本では生活ができなくて、ずっとアルバイトを続けておりました。でもその朝ドラに出演するきっかけで、アルバイトを辞めて、この仕事で生きていけるようになりました。なので、この朝ドラの話をいただいた時には、初心に戻るような気持ちで臨みたい」と、当時の心境を思い返しながら意気込みについて語った。一方、「純情きらり」以来の9年ぶりの朝ドラ出演となる宮崎さんは、「こうしてキャストの方のお顔を見て『あぁ、いよいよ始まるんだな』という実感がやっと湧きました。NHKに来るとお世話になった、知っているスタッフの方がたくさんいるので、とても安心して仕事させていただけます。楽しんで、良い作品になるよう一生懸命がんばります」と語った。ヒロイン・あさ役の波留さんは、「一か月前、ここでひとり、ヒロイン発表のご挨拶をさせていただいた時は、嬉しいよりも不安よりも信じられない気持ちばっかりで、何が何だかわからないでいました。最近はことばとそろばんとお琴と所作とお稽古やっています。どんどん課題が出てきて不安になるときもあって、がんばらなきゃと毎日思っているんですけれど、今日こうして周りのキャストの皆さんに会えて、『ああ大丈夫だ、がんばろう』という気持ちになりました。改めてこの皆さんと一緒に、日本の朝を元気にできるようなドラマを作れればという気持ちが強くなりました」とコメントした。ほかにも、新次郎の父・白岡正吉役の近藤正臣、新次郎の母・白岡よの役に風吹ジュン、はつの夫・眉山惣兵衛役に柄本佑、ヒロインの祖父・今井忠政役の林与一、眉山惣兵衛の母・眉山菊役の萬田久子、はつの夫惣兵衛の父・眉山栄達役の辰巳琢郎、両替屋加野屋の中番頭亀助役の三宅弘城、両替屋加野屋の大番頭雁助役の山内圭哉、新次郎の三味線の師匠・美和役の野々すみ花が会見に登場した。「あさが来た」は2015年5月にクランクイン予定。2015年9月28日(月)~2016年4月2日(土)の間、全156回放送される。(text:cinemacafe.net)
2015年04月23日