「PSYCHO-PASS サイコパス」常守朱役をはじめ、多くの作品でメインキャラクターやヒロインを務め、アーティストとしても大活躍中の人気声優・花澤香菜が、シリーズ12シリーズ目となる「Go!プリンセスプリキュア」の映画『映画Go!プリンセスプリキュアGo!Go!!豪華3本立て!!!』に、オリジナルキャラクターとして出演することが決定。併せて劇中歌も担当することが分かった。花澤さんは、「東京喰種トーキョーグール」神代利世役、「寄生獣 セイの格率」村野里美役、「監獄学園 プリズンスクール」緑川花役、『屍者の帝国』ハダリー・リリス役と数々のアニメ作品でメインキャラクターを担当。さらに、声優の単独公演としては8人目となる日本武道館ライブを成功させるなどアーティストとしてもその活躍は目覚ましく、今年3月には自身初となる主演実写映画『君がいなくちゃだめなんだ』に出演。その躍進は留まるところを知らないほどの人気を誇っている。今作では、『パンプキン王国のたからもの』に登場する“パンプキン王国”のプリンセス・パンプルル姫を演じる花澤さん。儚くも優しく強い心を持ったプリンセスを表現するという。プリキュアへの参加は初となる花澤さんは「プリキュアシリーズは私にとって憧れの番組なので、関われることがとても嬉しかったです!!パンプキン王国の様子や妖精たちやパンプルル姫の衣装など、全部が可愛くて、改めて、女の子の素敵!!と思うツボをがっちり掴んでくれる作品だなぁと思いました。心暖まる感動の物語です。観終わった後、家族でかぼちゃプリンを食べたくなると思います♪」と、お姫様役らしく可愛らしいコメントを寄せた。また、本作の王様役には、洋画の吹き替えやアニメ作品でも多く活躍し、「ONE PIECE」ブルック役で知られる声優のチョー、お妃様役として「テニスの王子様」の華村葵役など多くのアニメや吹き替えにも出演しており、本作では“秋之桜子”として脚本も手掛けている、山像かおりがそれぞれキャスティング。豪華ゲスト声優が3名揃う形となった。花澤さんは本作では劇中歌も担当。既出の『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』のレフィ役を務める上垣ひなたが劇中歌を歌うことも決定しており、各話のヒロインがそれぞれの作品の挿入歌を担当するという、プリキュア映画史上初の試みにも注目だ。『映画Go!プリンセスプリキュアGo!Go!!豪華3本立て!!!』は10月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く「ノイタミナムービー第2弾」として注目を集める「Project Itoh」より、『虐殺器官』『ハーモニー』の特報がこのほどWEBでも解禁となった。2009年に34歳で夭折した小説家・伊藤計劃が遺した3つの長編作品を映画化する「Project Itoh」。伊藤氏が残した30ページの序文を円城塔が書き継いだ『屍者の帝国』をはじめ、3か月連続で劇場公開を控えている。このほど、第2作目として公開される『虐殺器官』および3作目の『ハーモニー』の特報映像が解禁。8月28日(金)より劇場で上映され話題となっていた映像が、はれてウェブでも公開される運びとなった。「ゼロ年代最高のフィクション」とも称される『虐殺器官』は、スタジオ「manglobe」と組んだ『Ergo Prxy』が海外で多くのファンを獲得した村瀬修功が監督を務める。また、第40回星雲賞(日本長編部門)および第30回日本SF大賞を受賞、2010年、同年のフィリップ・K・ディック記念賞(特別賞)を受賞した『ハーモニー』は、『AKIRA』の作画監督として世界に知られたなかむらたかしと『鉄コン筋クリート』を監督したマイケル・アリアスの二人が監督を手掛け、両作共に世界的に評価の高い屈指のクリエイターによって映像化される。「Project Itoh」公式ホームページにて公開された特報は、どちらも伊藤計劃独自の世界観が展開され、確かなクオリティが見て取れる映像に仕上がっている。公開を楽しみに待ちたい。『虐殺器官』は11月13日(金)より、『ハーモニー』は12月4日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月11日田中芳樹氏のSF小説『銀河英雄伝説』を原作とした新アニメの制作を、『攻殻機動隊 新劇場版』や『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』などを手掛けるアニメーションスタジオ・プロダクションI.Gが担当することが決定した。■原作者・田中芳樹氏のコメント「物好きな人がいるもんだなあ」という失礼な感想を、27年ぶりにふたたび味わうことになりました。考えてみれば、本当にありがたいことです。原作の小説でも、コミックでも旧作のアニメでも出来なかったことを、思いきってやって下さい。感謝と期待で若返る思いです。宇宙を舞台に壮大なスケールで描かれる田中芳樹氏の『銀河英雄伝説』は、1982年に第1巻が刊行されて以来、累計発行部数1,500万部を超えるベストセラーSF小説。1988年からは、アニメシリーズが制作され、OVA110話、外伝52話、劇場公開作品3本という、圧倒的ボリュームで展開された。今回の新アニメプロジェクトは原作小説から再度映像化の許諾を受け、制作される新たな映像展開である。なお、本プロジェクトの展開時期は2017年の予定。詳細は公式サイトなどで告知される。
2015年08月13日『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く“ノイタミナムービー”第2弾として注目を集める「Project Itoh」。先日から第1弾『屍者の帝国』第2弾『虐殺器官』の豪華声優陣が発表されますます話題となっているが、この度、本プロジェクト最終作『ハーモニー』のメインキャストが解禁。沢城みゆき、上田麗奈、洲崎綾ら人気女性声優陣の顔ぶれが揃った。34歳という若さでこの世を去った小説家・伊藤計劃のオリジナル長編小説3作品を劇場アニメ化するこのプロジェクト。第3弾となる本作の原作「ハーモニー」は、亡くなる数か月前に発表された彼の遺作だ。没後2012年にアメリカの権威ある「SF文学賞フィリップ・K・ディック賞」特別賞を日本人で初めて授与されたことでも話題に。前作「虐殺器官」から数十年後の近未来を想起させる世界が描かれ、伊藤氏が模索した未来の世界の姿の一端が垣間見える傑作となっている。そんな本作は、前2作と異なり、物語の鍵を握る3人のキャラクターを女性が占めている。まず、主人公の霧慧トァン役には、アニメ「ルパン三世」峰不二子役を継承し、「PSYCHO-PASS サイコパス」にも出演するなど“ノイタミナ”に縁が深い沢城さん。沢城さん演じる霧慧トァンは、13年前の事件で共に自殺を図り逝った友人・御冷ミァハの存在にいまなお縛られながらも、世界の戦場を渡り歩き平和維持活動を行う監察官。ある日、突如発生した大量殺人事件の捜査を進めるうちに、死んだはずのミァハの影を感じるようになり…そして彼女は世界の真実に近づいていく。また、13年前の事件の首謀者で、調和と慈愛を重んじた優しすぎる世界を拒絶し、トァンらを誘って自殺を企てるカリスマ的魅力の美少女・御冷ミァハ役に、2015年の第9回声優アワード新人女優賞を受賞した上田麗奈が抜擢。同じく第9回声優アワード新人女優賞を受賞した洲崎綾が、2人の良き理解者で、13年前の自殺未遂を経験して以降、トァンとは対照的に社会に溶け込むべく生活を送る零下堂キアンを演じる。そのほか、トァンの父で、“優しすぎる世界”を支える高度医療システムWatchMeの生みの親の科学者・霧慧ヌァザに、舞台・映画・声優と幅広く活躍する森田順平。ヌァザのシステムの共同開発者・冴紀ケイタに、『ロード・オブ・ザ・リング』ゴラム役で知られるチョー。大量殺人事件の解明に乗り出したインターポールの捜査官・エリヤ・ヴァシロフには、『屍者の帝国』へも出演する三木眞一郎。トァンの上官であるオスカー・シュタウフェンベルクに、ニュース番組のナレーションも担当する榊原良子。トァンと戦地で取引を行うトゥアレグ族の長・アサフに、前2作にも出演する大塚明夫、といった重厚なキャスト配置が実現。沢城さんは本作について「こんなにも単品で、命のことだけ取り扱った物語を私は見たことがありません。戦争や病気、家族といったほかの要素を何も纏わない、剥き出しの、命の、命の意志のお話。その化身の様にして劇中存在するミァハを心が強烈に警戒するせいで、ちっともトァンの印象が残りません。あんなに喋ったのに!(笑)」と、独自の世界観を表現。さらにファンへ向けて「簡潔にコメントをしようとしているわけではないのですが、劇場に足をお運び下さいとしか、口にできることが見つかりません。分かち合えるような物語では無いように感じますが、1人で受け止めることもままならない、そんな鑑賞後感です」と胸の内をコメントした。公式サイトでは、前述した豪華キャスト総出演の新PVが公開されており、キャストボイスだけでなく、「EGOIST」による主題歌「Ghost of a smile」の音源も本PVにて初解禁。また本日24時55分よりフジテレビ“ノイタミナ”にて放送される「乱歩奇譚 Game of Laplace」内でもスポット映像が放送予定だ。『ハーモニー』は12月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月30日●「もっとすごいアニメグッズ」を実現アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する拳銃「DOMINATOR(ドミネーター)」を、家電ベンチャー・Cerevoが再現した電動玩具「DOMINATOR MAXI(ドミネーター・マキシ)」(※開発コードネーム)。作中同様、なめらかな動きで自動変形する様子が公開されたと同時に、アニメの中の動きを"完全再現"したと話題になっている。インタビュー前編では、ネット接続家電を手がける同社が「ドミネーター」を開発したきっかけを語っていただいたが、後編では、自身もアニメを愛好しているという同社の岩佐代表が、今回の製品をはじめとした「スマートトイ」、ひいてはアニメ業界のグッズ展開にかける思いについて迫った。――動くものは今回御社が発表したものが初めてですが、ドミネーターはすでにさまざまなメーカーが製品化しています。価格帯でいえば御社のものが最も高額ですが、差別化に際して工夫されたことはほかにありますか?工夫、という部分ではないかもしれないのですが、価格ではなくクオリティを追求したことが、何よりの差別化だと思っています。僕自身、すごくアニメが好きなんです。そうした趣味がある場合、決してお金持ちではないにしても、いわゆる社会人をやっていてある程度の収入があるとなったら、本当に好きな作品のためであれば、5万円でも10万円でも出そうと思ったら出せる、という気持ちを持ったファンの方は多くいらっしゃるのではないかと思っています。例えば、15万円前後のBlu-ray BOXが販売されているアニメ作品はいろいろとありますし、アイドルものアニメの等身大ポップがひとつ2万5,000円で、それをメンバー6人分そろえたら合計10万円、みたいな商品展開もあるわけです。要は、欲しい人はお金を出しても良いものが欲しいというニーズがあるのだと感じています。ですが、アニメ関連事業に限らず、メーカー側がそういう事業構造になっていないのでしょうけれど、いわゆるアニメ作品の関連グッズって、何と言ったらいいのでしょうか…。――おっしゃるような高額商品は少数派で、ストラップやタオル、缶バッジなど、作品種別を問わず同じような低額商品が展開されがちですね。ライン化しているというか。そうです、ライン化しているのと、参入している企業が基本的に限られているためでしょうね。もちろん、そうした状況を否定するものではないですし、僕もキーホルダーとか好きで集めていたりするので、それはそれでいいんです。その一方で、家電業界の費用感と技術で、もっとすごいものができるんだということも知られてほしいと思っていました。近年、ハードウェアスタートアップが増えているのは、少ない開発費と小規模なロットで、高機能な製品を生産できるような土壌が整いつつあるからです。今回のドミネーターも、モーターが中国の部品メーカーから簡単に購入できるようになったこと、500台~1000台から組み立てを受けてくれるEMSと言われる工場が出てきたこと、製品化に際してCPUを入れるのですが、社内で開発しなくても、デジカメやスマートフォンに入っている物と同じ高性能なチップを、メーカーから買って組み込めるというような状況があって実現しました。その上、各ソフトウェアもある程度オープンソースで配布されています。例えば顔認識だったら、シビュラシステムの開発のご質問の時にも挙げたOpenCVなどのライブラリが有名です。要するに、家電業界では「いつでも来い!」と言えるような状況が整っているものの、コンテンツ業界、そして玩具やプライズなどの周辺産業がなかなか追いついてこなかったんですね。そんな中で、このドミネーターが「こんなこともできるんだよ」という、フラッグシップ的な製品というか、ひとつの実証にはなるのかな、と。――既存の展開にはないモノを実現したかった、ということですね。繰り返しになるのですが、既存の製品展開が悪いという話ではないんです。僕らは逆に、そうしたメーカーが得意とする、大量生産して原価を1円、あるいは1銭単位で下げて、利益を回収していくみたいなやり方は苦手なんです。自分の好きなアニメのグッズが、500円のものから10万円のものまであるって面白いじゃないですか。こうした製品展開の例としては、一時期話題になったマスターレプリカ社が製造した『STAR WARS』の「FXライトセーバー」があります(注:現在はハズブロ社が販売)。ライトセーバーのおもちゃって、トイザらスで2,000円くらいで売ってますけども、マスターレプリカ社の物の価格は約2万円でした。完全に「大人のためのライトセーバー」ですね。本来、ライトセーバーは1m以上ある竹刀みたいなものですが、子供用のものは輸送費を低減するために、刀身の部分は組み立て式になっていたり、伸縮式になっていたりするんです。一方、大人用のそれは箱がやたら大きいことで有名で、つまり輸送コスト低減をとらずに、刀身をきれいに再現することを優先したんです。しかもLEDがたくさん入っていて刀身が満遍なく光り、衝撃センサーと加速度センサーが入っていて、つばぜり合いや回転という動作でそれにあった音が鳴る。アメリカの"いい大人"がこれを2本くらい買って、家に飾って自慢げにしているのをよく見ていたのですが、STAR WARSが本当に好きな方にとって、1本2万円というのは、そんなに驚くような値段じゃないという感触がありました。この製品の発想のルーツのひとつといえると思います。翻って、日本のアニメゲームの作品を見ても、大人用のライトセーバーにあたるものってほぼないなと思ったんです。ガンダムには一部近いターゲットの商品ラインナップがありますが、買っている人たちも楽しそうだし、作っている側も楽しいだろうなって思うんです。どっちも幸せそうにやっている感じがして、そういうものを会社として組織的に作って、事業としてちゃんと成功することはできるんじゃないかっていうのが発想の原点ですね。●代表自らコスプレした理由/今後の販売予定――発表にあたって、メインキャラ・常森朱に扮したコスプレイヤーが同機を構えるデモンストレーションを実施されていましたね。会見でのコメントでも、岩佐さんが電池の持ちは「撮影会に耐えるぐらい」と回答されるなど、対象ユーザーを想定した展開が印象的でした。コスプレでの利用をメインに想定されているのでしょうか?いえ、一番多くなると想定しているのは、趣味で買って家に置いておくという使い方をされる方なんですけど、その次にコスプレイヤーの方が多くなってくるだろうなと思っています。なので、コスプレを楽しむ方のご意見やユースケースにある程度お答えできるように作ろうと考えています。コスプレの撮影にかかる時間はまちまちで、平均を取るのが難しいのですが、ある一定時間動いて、レイヤーさん自身が容易にバッテリーの交換や充電をできる構造にできればと想定しています。――発表会の場では、岩佐社長ご自身が宜野座伸元のコスプレをされていましたが、普段からコスプレもされるのでしょうか?弊社の中にコスプレが好きなメンバーがいて、当日会社に来ると、全てが用意されていたという…(笑)。僕はどちらかと言うと撮影をする方なので、撮られるのはあまり得意ではないですね。今回配信したプレス用素材も、撮影はすべて僕が行いました。宜野座をチョイスしたのもそのメンバーです。僕が普段から眼鏡をかけているからでしょうか。ただ、ドミネーターを持ってデモをするにあたって、狡噛(狡噛慎也、同作1期の主人公)のコスプレだと、最新の物語(テレビ版2期、劇場版)の展開上、齟齬が出るという理由もあったかと思います。――話が少し戻るのですが、「ドミネーター マキシ」への反響が大きいのは国内と海外ではどちらでしょうか。今一番"バズっている"のは、実は海外です。数日前にオーストラリアのアニメ系のFacebookページに取り上げてもらったのをきっかけに、動画が100万再生を超えました。コメントを見ていると面白くて、英語の書き込みって実は半分ぐらいしかないんですよ。残りは韓国語と中国語とスペイン語とポルトガル語など、多岐にわたっていました。返信しようとも思ったのですが、言語数が多すぎて…。――販路に関してはまだ先の事だと思うんですけれど、そうした海外の反応もあることで、インターネットで注文を受けるような形式にされるのでしょうか。販売についてはさまざまな方にご心配いただいていて。まず「ちゃんと売るのか」ということ、そして「数量限定で、欲しい人が買えないんじゃないか」というような不安の声をいただいています。――いわゆるプレミア化への懸念ですね。この製品を待ってくださっている方々にひとつお約束をしたいなと思っているのが、確実に製品化をしますし、数量限定という形ではなくて、欲しいと思ってくださる方には全員買っていただけるような形でご提供したいと考えています。具体的な販路はまだ決まっていないのですが、少なくともどなたでも、インターネットでご発注いただけるような方法をご用意します。――それを聞いて安心する方は多くいらっしゃるでしょうね。もうひとつ、購入希望者の懸念としては価格があると思うのですが、発表会でおっしゃった「10万円以下」という予価について、今後コストを下げて価格を低減する方向にいくのか、クオリティを追求して10万円以内に収めるようにするのか、どちらの方向が近いでしょうか?正直に申し上げて、僕たちも原価がいくらになるか現段階では言えないんです。対外的には5~10万円とお伝えしていて、そこから極端に上がることはないようにしますが、もう少しお時間をいただけるとありがたいです。というのも、最終的なギアやネジの数、金型の値段、そして何よりドル・円の相場も価格に影響してくるためです。ここ半年ぐらい相場は安定していますが、半年前~18カ月前の間で、ドル円レートは15%~20%ぐらい変動しています。例えば原価が5万円となったら、5%の差でも販売価格は約6~7万円と変動してしまうので。その時のさまざまな状況を見て価格を決定することになりますが、そうした不確定な状況を鑑みても、10万円を超えることはさすがにないだろうということで、予価を申し上げたところです。――次の情報公開は、およそいつぐらいをめどに予定されていますか。これからは徐々に進んで行ってゴールにたどりつくような動きになるので、大々的にというよりは、継続的に情報を出して行きたいなと思っています。なので、ご興味を持っていただいた方には、ぜひ弊社のTwitterアカウントや、Facebookページを見ていただけると嬉しいですね。「こんなのできました」とか、「今こんな状況です」みたいなことは、なるべく細かく発信していくことで、お客様としっかりつながって、商品発売まで一緒になってご期待いただけたら。――これから「ドミネーター」が発売に向け動き出す中でお伺いするのは気が早いかもしれないですが、今後のスマートトイへの取り組みに関してコメントをいただけますか?実は、すでに第2弾がある程度動き始めています。具体的な作品名はまだ申し上げられないのですが、ファンタジー色の強い世界の作品というよりは、やや現実世界よりの、いわゆる近未来作品みたいなものです。そういった作品に出てくるアイテムの方が、われわれのノウハウで劇中のイメージに近いものを作ることができ、結果的にお客様に「本物の●●が出た!」という風に喜んでいただけるのだと思っています。なおかつ、そうした作品のテイストの方が、僕らの会社のイメージとも合致しますので、僕らとしては取り組みやすい題材になるかなと思っています。
2015年07月25日●ネット家電のメーカーが特殊拳銃「ドミネーター」を"完全再現"アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する拳銃「DOMINATOR(ドミネーター)」を、家電ベンチャー・Cerevoが再現した電動玩具「DOMINATOR MAXI(ドミネーター・マキシ)」(※開発コードネーム)。作中同様、なめらかな動きで自動変形する様子が公開されたと同時に、アニメの中の動きを"完全再現"したと話題になっている。だが、同社の事業領域は「ネット接続家電」。スマートフォン連携スノーボード「XON SNOW-1」、スマートフォンで操作可能な電源タップ「OTTO」など、これまで手がけてきたプロダクトには、アニメはもとより、何らかのエンタテインメント・コンテンツとコラボレーションしたモノは見当たらない。だが、本体に内蔵したLEDの数は100個以上、劇中と同じ声優(日高のり子氏)を起用した撮り下ろしボイス、グリップに仕込んだタッチセンサーで「不正ユーザーへの警告」を再現するなど、同社の「本気」が見て取れる、ファンから見ても「隙の無い」仕様となっている。それでは、今回同社が「ドミネーター」を再現した製品を"本気で"開発するきっかけはいったい何だったのだろうか。今回は、同社が居を構える秋葉原の「DMM.make」にて、代表取締役・岩佐琢磨氏からお話を伺った。――アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」(以下、サイコパス)に登場する「ドミネーター」を完全再現されたということで、発表以来、ソーシャルを中心に話題になっています。記者会見の情報も拡散されていますが、その直後に開催された朗読会での展示が大盛況だったようですね。はい、非常に多くの方に足を運んでいただけました。Webで情報を見て反応してくださる人たちと、イベントへ実際に足を運ばれる方というのは、層が違っているようでして、(ネットでドミネーターのことを)まったく見たことがないという方もいましたし、TVのニュースでちらっと動画を見たことがきっかけで来場された方もいらっしゃって。――なるほど。ネットの反響抜きでそれだけの反応があったということは、この作品が好きな方にとっても、"忠実に動くドミネーター"の登場は予想外だったというところでしょうか。まずは、開発のきっかけについてお聞かせください。明確なきっかけになったのは、われわれのオフィスがある「DMM.make」を運営しているDMM.comさんに橋渡しをしていただいたことですね。同社は、この「DMM.make」という施設によって、世の中に無かった面白いモノを生み出す支援をすることが大きな目的になっていて、その先にあるビジネスに興味を持たれているんです。そうした中で、DMMさん側がサイコパスの製作委員会の皆さま方とお話しする機会があって、「何か面白いモノ」を作れないか、という企画が持ち上がったそうです。――そこで盛り上がった話がCerevoに持ってこられたんですね。はい。2年ほど前から、僕は各所で「スマートトイが今後面白くなっていく」と語ってきました。日本ではスマートトイ、アメリカではアップトイと言われることが多いんですけれど、どちらも「スマートフォンやクラウドとつながったおもちゃ」という意味です。スマートトイに参入したいけれどきっかけがつかめずにいた弊社側と、何か面白いモノを作りたいという企画を抱えていたDMMさん側の思いがうまく合わさって、「じゃあ、ちょっと作ってみようか」というような流れになりました。――ちょっと作った、とは思えないクオリティですが、最初からドミネーターを作る計画だったのでしょうか?そうですね。何が作れるのかっていうのは、やはり物を作る側でないとわからないので、僕の方で最初の企画書みたいなものを書きました。今の技術で実現可能で、現実的な価格で作れるものは何かという話をしたときに、ドミネーターなら行けるかな、と。当初からデコンポーザー(注:ドミネーターの最終形態ともいうべき最大威力のモード)への変形はあきらめて、パラライザーからエリミネーターへ持って行くように設計しました。カメラを内蔵して、相手の写真を撮るというのも、技術的には十分できるだろうと。皆さんがお持ちのスマートフォンに入ってるカメラなんて、小指の第一関節ぐらいの大きさなので、筐体の中に収まるだろうというようなことも大体分かっていたので、「作ってみようじゃないか」と。そもそも、僕らの会社はIoT、つまりインターネットにつながるハードウェアに特化して製品開発をしています。すべてがクラウドにつながっているというサイコパスの世界観ともフィットしていましたね。これがまったく関連のないような作品ですと、これまでの事業展開との違和感が出てしまうので。――製作委員会から提供されたデータというのは、ドミネーターのガワというか、形状のみだったのでしょうか。それとも、動作機構も含まれていたのでしょうか?いいえ、ガワだけですね。中身はすべて弊社で設計しました。アニメの中で設定されているドミネーターの動作って、側面についているエラみたいなパーツなど、さまざまな部分が空中に浮いているんですよ。現実世界でモノを浮かばせるというのはほぼ不可能で、特殊な磁石か反重力物質でもない限り無理なんですけども、アニメの中ではそういった作りになっていて、各パーツが本体とつながっていないんです。――駆動部の接続が無いんですか。無いんです。ガンダムのファンネルのイメージが近いでしょうか。例えば、ロボットアニメで、肩に何か部品がついていて、その中から銃が出てくる変形シーンがあるとします。コマ送りで見てみると、空中にふっと肩の一部が浮かび上がって、銃が中からが出てきて、浮かんだ部品は空中を浮遊して肩の横にくっつく…というような内容になっています。――不思議な磁力か浮力的な物で動いていると。そうですね。でも現実では、リンク機構があって、肩の部分が開いて…というところを考える必要があるんです。ドミネーターに限らず、こういった変形シーンは空中を浮遊して位置変更を行っていることが多いです。もちろん、"空中浮遊"はアニメーションや映画の表現として十分で、何ら問題ないんですが、それを現実に作ろうと思うと、やっぱり何かで本体とつながないといけない。それは一体どこでつながってるんだろうっていうのを、考えないといけないんです。映像をそのまま再現するとしたら、実はドミネーターのこのエラのような部品は、もう少し外側に張り出して、空中に数ミリ浮いたぐらいの位置に存在してるんですね。その位置関係を再現しようとすると、本体に棒を付けざるを得ないんですが、それって格好悪いんじゃない?みたいな話もあって。それならば、設定よりも本体に近づけて、開く角度を小さくしようだとか、デザイン的に破綻しない範囲に収めつつ、実際に変形できるように、設定資料を僕らなりに解釈して、設計し直した部分はいくつもあります。製品化にあたって、設計し直さないといけない部分は増えていくかと思いますし、ここが課題ですね。●「メカメカしい」本体機構と「シビュラシステム」の開発――ここに行き着くまで、どれぐらい試作されましたか?およそ4世代くらいでしょうか。間にバージョン3.5みたいなものもあったりするんですけど。――作中のなめらかな変形動作がこれだけ忠実に再現されている、ということが話題の核だと思うのですが、ここはうまくいった、と思う部分は?ものづくりって、1カ所ここだ!っていうのはあまり無いんですけれども、まあ、よく入ったな、と(笑) ほぼ1/1のサイズの筐体の中に全てのパーツを入れられた、というところでしょうか。製作委員会からご提供いただいた資料を見て、これだったら行けるだろうという判断をしたものの、やはり現場の皆さんの頑張りがなければ実現できませんでした。この筐体の中に複雑なメカ機構っていうのを入れるというのは大変なことで、そこはしてやったり、というか。中を見ていただくと分かるのですが、かなりメカメカしくて細かいモーターやギアが詰め込まれているんです。上の部分なんかも機構が複雑に作られていて、下からこうのぞき込むように見ていただくと面白いかもしれません。こっちにもギア、あっちにもギアという構造で。――外側だけを見ているとモデルガンのような仕上がりですが、中を見ると機械らしさが感じられますね。ギアがあって、バネがあって、モーターがあって。そして、光らせるためにLEDも必要です。LED自体はすごく小さいものなんですが、満遍なく光を伝えようと思うと、光を導く板が必要なので、そういったものを全部入れて行くのはかなり厳しい戦いでした。あと、何と言っても、部品が入っても変形できなければ意味が無いので。このプロジェクトは、現状はメカが先行していて、変形機構を頑張って作った段階です。ここからはソフトウェアが頑張って、最終的な製品としてできあがるというような流れですね。――少しソフト側のお話も伺いたいのですが、作中の核となる設定「シビュラシステム」はどういった技術で実現されるご予定ですか? 犯罪係数を計測する、というのは現実的に基準を決めるのが難しそうですが。※注:シビュラシステム=「サイコパス」劇中に登場する、人間の心理状態や性格を数値化するシステム。その中で犯罪に関する数値は「犯罪係数」と呼ばれ、一定値を超えると罪を犯していなくても「潜在犯」とみなされる。「ドミネーター」はこのシステムに接続されており、計測数値に合わせた形態に自動的に変形し、対象を裁く。その点は今詳細を詰めているところです。ベースとなる部分はOpenCVなどの画像処理ライブラリを使って、カメラから撮影した画像をもとに、何らかの値を計算するというアルゴリズムを組み込む予定です。――ランダムではなく、実際に何らかの"係数"を算出するんですね。単純なランダムではやはり面白くないですし、「スマート感」が出ないので、そこはきちんとインテリジェンスなアルゴリズムを使って、"らしい値"を出そうと思っています。といっても、測定対象になった方が本当に危なそうかどうか、というのを測るわけでは当然ないですが。ひとつの例として、僕がパナソニックにいたころに関わった「眉毛診断」というものがあります。眉毛の形を写真から読み取って性格診断をするのですが、そういった顔のパーツなどを基準にするのもひとつの手だとは思っています。――すでに完成されているメカの部分で、ここでつまずいたというようなエピソードがあれば教えてください。どこもかしこもつまずいてるので、何とも言えないのですが、モーターとギアでしょうか。開発中はギアが割れたり、モーターの力が足りなくて開ききらなかったりしました。電池駆動にするためにはフルパワーのモーターを積めない上、LEDも同時に光らせなくてはならないなど、制約も多かったです。それに、電動変形、しかもそれが元の形状に戻るというのは、いわばパズルみたいなもので、ピースを1個間違うと完成しないんですね。そのために、こっちを立てるとあっちが立たない、みたいな状況がかなりありました。ギアでものが動くという機構は、家電のノウハウというより、玩具のノウハウに近い所があります。弊社の中にさまざまなバックグラウンドを持つエンジニアがいて、彼らの持っているスキルをうまく持ち寄ることで何とかできあがったんです。後編では、岩佐代表が「スマートトイ」に取り組む熱意と、記者会見で自らコスプレした理由など、さまざまなバックグラウンドが語られる。
2015年07月24日ネット接続型家電の企画・開発を手掛けるCerevoは、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』 に登場する特殊拳銃「ドミネーター」を精巧に再現した「DOMINATOR MAXI (ドミネーター・マキシ)」を開発した。一般発売は2015年度内となる予定。価格は未定。「DOMINATOR MAXI」は、同作に登場する特殊拳銃「ドミネーター」を1/1サイズで再現したスマート・トイ。DMM.comの依頼を受けてCerevoが企画・開発したもので、アニメ同様、パラライザーからエリミネーターへと自動変形する機構を搭載しており、変形時間も設定資料通りのスピードを実現。また、本体には総数100個以上のフルカラーLEDを備え、作品と同じく、通常時・変形時・執行時とモードに合わせて発光状態が変化するという。グリップ部分にはタッチセンサーを搭載し、本体グリップを握るだけで効果音を鳴らすことも可能。不正ユーザーが手にした場合は、警告メッセージを再生して利用できなくするといったギミックも楽しめる。キャラクターボイスはアニメ同様、声優の日高のり子氏が担当しており、本製品のために録り下ろしたという100種類以上の声が収録される。さらに本製品はスマートフォンとWiFi接続することも可能。各種設定をスマートフォンの専用アプリで行えるほか、狙った相手を本体カメラで捉え、スマートフォン上に"犯罪指数"を表示させたり、本体のユーザーインターフェイスをオーバーレイした写真撮影機能、犯罪指数に応じた自動モード変形なども楽しめる。このほか、本体のカメラ映像をスマートフォンでストリーミング再生できる機能や、同製品を持った人物にエフェクトを追加したAR動画を撮影できる機能も搭載。自動変形やドミネーター音声、LEDといった機能を組み合わせて劇中の執行シーンをスマートフォン上に再現でき、撮影した動画はFacebookやInstagram、Vineといったインターネット動画投稿サービスに投稿できるという。本製品を手掛けたCerevoは、ネット接続型家電の企画・開発を行う新しいスタイルの家電メーカー。これまでに開発・製造されたプロダクトには、ネットワーク対応デジタルカメラ「CEREVO CAM」を筆頭に、デジカメだけでUstream配信ができる「LiveShellシリーズ」、タブレットで操作可能なライブ配信機能搭載HDビデオスイッチャー「LiveWedge」、デジタル一眼カメラのシャッターをスマートフォンから操作できるBluetoothデバイス「SmartTrigger」、USBキーボードをタブレットで利用できるモバイルバッテリー「EneBRICK」など個性的な製品があり、世界37カ国以上で販売されている。
2015年07月21日Cerevoは18日、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場するアイテム「ドミネーター」を1/1スケールで再現したスマート・トイ「DOMINATOR MAXI」(開発コード名)を発表した。合わせて、ハードウェアのスタートアップ拠点「DMM.make AKIBA」で、発表会を開催。ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが司会を務め、Cerevo代表取締役CEOの岩佐琢磨氏が詳細を紹介した。「DOMINATOR MAXI」開発中実機も披露された。○劇中と同じ「完全自動変形」機構を実現「DOMINATOR MAXI」は、アニメ「PSYCHO-PASS」に登場する特殊拳銃「ドミネーター」を1/1スケールで再現した製品。劇中のドミネーターは、対象者に向けることで犯罪者になる危険性を表した「犯罪係数」を測定でき、一定以上の数値が確認された場合は自動変形して対象者を執行(発砲)することができる。今回発表された「DOMINATOR MAXI」は、無線LANでスマートフォンと連携するスマート・トイ。最大の特徴である自動変形機構に加え、音声再生、LED、タッチセンサーなどを内蔵し、「PSYCHO-PASS」の世界観を再現した。搭載機能はスマートフォンからリモートで操作できる。変形機構は、基本モードの「パラライザー」から、執行モードの「エリミネーター」へ状態変化する。逆に「エリミネーター」から「パラライザー」への変形も可能。内部に2つのモーターを備え、変形時間は「設定資料の2秒間と、それより速いアニメ映像との中間」に調整。スムーズな可動を実現した。○スマートフォンと無線LANで連携変形時に再生される音声は、劇中と同じく、日髙のり子さんが担当。100種類以上の声を完全撮りおろしで収録し、グリップを握ったり、特定の人に向けたりする動作に応じて内蔵スピーカーから再生される。先端にはカメラを内蔵し、スマートフォンと無線LAN接続することで、相手の犯罪係数を専用アプリ上に表示。犯罪係数に応じて自動でモード変形するほか、執行(発砲)しない場合は、トリガーをロックするというこだわりの仕様。犯罪係数はランダムで表示。カメラを使った写真・動画撮影も可能で、専用アプリに写真を表示し、劇中の世界観でデザインされたUIをオーバーレイした撮影や、本体で撮影した動画のストリーミング再生などが行える。グリップ部分にはタッチセンサーを備え、グリップを握ることで効果音を再生できるほか、本来の持ち主でない不正ユーザーが手にした場合、音声によるメッセージとともに製品を利用できなくさせるという劇中設定も再現されている。○部品点数は約100点外観は、サイコパス製作委員会による3Dデータを基に作成。しかし実物へ落とし込むにあたり、「実際にどんな金具でパーツをつなぐのか、部品の厚みは何ミリなのかなど、自社で考えていく部分が多数あった」(岩佐氏)。電気を通すには課題もあったというが、製品化への作業は「家電スタートアップ企業として楽しい部分」という。重量は、現段階では約800g程度。部品点数は、基板を除き100点弱。表面素材は樹脂を採用し、一部金属も取り入れる。100個以上のフルカラーLEDも搭載し、通常・変形・執行のモードに合わせて発光状態が変化する。バッテリはグリップ部分に内蔵され、駆動時間は調整中だが、「撮影イベントで日中使える程度」をターゲットとする。○スクリーンから現実へ、「S2R」プロジェクト「DOMINATOR MAXI」開発の背景として、Cerevoは自社で「S2R」というコンセプトを掲げている。これは「From screen to the real」の意味で、家電のテクノロジーを用い、アニメやゲーム、映画などの劇中アイテムを、可能な限り現実に再現させる取り組みとのこと。代表取締役CEOの岩佐琢磨氏は、今回発表した「DOMINATOR MAXI」を皮切りに、「S2R」プロジェクトを今後継続的に進めていきたいと語った。なお、「DOMINATOR MAXI」の名称は開発コード名であり、実際の製品名は変わる可能性がある。家電スタートアップであるCerevoは、2015年1月に、センサー類を内蔵しスマートフォンと連携するスノーボード用バインディング「XON SNOW-1」を発表している。今回の「DOMINATOR MAXI」は、ネットワーク機能を持たないバインディングと家電技術を組み合わせた「XON SNOW-1」のように、玩具と家電技術をつなげるスマート・トイであるという。「内部には基板やCPU、OSも搭載されており、構成はスマートフォンや家電などに近い。(トイとしては)オーバースペック気味であるとも思うが、この製品の登場によってトイ業界の動きも変わるだろう。今後出てくる第2第3の製品が自社の利益にもつながると考えている」(岩佐氏)。スマホやネットにつながるオモチャを作ろうと、同社も入居しているDMM.make Akiba内の企業から話があり、開発に至った。開発にあたっては「実際に動くようにする」という基本的な部分が一番苦労したという。発売は2015年度中。価格は未定だが、岩佐氏によると「個人が趣味で買える程度、少なくとも10万円以下にする」とのこと。今回発表された「DOMINATOR MAXI」開発中実機は、7月19日に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催されるスペシャルイベント「【朗読劇】『PSYCHO-PASS サイコパス』-ALL STAR REAL ACT」の展示エリアで試作機が展示される。動作デモも確認できるとのことで、興味があるユーザーは足を運んでみると良いだろう。
2015年07月18日『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く“ノイタミナムービー”第2弾として大きな注目を集めている「Project Itoh」。夭折の作家・伊藤計劃のオリジナル長編小説3作品が劇場アニメ化されるが、この度ノイタミナ放送内にて、本プロジェクトのトップバッターを飾る『屍者の帝国』のメインキャスト陣が発表。併せて「EGOIST」が歌う主題歌「Door」が解禁された。“死者蘇生技術”が発達し、屍者を労働力として活用している19 世紀末。ロンドンの医学生ジョン・H・ワトソンは、親友フライデーとの生前の約束どおり、自らの手で違法に屍者化を試みる。その行為は、諜報機関「ウォルシンガム機関」の知るところとなるが、ワトソンはその技術と魂の再生への野心を見込まれてある任務を命じられる。それは、一世紀前にヴィクター・フランケンシュタイン博士が遺し、まるで生者のように意思を持ち言葉を話す最初の屍者ザ・ワンを生み出す究極の技術が記されているという「ヴィクターの手記」の捜索。ワトソンはフライデーを伴いロンドンを発つ。それは、フライデーの魂を取り戻す為の壮大な旅の始まりだった――。主人公のジョン・H・ワトソン役には、牧原亮太郎監督の前作「ハル」でもタッグを組んだ細谷佳正を抜擢。細谷さんは、「ちはやふる」「進撃の巨人」「アルスラーン戦記」など多くのアニメ作品でメインキャラクターを演じ、この秋公開『心が叫びたがってるんだ。』にも出演する人気声優だ。そして、生前ワトソンの友人であり、屍者となって旅に付き添うフライデーには、映画公開も控えている「ハイキュー!!」主人公・日向翔陽役で一躍有名になった村瀬歩。フライデーは原作から大幅に存在感を増しており、本作の注目ポイントのひとつとして村瀬さんがどう演じるか期待が高まる。その他、旅の道程で出会う重要人物たちにも魅力的なキャスティングが実現。ワトソンに「手記」の捜索を命じる「M」に、スティーブン・セガールの吹き替えを数多く担当し、ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズのソリッド・スネーク役で海外にも多くのファンを持つ大塚明夫。ワトソンのお目付け役として合流するマッチョな大英帝国陸軍大尉のフレデリック・バーナビーに、『ワイルド・スピード』シリーズでヴィン・ディーゼルの吹き替えを担当する楠大典。「手記」を所持しているとされ、アフガニスタン奥地に新型屍者の「王国」を築いているとされるロシア帝国の天才屍者技術者アレクセイ・カラマーゾフに、「薄桜鬼」土方歳三役ほか多数の作品に出演する三木眞一郎。ワトソン一行をカラマーゾフの元へ導く“エージェント”ニコライ・クラソートキンに、「弱虫ペダル」主人公・小野田坂道役で知られる山下大輝。そして、旅の途中折に触れて遭遇する謎の美女・ハダリー・リリスを、ノイタミナには縁深い、「PSYCHO-PASS サイコパス」で主人公・常守朱を演じる花澤香菜。さらに最初の屍者ザ・ワン役として、声優、役者と幅広く活躍するベテラン俳優・菅生隆之らが発表されている。細谷さんは「通常はアニメのアフレコは、本番のアフレコのみですが、今回の現場ではプレアフレコから参加したので、本番のアフレコの際にプレアフレコより良いものを出さなければ、と気合を入れて臨みました。一つの作品に沢山時間をかけられるというのは有難いことですし、その分きっと良いものになっていると思います」とコメントを寄せた。公式HPでは、メインキャラクター総出演のロングバージョンPVも公開中。「EGOIST」書き下ろしの本作主題歌「Door」と併せて、ぜひチェックしてみて。「Project Itoh」『虐殺器官』は7月23日(木)に、『ハーモニー』は7月30日(木)にそれぞれノイタミナ「乱歩奇譚Game of Laplace」内にてキャスト&主題歌が解禁される予定だ。『屍者の帝国』は10月12日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月17日『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く「ノイタミナムービー」第2弾として、夭折の作家・伊藤計劃の長編小説3作品(「虐殺器官」「ハーモニー」「屍者の帝国」)を劇場アニメ映画化する「Project Itoh」。いままで多くが謎に包まれていた3作品目『屍者の帝国』から、新ビジュアルが解禁された。先日より、『虐殺器官』&『ハーモニー』のポスタービジュアル解禁や、全3作品の公開月発表など、徐々に“プロジェクト”の全貌が明らかになりつつある「Project Itoh」。本企画の中でも、劇場アニメ化が最期に決まり、また公開月も2015年12月と3作品のラストを飾ることが明らかとなった『屍者の帝国』。前2作品に続き、ファン待望の本作新ビジュアルが解禁。これで全3作品メインキャストを描いたイメージビジュアルが揃った形となる。物語は、“死体蘇生技術”が発達し「屍者」を労働力として活用している19世紀末のロンドン。有能な医学生ジョン・ワトソンは、英国政府の秘密組織「ウォルシンガム機関」に伝説の書物「ヴィクターの手記」の捜索を命じられる。それには、まるで生者のように意思を持ち言葉を話すオリジナルの屍者「ザ・ワン」を生み出す究極の技術が記されているという。第一の手掛かりはアフガニスタン奥地。ロシア帝国軍の従軍司祭であり天才屍者技術者と謳われたアレクセイ・カラマーゾフが、突如武装した新型の屍者を率いて叛乱を起こし、その地に姿を消したという。彼が「手記」を既に入手し、新型の屍者製造にその手法を用いているのだとしたら…。すべての行動を記録する屍者フライデーを伴い、ワトソンの「ヴィクターの手記」をめぐる壮大な旅が始まる――。今回解禁となっビジュアルに描かれているのは、主人公ジョン・ワトソンと「ヴィクターの手記」を求めて旅をするメンバーたち。公開されている本編映像には登場しなかったキャラクターも描かれており、それぞれが物語にどう関わってくるのか気になる仕上がりに。またビジュアル解禁にあわせ、公式サイトでは『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』3作品のイメージビジュアルが壁紙としてダウンロードできるとのこと。『虐殺器官』は10月公開、『ハーモニー』は11月公開、『屍者の帝国』は12月公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月07日『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く「ノイタミナムービー」第2弾として注目を集める「Project Itoh」。2015年公開と発表されていた全3作品の公開月がこのほど決定!併せて『虐殺器官』『ハーモニー』のポスタービジュアルが解禁された。34歳という若さで亡くなった作家・伊藤計劃の長編小説3作品を劇場アニメ映画化する本企画は、原作小説のコミカライズなど様々なメディア展開が発表され、常に話題が絶えない注目企画。公開に向け徐々にその全貌が明らかになりつつある本企画だが、今回明らかになった“公開月”は、2015年秋から年末にかけて、3か月連続で公開されるという驚きの内容。伊藤氏のデビュー作、人類を殺戮へと駆り立てる生命のプログラムとそれに立ち向かう戦士の物語『虐殺器官』は、2015年10月公開。2作目にして遺作となった、息苦しいほどに優しく捏造された世界とそこで行き場を失った魂の叫びが描かれた『ハーモニー』は、2015年11月公開。そして2015年12月公開のラストを飾るのは、未完の絶筆として、盟友、芥川賞作家・円城塔が書き継いで完成した、死してなおこの世界にあり続ける魂の物語『屍者の帝国』だ。また、『虐殺器官』と『ハーモニー』のポスタービジュアルも併せて解禁。先日公開されていた、キャラクター原案のredjuiceによるそれぞれの作品の主人公の書き下ろしイラストに、彼らの目線を意識したキャッチコピーが新たに記載。『虐殺器官』の主人公<クラヴィス・シェパード>の力強い目線には「地獄は、この頭の中にある。」と、『ハーモニー』の主人公<霧慧トァン>の憂いを帯びた瞳には「わたしの心が、幸福を拒絶した。」と付け加えられ、物語の行方が気になる仕上がりになっている。こちらは4月24日(金)より全国の劇場にて提出予定。いよいよ公開月が決定し、待たれるのは公開日や声優キャスティングなど…まだまだ聞き逃せない情報が待っている「Project Itoh」の続報に期待だ。『虐殺器官』は2015年10月公開、『ハーモニー』は2015年11月公開、『屍者の帝国』は2015年12月公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月23日今夏より放送が開始されるTVアニメ『それが声優!』のメインビジュアルと予告動画が公開された。本作は、『PSYCHO-PASS サイコパス』の青柳璃彩役などで知られる声優・あさのますみと『ハヤテのごとく!』を手がけた漫画家・畑健二郎がタッグを組んで発行されたオリジナル同人誌が原作。劇中では、あさのの体験に基づいた、知られざる声優の知られざる舞台裏や、リアルな日常が新人声優3人の奮闘とともに描かれる。実在声優が実名で漫画内に登場することもあり、原作同人誌は「コミックマーケット」などで出展して以来、瞬く間に人気作品となっていた。公開された動画では、本作品のメインキャラクター、新人声優の一ノ瀬双葉、萌咲いちご、小花鈴ら3人のビジュアルと人物設定を紹介。一ノ瀬は「人物の個性がわからない! 華はないけど主人公」、萌咲は「夢は歌って踊れるアイドル声優! 本名は絶対秘密」、小花は「5歳で子役デビュー! 今年で芸歴10年目」。さらに合わせて公開されたオフィシャルサイトでは、アニメ制作のメインスタッフ陣が明らかに。『ロボットガールズZ』の博史池畠氏が監督を務め、アニメーション制作をGONZOが担当する。また、4月28日19:00からは動画サービス「ニコニコ生放送」にて制作発表会を実施。原作者である、あさのと畑、博史監督に加え、当日発表となる主演キャスト3名の出演が予定されている。(C)あさのますみ・畑健二郎/イヤホンズ応援団
2015年04月15日今年秋に公開される、伊藤計劃原作のアニメーション『虐殺器官』と『ハーモニー』の最新ビジュアルが明らかになった。この2作品は、『劇場版PSYCHO-PASS サイコパス』に続く「ノイタミナムービー第2弾」として発表され、「Project Itoh」の一環として制作。2009年に34歳で夭折した小説家・伊藤計劃のオリジナル長編小説である『虐殺器官』『ハーモニー』、そして彼が遺した30ページの序文を、盟友として知られる芥川賞作家・円城塔が書き継いで完成した『屍者の帝国』を合わせた3作品がアニメーション映画化される。最新ビジュアルは、キャラクター原案のredjuiceによる描き下ろし。それぞれ、『虐殺器官』の主人公であるクラヴィス・シェパード、『ハーモニー』主人公の霧慧トァンがアップで描かれた2種類が公開された。『虐殺器官』では、米軍特殊部隊クラヴィス・シェパードが、世界の紛争地に現れる「虐殺の王」と呼ばれる人物を追ううちに、驚くべき真実にたどり着く物語。メガホンをとるのは『Ergo Proxy』の村瀬修功監督、アニメーション制作を『サムライチャンプルー』などを手がけたmanglobeが担当する。一方の『ハーモニー』は、極端な健康志向と調和を重んじる社会が舞台。欺瞞に満ちた世界に抵抗を示すため、かつて自殺を試みた霧慧トァンは、世界を恐怖へとたたき落とした犯行グループの"宣言"に、ともに自殺を試みた少女の影を感じ、それを確かめるために立ち上がる。『AKIRA』(1988年)で作画監督を務めた、なかむらたかし監督が指揮を執り、アニメーション制作には『鉄コン筋クリート』(2006年)のSTUDIO4℃という布陣で挑む。(C)Project Itoh/GENOCIDAL ORGAN(C)Project Itoh/HARMONY
2015年04月09日『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く「ノイタミナムービー」第2弾として注目を集める「Project Itoh」。以前、全3作品の一部本編映像が特報PVとして公開され話題となったが、このほど、『虐殺器官』『ハーモニー』の2作品の公開が今秋に決定。さらに同作のコミック化も決定し、そのイラストも併せて解禁となった。2009年、34歳という若さで亡くなった小説家・伊藤計劃の長編小説を劇場作品としてアニメ化する「Project Itoh」。映像化されるのは、デビュー作「虐殺器官」、遺作「ハーモニー」、そしてこの世を去る前に遺したわずか30ページの序文を、盟友として知られる芥川賞作家・円城塔が書き継いで完成させた「屍者の帝国」の全3作品。今回、公開時期が今秋と決定したのは『虐殺器官』と『ハーモニー』の2作品のみで、『屍者の帝国』に関しての情報は明らかとなっていない。『虐殺器官』は、テロの脅威にさらされ続けたアメリカが徹底した情報管理システムを構築しテロを一掃したのと対照的に、後進諸国では紛争の激化が続いている世界が舞台。米軍特殊部隊クラヴィス・シェパード大尉は、紛争の混乱の裏で暗躍する謎の男、ジョン・ポールの追跡ミッションでチェコへと向かう。「虐殺の王」と呼ばれるジョンの目的は一体何なのか?クラヴィスがたどり着く真実とは?対して『ハーモニー』は、「大災禍」と呼ばれる世界規模の混沌から復興した世界を舞台に、見せかけの優しさと倫理が支配する“ユートピア”に抵抗するため餓死することを選択した3人の少女たちを描く。自殺から13年後。死ねなかった少女・霧慧トァンは、医療社会に襲いかかった未曾有の危機に、ただひとり死んだはずだった友人の息遣いを感じ取り、その存在を確かめるため立ち上がる。さらに、この2作品が雑誌「Newtype」(KADOKAWA刊)にてコミック化されることが決定、それぞれのメインキャラクターのイラストがコミックス連載に先駆けて公開された。「虐殺器官」 を『009 RE:CYBORG』のキャラクターデザインを務めた麻生我等が、「ハーモニー」を漫画家・三巷文がそれぞれ担当し漫画化するとのこと。3月10日(火)発売の「Newtype」4月号紙面にて更なる最近情報が発表され、翌月4月10日(金)発売の同志5月号にて、コミックの連載がスタートするようだ。原作の小説、映画化、コミック化とメディアミックスを展開する「Project Itoh」。次は一体どんな仕掛けを発表するのか、続報に注目が集まりそうだ。『虐殺器官』『ハーモニー』は今秋、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年03月06日2015年1月にバンダイより発売された、人気アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する特殊拳銃の玩具『PROPLICA ドミネーター』が、2015年7月に再販されることが决定した。『PROPLICA ドミネーター』は、人気アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する特殊拳銃を玩具化したもの。昨年8月の発表から大きな話題となり、今年1月に発売したものの予約完売していた店舗もあり、多くの声を受けて再販が決まった。3月2日よりネット通販、一般店舗にて予約受付がスタートする。価格は21,600円(税込)。本商品は、劇中よりサイズを割り出した全長約360mmのビッグサイズとなり、外観を全塗装したリアルな質感で立体化。30個以上の多色LEDを搭載し、発光・サウンドを備えるとともに、「ドミネーター」の特徴である銃身各所の発光を多色LEDで表現。グリップと照門(リアサイト)下部の波打つような明滅を再現するだけでなく、不正ユーザー判定時の赤色発光など、ドミネーターの各状態に従った発光が再現されている。フォルムやサウンド動作は、ドミネーターの設定を行ったニトロプラス・石渡マコト氏による徹底監修。劇中でドミネーターを搬送する「運搬ドローン」のラックを模した専用台座も付属する。さらに、アニメと同様、「ドミネーター」の声を担当している日高のり子の音声を、劇中トラックより多数採録。起動メッセージからユーザー認証、犯罪係数測定まで疑似的にドミネーターの動作を体験することができる。動作モードには、無名監視官モード、無名執行官モード、監視官 常守 朱モード、執行官 狡噛慎也モード、不正ユーザーモードなど、音声には「携帯型心理診断鎮圧執行システム、ドミネーター起動しました」「ユーザー認証、常守 朱監視官、公安局刑事課所属。使用許諾確認、適正ユーザーです」「犯罪係数32、執行対象ではありません。トリガーをロックします」など多彩なサウンドが用意されている。「PROPLICA」シリーズは、これまで変身アイテムなどの劇中小道具(プロップ)を商品化してきたバンダイが、コレクターズアイテムの最新開発技術を導入し、一層の"本物感"を追求した大人向け玩具。これまでにアニメ『美少女戦士セーラームーン』シリーズの「キューティームーンロッド」や「ムーンスティック」が商品化され、大ヒットを記録するとともに「日本おもちゃ大賞2014」では、「ハイターゲット・トイ部門」で大賞を受賞している。(C)PSYCHO-PASS Committee
2015年02月20日公開劇場数103館と中規模ながらも、興行収入7,7億円を突破し大型公開並みの記録を叩き出した『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く「ノイタミナムービー」第2弾、「Project Itoh」。この度、劇場のみで限定公開されていた「Project Itoh」3作品の最新映像を含む特報PVがWEB上で解禁された。2009年、34歳という若さで亡くなった小説家・伊藤計劃の長編小説を劇場アニメ化する本プロジェクト。映像化されるのは、鮮烈なデビュー作にして現代の罪と罰を描破し30万部のベストラーとなった「虐殺器官」。そして、ユートピアの臨界点を描写し読者投票で決まるオールタイム・ベストSFで第1位を獲得、2作目にして遺作となった「ハーモニー」。さらに、彼がこの世を去る前に遺したわずか30ページの序文を、盟友として知られる芥川賞作家・円城塔が書き継いで完成させた「屍者の帝国」の3作品。今回解禁された特報PVには、先行して一部本編映像が公開されていた『虐殺器官』『ハーモニー』の最新映像に加え、ファン待望の『屍者の帝国』の本編映像も収録。いままで謎のベールに包まれていた全3作品の本編カット映像が揃った形だ。本映像でナレーションを担当するのは、大ヒットを記録し話題を呼ぶ『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の主人公・常守朱を演じ、「ノイタミナムービー」とは縁の深い人気声優・花澤香菜。これまでも「Project Itoh」のPVでナレーションを担当し、数々のアニメ作品でメインキャラクターに声をあて人気を博す花澤さんだが、この春、女優として実写映画『君がいなくちゃだめなんだ』で初主演を務めることが決定するなど、役者として着実に活躍の幅を広げている。今回の特報PVでも、実力派・花澤さんの澄んだ声色と、美しく繊細な映像が相まって、物語の壮大さを予感させる映像に仕上がっている。全3作品の監督、アニメーション制作陣は既に発表されており、『鉄コン筋クリート』や『ベルセルク』『劇場版進撃の巨人』などの作品に携わる日本屈伸のアニメーションスタッフが集結とのこと。各キャラクターの声優や主題歌、詳しい公開時期などいまだ未発表な情報も多いので、更なる続報を期待して待ちたい。「Project Itoh」は2015年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月20日人気テレビアニメを初めて映画化した『劇場版 PSYCHO-PASSサイコパス』が1月9日に全国約100スクリーンで封切られ、東京・新宿バルト9で初日舞台あいさつが行われた。各地の主要劇場で満席が続出しているといい、塩谷直義監督は「テレビで出来なかったことを目指し、限界まで作った。本当に恵まれているし、また可能性が広がる」と大ヒットスタートに感無量の面持ちだった。初日舞台挨拶その他の写真人々の精神を数値化し、治安維持を目指す“シビュラシステム”が導入された近未来を舞台に、公安局刑事課メンバーたちの活躍と「真の正義とは?」と自問する葛藤を描くSFアクション。初の劇場版では、システムが試験導入された内戦状態のSEAUn(シーアン=東南アジア連合)から密入国したテロリストが暗躍する。初日舞台あいさつには塩谷監督に加えて、主人公の監視官・常守朱(つねもり あかね)を演じる花澤香菜、関智一、野島健児、神谷浩史が登壇。花澤は「どうしても朱ちゃん目線で観てしまう。私にとっては朱ちゃんの成長物語ですね。女子には狡噛さんの体を凝視してほしい。ヨダレには気を付けて」とアピールした。その狡噛こと執行官・狡噛慎也(こうがみしんや)を演じた関は「朱ちゃんとは違う形で行動し、正義にアプローチしている」と語り、「物語の構築がすばらしいので、肩の力を抜いて楽しんでもらえれば。続編にも期待している」とさらなる進化に意欲を燃やした。宜野座伸元役(ぎのざのぶちか)の野島は「どこか現代と錯覚する場面があり、必ずしもファンタジーじゃない。アクションもものすごく、気が付いたらのめり込んでいるはず」と力説。シリーズ初参戦の神谷は「テレビのオーディションに落ちていたので、悔しい思いがあった分、今回関わることができてうれしい」と喜びを語り、「SFは難しいという認識もあるかもしれないが、テーマとしてはなるほどと理解できる題材を扱っている。心に何か残る作品になれば」と語った。『劇場版 PSYCHO-PASSサイコパス』公開中取材・文:内田 涼
2015年01月10日公開初日を迎えたアニメーション映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の初日舞台あいさつが9日、東京・新宿のバルト9で行われ、花澤香菜、野島健児、神谷浩史ら声優陣と塩谷直義監督が登壇した。冒頭のあいさつでは、関がマスコミ取材を意識してかわざと神妙な口調に。この日は舞台あいさつが計3回あったが、花澤は「(3回の中で)一番格好いいですよ。狡噛チック」と絶賛。その花澤は『サイコパス』について改めて聞かれるも「日本の未来の警察機構のお話なんですけど……シビュラシステムという……犯罪係数が……」としどろもどろ。結局は「観ていただいた方が早いですね(笑)」という結論に落ち着いた。常守朱を演じる側としてどうしても"朱の目線"で物語を観てしまうという花澤だが、「リアルにこのような社会になってしまうんじゃないかと思わせる部分がたくさんあります。世界がこうなったら、朱ちゃんみたいに自分の考えを持って行動できるのか色々考えてしまいます」と述懐していた。予告編からその登場シーンに注目が集まっている狡噛慎也について、演じる関は「あれは本当に狡噛なのか、狡噛にそっくりな別の人物なのか。もしかしたらニセ狡噛という可能性もありますよね」と冗談を飛ばしつつ、「(狡噛と朱は)お互いの立場と考え方で行動している。今回それがどのように絡んでくるのか」と見どころを解説。狡噛のようにシビュラシステムと対峙できるかという問いには「僕みたいなチンケな男はできないです。僕は普通に取り締まられてセラピー受けている側です」と笑っていた。また、宜野座伸元を演じる野島は『サイコパス』の世界にいたら「ばれないように家から出ないでビクビクしながら生きていると思います」という。『PSYCHO-PASS サイコパス』は、100年後の未来を描いた物語であるものの「現代と錯覚してしまうようなシーンや考え方、情勢がたくさんあるんですよ。演じながら未来の話だと意識したことはないかもしれないです」と現実を意識しながら演じていたことを明かした。劇場版で初登場となるニコラス・ウォン役の神谷は、TVシリーズのオーディションを受けて落ちていたことを告白。「落ちた作品なんて見るもんか! と思っていたんですけど、すごく面白いという評判を聞いて悔しい思いがありました。そうしたら劇場版のオーディションを受けさせていただけることになり、関わることができて非常にありがたいです」と喜びをあらわに。ディストピアSFとして人気を博しているものの、そのテーマは誰もが理解できるものであり「それぞれが何か心に残るものがある作品になっています」と伝えた。また、塩谷監督によれば最後のギリギリまで直しを入れていたそうで、その数は100カット以上に及ぶという。現場スタッフから自主的に「ここを直したい」との声があったそうで、「現場からそのような声が挙がるのはうれしい」と塩谷監督。自身も気にしていたポイントも多く、現場と監督とで共通認識を持てたことが幸せだったと顔をほころばせた。最後に改めて見どころが紹介され、花澤はインタビュー時と同様に「女子には狡噛さんの"身体"をぜひ! 凝視して欲しいなと思います(笑)。よだれに注意してください」と変わらぬ狡噛推し。関は「何も考えずに観ていれば、世界をしっかり理解して楽しめます。ぜひ肩の力を抜いて娯楽作品として観てください」、野島は「劇場版は1期、2期を踏まえていなくても楽しめるSF作品、アクションがものすごい作品になっています」とそれぞれにアピール。神谷は「SFの定義が曖昧になっている昨今ですが、原点に立ち戻るような本格的なSF作品です。劇場の贅沢な環境でゆっくりと楽しんでいただければと思います」と劇場版ならではの魅力を強調した。そして最後に塩谷監督が「TVでできなかったことをやろうとしたのが今回の劇場版。本当に限界まで作りました。これから先、劇場版が話題になれば可能性も色々広がるんじゃないかと思っています」と今後の展開に期待を寄せていた。(C)サイコパス製作委員会
2015年01月10日フジテレビ系アニメ枠「ノイタミナ」で放送された人気アニメを映画化した『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の初日舞台挨拶が1月9日(金)、東京・新宿バルト9で行われ、声優の花澤香菜、関智一、野島健児、神谷浩史、メガホンをとった塩谷直義監督が登壇した。『踊る大捜査線』の本広克行監督が初めてアニメーション作品の総監督を務めたSFアクション。近未来を舞台に人々の精神を数値化する「シビュラシステム」を用いて、犯罪を未然に防ごうとする警察の奮闘を通して、真の正義を問う。初の劇場版となる本作では、試験的にシビュラシステムを導入した内戦状態のSEAUn(シーアン=東南アジア連合)の首都・シャンバラフロートからテロリストが日本に密入国し、システムの中枢に攻撃をしかけてくる。主人公の監視官・常守朱(つねもり あかね)を演じる花澤さんは「リアルにこういう(作品が描くような)社会になってしまうと思わせる場面もあって、自分ならどう行動するかと考えてしまう。私にとっては朱ちゃんの成長物語でもある」と胸を張った。また、本作には重要な役割を果たしながら、シリーズ途中で行方不明となった執行官の狡噛慎也(こうがみしんや)が登場しており「女子には狡噛さんの身体を凝視してほしい。ヨダレには気を付けてくださいね」と楽しみ方を指南していた。その狡噛を演じる関さんは「朱ちゃんとは違う形で、正義にアプローチしている」と説明。関さんといえば、『ドラえもん』『妖怪ウォッチ』といった人気アニメにも出演している人気声優で、舞台挨拶でもジャイアンや妖怪執事・ウィスパーの声を披露し、客席を沸かせていた。「見ているとどこか現代と錯覚する描写もあり、必ずしもファンタジーとは言い切れない。アクションもすごいので、気が付いたらのめり込んでいるはず」(宜野座伸元役の野島さん)、「SFは難しいという認識もあるが、テーマとしては誰もが理解できるもの。見ればエンタテインメントとして純粋に楽しめて、なるほどと思ってもらえる」(ニコラス・ウォン役の神谷さん)とアピールした。『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス 2015年1月9日より全国にて公開(C) サイコパス製作委員会
2015年01月10日1月9日に全国公開されたアニメーション映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の最新PVが公開された。公開初日とともに解禁となったこのPVでは、SEAUn(東南アジア連合/シーアン)の首都・シャンバラフロートへ向かう主人公の公安局監視官・常守朱、彼女が追うテロ行為を手引しているという元執行官の狡噛慎也、シビュラシステムとドローン、そして大迫力のバトルシーンなど、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の見どころを凝縮した映像に仕上がっている。『PSYCHO-PASS サイコパス』は、総監督の本広克行氏(『踊る大捜査線』シリーズ)、ストーリー原案の虚淵玄氏(ニトロプラス/『魔法少女まどかマギカ』『仮面ライダー鎧武/ガイム』)をはじめとする豪華クリエイター陣が制作も大きな話題を呼んだ近未来SFアニメーション。人々の精神が数値化される近未来で、正義を問われる警察のドラマを描き、緻密かつ大胆に書き上げたディストピアSF作品としてファンが拡大し、シリーズ構成に冲方丁氏が参加した第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』が昨年12月に最終回を迎えた。その続編となり、完全新作のアニメーション映画として公開される『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の舞台は、日本政府が紛争国に「シビュラシステム」と無人ロボット・ドローンの輸出を開始した2116年。公安局刑事課一係の常守朱は、ある男を追いかけ、「シビュラシステム」をかい潜るテロリスト捜査のため水上都市シャンバラフロートへ。新たなる地にもたらされた正義の真実が明らかになるという。(C)サイコパス製作委員会
2015年01月09日●関智一「出番は量より質だなと改めて勉強になりました」完全新作となるアニメーション映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が1月9日より全国で公開される。『PSYCHO-PASS サイコパス』は、総監督の本広克行氏(『踊る大捜査線』シリーズ)、ストーリー原案の虚淵玄氏(ニトロプラス/『魔法少女まどかマギカ』『仮面ライダー鎧武/ガイム』)をはじめとする豪華クリエイター陣が制作も大きな話題を呼んだ近未来SFアニメーション。人々の精神が数値化される近未来で、正義を問われる警察のドラマを描き、緻密かつ大胆に書き上げたディストピアSF作品としてファンが拡大し、シリーズ構成に冲方丁氏が参加した第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』が昨年12月に最終回を迎えた。その続編となり、完全新作のアニメーション映画として公開される『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の舞台は、日本政府が紛争国に「シビュラシステム」と無人ロボット・ドローンの輸出を開始した2116年。公安局刑事課一係の常守朱は、ある男を追いかけ、「シビュラシステム」をかい潜るテロリスト捜査のため水上都市シャンバラフロートへ。新たなる地にもたらされた正義の真実が明らかになるという。今回は満を持しての公開となった『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』について、狡噛慎也役の関智一と常守朱役の花澤香菜に話を伺った。――まずは、完成した『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の率直なご感想をお聞かせください。関:めちゃくちゃ格好良かったです! ワクワクポイントがかなりあり、30分に1回ぐらい良い感じに展開が変わっていくので、飽きないで観られるのもいいですね。作劇的に時間を気にして観ていたんですよ(笑)。花澤:それは作り手の見方ですよ!(笑)。異国の雰囲気は今までの『サイコパス』とはちょっと違っていて、観ていてドキドキでした。そして狡噛さんが出てきてからは狡噛さんに何度キュンとしたことか(笑)。小声で「かっけぇ~」と何回も言っちゃいました。第1期から見ていた人にとっては本当に堪らないキャラクター同士の絡みが見られますので、注目して欲しいです。――第1期、第2期を経て、劇場版のアフレコはいかがでしたか。花澤:第2期の朱ちゃんは心が締め付けられる出来事がたくさんあって、辛かったんですよね。そこからの劇場版でしたので、「あの緊張感から開放された」というのが一番大きかったです。収録後、1人で駅まで歩いている途中にほろほろ涙が出てきてしまって。涙が止まらなくて何駅も歩いちゃいました(笑)。関:知らない人が見たら危ない女性ですよ(笑)。花澤:だから、達成感というより開放感が大きいです。まだ続きそうな予感もしますし、達成感には至っていないかもしれないです。関:狡噛はまさかの第2期に出番がほとんどないという(笑)。劇場版でも「あれ? もしかしてもう出てこないのでは?」という感じもして。でも、おいしい登場の仕方だったので、出番は量より質だなとあらためて勉強になりました。――狡噛慎也にとっては、久しぶりに常守朱との本格的な対面ですね。関:成長ポイントがめじろ押しですよね。(狡噛は)あまり顔色を変えていなかったですけど、結構びっくりしていると思います。めっちゃ格闘技が強くなっているし(笑)。監視官としてバシッと現場を仕切り、上層部とも対等に渡り合いすごいなと思いました。ある意味、狡噛ができなかったことをやろうとがんばっているわけですから、尊敬に値すると狡噛も思っていますよ。――朱と関係性において、演技面で意識した点はありますか?関:信頼しあっていればすぐに今まで通りの会話ができると思いましたので、「何も変えずに当時のまま」を心がけました。●花澤香菜「これで終わりな気がしないのはなんでしょう」と続編にも期待――関さんは12月に最終回を迎えた『PSYCHO-PASS サイコパス 2』をどうご覧になりましたか?関:第2話までと狡噛が出たエピソードは見ましたが、それ以外はあえて見なかったんですよ。狡噛が知らない事件ですから、見ていない方がいいかなと思って。花澤:余計な感情が入ってきちゃいそうですもんね。関:そうなんです。宜野座といい感じにやっていて、宜野座が「あんなやつのことを忘れた方がいい」みたいなことを言っていたので、そういうのを見ちゃうとね(笑)。花澤:そんなことは言ってないですよ!(笑)。関:なので、狡噛と同じ立場で成長した姿を見るのを楽しみにしていました。――では、それぞれご自身が演じるキャラクターの印象を改めて。関:どんな環境でもしっかりやっている"生命力の強さ"です。困難があっても腐ることなく自分のやれることを最大限にやっていて、汚れ仕事も引き受けるのは、男性として憧れますよね。かといって女性にあんまり色目を使わないし、モテる男の代表のような感じだなと。でも唯一、朱ちゃんと一緒に夜を過ごすシーンは、たぶんさすがの狡噛もムラムラしていたはずですよ(笑)。それをも我慢しているのが格好いいなと。魅力は"我慢強さ"です!(笑)。花澤:朱ちゃんは第1期の最初から正義感や優しさなどが人間的に素晴らしくて、こういう女性になりたいと思えるのが魅力ですね。本作では、海外でのシビュラシステムの運用が描かれていて、第2期ではシビュラシステムに影響を与える存在にまで成長して、朱ちゃんがこれからどんな大きな存在になっちゃうんだろうかと、ちょっと不安です(笑)。――お二人が演じる狡噛慎也、常守朱以外で気になるキャラクターは?花澤:先ほども言いましたが、ファンのみなさんにとって「これが見たかった!」って思うようなキャラクター同士の絡みが見れるのは、注目ポイントですね。関:宜野座は狡噛がいなくなりお父さんもいなくなって、朱ちゃんや公安局を守るために男らしくなっちゃって。冒頭にガサ入れのシーンがあるんですけど、やたら格好良くてちょっとジェラシーでした(笑)。――そういえば、劇中では英語で喋るシーンもありますね。関:僕は日本語しか喋れないので、この作品にも出ている木村昴くんに英語の発音をカタカナに書き起こしてもらいました(笑)。僕と木村くんは、他の作品のキャラクターではガキ大将と子分みたいな関係なでもあるのでそういうのもなんか面白いですよね。花澤:私も英語は全然できなくて。でも、皆さんに比べたら英語の台詞数は少なかったのでがんばりました(笑)。――演出や戦闘シーンについてはどうでしょう。花澤:戦闘シーンの迫力がすごかったです。ぜひ劇場で楽しんでいただきたいと思います。関:オープニング、冒頭のシーンからタイトルが出てくるまでの流れが格好良くて好きです。タイトルバックがあることをすっかり忘れるぐらい見入っていたので、その演出にさらにワクワクしました。――劇場版だからこその"タメ"が効いた演出でしたね。関:そうなんです。ブリーフィングのシーンもしっかり描かれていて、劇場版ならではの尺の使い方だなと思いました。それによって朱ちゃんの成長ぶりがわかりますし、オープニング前までに人間関係や世界観が全部詰まっていて、しかもしっかりエンタメしていて。勉強になりました。花澤:これから映画作る人みたい(笑)。そうだ!朱ちゃんのシャワーシーンも結構長かったですよね!関:でも大事なところは見えていなかったよね?花澤:残念ながら見えていなかったです(笑)。――2015年の抱負も込めて、最後にファンへメッセージをお願いします。花澤:これで終わりな気がしないのはなんでしょうね。ゲームも出ますし、本屋さんにはスピンオフ作品や小説がいっぱい置いてあって、すごい広がり方だなと思っています。まだまだ演じる機会はあると思うので楽しみです。関:そうですね。2015年もめーいっぱい応援してくださいね!ってことで。未年にかけて(笑)。花澤:あっ! すごーい!!『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』は1月9日より全国公開。(C)サイコパス製作委員会
2015年01月08日2015年1月9日に全国公開されるアニメーション映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』の完成披露試写会が19日、東京・お台場シネマメディアージュにて行われた。本編の上映後には、常守朱役の花澤香菜、宜野座伸元役の野島健児、霜月美佳役の佐倉綾音、六合塚弥生役の伊藤静、雛河翔役の櫻井孝宏、唐之杜志恩役の沢城みゆき、そして本広克行総監督、塩谷直義監督、さらにシークレットゲストとして狡噛慎也役の関智一が登壇。花澤は「狡噛さんにやっと会えた!」と朱にだぶらせるように感情を高ぶらせ、感無量の表情を浮かべていた。劇場版は「SEAUn」(東南アジア連合)が舞台ということで、花澤や関も英語を話すシーンがあるが、英語について振られると、関「Uh-huh」、花澤「Yeah」と怪しい返事。実は、関は英語をカタカナにしてもらって読んでいたとのことで「結果よければいいじゃないですか!」と開き直っていた。また、演じるキャラクターについて野島は「最後のシーンでやっと大人になれたんだと思い、親目線で良かったなと思いました」、伊藤は「劇場でも変わらず朱ちゃんのサポートをしていて"変わらないものの象徴"だと思っています」、沢城は「霜月美佳にイライラするなと気がついて、私は朱ちゃんが大好きなんだなと思いました」とそれぞれに語りながら、櫻井は「チームとしてお仕事が出来るのは親心的にホッとしました」と親心を明かした。そんな霜月役の佐倉は演じる上で「嫌われてください」とのオーダーがあったという。嫌われる役を演じたことで「放送日が近づくにつれて大丈夫かな? と心配になった」と話す佐倉だが、ネットでの反応を見て「してやったり」とも思ったそう。劇中で霜月にさんざんに言われている花澤は「強く言われるのが癖になっちゃって」と笑っていた。『サイコパス』プロジェクト全体について塩谷監督は、「辛かった」と実感のこもった一言。テレビと劇場版の同時進行は予想以上に厳しかったものの「本作に関わっていた期間はとても充実していた」と振り返る。また、本広総監督にはひとつ誤算があったらしく、女性に支持される作品に成長したことを「こんなはずじゃなかったよね」と言いつつも「ありがたいです」と顔をほころばせていた。最後に、関は「狡噛慎也がサイコパスに帰ってきました! 公開後には宣伝・応援を協力いただいて、第3期、劇場版パート2と続いていけるように皆さんの清き一票をよろしくお願いします」、花澤は「『サイコパス』に関わってから、朱ちゃんと一緒に生きてきた感じがします。劇場版でさらに大きなものを背負ったので、続きがもしあったとしたら朱ちゃんはどうなるのだろう? という不安と期待が入り混じった状態です」と、劇場版のみならず今後への期待の言葉で締めくくった。『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』は、2015年1月9日より全国公開。(C)サイコパス製作委員会
2014年12月21日バンダイが展開する玩具シリーズ「PROPLICA」より、2015年1月に発売される『PROPLICA ドミネーター』の予約受付が、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどでスタートしている。価格は21,600円(税込)。「PROPLICA」シリーズは、これまで変身アイテムなどの劇中小道具(プロップ)を商品化してきたバンダイが、コレクターズアイテムの最新開発技術を導入し、一層の"本物感"を追求した大人向け玩具。これまでにアニメ『美少女戦士セーラームーン』シリーズの「キューティームーンロッド」や「ムーンスティック」が商品化され、大ヒットを記録するとともに「日本おもちゃ大賞2014」では、「ハイターゲット・トイ部門」で大賞を受賞した。「ドミネーター」は、人気TVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する特殊拳銃で、携帯型心理診断鎮圧執行システム。玩具化された『PROPLICA ドミネーター』は、劇中よりサイズを割り出した全長約360mmのビッグサイズとなり、外観が全塗装され、リアルな質感が演出されている。30個以上の多色LEDを搭載し、発光・サウンドを備えるとともに、「ドミネーター」の特徴である銃身各所の発光を多色LEDで表現。グリップと照門(リアサイト)下部の波打つような明滅を再現するだけでなく、不正ユーザー判定時の赤色発光など、ドミネーターの各状態に従った発光が再現されている。さらに、アニメと同様、「ドミネーター」の声を担当している日高のり子の音声を、劇中トラックより多数採録。起動メッセージからユーザー認証、犯罪係数測定まで疑似的にドミネーターの動作を体験することができるという。動作モードには、無名監視官モード、無名執行官モード、監視官 常守 朱モード、執行官 狡噛慎也モード、不正ユーザーモードなど、音声には「携帯型心理診断鎮圧執行システム、ドミネーター起動しました」「ユーザー認証、常守 朱監視官、公安局刑事課所属。使用許諾確認、適正ユーザーです」「犯罪係数32、執行対象ではありません。トリガーをロックします」など多彩なサウンドが用意されている。フォルムやサウンド動作は、ドミネーターの設定を行ったニトロプラス・石渡マコト氏による徹底監修。劇中でドミネーターを搬送する「運搬ドローン」のラックを模した専用台座も付属するという。(C)PSYCHO-PASS Committee
2014年10月24日2014年10月よりフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」にて放送されているTVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 2』のBlu-ray&DVD第1巻が12月17日に発売されることが発表された。『PSYCHO-PASS サイコパス 2』のBlu-ray&DVDシリーズ(全5巻)は、各巻に特典としてメインキャラクターそれぞれをフィーチャーした完全新作の「オリジナルドラマCD」(第1巻は常守朱をフィーチャー)と、収録話の完全シナリオやキャストインタビューなどが掲載された「スペシャルブックレット(約100P)」を封入。そのほかにも、『進撃の巨人』などのキャラクターデザインを担当した浅野恭司氏による描き下ろしイラストでデザインされた特製アウターケース仕様となっている。12月17日に発売される第1巻には、9月26日にパシフィコ横浜で開催されたスペシャルイベント「PSYCHO-FES サイコフェス」のステージの中から、第1期のメインキャスト8名による書き下ろしシナリオの「朗読劇(特別編集版)」が映像特典として収録。Blu-ray&DVDは以降毎月リリースされ、第2巻は2015年1月21日、第3巻は2015年2月18日、第4巻は2015年3月18日、第5巻は2015年4月15日に発売される。価格は、Blu-rayが7,020円(第5巻のみ8,100円)、DVDが5,940円(第5巻のみ7,020円)。TVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 2』は、2012年から2013年にかけて放送され、総監督の本広克行氏(『踊る大捜査線』シリーズ)、ストーリー原案の虚淵玄氏(ニトロプラス/『魔 法少女まどかマギカ』『仮面ライダー鎧武/ガイム』)をはじめとする豪華なクリエイター陣によるハイクオリティな作品として大きな話題を呼び、幅広いファンを獲得した近未来SFアニメーションの続編。新たなシリーズ構成として、『天地明察』や『攻殻機動隊ARISE』などを手がけたSF描写のトップライター・冲方丁を迎え、人間の心理状態を数値化し管理する未来社会の警察・公安局に所属する常守朱ら刑事課のメンバーが、謎の人物が糸を引く数々の事件に挑む戦いを描いている。この『PSYCHO-PASS サイコパス 2』を経て、2015年1月9日には完全新作映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が全国公開される。(C) サイコパス製作委員会
2014年10月17日2015年1月9日に公開されるアニメーション映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』のティザービジュアル、ストーリー、上映劇場が公開された。10月9日よりフジテレビの「ノイタミナ枠」で放送がスタートした『PSYCHO-PASS サイコパス2』に後続する新たなストーリーとして描かれる劇場版の舞台は、日本政府が紛争国に「シビュラシステム」と無人ロボット・ドローンの輸出を開始した2116年。SEAUn(東南アジア連合/シーアン)は「シビュラシステム」を実験的に導入し、管理下に置かれた水上都市シャンバラフロートはつかの間の平穏と安全な生活を手に入れたものの、SEAUnから日本へテロリストが進入。「シビュラシステム」をかい潜るテロリストたちに見えるある男の影――そして刑事課一係の常守朱はシャンバラフロートの捜査へ旅立ち、新たなる地にもたらされた正義の真実が明らかになるという。そして、公開されたティザービジュアルでは、ドミネーターを手にした常守朱の姿に「私は戦う。銃が正義を支配する世界で」というコピーが明らかに。合わせて、『PSYCHO-PASS サイコパス』公式サイトにて上映劇場が発表されている。TVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』は、2012年から2013年にフジテレビの「ノイタミナ」枠で放送され、総監督の本広克行氏(『踊る大捜査線』シリーズ)、ストーリー原案の虚淵玄氏(ニトロプラス/『魔法少女まどかマギカ』『仮面ライダー鎧武/ガイム』)をはじめとする豪華なクリエイター陣によるハイクオリティな作品として大きな話題を呼び、幅広いファンを獲得した近未来SFアニメーション。人々の精神が数値化される近未来で、正義を問われる警察のドラマを描き、緻密且つ大胆に書き上げたディストピアSF作品としてファンの間で期待が拡大。10月9日からは『PSYCHO-PASS サイコパス 2』の放送がスタートし、新たにシリーズ構成として、『天地明察』などで知られ、『攻殻機動隊ARISE』など手がけたSF描写のトップライター・冲方丁を迎えている。この『PSYCHO-PASS サイコパス 2』を経て、2015年1月9日に『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が公開される。2112年、新人監視官の常守朱と執行官の狡噛慎也は、ひとりの男と巡り合う。その男は、かつて起きた事件の黒幕。そして狡噛の復讐相手だった。その男――槙島聖護は、平和を支えるシステムの根幹を揺るがし、正義のありかを問いかけた。 やがて狡噛は自らの正義を槙島に遂行し、その身を隠遁してしまう...2116 年――日本政府は紛争国へ「シビュラシステム」と無人ロボット・ドローンの輸出を開始。世界にそのシステムの手を広げようとしていた。内戦状態だった SEAUn(東南アジア連合/シーアン)は「シビュラシステム」を実験的に導入。管理下に置かれた水上都市シャンバラフロートはつかの間の平穏と安全な生活を手に入れた。だが、その SEAUn から日本へテロリストが送られる。「シビュラシステム」をかい潜り、中枢へ攻撃を仕掛けようとするテロリストたち。そこにはある男の影が落ちていた。刑事課一係の常守朱はシャンバラフロートの捜査へ旅立つ。新たなる地にもたらされた正義の真実が明らかになる――。■『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』スタッフ総監督:本広克行 監督:塩谷直義 ストーリー原案:虚淵玄(ニトロプラス)脚本:虚淵玄(ニトロプラス)、深見真 キャラクター原案:天野明キャラクターデザイン:恩田尚之、浅野恭司 総作画監督:恩田尚之音楽:菅野祐悟 アニメーション制作:Production I.G制作:サイコパス製作委員会(C)サイコパス製作委員会
2014年10月10日東京都交通局は10月11日より、テレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の放送開始を記念し、「都営交通×『PSYCHO-PASSサイコパス』都営線完全包囲キャンペーン!」を実施する。記念の都営まるごときっぷを発売するほか、オリジナル待ち受け画像などが手に入る記念スタンプラリーも実施する。記念の都営まるごときっぷは大人700円(小児半額)で、10月11日の始発より販売開始。都電、都バス、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナーを販売当日に限り何度でも乗り降りできる。図柄は都営新宿線・都営三田線各駅の自動券売機で販売されるA図柄と、都営浅草線・都営大江戸線各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、都営新宿線の新宿駅を除く)の自動券売機で販売されるB図柄の2種類。各図柄とも2万枚の限定で、なくなり次第販売終了となる。スタンプラリーでは、都営地下鉄内の8駅に設置されているポスターのQRコードを携帯電話やスマートフォンで読み込むと、『PSYCHO-PASS サイコパス』のキャラクター待ち受け画像が手に入る。8駅すべてを回ると、コンプリートした人だけに用意された限定待ち受け画像をもらえるほか、同作品のサイン入り台本など超レアグッズが当たる抽選に参加できる。スタンプラリー対象駅は、都営浅草線新橋駅、都営三田線日比谷駅・大手町駅、都営新宿線岩本町駅・市ヶ谷駅・神保町駅、都営大江戸線新宿駅・六本木駅。獲得できる待ち受け画像は、10月11日~27日のキャンペーン前半と10月28日~11月11日の後半とで入れ替わる。アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』は、人間の心理状態や性格的傾向を数値化できるようになった未来世界を舞台に、治安維持に当たる刑事たちの活躍や葛藤などを描く作品。10月11日より、フジテレビにて毎週木曜24時45分から放送を開始し、関西テレビ・東海テレビほか各局でも放送予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月29日