ビックカメラは4月2日に、テクニクスブランドのアナログレコードプレーヤー「SL-1200GAE」の試聴体験会を開催する。会場はビックカメラ有楽町店。SL-1200GAEは、パナソニックがテクニクス50周年を記念して開発したアナログレコードプレーヤー。6月24日の発売に先駆け、ビックカメラ有楽町店は家電量販店として初めて試聴体験会を開催する。スケジュールは12時~13時、14時~15時、16時~17時の全3回。各回の定員は10名(先着順)で、申し込みは4月2日に2階のオーディオコーナーにて受け付ける。なお、試聴体験会での購入予約は行えない。
2016年03月30日パナソニックは3月24日、テクニクスブランドのアナログレコードプレーヤー「SL-1200GAE」を発表した。発売は6月中旬で、希望小売価格は税別330,000円。世界で1,200台、日本で300台の限定販売で、シリアルナンバーを刻印したテクニクス50周年記念プレートが付いている。SL-1200GAEは、テクニクス50周年を記念して開発されたアナログプレーヤー。CES 2016で海外発表されていたが、このたび日本での発売が正式にアナウンスされた。1972年から2010年まで生産していたターンテーブル「SL-1200」を音質の観点で見直し、性能を向上させている。駆動はダイレクトドライブ方式で、回転ムラや微小な振動であるコギングを防止する「コアレス・ダイレクトドライブモーター」を新開発。また、モーターの動作状態に合わせて駆動モードを切り替える高精度なモーター制御技術により、高安定性を実現した。トーンアームパイプにはアルミ材を使用。トーンアーム軸受部に切削加工のハウジングを使用したベアリングを採り入れることで、レコード盤を正確にトレースするという。プラッターは3層構造。真鍮板とアルミダイカストシャーシを強固に一体化し、不要共振を排除するデッドニングラバーと組み合わせている。きょう体は、重量級ゴムベース、BMC(バルク・モールディング・コンパウンド)シャーシ、アルミダイカストシャーシによる従来の3層に、厚さ10mmのアルミトップパネルを加えた4層構造で、耐振動性を向上させた。回転数は33 1/3、45、78。適用カートリッジ重量は14.3~28.5g(ヘッドシェル含む、付属ウェイト2種)。出力はフォノ×1、アース×1を装備する。S/N比は78dB。サイズはW453×D372×H173mm、重量は約18kg。
2016年03月24日著者撮影 迫力あるSLの雄姿。日本の各地でSLが復活運転されている。しかし、SLが運転されるのは多くの場合は地方都市で、東京や大阪などに住んでいると気軽にSL撮影に行くことはできない。その点、タイ国鉄のSL列車は、年4回だけだが、首都バンコクから運転される。仕事の関係でバンコクに赴任している「鉄ちゃん駐在員」にとって、手軽にSL撮影ができるこのチャンスは何よりの「鉄分補給」となっている。 タイ国鉄のSL運転日は?著者撮影 バンコク・ドゥシット宮殿駅を通過するSL列車。SLの運転日は、3月26日の鉄道の日、8月12日のシリキット王妃様の誕生日(母の日)、10月23日のチュラロンコン大王記念日、そして12月5日のプミポン国王陛下の誕生日(父の日)の年4回。このうち3月の鉄道の日は祝日ではないので、平日の運行となる場合がある。残り3日は祝日のため、「鉄ちゃん駐在員」も堂々と会社を休んで撮影に出かけることができる。著者撮影 王室専用の駅舎があるバンパイン駅に到着。余談だが、タイの都市鉄道などの開業日は、8月12日のシリキット王妃様の誕生日か、12月5日のプミポン国王陛下の誕生日に設定される場合が多い。「新線の開業が12月に間に合いそうもないので、開業日は8月に延期」というような話も聞くことがある。 気になる運行区間をチェック著者撮影 途中駅でSLも人も小休止。SL列車の運行区間はバンコク・ファランポーン駅からアユタヤまでの往復が多いが、最近はバンコクの東、チェチェンサーオへ運行されたり、逆に西のナコンパトムへ運転されることもある。いずれも朝8時にバンコクを出て、夕方にバンコクに戻ってくる1往復の運転。乗車するための切符はタイ国鉄窓口での予約販売となるが、SL列車の人気は高く、すぐに売り切れになるようである。通常、1両か2両はバンコクにある日系旅行社が買い上げ、観光とセットで販売している。少々値段は高くなるが、どうしても乗りたいのであれば、こちらの方が切符は確保しやすい。著者撮影 アユタヤ手前のカーブは前方のSLがよく見える。現在タイ国鉄は、運行に使用できるSLを3両保有しており、そのうち状態のよい2両を用いて運転される。いずれも戦後に輸出された日本製のSLである。日本製のSLというと戦時中にタイ、ミャンマー間に建設された泰緬鉄道用に輸出されたものと混同されることがあるが、これは別のものである。泰緬鉄道に使用されたSL、C56型は、列車の運行には使用されないが、毎年11月末に開催されるカンチャナブリでの「クウェー川鉄橋週間」のイベントには、煙を出して登場する。著者撮影 アユタヤ駅ではSLをじっくり見ることができる。 さて、「鉄分補給」活動のSL撮影であるが、日本での撮影とは異なる難しさもある。特に難しいのが、バンコクとアユタヤの間は、複線にさらに単線が追加された3線区間となっていて、列車がどの線路を走って来るか予想できないことである。タイ国鉄は日本の鉄道と同じように通常は左側通行であるが、この区間ではどの線路を走行するか決まっていない。SLの「のろし」(煙突の煙)の場所を見て、素早く撮影する角度を決めなくてはならない。著者撮影 バンコク、アユタヤ間では右側通行で運行されることもある。切符が確保しにくいSL列車は、日本からバンコクを訪れる観光客には、なかなか縁が遠い存在かもしれない。でも、もしバンコク滞在日がSLの運転日に重なっていたら、朝少し早起きをして、ファランポーン駅に日本製SLの雄姿をぜひ見に行って欲しい。客車9両を連結したSL列車は日本でも運行されていない。その迫力ある出発の様子を見るだけでも十分な価値がある。著者撮影 SL列車は後ろ姿も美しい。 (text & photo : 井上毅) バンコクから見る、東南アジア鉄道の楽しみ方 バンコク中央駅(ファランポーン駅)に残る日本の足跡
2016年03月23日ライカカメラジャパンは3月17日、ミラーレスカメラ「ライカSL」などに対応する望遠ズームレンズ「ライカ アポ・バリオ・エルマリート SL f2.8-4/90-280mm」を発表した。発売は4月だが、価格は未定となっている。焦点距離90mmから280mmまでをカバーする望遠ズームレンズ。ライカSL(Typ 601)やライカT(Typ 701)に対応する。光学式手ブレ補正機能を内蔵し、最大でシャッタースピード3.5段分の手ブレ補正効果が得られる。レンズ構成は17群23枚(6群可動レンズ)で、うち7枚は色収差を抑える異常部分分散ガラスを使用。2枚のフォーカスレンズの移動は、新開発の駆動設計を採用したステッピングモーターで行う。デュアルフォーカス機能にも対応している。本体にブラックアルマイト仕上げを施し、ほこりや水滴が入りにくい設計となっている。フレアなどを抑えるレンズフードと三脚座が付属。三脚座は90度ごとにロックできる。最小絞りがF2.2、絞り設定方式が電子制御式(1/2段)。最短撮影距離はワイド端が0.6m、テレ端が1.4m。最小撮影範囲はライカSLワイド端で約114×171mm、テレ端で約120×180mm。最大撮影倍率はワイド端で1:4.8、テレ端で1:5。フィルターマウントはE82で、本体サイズは最大径が88mm(クイックシュー装着時128mm)。長さが238mm(レンズフード装着時310mm)、重量は1,850g(クイックシュー装着時1,950g)。
2016年03月18日ライカカメラは12月15日、「ライカSL」の最新版ファームウェアVersion 1.2を提供開始した。ライカSLのユーザー登録が済んでいれば、カスタマーサイトより無償でダウンロード可能だ。最新版ファームウェアでは、ISO50~400設定時の画質や電子ビューファインダーの解像度を改善。ライカMレンズとライカRレンズを使用する際、自動露出ロックボタン(AEロック)を操作して拡大機能を利用できるようになったことで、マニュアルフォーカスを速やかに行える。そのほか、動画のライカLogガンマ曲線(L-Log)が向上し、8ビット録画に対応した。ライカSLは11月28日に発売されたミラーレスカメラ。撮像素子には2,400万画素のフルサイズCMOSセンサー、画像処理エンジンには「LEICA MAESTRO II」、440万ドットの電子ビューファインダー(EVF)「EyeResファインダー」を採用している。
2015年12月15日ライカカメラジャパンは、「ライカSL (Typ 601)」の発売日を11月28日に決定した。ライカSLはフルサイズCMOSセンサーを搭載したミラーレスカメラだ。価格は税込993,600円。ライカSLはライカLマウントを導入したミラーレスカメラ。国内では10月21日に発表された。35mmフルサイズの2,400万画素CMOSセンサー、画像処理エンジン「LEICA MAESTRO II」、440万ドッドの電子ビューファインダー(EVF)「EyeResファインダー」を搭載する。また、ライカSL専用の標準ズームレンズ「ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.」も同じく11月28日に発売する。こちらの価格は税込669,600円。
2015年11月20日●プロダクトマネージャーが来日ライカカメラジャパンは11月6日、フルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラ「ライカSL」のローンチイベントを開催した。ドイツからプロダクトマネージャーのステファン・ダニエル氏も来日。また、タッチアンドトライコーナーは常に大盛況という状態だった。○スポーツシーンでも使えることをアピールライカカメラジャパン 代表取締役社長 福家一哲氏は、日本で11月末に発売する予定のライカSLについて「ライカの新たな100年のスタートにふさわしい製品」と語った。続いて登場したプロダクトマネージャーのステファン・ダニエル氏はまた、ライカSLのことを「デジタル一眼レフカメラにかわるミラーレス機」とし、「ライカSとライカMの間をうめるシステム」と位置づけている。ライカSLのスペックなどについては、10月21日の記事『フルサイズセンサー搭載ミラーレス「ライカSL」』を参照していただくとして、ここではステファン・ダニエル氏が特にアピールしていた「EyeResファインダー」を紹介したい。EyeResファインダーとは、ライカSL専用に開発された440万ドットの電子ビューファインダー(EVF)。ステファン・ダニエル氏は「中判カメラを彷彿とさせるような大きさで視認性に優れる」と説明した。ステファン・ダニエル氏は「カメラの本質はスピードと画質だ」と述べたうえで、「ライカのカメラはこれまでも、被写体をスピーディーにとらえるのが得意だった。今回のライカSLも、SLレンズとの組み合わせで最高のパフォーマンスを発揮する」とアピール。ライカSLは0.11秒の合焦速度を実現しているほか、フォーカスポイントを設定しておけば、被写体が動いても自動でピントを合わせ続ける追尾AF機能も持つ。イベント会場では、スケートボードやモータースポーツなどの一瞬を切り取った作例が参考として展示されていた。○「ストレスなく使えるカメラ」写真家の安珠さんが登場し、トークショーも開催。安珠さんは、京都をともに旅したライカSLの印象を、作例とともに語ってくれた。モデル出身ということもあり、安珠さんはとてもスリムな女性。ライカSLについて「第一印象はやっぱり重い!」と語る。しかし、「重いんですが、ストレスなく使えるカメラ。持ち心地も良くて手にフィットする感じです。1日持ち歩いても大丈夫でした」という。実際に撮ってみて「詩的な写真が撮れると思いました。ピントの合い方がなんだか、幽霊が突然シュッと現れるような印象です。呼吸するようにサクサクと撮れたので、短気なカメラマンでも大丈夫だと思います」とライカSLを評価していた。「カメラってデザインもとても大事だと思うんですが、ライカは全部かわいいですよね。今回のSLも操作ボタンが少なくて、凹凸もあまりないのが気に入りました。持っていて気持ち良いカメラです。あまり迷わずに操作できましたよ」と、使ってみた感想を述べていた。●安定感のある使い心地○ライカSLを触ってきた大盛況のタッチアンドトライコーナーで、実際に筆者もライカSLを試してみた。白状すると、実際に手にする前は、発表時の写真やボディ847gというスペックから「絶対重いし、撮るの大変そう」と思っていた。しかし、安珠さんが言っていたように、ガッシリとホールドできる安心感のおかげか、(もちろん重いのだが)重さはさほど気にならない、というのが正直な感想だ。個人的に「小さい・軽いは正義」と思っていたし、今でも思っているが、手からすべり落ちてしまいそうなカメラは使っていて不安になることも多い。そういった意味で、安珠さんの「ストレスを感じることがあまりなかった」という言葉に納得した。ファインダー右横には、フォーカスポイントをグリグリと動かせるジョイスティックが備わっている。右手の親指で操作することが想定されているのだろうが、悲しいことに筆者の手だと届かなかった(女性の手としては一般的なサイズだと思われる)。説明員の方の手だと余裕で届いており、ファインダーを覗きながらフォーカスポイントを探れるのは操作的にもラクそうだとはたから見て感じる。EyeResファインダーを覗いてみると、確かに精細かつリアルで、タイムラグもほとんど気にならなかった。色味は少し鮮やかすぎるかなと感じたが、これは個人的な好みもあるかもしれない。ライカSLは発売に先駆けて、11月11日からライカストアで展示される予定だ(ライカ銀座店のみ11月7日から)。
2015年11月09日独ライカカメラは10月21日、ミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ「ライカSL (Typ 601)」を発表した。2,400万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載する。発売は11月末で、販売価格は税込993,600円だ。ライカSLは、35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載したミラーレスタイプのレンズ交換式カメラ。ダイナミックレンジが広く、高コントラストかつ低ノイズで、シャープな画質を提供するという。ISO感度は最高50000まで設定可能だ。独自開発された440万ドッドの電子ビューファインダー(EVF)「EyeResファインダー」を備える。アイセンサーを内蔵するため、目をファインダーに近づけると自動で表示が切り替わる。本体背面には2.95型のタッチパネル式液晶モニターを持つ。画像処理エンジンは、9月に発売された中判カメラ「ライカS (Typ 007)」と同様、「LEICA MAESTRO II」を採用。4K動画(24fps/30fps)の撮影にも対応する。フルHD動画であれば、最大120fpsのフレームレートで撮影可能だ。主な仕様は、マウントがライカLマウント、撮像素子が2,400万画素のフルサイズ(36×24mm)CMOSセンサー、対応感度がISO50~ISO50000、シャッター速度が60~1/8,000秒となっている。UHS-II対応のSDメモリーカードスロット、UHS-I対応のSDメモリーカードスロットを備える。耐久性を堅牢性を重視し、アルミニウム削り出しのボディを採用している。バッテリーは容量1,860mAhのリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約400枚。本体サイズは約W147×D39×H104mm、質量はバッテリーを含まない状態で約771g、バッテリーを含む状態で約847gとなっている。○SLレンズライカSLのリリースに合わせて、ライカSL専用の標準ズームレンズ「ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.」、望遠レンズ「ライカ アポ・バリオ・エルマリート SL f2.8-4/90-280mm」、単焦点レンズ「ライカ ズミルックス SL f1.4/50mm ASPH.」も発表された。発売はライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.は11月末で、価格は税込669,600円。そのほかの2本については順次発売とされている。今後SLレンズのラインナップを拡充していく予定だ。ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.の主な仕様は、焦点距離が24~90mmmm、開放絞りが広角端で2.8、望遠端でF4、最小絞りがF22。レンズ構成は15群18枚。画角は広角端が対角82.4度、水平72.1度、垂直51.8度、望遠端が対角27.8度、水平23.3度、垂直15.7度。撮影距離範囲は広角端が0.3m~、望遠端が0.45m~。シャッタースピード約3.5段分の手ブレ補正機能を持つ。本体サイズは最大径が約88mm、長さが138mm(広角端、レンズフードなし)、重量は約1,140g。
2015年10月21日途中駅でSLの付け替えを行う(著者撮影)ボロブドゥールの夜明けは息を飲むような美しさだった。遺跡内のホテルを夜明け前に出て、遺跡の上で夜明けを待つ。少しずつ明るくなるにつれムラビ山が霧の向こうに浮き上がってくる、そんな幻想的な景色だった。ボロブドゥールの夜明け (著者撮影)しかし、鉄道愛好家にとってボロブドゥールの遺跡と同じぐらい魅力的なのが、この遺跡の60キロほど北、アンバラワという街にある鉄道博物館。ここでは僅か3万円程度のチャーター料で、自分だけのSL列車が運行できる。花より団子、遺跡よりSL。遺跡観光もそこそこにして、車でアンバラワを目指した。アンバラワは、ジャワ島のほぼ中央に位置する内陸の小さな町。現在、鉄道で行くことはできないが、1970年頃まではジャワ島を南北に縦断する鉄道路線があり、アンバラワには駅も設置されていた。その駅にインドネシアの様々なSLを集めて展示してあるのが「アンバラワ鉄道博物館」である。展示しているSLは20両以上にもなり、かなり規模の大きい博物館である。鉄道博物館(もとアンバラワ駅)(著者撮影)保存されているSL中には構造がかなり特殊なものもあり、それらを見て回るだけでも楽しいのだが、何といってもこの博物館の魅力はSLをチャーターして自分専用の列車を走らせることができることである。但し、チャーターには事前申込みが必要で、また運転ができない日もあるようである。博物館との連絡は往復の車の手配と併せて現地旅行社に依頼するのがよいだろう。列車を走らせることができるのは、アンバラワ駅から2駅、約9キロの区間。現在、この区間を走行している列車はこのチャーター列車のみである。途中の停車時間なども含め往復で2時間程度のミニトリップである。発車前のSLチャーター列車(著者撮影)博物館に到着すると、係りの人が「あなだが今日の列車のオーナーですね」というような雰囲気で駅の事務所へと案内してくれる。暫くすると、蒸気の音をたてて機関車と客車2両の「専用列車」が到着、早速乗り込むこととする。「専用列車」ではあるが、地元の子供も何人か乗車している。どうも近くまで乗りたいようで、わざわざ降りてもらう必要もないので「オーナー」として乗車を黙認することとする。沿線の踏切には青い服を着た係りの人が立ち、人が通行しないように確認してくれている。この係りの人は、次の踏切にもちゃんと立っていた。どうもバイクでこの列車を先回りして、すべての踏切の安全を確保してくれているようである。チャーターでしか走らない列車は注目の的(著者撮影)列車はアンバラワの町を抜けると、のどかな南国の田園風景の中を走る。こういう景色にはSLが合っている。のどかな田園風景が広がる車窓(著者撮影)途中の駅でSLを付け替え、客車が前、SLが後ろになる。これは急な坂を上るためには機関車が後ろの方がよいためである。さらに急な坂の区間になると2本のレールの間に金属の梯子のようなものが設置されている。ラックレールという歯車の力を使って坂を上る非常に珍しい設備で、日本でもの静岡県の大井川鉄道にしかないものである。そのためこのSLも内側に歯車がある特殊な構造になっている。列車は歯車の音を軋ませながら懸命に坂を上っていく。途中駅でSLの付け替えを行う(著者撮影)(著者撮影)ラックレール区間の坂を上る(著者撮影)坂を上り切ったところが終点のベドノ駅。この駅では頑張ったSLの喉を潤してもらうため給水を行う。SLが一息ついたら出発、もとの線路を今度はアンバラワへと下っていく。ラックレールの構造(鉄道博物館の展示)(著者撮影)途中、少年が列車の後ろを板で作った乗り物で追いかけて来た。ラックレールを使って坂を下る乗り物を自作したものであろう。最初は衝突するのではと心配するような勢いだったが、平地になると列車との距離がどんどん離れていき、やがて少年の姿も見えなくなった。自作の乗り物で列車を追走(著者撮影)蒸気機関車は、電車のようにすぐに走らせることはできない。列車を走らせる何時間も前からボイラーに火を付けて蒸気圧を高めておく必要がある。ピストンのように動く部品も多く保守には多くの手間がかかる。それでも、このインドネシアの山奥でSL列車を運転してくれるのは、単に観光客を集めるためだけでなく、運転に係る人たちがSLに愛情をもって接してくれているからであろう。その人たちに改めて感謝し、アンバラワの街を後にした。(text & photo : 井上毅)バンコクから見る、東南アジア鉄道の楽しみ方その他の記事はこちら>
2015年10月14日秩父鉄道と秩父観光興業は、通常は一般の人が入れない「広瀬川車両基地」にて、「SL(C58363)機関車のライトアップ撮影ツアー」を開催する。実施日は12月20日(土)と21(日)の二日間で、受付は11月25日(火)から開始している。このツアーでは、SLパレオエクスプレスとして熊谷・三峰口駅間を1日1往復しているSL車両を、営業運転終了後に広瀬川車両基地にて公開。SL転車台での転向シーンの見学と、SLに貨物車両を連結してライトアップし、撮影会を実施する。撮影には広角ズームレンズ(35mm換算24mmから)の用意を推奨している。また、秩父鉄道開通100周年記念グッズが当たる「お楽しみ抽選会」も開催予定だ。ツアーの募集人数は各日80名で、40名ずつ出発時刻をずらして1日2回開催(出発時刻は指定不可)。撮影時間は同じで、熊谷駅南口を16時30分と17時30分に出発するコースに分かれて移動する。ツアー代金は4,800円(軽食・バス代・記念品代を含む)。代金は申し込み後に、指定の口座に振り込む。詳細は秩父鉄道のWebサイトを参照いただきたい。
2014年11月26日JR東日本水戸支社はこのほど、水郡線全線開通80周年を記念して運行するSL列車「SL奥久慈清流ライン号」のヘッドマークデザイン公募の選考結果を発表した。最優秀賞作品は12月5~7日の運行時に実際に使用される。同列車はC61形蒸気機関車と12系客車4両による編成で、定員は336名。水戸駅を11時58分頃に発車し、常陸大子駅には14時18分頃に到着する。復路はディーゼル機関車が先頭、C61形蒸気機関車を最後尾(逆向き)に連結した編成となり、「DL奥久慈清流ライン号」の呼称で運転する。ヘッドマークデザインの公募は、茨城県水郡線利用促進会議とJR東日本水戸支社の主催によって行われ、県内外から123点の作品が寄せられたという。そのうち7点が入賞作品として選出され、清流を魚が泳ぐ光景を冬をイメージした色彩で描いた作品「清流冬仕度」が最優秀作品に選ばれた。水郡線営業所構内で11月30日に開催される水郡線営業所まつりにて、入賞者を対象とした表彰式を行う。受賞作品7点は、茨城県水郡線利用促進会議が開設しているウェブサイト「水郡線の旅」で公開する。
2014年11月13日JR西日本はこのほど、北陸本線米原~木ノ本間で観光シーズンに運行する「SL北びわこ号」について、11・12月の運転日と概要を発表した。運転日は11月16・23・30日、12月7・14日の計5日間。各日とも、米原駅10時9分発・木ノ本駅10時52分着の「SL北びわこ1号」と、米原駅13時16分発・木ノ本駅14時0分着の「SL北びわこ3号」を運転。途中、長浜駅、虎姫駅、河毛駅、高月駅に停車する。「ポニー」の愛称で知られる蒸気機関車C56形160号機で12系客車5両を牽引する編成で、定員424名(全席指定)。走行中の車内では、係員が記念撮影のシャッターを押すなどのサービスを行う。終着の木ノ本駅でも各種おもてなしイベントを開催する予定だという。
2014年11月12日JR西日本は17日、持続的なSL(蒸気機関車)動態保存に向けた取組みとして、「SL専用検修庫の新設」「D51(デゴイチ)の本線運転の復活」について発表した。同社管内には、国鉄時代の1979(昭和54)年から運行開始された「SLやまぐち号」や、全国から選りすぐりのSLを集めた梅小路蒸気機関車館をはじめ、北陸本線米原~木ノ本間で「SL北びわこ号」の季節運行を実施するなど、SL動態保存に取り組んできた。これらの歴史的経緯に加え、多くの利用者から好評を得ていることも考慮し、「今後少なくとも数十年程度は安定的にSL動態保存が継続できる体制」を整備することとした。SL専用検修庫は解体検査に特化した専用検修庫として、「京都鉄道博物館」(2016年春オープン予定)に隣接する梅小路運転区内に新設される。ボイラー検修場を設置し、天井クレーンなどの大型装置を一新して車両整備の作業性向上を図るほか、ペデストリアンデッキで「京都鉄道博物館」との一体化を図り、SL検修の作業風景も見学可能になるという。SL専用検修庫の使用開始は2015年度秋以降を予定している。「デゴイチ」の愛称を持つ蒸気機関車D51形の本線運転復活も発表された。現在、おもに梅小路蒸気機関車館で「SLスチーム号」に使用されるD51形200号機(1938年、国鉄浜松工場で製造)の大規模修繕と本線運転用の改造を実施し、C56形に置き換えて「SLやまぐち号」「SL北びわこ号」の牽引機関車として使用するとのこと。使用開始は2017年度以降とされた。なお、JR西日本はSL動態保存のための設備投資を行うとともに、SL独特の技術を備える社員の中長期的な人材確保と実務能力の維持向上も推進するとしている。
2014年10月18日JR東日本盛岡支社は12日、「鉄道の日」イベントの一環で、「SL銀河」客車の車両展示会を開催する。普段は乗車しないと見られない客車内を見学できるチャンスとなる。展示会は10時から12時まで、釜石駅1番ホームで実施(見学受付は9時30分から11時45分まで)。客車公開に加え、「SL銀河」に使用される蒸気機関車C58形239号機復元の様子をまとめたパネル展示も行う。入場無料で、参加者全員に「SL銀河」パンフレットと参加証を配布する。先着200名に「SL銀河」で使用している石炭もプレゼントする。翌13日には、釜石駅にて一日駅長による「SL銀河」出発式と紅白餅配布(なくなり次第終了)も実施。11~17日まではSL写真展も開催する。盛岡支社ではその他にも、「鉄道の日」記念イベントを各駅で開催。10月11日には気仙沼駅でポケモントレインの出迎えイベントや同車両の公開などを実施し、10月18日には北上駅にて北上市長による「Kenji」出発合図や鉄道に関する懐かしい写真の展示などを行う。他の各駅でも大小さまざまなイベントが企画されている。
2014年10月03日パナソニックは9月29日、オーディオ専用ブランド「Technics(テクニクス)」のコンパクトディスク(CD)プレーヤー「SL-C700」を発表した。発売は2015年3月が予定されており、希望小売価格は128,000円となっている(税別)。なお、本製品は受注生産となる。Technicsブランドにおいて、上位のラインナップである「リファレンスシステム R1」シリーズに対して、より多くのユーザーに楽しんでもらうことが念頭に置かれている「プレミアムシステム C700」シリーズとして位置付けられるモデル。SL-C700は、CDをハイレゾ信号に変換する「High Res Re-master」や、高精度水晶によるクロック同期システム「High Precision Master Clock」などを搭載するCDプレーヤーだ。High Res Re-masterは、帯域拡張とbit拡張を行うことでCDの音楽信号を176.4kHz/32bitのハイレゾ信号に変換。原音の豊富な情報を再現し、表現力の高いサウンドを奏でる。一方のHigh Precision Master Clockは、高精度水晶によりクロックを生成。このクロックをマスターとしてCD SoC、Audio DSP、D/Aコンバーターを動作させることで、高精度なクロック動作が可能となり、正確な再生が実現されている。これらに加えてSL-C700では、L/R独立でBurr-Brown製DAC「PCM1795」を搭載。高精度なD/A変換が可能となっている。また、シンメトリー構成の回路にすることで、LチャンネルとRチャンネル相互の干渉を排除。シグナルパスを最短にすることで、信号伝送路上での信号ロスが抑えられている。主な仕様は次の通り。再生メディアは音楽CD、CD-R/RW(CD-DA/MP3/WMA、ファイナライズ済み)、周波数特性は2Hz~20kHz、出力インタフェースはアナログRCA×1系統、同軸デジタル×1系統、光デジタル×1系統となっている。サイズはW340×D306×H78mm、質量は約5.2kgだ。
2014年09月29日栃木県真岡市の真岡鉄道真岡駅そばに4月28日、「SLキューロク館」がオープンした。同施設は「SLの走るまち」の拠点施設として、同市が真岡駅東口に整備した観光施設となっている。同館の展示の目玉は「9600形蒸気機関車」。大正時代の代表的な蒸気機関車のひとつであり、「キューロク」の愛称で知られている。展示するだけではなく、圧縮空気を動力源として毎週日曜日及び祝日に1日3回運行する。900形SLを走らせることは、国内で初めてのことだという。また館内には、旧型客車(スハフ4425号)も展示。9600形SLとともに乗車見学ができ、機関士の制服を着て記念撮影もできる(1回100円)。蒸気機関車を眺めながら飲食できるカフェや、オリジナルグッズを販売するコーナーも設置している。屋外には、キハ20形ディーゼル動車、ヨ8000形車掌車、ト1形無蓋貨物車、ワ11形木造有蓋貨物車、ワフ15形貨物緩急車も展示。更にSLギャラリー(情報センター4F)では、NゲージやミニSLを始め、SLや鉄道に関する展示物を公開している。同館の営業時間は10時~18時。休館日は毎週火曜日と、12月29日から1月3日まで(火曜日が休日の場合は翌日休館)。入場料は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年05月02日年配の方には懐かしく、若い人や子どもにも人気がある蒸気機関車。人気の理由は、『銀河鉄道999』や『機関車トーマス』など、SLが登場する作品のおかげかもしれない。いま、日本各地でリアルなSL列車が運行されている。そこでマイナビニュース会員の男女1,000名に、どのSL列車に乗りたいか聞いた。最も乗ってみたいSL列車はどれですか1位 SLみなかみ (JR東日本 高崎 - 水上) 23.0%2位 SL急行「かわね路」 (大井川鐵道 新金谷 - 千頭) 22.5%3位 SL冬の湿原号 (JR北海道 釧路 - 標茶・川湯温泉) 15.6%4位 SLニセコ号 (JR北海道 札幌 - 蘭越) 10.1%5位 SL函館大沼号 (JR北海道 函館 - 森) 4.7%■SLみなかみ (JR東日本 高崎 - 水上)・「温泉も楽しめそうな地域だから」(33歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)・「地元だから」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「行きやすい場所だから」(28歳男性/情報・IT/技術職)■SL急行「かわね路」 (大井川鐵道 新金谷 - 千頭)・「古い車両が多く走っている」(31歳男性/情報・IT/事務系専門職)・「地元静岡の有名なSLでありながら、まだ一度も乗ったことがないので」(28歳男性/自動車関連/技術)・「現代のSLの元祖だと思うから」(44歳男性/医療・福祉/専門職)■SL冬の湿原号 (JR北海道 釧路 - 標茶・川湯温泉)・「北海道の雄大な自然の中を走ってみたい。川湯温泉にも行きたいから」(30歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)・「釧路にいったら絶対乗りたい。北海道でしか味わえない景色が堪能できて、かつレトロな雰囲気を味わえるから」(24歳女性/アパレル・繊維/販売職・サービス系)・「冬の北海道の大地を疾走してみたい」(60歳男性/建設・土木/技術職)■SLニセコ号 (JR北海道 札幌 - 蘭越)・「SLで北海道旅行してみたい」(45歳男性/自動車関連/生産)・「北海道といえばニセコ、みたいなイメージが強いので」(33歳男性/機械・精密機器/営業職)・「独身の頃、いまの夫とデートした思い出の列車」(34歳女性/主婦)■SL函館大沼号 (JR北海道 函館 - 森)・「北海道の函館をゆっくりとSLで旅したいから」(25歳男性/建設・土木/技術職)・「良いってたまに聞くので」(24歳女性/医療・福祉/営業職)・「北海道の壮大な景色にひたりながら、のんびり車内ですごしたい」(28歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)■番外編: もう一度乗りたいSL列車の魅力・「やまぐち号 (JR西日本 新山口 - 津和野):昔乗ったことがあるが凄くワクワクしたのでまた乗ってみたい」(29歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「SLパレオエクスプレス (秩父鉄道 熊谷駅 - 三峰口):時間をかけてゆっくり進むのが楽しかった。沿道の人もみんな手を振っていて、優しい気持ちになれた」(27歳女性/建設・土木/事務系専門職)■総評「SLみなかみ」の1位は、首都圏から近い上に、知名度の高さも要因だろう。昨年から使用されているC61形機関車は、公園で保存されていた機関車が復活するまでを山田洋次監督が映像化し、NHKで放送されて話題になった。「SLみなかみ」にはSLの代名詞ともいえる「デゴイチ」ことD51形も使われている。どちらも大型機関車の迫力が人気だ。2位は僅差で大井川鐡道。こちらも関東から行きやすいし、長年のSL列車運行の実績で知名度も高い。昨年は新金谷駅に転車台が設置され、機関車がつねに前向きで走るなど魅力も増した。新金谷駅の駐車場料金が安価で、クルマで出かけやすいという利点もありそう。3位から5位までJR北海道のSL列車がランクイン。SLと北海道を組み合わせると、大きな魅力が生まれるようだ。どの列車にも、「蒸気機関車と雪景色」を期待する意見が多かったけれど、上位に入った3列車のうち冬の運行は「SL冬の湿原号」のみ。「SL函館大沼号」はゴールデンウィークと夏休みがメイン。「SLニセコ号」は紅葉シーズンの運行となる。秩父鉄道や真岡鐵道、JR西日本の「SL北びわこ号」など、大都市からアクセスしやすいSL列車も多い。ぜひSLの旅を楽しんでみてはいかがだろうか?調査時期: 2012年10月24日~2012年10月26日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性716名 女性284名 合計1,000名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月11日栃木県の茂木から茨城県の下館の間を走る真岡鐵道では、恒例のクリスマス列車「SLサンタトレイン2012」を12月22日(土)、23日(日・祝)の両日、運行する。クリスマス列車になるのは、下館~茂木間のSLで、下りは下館10時36分発で茂木12時06分着、上りは茂木14時27分発、下館15時58分着。各車両にサンタクロースが乗車するほか、客車内はツリーやリースなどで飾られ、クリスマスムード一色となる。車内では、サンタクロースがSLに乗車した子供全員にクリスマスプレゼントをするほか、サンタクロースといっしょに遊べるゲームなどを行う。楽しいSLの旅を満喫できる、例年年末恒例のイベント列車だ。乗車には、乗車券のほかにSL整理券が必要となる。SL整理券は中学生以上500円、小学生250円で、JR東日本みどりの窓口、びゅうプラザおよび真岡鐵道で発売されている。また、茂木駅構内の「ききょうホール」でもクリスマスイベントがある。22日には12時30分から13時10分まで、SL機関士と「もおかSL倶楽部」のボランティアによるクリスマスコンサートが、23日には12時30分から13時10分まで「ハンドメイドクリスマス」が開催される予定。さらに、両日ともに13時20分から13時50分まで、ビンゴゲームが企画されている。なお、SLもおかの今年の最終運行日は24日(月)となり、2013年の運行は1月5日(土)からとなる。5日と6日(日)は、SL新年号として、車内でイベントを開催予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日名古屋市は2013年2月16日・17日の2日間、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「SLあおなみ号」の、実験走行の試乗希望者を募集している。同市内をSLが走るのは、27年ぶりとなる。今回の走行は、あおなみ線の利用促進と全国への名古屋の情報発信を目的としたもの。「SLあおなみ号」の車両編成は、蒸気機関車(C56)+客車(12系)3両+ディーゼル機関車(DE10)となる。走行区間は、あおなみ線名古屋駅を出発し、名古屋貨物ターミナル駅で折り返し、再び名古屋駅へ戻る約1時間30分のルート。区間の一部は、普段は旅客列車が走ることのない貨物線を走行する。折り返し地点の名古屋貨物ターミナル駅では、SLから下車し、SLの写真撮影をすることが可能。2月16日、17日の2日間で、1日3便ずつ計6便運行。運行スケジュールは各日共通で、 1号が名古屋駅9時50分発/11時18分着、2号が名古屋駅11時37分発/13時3分着、3号が名古屋駅13時22分発/14時48分着。募集人数は、各便200名の計1,200名。試乗料金は大人500円。小学生以下は無料となる。SL試乗券は、往復はがきによる抽選となる。締め切りは12月25日まで(消印有効)。その他、応募方法の詳細は名古屋市Webページにて確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日新潟県十日町市で、「とおかまちSLまつり」が開催される。開催日時は11月10日(土)、11日(日)の10:00~15:30まで。開催場所はSLロマンひろば(十日町市駅通り歩行者天国)。イベント内容はSLの運行のほか、ステージイベント、ご当地キャラクター大集合、ゲーム大会、ミニコンサート、ミニSLの運行、SLとの記念撮影、SL関連写真展などが行われる。注目されるイベントは、飯山線十日町駅~長岡駅の区間を40年ぶりに走る「SL信濃川ロマン」号の運行だ。編成はC11形機関車と旧型客車3両。10日(土)、11日(日)の両日運行される。上りの運行時間は、08:51に長岡駅を出発、小千谷駅、越後川口駅、越後岩沢駅、下条駅、魚沼中条駅に停車して十日町駅に11:18到着。下りは十日町駅を14:41に出発、越後川口駅、小千谷駅に停車して長岡駅に16:42に到着する予定。上りと下りでは停車駅が異なるので注意。ステージイベントでは、10日(土)に女子レスリングのロンドンオリンピック金メダリスト、小原日登美選手や伊調馨選手、木名瀬コーチが出演する「トーク&じゃんけんゲーム大会」のほか、J-POPアイドルユニット「Negicco」がオリジナル曲「圧倒的なスタイル」を披露する予定。11日(日)には蘭燃(らんねん)によるミニコンサート、県内のご当地キャラクター大集合、十日町中学校吹奏楽部によるステージも用意されている。さらに、「屋台村」や、直売トラックが新鮮な農産物を販売する「軽トラ市」を開催。十日町商工会議所では映画「北国の街」の無料上映会が催される。十日町駅以外では、SLが停車する時刻に合わせ、下条駅で10:46~10:54まで新保広大寺節披露や振る舞い酒、甘酒振る舞い、グッズ販売などを実施。魚沼中条駅でも11:03~11:11に縄文ファッションの披露、ワンカップの振る舞い、国宝火焔型土器レプリカ展示が行われる。イベント詳細は十日町市ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月07日JR東日本はこのほど、岩手県営運動公園内の交通公園に展示保存されている蒸気機関車C58 239号機を復元し、同機牽引の列車「SL銀河鉄道(仮称)」を運転すると発表した。同列車は2013年度冬以降の運行を計画しており、釜石線を中心に、東北エリアで土休日などに年間80日程度の運行を検討しているという。JR東日本は運行の目的として、「観光面からの復興支援および地域の活性化」「鉄道の産業遺産である蒸気機関車を後世に伝えること」などを挙げている。C58 239号機は1940(昭和15)年6月に製造され、宮古機関区に転属した1943年5月以降、岩手県を中心に活躍。1970年2月28日の「山田線、さようなら」貨物列車も牽引した。1972年5月22日をもって廃車となり、翌年より岩手県営運動公園に静態保存された。客車として使用されるのはキハ141系(旧50系客車改造車)で、JR北海道の車両を購入し、改造する予定。C58 239号機の牽引だけでは走行が困難とされる釜石線の勾配区間などで、動力付のキハ141系が活躍する。客車は指定席車およびオープンスペース車からなる4両編成を予定し、コンセプトは「銀河鉄道」で、東北の文化・自然・風景も感じられる車内に。デザインを手がけるのは世界的な工業デザイナーの奥山清行氏(KEN OKUYAMA DESIGN代表)。具体的なデザインは決まり次第、告知するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日静岡県榛原郡川根本町と島田市が連携したイベント「SLフェスタ2012」が開催される。開催日時は10月5日(金)~8日(月・祝日)の4日間。川根本町と島田市は国土交通省観光庁が実施する「家族の時間づくりプロジェクト」に取り組んでおり、その一環として10月5日(金)を幼稚園、小中学校を休日として4連休を作っている。その期間で行われるイベントだ。イベント内容は、複数のSLが千頭駅に横一列に並び、貴重なシャッターチャンスを提供する「SL大集合」、新金谷駅~千頭駅までの区間でSLが連なって走る圧巻の「SL重連走行」、新金谷駅では50トンものSLと綱引きをする「SLと綱引きで勝負」もある。「側線運行&乗車体験」では普段は列車が走る事のない新金谷駅から大井川方面へと伸びる特別な区間を走る。その他、千頭駅会場で大道芸人や若手歌手によるパフォーマンスやライブ、保線用軌道車両「レールスクーター」の体験イベント、鉄道模型のジオラマ展示、川根本町と島田市の子供にSLペーパークラフトを無料でプレゼントする企画、川根本町自慢の一品を集めた物販ブースなども出店される。新金谷駅会場では、転車台の手回し体験や駅長制服記念撮影、運転席の見学などが行われる。家山駅ではご当地グルメ、ご当地キャラクター祭り、木工教室、和太鼓演奏などのイベント。プラザおおるり会場では、駅名標やナンバープレートなど貴重な鉄道関連グッズや鉄道模型の展示を行う「鉄道展」が開催される。ローズアリーナ会場では小動物とのふれあいコーナー、ミニSL、ミニ新幹線の体験乗車に加え、恐竜ショーも行われるなどバラエティー豊かなイベント内容となっている。イベント詳細はSLフェスタ2012のWebページで確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日静岡県島田市にある鉄道会社「大井川鐵道」は、地元自治体と協力し、10月5日~10月8日まで「SLフェスタ2012」を開催。蒸気機関車と綱引きで勝負する、「本気で力くらべだSL対人間綱引きで勝負」などのイベントが行われる。綱引きでは、同社が管理している蒸気機関車「C12形164号機」を使用。約50トンある機関車を動かせるか挑戦するという。実施日は、10月6日(14時~15時)、10月7日(10時~11時)。場所は大井川鐵道新金谷駅構内とのこと。同イベントでは、同市固有の地域資源であるSLを通して、家族で楽しみながら本物の鉄道を満喫できる。期間内は、地元物産の販売や、地域の人気グルメを集めたフードコートを設け、訪れた人に地域の魅力を発信していくという。会場は、新金谷会場、家山会場、千頭会場、金谷駅前通り会場、プラザおおるり会場、ローズアリーナ会場の6カ所。側線運行&乗車体験、鉄道写真展、ゆる鉄トークショーなど鉄道に関するもののほか、特設ステージ金谷ミュージックフェスティバル「音の駅」、羊毛フェルト教室、和太鼓演奏など、体験企画やショーなども開催する。なお、詳細は、同イベント公式サイトを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月28日静岡は大井川に添って走る大井川鉄道は、SL(蒸気機関車)がシュポシュポとゆっくり運行する姿を見ることができる、レトロ感満載の鉄道だ。鉄道ファンはもちろんのこと、子ども連れのファミリーまで幅広い層に愛されている。ところでこのSL、果たしてどんな乗り心地なのか?(自称)鉄道好きのライターとして、乗らずして語るワケにはいかない。ということで実際に乗車してみることに。大井川鉄道は金谷駅(島田市)から井川駅(静岡市)までを結ぶ全長約65キロの鉄道路線で、その内SLが走るのは新金谷駅(島田市)~千頭駅(川根本町)間の約30キロ。SLの運行本数は日によって異なるが、1日数本が往復している。所要時間は片道約1時間30分。運賃は大人片道1,720円+SL急行料560円が必要だ。同鉄道広報担当の山本豊福さんによれば、この鉄道はもともと、大井川上流のダム建設の資材を運んだり、山間部でとれる木材を運んだりする鉄道だったそうだ。利用者数の減少を食い止めるべく、昭和51年(1976)からSLを導入し、観光路線にシフトしたという。C56形やC11形など昔懐かしい4台のSLはもちろん、それ以外の車両も京阪や近鉄などの「昭和電車」だという。オールドファンには垂ぜんモノの路線となっている。旧国鉄時代の客車に満タンのお客さんを乗せて、SLの旅にいざ出発!きしむような音を立て、SLはゆっくりと動き出した。木造の車内にエアコンはもちろんない。扇風機が頭の上でぶんぶん回っている。うっすら湿り気のありそうな空間は、ほとんど「千と千尋」の1シーンである。発車早々、登場するのが「SLおじさん」だ。車内アナウンスで車両のミニ知識や沿線情報をガイドしてくれる。そして手持ちぶさたになったらハーモニカを吹くのだが、その音色が実にSL旅にマッチしていて気分がいい。鉄道は、約30キロの道のりを1時間半かけて走る。はっきり言ってスピードは遅い。並走する自動車が何台もSLを追い越していく。ガタガタと振動も大きい。しかし存在感は抜群で、沿線にあるキャンプ場から、みんなが手を振ってくれる。山本さんは「時間に余裕があれば、ぜひ途中下車してあぷとライン(=井川線)の渓谷や湖などの風景を楽しんでください。温泉も素晴らしいですよ」とのこと。そんな声に後ろ髪を引かれつつ、駅で山菜そばを食べ、駅前の屋台でくし焼きをほお張って、新金谷駅に引き返す。復路の車両は、オレンジ色がまぶしい近鉄16000系だ。これはこれで十分レトロ。通勤や通学に使う人も少なくないようで、行きのド観光列車とはひと味違う旅の醍醐味(だいごみ)を味わうことができる。帰路も十分、電車旅を満喫して新金谷駅に到着した。名残惜しい。日本の四季を味わえる大井川鉄道。中でも秋の紅葉シーズンが一番人気だそうだ。混雑しているだろうが絶対また来ようと心に誓う。「消え去る運命にあるSLの風景だからこそ、大切に残したいのです」。そう語った山本さんの言葉を思い出しつつ、駅を後にした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日メルセデス・ベンツ日本はこのほど、「新型SL」の最上級モデルとなる「SL 65 AMG」を発売した。AMG 6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は630PS。フルアルミニウムボディにより従来モデルより170kg軽量化している。搭載されるエンジンは新設計のターボチャージャー、燃焼システム、吸排気システムを採用したAMG 6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジン。最高出力は630PSで従来のエンジンより18PSパワーアップしながら、従来モデルよりも燃費が17%もアップしている。この燃費向上にはAMGスピードシフトプラス 7G-TRONICや、12気筒エンジンモデルに初めて採用されたアイドリングストップ機能も貢献している。ボディは他の「新型SL」と同じフルアルミニウムボディシェルを採用。「SL 63 AMG」と同じカーボンコンポジット素材もトランクリッドなどに使用しており、従来モデルと比べ約170kgもの軽量化を達成した。エンジンパワーの増大と合わせ、走りのパフォーマンスが大幅に向上していることが想像できる。装備も最上級モデルにふさわしく、スイッチ操作でクリアモードとダークモードを切り替えられる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」、5つのレーダーセンサーと1つのカメラで障害物との衝突を防ぐ予防安全システム「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備している。ステアリングは左のみの設定で、価格は3,050万円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日大井川鐵道はこのほど、10月5~8日にかけて静岡県島田市および川根本町と共同で開催するイベント「SLフェスタ2012」の概要を発表した。10月6~7日には、新金谷駅から大井川河原方面に伸び、普段は使用されていない”謎の路線”に旅客列車が走行するほか、重量約50トンの蒸気機関車、C12形164号機との綱引き対決も実施。列車編成の前後にSLが付く「重連運転」も、両日ともに行われる。また、10分間限定で千頭駅構内にSLが横1列に並ぶ「SL大集合」(6日)や、鉄道写真家の中井精也氏、鉄道アイドルの斉藤雪乃さんらが出演するトークショー(7日)など、多数の催しを予定している。10月7日には、新金谷駅10時45分発のSL列車が金谷始発で運転。昨年10月1日にSLの運転区間を新金谷~千頭間に変更して以来、約1年ぶりに金谷~新金谷間にSLの汽笛が響く。なお、同列車に乗車できるのは新金谷駅からとのこと。同イベントの概要や詳細、および催しの変化・追加については、SLフェスタ2012公式ウェブサイトにて随時発表される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日大井川鐵道はこのほど、10月5~8日にかけて静岡県島田市および川根本町と共同で開催するイベント「SLフェスタ2012」の概要を発表した。10月6~7日には、新金谷駅から大井川河原方面に伸び、普段は使用されていない”謎の路線”に旅客列車が走行するほか、重量約50トンの蒸気機関車、C12形164号機との綱引き対決も実施。列車編成の前後にSLが付く「重連運転」も、両日ともに行われる。また、10分間限定で千頭駅構内にSLが横1列に並ぶ「SL大集合」(6日)や、鉄道写真家の中井精也氏、鉄道アイドルの斉藤雪乃さんらが出演するトークショー(7日)など、多数の催しを予定している。10月7日には、新金谷駅10時45分発のSL列車が金谷始発で運転。昨年10月1日にSLの運転区間を新金谷~千頭間に変更して以来、約1年ぶりに金谷~新金谷間にSLの汽笛が響く。なお、同列車に乗車できるのは新金谷駅からとのこと。同イベントの概要や詳細、および催しの変化・追加については、SLフェスタ2012公式ウェブサイトにて随時発表される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日秩父鉄道はこのほど、SLパレオエクスプレスの運行25周年を記念したDVD付き記念乗車券を発売した。同乗車券では、今年のファーストランをはじめ、新緑の秩父路を駆け抜ける光景や走行中の運転台の様子など、数々の記念映像を収めたDVD(本編37分)に、熊谷~三峰口間往復乗車券、SL整理券500円(自由席片道分)、記念入場券(硬券)、メモリアルミニブック(20ページ)がセットになっている。価格は1セット2,500円。羽生・熊谷・武川・寄居・長瀞・皆野・秩父・御花畑・三峰口の各駅窓口および熊谷・長瀞・御花畑の各駅売店にて取り扱うほか、SL車内と通信販売でも購入可能。発売期間は12月3日までだが、2,500セットの限定品のため、各駅の割り当て個数がなくなり次第販売を終了する。SLパレオエクスプレスは1988年に運行を開始した「都心から一番近い蒸気機関車」。土日祝日を中心に、熊谷~三峰口間を1日1往復し、年間90日前後運行している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日メルセデス・ベンツ日本はこのほど、特別仕様車「SL 550BlueEFFICIENCY Edition1」を発売した。11年ぶりにフルモデルチェンジした新型SLの発売を記念し、全国70台が限定販売される。ベースとなる「SL550 BlueEFFICIENCY(ブルーエフィシェンシー)」は新開発の4.7リットルV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。アイドリングストップを取り入れるなどスポーツ性と環境性能を両立している。本特別仕様車はボディカラーに特別色のマグネタイトブラックを設定。さらに”Mercedes-Benz”ロゴ付ブレーキキャリパー、ドリルドベンチレーテッドディスク、AMGスタイリングパッケージからなるAMGスポーツパッケージと組み合わせることでスポーティなイメージを演出している。インテリアも変更されており、最高品質のナッパレザーを使用したクラシックレッドの内装色やツートンカラーのステアリングを採用している。また、ノーマルのウッドトリムをウェーブアルミニウムインテリアトリムに変更。上質さとともに情熱を感じさせる内装としている。さらに、専用チタニウムグレーペイントの19インチAMG5スポークアルミホイール、ボタン一つでルーフトップの濃淡を切り替えられるマジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフも装備する。左ハンドル仕様のみで価格は1,730万円。納車開始は6月以降の予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月21日メルセデス・ベンツ日本はこのほど、同社のオープンモデルの最高峰であるSLクラスの最新モデルの発売を開始した。11年ぶりのフルモデルチェンジで6代目となった新型SLクラスは、シャーシ、パワートレインほかすべてを完全に刷新したブランニューモデルとなっている。モデルチェンジの最大の変更点はフルアルミニウムボディシェルを採用したこと。これによりボディシェル単体で110kgも軽くなり、車両全体ではじつに140kg(「SL350 BlueEFFICIENCY」の場合)もの軽量化を果たした。単にアルミ化しただけでなく、成形にチルド鋳造や真空ダイカスト法、接合にフローホールフォーミングねじ、摩擦攪拌接合(FSW)などの最新技術を駆使することで、剛性や快適性でもスチール製を上回ることをめざしたという。エンジンは「SL63AMG」の5.5リットルV8直噴ツインターボを筆頭に3種類あり、すべてが新開発の直噴エンジンとなっている。最高出力は「SL63AMG」パフォーマンスパッケージが564PS。ボトムグレードである「SL350 BlueEFFICIENCY」の3.5リットル直噴ノンターボでも306PSを発揮する。トランスミッションは7速AT「7G-TRONIC PLUS」と「AMGスピードシフトMCT」が採用される。いずれのパワートレインもアイドリングストップ機能をはじめとした低燃費技術を取り入れており、ハイパワーと環境性能を両立している。エクステリアデザインはSLの伝統ともいえる力強さを表現しながら、同時に先進性を感じさせるものとなっている。ロングノーズショートデッキのプロポーションは従来通りだが、スラントしたスマートな先代のフロントマスクから一転、グリルが直立し威圧感のあるデザインとなった。また、灯火類はポジショニングライトやウインカーにLEDを採用することでエモーショナルな造形となった。インテリアは空間の拡大と高級感の向上が図られた。肩部で35mm室内幅が拡大して快適性が向上。各部にウッドトリムが使用され気品を漂わせている。その一方でメーターには垂直ゼロ指針のホワイトメーターを採用するなど、スポーツ性を感じさせるものになっている。様々な装備も先進的で、ボディシェルさえも音質のために調整したオーディオシステム「FrontBass」、オープン時にも使用できるウインドウウォッシャー「マジックビジョンコントロール」、リアフォグ下に足を近づけるだけでトランクを開閉できるハンズフリーシステムなどが採用されている。価格は3.5リットルの「SL350」が1,190万円、4.7リットルツインターボの「SL550」が1,560万円、「SL63AMG」が1,980万円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月21日