ヴァイオリニスト石田泰尚が率いる弦楽アンサンブル石田組と、SUGIZOが初共演する公演『越境 ~BORDER CROSSING~ 石田組×SUGIZO』のセットリストが公開された。セットリストには、石田組公演でも定評のあるバルトークやラヴェルによるクラシックの名曲、またレッド・ツェッペリンの「カシミール」をはじめとしたロックの定番はもちろん、LUNA SEAの代表曲「I for You」や「IN SILENCE」も。本公演でしか見られないジャンルを超越したコラボレーションに期待が高まるような選曲だ。『越境 ~BORDER CROSSING~ 石田組×SUGIZO』は、2月21日(水) に東京・LINE CUBE SHIBUYA、2月25日(日) に大阪・フェニーチェ堺で開催される。チケットは現在一般発売中。<公演情報>『越境 ~BORDER CROSSING~ 石田組×SUGIZO』2月21日(水) 東京・LINE CUBE SHIBUYA開演18:302月25日(日) 大阪・フェニーチェ堺開演14:00セットリストレッド・ツェッペリン「カシミール」レッド・ツェッペリン「天国への階段」ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」バルトーク「ルーマニア民俗舞曲」LUNA SEA「IN SILENCE」シベリウス「アンダンテ・フェスティーヴォ」キング・クリムゾン「21世紀のスキッツォイド・マン」David Bowie「Life on Mars?」クイーン「ボヘミアン・ラプソディー」SUGIZO 「Synchronicity」LUNA SEA 「I for You」※演奏曲は予告なく変更になる場合がございます。出演:石田組、SUGIZO※石田組(ヴァイオリン:石田泰尚、佐久間聡一、塩田脩、ビルマン聡平、村井俊朗、伊東翔太/ヴィオラ:生野正樹、萩谷金太郎、長石篤志/チェロ:奥泉貴圭、弘田徹、塚本慈和/コントラバス:米長幸一)プロデュース:立川直樹チケット情報:()
2024年01月31日多くのアーティストが集まり、生放送でパフォーマンスを繰り広げる特別番組『FNS歌謡祭』。2023年の『2023FNS歌謡祭』では、同年12月6日と同月13日の2日に分け、日本の音楽界を盛り上げた豪華なアーティスト陣が出演します。第1夜である6日の放送では、5時間にもわたる生放送に、視聴者から大きな反響が上がりました。『LUNA SEA』SUGIZO、第一腰椎圧迫骨折を告白この日、バンド『LUNA SEA』や『X JAPAN』、そしてミュージシャンのYOSHIKIさんが始動した『THE LAST ROCKSTARS』で活躍する、ミュージシャンのSUGIZOさんも同番組に出演。『LUNA SEA』として楽曲『ROSIER』を披露するなど、会場と全国のお茶の間を盛り上げました。放送が終わった数時間後、SUGIZOさんはX(Twitter)を更新し、番組の出演に触れると、「実はここで報告があります」と切り出します。どうやらSUGIZOさんは、大変な状況でありながら、同番組でパフォーマンスを披露していたようです。FNS歌謡祭、楽しんでくれた?じつはここで報告があります。ファンのみんなが心配してくれていた僕の腰なんですが、残念ながら第一腰椎圧迫骨折でした仙台公演前日サウンドチェック時のステージでのアクシデントでした。どおりで痛みが取れないはずだ。。。— SUGIZO (@SUGIZOofficial) December 6, 2023 同年10月から、『LUNA SEA DUAL ARENA TOUR 2023』と題したライブツアーを実施している、『LUNA SEA』。神奈川県と福岡県を経て、同年12月2~3日には宮城県で公演を行ったのですが、会場にいたファンからは「SUGIZOさんの腰の調子が悪そう」といった心配する声が上がっていました。それもそのはず、SUGIZOさんは公演の前日にアクシデントに見舞われ、第一腰椎圧迫骨折を患ってしまったのだとか。第一腰椎圧迫骨折は、腰椎の椎体に圧力がかかることで起こる骨折。転倒などの強い刺激によって起こり、激しい痛みに襲われます。前述したように、『2023FNS歌謡祭』は生放送。SUGIZOさんはこの日、骨折による痛みに耐えながら、いつもと変わらぬパフォーマンスを届けていたのです。つらい状況でありながら、SUGIZOさんはファンに向けて、このように想いを明かしています。とは言えツアーは全力で全うするよ。演奏には支障ないから大丈夫。少し動きが不自由になるけど・・・心配かけてごめんなさい。年末まで(充分に気をつけながら)駆け抜けるよ。今、この瞬間のLUNA SEAを一緒に生きようね。名古屋、そして大阪で会おう!SGZ— SUGIZO (@SUGIZOofficial) December 6, 2023 ライブツアー中の行動から、腰になんらかのトラブルを抱えていることは予想されていたものの、まさか骨折をしているとは誰も思わなかったはず。SUGIZOさんの告白に、多くのファンが心配する声を寄せ、「身体を第一に考えてください」と温かいメッセージを送っています。ミュージシャンとして多くの人に笑顔を届けるために、パフォーマンスに踏み切ったSUGIZOさん。その姿から、音楽に対する熱意とファンへの愛を感じますね。[文・構成/grape編集部]
2023年12月07日SUGIZOさんを突き動かすものとは、一体何なのだろうか。LUNA SEA、X JAPAN、THE LAST ROCKSTARS、SHAGでギタリスト、バイオリニストとして活躍するSUGIZOさん。活動は音楽の分野のみならず、社会活動、ファッションなど多岐にわたる。そのすべてに並々ならぬ覚悟と、生き様が投影されている。――LUNA SEAが11月29日に不朽の名作『MOTHER』(1994年)と『STYLE』(’96年)のセルフカバーアルバムをリリース。制作のきっかけはなんだったのでしょうか?SUGIZO:2018年に、メジャーデビューアルバム『IMAGE』(’92年)と次の年に出した『EDEN』(’93年)のツアーをリプライズしたライブを、さいたまスーパーアリーナで2DAYS行いまして。その感触が非常に良かったんですね。それで「いずれは『MOTHER』と『STYLE』もやろうね」とメンバーの間で話が出ました。「じゃあツアーもいいかもね」「せっかくツアーをやるなら、音源も投下したいね」という流れで決まりました。――『MOTHER』と『STYLE』は、バンドの歴史から見てもエポックメイキングな作品で。この時期に初めてミリオンセラーを達成し、’95年には初めて東京ドーム公演を開催。チャート、セールス、ステージの規模でもLUNA SEAが音楽シーンの天下を獲りました。SUGIZO:ものすごい勢いで駆け上がっている感覚は、確かにありました。自分たちの一挙手一投足が注目されて、動いたら何でもニュースになった。一気にスターダムに上りつめていた時期でしたが、僕個人の心はどんどんそこから乖離していって。「チャート1位になりました」「ドームを埋めました」「ロックバンドのトップになりました」というときに、逆に自分の気持ちはすごく落ちていました。――どうしてですか?SUGIZO:エンターテインメントという世界の矛盾とか、政治的な力や権力、そういう事実が鼻についたんです。ただの若造に、力のある大人たちがへいこらしている様も違和感でしかなかった。これは虚構なんだな、ここに真実はないんだなと感じたんです。それで妙に冷静というか、むしろネガティブに陥ったんですよね。若い頃は大きくなることが、売れることが、人に認識されることが重要だったんですけど、それを達成したときに何も満たされなかった。ちょうどその頃に娘が生まれまして。それまでの攻撃的でハングリーで自虐的だった自分から、全く違う自分に移行していき、その直後にLUNA SEAが一度活動休止をして、自分自身を見つめ直す時間ができたり。そんな真っ只中に、『MOTHER』と『STYLE』があったんだな、と今になって思います。――いわば人生の過渡期だったと。SUGIZO:20代前半は絵に描いたような、退廃的で自暴自棄な生活だったので、自分は30歳まで生きてないと思っていました。特に『MOTHER』リリース以降は、LUNA SEAのあまりに急激な上昇により、自分はすごく疑問と嫌気を感じていて。むしろ落っこちていきたいと思っていたし、すごく心がダークでした。そんな闇の中にいた自分を、日の光にさらしてくれたのが娘の存在でした。そしてその頃から、海外へ足しげく旅をするようになったんです。あるきっかけで、ギリシャへ行ったのも大きかった。子供の頃は普通に知っていた、太陽の光とか青い空とか花や草木など、自然がもたらす最高に気持ちいい感覚をギリシャで思い出して。そのときぐらいから、自分が闇の人間から光の方向に変わっていきました。――他にも、ターニングポイントとなったことはありましたか?SUGIZO:やはり…’98年にhideさんが亡くなったことですね。自分の身近な兄貴が突然いなくなってしまった。hideさんが亡くなられたタイミングというのは、ちょうど自分の娘の世代に対して愛情が大きくなり、世界中の難民の子供たちや飢餓に苦しんでる子供たちを支援したいと思い始めた時期と重なっていて。楽曲で言うと「I for You」を作っていた頃ですね。攻めの音楽から、より愛情や光で包み込むための音楽に変わっていったように思います。そしてhideさんの遺志を継いで、ギリギリまでロックをし続けたいと強く感じました。同時に、いつ自分が一瞬にしていなくなるかもわからないから、すべての瞬間を本気で生きなきゃいけない、と強く思いました。――30代の頃には仕事も経済面も友人関係もすべてが壊れて、どん底になった時期があったとか。SUGIZO:問題が起きたのは’03年から’06年ぐらい。この3年間は、自分の中で地獄の季節だったんですよね。何もかも失った時期でした。――そのとき、支えになっていたものはありましたか?SUGIZO:一番の救いは娘でしたね。娘をちゃんと食わせなきゃいけないし、立派に育てていきたいから、意地でも立ち止まらなかった。彼女だけが自分の生きがいだったんです。とはいえ、財も仕事も人間関係もあらゆるものを失って。以前のようにお金を自由には使えない。なぜなら、娘のために残さないといけないから。生活はできたけどギリギリの状態。そんな中で何をしたのかというと、時間はあったので勉強ができました。環境活動、サステナビリティ、エネルギーに関する大量の本を読めたし、あらゆるシンポジウムとか勉強会にも参加できた。そこで学んだこと、そこでできた人間関係、あらゆることが今に繋がっています。1994年にリリースした『MOTHER』と、1996年にリリースした『STYLE』のカバーアルバムが発売中。ミックスを担当したのは、U2、ローリング・ストーンズなどのプロデュースを手掛け、グラミー賞を6度受賞したスティーヴ・リリーホワイト。現在は、今作を引っさげたアリーナツアー「LUNA SEA DUAL ARENA TOUR 2023」を開催中。スギゾー1969年7月8日生まれ、神奈川県出身。作曲家、ギタリスト、音楽プロデューサー。LUNA SEA、X JAPANおよびTHE LAST ROCKSTARS、SHAGのメンバーで世界規模で活躍。11月29日にLUNA SEAが『MOTHER』と『STYLE』の完全セルフカバーアルバムを発売。※『anan』2023年12月6日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・荒木尚子(Octbre.)インタビュー、文・真貝 聡(by anan編集部)
2023年12月02日X JAPANのYOSHIKI、L’Arc-en-CielのHYDE、LUNA SEA/X JAPANのSUGIZO、ギタリストのMIYABIが11日、都内で会見を開き、新たなロックバンド「THE LAST ROCKSTARS」(ザ・ラスト・ロックスターズ)の結成を発表した。4人は事前に会見を開くと発表し、さまざまな憶測が飛び交っていたが、会見冒頭、YOSHIKIは「僕らTHE LAST ROCKSTARSというバンドを結成しました」と発表し、「アベンジャーズみたいな感じと思っていただけたら」と話した。MIYAVIIは「この4人で世界をロックするということで集まりました。こんなに頼もしいお兄ちゃんたちとまたロックできることを楽しみにしています。No.1を狙いにいきたいと思っていますし、いかないと意味がないと思っていますので、遠慮せずぶつかっていきたい」とコメント。HYDEは「やっとこの日が来た、もしくは来てしまった感じだと思いますが、僕もドキドキしているし、ずっとドキドキしています。何もかもが刺激的ですが、僕にとっていい経験になるんだろうなと思っています」と期待した。SUGIZOは「MIYABIはまだ大丈夫だと思いますが、僕ら3人はたぶん最後のチャレンジです。最後の人生をかけて世界をロックしていきたいと思います。ロックバンドの感動を日本中、世界中に伝えたいと思いますので温かい目で見守っていただけたら」とメッセージ。YOSHIKIは「世界を狙いたいというメンバーが集まって、皆さんそれぞれのバンドはそのままあります。アベンジャーズのように僕らが集まって日本から世界に挑戦しようということで、このバンドが結成されました」と説明した。結成の経緯について、YOSHIKIが「ごく自然に結成されたと思う。もともと友達として会う機会が多く、『今度一緒にやろうね』という話は全員としていて、最後にとどめを刺したのはHYDEだよね」と言うと、HYDEは「僕ですね」ときっぱり。「YOSHIKIさんと交流する中で、すごくロックな人生を送っていらっしゃるんですけど、ドラムを叩いているシーンがない。ピアノとかはあるんですけど。これはもったいないと思って、X JAPANが動かないのであれば僕に時間をくださいと申し入れました」と明かした。この日、「THE LAST ROCKSTARS(作詞:YOSHIKI 作曲:YOSHIKI)」と「PSYCHO LOVE(作詞:YOSHIKI/HYDE 作曲:HYDE)」の2曲のティザー動画が公開され、これらの楽曲は近々にリリースされる予定であることも発表された。また、2023年1月26日・27日に有明アリーナ、1月29日・30日には東京ガーデンシアターで、さらに2月にニューヨークとロサンゼルスにて、デビュー公演を開催することも発表。日本公演のチケットは、日本時間本日11日12時30分より先行受付が開始され、アメリカ公演は現地時間(米国東部標準時)11日10時に発売される。
2022年11月11日ロックバンド「LUNA SEA」「X JAPAN」のギタリストとして知られるSUGIZO(49)が10月13日、中東のパレスチナ自治区で初のライブを開催した。SUGIZOが「20年前からパレスチナを訪れたいと思っていた。夢がかなった」と英語で語ると、大きな拍手がわいた。自身の曲のほか、バイオリンでアラブの民族音楽も演奏し、鑑賞した数百人のパレスチナ人からは大きな歓声が上がった。環境保護、脱原発、被災地ボランティアと、20年にわたり数々の社会問題に取り組んできたSUGIZO。「立場や境遇で人の価値は決まらない」という信念のもとパレスチナ問題にも関心を持ったという。翌日には難民キャンプを訪問し、パレスチナ難民の子どもたちに演奏を披露した。「いまや国際社会では、パレスチナ問題の根源が何だったのか、完全に忘却してしまったかのような不正義がまかり通っています。そのような状況で、SUGIZOさんの行動は大きな意味を持つと思います」京都大学教授で、長年にわたりパレスチナ問題に関わってきた現代アラブ文学研究者、岡真理さんはそう語る。「そもそもパレスチナ難民が生まれた原因は、パレスチナの土地を分割し、そこにヨーロッパのユダヤ人のための国家を建国するという1947年の国連決議にあります。その結果、集団虐殺と暴力的な追放によってイスラエルが建国され、多数の難民が生まれました。アメリカをはじめとする分割決議に賛同した国々は、パレスチナ問題に多大な責任を負っています。しかしトランプ政権は8月31日、パレスチナ難民への援助を完全停止すると表明しました。その責任を忘却したかのような振る舞いです」トランプ政権はすでに1月、パレスチナ難民を支援するUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への拠出を凍結している。その結果UNRWAは深刻な資金不足に陥っていると岡教授は言う。「学校運営や医療さえも成り立たず、生活は危機的状況です。パレスチナ“自治区”とは名ばかりで、ヨルダン川西岸地区はいまだに実質的にイスラエルの軍事占領下にあり、人々の移動もままなりません。パレスチナ人は単なる貧困だけではなく、アパルトヘイト時代の南アフリカ以上の抑圧下に置かれているのです。いまだに日本では“イスラームとユダヤの宗教対立”と語られがちですが、宗教は関係ありません。パレスチナ問題の本質は、イスラエルという国家によって、パレスチナ人の生命、人権、そして人間の尊厳が踏みにじられ続けていることなのです」SUGIZOは’16年3月、シリア人が生活するヨルダンの難民キャンプを訪問。その際にバイオリンの演奏を披露したところ、人々は抑えていた感情を解放し、輝いた表情で踊り騒いだ。この体験を機に、音楽を通じた難民支援の重要性を認識したという。「音楽をはじめとする芸術は人間の尊厳にかかわるものであり、その根幹に訴えかけるものではないでしょうか。パレスチナ人はまさに、尊厳を踏みにじるイスラエルという国家と闘っている。SUGIZOさんの試みは“チャリティー”だとか“希望を与えた”といった単純な言葉で表せるものではないと思います。人間として、パレスチナ人の置かれている状況に共感する強い思いがあったからこそ行動されたのだと感じました」(岡教授)パレスチナは、今回SUGIZOが訪れた「ヨルダン川西岸」と、地中海に面した「ガザ」という2つの地区に分断されている。種子島とほぼ同じ面積に約200万人が居住するガザはいま「世界最大の野外監獄」と呼ぶべき状況だと岡教授は語る。「イスラエルが’07年にガザを封鎖して以来、物資や人間の出入りが禁じられた状態です。燃料不足で工場がまともに稼働せず、若者の失業率は60%。乳幼児の過半数は栄養失調で、ほとんどの家庭に安全な飲み水さえ供給されていません。そのような状況下で、イスラーム教では禁じられている自殺が急増しています。ガザで生きることがもはや地獄といっていい状況なのです」ガザでは今年の3月30日からずっと『帰還の大行進』と呼ばれる抗議行動が続いている。しかし、日本の報道で取り上げられたのは5月14日、アメリカ大使館のエルサレム移転のタイミングだけ。ガザの「完全封鎖」という事態はほとんど伝わっていない。「現在、外国人がガザに入るのは極めて困難です。それでもSUGIZOさん、そしてパレスチナに共感するすべてのアーティストの方々に、ガザのために演奏し、歌ってほしい……。切実にそう願います」
2018年10月17日音楽家・SUGIZOと写真家・鋤田正義による写真展「JOURNEY THROUGHTHE ROCK AND ART SUGIZO×SUKITA写真展」が、2018年9月1日(土)から9月10日(月)までの期間、名古屋パルコにて開催される。LUNA SEAやX JAPANのギタリスト、ソロ活動、作曲家、音楽プロデューサーと、多方面で活躍するミュージシャンのSUGIZOと、デヴィッド・ボウイや忌野清志郎など、数々の著名アーティストを撮影してきた写真家・鋤田正義。その2人のコラボレーションにより実現した本展は、鋤田がSUGIZOを撮り下ろした写真集「JOURNEY THROUGHTHE ROCK AND ART SUGIZO×SUKITA」の発刊を記念して開催されるものだ。会場では、ライヴやスタジオ、SUGIZOの故郷である神奈川県秦野などで撮影された約100点の写真が展示される。そのほか、今回発刊された写真集、展覧会限定グッズが販売されるなど、ファンにとって貴重なイベントとなるだろう。【詳細】JOURNEY THROUGHTHE ROCK AND ART SUGIZO×SUKITA写真展会期:2018年9月1日(土)~9月10日(月)営業時間:10:00~21:00 ※入場は閉場30分前まで/最終日は18:00閉場会場:名古屋パルコ南館8F・特設会場住所:愛知県名古屋市中区栄3-29-1入場料:500円(オリジナル缶バッジ付き。有料入場者のみ対象)
2018年08月11日音楽家・SUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN)を写真家・鋤田正義が撮り下ろした写真集『JOURNEY THROUGH THE ROCK AND ART SUGIZO × SUKITA』が5月に発売。発刊を記念して、渋谷スペイン坂のGALLERY X BY PARCOにて、5月11日から23日まで展覧会を開催する。『JOURNEY THROUGH THE ROCK AND ART SUGIZO × SUKITA』(発売:パルコ出版)は、ライヴからスタジオ、そして故郷秦野、時空を超えた夢のような旅を記録したドキュメンタリーブック。本展覧会では、写真集の先行販売を始め、展覧会限定商品も登場。会期中にはSUGIZOを招いたイベントの開催も予定している。【展覧会情報】JOURNEY THROUGH THE ROCK AND ART SUGIZO × SUKITA写真展会期:5月11日~5月23日会場:GALLERY X BY PARCO住所:渋谷区宇田川町13-17時間:11:00〜20:00料金:500円(オリジナルポストカード付き)【書籍情報】『JOURNEY THROUGH THE ROCK AND ART SUGIZO × SUKITA』アーティスト:SUGIZO写真家:鋤田正義プロデュース・文:立川直樹出版社:PARCO出版B5判/272頁/オールカラー発売日:5月(展覧会先行発売)価格:3,800円(予価)
2018年04月26日元宝塚歌劇団の男役トップスターの水夏希が主演し、ロックバンドLUNA SEAのギタリストSUGIZOが楽曲を手がける舞台『7DOORS ~青ひげ公の城~』。SUGIZOは俳優としても出演し、今回が初舞台となる。3月16日(金)から始まる東京公演に先立ち、前日15日に公開リハーサルが行われ、水とSUGIZOが会見に応じた。『7DOORS ~青ひげ公の城~』チケット情報ハンガリー生まれの近・現代作曲家バルトークの唯一のオペラ『青ひげ公の城』の物語を再構築し、新たな舞台劇として誕生させた本作。水が演じる羊飼いのユディットが、青ひげ公の異名をもつ公爵から結婚を申し込まれるところから物語は始まる。公爵の悪い噂を知る兄弟は反対するが、ユディットは青ひげ公の城にある全てを開くとこの世の真実を知ることができるという「7つの扉」に興味をもち、結婚を承諾する。執事に付き添われながら、ひとつずつ扉を開けていくとそれぞれの部屋の中で謎の男たちに出会う。男たちは公爵のコレクションであり、それぞれ7つの大罪を犯した罪人たちだった。最後の扉を開け、青ひげ公の真実を知ったユディットは……。水は、女性役を演じることについて「実はロングヘアー初お披露目なんです。ドレス姿もそうですし、お芝居の感じなど、宝塚を退団してから初めてのことが多いので、いろいろ緊張しています。宝塚の娘役の方をずっと見てきたので、仕種は意外と自然にできているのではないかな」とコメント。音楽を担当するSUGIZOは「子どものころからバルトークがものすごく好きで、このお話をいただいたときは、やりたいやりたい!と、とびつきました。作曲するときも、バルトークの生い立ちから全部勉強しちゃったくらい」というほどの力の入れよう。舞台上では自らのバイオリン演奏も披露する。初舞台については「怖いですね。緊張感が違います。映画やドラマは僕らにとってはレコーディングですが、舞台はまさにコンサート。一瞬一瞬が全てで、その世界に身を投じていることに自分で驚きです」と謙遜したが、水は「一歩立ったときから、SUGIZOさんは青ひげ公の空気をまとっていましたね」と稽古を振り返った。7つの大罪をモチーフにしている本作。水は「7つの大罪の扉を開けていくたびに、全部自分に心当たりがありましたね。強いてあげれば私は“傲慢”で、その場面ではドキッとすることがたくさんあります。今の時代、楽しくて明るいものがやっぱり嬉しいなと思いますが、たまに今回みたいな作品で自分と向き合っていただけたらと思います」。劇場に一歩踏み入れたとたんに、青ひげ公の城だと感じられる劇場空間も見所のひとつ。SUGIZOは「劇の最中はあまり考えすぎずに、ただインスピレーションのままに感じてもらえれば」と語った。演出は鈴木勝秀。公演は3月16日(金)から4月1日(日)まで東京グローブ座にて開催。その後、4月4日(水)・5日(木)に大坂・森ノ宮ピロティホールで上演する。チケットは発売中。取材・文:大林計隆
2012年03月16日