この春、ヘアメイクさんオススメのトレンドをご紹介します。ポイントを押さえて旬のメイクをマスターしましょう!チークは淡いカラーがトレンド!主張せずふんわりとさりげなくのせましょう。ピンク系リップで春らしさを演出します。このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2017年04月14日「女性」をテーマにした調査分析やトレンド発信などをおこなう「ウーメディア ラボ」では、このたび、2017年の春メイクトレンドについてレポート。この春のトレンド「くすみカラー」メイクに注目し、美容のプロ(美容関係の職業に従事する女性)100名を対象にしたアンケート調査を実施した。くすみカラーメイクとは?くすみカラーメイクとは、ペールブルーやダスティーピンクなどの“くすみカラー”を取り入れたメイクのこと。春メイクは淡くやわらかな色づかいのものが多く、春の気分にぴったりな一方、ともすると幼い印象になりがちだが、“くすみカラー”を取り入れた場合は、上品で大人っぽい印象をつくることが可能だ。新しい季節を迎えて少し背伸びしたいという女性にぴったりのメイクといえる。美容のプロが予想する今春のメイクトレンド調査では「今年の春は、どのような印象のメイクが人気になりそうだと思うか」との質問に対して、「女性らしい印象のメイク」(39%)が最も多い結果となり、続く「かわいらしい印象のメイク」(18%)などを上回った。続いて、「ここ最近、美容分野で“くすみカラー”が人気を集めていると思いますか?」と聞くと、69%と約7割が「そう思う」と回答。実際の声としては「洋服も髪色も、くすみ系が人気なので、これにあわせるメイクなども自然と系統が似てくると思う」(30歳・ヘアメイク)など、メイクにも”くすみカラー”が波及するという見方が強いようだ。ファッションとセットで“くすみカラー”を取り入れるヒントメイクトレンドに詳しい美容ジャーナリスト・加藤智一さんによると、ファッション業界のグローバルな流行色として“くすみカラー”が選ばれており、この春のメイクもそんな春ファッションとコーディネートしやすいような落ち着いたカラーが登場しているのだそう。一方で、実際のメイクとファッションのコーディネートのイメージが湧かない、という人も多いかもしれないが、各ブランドが発表しているポスターメイクは、メイクとファッションの組み合わせも含めて参考になるという。たとえば、モードメイクで人気のTHREEは、春の新色ながら目もとにはモーブカラーをチョイス。トップスにはブラックのノースリーブブラウスをあわせて、シーズンレスな雰囲気を演出している。資生堂・マキアージュは、“あえてのくすみ色”をテーマとして、ヴィンテージカラーの口紅やアイシャドーを発表。水原希子さんを起用したポスターではシルキーなレースキャミソールを着用しており、ヴィンテージムードを漂わせながら、レディライクでシックな印象に仕上げている。新しい出会いも増える春。「くすみ色」でさりげなくトレンドを取り入れて、印象アップを狙ってみてはいかがだろうか。【参考】※ウーメディア ラボ
2017年03月16日歌手の西野カナが、TBSで12月5日に生放送された『第49回日本有線大賞』(19:00~)で、初の大賞に輝いた。有線放送に寄せられたリクエストが多かった歌手や楽曲を表彰する『日本有線大賞』。7回目の出場となった西野は、結婚という人生の節目に立つ友人に贈った初のウェディングソングである最新シングル「Dear Bride」を歌った。そして、初の大賞を受賞すると、「何も言葉が出ないくらい、すごいびっくりしすぎています」と驚き、「信じられなくてテンパってるんですけど、本当にありがとうございます」と感激。「こんな素晴らしい賞をいただけて、こんなすてきなステージに立たせていただいて、皆さんに支えていただいたおかげです。心からありがとうございます」と伝えた。「日本有線大賞」の候補となる「有線音楽優秀賞」には、西野のほか、AKB48、大月みやこ、JUJU、西内まりや、氷川きよし、水森かおり、三山ひろしが選出されていた。
2016年12月06日「『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、東京・帝国ホテルで発表され、「神ってる」が年間大賞に選ばれた。「神ってる」は、プロ野球の交流戦で、広島カープの緒方孝市監督が、鈴木誠也選手の活躍を表現した言葉。緒方監督と鈴木選手が受賞した。昨年の年間大賞では「トリプルスリー」が選ばれており、野球関連の言葉が2年連続で大賞となった。このほか、ノミネート30語から選ばれたトップ10には「ゲス不倫」(受賞者:週刊文春編集部)、「聖地巡礼」(ディップ株式会社)、「トランプ現象」(受賞者なし)、「PPAP」(ピコ太郎)、「保育園落ちた死ね」(山尾志桜里衆院議員)、「(僕の)アモーレ」(長友佑都選手・平愛梨)、「ポケモンGO」(株式会社ナイアンテック・株式会社ポケモン)、「マイナス金利」(日本銀行)、「盛り土」(受賞者辞退)が受賞。例年、お笑い芸人のギャグが入ることが多いが、トレンディエンジェル・斎藤司の「斎藤さんだぞ」は、トップ10入りを逃した。ピコ太郎は欠席。長友選手も欠席したが、「大切な人に向けた言葉が日本の多くの人に使っていただき、今回の賞をいただいたことを心からうれしく思います。僕自身がすごく好きな言葉なので、もっと多くの人に使ってもらえるとうれしいです」とコメントを寄せ、その"大切な人"である平愛梨が登壇した。なお、「選考委員特別賞」として、熊本市が「復興城主」で受賞した。○『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞 ノミネート30語「アスリートファースト」「新しい判断」「歩きスマホ」「EU離脱」「AI」「おそ松さん」「神ってる」「君の名は。」「くまモン頑張れ絵」「ゲス不倫」「斎藤さんだぞ」「ジカ熱」「シン・ゴジラ」「SMAP解散」「聖地巡礼」「センテンススプリング」「タカマツペア」「都民ファースト」「トランプ現象」「パナマ文書」「びっくりぽん」「文春砲」「PPAP」「保育園落ちた日本死ね」「(僕の)アモーレ」「ポケモンGO」「マイナス金利」「民泊」「盛り土」「レガシー」
2016年12月01日「第49回日本有線大賞」が12月5日(月)よりTBSにて生放送されることが決定。この度、各賞の受賞者が発表された。1968年に始まった「日本有線大賞」は、有線放送に寄せられたリクエストのデータにより決定するもので、2016年に「最も聴きたい曲」、「最もリクエストされた曲」が明らかになる賞だ。今年の有線大賞候補となる「有線音楽優秀賞」には、「AKB48」を始め、先月カバーアルバム「スナックJUJU ~夜のRequest~」をリリースし、また一夜限りの世界最大のスナック「-ジュジュ苑スペシャル- スナックJUJU」を開店し話題となったJUJU、『CUTIE HONEY -TEARS-』で主演を務めた西内まりや、「番場の忠太郎」「ときめきのルンバ」などこれまで何度も大賞を受賞してきた氷川きよしら合わせて8組が選出。さらに、「新人賞」には、エドアルド、林部智史、「ふわふわ」。「有線大衆賞」に市川由紀乃。「有線話題賞」には、「RADIO FISH」の「PERFECT HUMAN」と、ピコ太郎の「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」。そして、「特別賞」には浦島太郎(桐谷健太)に「海の声」と「THE YELLOW MONKEY」が受賞決定。栄えある「第49回日本有線大賞」の栄冠は、一体誰に輝くのか!?<受賞アーティスト&楽曲一覧>■有線音楽優秀賞AKB48大月みやこJUJU西内まりや西野カナ氷川きよし水森かおり三山ひろし■新人賞エドアルド林部智史ふわふわ■有線大衆賞市川由紀乃■有線話題賞RADIO FISH「PERFECT HUMAN」ピコ太郎「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」■特別賞浦島太郎(桐谷健太)「海の声」THE YELLOW MONKEY「第49回日本有線大賞」は12月5日(月)19時~TBSにて生放送。(cinemacafe.net)
2016年11月16日第34回 毎日ファッション大賞の表彰式が、東京・恵比寿で2016年11月2日(水)に開催された。大賞に選ばれたのは、ファセッタズム(FACETASM)デザイナー落合宏理。新人賞・資生堂奨励賞は、プラスチックトーキョー(PLASTICTOKYO)の今崎契助、業界に貢献した人物に贈られる鯨岡阿美子賞は、カイハラ株式会社代表取締役の貝原良治が受賞。また、特別賞にはビームス(BEAMS)の「ビームス ジャパン」、話題賞には第74期名人の将棋棋士・佐藤天彦が選ばれた。毎日ファッション大賞とは1983年に毎日新聞社が創刊110年を記念し、日本のファッションの歩むべき方向性を模索する上で、何らかの寄与を果たしたいという願いを込めて創設したもの。過年度受賞者には、高田賢三、川久保玲、山本耀司、三宅一生といった世界に誇る才能あふれるデザイナーたちが名を連ねている。大賞 ファセッタズム デザイナー落合宏理2013年に新人賞を受賞してから僅か3年での大賞受賞となった、ファセッタズム デザイナー落合宏理。LVMHが若手支援を目的に行う「LVMHプライズ」で、日本人初のファイナリストに選出。また、リオオリンピック閉会式の衣装も担当した。これらの実績を評価するとともに、ミラノ・パリでのショー発表、ストリートという路線を腕1本で貫いてきたという功績が受賞理由となった。受賞者のことば「必ずとらなければならなかった大賞」落合「私自身、毎日ファッション大賞は学生のころから漠然とした夢であって、ブランドを初めてから必ずとらなければいけないものだと感じながらここまでやってきました。昨年、パリに拠点を移して‟東京”の見え方が、海外では少し異なることに気付きました。実際、注目されていたのはカワイイ文化というような感覚的なもの。だから、自分自身の好きな東京のユース感というのをヨーロッパで披露し、改めて“東京的なモノ”を発信できればと考えました。また、新人賞から3年を経てあらゆることが変わりました。特に、LVMHプライズは自分にとっても大きな出来事。その中でリカルド ティッシやセリーヌのフィビー、マーク ジェイコブスら世界の様々のデザイナーの人たちと話す機会がありました。世界の女性を虜にしてきたフィビーは美しいし、マークは本当にチャーミング。デザイナーとして振る舞いも含めて成長しなきゃいけないと痛感しました。このような名誉ある賞をいただけるということは、スタッフのみんな、関係者の皆さんが支えてくださったおかげだと感じています。だからこそ大賞をいただいたことに自信を持って、今後も世界に対してクリエーションを発表していければと思います。」新人賞・資生堂奨励賞 プラスチックトーキョー デザイナー今崎契助“東京のカルチャー”を表現しているということ、そして高い技術力と安定感が評価された、プラスチックトーキョーのデザイナーである今崎契助。彼の作品は、独創性に満ち溢れている。活動の動向が気になる彼だが、この受賞が今後のステップの後押しになることは間違いないだろう。なお、表彰式では2017年春夏コレクションのショーを披露。アマゾン ファッションウィーク中にも同ショーを発表したが、今回は資生堂のメーキャップアーティストたちによるヘアメイクということもあり、アレンジとしてウィメンズのモデルを起用したという。受賞者のことば「受賞を機にブランドの飛躍へ」今崎「そのほかの受賞者の方々、これまで受賞された方々の名前を見ても身に余る受賞です。‟入国審査”というのが2017年春夏コレクションでのテーマなのですが、モードの世界をいかに搔い潜れるかということも表現したくて、パンキッシュな要素や反骨精神が出るようショー内で表現しました。そして僕自身も。昨日髪を30センチ切り、同シーズンのアイテムを着用しました。ブランド知名度、クオリティー、まだまだこれから伸ばしていかなければいけないところは全般的にあると感じています。これを機にもっと飛躍していきます。」鯨岡阿美子賞 カイハラ株式会社 代表取締役会長 貝原良治ここ数年のモード界の中核を占めたともいえるデニム。日本のデニムが世界でも高品質なものだという認識がファッション業界で広まる中、それを陰で支え続けたカイハラ株式会社の貢献度は計り知れない。紡績、染色、織布加工の一貫生産を行い、国内はもちろんのこと約80%は輸出。近年はジーンズ業界だけでなく、瀬戸内周辺の企業をはじめ異業種とコラボレーションを行いながらカイハラブランドを広めている。受賞者のことば「日本デニムの良さを発信したい」貝原「まさかこんな名誉ある賞をいただけるとは思っていませんでした。1893年に祖父が藍染備後絣を創業して以来、広幅絣、サロン絣、絣用の染色機などを創出し今でも新しいものを作り続けています。また、デニムは1970年にスタートし、その染色機も手掛けてきたもののひとつです。私自身、生まれたときから織り機の音を聞きながら、そして藍染めをする場所なども見て育ってきました。そんな人生から、自分の血液が青なのではないかと思うほど。しかし、それが自分の自信にも繋がっています。今後はさらにあらゆる企業やブランドとコラボレーションをして、“デニムとはどういうものなのか”を若い人達に広めていきます。そして、40年近く続けている海外との取引も積極的に行い、日本デニムの良さを発信していくことが使命だと感じています。」話題賞 第74期名人棋士 佐藤天彦16年ぶりの20代名人取得を果たした棋士・佐藤天彦。対局中のファッションで注目を集め、ついたニックネームは「貴族」。クローゼットの中には、サンローラン(Saint Laurent)やドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)など約300着以上が収まっているという。将棋とファッションという相反するところにあるものを結びつけ、「新時代の棋士の登場」と言われる彼が話題賞に選ばれた。受賞者のことば「ファッションも将棋も個性を出すもの」佐藤「将棋の棋士である私が、まさかファッション関係の賞を頂けるなんて思っていませんでした。以前から洋服が好きであった自分にとってはとても嬉しく、本当に光栄です。小学校4年生頃に洋服に興味を抱き、高校生の頃コレクション雑誌を見るようになりました。その時に、特に目に留まったのが今も好きなアン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)。中近世の西洋服装史に興味があったので、それが現代風に解釈されているところがとても素敵だと感じたんです。今日の洋服もシャツにヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)を合わせている以外は、全てアン ドゥムルメステールです。かけ離れているように見えても、ファッションも将棋も個性を出すというところは共通点なのかもしれません。あくまで自然体でいられることが大切だと思います。この受賞をもって、今後はこれまで挑戦できなかったようなファッションにも少しずつ手を広げられたらと考えています。」特別賞 ビームス「ビームス ジャパン」日本の食、洋服、カルチャーなどに着目し、“日本の人種のるつぼ”ともいえる東京・新宿にリニューアルオープンした「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」。国境や年齢、性別を問わず訪れる人を魅了したこの店舗が特別賞を受賞した。「売れるものを作って売る」という発想ではなく「日本をブランディングする」という試みは、セレクトショップの新時代を築くインパクトであった。受賞者のことば「匠からオタクまで、日本のコト・モノを発信する場に」設楽「ビームスは今年で40周年を迎えました。このような賞を頂けたこと、本当に感激しています。約6.5坪のアメリカンライフショップとして誕生して以来、世界中の良いモノやコトを日本に紹介してきました。40周年を機に今までのプロジェクトを続けていくのと同時に、これからは日本の良いコト、モノを世界に伝える相互発信をしようと考えました。その舞台が「ビームス ジャパン」。コンセプトを“匠からオタクまで”と掲げました。ここには、日本の伝統工芸からポップカルチャーまでが集結しています。これからもあらゆるジャンルのアーティストや職人、デザイナーの方々に協力いただき、チームジャパンを結成することで、世界に日本文化を発信していきます。
2016年11月05日2016 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞のプロ部門デザイナーによるジョイントショーと同大賞アマチュア部門ショーを2016年10月19日(水)に、東京・渋谷ヒカリエにて開催した。■プロ部門プロ部門のデザイナージョイントショーでは、大賞プロ部門でビジネス支援を受けている31名のデザイナーのうち5名の2016年最新作品を披露した。ミーンズワイル(meanswhile)2016年の審査で最高位を獲得したミーンズワイルのデザイナー藤崎尚大。彼が掲げるブランドコンセプトは「日常着である以上、服は衣装ではなく道具である」「身体に最も近い道具」「デザインは目的ではなく手段」だ。メインとなったのは、マウンテンパーカーやハーフカーゴパンツで、まさにそのコンセプトを反映したようなもの。特に、象徴的だったのは“リュックを背負える”マウンテンパーカー。背部と裾にジッパーがぐるりと装着されていて、変形できるような仕組みになっている。また、機能美を追求するブランドならではの軽い素材感も印象的であった。ヘルマフ アンド ロディタス(HELMAPH & RODITUS)透明感のあるテキスタイルを、Tシャツとショートパンツに重ねたスタイルが目立った。カジュアルともエレガントともとらえられるルックの首元には、ボリューミーなラッフルを。さらに、動きのあるレースを明るい黄色であしらうことでポップな表情も作りだすなど、あらゆるものをハイブリッドさせた女性らしいスタイリングを提案した。リュシオルジャンピエール(LUCIOLE_JEAN PIERRE)ファーストルックに登場させたのは、袖に刺繍を施したブルゾンと細身のパンツをあわせたロックテイスト溢れるスタイル。続くどのスタイルをとっても、バランスのとれた着崩しが魅力だ。例えば、ジャケットはひじのところまで腕まくりして、わざと裏地のフォーマルストライプをみせ、そこから垂れる長い袖のストリート感で中和。一方、パンチのあるレザージャケットには緩いパーカーとストレートワイドパンツを合わせていた。■アマチュア部門数々の有名デザイナーを輩出し、若手クリエイターの登竜門となっているファッション大賞のアマチュア部門。今回は世界9か国の国と地域から6,672点のデザイン画のエントリーがあり、その中から25人の精鋭たちの作品が最終審査にノミネート。サポートサーフェス(support surface)デザイナーの研壁宣男、ネ・ネット(Né-net)デザイナーの髙島一精らによって選ばれた5名が本日発表された。大賞 文部科学大臣賞に選ばれたのは、上田康子服飾専門学校・ファン ティ カム トゥ(PHAN THI CAM TU)。ベトナム人留学生の彼女が、今回の受賞作で発表したテーマは「KINTSUGI」だ。日本人でも「金継ぎ」を知っている人はそう多くないのではないだろうか。割れてしまった陶磁器を金で装飾して仕上げるこの技法は、接着されたことによってまた異なる美学を生み出す。彼女の作品は、人体を忘れるほど丸く、ところどころに再構築された跡があるドレスルック。まるで陶器に色を乗せたようなブルーとグリーンのマーブルの色合いと「金継ぎ」で魅せたゴールドのディテールが日本人の心に響くものになっていた。
2016年10月22日「anan」2021号9/21発売は「カラダにいいもの大賞2016」特集。今週の表紙作成ストーリーを紹介します。選びに選んだ、anan誌上健康博覧会!ようこそ“カラダにいいもの”ワールドへ。表紙にずらっと並ぶのは、特集内で登場するカラダに良いもの20品。昨年に引き続き、ananでは異例の、真っ赤な「特大ロゴ表紙」が目印です。これだけ目立てば、夏の疲れでぐったりな朝の通勤ラッシュや、帰宅途中のコンビニでもきっと、目に留まるはず。そう、とりたてて不調に悩んでなくても、なんとなく“カラダにいいこと”したい女子たちに、どうかこの一冊が届きますように、と願っております。今回、特集内で登場するのは、全186品。まさに、anan的“誌上健康博覧会”の開催です。カラダによくておいしいモノ、カラダにいいけど痛いモノ、カラダによくてじわじわくるモノ、あらゆるジャンルを取り揃え、皆様のご来場、心よりお待ちしております。ちなみに、「掲載商品はどこで買えるの?」の声にお応えして、今年は本誌発売日(9/21)より、誌面にて紹介した商品(一部を除く)が、西武・そごうのe.デパート「カラダにいいもの大賞」WEBショップで購入可能です。こちらも合わせて、ぜひご来店くださいませ〜。楽しいですよ!(K)
2016年09月20日「第16回テレビ朝日新人シナリオ大賞」に、23歳の大学院生・寺下佳孝さんが決定した。同賞史上最年少での大賞受賞となる。今回は、計1,845編の応募があり、5月27日に井上由美子、岡田惠和、両沢和幸の選考委員3氏による最終選考会の結果、大賞に寺下さんの『ずるいよ、みんなっ!』を選出。20日、東京・六本木のテレビ朝日で授賞式が行われ、賞金500万円が授与された。寺下さんは「この場に立つため高校生のときからシナリオを書き続けてきたので、評価していただき、とてもうれしいです」と感無量。「今後どうするかが大事だと思うので、これで満足せず、自分らしいシナリオを描いていきたいと思います」と気を引き締めつつ、「いただいた賞金で、両親に旅行をプレゼントしたいですね」と親孝行な一面を見せた。選考委員の井上氏は「人間を見る目が確かで、今後楽しみな作家になると思います」と期待。岡田氏も「小さな世界をスペクタクルに描いていて、なかなかの書き手だな」、両沢氏は「ぜひ映像化してもらい、演出家がそれをどうさばくか見てみたい」と、それぞれ講評した。優秀賞(賞金100万円)には、自営業手伝い・福島伸幸さん(40)の『LastMessage』、会社員の荒木伸二さん(45)の『二十年、待って。』を選出。テレビ朝日の早河洋会長は、自身が19歳の時に脚本の賞を受賞したことに触れて、史上最年少の受賞を喜びながら、「私自身は脚本家にならなくてよかったなと思いますが(笑)、受賞者の皆さんの今後のご活躍を願っております」とエールを送った。なお、前回大賞を受賞した藤原忍氏の『少女のみる夢』は、乃木坂46の齋藤飛鳥・星野みなみのダブル主演で映像化され、同局で7月3日(深夜1:40~2:40)に放送される。
2016年06月21日今年で10周年を迎えたTwitter。今年2月にTwitter Japanが公表したところによると、実際にサービスを利用している日本国内の月間アクティブユーザー数は、2015年12月時点で約3,500万人。過去約5年で5.2倍に増えています。じつはこの伸び率は世界でNo.1なのだとか。世界的には利用者数が横ばい傾向にあるなかで、日本のTwitterは独自の流れを見せているようです。その手がかりを知るために、まず、海外のTwitterフォロワー数TOP10を、日本国内のTOP10と比較してみましょう。■海外のTwitterフォロワー数TOP101位:KATY PERRY(約8,844万フォロワー)2位:Justin Bieber(約8,134万フォロワー)3位:Taylor Swift(約7,718万フォロワー)4位:Barack Obama(約7,485万フォロワー)5位:YouTube(約6,192万フォロワー)6位:Rihanna(約6,050万フォロワー)7位:Ellen DeGeneres(約5,967万フォロワー)8位:Lady Gaga(約5,904万フォロワー)9位:Justin Timberlake(約5,513万フォロワー)10位:Twitter(約5,474万フォロワー)ケイティ・ペリーやジャスティン・ビーバー、テイラー・スウィフトなど、人気アーティストがずらりと顔をそろえるなか、政治家のオバマ大統領、人気コメディアンで女優のエレン・デジェネレスのほか、YouTubeとTwitterの公式アカウントもランクインしています。■日本のTwitterフォロワー数TOP101位:有吉弘行(約567万フォロワー)2位:きゃりーぱみゅぱみゅ(約425万フォロワー)3位:松本人志(約363万フォロワー)4位:ROLA(約356万フォロワー)5位:小嶋陽菜(約268万フォロワー)6位:吉高由里子(約260万フォロワー)7位:孫正義(約256万フォロワー)8位:篠田麻里子(約248万フォロワー)9位:pad&sexy パズル&ドラコンズ公式(約238万フォロワー)10位:地震速報(約236万フォロワー)有吉弘行さんやダウンタウンの松本人志さんなどお笑い芸人のほか、ROLAやこじはる、まりこ様といった人気女性タレントがズラリ。経済界からのTOP10入りは海外では見られませんでしたが、日本ではソフトバンクグループ創業者の孫正義氏が7位に入りました。SNSの公式アカウントは日本のTOP10には見当たらず、ゲーム(パズドラ)の公式アカウントと、地震が起きた際にその情報を速報でツイートするアカウントがランクインしています。■日本独自の進化をし続けているTwitter改めて、フォロワー数の海外TOP10と日本のTOP10をくらべてみると、海外に多かった「ミュージシャン」が、日本のランキングではぐっと減っているのがわかります。また、日本のTOP10には政治家が一人もランクインしていません。このことについて、テレビ・ラジオの人気番組を手掛ける放送作家の河野虎太郎さんはこう分析します。「日本の場合、上位を占めるのはお笑い芸人。しかしTOP10より少し下に目を向けてみると、30位以内にはニュース、情報系のアカウントも散見されます。東日本大震災以降、Twitterをインフラとして利用する人も増えたことに尽きると思います」(河野さん)また、兵庫教育大学大学院学校教育研究科助教でインターネットによるコミュニケーションに精通している永田夏希さんは、両者の違いを「国民性の現れというよりも、マーケティング戦略の結果」と位置づけます。「最近の英米ミュージシャンは世界規模でTwitterフォロワー数を増やすべく、アカウント運営に力を入れているそうです。ケイティ・ペリー、ジャスティン・ビーバー、テイラー・スウィフトはフォロワー数の増加自体がニュースにもなっていますよね。また、私は海外と国内で様子が“全然違う”という印象をあまり持ちませんでした。海外TOP10では国際的に知名度が高くテレビに露出している人がランクインし、日本では国内において知名度が高くテレビに露出が高い人がランクインしていますから、実際のところあまり変わらないと思います。海外ランキングがもしアメリカ国内限定でしたら、コメディアンがもう少し入っていてもおかしくないかもしれません」(永田さん)海外では利用者が横ばいとされながらも、マーケティングの面ではまだまだ利用価値が高いと評価されていることの表れなのかもしれません。■140字以内で伝える「日本語と英語の違い」また、使用言語の問題も見過ごせないのではないかと指摘するのは、テレビ番組のコメンテーターとしても活躍する調達・購買コンサルタントの坂口孝則さん。「日本語のミュージシャンや政治家が、母国外のひとたちにアピールできない、ということではないでしょうか」(坂口さん)たしかに、英語を使用してツイートしている海外のミュージシャンや政治家は、自分の国以外のファンからもフォローされますが、日本語でのみツイートしていると、日本語がわかる人にしかフォローされません。さらに、前出の放送作家・河野虎太郎さんは「140字という制限で、日本語と英語では扱える情報量に大きな違いがある」とも指摘します。「日本の政治家は自身の公式サイトにおけるブログの更新情報のように使っている議員も多く、コミュニケーションツールとして利用する人は多くありません。そんななか、河野太郎 防災担当大臣は、4月に発生した熊本地震に於いて、自身のもとに集まった情報を端的な表現でシンプルに伝えています。こうしたツイートは好評のようです」(河野さん)10周年を迎えたTwitterですが、日本で本格的なサービスが始まったのは2011年から。つまり、日本語によるTweetは、コミュニケーションツールとしても、マーケティングツールとしても、まだ的確な使われ方を模索中と言えそうです。日本での10年目を迎えるころには、もしかしたらフォロワーTOP10の顔ぶれは、いまとはガラッと変わっているのかもしれませんね。(取材・文/宮本ゆみ子) 【参考】※Top 100 Most Twitter Followers-Friend or Follow※Twitterフォロワー数 総合ランキング 1-50位-meyou
2016年05月16日Twitterは30日、iOSおよびAndroid版の「Twitter」アプリにおいて、投稿する画像に説明書きを追加できる新機能を追加した。同機能は、「アクセシビリティ」設定にある「画像の説明を追加」をオンにし、ツイートに画像を添付する際、画像上に表示される「説明を追加」ボタンから利用できる。ツイートの読み上げ機能を使うことで、同社は視力の弱いユーザーにも画像の概要を伝えることが可能だとしている。画像に追加できる文字数は420文字まで。
2016年03月30日「マンガ大賞2016」の授賞式が29日、ニッポン放送イマジンスタジオにて行われ、野田サトル氏の漫画作品『ゴールデンカムイ』が大賞に選ばれた。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の『ゴールデンカムイ』は、日露戦争の帰還兵で、"不死身の杉元"として恐れられた青年・杉元佐一が、隠された金塊をめぐって北海道全土を舞台に繰り広げる冒険劇が描かれる。アイヌ民族の少女アシリパをはじめとした魅力的なキャラクターや、ミステリー、歴史、民俗、サバイバル技術など、多様な要素が凝縮されたエンターテインメント作品となっている。受賞のコメントを求められた野田氏は、「『ダンジョン飯』に勝ててうれしい」と、同じく「マンガ大賞2016」ノミネート作で、「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」において1位に輝いた人気コミック『ダンジョン飯』を引き合いに喜びの第一声。本作を描いたきっかけについて尋ねられると、「主人公の杉元佐一というのは自分のひいじいちゃんの名前なんです。屯田兵として戦ったひいじいちゃんの話をいつか描きたいと思っていました」と、意外な事実とともに動機を明かした。さらに、「実際になかなか話を広げていくことができずにいた時に、担当編集の大熊さんが北海道を舞台にした狩猟小説を薦めてくれました。それがおもしろかったので、その2つをくっつけちゃえばいいやと始まりました」と説明。作品で描くものにはリアリティを出すために、知床や網走刑務所など、作中のモチーフとなった場所をはじめ、現地の猟師を取材したという野田氏。さらにアイヌ文化に造詣の深い中川裕教授がアイヌ語監修を務めるなど、あらゆる面で本物を志向している。創作へのこだわりについても野田氏は、「やはり取材で、本物を見て描くようにしています。徹底的に取材して詳細に描くことで、現地の方にも、『こいつ本気だ』と思ってもらえるんです」とコメント。授賞式に参加した担当編集の大熊八甲氏も、「野田先生は、その行動力と、情報・知識量を作品に落としこむ力がすごい」と語る。式では、野田氏が描き下ろした受賞イラストも公開された。今年ノミネートされたのは、『ゴールデンカムイ』をはじめ11作品。そのほかの順位は以下となる。「マンガ大賞2016」順位大賞 野田サトル『ゴールデンカムイ』2位 九井諒子『ダンジョン飯』3位 石塚真一『BLUE GIANT』4位 三部けい『僕だけがいない街』5位 たかみち『百万畳ラビリンス』6位 沙村広明『波よ聞いてくれ』7位 眉月じゅん『恋は雨上がりのように』8位 安藤ゆき『町田くんの世界』9位 東村アキコ『東京タラレバ娘』10位 山本さほ『岡崎に捧ぐ』11位 イーピャオ 小山ゆうじろう『とんかつDJアゲ太郎』
2016年03月29日「第9回WOWOWシナリオ大賞授賞式」が16日、東京・赤坂の同局で行われ、小山ゴロさんの『稲垣家の喪主』が大賞に選ばれた。2007年に創設された同アワードは、プロ・アマ問わず優れたシナリオ作品を発掘し、脚本家の育成を通じて広く映像文化の発展に寄与するというもの。第9回となる今年は、応募総数424作品の中から大賞に小山ゴロさんの『稲垣家の喪主』、優秀賞にさいこりえさんと山口智さんの『50才で、カフェ始めました。』、牧圭一さんの『刑務所の土』、藪野ゆうきさんの『mind dive』がそれぞれ選ばれた。『稲垣家の喪主』で見事大賞を射止めた小山氏は「ここ2~3年、作品を最後まで書くことが困難になってきまして、この作品も最初の20枚を書いてずっとパソコンの中に入れてました」と明かすも「どうしても最後まで書きたいと思って、今回に合せて仕上げました。最後まで書けたことだけでも私にとっては大事なことで、最初の選考に残ったことで満足しましたが、ここまで来たら大賞をいただきたいと強く願って毎日過ごしてました」と胸の内を告白。続けて「大賞の知らせをいただいた時はすごく嬉しくて、読んでくださった審査員すべての方に感謝しています。本当にありがとうございました」と感謝の言葉。そんな小山さんの受賞作品が来年ドラマ化されるが、それについて「稲垣家の人々と出会えるのを楽しみにしております。素敵な作品になることを望んでいます」と期待を寄せていた。同コンテストの審査委員長を第1回から務めている崔洋一は「洒脱な笑いの世界を楽しみにしておりますので、映像化されることは、あなたの人生にとっても良いことだと思います」と小山氏を祝福。全体の総評として「ある意味では安定化、一定の水準を保ってくれています。選考は悩ましいところでしたが、9回目を実施してきて、その悩ましさを突き破る作品が出てくるべきだろうと思います。とはいえ、今回の作品は高い水準の中で選ばれました」と話しながら、この日から応募をスタートした節目の10回目となる同コンテストに向けて「今まで培ってきた9回までに至る質を凌駕するものを選考委員は求めています。大いなる冒険心、探究心、好奇心、すべての世代を超えてという意味合いですが、大いなる新しい世界を築いていただきたい。今までの傾向と対策を一旦離れ、全身全霊を込めて応募していただきたいです」と応募者への要望も話していた。
2016年03月17日本連載では、Twitter Japan(以下、Twitter)の協力のもと、季節や特定のイベントに関するツイート内容と、その盛り上がり状況の解析に基づき、Twitterのトレンドを活用したマーケティング手法について考えていく。2本で1セットとし、前編では、Twitterでリサーチャーを務める櫻井氏に監修を依頼し、特定テーマに関してTwitterのトレンドを分析してもらい、インフォグラフィックで分かりやすく解説していくほか、このインサイトを活かしたプロモーションプランを提案。一方、後半では、マイナビニュース編集部が実際に当該テーマに関してTwitterを積極的に活用する企業に取材を行い、その事例をインタビュー形式にて紹介していく。第3回となる本稿では、第1回の"【映画編】の後半としてワーナーを取材し、実際に映画のプロモーションとしてTwitterがどう活用したのかを紹介する。邦画、洋画を問わず、SNS上で映画のプロモーションを目にする機会が増えた。とくにTwitterである。SNSを使いこなす若年層を中心に働きかけるマーケティングが盛んになっている。実際に映画タイトルで検索すると「◯◯面白かった!」「◯◯良かった!」といった口コミを、若い世代が活発に投稿しているのが見て取れる。1月26日、日本映画製作者連盟(映連)が発表した「国内映画産業統計」によると、2015年の興行収入(映画館の売上高)は2,171億1,900万円と前年比で4.9%増、入場者数は3.4%増(1億6,663万人)と堅調に成長している。少子高齢化のこの時代、業界をより一層盛り上げるために、ワーナー・ブラザースは映画配給会社としてどのようなことを念頭に置いて、マーケティングを仕掛けているのだろうか?○若い男性をどう取り込むか?メディアの報道で「若者の映画離れ」なんて話を見ることもあるが、「実際そんなことはない」と高橋氏は語る。「10~20代の方は映画をよく観ています。ただ、若者が減っていくと言われるぶん、全体のパイをいかに広げるかが大事だと考えています」(高橋氏)そのカギを握るのが、やはり影響力・拡散力のある若い世代。一般の若者が「面白い」「観たい」と口コミしたものは、SNSや口コミを通じて上の世代にも波及していく、というのが高橋氏の見立てだ。「とくに10~20代の女性はアクティブかつトレンドをリードする方々で、とても大事なマーケットです。女性同士で『これが面白い、あれが面白い』と盛り上がり、共感し、話題が生まれる。実際に映画人口は『レジャー白書』やNTTコムリサーチのデータにによると 、女性が56%、男性が44%と上回っているんです。デートでも女性が観たい映画に男性がついていく、というケースは少なくありません」(高橋氏)一方で、若い男性をどう取り込むかには、課題もあると高橋氏は語る。口コミ力は若い女性に及ばず、SNS上でも映画の感想などをアクティブに投稿している印象はない。もちろん男性の中には映画のコアファンが多く存在するが、コアファンの熱をいかにライトユーザ―に伝えることが出来るかが、現状の課題となっている。○ネットで映画情報を入念に調べて劇場に行くのが日本人そのための仕掛けとして、映画配給会社はどんな取り組みをしているのか? 高橋氏は「単に作品を知っているだけでは、映画館に足を運ぶ動機とはならない」と指摘した上で、こう語る。「映画館での映画鑑賞にはお金だけでなく、時間の問題もあります。ライトユーザーには映画感に足を運んでもらうためには、『この作品は面白い』だけではなく『観に行っておかないといけない』というところまで、持ってく必要があります。』(高橋氏)人々の気持ちをそこまで高めるには、周囲の人が発する「作品についてのコメント」がポイントになる。加えて、映画情報に接してもらうタッチポイントを増やし、拡散を高める事も重要だ。たとえば、バットマンとスーパーマンが戦う『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(3月25日公開)では、「バットマンかスーパーマン、どちらを彼氏にしたいか?」といった切り口でニュースを配信すると、ヒーローものが好きな男性だけでなく、女性にとっても親しみのある話題になる。さらに、身近なテーマだからこそ、SNS上で言及されやすくもなる。そういった、話題になりやすいトピックまで落とし込んで、宣伝を行っているのだ。施策を展開し始める時期は決まっているのだろうか。そう聞くと、高橋氏は「作品によってまちまち」と回答する。「たとえば、洋画でオリジナル作品ともなれば、多くの日本人にとって親しみはないでしょうから、公開半年~1年前くらいから準備してもおかしくありません。決して早過ぎることはないですね」それぞれの映画において、必要なだけ告知に時間をかける。とくに、日本人には作品の中身がある程度わかってから、劇場に足を運びたいという特徴が顕著に見られるという。「今の日本では観たいものを決めてから行く、という流れが強くなっています。だからこそ、早いうちからニュースを配信して『この映画に行きたいね』という思いを醸成してもらいます。昔、インターネットは映画が封切られてから評判をチェックするツールでしたが、映画の内容を調べる媒体にかわり、最初に映画の情報を入手したり、友達と情報交換したりする媒体に変わってきたと考えています」(高橋氏)○映画ファンはTwitterで情報収集、コミュニケーションする率が高いここからは、昨年6月20日に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の事例をもとに、具体的な施策を見ていこう。同作品は世界各地に熱狂的なファンを持ち、アカデミー賞にもノミネートされた名作だ。吉田氏は公開およそ3カ月以上から始めたメディア施策をこう振り返る。「SNSオーガニック投稿及び広告を中心にWebメディアを使ったPRを行いました。とくに注力したのはTwitterで、広告はプロモツイートとプロモトレンドを使用しています。前者では公開前に映像の魅力を伝えるため、プロモビデオを用いて映像の迫力を推しました。その投稿のリツイートが増え、映像が拡散する中で言の葉にのるようになり、話題の素地づくりに成功したと思います。後者は公開後に実施し、『#マッドマックス』『#マッドマックスヤバい』のタグを通じてユーザー同士が会話できるよう、見たファンが口コミを生みやすくなるための取り組みでした。次第に一人の方が何度も投稿するようになり、拡散が生まれ、最終的には200万ツイートを突破する快挙となりました。Twitterでリサーチャーを務める櫻井氏が監修したTwitterユーザーと映画のつながりがわかるインフォグラフィックを見ても、Twitterユーザーのうち、1年に1回以上映画を観る映画ファンの割合は71%にも及んでいます。うち、映画に関するツイートを見かけるTwitterユーザーは77%、映画に関するツイートを検索するTwitterユーザーは62%との結果も特徴的です。これを見ると、映画ファンがTwitterを使うパーセンテージの高さが伺えます。私たちとしては、今後もTwitterを使いこなし、映画ファンであるTwitterユーザーとの会話や映画の告知を積極的に行っていきます」(吉田氏)加えて、同作品のように「固定ファンが確実についている作品」については、Twitter上でオーディエンスターゲティングする際、ファンを解読することが先決だと、吉田氏は語る。ファンに対し「◯◯が映画化される」「こんな映像が出る」などと伝えることは欠かせない。「その他、キャストが出演する番組について会話するユーザーをターゲットで切るなど、モーメントをつかむことが重要だと考えています。ファンがいるところに行って、彼らが何を見ているのか、正しく理解しなければなりません」と吉田氏は締めくくった。Twitter Japan米Twitter社は2006年に創立され、その役割は、アイデアや情報を生み出したり、それをすぐにほかの方々と共有するパワーを世界中の方々に提供すること。毎月3億2,000万人以上に利用され、毎日5億件以上のツイートが行われている。Twitter Japanはその日本法人となる。
2016年02月26日優れたブルーレイ作品を表彰する第8回『DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞』授賞式が2月17日に開催され、『マッドマックス怒りのデス・ロード』がグランプリを受賞! アンバサダーを務める前田敦子がスペシャルゲストとして来場した。その他の写真映像コンテンツメーカー、映像機器メーカーが加盟し、次世代デジタルエンターテイメントを普及させるために活動する業界団体DEG ジャパン(デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン)によるアワード。高画質賞、高音質賞などの賞に分かれ、洋画、邦画などジャンルごとにも細分化され、各賞が表彰された。『マッドマックス』は高画質賞・映画部門(洋画)と最高賞のグランプリの2冠を獲得。発売元・販売元のワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社の担当者は本作について「男っぽくワイルドなアクションがワーナーのカルチャーでありカラー。そういう意味でディズニーと両極端にあり、ワーナーっぽい作品だと思います。“行って、帰る”というシンプルな物語なのに何度観ても面白いのが映画の醍醐味!」と迫力の映像、音響の力が本作に寄与した部分の大きさを強調した。審査委委員長を務めた評論家の麻倉怜士も本作を絶賛。すでにブルーレイで「100回は観た!」と明かし「いまや、画質がいいのは当たり前。コンセプトを画質に与えている。音響も素晴らしい!」と称賛を送った。女優としての活動を始めて以降、かなりの数の映画を観ていると有名な前田だが、ブルーレイに関して「かなり観ますし、持ってます」と語る。特に『マッドマックス』に関しては前田自身、ある専門誌で2015年のベスト1に選出した作品。「いろんな映画監督からお薦めされ、一緒に映画館に観に行った映画監督の方も『4回目』と仰ってました。こういう作品でこんなに興奮したのは初めて! シンプルだけど、感動するし興奮して、何度観ても楽しい作品です。ブルーレイでもすでに楽しませていただきました!」と熱く語った。『マッドマックス怒りのデス・ロード』ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付)3D&2Dブルーレイセット(2枚組/デジタルコピー付)ブルーレイ スチールブック仕様(1枚組/デジタルコピー付)マッドマックス アンソロジー ブルーレイセット(5枚組/デジタルコピー付)発売中発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016年02月17日翔泳社は1月18日、同社が主催するイベント「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書大賞2016(ITエンジニア本大賞)」にて、ITエンジニアが選んだ「技術書・ビジネス書各ベスト10」を発表した。ITエンジニア本大賞は、ITエンジニアにおすすめしたい技術書・ビジネス書を選ぶイベント。今回が3回目の開催となる。全国のITエンジニアからの投票により選出された「おすすめ書籍」の投票結果を集計。投票数が多かった上位10冊を「技術書・ビジネス書各ベスト10」として特設Webページで紹介している。大賞は、2月18日に「Developers Summit 2016」内で開催されるプレゼンテーション大会&最終投票イベントで決定される。当日は、技術書・ビジネスの各ジャンル上位3冊(計6冊)の著者、編集者、訳者によるプレゼンテーションを実施。その後、特別ゲストとイベント観覧者による最終投票で大賞を決定する。また、特別ゲストによる特別賞の表彰も予定している。ベスト10に選ばれた書籍は以下の通り。ITエンジニア本大賞 技術書部門ベスト10(50音順)「ITエンジニアのための機械学習理論入門」(技術評論社)「インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門」(SBクリエイティブ)「Web API: The Good Parts」(オライリー・ジャパン)「SQL実践入門──高速でわかりやすいクエリの書き方」(技術評論社)「数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実」(SBクリエイティブ)「その数式、プログラムできますか?」(翔泳社)「達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道」「ハッカーの学校」(データハウス)[プログラマ脳を鍛える数学パズル シンプルで高速なコードが書けるようになる70問](翔泳社)「理論から学ぶデータベース実践入門──リレーショナルモデルによる効率的なSQL」(技術評論社)ITエンジニア本大賞 ビジネス書部門ベスト10(50音順)「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」(かんき出版)「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」(KADOKAWA)「シンプルに考える」(ダイヤモンド社)「0ベース思考 どんな難問もシンプルに解決できる」(ダイヤモンド社)「たった1日で即戦力になるExcelの教科書」(技術評論社)「伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール』(技術評論社)「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」(クロスメディア・パブリッシング/インプレス)「HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか」(日経BP社)「速さは全てを解決する『ゼロ秒思考』の仕事術」(ダイヤモンド社)「ワーク・ルールズ!」(東洋経済新報社)
2016年01月19日Twitterは12日(米国時間)、ライブ配信アプリ「Periscope」の動画をTwitterのタイムラインに統合すると発表した。今後数日のうちにiOS版から反映されるという。これまで、Twitter上でPeriscopeの配信に関するツイートが回ってきても、動画を閲覧するには、ツイート内のリンクをクリックして、Periscopeアプリを起動する必要があった。タイムラインに統合されることで、ツイート上で動画が再生される形式となり、アプリやアカウントを持っていなくても閲覧できる。Periscopeは、Twitterが昨年3月から提供している(Android版は5月から)ライブ配信アプリ。視聴者は放送を見ながら、Facebookの「いいね」のようなハートを付けたり、コメントを書き加えられる。終了した放送は保存され、終了後24時間は視聴者がリプレイ可能。
2016年01月13日「Twitter」の投稿文字数が1万文字になるという報道に、ユーザーはTwitter上で様々な反応を見せている。なかには、「“つぶやき”じゃなくなる」という批判的なツイートも見られる。文字数制限の変更は、米Re/codeが5日(米国時間)に詳しい関係者からの情報として報じたもの。同記事によると、Twitterは3月末を目処に現在の140文字から1万文字までの投稿を可能にすることを検討しているという。こうした報道に対しTwitter上では、「ワクワクする」、「小説が書ける」、「表現の幅が広がる」といった歓迎するツイートが散見される。一方で、否定的な感情を持つユーザーも少なくないようで、「タイムラインが読みにくくなる」、「もはやつぶやきじゃない」、「ゼミのレポートかよ」、「一万文字のリプなんて読まない」といったツイートも数多く見られる。なお、ダイレクトメッセージ機能に関しては、すでに最大1万文字まで書き込めるようになっている。
2016年01月06日本連載では、Twitter Japan(以下、Twitter)の協力のもと、季節や特定のイベントに関するツイート内容と、その盛り上がり状況の解析に基づき、Twitterのトレンドを活用したマーケティング手法について考えていきたいと思います。2本で1セットとし、前編では、Twitterでリサーチャーを務める櫻井氏に監修を依頼し、特定テーマに関してTwitterのトレンドを分析してもらい、インフォグラフィックで分かりやすく解説していくほか、このインサイトを活かしたプロモーションプランを提案していきます。一方、後半では、マイナビニュース編集部が実際に当該テーマに関してTwitterを積極的に活用する企業に取材を行い、その事例をインタビュー形式にて紹介していく予定です。第一回となる本稿では、これからの年末年始に大作や注目作品が立て続けに公開となる「映画」に関連したツイートを分析。どんなインサイトがあり、マーケターがそれをどのようにプロモーションに役立てることができるのか、提案していきたいと思っています。○映画ファンにとってのTwitterとは?まず、下のインフォグラフィックを見てみましょう。映画ファンは、Twitter上で映画に関するアカウントをフォローし受動的に情報を収集したり、映画に関するツイートを能動的に検索したりと、さまざまな方法で映画情報に接触しているようです。2015年11月にJustSystemが実施した「Twitterと映画に関する実態調査 (n=1,000)」によると、対象者の65%が「(Twitterでは)最新の映画情報について、人より早く知ることができる」、68%が「Twitterがきっかけで今まで知らなかった映画を知ることができる」と答えており、映画好きのユーザーにとって、Twitterは"発見の場所"になっているとも言えます。また、Twitterはファン同士が繋がる場所、余韻を楽しむ場所としての側面もあるようです。同じ映画を観た人との交流や、他人の感想ツイートの閲覧は、新しい視点への気付きやより深い内容の理解につながるかもしれません。加えて、ツイートがきっかけで予告編を見たり、周りの友人を映画に誘ったり、DVDやBlu-ray、オンデマンドでその映画を観たりと、次のアクションにつながっていく可能性もあるようです。では、Twitter上で、映画情報はどのように共有されているのでしょうか。ここで、映画に関してツイートしたことがあるユーザーの割合と、リツイートしたことがあるその割合を見てみましょう。それぞれツイートしたことがある人が6割、リツイートが5割と、映画ファンかつユーザーの半数が映画への興味関心をTwitter上で示しています。ツイートされる内容としては「映画館に行ったことについて」、リツイートするユーザーは「公開情報について」が多いようです。これに対し、Twitterのリサーチャー 櫻井氏は「ツイート・リツイートする内容を比較すると、マーケティングにとって貴重なヒントが見えてきます」と言います。「例えば、映画の公開情報は最もリツイートされやすいことから、予告編の動画は必ずツイートするべきでしょう。映画ファンは、Twitterで最新の映画情報を知りたいというモチベーションがありますし、Twitter上でファン同士がつながっていることを考慮すると、ユーザー間でその情報がリツイートなどで共有されることが期待できます。また、Twitterを使っている映画ファンは、映画館に行ったことや、観た感想をツイートしたいというモチベーションがあることもわかりました。Twitterは、映画配給会社にとって消費者に情報提供ができる場所でもあり、ユーザーによる自発的な情報共有が期待できる場所でもあるのです」(櫻井氏)○映画に関するツイートの推移から見える「マーケティングのヒント」櫻井氏のコメントにあるように、Twitterではユーザーのモチベーションを見極めることが重要な要素の一つになりそうです。ユーザーが「映画のツイートを見たい」と思うタイミングを見てみると、最初の大きなピークは映画製作の発表時で、そのあとは試写会の前後で落ち着くといった流れが見えてきます。また、次のピークは公開直前にみられますが、その後、上映期間中にも同じようなピークが訪れるようです。一方で、映画ファンはどのようなツイートを見たいと思っているのでしょうか。ここでは大きく「映画公開前」と「公開後」に分けて見てみましょう。公開前は、出演者や監督、映画会社、製作会社からのツイートが上位にきており、つまり「オフィシャルな情報」にニーズがあることが伺えます。一方で、公開後は映画ファンによるツイートにニーズがあり、「映画を観た体験を共有したい」というモチベーションがユーザーにあると推測できます。あらゆる感情や感想、個人的な評価などが溢れだし、それらの波がさらに映画についての話題を盛り上げているようです。櫻井氏は、「映画に関するツイート数の推移と、公開前後のツイートの内容を組みわせて考えると、どのタイミングでどのようなツイートに対してニーズがあるのか分かってきます。また、それらのインサイトを踏まえると、Twitter上でマーケティング施策をするためのアイデアが自ずと見えてくるのではないでしょうか」と話します。「例えば、映画公開前は、映画ファンが求めるようなオフィシャルな情報を"少しずつ"公開することで、ユーザーの情報共有をしたいタイミングを捉えれば、多くのリツイートを獲得することができそうです。公開後は、映画ファンの『共有したい』という心理にそって、映画の内容についての感想ツイートを促すような仕組みを作るといいかもしれません。映画情報の拡散に加えて、その映画に対して熱い想いを持ったTwitterユーザーひとりひとりに、その映画についての宣伝をしてもらうことができるわけです」(櫻井氏)○ツイート数はビジネスの成果に結びつくのか?最後に、やはり読者のみなさんの多くが興味関心を抱くであろう「ツイート数とビジネス成果の関係性」を考えてみましょう。これだけTwitter上で、映画に関する情報が扱われていると、「ユーザーからのツイート数の大小によって、興行収入に影響があるのかどうか」といった疑問が湧いてくるのではないでしょうか。「映画公開前にある程度の話題化をすることは重要ですし、従来のマーケティングはそこに重点を置いていましたが、今回、今年の上半期にヒットした外国映画10タイトルについて実際のツイートを分析したところ、映画公開後にもチャンスがあるのではないかと考えさせられるような結果が出てきました」(櫻井氏)櫻井氏によると、この分析にて見えてきた4つの法則があるという。1つは、興行収入20億円を超える作品は、公開後1週間にユーザーからのツイートが6,000件を超えていることから、一定のツイート数があることがヒット作品の最低条件だということ。2つ目は、10タイトルのうち上位5タイトルでは、公開日から1週間経ったあとでも、ツイート数がピーク時の50%程度を持続していること。公開日の盛り上がりだけではなく、少し時間が経ってもツイートされ続けているタイトルが、大ヒット作になっているということです。また、3つ目として、そのツイートは作品を賞賛する内容が大半を占め、ポジティブなものとネガティブなもののボリュームを比較すると、96%がポジティブな内容になっていること。そして4つ目は、公開後のツイート数のほうが、公開前のツイート数よりも興行収入と強い相関があることが分かったと言います。では次回、実際に"とある映画"のプロモーションとしてTwitterがどう活用されたのかをご紹介します。○執筆者紹介Twitter Japan米Twitter社は2006年に創立され、その役割は、アイデアや情報を生み出したり、それをすぐにほかの方々と共有するパワーを世界中の方々に提供すること。毎月3億2,000万人以上に利用され、毎日5億件以上のツイートが行われている。Twitter Japanはその日本法人となる。○監修者 : 櫻井 泰斗 (さくらい たいと)Twitter Japan リサーチマネージャー (Twitter ID : @SakuraiTaito)Twitter広告の効果測定やツイート分析、マーケティング施策立案を担当する。
2015年12月18日トレンドマイクロは、Twitter上で話題となった「vvvウイルス」が、日本でも相当数流入しているとして、注意を喚起した。vvvウイルスとは、12月6日頃にTwitter上で「被害に遭った」との情報が拡散されたウイルスの俗称。感染すると、コンピュータ内のファイルの拡張子を「.vvv」に変更、暗号化し、元に戻すことと引き換えに金銭を要求する。同社調査によると、これは暗号化型ランサムウェア「CrypTesla」の新型亜種とみられる。CrypTeslaによる攻撃は、Twitterで話題となったような脆弱性攻撃サイトの閲覧(脆弱性を自動的に攻撃する不正広告も含む)のほか、マルウェアスパムに添付されているJavaScriptファイルの実行でも確認。CrypTesla関連による不正URLのブロック数は12月9日時点で500以上と急増しており、同社は「日本にも相当数流入していることを確認できた」とする。日本への流入が推測されている、CrypTeslaを使ったスパムメールは、タイトル・本文ともに英語。添付のZIPファイル内にあるJavaScriptファイルを実行すると、Web上から実行ファイルを取得する。ダウンロードされる実行ファイルは、CrypTeslaファミリの不正プログラムの場合と、ウイルス対策用の正規ソフト「Avira」インストーラの場合があり、正規サイトがWordPressの脆弱性を突かれて改ざんされ、不正ファイル配布に利用されている様子もあるという。攻撃者から見た場合、メール受信者をランサムウェアに感染させるためには、添付されているZIPファイル内のJavaScriptファイルをダブルクリックさせた上、実行前に表示される警告ダイアログでも「はい」をクリックさせる必要がある。同社は、この流れのどこかでファイルに不信感を持ち、実行を取りやめれば感染を防げるとし、「ダウンロードしたファイルを不用意に実行しないこと」を推奨している。
2015年12月15日トレンドマイクロは12月8日、国内のネット上で突如話題となった「vvvウイルス」の解説を行った。これによると、Twitter上で話題のピークとなった6日12時には「vvvウイルス」に関するツイートが1時間で5000件以上に達したという。この「ウイルス」の存在について同社が確認したところ、暗号化型ランサムウェア「CrypTesla(別名:TeslaCrypt)」ファミリーの新しい亜種である可能性が高いものとわかった。ただし、このランサムウェアを拡散する攻撃は必ずしも特に日本を狙ったものではなく、世界的にも「特に大規模な拡散には至っていない」とのこと。しかし、このケースに関わらず、各種ランサムウェアによる被害は国内で拡大しているため注意は怠らないようにと警告している。「CrypTesla」は他の暗号化型ランサムウェア同様に侵入したコンピュータ内のファイルを暗号化。元に戻すことと引き換えに身代金を要求する。暗号化する際にファイルの拡張子を「.vvv」に変える特徴から、今回「vvvウイルス」という呼称が広まったものと思われる。今回は日本にも流入が確認されたが、現在のところ「CrypTesla」を利用するサイバー犯罪者自体は主に英語圏のインターネット利用者を攻撃対象としている。多言語に対応したランサムウェアが増える中で「CrypTesla」の表示する脅迫文は英語のみであり、英語がわからない被害者の場合にはGoogle翻訳を使うよう勧める文言が脅迫文の冒頭に書かれている。トレンドマイクロでは、「CrypTesla」の感染経路として、「マルウェアスパム経由」と「脆弱性攻撃サイト経由」の2種の攻撃の存在を確認している。特に、12月2日以降に、米国を中心にZIP圧縮したJavaScriptを添付したマルウェアスパムによって「CrypTesla」を拡散させる攻撃を確認している。なお、一部報道では「アドネットワーク広告などによる感染」が指摘されていたが、トレンドマイクロはこの件について触れていない。また、同社のクラウド型セキュリティ技術基盤の統計によれば、「CrypTesla」拡散のマルウェアスパムは12月1日以降、全世界で1万9000通以上が確認されている。受信者がこれらのマルウェアスパム内の添付ファイルを開いたと推測できる不正サイトへのアクセスも、全世界で6000件近くが確認されており、相当数の受信者がマルウェアスパムからの被害を受けているものと推測される。ただし、そのうち日本国内からのアクセスはおよそ 100件にとどまっており、日本への流入は限定的であるものと言える。
2015年12月09日Twitterは12月7日、PCブラウザ版のTwitterにおいて、ツイートに添付した画像の表示レイアウトを変更し、画像をトリミングせず全体表示するようになった。iOS版やAndroid版には、12月8日現在適用されていない。これまで、ツイートに添付した画像はクリックすることで全体表示できたが、タイムライン上ではトリミング表示されていた。また今回のアップデートにより、複数の画像を添付した場合は、1枚の画像を大きく表示し、他の画像をサイドに配置するよう変更した。
2015年12月08日ユーキャンと自由国民社は12月1日、「『現代用語の基礎知識』選 2015ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式を開催、 新語・流行語大賞トップ10を発表した。年間大賞は「トリプルスリー」「爆買い」、TOP10には「アベ政治を許さない」「安心して下さい、穿いてますよ」「一億総活躍社会」「エンブレム」「五郎丸(ポーズ)」「SEALDs」「トリプルスリー」「ドローン」「爆買い」「まいにち、修造!」(50音順)が選ばれた。トリプルスリーとは、プロ野球選手が「打率3割・ホームラン30本・盗塁30個」以上の成績を収めること。今年、柳田悠岐さん(福岡ソフトバンクホークス)、山田哲人さん(東京ヤクルトスワローズ)が達成したことで話題になった。「爆買い」は、中国など海外からの観光客が、日本で大量にものを買う様子を表すことばとして使われている。
2015年12月01日美容家が選ぶヒットファンデーション情報サイト「All About」にて、美容のプロが本気で選んだヒットコスメを紹介する【ベストコスメ大賞2015】が公開されている。今回は877品のノミネートがあり、「メイク編 パウダーファンデーション部門」では、花王の百貨店ブランド『エスト』から今年3月に発売された「パウダーファンデーションシルキースムース」が1位を獲得した。羽のように広がる美肌同ファンデーションの特徴は、“粉っぽくない仕上がり”と“化粧持ち”。パウダーファンデーションユーザーが特に求めるポイントを見事に叶えた商品だ。粉っぽさのない、素肌のようななめらか艶肌を実現したのは“スキンシンクロヴェール処方”。ミクロ化した粉体が、肌に均一に密着するのだという。皮脂をしっかりブロックすることで、化粧崩れも防止する。「All About」ではその付け心地のほか、シミ・そばかすなどの色ムラや気になる毛穴へのカバー力もピックアップされている。軽くサッと塗るだけで美肌が作れて、その仕上がりが長く続くと高い評価を得た。なお、同部門の第2位はヘレナ ルビンスタインの「P.C. コンパクト」、第3位はRMKの「エアリーパウダーファンデーション」が受賞した。(画像はプレスリリースより)【参考】・花王株式会社プレスリリース/PR TIMES・All About ベストコスメ大賞2015
2015年11月26日Twitterは、「投票」機能において、機能拡張のテストを開始した。一部のユーザーは、これまでの2択から最大4択の質問を公開できる。Twitterの「投票」は、10月に提供開始された、「どっちのお寿司が好き?」などの質問を選択肢付きで公開できる機能。これまで、選択肢は2個に限定されていたが、「回答を追加」を選択することで最大4個の回答を設定できるようになった。24日現在では、すべてのユーザーが利用できるわけではなく、一部に限定して提供されている。それでも、トレンドワードに「アンケート4択」が入るなど、ユーザーの関心を集めているようだ。
2015年11月24日Twitterは、主に中小企業や個人事業主を対象に、広告主自身が広告の設定や運用管理を行えるセルフサービス式のTwitter広告の提供を開始した。利用の最低金額は設けておらず、クリックや成果ごとの課金形態で、決済はクレジットカードを使用する。同社では、Yahoo!プロモーション広告を通じたTwitter広告は約1年前に提供を開始したが、それ以来、中小企業の広告主から、Webサイトのコンバージョンやクリック、アプリのインストールを増やしたり、アプリユーザーの利用を促進する機能についての反響あり、これらを踏まえ、広告のキャンペーン設定、分析や予算管理の方法を改善し使いやすくしたという。セルフサービス式のTwitter広告では、ウェブサイトカードを使って、自社サイトへの誘導数を増やすことや、プロモアカウントを活用して、自社ビジネスに関連性の高いフォロワーをめることができ、イベントターゲティングを使えば、正月、祝日、バレンタインデーなどのイベントに関心を持つ人をターゲティングできるとしている。さらに、通常のツイートと、広告のツイートの効果を確認できるツイート分析、通常のツイート、広告やカスタムオーディエンスキャンペーンに反応したユーザーに関する属性情報を確認できるオーディエンス分析、広告に反応した後のユーザーの購入等のアクションを計測するコンバージョントラッキングなども利用可能だという。
2015年11月18日米Twitterは3日(現地時間)、同社運営のSNS「Twitter」において、星型アイコン"★"で表現されていた「お気に入り」(Favorite)を、ハートマーク"♥"の「いいね」(Like)へ変更すると発表した。すでにiOS版とAndroid版、Windows 10版のアプリやTwitter.com、TweetDeckで導入を始めている。今回の変更はサービスの使いやすさを向上させるための施策で、Twitterでは、「星型のアイコンは特に新規ユーザーにとって混乱を招く可能性がある」と説明する一方で、「ハートマークは言語や文化を越えて共鳴する普遍的なシンボルで、より幅広い感情を表現できるようになる」とする。また、同社が一部ユーザーに対して、星型アイコンをハートマークに変更したテストを実施したところ、好意的に受け止められたという。Twitterが買収した動画配信サービス「Periscope」では、すでにハートマークを使った表現が使われているが、Twitterでは、今回の変更やショート動画の作成アプリ「Vine」も含めて、3サービスでハートマークを利用していくとしている。
2015年11月04日Twitterは11月3日(米国時間)、同社運営のSNS「Twitter」において、星アイコン(★)の「お気に入り」を、ハートアイコン(♥)の「いいね」へ変更すると発表した。iOS版とAndroid版、Windows 10版のアプリ、Twitter.com、TweetDeckで、3日(米国時間)から導入する。これまで星アイコンで表されていた「お気に入り」(「ふぁぼ」とも呼ばれる)を廃止し、ハートアイコンの「いいね」を導入した。Twitter社によれば、ハートマークは言語や文化、時空を超えた普遍的なシンボルであり、今回の「いいね」ボタン導入によって、より幅広い感情を表現できるようになるという。また、特に新規のユーザーにとって星アイコンはわかりにくかったが、ハートアイコンにしたことでより簡単に、直感的に使いやすくなるとしている。ライブ動画配信アプリ「Periscope」ではすでにハートアイコンが導入されていたが、今後はショートビデオクリップ共有アプリ「Vine」でも導入し、3サービスで統一していく。You can say a lot with a heart. Introducing a new way to show how you feel on Twitter: pic.twitter.com/G4ZGe0rDTP— Twitter (@twitter) 2015, 11月 3
2015年11月04日Twitterは21日、iOS版、Android版、Web版の「Twitter」において、新機能「投票」を数日間中に順次提供していくと発表した。Twitterではこれまで、質問をツイートした際に「Aと思う人はリツイート」、「Bと思う人はお気に入りにする」など、ユーザーが工夫をして回答を集めていた。新たに追加された「投票」機能では、より手軽にアンケート調査を行うことが可能。例えば「どっちのお寿司が好き?」という問いに「まぐろ/いくら」など2択の質問を公開できる。ツイート作成画面の円グラフの様なマークから誰でも投票に参加できるが、誰がどちらに投票したかは非公開となる。質問の公開時間は24時間。
2015年10月22日NTTデータは10月8日、「Twitterデータ提供サービス」をすべての言語に対応させたと発表した。同社は、2012年9月に米TwitterとTwitterデータ再販契約を締結し、2012年12月より「Twitterデータ提供サービス」を提供することと並行し、企業などでのソーシャルデータの利活用の推進を検討してきた。これまでは、提供データの対象言語を「日本語のみ」としていたが、Twitterとの新たなパートナーシップ契約を締結することで、日本語以外の言語を含むすべてのデータを使った分析活用とシステム開発が可能となり、顧客からの要望の高い訪日外国人動態調査でのデータ利用や、ブランドモニタリングのためのグローバルBIでの活用など、Twitterデータのさらなる利用用途拡大が可能となった。なお、価格は、提供データの対象範囲や分析の方法などによって、個別の見積もりとなる。今後、同社ではTwitterデータの提供と、ソーシャルデータを含む顧客社外の情報を活用することで、顧客企業活動に貢献できるシステムやソリューションの開発を推進し、関連ソリューション含めて、2020年度までに50億円の売り上げを目指すとしている。
2015年10月09日