U-NEXTは、同社が提供するSIMサービス「U-mobile」において、ASUS製のSIMフリーAndroidスマートフォン「ZenFone 2」とSIMカードのセット販売を5月16日より開始した。U-mobileは、NTTドコモのLTEに対応した通信サービス。エリア内では下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速データ通信が利用できる。同サービスでは、データ通信専用の「U-mobile データ専用」、音声通話に対応した「U-mobile 通話プラス」というSIMカード単体のプラン、スマートフォンとSIMカードをセットにした「スマホセットプラン」を提供している。今回、スマホセットプランで取り扱う端末として、4GBメモリ+eMMC 32GBを搭載したZenFone 2(ASUS製)を新たにラインナップ。端末代金は一括払いまたは分割払いが選択可能。一括払いの場合は45,800円(以下、料金はすべて税抜)、分割払い(24回)の場合は1,909円。U-mobile データ専用とのセット販売月額料金(24カ月間)は、月間1GBプランが2,699円、5GBプランが3,389円、LTE 使い放題プランが4,389円、ダブルフィックスプランが1GB以下2,589円、1GB超2,809円。U-mobile 通話プラスとのセット販売月額料金(24カ月間)は、月間1GBプランが3,489円、5GBプランが3,889円、LTE 使い放題プランが4,889円、LTE 使い放題プラン2が4,639円、ダブルフィックスプランが1GB以下3,389円、1GB超3,689円。また、ZenFone 2の販売開始と5月より開始したSIMロック解除を受け、現在U-mobileでは「SIM ロック解除記念! キャッシュバックキャンペーン」と「販売開始記念! ZenFone 2 プレゼントキャンペーン」を実施している。詳細は以下の通り。「SIM ロック解除記念! キャッシュバックキャンペーン」・対象者:期間中に「通話プラスプラン」にMNPで申込み、7月末までに利用開始となったユーザー・特典:3,500円キャッシュバック(アンケート回答必須)・期間:5月15日~6月30日「販売開始記念! ZenFone 2 プレゼントキャンペーン」・対象者:期間中に「U-mobile」を新規に申込み、7月末までに利用開始となったユーザー・特典:「ZenFone 2」と「データ専用パッケージ(micro/SMSあり)」を抽選で10名様にプレゼント・期間:5月15日~6月30日
2015年05月18日U-NEXTは5月12日、同社が提供するSIMサービス「U-mobile」の「MNPセンター」を順次拡大するとを発表した。MNPセンターでは、同サービスの音声通話プランへのMNP(携帯電話番号ポータビリティ)転入手続きが即日で完了する。U-mobileは、NTTドコモのLTEに対応した通信サービス。エリア内では下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速データ通信が利用できる。データ通信専用のSIMのほか、音声通話に対応したSIMも用意されており、用途に応じて選択できる。同サービスはこれまで、音声通話プランの転入には、申し込みからSIMの到着まで最短でも3日以上必要となっており、その間は携帯端末を使用することができなかった。だが5月より順次、SIMの即日引渡しに対応するMNPセンターが、パートナー企業が運営する店舗に開設される。MNPセンター設置店舗は次の通り。U-NEXT ストア(直営店)、ヤマダ電機 LABI 1 本総本店池袋、ヤマダ電機 LABI 1 なんば、ヤマダ電機 LABI 渋谷、ヨドバシカメラマルチメディアAkiba(5月下旬オープン予定)、フレッツショップ 関内店(5月下旬オープン予定)、フレッツショップ 上大岡店(順次オープン予定)、フレッツショップ 川越店(順次オープン予定)、フレッツショップ なんば店(順次オープン予定)、フレッツショップ 高槻店(順次オープン予定)、e-BoooM 吉祥寺店(5月下旬オープン予定)。なお、ヤマダ電機ではサービス名称が「YAMADA SIM powered by U-mobile」での提供となる。
2015年05月13日U-NEXTではU-mobileの契約やスマートフォンの購入ができる実店舗、「U-NEXTストア」を南青山に設けている。初めてのMVNO利用でも簡単に乗り換えができるようになっているというのだが、はたしてどれだけ簡単に手続きができるのか、実際にU-NEXTストアに行って試してみた。「格安SIM」「格安スマホ」として知られるMVNO。主要キャリアの月額料金が高止まりになっている中、おトクな月額料金で利用できるという点で注目を集めている。しかし、MVNOサービスについて知識が十分でなかったり、実際に利用するとなると不安があったりと、購入まで踏み出せずにいる方は多いのではないだろうか。MMD研究所が、16歳以上のスマートフォンを持っている男女1,670人を対象に「格安スマホに関する意識調査」を実施したところ、格安スマホの存在や名称を知っていると回答した人は90.3%だったのに対し、実際に利用している人の割合は10.9%と、認知度と利用率に大幅な差があることがわかった。また、MMD研究所では格安スマホ購入予定者318人に実施した「格安スマホを購入するにあたって不安な点」の結果では、「乗り換えがめんどくさそう」といった回答が36.8%、「契約がわかりにくそう」が35.5%、「実際に料金が安くなるかわからない」が33.0%、「サポートが良くなさそう」が29.6%となり、手続き面や契約内容において不安を持つ方はやはり多い。こうした格安スマホを購入するにあたって不安を持つ人たちに対し、U-NEXTストアではしっかりとしたサポート体制を用意しているようだが、「実際に格安スマホの契約や乗り換えはどのように行うのだろうか」「初心者でも問題なく手続きが行えるのだろうか」などと疑問に思うかもしれない。そこで今回は、U-NEXTストアで実際に契約を行ってみたので、その詳細をお伝えしていこう。○初心者でも大丈夫! まずは「わからない」を相談してみようU-NEXTストアは、東京メトロ外苑前駅から徒歩3分とアクセスの良い場所にあり、ストアの1階で端末やSIM、アクセサリの販売、2階でU-mobileの契約を行なっている。なお、U-NEXTストアで新規契約を行ないたい場合は「クレジットカード」と「本人確認書類」の2点、乗り換えの場合はこれらに加え「MNP予約番号」をあらかじめ用意しておこう。1階で端末やSIMを選んで2階で手続きを行なうことになるが、そもそも自分のスマートフォンでU-mobileが使用できるのかどうかや、乗り換えるとどれだけお得になるのかなど疑問がある方は、気軽にスタッフに相談してみよう。契約や手続き内容についてもスタッフがわかりやすく説明してくれるので安心だ。契約の際はまず、プラン内容や契約事務手数料、月額料金、SIM利用の注意などが記載された専用のチェックシートに沿ってスタッフがひとつひとつ丁寧に説明してくれるので、どんな契約内容なのか理解しやすい。最低利用期間は通話プランのみ6ヵ月であること(契約するプランによって異なる)や、契約しているデータ量を超えた場合の速度やチャージといった、重要だけどMVNOを初めて利用する人にとっては分かりづらい点も、ここでスタッフが丁寧に教えてくれる。チェックシートすべての説明を受けた後、書類に住所、氏名、電話番号、クレジットカード番号、MNP予約番号など必要事項を記載し契約の申し込みを行なう。ここで記載内容と違いがないか確認するため、本人確認書類を提出する。また、また、U-mobileの月額の支払いはクレジットカードのみとなるため、ここで同時に支払い登録をすることとなる。○契約までの待ち時間は30分~1時間申し込みが終わり、契約事務手数料3,000円(税抜き)を支払ったら、U-mobile側で開通手続きと新しいSIMに電話番号を焼き付ける作業を行なう。契約手続きスタートから開通完了まで、最短で30分、平均で1時間程の待ち時間ができる。その間、2階カウンターの後ろに椅子や雑誌、飲み物などが用意されたスペースを利用するのも良し、カウンターでスタッフから付加サービスの説明を受ける、デモンストレーション用のSIMを使っての端末設定を先に行なうことも可能だ。また、周囲にはマクドナルド、スターバックスコーヒー、Francfrancといった人気の店舗も多いので、時間が来るまで休憩やウインドウショッピングをするという過ごし方もできるだろう。○APN設定の方法もスタッフが分かりやすくサポート新しいSIMまたはスマートフォンが開通した後、キャリアの場合はすぐにスマートフォンを利用できるが、MVNOではインターネットにつなぐためのAPN設定が必要になる。このあたりが多くの人が「格安スマホは敷居が高い」と思ってしまう原因のひとつだろう。加えて、AndroidやiPhoneの初期設定もスマートフォンを使い慣れていない人にとっては難しいかもしれない。こういったスマートフォン側の初期設定は個人情報が関係するため、ショップ側で直接行なうことはできない。しかしU-NEXTストアでは、APN設定を分かりやすくまとめたパンフレット「初期設定かんたんご利用ガイド」を用意しており、スタッフがデモンストレーション機を使って操作方法を説明するなど、初めてのユーザーでも設定できるようサポートを行なっている。マンツーマンによる分かりやすい案内ができるのも実店舗ならではだ。Web上でMVNOを契約する場合、家にいても手軽に契約できる点は便利だが、初期設定を自力で行なわなければいけなかったり、電話番号を引き継ぐMNPの場合は日数がかかってしまうというデメリットがある。しかし、このU-NEXTストアの場合、スマートフォン初心者でもスタッフのサポートを受けながら設定できるのはもちろん、申し込みすぐに契約やSIMの手続きを行なうため開通まで最短で30分と、かなり早く済む。実際、休日や仕事の休み時間を利用してストアを訪れ、契約していくユーザーは多いという。また、キャリアやスマートフォンの販売店に行くとどうしても「契約しないといけないのでは?」とプレッシャーを感じてしまうが、U-NEXTストアでは相談のみの来店も可能。実際に80代の方がストアに5回来店し、スタッフに「スマートフォンはどんな風に便利なのか」「どうやって使うのか」を相談した上で購入を決めたというケースもあるそうだ。「MVNOを使ってみたいけど設定が難しそう」「契約がわかりにくそう」と悩んでいる方は、ゴールデンウィークにU-NEXTストアへ足を運んでみてはどうだろうか。
2015年04月30日日本Shuttleは17日、Intel Core i5搭載の薄型ベアボーンキット「Shuttle DS57U5」および、Celeron搭載の「Shuttle DS57U」を発表した。価格はオープン。店頭予想価格は、Core i5モデルが税込59,800円前後、Celeronモデルが税込24,840円前後。本体サイズW200×D165×H39.5mmとなる約1.3リットル容量のCPU付き小型ファンレスベアボーンキット。従来機「DS47」から引き続き、2枚のベイカバーを取り外すだけで簡単に組込みが行える「2 Doors Assembly Design」やデュアルGigabit対応LANポートを採用する。「Shuttle DS57U5」では、同社初となるCore i5プロセッサを搭載し、4K映像(3,840×2,160ドットもしくは4,096×2,160ドット)の出力も可能。「Shuttle DS57U5」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-5200U(2.2GHz)、メモリスロットがDDR3-1333 / 1600×2基(最大16GB)、ストレージがmSATA×1、グラフィックスがIntel HD Graphics 5500(CPU内蔵)、拡張スロットがMini PCI Express×1(ハーフサイズ×1、無線LANキットで使用済)など。主なインタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LAN×2、HDMI×1、DisplayPort×1、USB 3.0×2、USB 2.0×4など。本体サイズはW39.5×D200×H165mm、重量は1.43kg。対応OSはWindows 7 / 8。正式サポートはしていないがLinux OSも自社で動作を確認している。VESAマウントは75mm/100mmに対応。「Shuttle DS57U」の主な仕様は、「Shuttle DS57U5」の仕様からCPUがIntel Celeron 3205U(1.5GHz)に、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)になるほか、USB 3.0ポートが省かれる。本体サイズや重量は共通。
2015年04月17日「U-22プログラミング・コンテスト」を主催するU-22プログラミング・コンテスト実行委員会は4月1日、22歳以下を対象とした2015年度プログラミング・コンテストの応募要領を公開するとともに、2015年版公式Webサイトをオープンした。同コンテストは、優れた才能を持ったイノベイティブなIT人材の発掘と育成などを目的として、1980年より経済産業省の主催で開催されてきたが、2014年からは同コンテストの主旨に賛同・協賛する企業から構成された「U-22プログラミング・コンテスト実行委員会」が主催している。今回の応募資格は、日本国内に居住する西暦1993年4月2日以降に生まれた方。未発表または2014年9月1日以降に発表したオリジナル作品が審査の対象となる。ジャンルやプログラミング言語は特に問われない。応募作品は、「プロダクト」、「テクノロジー」、「アイデア」の3つの評価カテゴリをもとに審査され、総合的に優れた作品、各評価カテゴリで優れたものに各賞が与えられる。応募受付期間は7月1日~8月17日。受賞者には副賞のほかに、コンピュータソフトウェア協会のスタートアップ支援事業への推薦や、スポンサー企業への会社見学ツアー、インターンシップへの参加権利の授与などの特典が付加されるという。
2015年04月01日Apple Watchの販売がアナウンスされている伊勢丹新宿店に「まもなく登場」の文字が刻まれた白い壁が現れた。壁の内側ではApple Watch販売スペースの工事が行われている。場所は本館正面玄関を入って右、カルティエの隣。このスペースが「Apple Store」となるのか「Apple Watch Store」となるのか店舗名は現時点では不明。27日現在、伊勢丹新宿店のWebサイトに掲載されているフロアガイドでも「工事中」と記されているのみである。伊勢丹新宿店では4月10日よりApple Watchの展示が開始され、試着ができるようになる。
2015年03月27日U-NEXTは、同社が提供するMVNOサービス「U-mobile」において、4月1日から料金の改定や新たなプランの新設、通信容量の増量を行う。通信容量が増量されるのは、データ専用SIMの場合「3GBプラン」で月間5GBまでの高速通信が可能となる。音声通話付きSIMの場合は、「3GBプラン」と「1GBプラン」で通信容量が増量され、「3GBプラン」では月間5GBまで、「1GBプラン」では月間3GBまでの高速通信が可能になる。なお、いずれも月額利用料金は変わらず、データ専用SIMの「3GBプラン」(5GBに増量)は月額税別(以下同)1,480円、音声通話付きの「3GBプラン」(5GBに増量)は月額1,980円、「1GBプラン」(3GBに増量)は、月額1,580円となっている。利用料金を値下げするのは、データ専用SIM、音声通話付きSIMともに「ダブルフィックスプラン」。通信量が1GBを超過した際の値段が、データ専用SIMでは、月額1,680円から900円に、音声通話付きSIMでは、月額2,480円から1,780円に下げられる。新設されるプランは、音声通話付きで通信容量無制限の「LTE使い放題2」。U-mobileではすでに、通信容量無制限の「LTE使い放題」が用意されているが、こちらは6カ月契約で月額2,980円(音声通話付き)なのに対し、「LTE使い放題2」は1年契約で月額2,730円と月額利用料金と契約年数が異なっている。また、「LTE使い放題」はデータ専用SIMでも選択可能だが、「LTE使い放題2」は音声通話付きSIMの場合しか選択できない。そのほか、「LTE使い放題2」を申し込む際に、Androidスマートフォン「Ascend G6」を同時購入すると、「LTE使い放題2」の利用料金が最大6カ月無料になるキャンペーンも実施する。期間は4月1日から9月30日まで。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月26日BSスカパー!では2月14日、シンガポールのジャラン・ベサール・スタジアムで行われるサッカーU-22日本代表とU-23シンガポール代表の国際親善試合を独占生中継する。2016年のリオ五輪を目指すサッカーU-22日本代表にとって、昨年12月に行われたタイ・バングラデシュ遠征に続くシンガポール遠征。今回の試合は2015年の初戦であると共に、3月末から開催されるAFCU-23選手権予選(リオデジャネイロ五輪アジア1次予選)に向けて重要な一戦といえる。チームとしての連携確認はもちろん、個々にとってはレギュラーメンバー選考のためのアピールの場でもある。若きサムライたちがはたしてどのような戦いを見せるのか見逃せない。『サッカー国際親善試合U-22日本代表×U-23シンガポール代表』はBSスカパー!にて2月14日(土曜 18:50~)放送。
2015年02月10日NTTドコモは、25歳以下のユーザーとその家族を対象に、毎月の利用料金を割引くキャンペーン「U25応援特割」を実施する。期間は1月30日から5月31日まで。「U25応援特割」は、25歳以下のユーザーがMNMPを含む新規契約時に「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」「U25応援割」「シェアパック」を契約すると適用されるキャンペーン。キャンペーン適用により、最大1年間、カケホーダイプランの利用料が1,850円割り引かれる。また、「U25応援特割」適用中のユーザーの家族も、MNPを含む新規契約時に「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」「シェアパック」を契約すると、最大1年間、カケホーダイプランの利用料が1350円割り引かれる。なお、キャンペーンの適用を受けるために「シェアパック」は「シェアパック10(小容量)」「シェアパック15(標準)」「シェアパック20(大容量)」「シェアパック30(大容量)」のいずれかの契約が必要となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月23日●今年始まった身近なサービス2014年のスマートフォンを漢字一字で言い表すなら、どんな言葉が当てはまるのか。ライターの海上忍氏に、今年を象徴する一字を選んでもらったところ、「融」を選択、同氏にその理由や所感を記してもらった。○日常生活との融合スマートフォンにとって2014年は、引き続き躍進を遂げた1年だったと言っていい。ここ日本だけ見ても、前年度比20.2ポイント増の49.5%を記録した2012年末のスマートフォン世帯普及率は、2013年末は62.6%とペースこそ落ちたものの増加基調に変わりはない(出典:総務省「通信利用動向調査」)。2014年末の統計資料が発表されるのは来年の6月だが、直近の販売動向を踏まえると、70%を超えるかどうかといった水準だろう。そこまで普及が進めば、スマートフォンが一種の社会インフラとして見なされても不思議はない。実際、2014年はスマートフォンの所有を前提としたサービスが続々登場した1年だった。画面構成と操作性をスマートフォンに最適化したサイトをオープンする企業は増え、AV機器のようにスマートフォンと連係した機能を売りにする製品も珍しくなくなった。今年始まった身近なサービスといえば、テレビの「リモート視聴」が挙げられる。次世代放送サービスに関する技術仕様の策定/普及促進を担う団体「次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)」は2月、自宅のビデオレコーダーやテレビで受信した映像をインターネット経由を介して外部から視聴可能にする「リモート視聴」の規格を公開、間もなく対応製品が発売された。対応AV機器そして通信回線さえあれば、どこにいても録画済番組はもちろん生放送さえ視聴できるのだから、スマートフォンがテレビのあり方を変えた、と言っても言いすぎではない。●スマホの存在は住宅機器にまで○これからも生活を変えうる存在そう、これからもスマートフォンは我々の生活を変えうる存在だ。昨年まではAV機器と自動車だった連係対象は、今年に入ってから住宅機器にまで範囲を広げた。いわゆる「スマートハウス」だ。Googleは今年1月、人工知能を搭載したサーモスタット(自動温度調節器)で知られるNest Labsを買収すると発表。スマートフォンで家庭のエネルギー消費量を監視/管理できる「Google PowerMeter」を2011年に終了、スマートハウス分野は再挑戦という形になるが、32億ドルという巨額の買収費用からはGoogleの意気込みのほどもうかがえる。競合関係にあるAppleは、6月に開催された開発者会議で「HomeKit」を発表している。家のカギや照明器具、サーモスタットなどをiPhoneから遠隔管理するための開発フレームワークであり、PHILIPSやHoneywellなどのメーカーが対応ハードウェアの製造を表明している。GoogleにせよAppleにせよ製品群を展開するには至っていないが、具体的なビジョンを示したという点で2014年が「スマートハウス元年」としてのちに振り返られることになるのかもしれない。以上を踏まえると、2014年のスマートフォンを表す1字は「融」がふさわしい。スマートフォンと他の機器はただ機能的に連係するだけでなく、互いに依存する要素が増えて融合/融和が進行した。AV機器もクルマも住設機器も、スマートフォンの所有を前提に新機能を用意する方向へと進化している。今後「融」が進みさまざまな要素と反応すれば、新たな可能性も生まれてくるのではないだろうか。●スマホとエンドユーザーの組み合わせから見る「融」○通信インフラとの融和前項で取りあげた「融」は、スマートフォンと他の機器という関係から捉えたものだが、スマートフォンとエンドユーザという関係からも「融」(この場合は「なめらかにする」という意味合い)を見ることができる。多くのエンドユーザがスマートフォンをもの珍しさでイジり回す段階を卒業し、より高度に使いこなす段階へと移行しつつあるとすれば、2014年という年に起こった出来事のうち何が重要だったかが見えてくるはずだ。その筆頭に挙げられるのは「SIMフリー」への動きだろう。これまでも一部携帯電話会社はSIMフリーに積極的な方針を打ち出し、ユーザからの求めに応じてSIMロック解除を受け付けてきたが、総務省は12月にSIMロック解除に関する新ガイドラインを発表(以下、改正ガイドライン)。実施は来年5月以降となるものの、SIMロック解除が義務付けられることになった。SIMロック解除とSIMフリーは似て非なる制度だが、SIMロック解除が当然のこととなれば、最初からSIMフリーの状態で販売される端末が増えるのは時間の問題となる。特にエントリークラスの端末は、価格の低さから携帯電話会社による購入支援を期待するまでもなく、量販店や通販サイトでの販売が増えていくはず。MVNOサービス会社も増えて利用しやすくなり、スマートフォンの裾野はさらに広がることだろう。そうなれば、いよいよスマートフォンが「インフラ」に近づくこととなる。かつて固定電話は高い世帯普及率を誇り、テレビ同様に家庭と社会をつなぐ役割を担ってきたが、高機能で場所を選ばず利用できるスマートフォンのほうがより多くの可能性がある。携帯電話会社はフィーチャーフォン時代に築いたビジネスモデルを見直さざるをえないが、「インフラ」であることを生かせばまた別の道があるはず。そのひとつが「スマートハウス」であり、2014年はスマートフォンのインフラ化が本格化した年として記憶されるかもしれない。
2014年12月31日●拡大2014年のスマートフォンを漢字一字で言い表すなら、どんな言葉が当てはまるのか。ここではライターの笠井美史乃氏に、今年を象徴する一字を選んでもらい、その理由や所感などを記してもらった。***使いたいと思っていた人にはおおよそ行き渡り、その先のシェアの奪い合いや収益体制づくりに取り掛かった矢先にMVNOが台頭してきた、というのが2014年のスマートフォン業界をざっくり振り返った印象だが、だいたい合っているだろうか。言葉にするなら「混」とか「乱」ということになろうが、毎年何かしら混乱はしている気がするので、少し視点を変え、個人的な観測範囲(=iPhone中心)から見直してみた。浮かんできたのは「拡」という言葉だ。多少ムリもあるかと思うが、まあ大喜利ということで。○拡大iPhoneの画面が大きくなった。これまで使っていたiPhone 5から6に乗り換え、4インチから4.7インチへの拡大だ。iPhone 4Sから5に換えた際も画面の大型化を経験したが、振り返ってみると今回はその時ほどの新鮮さはなかったように思う。二度目だから最初の時ほど新鮮味がないということを差し引いても、4Sから5の時に感じた使い勝手の向上ぶりが、今回はイマイチ感じられなかったのだ。あの時は画面のほんのすこしの大きさの違いで、コンテンツの見え方がこんなに異なるものかと驚いたものだ。メールや各種ドキュメントなど、ビジネス向けの用途にももっと活用してみようという思いにもなった。考えてみると、あの時は画面の縦横比が変わったことで、キーボードやメニューバーなどの大きさは変えないまま、コンテンツを表示させるエリアが広がったのだった。5から6では比率は維持されているので、並ぶアイコンの数が増えたりはしているが、使えるスペースが広がったという印象はあまりない。本当にこのサイズが必要だったのか、値上がり分の価値と釣り合いが取れているのか。時流に乗った対応を嫌がる天邪鬼なアップルファンも多かろう。利点を挙げれば、キーボードが大きくなったので多少誤タッチが減少したことや、拡大表示モードが利用できるようになったことがある。解像度も高くなったので、iPhone 5では読みにくかった電子書籍も6では実用的なものになった。「大きくなった」という物理的な変化に伴う向上はあったわけだ。iPhone 6 Plusであれば、もっと大きな変化を体感できたかもしれないが、昨年使い始めたiPad miniがかなり良い働きをしてくれているので、わざわざその役割を奪うようなものを導入することもないと考えて敬遠した。が、今にして思えばiPhoneとiPadを足して二で割ったデバイスとして6 Plusという選択肢もアリだった。固定電話の受話器から発生した携帯電話の形状は、もはや「電話」というものに対して抱く先入観でしかない。普段はほとんど電話として使っていないくせに、選ぶ時だけ「電話」として見てしまうのは今回で最後にしようと思う。●拡張○拡張AppleはiOS 8において、サードパーティ製アプリにキーボード/ウィジェット/iCloudドライブへのアクセスを許可した。6月に行われたWWWCでティム・クックが「これまでで最もジャイアントなリリース」という言葉で表した、開発者に向けた自由度の拡張だ。実際にiOS 8がリリースされると、満を持してというべきか、期待されていた日本語キーボードが登場し、ウィジェットアプリやiCloudドライブ対応へのアップデートも増えていった。だが、個人的には今のところこれらの新しいアプリを十分に活用できていないと感じている。Androidと比べて、キーボードは純正のみ、通知センターは使えるがウィジェット的な役割は一部のApple公式アプリのみ、ファイルの扱いが不自由……というのがiOSの枷になっていた部分であることは確かで、筆者も両方使ってみてそれを実感していた。だが、無ければ無いなりにやりくりするのが人間というもの。ユーザー辞書をコツコツ育てたり、通知センターを使ったランチャーや外部のクラウドストレージ対応のアプリを組み合わせるなどで、それなりに必要な作業をこなせるような環境になっていた。ここへ来てそれらの迂回を経ずとも出来ることが増えたわけだが、後付けされた新機能というのはなかなか身に付かないものだ。ウィジェットを登録したアプリも存在を忘れてホーム画面から起動したり、長年使い込んだキーボードの使い勝手と微妙に違うところで小さなストレスになったりして、せっかく導入してもあまり使わずに元に戻ってしまう。クラウドに至ってはこれまでの資産を移動する手間を惜しんで未だに試すこともしていない。今年のジャイアントな拡張による効果は、今の段階では判断しかねる状態だ。もし、使い方が固定されるiOS 5や6あたりの段階でこれらを開放してくれていたなら、もっと慣れることができたのだろうか。あるいは、ここまで来たらむしろ解放せずに不可侵を貫いた方が良かったのだろうか。●拡充○拡充今年9月、iPhoneのSIMフリー端末が日本のApple Storeで公式に販売開始されたことで、発売日に店頭で大きな混乱が起きた。ずいぶん前のようにも思えるが、わずか3カ月前だ。しかしこの3カ月で、スマートフォン市場におけるMVNOの存在感が急速に増した。OCNとかBIGLOBEとかIIJとかいう名前が並ぶのを見ると、10年くらい前のブロードバンド普及期に見られたプロバイダ戦争を思い出す。あの時ほどの強引さはないにせよ、今回もヤフーがひと役買っているところになんとなく既視感を覚えたりもする。筆者の身近でも、長年iPhoneを使っていた人が通信料節約のために夫婦そろってSIMロックフリーアンドロイド+MVNOに乗り換えた。手続きから10日経ってもSIMが届かないというから、申し込みの混雑ぶりが伺える。スマートフォンを使いながらも料金に不満を持っていた人がいかに多かったかが露呈した格好だ。日本国内ではこれまでメジャーでなかったブランドのスマートフォンが、機能・スペックという従来の基準以外の理由で売れていることも、これからのキャリアの方向性に影響を与えるだろう。料金の問題よりも、今のキャリアへの不信感を理由にSIMロックフリーのiPhoneを購入し、データ専用SIMを購入して使っている人もいる。販売店の不要なオプションサービス攻勢や、音声通話に有利なプランの押し付けなど、とても利用者のためを思って行っているとは思えない。政策でなく政局のための政治に巻き込まれているようなものだ。MVNOはしがらみから脱却して気持ち良くスマートフォンを使いたい人の選択肢にもなっている。また量販店の店先では、SIMを購入し説明書を見ながら自分のスマートフォンに入れている外国人旅行客の姿をよく目にするようになった。逆に日本から海外に行く機会が多い人にとっても、日本国内でSIMフリー端末が入手しやすく事業者の選択肢も多いことは歓迎すべきことだ。MVNOの増加がもたらした利用形態の拡充が、多くの人の不満を解消し、利便性を向上させる。サービス内容の拡充については課題があろうが、スマートフォン市場の規模全体を拡げる動きにつながるだろう。「拡大」「拡張」「拡充」ということで、2014年のスマートフォン(主にiPhoneまわり)を「拡」という文字で振り返ってみた。昨年の今頃、この状態を予想できなかったように、きっと来年の今頃もまったく予想できない状態になっているのだろう。とにかく、手元にある端末を適正な料金で無事に使い続けていられることを願いたい。まずはよいお年を。
2014年12月29日タイププロジェクトは、1万5525字で78言語に対応した新製品「AXIS Font ProN (プロエヌ)」を発売した。同製品は、9354字を収録していた既存のAXIS Font Std(スタンダード)を1万5,525字に拡張し、日本語をはじめとする78言語に対応した欧文書体(イタリック体を含む)を包含したもの。AXIS Font Stdは明るくモダンなデザイン特性を持ち、7種類の太さ(ウエイト)と3種類の字幅(ベーシック、コンデンス、コンプレス)を組み合わせたファミリー構成のフォント。2003年にはAXIS Fontベーシックが、2008年には長体のコンデンス、コンプレスがグッドデザイン賞を受賞した。今回の「AXIS Font ProN」は、正体のAXIS Fontベーシック、長体のコンデンス、および超長体のコンプレスからなる、3種類の字幅(それぞれ1万5525字収録)で提供され、AXIS Fontベーシックでは7ウエイト、コンデンスでは6ウエイト、コンプレスでは5ウエイトからなる文字の太さのバリエーションにより、多彩な表現が可能となっている。特にAXIS Fontコンデンス、およびコンプレスは、タブレットやナビゲーションシステムなど、小さな画面に多くの情報を表示するデバイスに適しており、同製品により、印刷物やWebデザインでの使用はもとより、世界市場に向けたデバイスなどへの組み込みの要望に、より広く対応できるようになるとのことだ。また、同製品の提供形態はダウンロード版、CD-ROM版(セットのみ)、Webフォントの3種を展開。販売価格は1ウエイト(ダウンロード版のみ)が2万5,000円、ベーシック 7ウエイトセット(UL/EL/L/R/M/B/H)がダウンロード版15万7,500円・CD-ROM版:16万500円。コンデンス 6ウエイトセット (UL/EL/L/R/M/B)がダウンロード版13万5,000円・CD-ROM版13万8,000円、コンプレス 5ウエイトセット(UL/EL/L/R/M)がダウンロード版11万2,500円・CD-ROM版11万5,500円、18フォントセット(ベーシック+コンデンス+コンプレス)がダウンロード版37万円・CD-ROM版37万3,000円。AXIS Font Std登録ユーザーのアップグレード価格は1ウエイトあたり8,000円となっている。販売はタイププロジェクト オンラインショップもしくはアクシスWebページ、Monotype Webページにて。なお、対応言語は日本語と英語のほか、アイスランド語、アイルランド語、アス語、アフリカーンス語、アルバニア語、イタリア語、インドネシア語、ヴンジョ語、ウェールズ語、エストニア語、エンブ語、オック語、オランダ語、オロモ語、カーボベルデ・クレオール語、ガリシア語、カタロニア語、カレンジン語、カ ンバ語、キクユ語、グシイ語、グリーンランド語)、コーンウォール語、コンゴ・スワヒリ語、サンゴ語、サンバー語、サンブル語、ショナ語、ズールー語、スイスドイツ語、スウェーデン語、ス コットランド・ゲール語、スペイン語、スワヒリ語、セナ語、ソガ語、ソマリ語、タイタ語、チガ語 、ツワナ語、テソ語、デンマーク語、ドイツ語、トンガ語、ニャンコレ語、ノルウェー語ブークモールおよびニーノシュク、バスク語、ハワイ語、フィリピノ語、フィンランド語、フェロー語、 ブラジル・ポルトガル語、フランス語、ブルトン語、ベナ語、ベンバ語、ポルトガル語、マコンデ語 、マダガスカル語、マチャメ語、マレー語、マン島語、メル語、モーリシャス・クレオール語、ラテン語、ルオ語、ルクセンブルク語、ルヒヤ語、ルワンダ語、ルワ語、ルンディ語、レト・ロマンス語 、ロマンシュ語、ロンボ語、ワロン語、北ンデベレ語といった計78言語となっている。
2014年12月03日U-NEXTは12日、同社運営の映像配信サービス「U-NEXT」のビデオ見放題サービス会員向けに雑誌読み放題サービスの提供を開始した。現行の月額利用料1,990円で対象雑誌の最新号が読み放題となる。雑誌読み放題サービスの対象雑誌は、サービス開始時点で全49誌。ニュース・週刊誌、ビジネス・マネー、パソコン・モバイル、ファッション、結婚・子育て、スポーツなど様々な分野の雑誌の最新号が読み放題となる。同サービスの対象デバイスはPC、スマートフォン、タブレット。スマートフォン、タブレットで使用する場合は「BookPlace Reader」アプリをインストール後、U-NEXTのログインIDでサインインする必要がある。以後、読みたい雑誌の書影をタップすることで、ダウンロードが行われ、閲覧できるようになる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月13日ノバックは、木目フローリング模様のマットと、水を温めるボイラーがセットになった「らくらく床暖 3畳タイプ」(NV-ODC004W)を、11月7日に発売する。工事は不要で、電気カーペットのように使えるのが特徴。価格は69,800円。NV-ODC004Wは、ボイラーが水を温めて(ボイラー内に給水)、2本のホースでマット内に循環させる温水式の床暖房キットだ。他の暖房器具と比較して、室内が乾燥しにくい、ほこりが舞いにくい、燃焼がないので室内の空気が汚れにくいといった利点を持つ。マットは3畳~4畳用で、材質は塩化ビニール、大きさは約180×240cm、厚さは2cm、重量は11.24kg。裏面にはすべり止め加工を施している。ボイラー内の水温調整は、最大で70度、おやすみモードで36度(マット表面の温度ではない)。消費電力は430Wで、1日8時間使用した場合の電気代は約10円/日。ボイラーは電気用品安全法のPSEマークを取得している。
2014年11月04日スマートフォンの料金を節約できる格安SIMサービス話題となっている。各社が特徴のあるサービスを展開する中、国内最大規模の映像配信サービスを提供するU-NEXTは、動画コンテンツとの連携や低価格かつ多様な料金プランなどを武器にした格安SIMサービス「U-mobile」を提供している。映像配信サービスの企業というイメージの強い同社が提供するU-mobileはどのような特徴を持ったサービスなのだろうか? 取締役 通信事業担当の二宮康真氏に話を聞いてきた。○固定回線・無線通信・コンテンツ配信の3つを提供U-NEXTは、USENから独立したコンテンツ配信サービス企業。映像コンテンツや書籍の配信、スマートフォン向けのUSENサービスの提供だけでなく、USEN時代より個人向け光回線の販売代理店事業を行っている。こうしたコンテンツ配信と固定回線販売のビジネスに加え、モバイル事業も展開。同事業において、固定回線と無線通信、そして独自コンテンツの融合を目指し開始したサービスが「U-mobile」だ。「通信業界において、LTEによる高速通信の普及により、一定数のユーザーが固定回線から無線通信に移行するという流れを、モバイル事業開始時より想定していた」という二宮氏。同氏は、外出先ではモバイル通信、自宅では固定回線、そしてそこにコンテンツサービスをワンストップで提供する、といったビジネスモデルを描いていたという。このような狙いをカタチにすべく誕生したのがU-mobileだ。同サービスは、通信業界におけるLCC(Low-Cost Carrier)サービスとされ、実店舗「U-NEXTストア」をオープンしたり、人気アイドルの橋本環奈をイメージキャラクターに採用し、積極的なプロモーションを行うなど、他の格安SIMサービスにはない独自のサービス展開をしている。現在U-mobileでは、データ通信専用SIM「U-mobile データ専用」、データ通信に加え音声通話が利用できるSIM「U-mobile通話プラス」、音声通話機能付SIMとスマートフォンがセットになった「スマートフォンセット」という3種類のプランを用意。なお料金プランは、11月1日に刷新される。新たなラインナップとして、通信速度制限を設けずに高速データ通信LTEが使い放題の「LTE使い放題プラン」を提供。同プランの利用料は「U-mobile データ専用」の場合は月額2,480円(税抜)、「U-mobile 通話プラス」の場合は月額2,980円(税抜)。なお、これまで提供していた5GB/7GBプランは廃止され、両プランの利用者はLTE使い放題プランに自動移行される。LTE使い放題プランのほか、「U-mobile データ専用」では、月額790円(以下、価格はすべて税抜)の1GBプラン、月額1,480円の3GBプラン、月間の通信料が1GB以下で月額680円、1GB超で月額1,680円の「ダブルフィックスプラン」が用意される。「U-mobile 通話プラス」では、月額1,580円の1GBプラン、月額1,980円の3GBプラン、月間の通信料が1GB以下で月額1,480円、1GB超で月額2,480円の「ダブルフィックスプラン」が提供される。二宮氏はこれらの利用料により、ユーザーが毎月のランニングコストが抑えられる点を、同サービスのメリットとして挙げる。既存キャリアと同じデータ容量が使えるプランであってもキャリアの月額料金より安く設定されており、これに加えて、NTTドコモの回線を使うことで一定の品質を確保しているというのがU-mobileのメリットだ。さらに、前述のU-NEXTがこれまで提供していた固定通信やコンテンツ配信との連携という付加価値を提供していく考えだ。○低価格・高品質な音声通話を実現U-mobileは、データ通信専用と音声通話対応 の2種類のSIMを提供しているが、音声プランへの加入はMNP(携帯電話番号ポータビリティ)での転入に対応している。「MNPでU-mobileの音声プランへ転入するユーザーが予想以上に多く、正直驚いた」と広報部 部長の吉本氏。MNPが伸びた背景には、LINEやFacebook、TwitterといったSNSの普及により、キャリアメールがこれまでよりも重要視されなくなっている点が挙げられる。特定のキャリアに縛られる必要がなく、気軽にMVNOに移行できる環境が整ってきたことが追い風になっているとのことだ。ほかの理由としては、音声通話をそれほど使わないユーザーが、ドコモの音声定額の開始などで月額料金が増加してしまうことを嫌ったためと二宮氏はみている。そこまで音声を利用することはないが、着信用に電話番号は残したいというユーザーが予想以上に多くいたようだ。この動きを受け、同社ではU-mobile 通話プラス利用者向け音声通話アプリ「U-CALL」の提供を10月1日より開始。アプリは無料でダウンロードでき、アプリ経由で発信すると、通話料が通常30秒20円(税抜き)の半額である30秒10円(不課税)になる。仕組みとしては、アプリが発信時にプレフィックスを自動付与し、携帯回線を使い低価格で音声通話ができるというものだ。従来の050IP電話とは異なり、090/080/070から発信することができ、通常の携帯回線と同等の音質で利用できる。「必要なときに音声通話を気軽に使ってもらえるように」(二宮氏)という考から同アプリを用意したそうだ。今後さらにSIMフリー端末のラインナップが増え、MVNOが市場全体の10%程度まで伸びると二宮氏は見ている。その中で、シェアを獲得するために、今後もU-mobileサービスにおいて、新たな料金プランやサービスを提供していく考えだ。○オフィシャルストアの展開で対面での販売を促進U-mobileサービスの拡充だけでなく、同社では初めて実店舗の「U-NEXTストア」を10月1日東京・南青山にオープン。店舗では、U-mobileをはじめ映像・書籍配信サービス「U-NEXT」など同社のサービスを実際に体験・購入でき、サービスについての説明をじっくり聞くことができるようになっている。MVNOに詳しいユーザーだけでなく、最近はスマートフォン初心者層も低価格でスマートフォンを利用できる格安SIMサービスに興味を持っている―― そういった人々を意識し、「親しみやすさと分かりやすさ」を重視。「店舗では、どんな端末があるが、どんなサービスがあるか、実際の料金はどうなるのかなどを対面で確認できるため、初心者層でも安心して契約できるようにしている」と二宮氏は自信を見せる。「今後、東名阪などの主要都市にもU-NEXTストアを設置し、さらに家電量販店内のブースも拡充していく。携帯ショップにも製品を置いてもらえるようにしていきたい」と二宮氏。対面での販売をさらに拡大していくという。ちなみにU-NEXTストアでは、Apple StoreでSIMフリーiPhoneを購入して、そのままストアでSIMを買っていくユーザーもいるそうだ。○今後も進化し続けるモバイル事業今後のサービス展開としては、NTT東西の光回線「光コラボレーション」を活用し、固定と携帯を併用することでのセット割引を提供したいと二宮氏は説明する。現在は、NTTの代理店として回線を販売しているが、これを自社のサービスとして提供する。今でも、NTTのBフレッツのISPサービスを提供し、その契約者がU-mobileを契約すると割り引く「疑似的な光コラボレーション」を用意しているが、光コラボレーションによって本格的な固定回線と無線通信の融合を実現したい考えだ。これに加え、同社の強みであるコンテンツ配信との連携を強化していきたいという。現在、U-mobile通話プラスの契約者にはU-NEXTで利用できる600ポイントが毎月付与され、映像コンテンツを視聴できるようになっている。こうして映像を見たユーザーが月額課金プランに移行する例も多いそうで、携帯と固定、サービスを契約したユーザーをさらに割り引く、といったプランも検討していき、通信サービスだけではないMVNO事業者を目指すという。そのほか、「外出先での通信をカバーする公衆無線LANサービスとの連携や、月間のデータ容量の拡大、音声サービスとしてのVoLTE対応など、順次サービスを拡大していきたい」(二宮氏)と今後の展望を明らかにした。U-mobileは、これまで培ってきた固定回線事業とコンテンツ配信事業を組み合わせ、新しい市場を構築していくことを目標とする。今後も進化し続ける同社のサービスから、目が離せなくなりそうだ。
2014年10月31日U-NEXTは31日、同社提供のSIMサービス「U-mobile」の新ラインナップに、LTE通信が使い放題の「LTE 使い放題プラン」を加えると発表した。11月1日より提供する。月額利用料はデータ通信のみのプラン「データ専用」が2,480円、音声通話も可能な「通話プラス」が2,980円。U-mobileは、NTTドコモのLTEに対応した通信サービス。下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsの速度で通信が可能。同サービスに11月1日より、通信速度の制限を設けずにLTEが使い放題となる新プラン「LTE 使い放題プラン」が登場する。これにともない、従来の5GB/7GBプランは廃止となり、両プランの契約者は新プランへ自動移行する。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月31日日本ユニシスとユニアデックスは、日本ユニシスグループが提供しているクラウドサービス基盤「U-Cloud IaaS」のサービスメニュー体系を見直し、新たに「U-Cloud IaaS Select(選べるクラウド)」の提供を11月4日から開始する。同サービスは、「U-Cloud IaaS」においては均一だったサービスレベルにバリエーションを持たせ、サービスレベル指向型の選べるクラウドに刷新した。新たなサービスメニューのラインアップは、サービスレベル別に「Premium」、「Standard」、「Economy」の3シリーズとなっている。「Premiumシリーズ」はクラウド上に専有環境もしくは一部専有環境を構築することにより自由度の高いクラウドサービスを実現。最上位のサービスレベルで、顧客の個別要求を受けることができ、ホスティングサービスをクラウド上で実現するイメージとなる。クラウド上に構築するシステムは、「専有基幹系システム」を想定している。「Standardシリーズ」は、これまでの「U-Cloud IaaS」を継承した標準的なクラウドサービス。中位のサービスレベルで、幅広い業種・業態に適用可能。ネットワークやサーバー、ストレージなどのリソースを共有するため、計画停止などの一定の制約を受け、構築するシステムは「基幹系システム」を想定している。なお、「U-Cloud IaaS」と互換性を持つ。「Economyシリーズ」は、クラウド環境の運用(構築・監視・操作)を最低限に絞り込むことで、低価格での提供を実現した。構築するシステムは、「開発系システム」や「Webサイト」を想定している。
2014年10月31日●通話料が半額になる通話アプリ「U-CALL」とは?U-NEXTは10月1日、格安SIMサービス「U-mobile」の通話料を半額にするAndroidアプリ「U-CALL」の提供を開始した。音声通話SIM「U-mobile 通話プラス」専用の通話アプリ。アプリから通話発信することで、従来の通話料20円/30秒(税抜)の半額となる10円/30秒(不課税)で電話をかけることが可能だ。本稿では、「U-CALL」を実際に利用し、使いやすさや音声品質、どのくらい通話料を節約できるのかを試してみたので詳しく紹介しよう。スマートフォン向けの格安通話サービスは数多くあるが、「U-CALL」はU-mobileの音声通話SIMのユーザーであれば、専用アプリをダウンロードするだけで、設定や登録などの手間なく簡単に利用できるのが特長。また、スマートフォンの090/080/070番号をそのまま利用できるほか、050IP電話アプリと比べて音声品質が良いことなども特長となっている。○通話料をさらに節約できる通話アプリ「U-CALL」主要キャリアでは、通話定額プランを盛り込んだ新料金プランを相次いで導入してはいるが、従来の料金プランと同様に月額料金は高止まりしたままとなっている。そんな中、スマートフォンの料金を節約したい人から注目を集めているのが、「U-mobile」をはじめとする格安SIMサービスだ。「U-mobile」では、データ通信専用の「U-mobile データ専用」、音声通話に対応した「U-mobile 通話プラス」という2種類のSIMサービスを提供。U-mobile 通話プラスは、データ通信に加えて、090/080/070番号を使った音声通話も利用でき、キャリアのスマートフォンとほぼ同様に使用することが可能。また、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)にも対応し、キャリアで使っている電話番号のまま乗り換えることもできる。「U-mobile 通話プラス」の料金プランは、1ヶ月間で利用できる高速通信のデータ量に応じて、5種類が用意されており、たとえば、月間1GBプランの場合、音声通話基本使用料を含めた月額料金は1,580円(税抜)となる。月間3GBの場合は月額1,980円、5GBプランは月額3,380円、7GBプランは月額4,580円(いずれも税抜)。また、月間3GBまでを利用できる2段階定額制の「ダブルフィックスプラン」では、月間の通信量が1GB以下で月額1,660円、1GB超で月額2,960円(いずれも税抜)。主要キャリアの新料金プランでは、月間2GBまで利用できる最安のプランでも合計の月額料金が6,500円(税抜)となっているため、「U-mobile 通話プラス」がいかにリーズナブルかお分かりいただけるだろう。なお、「U-mobile 通話プラス」の通話料は定額制ではなく従量課金制となり、通話するごとに20円/30秒(税抜)の通話料がかかる。Androidスマートフォン向け通話アプリ「U-CALL」は、このU-mobile 通話プラスの通話料20円/30秒をさらに節約できるものとなり、アプリから通話発信すれば半額の10円/30秒(不課税)という通話料で電話をかけることが可能。なお、「U-CALL」は先述のように、「U-mobile 通話プラス」専用のアプリのため、「U-mobile データ専用」のSIMカードや他社のSIMカードでは利用できない。対応OSはAndroid 4.0以降で、Google Playより無料でダウンロード可能。なお、iOS向けアプリも近日中に公開予定だという。「U-mobile 通話プラス」のSIMカードを利用しているユーザーであれば、「U-CALL」をダウンロードするだけで、すぐにアプリから通話発信することが可能で、設定や登録手続きなどは不要。また、通話サービスの月額料金も無料となっている。「U-CALL」は、通常の電話回線を利用した通話となり、050IP電話アプリのようにデータ通信を利用しないため、通話品質が良く、音声の遅延が少ない。さらに、IP電話アプリの場合は050番号を利用するため、相手にも050番号が通知される。しかし、「U-CALL」では、090/080/070番号をそのまま使って通話できるため、電話をかけた相手側のスマートフォンや携帯電話での番号通知は通常発信の場合と同じだ。ただし、固定電話宛の通話のみ、非通知となる。そのほか、「U-CALL」は国際電話にも対応している。料金はアメリカ宛が10円/30秒、韓国宛が12.5円/30秒、中国宛が15円/30秒など、一部の国を除いて、割安な通話料で国際電話を利用することが可能だ(すべて不課税)。各国宛の通話料は、U-mobileのWebサイトで確認することができる。●「U-CALL」を実際に試してみた○「U-CALL」を実際に試してみた「U-mobile 通話プラス」のSIMカードを装着したAndroidスマートフォンを使用し、実際に「U-CALL」を試してみたので、使用感などをお伝えしよう。前述の通り、「U-CALL」はGoogle Playからアプリをダウンロードするだけで利用でき、面倒な設定や登録手続きなどは一切不要だ。一般的な格安通話サービスの場合、登録手続きが必ず必要となるため、これはU-mobile専用の格安通話サービスならではのメリットと言えるだろう。「U-CALL」では、ダイヤルパッドで電話番号を直接入力して発信できるほか、端末の連絡先や通話履歴から電話番号を選択して発信することも可能。発信時には、「U-CALL」で発信するか、通常発信するかを選択でき、「U-CALL」を選択すると通話料が10円/30秒(不課税)となる。なお、固定電話宛に発信した場合は番号非通知となるため、番号を通知して固定電話にかけたい場合は、通常発信を選択すればいいだろう。「U-CALL」での通話だけでなく、通常発信も含めて、すべての通話機能をこの「U-CALL」から利用できるようになっている。また、電話をかけた相手のスマートフォンや携帯電話には、090/080/070番号が着信時に通知されるため、IP電話アプリのように050番号が通知されて、相手を戸惑わせてしまうことがない。そのほか、相手からの折り返しの電話には、標準の電話アプリで応答することができる。筆者が実際にアプリを使って通話してみたところ、音声品質も良好で遅延を感じることもなく、通常発信との違いはとくに感じなかった。このように、番号通知と通話品質については普段と何ら変わりなく、通話料だけを半額に節約できるのがこのアプリの特長と言える。通話料を含めた月額料金をシミュレーションしてみると、たとえば、「U-mobile 通話プラス」の月間3GBのプランで、月間100分の通話を「U-CALL」から利用した場合であっても、合計月額料金は4,138円(税込)となる。月間100分というと、通話時間としてはかなり多いため、実際にはこれを下回る人がほとんどだろう。一方、主要キャリアの新料金プランを見てみると、最安である月間2GBのプランを契約している場合でも、合計月額料金は7,020円(税込)となる。国内通話が定額のため、どれだけ通話しても通話料はかからないが、それでもU-mobileと比べると、相当割高に感じられる。キャリアの通話定額プランが自分には合わないと感じている人や、スマートフォンの月額料金を節約したい人にとって、「U-mobile 通話プラス」と「U-CALL」という組み合わせは、かなり魅力的で有力な選択肢だと言えるのではないだろうか。***本稿でも紹介した通り、「U-mobile 通話プラス」で通話アプリの「U-CALL」を利用すれば、通話料を通常の半額である10円/30秒(不課税)にすることが可能で、スマートフォンの月額料金を大幅に節約することができる。通話品質と番号通知については、通常発信とほとんど変わらないため、ビジネスシーンでも問題ないレベルの通話品質と利便性を確保しながら、通話料を節約できる。キャリアのスマートフォンが高額だと感じている人や、格安SIMを使ってみたいが、どれを選べばよいかわからないという人は、まず、U-mobileをチェックしてみてはいかがだろうか。
2014年10月29日JR東海は17日、全国新幹線鉄道整備法第9条にもとづき、認可申請を行った中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その1)について、国土交通大臣から認可を受けたと発表した。同社は今年8月26日に認可申請を行っており、「今回は工事実施計画(その1)として、隧道、橋梁、停車場等の土木建造物を中心に申請」するとしていた。中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その1)の工事費は4兆158億円。電灯・電力線路や車両など開業設備については、工事内容が確定した段階で工事実施計画(その2)として申請する予定で、現時点の見込み額を合算した総工事費は5兆5,235億円とされた。線路延長は285.6kmで、うち約86%にあたる246.6kmがトンネルに。品川駅・名古屋駅は併設とされ、中間駅として4駅(神奈川県相模原市緑区橋本、山梨県甲府市大津町字入田、長野県飯田市上郷飯沼、岐阜県中津川市千旦林字坂本)を新設。神奈川県相模原市緑区鳥屋に「関東車両基地(仮称)」、岐阜県中津川市千旦林に「中部総合車両基地(仮称)」が新設される。完成予定時期は2027年とのこと。工事実施計画(その1)が認可されたことを受け、「日本の大動脈輸送の二重系化を実現するプロジェクトがいよいよ建設の段階に入っていきます」「関係者のご理解やご協力をいただきながら、安全と環境、地域との連携を重視して、早期実現に向けて取り組んでまいります」とJR東海。工事を着実に推進するため、中央新幹線推進本部中央新幹線建設部内に、長野県、岐阜県、愛知県の用地取得、協議、工事などを統括する「名古屋建設部」と、沿線各都県の工事管理などを行う「中央新幹線工事事務所」の新設も発表している。
2014年10月17日「U-22プログラミング・コンテスト」を主催するU-22プログラミング・コンテスト実行委員会は10月6日、10月5日に秋葉原UDXで行われた同コンテストの最終審査会において、入選作品20作品に関する各賞受賞を決定したと発表した。同コンテストは、「日本のプログラミング学習熱を高めよう」をコンセプトに、自らプログラミングを学び、日本の未来を創る若者を応援するために開催される、歴史あるプログラミング・コンテスト。同コンテストは、これまで34年間にわたり「U-20プログラミング・コンテスト」として経済産業省主催で開催されていたが、今年度から応募対象者をU-20(20歳以下)からU-22(22歳以下)に拡大し、「U-22プログラミング・コンテスト実行委員会」が主催として開催されることになった。各賞の受賞者は以下のとおり。経済産業大臣賞経済産業省商務情報政策局長賞スポンサー企業賞/サイボウズ賞スポンサー企業賞/オービックビジネスコンサルタント賞スポンサー企業賞/首都圏コンピュータ技術者賞スポンサー企業賞/usefule賞(日本事務器)スポンサー企業賞/日本マイクロソフト賞スポンサー企業賞/ハンズラボ賞スポンサー企業賞/豆蔵ホールディングス賞CSAJ会長賞モバイル賞
2014年10月07日U-NEXTは1日、同社が提供するモバイル通信サービス「U-mobile」の通話料が半額になるAndroidアプリ「U-CALL」の提供を開始した。アプリの価格は無料。対応OSはAndroid 4.0以上。iOS版については近日中に公開するとしている。「U-CALL」は、「U-mobile 通話プラス」ユーザー専用のAndroidアプリ。同社が提供するモバイル通信サービス「U-mobile 通話プラス」において、30秒で20円かかる通話料が、同アプリを介することで、30秒で10円になる。090/080/070から発信することができ、従来の050IP電話よりも通話品質が高いとしている。また、国際通話にも対応。米国では30秒あたり10円、韓国では30秒あたり12.5円、中国では30秒あたり15円となっている。その他の地域の通話料金は同社ホームページから確認できる。使用方法は、アプリをダウンロードして発信するだけ。アプリ自体は無料で月額料金などは不要となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月02日U-NEXTは、格安SIMサービスとして今話題のU-mobileをはじめ映像・書籍配信サービス「U-NEXT」など同社のサービスを実際に体験・購入できる場として、「U-NEXT ストア」を10月1日、南青山にオープンする。今回は、一足お先にこのU-NEXT ストアへ行ってみたので、その内容を紹介しよう。○U-NEXTのサービスが体験できるストアU-NEXTによると、このU-NEXT ストアは同社のサービスを広く知ってもらうための「体験できる店舗」としてオープンしたとのこと。1階がサービス体験コーナーとショールーム、2階が契約カウンターという構成になっているので、キャリアのショップにありがちな「契約しないといけない」というプレッシャーや入りづらさはない。ショッピングなどのついでに気軽にのぞいてみることができる造りだ。ストア1階ではU-mobileで利用できるスマートフォンが展示されており、どんな機種が使えるのか確認した上でSIMカードとあわせて購入できるようになっている。巷で話題のiPhone 6(SIMフリー版)やfreetel、StarQの最新機種も店頭でのみ購入可能だ。また、店内にはフィーチャーフォンやポケットWi-Fiもあり、音声通話のみやデータ通信のみで使いたい、というニーズにも対応している。格安SIMを使ってみたいけれどどんな機種が利用できるのか悩む方も多いかと思うが、U-NEXT ストアなら様々な機種を比較しつつ、自身のニーズに合ったものを選択できるだろう。○U-NEXTの配信サービスを体験してみようスマートフォンなどの実機だけでなく、U-NEXTの配信サービス「U-NEXT」と「スマホで USEN」を実際にスマートフォンで体験できるのもU-NEXT ストアの大きな特徴だ。「U-NEXT」はタブレットやPC、インターネット対応テレビとマルチデバイスで視聴でき、映像だけでも8万本以上用意されている人気の映像・書籍配信サービス。「スマホで USEN」は音楽の他にも英会話や小説の朗読といった700以上の音声放送のチャンネルによる、音楽聴き放題のサービスだ。これらのサービスは公式サイトからでも無料体験できるが、U-NEXT ストアではU-mobileのスマートフォンとあわせて体験できるのが魅力だろう。サービスの申し込みも2階のカウンターで行えるので、デバイスの購入やSIMの契約と一緒に手続きを済ますことができる点も便利だ。○お得な通信に悩むならU-NEXT ストアへスマートフォンというと通信費が高いイメージがある。しかしU-NEXT ストアによれば、通話もできる「U-mobile 通話プラス」の5GBプランを利用すれば「U-NEXT」や「スマホで USEN」をあわせて加入しても、月々の費用が一般的なスマートフォンの通信料より安くなるという。確かにU-mobileの5GBプランの月額使用料は3,380円、「U-NEXT」は月1,980円、「スマホで USEN」は月490円で合計だと月5,850円である(すべて税抜)。格安SIMサービスや配信サービスは利用してみたいけれど、契約やセットアップでどうすればいいのか悩んでいる方も多いのではないだろうか。また、実際に体験した上で利用を決めたいという方もいるかもしれない。そういう方は、U-NEXTのサービスを実際に試すことができて、なおかつトータルで検討できるこのU-NEXT ストアに足を向けてみてはいかがだろうか。
2014年09月30日JR東日本はこのほど、福島駅を省エネルギー・再生可能エネルギーなどさまざまな環境保全技術を取り入れた「エコステ」モデル駅とすることを決定した。10月に整備工事工事に着手する予定で、東口駅舎改修などのリニューアル工事も同時に進める。「エコステ」モデル駅としての整備で規模が大きいのは、従来型と軽量型合わせて約2,000平方メートルにおよぶ太陽光パネルの設置。JR東日本とJR東日本コンサルタンツが共同試験していた有機薄膜太陽電池も初めて実施導入する。これらの太陽光発電によって生じた電力は同駅で使用するほか、バッテリーに蓄えることで停電時にも利用できるという。東口広場には電気自動車充電器を1基設置し、社用車に利用する。地中熱の空調への活用や、新幹線コンコース内の照明のLED化にも取り組む。同時に着手する駅リニューアル工事では、「ふくしまデスティネーションキャンペーン」(2015年4~6月)に向け、福島エリアの観光拠点駅にふさわしい駅設備への整備を実施。東口駅舎外壁をレンガ調仕上げへに改修するほか、駅舎屋根・乗換跨線橋・ホーム屋根を塗装により美化。乗換跨線橋内には在来線案内サインを新設する。ホーム床面も一部を補修する。「エコステ」モデル駅整備工事と駅リニューアル工事はともに2015年3月完了予定。
2014年09月26日JR九州はこのほど、「おんせん県おおいたデスティネーションキャンペーン」(2015年7~9月)に先駆け、久大本線日田駅のリニューアル工事に着手すると発表した。駅舎デザインは、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」をはじめ、JR九州の列車や駅舎の数々を手がけている水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所代表)が担当。大分県産の日田杉をふんだんに使用し、木の暖かさで駅舎を包み込むように表現するほか、歴史的な町並みや伝統文化との調和を図り、地元利用者にも観光客にも愛される駅をめざす。駅舎外装は落ち着きのあるダークグレーとなり、1・2階の窓には日田杉を使用した格子を設置。駅舎内部には日田杉のフローリングを敷き、天井部にも日田杉を使用したルーバーを設置することで、杉の香り漂う駅舎内になるという。今年11月頃に着工し、2015年3月の完成を予定している。
2014年09月19日U-NEXTは都内で5日、同社が提供するSIMカード「U-mobile」のイメージキャラクター発表会を開催。発表会には、イメージキャラクターに起用された橋本環奈さんが登壇し、「U-mobile」の魅力をアピールした。「U-mobile」は、NTTドコモのLTEと音声通話機能を搭載したSIMカード。NTTドコモがサポートするエリアでは下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速データ通信が行えるほか、090/080/070の電話番号で音声通話が利用できる。利用料金プランはデータ通信量に合わせて5種類のプランを用意。最も安い「U-mobile 通話プラス 1GB」では、ひと月に1GBまでの高速データ通信が利用でき、月額、税別1,580円となっている。「U-mobile」のイメージキャラクターには、"天使すぎる"アイドルとして人気の橋本環奈さんが起用された。発表会には、「U-mobile」のキャッチコピー「スマホに LCC が誕生」にちなんでキャビンアテンダントに扮した橋本さんが登場。橋本さんは「飛行機での移動時、キャビンアテンダントさんに親切にしていただくので、私もU-mobileについて丁寧に案内したい」と話した。発表会後に行われた囲み取材で、橋本さんは「イメージキャラクターとして老若男女、いろいろな方々にU-mobileの魅力を伝えていきたい」とイメージキャラクターとしての意気込みを語った。「U-mobileで誰と電話したいか」と聞かれると、「東京にいると、家族の声が聞きたくなる。福岡にいるお母さんとお父さんにたくさん電話したい」と無邪気に話した。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年08月06日つけまつげブランド「D.U.P EYELASHES(ディーアップアイラッシュ)」とファッションブランド「MERCURYDUO(マーキュリーデュオ)」がコラボレーションした“つけまつげ”が、全国のバラエティショップで発売中。D.U.P EYELASHESは、極限まで細くした”ソフト繊細毛”と”極細クリア軸”の独自技術により、自然なつけまつげを提案。今回は、つけまつげのもう一つの側面である“ファッション性”に着目しMERCURYDUOとのコラボレーションが実現。ファッションとコスメが“つけまつげ”という形でひとつになった、「D.U.P EYELASHES MERCURYDUO Style(ディー・アップ アイラッシュマーキュリーデュオスタイル)」は、2013年3月1日より、全国の有名バラエティショップで発売中。【商品概要】D.U.P アイラッシュ MERCURYDUO Style(ディー・アップ アイラッシュマーキュリーデュオスタイル)全5種:01 Nude/02 Lady/03 Pure/04 Sweet/05 Dressy価格:1,260円(税込)/2ペア入り発売日:2013年3月1日(2月25日からMERCURYDUO一部店舗にて先行販売)販売店舗:全国の有名バラエティショップにて発売元の記事を読む
2013年03月15日「g.u.(ジーユー)」は、ファッション誌「ViVi」とのコラボしたアイテム『g.u.×ViVi』を全国のジーユーにて発売中だ。“全国の女性にカワイイを提供したい!”をテーマに、ViViとジーユーが企画段階からコラボした同コレクションは、生地選びからシルエット、色柄など細部までにこだわっており、トレンド感あふれつつも、デイリーにファッションを楽しめるアイテムが揃っている。タレントのローラが同コレクションを着こなす姿が、ViViおよび全国のジーユーで大々的に紹介されている。また、ジーユー公式サイトではオリジナルムービーも公開中だ。アイテムは、ワンピースやジャケット、バッグなど全6種類。毎日のコーディネートで着まわせる万能カーディガンやから、フェミニンな印象のワンピースまでこれからのシーズンで活躍するアイテムが手の届きやすい価格で揃った。【g.u.×ViVi コラボアイテム】[フィット&フレアワンピース]カラー:ピンク/スタッズ、ブラック/スタッズ、ブラック/ボーダー、ベージュ/ボーダー価格:¥1,990[コンビワンピース]カラー:ブラウン、ブラック価格:¥1,990[ロングジャケットコート]カラー:ワイン、ダークグレー価格:¥3,990[ロングガウンカーディガン]カラー:ワイン、ダークグレー、ベージュ価格:¥2,490[ダブルブレストニットジャケット]カラー:オレンジ、グレー、ネイビー価格:¥2,490[サッチェルバッグ]カラー:レッド、ブラック価格:¥1,990元の記事を読む
2012年11月24日人気K-POPグループのU-KISSが11月7日、東京・新宿タカシマヤタイムズスクエアの特設会場で行われたクリスマス・イルミネーションの点灯式に登場した。U-KISSの公演チケット情報点灯前の白いツリーを前に、ケビンは「ホントに楽しみ。ドキドキするんです。早く点灯したい!」と瞳を輝かせ待ちきれない様子。メンバーとファンが一緒にカウントダウンを行い、「メリークリスマス!」の掛け声でツリーに灯りをともすと、七色の“レインボーカラー”で彩られたツリーに、一斉に「キレイ」と歓声が上がった。メンバーの個性を色で表現したツリー(赤=スヒョン、オレンジ=フン、緑=ケビン、黄色=ドンホ、ピンク=キソプ、ネイビー=イライ、紫=AJ)で、「好きな色だったのでビックリ!」とメンバーも感激していた。メンバーとワッフルケーキ専門店「R.L」のコラボレーション・スウィーツも発表され、それぞれのキャラクターに合わせた味のワッフルを手にメンバーは「美味しそう」とにっこり。ドンホは「ホントに一人ひとりの個性とピッタリ」と驚きながらも、楽屋で味を試したそうで、「(メンバーは)『自分の味が1番美味しい』と喧嘩しました(笑)。みなさんが食べて、どれが1番美味しいか教えてください」と呼びかけた。同スウィーツは新宿タカシマヤにて日時・数量限定で発売される。詳細は高島屋公式サイト(まで。また、この日は12月12日(水)にリリースする5thシングル『Distance』が初公開された。なお、U-KISSは、11月25日(日)に千葉・幕張メッセ 国際展示場 4・5・6ホールで開催されるダンス・イベント「DANCE NATION 2012/JSDA DANCE CUP 2012」に出演する。チケットは発売中。
2012年11月08日今回の間取りは、ファミリー向け物件です。3LDK・65㎡のよくある田の字タイプですが、間取りアドバイザーの飯沼孝氏に、プロの視点で「良いところ」と「気になるところ」を挙げていただきました。<良いところ>■広さは6畳以上が鉄則!キッチン・バルコニーの広さもチェックしよう各洋室・和室ともに6畳以上です。ご夫婦の主寝室ならば最低限6畳、子供部屋など個室として使うなら最低限5畳は必要ですが、その条件をクリアしています。また、キッチンが広めに取られています。大きいサイズの冷蔵庫や横幅の広い食器棚を置いても窮屈になりません。バルコニーが長いので、家族全員の洗濯物を干しても十分なスペースがあります。ちょっとしたガーデニングもできそうです。■採光や風通しは窓の位置で確認しよう!各部屋ともに採光が十分に得られる引き違い窓があります。通風もしっかりできます。洋室の窓は東向きなので、寒い冬でも朝の日差しに照らされながら、心地のよい気分で目覚めることができそうです。■家族内のプライバシーはどうする?子供の成長にあわせて考えよう各部屋が廊下や物入れなどで隔てられており、独立性が高くなっています。子供が成長するにつれて、家族間でもプライバシーが大事になってきますので、壁一枚で仕切られた部屋よりは、このような独立性のある部屋のほうが無難です。子供がまだ小さいうちや3人家族であれば、普段は和室の引き戸を取っ払ってしまうのはどうでしょう。リビングダイニングと一体化させれば、開放感のある広々とした空間を演出できます。和室は、小さいお子さんの遊び場として、お父さんのごろ寝の場所としても使えますね。キッチンは、セミオープンタイプでのため、リビングダイニングとの一体感を保ちつつ、独立性もあります。キッチンの様子をあまり見られたくない、だけど孤立感もヤダ、という方にはお勧めです。料理を作りながら家族とのコミュニケーションも取りやすく、小さいお子さんの様子も見ていることができます。リビングダイニング側にカウンターもついているので、そこでちょっとした軽食を楽しむも良し、カウンター下に収納スペースを設けるも良しと、使い勝手はライフスタイルに合わせて、いろいろと工夫ができそうです。なお、玄関前はポーチになっていて、共用廊下から奥まった形になっています。玄関を突然開けても共用廊下を通る人にぶつかったり、邪魔になったりしません。また、玄関の開け閉めの様子が、共用廊下の左右を通る人や同じ階に住む人から見られずにすみます。<気になるところ>■共用廊下に面する窓は、防犯、プライバシーでNG2つ洋室の窓が共用廊下とダイレクトに面しています。共用廊下を通る人の足音や話し声は、室内にいても結構響きます。また、部屋の中の会話や音も共用廊下に洩れます。プライバシー重視の方は、かなり気になるかもしれません。さらに、共用廊下は見知らぬ人も通ることができますので、防犯面も気になるところです。■表記に騙されるな!リビング+ダイニングで実質8帖は狭い?LDKの12帖は、“リビング+ダイニング+キッチン”の広さですから、おそらくリビングダイニングの広さは、9畳くらいでしょう。さらに、廊下からリビングダイニングに入ってすぐのキッチン横の廊下幅しかない通路部分(1帖ほど)も含めて9帖です。その部分は、廊下の役割しか果たしませんので、リビングダイニングとして使える実質的な広さは、8帖程度と考えたほうがよいでしょう。8帖にダイニングテーブル、ソファー、TVなどのオーディオ機器、収納棚、書棚などを置くことを想定すると、かなり窮屈になると思います。ソファーを断念して隣りの和室をリビングとして使用するなど工夫が必要かもしれません。■西側バルコニーは西日がきつい?西側バルコニーに面するリビングダイニングや和室は、夏の西日の影響でかなり室温が上がります。冷房を強めにしたり、遮光カーテンにしたり、バルコニーにすだれを置くなどの工夫が必要です。ただ、冬は逆に日差しが入ることで、暖かさを満喫できますよ。暖房の節約もできそうです。■洗面室ドアは引き戸がベスト。開きドアはNG洗面室の扉が開きドアですね。洗濯機を使うときは、ドアをいちいち閉めなくてはなりません。大したことはないと思うかもしれませんが、日常のことなので、結構面倒に感じるはずです。また、ドアの開閉部分はデッドスペースになるので、狭い空間が一層狭くなります。引き戸であれば、問題ないのですが……。手間がかかるかもしれませんが、ドアをはずして、アコーディオンカーテンなどにしてしまうのも手です。ただ、賃貸の場合は、原状回復のことも考えて慎重にしてくださいね。<総評>ファミリー(3~4人家族)向けとしてお勧めの間取りです。あまり広くないリビングダイニングには、あまり物を置かない工夫をしましょう。無機質になりがちな廊下には、壁にお気に入りの写真や絵画を飾るのはいかがでしょうか。インテリアとしても引き立ちますよ。(間取りアドバイザー飯沼 孝)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月18日今回の間取りは、ファミリー向け物件です。3LDK・65㎡のよくある田の字タイプですが、間取りアドバイザーの飯沼孝氏に、プロの視点で「良いところ」と「気になるところ」を挙げていただきました。<良いところ>■広さは6畳以上が鉄則!キッチン・バルコニーの広さもチェックしよう各洋室・和室ともに6畳以上です。ご夫婦の主寝室ならば最低限6畳、子供部屋など個室として使うなら最低限5畳は必要ですが、その条件をクリアしています。また、キッチンが広めに取られています。大きいサイズの冷蔵庫や横幅の広い食器棚を置いても窮屈になりません。バルコニーが長いので、家族全員の洗濯物を干しても十分なスペースがあります。ちょっとしたガーデニングもできそうです。■採光や風通しは窓の位置で確認しよう!各部屋ともに採光が十分に得られる引き違い窓があります。通風もしっかりできます。洋室の窓は東向きなので、寒い冬でも朝の日差しに照らされながら、心地のよい気分で目覚めることができそうです。■家族内のプライバシーはどうする?子供の成長にあわせて考えよう各部屋が廊下や物入れなどで隔てられており、独立性が高くなっています。子供が成長するにつれて、家族間でもプライバシーが大事になってきますので、壁一枚で仕切られた部屋よりは、このような独立性のある部屋のほうが無難です。子供がまだ小さいうちや3人家族であれば、普段は和室の引き戸を取っ払ってしまうのはどうでしょう。リビングダイニングと一体化させれば、開放感のある広々とした空間を演出できます。和室は、小さいお子さんの遊び場として、お父さんのごろ寝の場所としても使えますね。キッチンは、セミオープンタイプでのため、リビングダイニングとの一体感を保ちつつ、独立性もあります。キッチンの様子をあまり見られたくない、だけど孤立感もヤダ、という方にはお勧めです。料理を作りながら家族とのコミュニケーションも取りやすく、小さいお子さんの様子も見ていることができます。リビングダイニング側にカウンターもついているので、そこでちょっとした軽食を楽しむも良し、カウンター下に収納スペースを設けるも良しと、使い勝手はライフスタイルに合わせて、いろいろと工夫ができそうです。なお、玄関前はポーチになっていて、共用廊下から奥まった形になっています。玄関を突然開けても共用廊下を通る人にぶつかったり、邪魔になったりしません。また、玄関の開け閉めの様子が、共用廊下の左右を通る人や同じ階に住む人から見られずにすみます。<気になるところ>■共用廊下に面する窓は、防犯、プライバシーでNG2つ洋室の窓が共用廊下とダイレクトに面しています。共用廊下を通る人の足音や話し声は、室内にいても結構響きます。また、部屋の中の会話や音も共用廊下に洩れます。プライバシー重視の方は、かなり気になるかもしれません。さらに、共用廊下は見知らぬ人も通ることができますので、防犯面も気になるところです。■表記に騙されるな!リビング+ダイニングで実質8帖は狭い?LDKの12帖は、“リビング+ダイニング+キッチン”の広さですから、おそらくリビングダイニングの広さは、9畳くらいでしょう。さらに、廊下からリビングダイニングに入ってすぐのキッチン横の廊下幅しかない通路部分(1帖ほど)も含めて9帖です。その部分は、廊下の役割しか果たしませんので、リビングダイニングとして使える実質的な広さは、8帖程度と考えたほうがよいでしょう。8帖にダイニングテーブル、ソファー、TVなどのオーディオ機器、収納棚、書棚などを置くことを想定すると、かなり窮屈になると思います。ソファーを断念して隣りの和室をリビングとして使用するなど工夫が必要かもしれません。■西側バルコニーは西日がきつい?西側バルコニーに面するリビングダイニングや和室は、夏の西日の影響でかなり室温が上がります。冷房を強めにしたり、遮光カーテンにしたり、バルコニーにすだれを置くなどの工夫が必要です。ただ、冬は逆に日差しが入ることで、暖かさを満喫できますよ。暖房の節約もできそうです。■洗面室ドアは引き戸がベスト。開きドアはNG洗面室の扉が開きドアですね。洗濯機を使うときは、ドアをいちいち閉めなくてはなりません。大したことはないと思うかもしれませんが、日常のことなので、結構面倒に感じるはずです。また、ドアの開閉部分はデッドスペースになるので、狭い空間が一層狭くなります。引き戸であれば、問題ないのですが……。手間がかかるかもしれませんが、ドアをはずして、アコーディオンカーテンなどにしてしまうのも手です。ただ、賃貸の場合は、原状回復のことも考えて慎重にしてくださいね。<総評>ファミリー(3~4人家族)向けとしてお勧めの間取りです。あまり広くないリビングダイニングには、あまり物を置かない工夫をしましょう。無機質になりがちな廊下には、壁にお気に入りの写真や絵画を飾るのはいかがでしょうか。インテリアとしても引き立ちますよ。(間取りアドバイザー飯沼 孝)
2012年10月18日