●Wi-FiとBluetoothが変換できたら便利かも5月27日~29日、東京ビッグサイトで開催されたワイヤレスジャパン2015は、無線技術に関する展示会だ。どちらかというと一般ユーザー向けの話題は少ないが、そこで見た「明日の技術」をいくつか紹介したい。○Wi-FiとBluetoothを変換 - Bluetooth SIGブースワイヤレス通信として、コンシューマーにもなじみ深いBluetooth SIGも出展。一般ユーザーにとって直接役立ちそうなものとして、アプリックスがWi-FiとBluetoothを変換するプログラムを開発している。ブースでは、3G接続のスマートフォンがクラウドを介し、3GからWi-Fi、さらにBluetoothの「三人羽織」となり、Bluetoothで動くチョロQを走らせるデモを行っていた。ただしアプリックスが製品化するわけではなく、将来どこかのWi-Fi(無線LAN)ルータに組み込まれることを期待しているとのこと。また、アプリックスのBluetoothモジュールを家電製品に組み込むことによって、例えば健康器具の動作状況をスマホで表示したり、スマホから照明をコントロールしたりといったデモを見せていた。●5G通信の直前と、その先の技術 - NTTドコモ○2020年、NTTドコモが5Gを商用開始予定。その前、そのあとの技術まずは携帯電話系の通信技術。現世代の4Gについて、本来、LTEは3.9Gだ。Advance LTE以降が4Gなのだが、宣伝が先走ってしまった感がある。そして次に来る5Gでは、さらなる広帯域と、複数の電波帯を使い分けるという、高度な技術と制御が必要だ。5G以前、あるいはそのあとを想定した面白い展示があった。NTTドコモは、従来のLTEやVoLTEで使われている音声コーデックの次として、EVS(Enhanced Voice Services)を紹介していた。電話はもともと、300Hz~3.4KHzという狭い周波数帯しか伝えない(昔の黒電話からずっと同じ古典的な)もので、標準フォーマットとしてAMR(Adaptive Multi-Rate)というコーデックを採用していた。コーデックとは音声を圧縮、展開するための規格だ。2014年に商用サービスが始まったVoLTEでは、新しいコーデックのAMR-WB(Adaptive Multi-Rate Wideband)を使用して、2倍の周波数(50~7KHz)を達成。当時は音が良いとアピールしていた。しかし、これは今回紹介するEVSの3GPP承認が間に合わなかったからだ。EVSでは、50~14KHzというさらに倍の周波数を伝えることができる。一方、必要なデータレートはあまり変わらない。NTTドコモのデモでは、AMR:12.1kbps、AMR-WB:12.65kbps、EVS:13.2kbpsの音をヘッドフォンで聞かせることで、音の良さをアピールしていた。帯域がCDよりも狭いため、FM放送なみという表現をしていたが、今後の普及に期待したい。●5Gで脚光を浴びる60GHz通信 - KDDI研究所○KDD R&D LABS(KDDI研究所)の高周波通信KDD R&D LABSでは、5Gで脚光を浴びている60GHz通信に対して2つのソリューションを展示していた。一つは、列車内を想定した60GHz帯のサービス展開を応用した例だ。電波は周波数が高くなればなるほど、光に近い性質を帯びる。このため、直接見える場所同士でないと(遮蔽物があると)、電波は遮られてしまう。そこで列車内の天井にアルミの反射板を置くことで、前席の背もたれで遮られる電波を反射して、周囲に伝えるというデモだ。10cm四方のアルミ反射板を列車内の天井に配置することで、後ろの席でも1Gbps以上の転送レートを確保していた。ちなみに、無線通信のアクセスポイントを手で覆うだけで、ガクっと転送レートが落ちる。かなりデリケートだ。もう一つは、「5G時代の先」を想定した大容量コンテンツの転送コンセプトデモ。大容量コンテンツのリクエストを、ワイドエリア(かつ低速)なネットワークで受け付けておき、高速な60GHz中継局に先回りして転送、ユーザーが60GHz中継局エリアに到達した時点で一気に転送するというものだ。適切な例えではないが、「10分後に店まで行くから用意しておいて」と注文をかけると思えばよいだろう。「第5世代のスポットネットワークの活用」とタイトルがついていたので、2020年の5G時代に向けてという意味か?と聞いたところ、5G時代で実用化されるであろうヘテロジニアスネットワークと、従来のTCP/IP通信で問題となるセッション作成時間を排した「セッションレス通信」がキモのようだ。明日のまた明日の技術という印象を受けた。
2015年05月31日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「表示されていないアプリがいつのまにかWi-Fiで通信しています!?」という質問に答えます。***Androidアプリの中には、前面に表示されていない状態で動作しているとき(バックグラウンド動作)にも通信を行うものがあります。他のアプリを利用している間でも、最新の情報をアプリに反映できる反面、ユーザが気付かないまま通信量が増えてしまうことがあります。一般的にバックグラウンドで行われる通信量は少なめで、通信制限を受けるほどのデータ量になる心配はありませんが、少しでもモバイルデータ通信を節約しようと、Wi-Fiに切り替えても、バッテリー消費量が増えることは確かです。そんなときには、アプリがWi-Fi経由で行う通信を制限します。Android 4.4の場合、「設定」の「データ使用」画面を開き、「モバイルアクセスポイント」を表示します。Xperiaの場合、画面右上にあるメニューボタン(3点ボタン)をタップして「モバイルアクセスポイント」メニューを選択すれば表示できます。このモバイルアクセスポイント画面では、これまでに接続したことがあるWi-Fiアクセスポイントが一覧表示されます。初期値では、すべてのチェックボックスがチェックされていない(通信を制限されない)状態ですが、ここでチェックしたWi-Fiアクセスポイントは以降バックグラウンドで動作中のアプリには使われなくなります。バックグラウンドで動作するアプリのWi-Fi通信を「モバイルアクセスポイント」画面で禁止することは、バッテリーのもちを改善することに大いに貢献します。SNSなど即応性が重要なアプリの便利さは低下しますが、手動更新で対応する、なによりバッテリーのもちが大切、という場合はこの設定を試す価値はあります。
2015年05月31日ファミリーマートは28日、訪日外国人向けWi-Fiサービス「Japan Connected-free Wi-Fi」(JCW)への参画を発表した。JCWアプリは、アプリに事前登録することで、国内約12万カ所ある無料Wi-Fiスポットが個別ログインなしで利用できる、訪日外国人向けスマートフォンアプリ。これに参加することで、同社の無料Wi-Fiサービス「ファミリーマートWi-Fi」の利用が、同アプリから手軽に利用できるようになる。「ファミリーマートWi-Fi」は、全国のファミリーマート約10,700店舗で提供。1日あたり20分×3回、無料でインターネットを利用できる。
2015年05月28日ティアックは27日、Hi-Fi専用設計のアクティブサブウーファー「SW-P300」を発表した。発売は6月中旬。価格はオープンで、店頭予想価格は税別70,000円前後。SW-P300は、200mm口径のコーン型スピーカーユニットを搭載するアクティブサブウーファー。小型Hi-Fiスピーカーとの組み合わせに適している。直径50mm、巻幅18mmの4層ボイスコイルと、直径120mmの大口径マグネットを採用する。エンクロージャーは密閉型で、素材には天然チェリー材を使用。エンクロージャー内部には、定格出力72W(8Ω)のICEpower製クラスDアンプを搭載する。また、設置環境に合わせてバッフルの向きを変えられる「コンバーチブル構造」を取り入れている。周波数特性は40Hz~200Hz。入力インタフェースはバナナプラグ対応のスクリュー式端子。インピーダンスは8Ω。本体サイズは、バッフル面が正面向きの場合W270×D300×H300mm(脚、サランネットを含む)、下向きの場合W270×D320×H291mm(脚、端子部突起部を含む)。重量は9.6kg。
2015年05月28日ソフトバンクモバイルは訪日外国人を対象とした無料Wi-Fiサービス「FREE Wi-Fi PASSPORT(フリー ワイファイ パスポート)」を7月1日より提供する。FREE Wi-Fi PASSPORTは、利用する携帯電話から専用電話番号へ発信(通話料無料)するだけで、利用者登録が完了し、専用アプリのダウンロードが不要なのが特徴。無料Wi-Fiサービスはこれまで、利用者本人の確認が不十分なケースが見受けられ、悪意ある利用者による不正利用への対策が急務となっていたが、電話番号による利用者確認システムで利便性を損なわずに不正利用者の追跡が可能になったという。利用者登録後は2週間無料で使い放題。2週間経過後は再度利用者登録により、無料で利用可能になる。SSIDは「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」。対応言語は、英語、中国語、韓国語。同一パスワードで5台まで接続でき、スマホとタブレットの同時利用が可能。接続可能なアクセスポイントは7月中に全国約40万スポットになるとしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月28日ソニーは5月26日、10.1型Androidタブレット「Xperia Z4 Tablet」のWi-Fiモデルを国内発売すると発表した。10型クラスの液晶を搭載したタブレットとして世界最薄・最軽量をうたう。発売は6月19日。価格はオープンで、店頭予想価格は76,000円前後だ(税別)。Xperia Z4 Tabletは、3月にスペイン・バルセロナで開催されたモバイル機器関連の展示会「Mobile World Congress 2015」に合わせて発表された10.1型のAndroidタブレット。発表当初での発売時期は6月とされており、価格も明らかになっていなかったが、このたび国内発売の詳細が決定した。Xperia Z4 Tabletの厚さは6.1mmで、重量は約389gを実現している。OSにはAndroid 5.0(Lollipop)を採用。プロセッサには、Qualcommが2014年4月に発表した、64-bitクアッドコアのARM Cortex-A57とCortex-A53 CPUで構成される「Snapdragon 810」を採用する。メモリは3GB、ストレージは最大32GB。microSDカードスロット(最大128GBまで対応)も搭載する。オーディオ面では、ハイレゾ音源の再生ができるほか、高音質なワイヤレス再生を可能にする独自のBluetoothコーデック「LDAC」にも対応。SBCに比べて約3倍の情報量でワイヤレス音楽再生を行える。バッテリ容量は6,000mAhで、駆動時間は動画再生時で最大17時間。IP65/IP68相当の防水防塵性能を持つ。PlayStation 4のリモートプレイも可能だ。本体サイズはW254×D6.1×H167mm。カラーはブラックとホワイト
2015年05月26日ソニーモバイルコミュニケーションズは、世界最薄・最軽量を謳う10.1型Androidタブレット「Xperia Z4 Tablet」のWi-Fiモデルを6月19日より発売する。価格はオープンで、市場推定価格は税別76,000円前後。「Xperia Z4 Tablet」は、10.1インチサイズのAndroidタブレット。厚さ約6.1mm、重量約389gという薄型・軽量なデザインが特徴で、世界最薄・最軽量(10インチ以上のWi-Fiタブレットにおいて、2015年5月26日現在、ソニーマーケティング調べ)を実現した。また、従来モデルである「Xperia Z2 Tablet」と比べ、左右約30%、上下約17%、ベゼル幅が狭くなっている。機能面では、「Microsoft Office for Android tablet」をプリインストールし、Microsoft Officeのアプリが利用可能。別売りのBluetoothキーボードを装着すれば、モバイルPCのように操作できる。フロントカメラには、焦点距離25mmの広角レンズ、約510万画素のイメージセンサー「Exmor R for mobile」を搭載。より広い角度での自分撮りが行える。また、撮影した自分の顔を友人や動物などの顔と合成できる「ARマスク」などのカメラアプリをプリインストールする。オーディオ機能は、ハイレゾ音源の再生に加え、高音質なワイヤレス音楽再生を実現する音声圧縮技術「LDAC」に対応している。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。プロセッサは、2.0GHz+1.5GHzのオクタコア。内蔵メモリは3GB。ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSDXC(128GB)。ディスプレイはトリルミナス ディスプレイ for mobile。解像度は2,560×1,600ピクセル。サイズ/重量は、高さ約254mm×幅約167mm×厚さ約6.1mm/約389g。バッテリー容量は6,000mAh。連続動画再生時間は約17時間。背面には約810万画素、前面には約510万画素のカメラを搭載。カラーバリエーションはブラックとホワイト。通信面では、IEEE802.11a/b/g/n/ac(MIMO対応)に準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.1に対応。そのほか、IPX5/8に準拠した防水性能、IP6Xに準拠した防塵性能を備えている。LTEモデルについては、NTTドコモ、KDDI(au)が取扱う。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月26日ソニーは5月26日、世界最薄・最軽量をうたう10.1型Androidタブレット「Xperia Z4 Tablet」のWi-Fiモデルを国内発売すると発表した。発売は6月19日。価格はオープンで、推定市場価格は税別76,000円前後だ。Xperia Z4 Tabletは、スペイン・バルセロナで3月に開催されたモバイル機器関連の展示会「Mobile World Congress 2015」に合わせて発表されたAndroidタブレット。発表当初、発売は6月とされており、価格情報も明かされていなかった。本体の厚さは6.1mm。重量は約389gを実現した。液晶解像度は2,560×1,600ドット。OSにはAndroid 5.0(Lollipop)、プロセッサにはオクタコアの64bitプロセッサ「Snapdragon 810」を採用する。高音質なワイヤレス再生を可能にするBluetoothコーデック「LDAC」にも対応。SBCに比べて約3倍の情報量でワイヤレス音楽再生を行える。ハイレゾ音源の再生が可能で、CDやMP3の音源も最大96kHz/24bitまでアップスケーリングできる「DSEE HX」技術を搭載する。なお、ハイレゾ音源の再生には対応ヘッドホンなどが必要だ。フロントカメラには、広角レンズと510万画素のイメージセンサー「Exmor R for mobile」を搭載。新しく追加されたカメラアプリケーション「ARマスク」では、撮影した自分の顔に友達や動物などの顔を合成できる。このほかの主な仕様は、メモリが3GB、ストレージが最大32GB。microSDカードスロットも内蔵する(128GBまで対応)。バッテリー容量は6,000mAhで、駆動時間は動画再生時で最大17時間。IP65/IP68相当の防水防塵性能を持つ。本体サイズはW254×D6.1×H167mm。
2015年05月26日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『Wi-Fiの「理論上の最大速度」を知る方法は?』という質問に答えます。***無線LAN(Wi-Fi)は、さまざまな要因によって通信速度が変化します。接続に使う規格がIEEE 802.11「b」なのか「g」なのか、はたまた「n」なのか。「n」の場合、使用する周波数帯域が2.4GHz帯か5GHz帯なのかによっても違いがあります。ルータ/アクセスポイントとの距離や障害物の有無にも影響を受けますから、まさに環境次第といえるでしょう。とはいえ、ふだん使うアクセスポイントにどのような状態で接続しているかを知ることは、Wi-Fiを快適に使ううえで重要です。Android OSでは、現在接続しているWi-Fiアクセスポイントの状態を調べることができます。『設定』→「Wi-Fi」の順にタップし、下に「接続されました」や「接続済み」と表示されているアクセスポイントをタップすると、電波強度やリンク速度が表示されたダイアログが現れます。そこに表示されているリンク速度が、質問にあった「理論上の最大速度」に近い存在です。ただし、リンク速度とは端末と親機(ルータ)との間における"その時点における接続速度"であり、実際の通信速度(実効速度)ではありません。リンク速度は、電波強度に応じて変化します。Wi-Fiの規格では、そのときの電波強度で安定的に通信ができるまでリンク速度を段階的に下げるため、通信条件が悪化すればリンク速度が下がり、リンク速度が下がれば実効速度も下がる方向で影響が出ます。実効速度としてはめやすにしかなりませんが、およその通信速度を知るには参考となることでしょう。ところで、アクセスポイントをタップすると現れるダイアログの内容は、リアルタイムに書き換えられません。電波強度が変化したと思われるときには、「キャンセル」ボタンをタップしてダイアログを閉じ、改めて開き直さないかぎり最新の情報にはなりません。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月24日地図や情報検索などが手元で行えて、海外旅行中も何かとお役立ちなスマートフォン。しかし、不用意に海外で使えば高額請求のリスクも……。海外でスマートフォンのデータ通信を利用するには、いくつかの方法がある。今回は、"モバイルWi-Fiルーター"を活用する方法を紹介したい。○モバイルWi-Fiルーターって?Wi-Fiルーターとは、インターネット回線を無線LAN接続するための端末のこと。インターネットにつながったWi-Fiルーターをいわば基地局として経由して、パソコンやスマートフォン、ゲーム機など無線LANに対応した機器を接続することにより、インターネットにつなぐことができる。海外で使用する際は、滞在国に対応したモバイルWi-Fiルーターを出発前にレンタルするのが確実で手っ取り早い。現地到着後すぐに利用できるのもメリットだ。海外用のモバイルWi-Fiルーターをレンタルする方法としては、ネットまたは空港で申し込むのが一般的だ。ほとんどのサービス会社が主要な国際線空港での受け取りに対応しており、早めに申し込めば渡航前日までに自宅に配送してくれることも。料金は日数や渡航先によって異なるが、渡航先によってはレンタルできる端末の在庫がない場合もあるので、できれば早めに手配をしておきたい。○事業者は特徴や対応国もさまざまなお、海外用モバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスを提供している主要な事業者と特徴は以下の通りだ。■グローバルWiFi業界最多の200以上の国と地域に対応。成田、羽田、中部、関西、福岡、新千歳、新潟、小松、那覇の各空港で受け渡しが可能な他、ハワイ、台湾、韓国でも受け取れる。国別の期間限定キャンペーンも実施している。■Wi-Ho130ヶ国以上に対応。滞在国1ヶ国用、ヨーロッパ40ヶ国、世界130ヶ国以上で使えるWi-Fiルーターを選んで、それに応じて1日あたりの料金が設定されている。成田、羽田、関西の国際線ターミナルで受け渡しが可能で、宅配の場合も送料が無料。■グローバルデータ(イモトのWiFi)対応国は175ヶ国。滞在1ヶ国の「カントリープラン」、対応国すべてで接続可能な「世界周遊プラン」、ヨーロッパ40ヶ国で使える「ヨーロッパ周遊プラン」がある。受け渡し可能な空港は、成田、羽田、中部、関西、福岡の各空港。■エクスモバイル170ヶ国に対応。「1ヶ国専用プラン」「ヨーロッパ周遊コース」「ビジネス世界周遊コース」の3つの料金コースがある。成田、関西空港で受け渡しができ、羽田、中部、福岡、新千歳の各空港では受け取りのみ可能。どの事業者を選ぶかは、滞在予定の国や地域、滞在予定時間や利用空港などに応じて、よく考えて決めたい。プランにあったWi-Fiルーターで快適な海外旅行を楽しもう。
2015年05月22日サンワサプライは20日、Wi-Fi搭載ワイヤレスハンディスキャナ「400-SCN017BK」を発売した。同社運営の直販サイト「サンワダイレクト」での限定販売で、価格は税別11,852円。400-SCN017BKは、雑誌や書類などを手動でなぞってデータ化するハンディスキャナ。iOS用およびAndroid用の専用アプリ「DirectScan」を使って、Wi-Fi経由でiPhoneやスマートフォン、タブレットへとスキャンデータを直接転送できる。PCで使う場合はUSB接続となるが、付属ソフトウェア「Magic Scan」のOCR機能や、ExcelやWordにスキャンデータを直接貼り付ける「ピクチャダイレクト」機能などが利用できる。スキャン解像度はHigh画質が900dpi、Mid画質が600dpi、Low画質が300dpi。ただしPC接続時は、スキャン解像度が300dpiのみとなる。400-SCN017BK本体で用いる保存メディアはmicroSD(2GBまで) / SDHC(32GBまで)メモリーカード、保存形式はJPEG / PDF。スキャンサイズは、A4サイズまで(スキャン可能幅は最大21.7cm、長さは最大120cm)。連続スキャン枚数はカラーが約100枚、モノクロが約150枚。本体サイズはW256×D26.2×H31.5mm、重さは約159g(乾電池を除く)。無線LAN(Wi-Fi)はIEEE8.2.11g/nに準拠し、PCとの接続インタフェースはUSB 2.0、電源は単4形アルカリ乾電池×4本。対応OSはWindows Vista / 7 / 8.1、Mac OS X 10.4~10.10、iOS 5.0以降、Android 4.0以降。USBケーブル、キャリーポーチ、ソフトウェアCD-ROMが付属する。
2015年05月20日ディーアンドエムホールディングスは5月15日、デノンブランドのHi-Fiコンポーネント「D-M40」シリーズを発表した。CDレシーバー「RCD-M40」とスピーカーシステム「SC-M40」を用意する。発売は6月上旬で、希望小売価格はRCD-M40が42,800円、SC-M40が17,800円(いずれも税別)。○RCD-M40RCD-M40は、W210×D309×H115mmのコンパクトな筐体に、CDプレーヤーと30W×2の高出力アンプ、ワイドFM対応のFM/AMラジオチューナーを組み込んだCDレシーバー。入力端子としてアナログ音声×1、光デジタル音声×2、出力端子としてヘッドホン出力×1、サブウーファープリアウト×1を装備する。フロントパネルにはUSBポートを装備しており、USBメモリー内の音楽ファイルや、iPod / iPhoneのダイレクト再生に対応。対応しているファイル形式はWMA / MP3 / AAC / FLAC / WAV。接続したiPod / iPhoneの充電も行う。アンプの実用最大出力は30W×2(6Ω、1kHz、THD+N 10%)。電源ラインをより太く短くしたことや左右対称のチャンネルレイアウトなどによって、従来モデル「RCD-M39」に比べてノイズレベルを8dB低減。クリアなサウンドを実現している。また、アンプの特性をSC-M40に最適化するためのフィルターも搭載。フィルターはスイッチでオン・オフを切り替えられる。スピーカー出力用とは別に、独立したヘッドホンアンプも搭載。ヘッドホンアンプでは、電圧増幅段にオペアンプ、出力バッファーはディスクリート回路を採用した。幅広いインピーダンスに対応させるために、3段階のゲイン切り替え機能も持つ。サイズはW210×D309×H115mm、重量は4kg。消費電力は70W。○SC-M40SC-M40は、φ2.5cmソフトドームツィーターとφ12cmペーパーコーンウーファーを採用した2Wayバスレフ型のスピーカーシステム。再生周波数帯域は45Hz~40kHzで、インピーダンスは6Ω。出力音圧レベルは83dBで、最大許容入力は60Wだ。サイズはW145×D234×H238mm、質量は3.6kg。
2015年05月15日バッファローは13日、IEEE802.11ac規格に対応する無線LANルータ「WHR-1166DHP2」を発表した。6月上旬より発売する。店頭予想価格は税別8,300円。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応する無線LANルータ。最大866Mbps(理論値)での通信が可能となっている。WAN側は1,000Mbps(理論値)での通信に対応し、LANポートの規格を100BASE-TXに抑制することで価格を抑えて提供する。。無線LANルータから離れた場所や障害物が多い場所などにも電波を届けるWi-Fi高速化技術「ビームフォーミング」に対応。屋内のどの場所でスマートフォンなどを使っていても、快適な通信環境が得られる。PCがなくともスマートフォンやタブレットなどからルータの初期設定が行える「QRsetup」にも対応し、スマートフォン用アプリ「StationRadar」を使うことで「Wi-Fiリモコン」を利用可能。ブラウザなどを使っての各種設定の確認や変更が行える。来客用の無線LAN回線を提供する「ゲストポート機能」も搭載。無線LAN簡単接続はAOSSとWPSに対応。インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANポート×3基と10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応WANポート×1基を搭載。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA / WPA2 mixed PSK(AES)、WEP(128bit / 64bit)。Any接続拒否やMACアクセス制限も設定可能。アンテナ数は内部2本。ルータだけでなく中継機としての利用もサポートする。本体サイズはW55×D131×H159mm、重量は約265g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.5~10.10、Android 2.2以降、iOS 5以降。
2015年05月13日●セキュリティに気を使わないと「踏み台」になる可能性が前回まで、Wi-Fiルーターの種類から最新規格「IEEE802.11ac」について、そして実際の機種選びに関する話と続けてきたが、最後に、無線LANを運用する上で注意するべき点について、確認の意味も含めて紹介しよう。今無線LANを使っているが、当分買い替えの予定がないという人も、再確認してほしい。○無線LANを使う上で注意するべきこと無線LANは便利な反面、電波という目に見えない媒体を使うことから、特別な注意も必要だ。まず、無線LANに使われる電波、特に2.4GHz帯は、ほかの機器からも使われており、非常に切迫している。無線化してみたが速度が出ない、通信が安定しないという場合は、たいていがこうした周辺の電波環境によるものだ。アンテナの受信感度やフィルター処理能力の弱い機種ほどこうした問題の影響を受けやすい。11acを使っていれば、まだそれほど混雑していない5GHz帯を自動的に使うことになるため、安心できる。また、電波が届いていれば使えるということは、家の外などからも利用できてしまうということ。セキュリティをしっかりしておかないと、知らない人から勝手にアクセスされて、使われてしまうことになる。そんなの気にしないという人もいるかもしれないが、無線LANにアクセスできればLAN内の共有フォルダーを覗き見ることもできるし、他人の無線LANから掲示板などを荒らしたり、悪意のあるアクセスを行う、いわゆる「踏み台」と呼ばれる行為のターゲットにされる可能性もある。ネット側からはIPアドレスしか確認できないので、踏み台にされた人が捜査対象になってしまうこともある。一大事だ。●パスワードと暗号化は必須○パスワードは必須セキュリティに関しては、まずルーター(アクセスポイント)に接続するためのパスワードをしっかりかけること、それから通信内容を秘匿するための暗号化をしっかりかけることを忘れないようにしよう。ルーターによってはこれらの設定が標準でオフになっていることがある。ルーターの設定画面から確認してみよう。パスワードについては、簡単に類推できる数字や文字列ではすぐに突破されてしまう。AOSS/WPSや簡単接続ツール系を使った場合、十分に長く複雑なパスワードが設定されているので、自分でパスワードを管理するのが面倒な人は、これらを活用するといい。古いゲーム機などで最新の暗号化機能に対応していないため、暗号化やパスワードをかけていないという人もいるが、ルーターによってはそうした機器のために、LAN内のほかの機器にアクセスできないゲスト専用のネットワークを作成できるものもある。こうした機能をしっかり活用しよう。なお、IEEE 802.11bや11gといった古い通信規格しかサポートしていないルーターを今も使い続けている場合、単に速度が遅いだけでなく、暗号化についても古い規格のままになっている。11b/gで使われている暗号化技術「WEP」はすでに解析されており、ツールを使えば簡単に通信内容を傍受できてしまう。安全性の面からも、新しい規格に切り替えたほうがいいのだ。○Wi-Fiルーターが使えるのはスマホだけじゃないここまで、Wi-Fiルーターについて説明してきたが、いかがだっただろうか。無線LANは今やスマートフォンやタブレット、パソコンだけでなく、プリンターやスキャナー、テレビなどでも利用できるようになり、もはや日常から切り離せないインフラのひとつになった。Wi-Fiルーターをワンランク上のものにするということは、こうした機器のレスポンスも一段高くなり、快適になるということだ。快適なインターネットライフを充実させるためにも、今使っているWi-Fiルーターを見直してみてはいかがだろうか。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月10日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「AirDrop」はなぜBluetoothとWi-Fiの両方が必要なの?』という質問に答えます。***BlutoothとWi-Fiは、免許申請や使用登録が不要な2.4GHz帯を利用するワイヤレス通信規格であるという点で一致しています(Wi-Fiには5GHz帯を使う規格もあります)。しかし、Wi-FiのほうがBluetoothより通信半径が広く、通信速度も上回ります。サイズが大きいファイルの送受信や、音楽/動画のストリーミング配信といった用途には、だんぜんWi-Fiのほうが有利です。一方、Bluetoothは安定してつながることを重視し規格が制定されました。2.4GHz帯は電子レンジなどの家電にも使用されるため、周囲に電化製品が多い場所でWi-Fiは影響を受けやすいことが難点ですが、Bluetoothにはその影響を最小限に抑えるしくみが用意されています。待機時を含めたときの消費電力が少ないこともメリットです。AirDropを利用できるiPhoneは、従来規格に比べ大幅に省電力化された「Bluetooth 4.0」と、最大24MB/秒の高速通信が可能な「Bluetooth 3.0+HS」の両方のBluetooth規格をサポートしています。Bluetoothだけでもそれなりの速度でファイルをやり取りできますが、Bluetoothでセッションを開始したあと通信経路をWi-Fiに切り替えることにより、より高速なファイル転送を可能にしています。だから、BluetoothとWi-Fiのどちらが欠けてもAirDropは動作しません。AirDropの機能を使おうとしたとき、それらの通信機能がオフの場合は、「タップしてWi-FiやBluetoothをオンにしてください」とメッセージが表示されます。
2015年05月10日●エントリーモデルの選び方前回、前々回では無線LANルーターの最新規格、IEEE802.11acについて解説したが、販売店では非常に多くのルーターが並んでおり、どれを選べばいいのか迷ってしまう。そこで、今回は筆者の独断と偏見に基づいた選択基準を紹介しよう。○エントリー機器は11n対応も考慮して11ac対応のルーターは2年ほど前から出ており、現在販売中の製品の多くは11ac対応だ。しかし11acという通信規格にはオプションが多いため、製品のバリエーションは非常に広い。価格だけで選べば433Mbpsの通信速度に対応したエントリーモデルが、5,000円を切る程度から購入できる。確かに433Mbpsでも11nに比べれば1.4倍程度の高速化が実現しているのだが、433Mbpsではアンテナは1組だけで、MU-MIMOやビームフォーミングといった11acの魅力的な機能は利用できない。また、11nでの通信速度にも気をつけたい。エントリーモデルでは11nで150Mbpsしか出ない製品があるのだ。まだまだ数多く残っている11ac非対応機器、特に11nのことを考えると、300Mbps出る製品を選んでおきたい。エントリーモデルを選ぶ意味があるのは、たとえばアパートなど使用する場所が狭く、所有する11ac対応機器がiPhone 6など433Mbps止まりで、その他の機器もそれほど多くないというような状況が考えられるだろう。それ以外であれば、ミドルレンジ以上の機器を選択したい。なお、ホテルなどのLANを無線化するためのポータブルルーター(モバイルではない)も登場しており、こちらは11ac対応でもさらに安く、3,000円前後から購入できる。こうした製品はホテルの部屋の中で使えればいいため、電波の出力や処理能力も思い切って割り切っており、自宅などで恒常的に使うには向いていないことは覚えておこう。●ミドルレンジ以上の選び方○ミドルレンジからは機能性を重視通信速度が867Mbps以上のミドルレンジ機器については、アンテナが2組の2×2 MIMOを採用しており、11nでも2.4GHz帯、5GHz帯ともに300Mbpsに対応する製品がほとんど。価格帯は1万円前後からと比較的購入しやすく、多くのユーザーはこのレンジの製品を選べばいいだろう。ミドルレンジの製品以上はアンテナが複数組あったり、処理能力がエントリーモデルよりも高いことから、MU-MIMOやビームフォーミングといった11acならではの機能をサポートしていることも多い。こうした機能に対応しているかどうかを事前にチェックしておこう。通信速度が1.3Gbps以上のハイエンド製品に関しては、ノートPCなど3×3 MIMO製品が多い環境や、接続する機器が多い環境でMU-MIMOなどを有効活用したい場合に選びたい。ハイエンド製品は電波の出力も高いものが多いため、一軒家など広い場所で使いたい場合にも有効だ。ハイエンド製品は1万円台後半からの価格帯になるが、一度購入すれば規格が大きく変わるまでの数年は使うものだけに、思い切って上の価格帯を狙うのも、ひとつの選択肢だ。このクラスでケチケチしても仕方がないので、最上位機種の指名買いもアリだ。なお、最近プロバイダー等からレンタル等の形で配布されるようになったルーターにも、11ac対応のものが増えてきている。たとえば現在フレッツ光のギガビット対応サービスで使われているホームゲートウェイは1.3Gbps対応の11ac対応ルーターなので、改めて購入し直す必要はない。逆に、1年以上前から使っているルーターであれば、ほとんどが11n対応止まりのはずだ。●クライアント側の対応状況を確認○クライアント側も再確認11ac対応のルーターに切り替えるにせよ、クライアント側が対応していなければあまり意味がない。11ac対応機器はどれくらい増えているだろうか?まずiPhoneでは、最新のiPhone 6/6 Plusが11ac対応だ。ただしMIMO対応ではないので、リンク速度は最大で433Mbps止まりだ。WPSやAOSSには対応していないが、最近はアプリで簡単接続できるものが増えている。Androidスマートフォンでは2013年の夏モデルから11ac対応のものが増えている。ただし、2×2 MIMOに対応しているのは昨年秋モデル以降のハイエンド製品からの対応だ。一方、SIMフリー端末として販売されているミドルレンジクラスの場合、11ac対応の機種は、発表されたばかりのZenFone 2以外存在していない(ZenFone 2は価格帯以外はハイエンドと言っていいが)。タブレットの場合、iPad Air 2が11ac対応で、最大867Mbps(2×2 MIMO)に対応。AndroidタブレットではNexus 9やXperia Z3 Tablet Compactなどが11acおよび2×2 MIMOに対応している。Android派生も含めれば、Kindle Fire HDX 8.9(2014年モデル)も11acの2×2 MIMO対応だ。一方ゲーム機やAV機器では、11ac対応の製品はまだ存在しない。こうした機器を11acに対応させるためには、イーサネットアダプタ、あるいは子機と呼ばれるものを有線LANポートに接続すればいい。ルーターには子機が同梱されている製品もあるので、よく選んでみよう。モバイルルーターに関しては、ドコモのLTE-Advanced対応と、au/UQのWiMAX 2+対応製品がそのまま11ac対応モデルになっている。いずれも433Mbpsまでの対応だ。現在利用中のルーターが11ac非対応の場合、急いで切り替える必要はないが、2年縛りが終わるなどして、機種変更できるタイミングになったら、最新の端末を選ぶといい。MVNO向けの、SIMロックフリーのルーターについては11ac対応機種が登場しているので、これを選ぶといい。無線ルーターは数年単位で使う機器なので、なるべく上の規格をサポートしたものを選んだほうが、結局は長く使え、トータルでは安上がりだったということも多い。将来のことも気にかかるが、11acの「次」の規格の登場はまだ当分先になるはずなので、今は11acのことだけ考えておけばいいだろう。次回は最終回として、無線LANを使う上での注意事項について紹介したい。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月09日東日本旅客鉄道(JR東日本)は1日、東北新幹線の車内にて、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」の試行を開始した。当初は1編成で提供。順次範囲を拡大していき、2015年6月末までに3編成で提供予定。「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」は、駅や車両内などで利用できるJR東日本の無料Wi-Fiサービス。山手線および羽田空港など東日本エリア全5箇所の「JR EAST Travel Service Center」で提供しており、今回の取り組みで東北新幹線が加わる形となる。SSID名称は「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」。利用にはメールアドレスの登録が必要で、1回の接続時間は3時間。1日の利用回数に制限はない。サービス提供車両には、車内にステッカーを掲示する。
2015年05月08日NEC、NECプラットフォームズは8日、4ストリームのIEEE802.11acに対応し、理論値最大1,733Mbpsの通信が可能なWi-Fiホームルータ「Aterm WG2600HP」を22日より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別20,000円弱。「Aterm WG2600HP」は、5Hz帯で理論値最大1,733Mbps、2.4Ghz帯で理論値最大800Mbps(256QAM変調)の通信が可能なWi-Fiホームルータ。IEEE802.11acの技術である「MU-MIMO」に対応し、スマートフォンやノートPCなど複数端末の同時接続時でも通信速度が低下しないという。またアンテナには同社のμSRアンテナを活かした「新アンテナシステム」を採用しており非採用時に比べ、実効通信速度では約20%、実測値では100Mbps以上の通信速度の向上を実現している。デザイン面では、μSRアンテナの採用、放熱設計の最適化などにより、4ストリームの11ac対応Wi-Fiホームルータとしては国内最小(2015年5月8日時点、同社調べ)サイズとなっている。「Aterm WG2600HP」のサイズ/重量は、幅約38mm×高さ約181mm×奥行き約130mm/約600g。「Aterm WG2600HP」単体での販売のほか、イーサネットコンバータがセットになったモデルも6月4日より販売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別39,000円弱。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月08日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『システムサービスにある「Wi-Fiネットワーク」を切ってもOK?』という質問に答えます。***質問にある「システムサービス」とは、位置情報サービスのうちシステム(iOS)が利用する項目を指します。「設定」から「プライバシー」→「位置情報サービス」の順にタップし、画面をいちばん下までスクロールすれば現れます。この「システムサービス」には、いくつものスイッチが用意されています。同じApple IDでひも付けられたiPhone/iPadの位置情報をチェックする「iPhoneを探す」、タイムゾーンを自動設定する「時間帯の設定」、リマインダーアプリなどの指定場所で通知する機能に利用される「位置情報に基づく通知」、といったスイッチは初期値で有効にされているため、必要に応じてオフにすると消費電力の低減、ひいてはバッテリーの節約につながります。「Wi-Fiネットワーク」もそのスイッチのひとつですが、名前のためか機能が混同されやすくなっています。Wi-Fi機能そのものに影響はないため、Wi-Fiネットワークに接続しているときにオフにしても通信が切断されないことを確認できるはずです。この「Wi-Fiネットワーク」スイッチは、Wi-Fiアクセスポイントから位置情報を得るためのものです。「マップ」などの位置情報を必要とするアプリは、全地球測位システム(GPS)のデータだけでなく、携帯電話基地局やWi-Fiアクセスポイントのデータも取得して、測位を行います。つまり、「Wi-Fiネットワーク」スイッチをオフにすると、測位を行うときにWi-Fiアクセスポイントからの情報を参照しなくなります。そのぶん測位の精度は低下する可能性があるものの、近くにWi-Fiアクセスポイントがない山間部や沿海部ではオフにしても影響は少ないと考えられます。もっとも、ひんぱんにスイッチをオン/オフするほど電力を大量消費しませんから、よほど省エネ設定を追い込みたいとき以外はオンのままでいいのではないでしょうか。
2015年05月01日グラモは4月22日、スマートフォンなどから家電を制御できる学習リモコン「iRemocon Wi-Fi」専用アプリの最新版をApp Storeにて提供開始した。今回のアップデートにより、Apple Watchに対応。アプリのインストールとアップデートは無料だ。iRemocon Wi-Fiは、ユーザーが自宅や外出先からスマートフォンなどで家電を操作できるようにする学習リモコンだ。専用アプリ「iRemocon Wi-Fi」のアップデートによって、Apple Watchに対応。バージョンは4.2.0となる。「iRemocon Wi-Fi」アプリをApple Watchにインストールすることで家電を制御できるようになり、iRemocon Wi-Fi本体に搭載された環境センサーの情報をApple Watch上から確認可能だ。部屋の状態を把握して、家電機器の操作を行える。
2015年04月23日米Googleは4月20日(現地時間)、ウエアラブル端末向けプラットフォーム「Android Wear」のアップデートを発表した。ディスプレイ常時オン機能の拡大、Wi-Fiサポート、手首の回転を使ったカードナビゲーション、手書きによる絵文字入力などを追加する。Android Wearにはディスプレイを常時オンにする設定が用意されており、有効にするとユーザーが端末を使用していない時に時計が表示される。これは消費電力を抑えながら常に情報(時間)にアクセスできるようにするオプションで、使用していない時の時計表示は省電力モードになる。最新版では、このオプションがアプリに拡大される。たとえば目的地の地図や、買うものをリストしたTo-Doリストなどをいつでも確認できるように常に表示しておく。Wi-Fiサポートによって、Wi-Fi機能を内蔵するAndroid Wear端末がWi-Fiネットワークに接続し、スマートフォンがデータサービスに接続していたら、従来のBluetoothを通じたスマートフォンとの連係機能(通知、メッセージの送受信など)を使用できる。Bluetoothの接続範囲という制限を超えて、より自由にAndroid Wear端末を使用できるようになる。画面にタッチすることなくすばやく情報にアクセスできるように、新たに手首の動きで通知やGoogle Nowのカードをナビゲートできるようになった。Android Wear端末を装着した手首を外側に動かすと次のカードに移動、内側に返すと前のカードに移動する。テキストと違って絵文字は音声では入力できないが、新しい「Draw emoji」を使うと、絵文字の簡単なスケッチを手書きして絵文字をすばやく入力できる。例えば、親指を立てた手の形を描くとサムズアップの絵文字が入力される。Android Wearの最新版は間もなく発売になる「LG Watch Urbane」のほか、Google Storeで販売されている「Moto 360」「LG G Watch」「LG G Watch R」「ASUS ZenWatch」「Samsung Gear Live」「Sony SmartWatch 3」向けにも数週間中にアップデートが提供される。
2015年04月21日ソフトバンクモバイル、ウィルコム沖縄は、ワイモバイルブランドからPocket WiFiシリーズ最軽量となるモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 401HW」(ファーウェイ製)を27日より発売する。「Pocket WiFi 401HW」は、重量約75gという軽量設計が特徴のモバイルWi-Fiルーター。下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのLTEをサポートしている。本体表面には、電波の状態、Wi-Fi接続の有無、電池残量を表示するLEDを搭載。直感的に状況を確認できるという。そのほか、電源を入れてから待ち受け画面が約5秒で起動する「クイック起動」機能を備えている。「Pocket WiFi 401HW」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約90.9mm×高さ約56mm×厚さ約13.0mm/約75g。バッテリー容量は1,500mAh。最大連続通信時間は約6時間。最大連続待機時間は約440時間(無線LAN オフ時)。通信面では、下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのLTE、下り最大110Mbps/上り最大10MbpsのAXGPをサポート。無線LANの規格はIEEE802.11b/g/n。同時接続可能台数は10台。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月20日Imagination Technologies(IMG)は、長時間のバッテリ駆動と低価格が要求されるウェアラブル機器やIoT、各種無線ネットワーク型デバイスなどに向け、超低消費電力通信機能をSoCに統合することを可能とする無線ネットワークIPファミリ「Ensigma Whisper RPU(Radio Processing Unit)」を発表した。同IPは、同社の低消費電力Ensigma Whisper Series5アーキテクチャをベースとし、高性能なオンチップ通信の実現に焦点をあてたEnsigma Explorer RPUファミリを補完するものとして開発され、コアはスマートウォッチ、ホームオートメーション、ヘルスケア、車載用機器、各種産業用に必要なIoTやその他アプリケーションをターゲットとし、次世代SoCの用途に合わせた実装構成を可能とするエンジンとして位置づけられている。カスタマは個々のアプリケーションに基づいて、Wi-Fi 802.11nかBluetooth Smart、または2つの規格の組み合わせかを選択して、Ensigma Whisper RPUを実装することができるほか、同IPはアプリケーションの市場投入速度を向上させることを目的に、規格認証を含めた総合的な通信ソリューションとして提供されるという。また、同社ならびにパートナー企業から、カスタマイズ可能なRFとアナログフロントエンドを必要に応じて提供することができ、第1弾としてIMGよりオーディオ/ビデオストリーミングに対応した低電力デバイス向けWi-Fi 802.11n IPコア「C5400」、センサハブ、ウェアラブル機器、ホームオートメーションなどのデバイスに制御機能を提供する、超低消費電力/短距離通信用のBluetooth Smart IPコア「C5300」、ウェアラブル機器のようなアプリケーション向けに制御アプリケーション用Bluetooth Smartとストリーミング用Wi-Fi 802.11nを兼ね備え、並列動作可能なIPコア「C5401」の3つのバージョンを提供するとしている。超低電力通信技術を持つEnsigma Whisper RPUは、コアの静的および動的な電力消費の両方を最適化するEnsigma用のImaginationのPowerGearingとともに、 高度に最適化された構成可能なハードウェアを特長としています。なお、すでに同社ではEnsigma Whisper RPUのライセンス提供を開始しているという。
2015年04月16日UQコミュニケーションズは14日、データ通信端末「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」について、最新バージョンのファームウェア「2.00」を公開した。今回のバージョンアップでは、セキュリティ向上のための対応を行っている。ほかにも、任意のSSIDに名称変更できない場合がある不具合を修正し、WiMAX2+の通信性能の最適化を実施した。バージョンアップはオンラインで行うことができ、一般的な回線で行う場合、約6分ほどで終了する。注意事項として、電池残量が30%未満ではバージョンアップを行えず、「アクセスポイントモード」で利用している場合は別売のクレードルから外して行う必要がある。
2015年04月14日NTTドコモは「Home Wi-Fiサービス」を5月31日をもって終了する。これに伴い、サービス利用者にレンタル中のHome Wi-Fiルーターを無償で提供する。「Home Wi-Fiサービス」終了後、貸し出し中のHome Wi-Fiルーターは無線LANルーターとして利用可能。利用者には無償譲渡される。譲渡にあたっての手続きは不要。譲渡されたルーターについては、故障交換などのサポートは受けられない。なお、同サービスの新規受付は昨年11月30日に終了している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月14日米Appleは4月8日(現地時間)、パフォーマンスの向上とバグ修正を目的としたiOS 8のアップデート「iOS 8.3」の提供を開始した。「Wi-FiおよびBluetooth」「画面の向きと回転」「メッセージ」「ファミリー共有」「CarPlay」「エンタープライズ」「アクセシビリティ」といった機能で、リリースノートに記載されているだけでも50近い改善と修正が行われている。同社はiOS 8.3の開発からiOSにもBeta Software Programを拡大し、広く一般からフィードバックを収集していた。新機能は、300以上の新しい絵文字が加わった新デザインの絵文字キーボード、迷惑メールを「メッセージ」から直接報告できる機能、連絡先に登録されている人以外から送信されたiMessageをフィルタする機能など。また最新のiCloudフォトライブラリに対応し、同日にリリースされたOS X 10.10.3に含まれるOS X版の「写真」アプリと連係する。
2015年04月09日東日本旅客鉄道(JR東日本)は8日、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」を整備し、山の手線内全駅でサービスを提供すると発表した。現在の12駅に加え、2015年4月末までに新たに24駅でサービスを開始する。今回のサービス提供により、JR東日本エリアでは41駅と全5箇所の「JR EAST Travel Service Center」で、「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」が利用できるようになる。サービスを利用できる場所は、各駅の改札口付近に設置するアクセスポイント周辺。利用できる場所では、「JR-EAST FREE Wi-Fi」のロゴに加え、シンボルマーク「Japan. Free Wi-Fi」のロゴも構内に掲出する。「JR EAST Travel Service Center」の場所は、長野駅、福島駅、郡山駅、横浜駅、成田空港、羽田空港国際線ビル駅、空港第2ビル駅の5カ所。
2015年04月08日米Broadcomは2015年3月にバロセロナで開催されたMWCにおいて、新しい5G Wi-Fi製品を発表したが、これを含めて5G Wi-Fiの動向に関しての説明会を3月31日に都内で開催した(Photo01)。基本的な話としては、5G Wi-Fiと同社が呼ぶIEEE 802.11acは非常に強い勢いでDeployしており、今後もこの勢いは続くだろう、という見通しが語られたわけだが、この一文で終わらせてしまうのも何なのでもう少しきちんと説明したいと思う。とりあえずWireless Connectivityそのもののニーズはどんどん高まる方向にあるのはご存知の通り。多くのサービスとデバイスが存在し、さらにこれを支えるインフラもどんどん充実の方向にある(Photo02)。このマーケット、IDCの予測では2018年までに1400億ドルまで広がり(Photo03)、台数も2018年までに100億台に達するとする(Photo04)。これだけの台数がネットワークに繋がるわけで、必要とされる帯域も当然猛烈なものになる(Photo05)、と同社では見込んで居る。こうした状況に対する同社の回答が5G Wi-Fiである。すでにRouter/Smartphone/TV・PCが広範に対応しており、今後どんどん増えてゆくことが期待できるとする(Photo06)。これについて、まずインフラ側であるRouterは、2015年度には出荷量の90%以上が2x2 MIMO対応の製品になるとしており(Photo07)、5G Wi-Fiへの普及の準備が出来ているとする。またクライアント側の一例としてSmartphone向けを見ると(Photo08)、流石に3×3以上はアンテナの設置が難しいということで存在しないが、2019年頃には出荷量の2割以上が2×2対応になるとしており、5G Wi-Fiが順調に普及してゆくと見ている。余談になるが、Photo07で何故2016年には一端9.7%まで比率が下がる1×1のRouterが、その後次第に伸びてゆくのかの見解をRecker氏に尋ねたところ、個人的見解としながら「例えばBluetoothのHubの様なものが増えてゆく事は考えられる」という話だった。確かにこうした用途であれば、2×2は必要ないだろう。さて、その5G Wi-Fiの有用な用途として示された例が、1~2万人規模のスタジアムである。Recker氏によれば、特にスタジアムなどではこれまでと異なる使われ方をする、としている。これまでであれば、例えば音楽や動画の視聴や、あるいはSNSのアクセスなど、コンテンツのダウンロードが主体であった。ところがスタジアムでは、目の前のシーンを撮影したり、有名人のプレイを録画して、それらをSNSなどにアップロードして共有する、という使われ方が少なくないという。こうした使われ方をする場合、まず絶対的な帯域が必要という話であった。またこうした大きなスタジアムでは、例えば会場の遠い場所だと双眼鏡無しではまともに見えない、なんてケースも珍しく無い。ところがこうした場所では、「会場内のみで配信」という形で、TVカメラの映像をそのままBroadcastで流すサービスがしばしば行われており、これを利用すればプレイの様子を手持ちのSmartphoneなどでもっとはっきり観ることが出来る。こうした使われ方にもやはりWi-Fiは便利であるとしている。Recker氏によれば、昨年サンタクララにオープンしたLevi’s Stadium(サンフランシスコの49ersが本拠地としていることでも有名)の場合、会場内には2300もの5G Wi-Fiのアクセスポイントが設置されているという。ここでメリットとなるのは、単に5G Wi-Fiにより帯域が増えるのみならず、到達距離をさらに伸ばしたり、あるいはBeam Formingの機能を使って干渉を最小限に抑えるといったメリットもあるという。これはアクセスポイント側だけではなく、Smartphoneの側も同様に2×2 MIMOに対応していればBeam Formingが利用できるので帯域増やしたり干渉を防いだり、といった事が可能になるとしている。ちなみにQualcommは2015年のMWCでLTE-Uを発表したが、これに関してのRecker氏の見解は「問題は後方互換性だと思う。すでに10億台ものWi-Fi機器があり、5G Wi-Fiはこれらと互換性がある。しかしLTE-Uにはこれが無い。『新しい規格では今までの機器は使えません』というのは、かなり厳しいと思う」とした。またアクセスポイントは安価に増設できるが、LTEの基地局は価格も高いし、簡単に増設できるものでもないとし、さらにスタジアムの様な混雑した場所では、基本的にはLTEなどは(5G Wi-Fiに比べて)あまり向いていないと説明した。特に5G Wi-Fiの場合、距離とか位置測定を行う機能もあるが、こうしたものはLTEにはない(正確に言えば無くはないのだが、Wi-Fiのアクセスポイントほどの精度を出すのは難しい)ため、混雑した場所では5G Wi-Fiの方がずっと適切である、というのがRecker氏の説明であった。説明の最後に出てきたのが先のプレスリリースにも出てきた、RSDB(Real Simultaneous Dual Band)製品である。具体的な製品としてはBCM4359(2×2 MIMO)やBCM43455(1×1 MIMO)になるのだが、これらは2.4GHzと5GHzを同時に利用することが可能である。なので、BCM43455を搭載したSmartphoneは、Photo10の様にBluetoothを使ってさまざまな周辺機器と接続しつつ、5G Wi-FiでネットワークそのものやMiracastなどを利用することが可能になる。特に今年になってWi-Fi Allianceが発表したWi-Fi Awareではさらに多くのデバイスがWi-Fiで繋がる事が期待できるとしており、これとすでに広く利用されているBluetooth機器が両立するためには、干渉防止の観点からも絶対的な帯域の観点からも、Wi-Fi側が5GHz帯を主に利用することが好ましい。となるとIEEE 802.11nでは機能的に不十分なわけで、5G Wi-Fiの出番である、というのが氏のまとめであった。さて、以下Q&Aの内容などを加味しつつ、もう少しだけ補足を。まず同社は当分のところ、Wi-FiとBluetooth以外には手を出すつもりは無いようだ。ご存知の話ではあるが、同社は2013年9月にRenesas ElectronicsからRMEとRMI、それとLTEモデムに関する資産を入手しており、これをベースにLTE Turnkey Platformを開発する計画を2014年2月に発表したりしたものの、2014年7月に開催された2nd QuarterのConference callの中で公式にLTEを含む携帯向けBaseband businessを終了することを発表しており、それもあってか(Qualcommの様な)LTEモデムとWi-Fi/Bluetoothの統合には否定的だった。公式には「我々は半年ごとにWi-Fi製品をUpdateしており、こうした短い期間での製品Updateを考えると色々統合するのはむしろ困難が多い」としているが、統合すべきLTEモデムの手持ちが無いのも実情であろう。またIoTを見据えると、情報家電系はWi-Fi/Bluetoothで足りるが、Smart LightingとかSmart Meterなどの用途にはIEEE 802.15.4をベースにしたZigbee/Z-Waveなどや、あるいはThreadなどの規格がある。これらもどこかでInternet Gatewayは必要であるわけで、特にRouter/DSL向け製品の中でこれらをサポートすれば可能性がさらに広まりそうな気がするのだが、これに関しては個人的見解としながらも「私はBluetoothの可能性を信じているし、BluetoothベースのMesh Networkなども現在開発が進んでおり、ZigBeeなどは全部Bluetoothで代替できると考えている」との事だった。もっとも後で「でもSub 1GHzの代替は出来ないよね?」と確認したらニヤっと笑ったあたりは、そのあたりの事を全部踏まえた上での話であろう。要するにBroadcomとしては、Wi-Fi/Bluetoothに全力を振り向ける形で、他の規格はサポートしないという方針が明確に決まっている、という事の様だ。その分、今後の規格については積極的であり、IEEE 802.11vhtとかIEEE 802.11adも検討をしているとか。ただIEEE 802.11adについては「現時点ではこれを利用する必要があるKiller Applicationが存在し無い。また、Smartphoneの場合、すでにアンテナが多数入っている状態で、さらに60GHz帯のためにもう1つアンテナを追加してもらうことが可能かどうか、疑わしい」ということで、暫くは様子を見ている状態だそうである。個人的な感想でいえば、IoTの名の下に何でもかんでも繋ごうと手を広げるよりも、守備範囲をWi-FiとBluetoothに絞り、その範囲内で出来ることをやるというBroadcomのアプローチそのものは好感が持てる。とはいえ、Wi-FiにしてもBluetoothにしても、ある意味Commodityな規格であり、Qualcommをはじめとする主要なLTEモデムベンダはすべてWi-Fiを統合した1チップ製品をリリースしている。なので、Broadcomがここでシェアを獲得し続けるためには差別化として新しい技術を継続的に導入してゆく位しか方法がなく、今のところはIEEE 802.11acがその武器であるが、これもいずれはCommodity化するわけで、その時にBroadcomは今度何を提供できているのか、が興味あるところである。
2015年04月02日セブン-イレブン・ジャパン、富士ゼロックスは31日、セブン-イレブン店舗の「マルチコピー機」を刷新し、スマートフォンからWi-Fi経由で写真プリントできる機能を追加すると発表した。「マルチコピー機」は4月より全面刷新を開始し、2016年1月末までに導入を完了する予定。新たに導入される「マルチコピー機」では、専用のアプリ「セブン-イレブン マルチコピー」を利用することで、Wi-Fi経由でのプリント/スキャンに対応する。これによりユーザーのスマートフォンに保存されている写真や文書を、ログインやパスワードを入力することなくプリントできるようになる。また、スキャンデータの保存先としてスマートフォンを利用でき、スキャンした文書をメールへ添付、スキャンした画像をSNSへアップロードすることもできる。写真のプリントには、富士フイルム製の写真専用プリンターを利用し、高画質化するとともに、より自然な発色・色合いを実現する。さらに、プリントする際には、画像を撮影日ごとやフォルダごとに検索できるほか、画像の縮小に対応し、フチ付きで画像欠けのない写真がプリントできるという。専用アプリ「セブン-イレブン マルチコピー」は、サービス開始後、App StoreおよびGoogle Playからダウンロード可能となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月31日フロンティアファクトリーは、米Sling Mediaの高画質リモート視聴システム「Slingbox」の新製品で「Slingbox M1」を4月10日から発売する。同製品はWi-Fiに対応しているほか、スマートフォンからの設定が可能となっている。価格はオープンで、市場予想価格は税別32,800円前後。「Slingbox」は、自宅のレコーダーに接続してインターネットにつなぐことで、スマートフォンやタブレット端末、PCから自宅のテレビを視聴できる高画質リモート視聴システム。地デジのほか、BS・CS・CATVなどの加入している有料放送や録画された番組、DVDやBlu-rayなど、レコーダーで視聴できる映像や番組は全て視聴できる。新たに発売される「Slingbox M1」は、Wi-Fiに対応した「Slingbox」。これまでは有線ネットワーク環境が必須だったが、Wi-Fi対応により端末の設置場所を自由に決められるようになった。また、これまでの「Slingbox」シリーズはPCでの環境設定が必須だったが、iPhone、iPad、Android端末による設定が可能となっている。「Slingbox M1」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約180mm×高さ約45mm×厚さ約110mm/約420g。入出力端子は、RCA音声端子(左右)、コンポーネント(ビデオ)端子、コンポジット(ビデオ)端子。Wi-Fiの規格はIEEE802.11a/b/g/n。対応OSは、Windows 7以降(8はデスクトップモードのみの対応)、Mac OS X 10.9以降、iOS 7.0以降、Android 2.2以降。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月25日