ソフトバンクモバイル、ウィルコム沖縄は、ワイモバイルブランドからPocket WiFiシリーズ最軽量となるモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 401HW」(ファーウェイ製)を27日より発売する。「Pocket WiFi 401HW」は、重量約75gという軽量設計が特徴のモバイルWi-Fiルーター。下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのLTEをサポートしている。本体表面には、電波の状態、Wi-Fi接続の有無、電池残量を表示するLEDを搭載。直感的に状況を確認できるという。そのほか、電源を入れてから待ち受け画面が約5秒で起動する「クイック起動」機能を備えている。「Pocket WiFi 401HW」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約90.9mm×高さ約56mm×厚さ約13.0mm/約75g。バッテリー容量は1,500mAh。最大連続通信時間は約6時間。最大連続待機時間は約440時間(無線LAN オフ時)。通信面では、下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのLTE、下り最大110Mbps/上り最大10MbpsのAXGPをサポート。無線LANの規格はIEEE802.11b/g/n。同時接続可能台数は10台。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月20日Imagination Technologies(IMG)は、長時間のバッテリ駆動と低価格が要求されるウェアラブル機器やIoT、各種無線ネットワーク型デバイスなどに向け、超低消費電力通信機能をSoCに統合することを可能とする無線ネットワークIPファミリ「Ensigma Whisper RPU(Radio Processing Unit)」を発表した。同IPは、同社の低消費電力Ensigma Whisper Series5アーキテクチャをベースとし、高性能なオンチップ通信の実現に焦点をあてたEnsigma Explorer RPUファミリを補完するものとして開発され、コアはスマートウォッチ、ホームオートメーション、ヘルスケア、車載用機器、各種産業用に必要なIoTやその他アプリケーションをターゲットとし、次世代SoCの用途に合わせた実装構成を可能とするエンジンとして位置づけられている。カスタマは個々のアプリケーションに基づいて、Wi-Fi 802.11nかBluetooth Smart、または2つの規格の組み合わせかを選択して、Ensigma Whisper RPUを実装することができるほか、同IPはアプリケーションの市場投入速度を向上させることを目的に、規格認証を含めた総合的な通信ソリューションとして提供されるという。また、同社ならびにパートナー企業から、カスタマイズ可能なRFとアナログフロントエンドを必要に応じて提供することができ、第1弾としてIMGよりオーディオ/ビデオストリーミングに対応した低電力デバイス向けWi-Fi 802.11n IPコア「C5400」、センサハブ、ウェアラブル機器、ホームオートメーションなどのデバイスに制御機能を提供する、超低消費電力/短距離通信用のBluetooth Smart IPコア「C5300」、ウェアラブル機器のようなアプリケーション向けに制御アプリケーション用Bluetooth Smartとストリーミング用Wi-Fi 802.11nを兼ね備え、並列動作可能なIPコア「C5401」の3つのバージョンを提供するとしている。超低電力通信技術を持つEnsigma Whisper RPUは、コアの静的および動的な電力消費の両方を最適化するEnsigma用のImaginationのPowerGearingとともに、 高度に最適化された構成可能なハードウェアを特長としています。なお、すでに同社ではEnsigma Whisper RPUのライセンス提供を開始しているという。
2015年04月16日UQコミュニケーションズは14日、データ通信端末「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」について、最新バージョンのファームウェア「2.00」を公開した。今回のバージョンアップでは、セキュリティ向上のための対応を行っている。ほかにも、任意のSSIDに名称変更できない場合がある不具合を修正し、WiMAX2+の通信性能の最適化を実施した。バージョンアップはオンラインで行うことができ、一般的な回線で行う場合、約6分ほどで終了する。注意事項として、電池残量が30%未満ではバージョンアップを行えず、「アクセスポイントモード」で利用している場合は別売のクレードルから外して行う必要がある。
2015年04月14日NTTドコモは「Home Wi-Fiサービス」を5月31日をもって終了する。これに伴い、サービス利用者にレンタル中のHome Wi-Fiルーターを無償で提供する。「Home Wi-Fiサービス」終了後、貸し出し中のHome Wi-Fiルーターは無線LANルーターとして利用可能。利用者には無償譲渡される。譲渡にあたっての手続きは不要。譲渡されたルーターについては、故障交換などのサポートは受けられない。なお、同サービスの新規受付は昨年11月30日に終了している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月14日IoT(Internet of Things)という言葉をご存知でしょうか? これまで、ただの"モノ"でしかなかった家や車、そして歯ブラシまでもがネットへ直接繋がる時代になることを指しています。この連載では、全てが"ネット"に繋がる時代だからこそ、思わぬところで漏れてしまう自分の情報をどのように意識して取り扱っていくか、トレンドマイクロの方に解説していただきます。○東京オリンピック・パラリンピックに向けて拡大するWi-Fiサービス皆さんも御存知のように、2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。大会を間近で見られることも楽しみですが、筆者としては仕事柄、5年後の大会開催を見据えて様々なITの普及がこれまで以上に進むことに期待が高まります。その一つとして注目するのが、外出先でアクセスポイントと呼ばれる機器に接続することで、ネットに無線接続できる公衆無線LAN、いわゆる「公衆Wi-Fi」の仕組みです。例えば、現地の電話回線を自由に利用できない状況にある海外旅行時の通信手段として重宝します。日本では、国土交通省などが東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、観光立国を推進する観点から、公衆Wi-Fiの促進に取り組んでいます。また、公衆Wi-Fiは電話が混雑してつながりにくくなってしまう災害時などにも、比較的ネットに接続し易いことから、非常時の効果的な通信手段としても期待されています。こうした取り組みも影響し、国内でもカフェやコンビニ、駅などWi-Fiが使える場所がますます増えています。Wi-Fiを利用すると通信量の制限を気にすることなく動画サイトなども見られるため、外出先で利用する方も多いのではないでしょうか。都内で昨年12月に始まった地下鉄のWi‐Fiサービスを始め、誰でも使える無料の公衆Wi-Fiも多く存在します。居心地の良いカフェで最新のノートパソコンを開き、お気に入りのコーヒーを飲みながらネットを楽しむ姿は、都会生活のあこがれの一つとも言えそうですが、近い将来国内のどこにいても、同じような楽しみ方が出来るようになるかもしれません。○便利なWi-Fiの落とし穴に注意通信量の制限なく無料で利用できる公衆Wi-Fiは大変便利ですが、使い方を誤ると通信内容を盗み見られてしまったり、IDとパスワードなどの重要情報が奪われ、ネット上でなりすましの被害にあったりする危険性があります。公衆Wi-Fiは、誰でも自由に使える仕組みである以上、その他のネットの脅威と同様、これに便乗しようとするサイバー犯罪者の存在には注意が必要です。中には、偽のアクセスポイントを用意し、無料の公衆Wi-Fiと見せかけて人々を罠にかけようとする攻撃も存在します。言い換えるならば、公衆Wi-Fiを何気なく使うのは、旅先でその場所の治安を判断せずに、財布を見せびらかせて路上を歩くような行為とも言えるのです。ちなみに、先日総務省が、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)への旅行者に対して行った公衆Wi-Fiのセキュリティに関する調査では、日本人観光者の48.6%、外国人観光者の28.0%が、公衆Wi-Fi利用時の脅威について対策を実施していないことが分かりました(総務省調査、PDFが開きます)。世界でも有数の安全な国として知られる日本に住む私たちは、サイバー空間上の安全性についても過信してしまいがちなのかもしれません。きたるIoT時代、公衆Wi-Fiは外であらゆる端末をネットに繋げるための社会の重要インフラといっても過言ではありません。セキュリティを考えずに使うことで、思わぬ落とし穴にはまってしまうことのないよう、公衆Wi-Fiの利用時は、最低限の対策を心がけましょう。○具体的な対策よく知っている共通シンボルマークや提供会社の表示がある場所の公衆Wi-Fiを利用する(その際、SSIDと呼ばれる端末に表示されるアクセスポイントの名称が表示通りかも確認)公衆Wi-Fiでは、ネットバンキングやネットショッピングの決済など、盗聴されて困る情報を入力しない公衆Wi-Fi利用時にID/パスワード入力を求められたら、他で利用中のID/パスワードを使いまわさないこれはすなわち、知らない国の知らない街を歩くときの心がけと同じです。今居る場所が安全かどうかを確認(信頼できる公衆Wi-Fiを選ぶ)財布をみせびらかさない。大金を持ち歩かない(重要な情報は入力しない)パスポートや鍵は慎重に保管する(IDやパスワードを使いまわさない)便利さや表面上のカッコよさだけを優先させることなく、安全性もしっかり確認してネットを楽しんでこそ、IoE時代のスマートな大人と言えるでしょう。筆者:森本 純(もりもと じゅん)トレンドマイクロ株式会社 マーケティング戦略部コアテク・スレットマーケティング課 シニアスペシャリストネットを安全に楽しむためのセキュリティ情報サイト「is702」の企画・運営をはじめ、セキュリティエンジニアとしての実務経験を元に大学生から企業ユーザまで広く様々な立場の人への脅威啓発活動を担当している。
2015年04月09日米Appleは4月8日(現地時間)、パフォーマンスの向上とバグ修正を目的としたiOS 8のアップデート「iOS 8.3」の提供を開始した。「Wi-FiおよびBluetooth」「画面の向きと回転」「メッセージ」「ファミリー共有」「CarPlay」「エンタープライズ」「アクセシビリティ」といった機能で、リリースノートに記載されているだけでも50近い改善と修正が行われている。同社はiOS 8.3の開発からiOSにもBeta Software Programを拡大し、広く一般からフィードバックを収集していた。新機能は、300以上の新しい絵文字が加わった新デザインの絵文字キーボード、迷惑メールを「メッセージ」から直接報告できる機能、連絡先に登録されている人以外から送信されたiMessageをフィルタする機能など。また最新のiCloudフォトライブラリに対応し、同日にリリースされたOS X 10.10.3に含まれるOS X版の「写真」アプリと連係する。
2015年04月09日東日本旅客鉄道(JR東日本)は8日、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」を整備し、山の手線内全駅でサービスを提供すると発表した。現在の12駅に加え、2015年4月末までに新たに24駅でサービスを開始する。今回のサービス提供により、JR東日本エリアでは41駅と全5箇所の「JR EAST Travel Service Center」で、「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」が利用できるようになる。サービスを利用できる場所は、各駅の改札口付近に設置するアクセスポイント周辺。利用できる場所では、「JR-EAST FREE Wi-Fi」のロゴに加え、シンボルマーク「Japan. Free Wi-Fi」のロゴも構内に掲出する。「JR EAST Travel Service Center」の場所は、長野駅、福島駅、郡山駅、横浜駅、成田空港、羽田空港国際線ビル駅、空港第2ビル駅の5カ所。
2015年04月08日米Broadcomは2015年3月にバロセロナで開催されたMWCにおいて、新しい5G Wi-Fi製品を発表したが、これを含めて5G Wi-Fiの動向に関しての説明会を3月31日に都内で開催した(Photo01)。基本的な話としては、5G Wi-Fiと同社が呼ぶIEEE 802.11acは非常に強い勢いでDeployしており、今後もこの勢いは続くだろう、という見通しが語られたわけだが、この一文で終わらせてしまうのも何なのでもう少しきちんと説明したいと思う。とりあえずWireless Connectivityそのもののニーズはどんどん高まる方向にあるのはご存知の通り。多くのサービスとデバイスが存在し、さらにこれを支えるインフラもどんどん充実の方向にある(Photo02)。このマーケット、IDCの予測では2018年までに1400億ドルまで広がり(Photo03)、台数も2018年までに100億台に達するとする(Photo04)。これだけの台数がネットワークに繋がるわけで、必要とされる帯域も当然猛烈なものになる(Photo05)、と同社では見込んで居る。こうした状況に対する同社の回答が5G Wi-Fiである。すでにRouter/Smartphone/TV・PCが広範に対応しており、今後どんどん増えてゆくことが期待できるとする(Photo06)。これについて、まずインフラ側であるRouterは、2015年度には出荷量の90%以上が2x2 MIMO対応の製品になるとしており(Photo07)、5G Wi-Fiへの普及の準備が出来ているとする。またクライアント側の一例としてSmartphone向けを見ると(Photo08)、流石に3×3以上はアンテナの設置が難しいということで存在しないが、2019年頃には出荷量の2割以上が2×2対応になるとしており、5G Wi-Fiが順調に普及してゆくと見ている。余談になるが、Photo07で何故2016年には一端9.7%まで比率が下がる1×1のRouterが、その後次第に伸びてゆくのかの見解をRecker氏に尋ねたところ、個人的見解としながら「例えばBluetoothのHubの様なものが増えてゆく事は考えられる」という話だった。確かにこうした用途であれば、2×2は必要ないだろう。さて、その5G Wi-Fiの有用な用途として示された例が、1~2万人規模のスタジアムである。Recker氏によれば、特にスタジアムなどではこれまでと異なる使われ方をする、としている。これまでであれば、例えば音楽や動画の視聴や、あるいはSNSのアクセスなど、コンテンツのダウンロードが主体であった。ところがスタジアムでは、目の前のシーンを撮影したり、有名人のプレイを録画して、それらをSNSなどにアップロードして共有する、という使われ方が少なくないという。こうした使われ方をする場合、まず絶対的な帯域が必要という話であった。またこうした大きなスタジアムでは、例えば会場の遠い場所だと双眼鏡無しではまともに見えない、なんてケースも珍しく無い。ところがこうした場所では、「会場内のみで配信」という形で、TVカメラの映像をそのままBroadcastで流すサービスがしばしば行われており、これを利用すればプレイの様子を手持ちのSmartphoneなどでもっとはっきり観ることが出来る。こうした使われ方にもやはりWi-Fiは便利であるとしている。Recker氏によれば、昨年サンタクララにオープンしたLevi’s Stadium(サンフランシスコの49ersが本拠地としていることでも有名)の場合、会場内には2300もの5G Wi-Fiのアクセスポイントが設置されているという。ここでメリットとなるのは、単に5G Wi-Fiにより帯域が増えるのみならず、到達距離をさらに伸ばしたり、あるいはBeam Formingの機能を使って干渉を最小限に抑えるといったメリットもあるという。これはアクセスポイント側だけではなく、Smartphoneの側も同様に2×2 MIMOに対応していればBeam Formingが利用できるので帯域増やしたり干渉を防いだり、といった事が可能になるとしている。ちなみにQualcommは2015年のMWCでLTE-Uを発表したが、これに関してのRecker氏の見解は「問題は後方互換性だと思う。すでに10億台ものWi-Fi機器があり、5G Wi-Fiはこれらと互換性がある。しかしLTE-Uにはこれが無い。『新しい規格では今までの機器は使えません』というのは、かなり厳しいと思う」とした。またアクセスポイントは安価に増設できるが、LTEの基地局は価格も高いし、簡単に増設できるものでもないとし、さらにスタジアムの様な混雑した場所では、基本的にはLTEなどは(5G Wi-Fiに比べて)あまり向いていないと説明した。特に5G Wi-Fiの場合、距離とか位置測定を行う機能もあるが、こうしたものはLTEにはない(正確に言えば無くはないのだが、Wi-Fiのアクセスポイントほどの精度を出すのは難しい)ため、混雑した場所では5G Wi-Fiの方がずっと適切である、というのがRecker氏の説明であった。説明の最後に出てきたのが先のプレスリリースにも出てきた、RSDB(Real Simultaneous Dual Band)製品である。具体的な製品としてはBCM4359(2×2 MIMO)やBCM43455(1×1 MIMO)になるのだが、これらは2.4GHzと5GHzを同時に利用することが可能である。なので、BCM43455を搭載したSmartphoneは、Photo10の様にBluetoothを使ってさまざまな周辺機器と接続しつつ、5G Wi-FiでネットワークそのものやMiracastなどを利用することが可能になる。特に今年になってWi-Fi Allianceが発表したWi-Fi Awareではさらに多くのデバイスがWi-Fiで繋がる事が期待できるとしており、これとすでに広く利用されているBluetooth機器が両立するためには、干渉防止の観点からも絶対的な帯域の観点からも、Wi-Fi側が5GHz帯を主に利用することが好ましい。となるとIEEE 802.11nでは機能的に不十分なわけで、5G Wi-Fiの出番である、というのが氏のまとめであった。さて、以下Q&Aの内容などを加味しつつ、もう少しだけ補足を。まず同社は当分のところ、Wi-FiとBluetooth以外には手を出すつもりは無いようだ。ご存知の話ではあるが、同社は2013年9月にRenesas ElectronicsからRMEとRMI、それとLTEモデムに関する資産を入手しており、これをベースにLTE Turnkey Platformを開発する計画を2014年2月に発表したりしたものの、2014年7月に開催された2nd QuarterのConference callの中で公式にLTEを含む携帯向けBaseband businessを終了することを発表しており、それもあってか(Qualcommの様な)LTEモデムとWi-Fi/Bluetoothの統合には否定的だった。公式には「我々は半年ごとにWi-Fi製品をUpdateしており、こうした短い期間での製品Updateを考えると色々統合するのはむしろ困難が多い」としているが、統合すべきLTEモデムの手持ちが無いのも実情であろう。またIoTを見据えると、情報家電系はWi-Fi/Bluetoothで足りるが、Smart LightingとかSmart Meterなどの用途にはIEEE 802.15.4をベースにしたZigbee/Z-Waveなどや、あるいはThreadなどの規格がある。これらもどこかでInternet Gatewayは必要であるわけで、特にRouter/DSL向け製品の中でこれらをサポートすれば可能性がさらに広まりそうな気がするのだが、これに関しては個人的見解としながらも「私はBluetoothの可能性を信じているし、BluetoothベースのMesh Networkなども現在開発が進んでおり、ZigBeeなどは全部Bluetoothで代替できると考えている」との事だった。もっとも後で「でもSub 1GHzの代替は出来ないよね?」と確認したらニヤっと笑ったあたりは、そのあたりの事を全部踏まえた上での話であろう。要するにBroadcomとしては、Wi-Fi/Bluetoothに全力を振り向ける形で、他の規格はサポートしないという方針が明確に決まっている、という事の様だ。その分、今後の規格については積極的であり、IEEE 802.11vhtとかIEEE 802.11adも検討をしているとか。ただIEEE 802.11adについては「現時点ではこれを利用する必要があるKiller Applicationが存在し無い。また、Smartphoneの場合、すでにアンテナが多数入っている状態で、さらに60GHz帯のためにもう1つアンテナを追加してもらうことが可能かどうか、疑わしい」ということで、暫くは様子を見ている状態だそうである。個人的な感想でいえば、IoTの名の下に何でもかんでも繋ごうと手を広げるよりも、守備範囲をWi-FiとBluetoothに絞り、その範囲内で出来ることをやるというBroadcomのアプローチそのものは好感が持てる。とはいえ、Wi-FiにしてもBluetoothにしても、ある意味Commodityな規格であり、Qualcommをはじめとする主要なLTEモデムベンダはすべてWi-Fiを統合した1チップ製品をリリースしている。なので、Broadcomがここでシェアを獲得し続けるためには差別化として新しい技術を継続的に導入してゆく位しか方法がなく、今のところはIEEE 802.11acがその武器であるが、これもいずれはCommodity化するわけで、その時にBroadcomは今度何を提供できているのか、が興味あるところである。
2015年04月02日セブン-イレブン・ジャパン、富士ゼロックスは31日、セブン-イレブン店舗の「マルチコピー機」を刷新し、スマートフォンからWi-Fi経由で写真プリントできる機能を追加すると発表した。「マルチコピー機」は4月より全面刷新を開始し、2016年1月末までに導入を完了する予定。新たに導入される「マルチコピー機」では、専用のアプリ「セブン-イレブン マルチコピー」を利用することで、Wi-Fi経由でのプリント/スキャンに対応する。これによりユーザーのスマートフォンに保存されている写真や文書を、ログインやパスワードを入力することなくプリントできるようになる。また、スキャンデータの保存先としてスマートフォンを利用でき、スキャンした文書をメールへ添付、スキャンした画像をSNSへアップロードすることもできる。写真のプリントには、富士フイルム製の写真専用プリンターを利用し、高画質化するとともに、より自然な発色・色合いを実現する。さらに、プリントする際には、画像を撮影日ごとやフォルダごとに検索できるほか、画像の縮小に対応し、フチ付きで画像欠けのない写真がプリントできるという。専用アプリ「セブン-イレブン マルチコピー」は、サービス開始後、App StoreおよびGoogle Playからダウンロード可能となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月31日フロンティアファクトリーは、米Sling Mediaの高画質リモート視聴システム「Slingbox」の新製品で「Slingbox M1」を4月10日から発売する。同製品はWi-Fiに対応しているほか、スマートフォンからの設定が可能となっている。価格はオープンで、市場予想価格は税別32,800円前後。「Slingbox」は、自宅のレコーダーに接続してインターネットにつなぐことで、スマートフォンやタブレット端末、PCから自宅のテレビを視聴できる高画質リモート視聴システム。地デジのほか、BS・CS・CATVなどの加入している有料放送や録画された番組、DVDやBlu-rayなど、レコーダーで視聴できる映像や番組は全て視聴できる。新たに発売される「Slingbox M1」は、Wi-Fiに対応した「Slingbox」。これまでは有線ネットワーク環境が必須だったが、Wi-Fi対応により端末の設置場所を自由に決められるようになった。また、これまでの「Slingbox」シリーズはPCでの環境設定が必須だったが、iPhone、iPad、Android端末による設定が可能となっている。「Slingbox M1」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約180mm×高さ約45mm×厚さ約110mm/約420g。入出力端子は、RCA音声端子(左右)、コンポーネント(ビデオ)端子、コンポジット(ビデオ)端子。Wi-Fiの規格はIEEE802.11a/b/g/n。対応OSは、Windows 7以降(8はデスクトップモードのみの対応)、Mac OS X 10.9以降、iOS 7.0以降、Android 2.2以降。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月25日グラモは3月24日、スマートフォンから家電を制御できるリモコン「iRemocon Wi-Fi」の月額サービス「iRemocon ゼロスタートプラン」を開始した。本体初期費用は0円で、月額使用料は330円(税別)。iRemocon Wi-Fiは、ユーザーが外出先からスマートフォンなどで家電を操作できるようにする学習リモコン。2014年12月に開始された一般販売モデルでは、本体代金として初期費用20,000円、外出先からのコントロール機能や音声操作、GPS機能といった「プレミアム機能」利用料として月額300円を支払う必要がある(いずれも税別)。このたび提供開始されたiRemocon ゼロスタートプランでは、本体代金の初期費用が0円、月額料金が税別330円。本体代金やプレミアム機能の使用料は月額料金に含まれる。機器の保証期間は、一般販売モデルでは1年だが、iRemocon ゼロスタートプランでは契約期間中。ただし、課金開始月から24カ月以内に解約した場合は解約金が発生する。iRemocon Wi-Fiは、無料のスマートフォン用アプリ「iRemocon Wi-Fi」から家電製品を操作できるというもの。本体の周囲に赤外線発光部が配置され、およそ20畳までのスペースに設置された家電製品のコントロールが可能だ。ただし、iRemocon Wi-Fiと家電製品の間に遮蔽物がある場合は操作できない。温度・湿度・照度センサーも内蔵。学習リモコン機能のほか、有線LAN機器を無線化できるWi-Fiコンバーター機能、電波の届きにくい場所の中継局となるWi-Fiリピーター機能を搭載している。サイズは直径105mm×高さ37mm、重量は130g。800件までのリモコンコード、100件までのタイマー設定を記憶可能だ。対応OSはiOS 5以上、Android 4.0以上。無線LANは、IEEE802.11b/g/nに対応している。
2015年03月24日グラモは、スマートフォンで家電を操作できるリモコン「iRemocon Wi-Fi」が月額税別330円で利用できるプラン「iRemoconゼロスタートプラン」の提供を開始した。一般販売モデルで本体代金が22,400円かかるが、同プランでは本体初期費用は無料となる。「iRemocon Wi-Fi」は同名のアプリをインストールしたスマートフォンやタブレットを使って家電を操作できる学習リモコン。テレビ、照明、エアコンなどを制御するほか、搭載のセンサーにより、温度、湿度、照度をアプリ上で確認することもできる。リモコンはウェブ上に用意された「UIデザイナー」を利用することで、自分好みのデザインにすることができる。同社ではこれまで、本体の一括販売を行ってきたが、本体の初期費用を0円で提供する料金プラン「iRemoconゼロスタートプラン」をリリース。同プランでは月額税別330円で利用でき、従来アプリ内課金でサービス提供してきたプレミアム機能(外出先からの操作、音声操作、GPS機能)も無料で提供される。一般販売モデルではなかった動作保証があるほか、機器保証も契約期間中はサポートされる。なお、同プランでは、課金開始月から24カ月以内の解約で解約金が発生する。
2015年03月24日Microchip Technologyは、高速データレートWi-Fi規格のIEEE 802.11acに対応した新しい5GHzパワーアンプモジュール(PAM)「SST11CP22」を発表した。同製品は、従来製品と同じ信頼性を提供しながら、従来製品より低いEVMと使いやすさ、低い高調波放射を実現したことで、IEEE 802.11acシステムの応用範囲の拡大と製造コスト低減を実現するもの。同製品はMCS9、80MHz帯域幅の変調を使った1.8%ダイナミックEVM(Error Vector Magnitude)で19dBmの線形出力を提供する。また、802.11a/nアプリケーション向けに3% EVMで20dBmの線形出力を提供し、802.11a通信で最大24dBmのスペクトラムマスクに適合し、20dBm出力時にRF高調波出力を-45dBm/MHz未満に抑えるため、システム基板に対するFCC規制への準拠が容易となっている。なお、4mm×4mmの小型20ピンQFNパッケージで提供する50Ω整合の同モジュールは、出力高調波阻止フィルタを内蔵し、外付け部品を4つしか必要としない。さらに、内蔵された線形出力検出器が温度と2対1出力不整合に対して正確に出力を制御する。同製品はサンプル出荷および量産出荷をすでに開始している。開発サポートについては、SST11CP22評価用ボード「SST11CP22-GN-K」を用いることで、すぐに設計を始めることができる。
2015年03月24日NTTドコモは、LTE-Advanced「PREMIUM 4G」に対応し受信時最大225Mbpsの高速通信が可能なモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION L-01G」(LG Electronics製)を25日より発売する。端末価格は税込み19,440円。「Wi-Fi STATION L-01G」は、国際電気通信連合(ITU-R)によって勧告された、第4世代移動体通信(4G)の標準規格のひとつLTE-Advancedに対応したモバイルWi-Fiルーター。ドコモでは、LTE-Advancedを使用した通信サービスを「PREMIUM 4G」として提供する。「PREMIUM 4G」に対応したことで、受信時最大225Mbps、送信時最大50Mbpsの高速通信が可能となっている。端末は、3インチのタッチパネルを搭載しており、新たなWi-Fi機器の接続もホーム画面からガイドに沿って行え、迷うことなく簡単に設定できるという。また、よく使用する設定項目を選択し、ホーム画面のショートカットキーに登録可能。そのほか、モバイルチャージャー機能を搭載し、スマートフォンやタブレット端末の充電ができる。「Wi-Fi STATION L-01G」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、高さ約107mm×幅約65mm×厚さ約20mm/約186g。バッテリー容量は4880mAh。最大連続待受時間は、3G/LTE/LTE-Advanced接続時、約2,200時間。最大連続通信時間は、3G接続時が約18時間、LTE接続時が約20時間、LTE-Advanced接続時が約17時間。インターフェースはmicroUSB。カラーバリエーションはBlackのみ。ネットワーク側の通信方式は、受信時最大225Mbps、送信時最大50Mbpsの「Xi」(LTE-Advanced)、受信時最大14Mbps/送信時最大5.7Mbpsの「FOMAハイスピード」、IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)の無線LAN。端末側の通信方式は、IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)の無線LAN。同時接続台数は10台。なお、LTE-Advancedの通信サービスは27日からの提供となっており、「Wi-Fi STATION L-01G」発売時の通信速度は受信時最大150Mbpsとなる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月23日寒い冬のシーズンが終わり、やがて新緑の春を迎える。パソコンやタブレット端末を持って外に出る機会も増えることだろう。外出時にはモバイルWi-Fiルーターを便利に使いこなしたい。そこで気になるのは、各キャリアの通信速度だ。ネオマーケティングが3月20日に公開した、モバイルWi-Fiルーターを使った最新の通信速度比較調査の結果では、全国平均速度において下り、上りともにソフトバンクが一番速かったという。本稿でその結果について考察していきたい。同調査は、全国の主要21都市(各10地点、計210地点)を対象に実施したもので、調査期間は2015年3月2日から3月14日まで。対象となったモバイルWi-Fiルーターは、NTTドコモの「Wi-Fi STATION HW-02G」、KDDI(au)の「Speed Wi-Fi NEXT W01」ソフトバンクモバイルの「Pocket WiFi 303ZT」、の最新の3機種。iPad Air 2で「RBB TODAY SPEED TEST」アプリケーションを使い対象端末とWi-Fi接続をして計測、測定地ごとに5回ずつ計測を実施し、その平均値を実測値とした。調査の結果、全国平均速度ではソフトバンクが下り33.76Mbps、上り7.81Mbpsを記録。下り速度、上り速度ともにソフトバンクが一番速かった。通信速度が最速となった都市の数でもソフトバンクは下り速度が17都市でトップ。NTTドコモは4都市だった。上り速度でもソフトバンクが10都市でトップ、以下NTTドコモが6都市、KDDI(au)が5都市という結果になっており、ソフトバンクが差をつけて勝利している。○ソフトバンクの電波が強い理由は?さてここから、ソフトバンクのモバイルWi-Fiルーターが最も速かった理由について考えてみたい。ソフトバンクでは2つの高速通信「SoftBank 4G LTE」「Soft Bank 4G」が使える「Hybrid 4G LTE」を提供中だ。これにより、各都市の各エリアにおいて常に快適な高速通信が提供できていると言えそうだ。また同社では電波を改善すべく、様々な対策を行っている。例えば月に約21億件も収集される膨大なビッグデータを解析。これにより、効果的な基地局の建設が可能となっている。現在は通信速度だけでなく、パケット接続率でも他キャリアを制しているという調査結果も出ている。孫正義ソフトバンクグループ代表の号令で始まった、こうした一連の電波改善対策。その効果が、今回の結果にもつながっているようだ。ソフトバンクでは2.5GHz、2.1GHz、1.7GHzに加えて、900MHz(プラチナバンドLTE)でもSoftBank 4G LTEの利用がこの夏にかけて急拡大する予定だ。より高速で利用可能な環境が整備されていくため、今後の見通しも明るい。ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI(au)の3社が切磋琢磨して電波を強化している現在の状況は、消費者にとってもメリットが大きい。今後も3社の競争に注目だ。
2015年03月23日NTT東日本ら4者はこのほど、千葉県大多喜町は国内外からの観光客の誘致と利便性の向上を目的に、無料Wi-FiサービスとAR技術を活用した新たな観光ICTサービスの提供を開始した。サービスでは、NTT東日本の公衆無線LANアクセスポイントサービス「光ステーション」とテルウェル東日本の公衆無線LANルータ付自動販売機「Wi-Fi自動販売機」を活用。これに加えて、NTTコムウェアの「SmartCloud イメージベース AR」を利用し、観光客向け無料Wi-Fiサービス「OtakitownYorokeikokuFree_Wi-Fi」として提供する。今回、大多喜町内の城下町エリア及び養老渓谷エリアの観光案内所・公共施設・旅館・飲食店等の39箇所に無料Wi-Fi環境を整備。来訪者はWi-Fi対応端末を利用し、インターネットでの情報収集やSNS等による情報発信が可能となる。「OtakitownYorokeikokuFree_Wi-Fi」から自動的に接続される「大多喜町観光協会HP」では、観光情報やイベント情報を発信する。また、観光パンフレット内の指定画像を専用アプリで撮影するとスマートフォンやタブレット上で動画が再生され、写真が動き出したかのような映像体験ができる「SmartCloud イメージベース AR」が観光情報を配信する。なお、「OtakitownYorokeikokuFree_Wi-Fi」では一旦Webサイトに接続する。接続サイトは日本語、英語に対応する。Wi-Fi対応端末であれば通信キャリアに関わらず、時間制限付の無料インターネット環境が利用できる。災害時には、情報入手及び安否情報の発信手段として、時間制限なく無料インターネット環境が利用可能となっている。
2015年03月21日ファーウェイ・ジャパンは、車載用ルーター「404HW」をワイモバイルへ提供し、3月26日に発売する。一括払い価格は税別14,899円だ。404HWは、日本国内では初となる車載用のWi-Fiルーター(ファーウェイ・ジャパン調べ)。2月にワイモバイルから販売されることが発表されていたが、このたび正式に発売日が決定した。シガーソケットに直挿しするだけで、車内をWi-Fiスポットにすることができる。通信方式は、2.1GHzのW-CDMAと2.1GHz/1.7GHz/900MHzのFDD-LTEに対応。Wi-Fiは、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nをサポートし、同時に10台までの機器と接続可能だ。また、5V/1Aまでの給電が可能なUSBポートも装備しており、スマートフォンなどの充電も可能だ。404HWは、親回線のワイモバイルスマートフォンとデータ通信量を分け合える「シェアプラン」で利用できる。ただし、シェアプランの契約には、ワイモバイルが提供するスマホプランS/M/Lいずれかの契約が必要だ。
2015年03月19日UQコミュニケーションズは19日、モバイルWi-Fiルータ「Speed Wi-Fi NEXT W01」用ソフトウェアがキャリアアグリゲーション(CA)に対応するアップデートを行ったと発表した。キャリアアグリゲーションは複数の電波を同時に使用する技術で、通信の高速化や安定化、効率化を図ることができる。今回提供されたソフトウェアのバージョンは11.411.13.20.824。ユーザー側が設定画面からソフトをアップデートすることで、デバイス側はCAへの対応を完了。UQコミュニケーションズがCA技術を導入すると、CA対応エリアでは下り最大220Mbpsの速度で通信が行えるようになる。UQコミュニケーションでは、CA技術に対応する周波数帯域の拡張を2015年2月12日に栃木県真岡市から開始。2015年3月31日から約1週間で全国37都道府県の一部へ拡大するという。
2015年03月19日●無線ルーター「Fonera mini」を共同開発ワイヤレスゲートは19日、コミュニティWi-Fi「FON」を運営するFon Wireless Ltd.(フォン・ジャパン)と共同で記者説明会を開催し、東京オリンピックの開催される2020年に向けて、日本国内のWi-Fiインフラを強化していきたい考えを示した。○FONとは世界最大級のコミュニティWi-Fiネットワークへと成長しているFON。日本国内では、これまでソフトバンクモバイルの契約者を中心にユーザーを拡大してきた。設置したルーターの機能の一部を提供し合うことで、公衆無線LANエリアを構築しようというのが、同社の提唱するコミュニティWi-Fiの基本的な理念となっている。現在、日本国内にはFONのアクセスポイントが100万スポット存在している。これを今後も活用するとともに、ワイヤレスゲートとの提携により、2020年までに新たに20万のアクセスポイントを追加構築していく構えだ。設置エリアは観光地/カフェ等の店舗/商業エリア/レジデンシャルなどを予定している。今回の取り組みにともない、ワイヤレスゲートとFONは低価格な無線LANルーター「Fonera mini(フォネラ・ミニ)」を共同で開発した。同機を自宅に設置した利用者は、ワイヤレスゲートが提供する「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIM」カードの会員になることで、同社が提供する国内約4万カ所のWi-Fiスポット、LTE通信網、3G網に加えて、世界1,300万カ所以上の「FON」のWi-Fiスポットの利用が可能になるという。●東京オリンピックをマイルストーンに○ワイヤレスゲートの狙い説明会には、ワイヤレスゲート 代表取締役CEOの池田武弘氏が登壇し、「無料のWi-Fiスポットを増やすことがなぜ同社の収益につながるのか」、その仕組について紹介した。同社ではWi-Fiスポットで得られるビッグデータの活用を考えている。具体的には、商店街の通行量や人の滞留時間など、消費者の行動履歴を分析するソリューションを企業に提供していく。このほか、ロケーションコマースを展開する企業に「Fonera mini」を提供することでも収益を上げていきたいとしている。その実例として、アンデコとの提携が発表された。アンデコは、移動販売を手がける小売り店舗にプラットフォームを提供する企業。説明会には、アンデコ代表取締役の早川慶朗氏が登壇し、「Fonera mini」を利用した事業展開について説明した。アンデコでは、移動販売を手がける小売り店舗に電気、水、販売カートのほか、「Fonera mini」を利用したWi-Fiスポットおよび情報発信ツールをトータルで提供する「M-Store Platform」を展開する。これにより来店者や小売り店舗のスタッフは、Wi-Fi環境でインターネットを利用できるようになる。早川氏によれば、2015年夏にサービスインを予定しているという。ワイヤレスゲートの池田氏は「Wi-Fiスポットに関してはこれまで、数はあるけれど使いにくいという利用者の声も聞かれていた。今後、そうした問題を解決するためのソリューションを提供していきたい。2020年の東京オリンピックはひとつのマイルストーンになる。訪日外国人も便利に使えるように整備していきたい」と説明。公共の場にWi-Fiスポットを増やしていくことで、地方創生にも貢献できるとの見方も示した。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月19日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「Wi-Fiアクセスポイントが候補に現れません!?」という質問に答えます。***外出先でWi-Fiを利用したいとき、目的のWi-Fiアクセスポイントが表示されない、という事態は誰しも経験するものです。原因はいくつか考えられますが、そのすべてをiPhone側で解決できるわけではありません。通常、Wi-Fiアクセスポイントは自身のアクセスポイント名(ネットワーク名/SSID)を周囲に知らせるビーコンを発します。しかし、セキュリティの事情などにより、SSIDを周囲に知らせないよう設定(SSIDステルス)されたWi-Fiアクセスポイントもあります。その場合は、パスワードはもちろんのことSSIDも事前に入手し、SSIDを手入力して接続作業を開始しなければなりません。Wi-Fiの混雑が原因かもしれません。近隣で多数のWi-Fi機器が稼働し、かつ同じ周波数帯(2.4GHz帯)を使用している場合、電波の相互干渉が発生している可能性があります。自宅のWi-Fiアクセスポイント(ルータ)が見つからないという場合には、802.11gなど5GHz帯のみを使うようルータの設定を変更すると効果的です。ステルス設定されていないうえにWi-Fiの混雑もなく、それでもあるべきSSIDが表示されない場合には、iPhoneのWi-Fi設定を確認してみましょう。iOSのWi-Fi設定画面には「接続を確認」スイッチがあり、このスイッチがオフのときには、初めて接続するWi-Fiアクセスポイントは「ネットワークを選択」に一覧された中から選択する必要があります。なお、「接続を確認」スイッチをオンにすると、接続経験のあるWi-Fiアクセスポイントが近隣にない場合、接続可能なものがダイアログに表示されます。つねにオンにしておくと煩わしさはあるものの、普段利用しない場所でWi-Fiアクセスポイントをすばやく発見できる効果があるため、必要に応じてオンにするのも一考です。
2015年03月16日バッファローは13日、写真と動画を自動で整理・保存するデジタルフォトアルバム「おもいでばこ」シリーズとして、 内蔵ストレージの容量が2TBの「PD-1000-L」と1TBの「PD-1000」を発表した。3月中旬より発売する。価格はオープン。「おもいでばこ」シリーズは、デジタルカメラで撮った写真などをほぼ自動的に取り込んで整理し、大画面テレビに出力してみんなで見られるボックス型の機器。最新モデルでは、従来モデルより高速なCPUを搭載し、写真や動画を時系列順に整理するカレンダー機能がより高速に表示できるようになった。新たにスマートフォンなどと直接Wi-Fi接続できる「おもいでばこスポット」機能に対応したことで、「おもいでばこ」だけで写真や動画の保存・閲覧などが行えるようになった。写真などの取り込みは、本体に備え付けてあるバックアップ用USBポートとSDメモリーカードスロットにストレージを接続して行う。取り込んだデータは重複がないように整理する機能も搭載。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN×1、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 2.0×2(うち1基はバックアップ用ストレージ接続用)、SDメモリーカードスロット。映像出力インタフェースはHDMI×1。リモコンが付属し、本体サイズはW154×D118×H37mm、重量は約410g。
2015年03月13日市販用ドローンを手がける仏Parrotは3月12日、第3世代クアッドコプター「Bebop Drone」を発売した。「Bebop Drone」はWi-Fi接続によるスマートフォンやタブレットのほか、専用の「Parrot Skycontroller」で操作することができる。1400万画素の魚眼レンズ付カメラが機体前方に搭載されており、安定して画像を撮影できるよう、モーターの振動を吸収する4つのショック・アブソーバーや、独自の3軸方向での画像安定化アルゴリズムなどが採用された。アンテナの指令範囲は最長2km(「Parrot Skycontroller」使用時。スマホ/タブレット使用時は250m)。「Parrot Skycontroller」はFPV(一人称視点)グラスに対応しており、FPVの場合はジョイスティックでドローンを操作しカメラの角度は頭の動きに追従する。本体の寸法はバンパー装着時33×88×3.6cmで、バッテリー1本あたりの飛行時間は約11分。カラーはブルー、レッド、イエローの3色ある。メーカー希望小売価格は「Parrot Bebop Drone」のみのセットが7万900円(税別)で、「Parrot Skycontroller」同梱版が13万900円(税別)。いずれのセットも充電器、バッテリー2本、予備プロペラ4個などが含まれる。
2015年03月12日トランセンドジャパンは3月10日、ドライブレコーダー「DrivePro 220(DP220)」を発表した。日本国内での発売日や価格は、現時点では決定されていない。DP220はF1.8のレンズを搭載したWi-Fi対応のドライブレコーダーだ。iOS・Android向けの無料アプリが用意されており、Wi-Fi接続したスマートフォンからドライブレコーダーの設定や記録の閲覧などを行える。撮像素子には300万画素のCMOSイメージセンサーを採用しており、フルHD(1,920×1,080/30p)とHD(1,280×720/30p)での撮影が可能だ。レンズは6枚+赤外線フィルターの構成となっている。F1.8の明るいレンズで、夜間でもはっきりした映像を記録できるとしている。画角は130°だ。GPSレシーバーを搭載しており、撮影した場所や時間を正確に記録することが可能。また、車両が車線からはみ出した際にドライバーに警告する「車線逸脱防止支援システム」と、前の車との距離が近づきすぎた際にドライバーに警告する「前方衝突警報システム」も搭載している。3軸タイプのGセンサーとバッテリーを内蔵しており、駐車時に異変を検知すると自動で録画を開始する「駐車監視録画機能」を持つ。本体サイズはW631×D345×H702mm、質量は90gだ。記録形式はMP4(H.264)。記録メディアはmicroSDカードで、製品には16GBのmicroSDHCカードが付属する。
2015年03月12日シャープは3月5日、液晶テレビ「AQUOS(アクオス) W20」シリーズから40V型の「LC-40W20」を発表した。発売は3月20日。価格はオープンで、推定市場価格は95,000円前後(税別)。LC-40W20は、スリムベゼルを採用した40V型の液晶テレビだ。使用している液晶パネルの解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。チューナーは、地上デジタル×2とBS/110度CSデジタル×2(うち、1基は裏番組録画専用)を搭載している。USB HDDへの録画機能を搭載しており、裏番組録画も可能だ。ただし、2番組同時録画には対応していない。DLNAプレーヤー機能も搭載しており、DLNAサーバー機能を搭載したレコーダーなどに保存されているコンテンツを、ホームネットワーク経由でLC-40W20から再生可能だ。そのほか、無線LAN(Wi-Fi)機能を持つため、ネットサービス「AQUOS City」から、YouTubeやTSUTAYA.TV、アクトビラ、Huluなどのコンテンツを利用可能だ。また、番組情報とネット番組を一覧表示する「ビジュアルモーションガイド」を採用し、利用したいコンテンツへすばやく移動できる。入力はHDMI端子×3、D5端子×1、AV入力端子×1、PC入力(ミニD-Sub15ピン)を装備。USBポートはHDD接続用×1と、写真や音楽、動画入力用×1を装備する。本体サイズはW901×H550×D221mmで、質量は約14.5kg。消費電力は約82Wで、年間消費電力量は60kWh/年となっている。
2015年03月06日UQコミュニケーションズは2日、4×4 MIMO技術に対応したモバイルWi-Fiルータ「Speed Wi-Fi NEXT WX01」の発売日を公開した。ディープブルーとパールホワイトの2色を用意し、ディープブルーを3月12日に、パールホワイト3月5日より発売する。「Speed Wi-Fi NEXT WX01」は、4×4 MIMO技術に対応したモバイルWi-Fiルータ。1月15日に発表済みで、発売日は3月上旬と案内されていた。なお、MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術とは、データの送信側(基地局)と受信側(ルータ)のそれぞれに4本のアンテナを搭載し、複数のデータを同時に送受信する高速化技術。WiMAX 2+に対応し下り最大220Mbpsの転送が可能。下り最大40MbpsのWiMAXでの通信にも対応するほか、Wi-Fi接続時は5GHz帯のIEEE802.11acを利用可能。消費電力の少ないBluetoothテザリングによる通信も行える。本体は9mmと薄く、オプションの専用クレードルを利用することでホームルータとしても利用可能。休止状態からWi-Fiの利用開始までが約5秒というクイック起動も可能。通信時間はWi-Fi接続時のWiMAX 2+ハイパフォーマンスモードで約400分、省電力モードで約520分、Bluetooth接続時のWiMAX 2+ハイパフォーマンスモードで約480分、省電力モードで約620分。対応無線LAN規格はIEEE802.11ac/n/a/g/b。同時接続台数はWi-Fiで10台 / USBで1台、もしくはBluetoothで7台 / USBで1台。本体サイズは約W109×D9×H66mm、重量は約97g。
2015年03月02日UQコミュニケーションズは、4×4 MIMO技術に対応し、下り最大220Mbpsを実現したモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX01」を5日より発売する。端末のみでの販売は行っておらず、「UQ Flatツープラス ギガ放題」など、同社が提供する料金プランとの契約になる。料金プランを契約した場合、端末価格は税別2,800円だが、20日までであればスプリングセールとして800円で利用できる。「Speed Wi-Fi NEXT WX01」は、4×4 MIMO技術に世界で初めて(モバイルWi-Fiルーター、同社調べ)対応したモバイルWi-Fiルーター。WiMAX 2+通信時に下り最大220Mbpsの高速通信を実現している。そのほか、Bluetoothテザリング機能にも対応する。「Speed Wi-Fi NEXT WX01」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約109mm×高さ約66mm×厚さ約9mm/約97g。Wi-Fi接続時の連続通信時間は、WiMAX 2+の220Mbpsモードが約400分、110Mbpsモードが約520分、WiMAXモードが約680分。Bluetooth接続の場合、WiMAX 2+の220Mbpsモードが約480分、110Mbpsモードが約620分、WiMAXが約810分。同時接続台数は10台。準拠するWi-Fiの規格は、IEEE802.11ac(5GHz)。カラーバリエーションはパールホワイトと、ディープブルーの2色。なおディープブルーは12日発売予定。そのほか、オプションとして専用のクレードルが別売りで用意されており、利用することでホームルーターとして使用することもできる。クレードルがセットになったモデルも、端末のみでの購入はできず、料金プランとセットになる。契約した場合の端末価格は税別4,800円。スプリングセール期間中は税別2,800円となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月02日エンプライズは2月24日、Webコントロールパネル一つですべてのBeaconを集中管理することが可能な「Cloud Beacon(クラウドビーコン)」を提供すると発表した。データの送受信や内部ストレージへのデータ保存、システムアップロードをWi-Fi経由で行えるほか、モバイルデバイスの匿名MACアドレスの取得が、BluetoothをOFFにした状態でもWi-FiがONになっていれば全ての人の匿名データが取得できる。商品サイズは、縦88mmx横88mmx高さ38mm、重量が300g。通信範囲は、Wi-Fiが最大200m、BLEが最大70m。1万2,300mAhの充電式大容量バッテリーを搭載しているほか、MicroUSBからの充電も可能だ。さらに、エリア内にあるBeacon端末のBeaconIDをコントロールパネルから簡単に変更できるため、乗っ取りなどセキュリティ面での心配はなくなるとしている。
2015年02月25日デルはOSにAndroid 5.0を搭載した10.1インチタブレット「Dell Venue 10」を4月下旬より発売する。Wi-FiモデルとLTE通信に対応したSIMフリーモデルの2モデルを用意。価格は、全て税別でWi-Fiモデルが36,980円、SIMフリーモデルが45,980円。「Dell Venue 10」は、OSにAndroid 5.0を搭載した10.1インチタブレット。別売のキーボードを用いることで、ノートパソコンのように使うことができる。また、ワコム製のスタイラスペンにも対応している。「Dell Venue 10」の主な仕様は次の通り。CPUは、Intel Atom Z3735F(クアッドコア、最大1.83GHz)。内蔵メモリは2GB(DDR3L)。ストレージは32GB(eMMC)。ディスプレイ解像度は1,920×1,200ピクセル。バッテリーは、32Whrリチウムイオンバッテリー。通信面では、IEEE 802.11a/b/g/nに準拠した無線LAN、Bluetooth 4.0、NFCに対応。SIMフリーモデルのLTE対応バンドは1~5/7/8/13/17/18/19/20。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月25日エレコムは2月24日、ドライブレコーダー「LVR-SD310HWG」「LVR-HSD310HWG」「LVR-HSD315HWG」を発表した。いずれも発売は3月中旬で価格はオープン。推定市場価格はLVR-SD310HWGとLVR-HSD310HWGが24,800円前後、LVR-HSD315HWGが25,800円前後(いずれも税別)。Wi-Fi機能によって、スマートフォンやタブレット、パソコンと連携できるHD(1,280×720ドット)/30fps記録対応のドライブレコーダー。無料の専用アプリを使用することで、スマートフォンやタブレットから撮影動画の再生・保存ができ、設定の変更も行える。アプリの対応OSはiOS 7.0以上、Android 4.0以上、Windows Vista/7/8以上となっている。撮影はエンジンスタートと連動して開始。メディアの空きがなくなった場合には、古いファイルから上書きされていく。また、衝撃を感知する加速度センサーによるイベント記録機能を搭載。GPSを内蔵し、位置情報や速度、方角も映像に記録される。撮影素子はCMOSセンサーで、画角は対角120度(水平93度・垂直70度)。解像度は720p(1280×720)と450p(800×450)から選択できる。記録メディアはmicroSDHC/SDXCカード(8~64GB)を使用する。独自のファイル形式を採用しており、専用アプリや専用プレーヤーのみで再生可能だ。本体サイズはW91×D33.3×H47mmで、質量は約58g。8GBのmicroSDHCカードが付属する。標準モデルのLVR-SD310HWGと法人向けモデルのLVR-HSD310HWGは、電源にシガーチャージャーを使用する。LVR-HSD315HWGは動体検知機能も装備した高機能モデルで、駐車時の監視システムとしても使用可能だ。電源には付属の電源直結ケーブルを使う。
2015年02月25日観光庁と総務省は2月24日、訪日外国人旅行者に需要の高い無料公衆無線LAN環境に係る情報について、海外への情報発信、外国人旅行者に分かりやすい共通シンボルマークの導入による「見える化」の推進を官民連携して取り組むと発表した。外国人旅行者に対して、無料公衆無線LAN環境に係る情報を幅広く周知・広報するため、利用場所のマップ表示・検索機能を備えたWebサイトも4月1日より解説していく。シンボルマークは、訪日外国人旅行者が無料で公衆無線LAN環境を利用できるスポットに対して、視認性を高めるために導入。デザインは、訪日観光を海外でプロモーションする際等に政府の統一シンボルとして使用している「Japan. Endless Discovery」のデザインを活用したものとなる。
2015年02月25日