ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は、浅草地域を訪れる外国人観光客を含むすべての来訪者に向けて、公衆無線LANサービス「Asakusa Free Wi-Fi」を8月中旬に提供する。併せて、同社が提供する「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」とのプロモーション連携も行う。「Asakusa Free Wi-Fi」は、事前の登録なしに、画面に表示された利用規約に同意することで、インターネット接続ができるWi-Fiサービス。8月中旬よりサービスを提供し、浅草地域内における数十拠点から順次拡大していく。対象言語は5言語(日・英・中(簡・繁)・韓)。利用に当たっては、SSID「@AsakusaFree」を選択後にブラウザーを立ち上げ「Wi-Fiに接続」をタップ。利用規約に同意後、インターネット利用が可能になる。また、「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」との連携により、プロモーションおよびプレミアムコードを8月1日より配布を開始。Asakusa Free Wi-Fiの整備スポットに加えて、全国20万カ所以上でWi-Fiサービスが利用可能になる。
2015年08月04日ワイヤ・アンド・ワイヤレスは、5月に日本初上陸を果たしたコーヒーショップ「The Coffee Bean & Tea Leaf」の店舗でフリーWi-Fiサービスの提供を開始した。今回提供されるフリーWi-Fiサービスは、訪日外国人を含むすべての来店者が事前登録なしに利用できるもの。SSIDは「CoffeeBean_WiFi」を選択後にブラウザを立ち上げ、「インターネットに接続」をタップ、利用規約に同意することでインターネットの利用が行える。利用規約への同意後は、The Coffee Bean & Tea Leafのサイトに接続される。
2015年08月04日アクト・ツーは7月31日、USBポートを2基備えた「iUSBport CAMERA 2」を発売した。キヤノンとニコンのデジタル一眼レフカメラと接続すると、USBメモリやUSB HDDのほか、スマートフォンにも撮影データをWi-Fi経由で保存できる。直販価格は税別34,800円だ。従来モデル「iUSBport CAMERA」のユーザー向け優待版は税別29,800円。iUSBport Camera 2は、付属のケーブルでカメラとUSB接続して使う。Wi-Fi(無線LAN)機能を持ち、スマートフォンなどへ撮影データを無線で転送可能だ。USBポートを2基備え、USBメモリやUSB HDDといったストレージを接続すれば、カメラ内にセットしたSDカードなどのメディアだけでなく、iUSBport Camera 2に接続したストレージにも撮影データを保存できる。カメラのホットシュー部分にセットできる専用ホルダーが付属。iUSBport Camera 2とWi-Fi接続したスマートフォンから、カメラをリモートコントロールできるアプリも用意。マニュアル設定を行えるほか、スマートフォンの画面上をタップすれば、任意の場所にピントを合わせられる。また、電波干渉の起きにくい5GHz帯を利用できるようにする「5GHz 300Mbps USBアダプタ」も付属。アダプタをiUSBport Camera 2のUSBポートに設置すると、より安定した通信が可能となる。カメラと接続していない際は、USBメモリやUSB HDDといったストレージとスマートフォンなどをWi-Fi接続してデータの送受信を行える。また、一方のUSBポートにSDカードなどをセットしたカードリーダー(別売)、もう一方にUSB HDDなどを接続すれば、SDカード内のデータをUSB HDDにコピーできる機能も搭載。そのほか、容量3,300mAhのバッテリーを内蔵し、モバイルバッテリーとしても使用可能だ。対応するカメラはキヤノンの「EOS Kiss X2」「EOS Kiss X3」「EOS Kiss X4」「EOS Kiss X5」「EOS Kiss X6」「EOS Kiss X7」「EOS 40D」「EOS 50D」「EOS 60D」「EOS 70D」「EOS 7D」「EOS 6D」「EOS 5D MarkII」「EOS 5D MarkIII」「EOS-1D MarkIII」「EOS-1Ds MarkIII」「EOS-1D MarkIV」「EOS-1D X」「EOS-1D C」、ニコンの「D5000」「D5100」「D5200」「D5300」「D90」「D7000」「D7100」「D300」「D300S」「D700」「D600」「D610」「D800」「D810」。サイズはW75×D24×H58mm、本体のみの重量は119g。USBポート×2のほか、microSDカードスロットを備える。USB接続して充電し、最大で約8時間の使用が可能だ。
2015年08月03日パナソニックは7月29日、デジタルハイビジョン液晶テレビ「VIERA(ビエラ)」の「C325シリーズ」を発表した。ラインアップは、32型「TH-32C325」と24型「TH-24C325」の2モデルだ。発売は8月21日で価格はオープン。推定市場価格は、TH-32C325が68,000円前後で、TH-24C325が55,000円前後(いずれも税別)。C325シリーズは、地上/BS/110°CSデジタルチューナーを2基内蔵した液晶テレビ。USB HDDへの録画機能を搭載しており、裏番組録画も可能だ。ただし、2番組同時録画には対応していない。無線LANを搭載したことで、「お部屋ジャンプリンク」もクライアント機能のみだが利用可能に。同機能に対応したVIERAやDIGAの録画データをホームネットワーク経由で視聴できる。液晶パネルの画素数はいずれも1,366×768ドット。TH-32C325は視野角が広いIPSパネルを採用している。
2015年07月29日オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは7月29日、ネットワークステレオレシーバー「TX-8150」を発表した。発売は8月下旬で、希望小売価格は64,800円(税別)。TX-8150は、ハイレゾ音源に対応したフルサイズのネットワークレシーバー。Wi-Fi機能とBluetooth機能を備える。DLNAとAirPlayに対応。インターネットラジオはradiko.jpやTuneInを利用できる。ハイレゾ音源については、192kHz/24bitまでのWAV/FLAC、5.6MHzまでのDSDをネイティブ再生できる。USBメモリからハイレゾ音源を再生する場合は、WAV/FLACは96kHz/24bit、DSDは2.8MHzまでの対応となる。アンプの定格出力は100W×2(6Ω、1kHz、THD 0.08%以下)で、周波数特性は10Hz~100kHz(+1dB/-3dB)。適応スピーカーインピーダンスは4Ω~16Ωだ。本体サイズはW435×D328×H149mmで、重量は8.6kg。40局プリセット対応のAM/FMチューナーを内蔵。プリセットのほかに、よく聴く放送局を4局まで登録できる「BGM」ボタンを装備している。入力端子は、光デジタル音声×2、同軸デジタル音声×2 アナログ音声×6、Phono(MM)×1を装備するほか、フロントパネルにUSBポートを備えている。光/同軸のデジタル音声入力端子からのハイレゾ音源再生には対応していない。
2015年07月29日●GPSなしで位置情報がわかる仕組み先日発売された第6世代iPod touchや、歴代iPadのWi-FiモデルはGPSを搭載していない。Windows、Macを問わず、パソコン本体もほとんどがGPSを搭載していない。しかし、さまざまな位置情報サービスはGPSを搭載していない端末の位置情報を、かなり正確な形で把握している。これはどのような仕組みによるものだろうか?○Wi-Fiアクセスポイントから解析iPod touchなど、GPSのない端末が位置情報を知る仕組み、それはズバリWi-Fi(無線LAN)を利用している。Wi-Fiは個々の機器(クライアント)と、基本的に位置が動くことのないアクセスポイントで構成されているが、アクセスポイントの正確な位置がわかれば、そのアクセスポイントに接続している機器は、電波が届く範囲にいると絞り込める。また、今は同じエリア内に複数のアクセスポイントがあることも珍しくないが、複数のアクセスポイントの電波がつかめるところでは、それぞれのアクセスポイントからの反応速度を見れば、さらに高い精度でクライアントの位置情報を把握できる。アップルはこれにより、屋内で正確な位置情報を提供できる仕組みの特許を取得しており、駅やデパートといった公共施設内での案内サービスなどに利用しようとしているようだ。●肝心の精度は?○Wi-Fiの精度はどうなのか肝心の精度だが、大雑把なところで誤差は最大直径100m以内、アクセスポイントが集中しているような場所では数メートル程度の誤差が期待できる。GPSの数センチ単位にはかなわないが、それでもかなりの精度が見込めることがわかるだろう。例えば「iPhoneを探す」機能で落としてしまったiPod touchを探しに来た場合、ある程度正確な位置がわかれば、サウンドを鳴らすことで気づく可能性が高まる。また、建物の中で隣の店と見分けるのも、10m程度の差がわかれば十分だろう。正確に狙撃するわけではないので、位置情報は数メートルまで絞り込めれば十分ともいえるわけだ。アクセスポイントの位置情報の取得は、スマートフォンの登場初期にはすでに始められており、Googleやアップル、その他ソニーなど、いくつかの位置情報を提供するサービスは、自前でアクセスポイントの位置情報データベースを持っている。こうした情報はスマートフォンで位置情報を利用するたびに蓄積されていたのだが、中には別の手段でごっそりと獲得しようというケースもある。以前、Googleが同社のストリートビュー撮影車にWi-Fi電波を拾う仕掛けを付けて、無断でアクセスポイント名などを収集していたことが発覚し、非難されたという事件がまだ記憶に新しい人は多いのではないだろうか。また、逆にサービス側が正確な位置情報を提供したいと考える場合もあるだろう。例えばIngressのポータルのように、動かないランドマークをマークするなら、システム側があらかじめ極めて正確な数値を割り当てられる。●位置情報を取得されないために○位置情報を取得されたくない場合は?Wi-Fiアクセスポイントの情報が勝手に登録されていたということは、自分が知らないうちにアクセスポイント名と実際の住所につながる位置情報がひも付けられているということになる。機械的に集められた結果とはいえ、勝手にそのような情報に使われたくないという人もいるだろう。位置情報を取得する側の言い分としては、無線LANアクセスポイント名(SSID)はオープンでパブリックな情報であり、自分たちはその情報を取得しているだけだ、ということになる。その情報を取得されたくなければ、「うちは構わないでください!」という意思表示をしてくれ、ということだ。ずいぶん勝手な言い草なようにも思えるが、いずれにしても位置情報を集められないためには「オプトアウト」という手法で情報収集をやめさせることができる。Googleはアクセスポイント名の最後に「_nomap」を追加することで、この名前のSSIDの収集をやめてくれる。アップルなどほかのサービスもこの名前でいいようだ。余談だが、マイクロソフトはWindows Phoneを使ったWi-Fi位置情報収集をやめるためのオプトアウトの仕組みに、SSIDの最後に「_optout」と書け、としている。何もこんなところで個性を出さなくてもいいと思うのだが、GoogleとMSの両方に手を引かせたい場合に、「_optout_nomap」と書くのか、「_nomap_optout」が正解なのか、ほかの手段があるのかないのか、はっきりしてもらいたいところだ。
2015年07月22日プラネックスコミュニケーションズは、Wi-Fi接続デバイスを可視化できるアプリ「見えルンです!」に対応した無線LANルーター「MZK-1200DHP2」を23日より発売する。価格はオープン。「MZK-1200DHP2」は、Wi-Fi接続デバイスを可視化する接続管理アプリ「見えルンです!」に対応した無線LANルーター。「見えルンです!」では、Wi-Fi接続されているデバイスの一覧がアイコンで確認できる。覚えのないデバイスが検出された場合は、アクセスを禁止することも可能となっている。通信面では、5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nに対応しており、866Mbps(理論値)の通信が行える。また、11ac対応無線LAN中継機としても利用でき、同社の無線LANルーターと組み合わせれば、「見えルンです!」を介して電波強度を把握できる。主な仕様は次の通り。セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WEP(64 / 128bit)。有線LANインタフェースは、Gigabit Ethernet対応LANポート×4基とWANポート×1基。本体サイズ/重量は、幅約115mm×奥行き約32mm×高さ約175mm/約239g。対応OSはWindows 8.1(32/64bit)/8(32/64bit)/7(32/64bit)/Vista(32/64bit)/XP(32bit)、Mac OS X 10.6~10.10。
2015年07月19日プラネックスコミュニケーションズは17日、無線LANルーターからの電波を中継し、Wi-Fiの利用範囲を広げるIEEE802.11ac対応中継機「忠継大王(MZK-EX750NP)」を発売した。価格はオープンで、店頭予想価格は税込み6,480円。「忠継大王(MZK-EX750NP)」は、Wi-Fiの利用範囲を広げる無線LAN中継機。電波が不安定な場所でも、同中継機を無線LANルーターと使うWi-Fi機器の間に設置すると、無線LANルーターの電波を中継し、より安定した通信を行えるという。本体は、LEDライトを搭載しており、無線LANルーターからの電波強度がLEDインジケータで表示され、受信電波の強度を把握できる。LEDの点灯が眩しい場合には、WPSボタンを短く押すことで、消灯することも可能となっている。接続は、同中継機をコンセントに直接挿し、無線LANルーターと中継機のWPSボタンを押すことで完了する。WPSボタンを搭載していない無線LANルーターの場合は、Webから設定できる。「普段使っている設定のまま利用可能範囲を伸ばす」という点を重視しているため、無線LANルーターと接続する周波数以外の電波を自動でオフになる。主な仕様は次の通り。対応企画はIEEE802.11a/b/g/n/ac。サイズ/重量は、幅約58.9mm×高さ約38.3mm×奥行き約94.5mm(アンテナ部除く)/約116g。
2015年07月18日プラネックスコミュニケーションズは、無線LANルータからの電波を中継し、Wi-Fiの利用範囲を広げるIEEE802.11ac/n/a/g/b対応の無線LAN中継機「忠継大王(MZK-EX750NP)」を7月17日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は6,480円(税込)。MZK-EX750NPは、無線LANルータのみだと電波が不安定な場所でも、電波を中継して安定した通信を確保する無線LAN中継機。2.4GHz帯と5GHz帯をサポートしており、PCをはじめ、スマートフォン、ゲーム機、AV機器などのWi-Fiデバイスが使用可能。無線LANルータへの接続方法は、WPSが利用できるほか、ブラウザを使用した接続設定にも対応している。電源はコンセントに直挿しするタイプで、すっきりと設置できる。また、前面にはコンセントを1口備えており、設置後もコンセント数が減らない。プラネックス製の対応無線LANルータと組み合わせることで、スマートフォン向け接続管理アプリ「見えルンです!」が利用できる。アプリからは、接続デバイスのリスト表示や電波強度が閲覧できるほか、接続デバイスを個別に無効化したり、特定時間のみアクセス可能にするなど接続状況の管理が行える。搭載アンテナは受信×2、送信×2。最大通信速度は433Mbps(理論値)。本体サイズはW58.9×H38.3×D94.5mm、重量は約116g。
2015年07月17日Nearbyは、Bluetooth、Wi-Fi、それにデバイス側のスピーカーとマイクを利用した不可聴音を組み合わせ、近接通信を確立する。Proximity APIとNearby Messagesで構成され、iOSとAndroidの両モバイル端末で、近くにいる人とのやりとりが容易に実現するという。最新の「Google Play services 7.8」にはNearby Message APIが含まれており、iOSとAndroid開発者はこれを利用してアプリを開発できるとしている。AndroidはGingerbread(Android 2.3)以上に対応する。Nearbyの利用にGoogle Accountは不要で、最初の呼び出し時に許可を求めるダイアログが表示されるとのことだ。Nearbyの事例として、音楽DJアプリ「Edijing」はDJが近くにいる人にトラックリストを配信できる機能を、タスク管理の「Trello」は近くにいる人と簡単にタスクを共有できる機能を、そしてポッドキャスト「Pocket Casts」は近くにいる人とポッドキャスト情報を共有できる機能を開発しているという。Googleはすでに「Chromecast」のGuest Mode、「Google Play Games」のNearby Players機能、「Google Tone」などの製品にNearby技術を組み込んでいるという。Googleは同日、Nearbyの土台となる独自開発のBluetooth Low Energy(BLE)ビーコン仕様「Eddystone」も発表している。米AppleのiBeacon対抗とも位置付けられており、Googleはこれをオープンソースとして公開、普及を広めていく狙いだ。
2015年07月15日Wi-Fi Allianceは7月14日、近接情報認識の新技術である「Wi-Fi Aware」について記者説明会を開催した。現在、世界で65億人のモバイルユーザーと19億人のSNSアクティブユーザーがいるといわれている。時間軸とで見た場合、SNSでは「現在の近く」で起こっている出来事を知ることができるが、そこで重要となるのは発言の位置情報だ。例えば、小売店やイベント会場、自治体が近接情報を活用することで、より多くの収益を上げ、価値を高められる。2019年には、433億ドルの利益をもたらすと予想されている。近接情報の多くは、GPSやBluetoothビーコンなどの位置データ、あるいは「○店にいる」というチェックイン情報を元にしている。GPSは屋内では使えないか、または精度が大幅に落ちるうえ、サーバー情報をベースとした「近くにいる人」の情報は、少々古くなりやすい。また、大規模なイベントでデータ通信が多く発生すると、サービスレベルが低下する問題もある。○双方向の近接情報認識、新技術の「Wi-Fi Aware」そこで「Wi-Fi Aware」だが、これはWi-Fi Allianceの「Neighbor Awareness Networking」テクノロジーにもとづいた新しい近接情報認識技術で、各端末はサービス名と固有値を含めた小さなデータを発する。このデータ(ハートビート)を受信することで、近くに同じサービスの共有を希望するユーザーがいると、端末だけで判断できる仕組みだ。Wi-Fi Awareは、従来のBluetoothビーコンとは異なり、双方向でのデータのやり取りが可能であり、必要に応じてWi-Fi Directによる直接通信も行える。やや語弊はあるが、ニンテンドーDSの「すれちがい通信」を、多種のアプリケーションで使えるように標準化したようなものと思えばよいだろう。○チップベンダーからの支持は得ており、モバイルOSのAPIサポートが普及への課題フェルナー氏の説明によると、Wi-Fi Awareは、Wi-Fi Alliance内のチップベンダーから幅広い支持を受けている。すでに5社のベンダーが、対応チップを出荷しているという。ただし、Wi-Fi Aware対応アプリを作成するためには、モバイルOSがWi-Fi Aware用のAPIを提供しなければならない。現時点で対応を公表しているOSベンダーはないものの、水面下では動いているようだ。質問に対して「来年には対応スマホが出るだろう。あるいはOSに組み込まれる前に、一部ベンダーの独自実装でエコスステムを作るかもしれない」と回答していた。Wi-Fi Awareについては、YouTubeで「Wi-Fi Aware: Discover the world nearby」という日本語の説明ビデオが公開されているので、参考にするとよいだろう。
2015年07月14日ヨコオは7月13日、産業技術総合研究所発のベンチャー企業であるWafer Integaration(WI)と「次世代型半導体電気特性評価システム」事業で提携し、その第1弾としてコンパクトかつ操作性に優れたダイサイズ半導体電気特性評価装置「DdProber(仮称)」の販売を同月より開始すると発表した。同提携では、製品設計および開発・生産をWIが担当し、ヨコオがシステムの最適化、製品販売、技術サポートを担当する。今回発表した「DdProber(機種名:WI-3000)」は、ダイサイズの半導体チップ上のトランジスタを測定評価する自己検知型AFM(原子間力顕微鏡)方式プローバー。従来のAFM方式では、レーザーを使った光てこにより微小変位を検出して原子間力を測定しており、操作に熟練と長時間が必要な光軸調整が必須であり、装置も大がかりなものとなっていた。これに対し、同製品は原子力間力検出センサーであるピエゾ抵抗を内蔵するカンチレバーによって、針圧変化をカンチレバー自らが検出してAFM操作を行うことや、トランジスタに力制御をかけながら直接コンタクトを取ることができる。そのため、従来の光学系が不要となり、原子力間力検出機構をメンテナンスフリーとするナノレベルのプロービングによる電気特性評価システムを構築することが可能となる。これにより、同システムおよび制御装置のサイズをコンパクトに保つことが可能となった。また、プロービングはPC制御でコントロールされ、トランジスタ測定などの電気測定は、半導体パラメトリックアナライザーでTEGによる通常の電気特性と同じ環境で行うことが可能。具体的には、22nmプロセスのトランジスタ特性を安定的に測定することができるとしている。今後、WIは2017年の完成を目標に、半導体量産現場でも活用できるウエハ対応の「DdProber」の開発を進め、ヨコオは国内拠点の富岡工場に設定を進めている「DdProber評価センター」の運用を8月より開始し、顧客デバイス電気特性評価のデモンストレーションと、顧客向けシステムの最適化を開始する計画だ。
2015年07月13日ネットギアジャパンは、バッテリー駆動のWi-Fiネットワークカメラ 『ARLO(アーロ)』を、7 月下旬より販売開始すると発表した。ベースステーションとカメラが2台セットで、価格は49,800円。すでに先行販売する米国では、月に数千台が売れるヒット商品になっているという。ARLOは、ケーブルレスで利用できるネットワークカメラ。撮影した映像はWi-Fi(IEEE802.11n)でベースステーションに送られ、無料のクラウド(容量1GB)に保存される。録画データは1分2MB程度で、クラウドには7日間保存される。ARLOは設置手順が簡単なのが特徴で、ベースステーションをインターネット接続し、スマートフォン用のARLOアプリをダウンロード(iPhone / Android)。そして、カメラ本体とベースステーションのSYNCボタンをプッシュして無線接続という3ステップで利用できる。電源はリチウム電池CRC123×4で、防水設計(IP65)のため、Wi-Fi の電波が届く場所なら屋外でも設置することができる。視野角は110度で、撮影動画は720p。ARLOは、ナイトビジョンに対応しており、夜間、部屋を暗くしていても撮影することができ、モーション駆動により、動きを検知したときのみ録画し、動きがないときはスタンバイモードとなり、消費電力を抑える。ベースステーションでカメラを最大5台まで管理でき、追加カメラは1台17,800円。同社によれば、家屋、自動車などの監視、家族やペットの見守りなど、コンシューマ用途を想定していたが、事務所の監視など、法人のニーズも高いという。なお、Arlo は、北米から中南米にかけて生息するHummingbird(ハチドリ)の一種で、非常に体の小さな鳥だが、毎秒55 回、最高で80回の高速で羽ばたため、「小さいけれども力強い」という、Arlo カメラシステムとハチドリに共通する特徴を掛け合わせているという。
2015年07月07日○速度制限されないためのWi-Fiスポット活用スマートフォンユーザーの多くはパケット通信料が定額になるプランを利用しているだろうが、利用できる容量の上限はあるため、1日の制限や1カ月単位の制限にひっかかって利用中に突然通信速度が遅くなってしまうこともある。遊びで使っているのならば使い方について反省しつつ制限が解除されるのを待つか、追加容量を購入することになるだろう。しかし仕事で使っているとなると難しい。低速な状態で我慢するとしても、スマートフォンでメールの送受信をするくらいならよいが、資料のダウンロードやクラウドサービスの利用などは厳しくなる。会社から支給されている端末だと追加容量を用意に購入できないこともあるし、個人所有の端末で仕事のために追加容量を購入するというのも経理的な処理が難しくなりがちだ。スマートフォン本体を仕事のみで使っているならばあまり規制されることはないだろうが、別に持ち歩いているタブレットやPCのインターネット利用もテザリングでまかなっていると思いがけずに通信量がかさんでいることもある。そうした状態に陥らないようにするための予防策として、また規制に備えるために利用したいのが、街中にあるWi-Fiスポットだ。各キャリアや飲食店が提供するものまで含めるとそうとうな数が存在する。それを簡単に探し出し、実際に使えるようにサポートしてくれるのが「Wi-Fiナビ」だ。○地図上にWi-Fiスポットを表示アプリを起動すると、標準では東京駅付近の地図が表示され、周囲のWi-Fiスポットが表示される。地図をスクロールして移動した場合、Wi-Fiスポットのアイコンが見えなくなるが、右上にある更新ボタンをタップすれば現在表示しているエリアにあるスポットが読み込まれるはずだ。右上のアイコンのうち、右から2番目をタップするとGPSで現在地を取得する。現在地の地図が表示されたら更新ボタンをタップすれば、今いるところから近いWi-Fiスポットが見つかるというわけだ。左にあるボタンの上段は地名を指定しての地図移動に利用。下段は機能ボタンを表示するのだが、左の2つは地図表示のコントロールボタンになる。1番左は道路交通情報を、2番目は航空写真を表示してくれるから、実際に移動先を決める時の材料にするとよい。スポットの情報はダウンロードしてオフライン利用することも可能だが、最新情報を取得するためにはオンラインで利用する方がよいだろう。つまり、実際に速度規制がかかってしまってからでは使いづらい。事前にオフライン利用の準備をしておくか、別途データ通信量の警告をしてくれるアプリなどを併用して規制がかかる前にスポット探しをするのがお勧めだ。○知らないサービスも使い方まで理解右上のメニューボタンをタップして「表示設定」を選択すると、地図上に表示するサービスを指定できるようになる。メジャーなものからマイナーなものまであるが、ざっくりと無料系、キャリア系、有料系と分けられているから自分に必要そうなサービスにチェックを入れておくとよい。また、メニューの「利用方法」が役立つ。これはアプリのヘルプ的なものではなく、Wi-Fiスポットの利用方法だ。下の方にはアプリから探すことのできるサービス各種について、公式サイトへのリンク集になっている。公式サイトを直接見ても具体的な接続方法が見つけづらいこともあるが、概要や接続方法、専用アプリなど必要となるページに直接リンクが張られているからわかりやすい。そして「利用方法」の上の方には得に多くの人が求めているであろう、無料で利用できるサービスを中心にピックアップして簡単な解説を行なっている無料ではあるけれど会員登録が必要なのについてもここで把握できるから、事前に確認しておきたい。利用しそうなサービスはとりあえず会員登録しておくと、いざという時に慌てずに済む。○Wi-Fiスポットにたどり着くナビ機能も搭載地図上に表示されたスポットのアイコンをタップすると、その店舗名や住所が表示される。さらに「詳細データ」をタップすると公式サイトの店舗情報等を参照可能だ。そしてここで「Googleナビ」をタップした場合、Googleマップに自動的に移動して目的地をセット、すぐにナビ機能が利用できるようになる。また「簡易ナビ」をタップした場合は現在地と選択したスポットの距離を数秒で計測し、直線距離とともに画面中に矢印を表示してくれる。これは、スポットの方向を指し示しつづける矢印だ。利用中は端末を地面に平行に持つのではなく、垂直に顔の前に立てるような持ち方をすると正しく移動をサポートしてくれる。利用料金:無料制作者:ASTONWORKSWi-Fiナビ
2015年07月02日日本HPは、実際のネットワーク(3G、LTE、Wi-Fi)環境の下、実デバイス上でモバイルアプリケーションの機能テストと性能テストを実施できる、新しいオンプレミス型ソフトウェアソリューション「HP Mobile Center software」を発表した。「HP Mobile Center software」では、実際のネットワーク品質をシミュレートする仮想ネットワークを利用し、実デバイスでのテストをサポートする。これにより、モバイル画面遷移が正常な応答時間で動作するかどうか、負荷の影響の測定なども可能になるという。「HP Mobile Center software」は、HPの「Application Lifecycle Management」スイートの構成要素である「HP Application Lifecycle Management (ALM)」、「HP Sprinter」、「HP Unified Functional testing (UFT)」、 「HP LoadRunner」、「HP Performance Center」ならびに「HP Network Virtualization」とシームレスに統合し、既存のモバイル資産を拡張することを可能にするとしている。
2015年07月01日パナソニックは6月30日、複数の機器で同時に音楽を再生できる規格「AllPlay」に対応したワイヤレススピーカー「SC-ALL2」を発表した。発売は7月24日。価格はオープンで、推定市場価格は30,000円前後(税別)。SC-ALL2は、Qualcommが提唱している新規格「AllPlay」に対応したネットワークスピーカー。AllPlayは、Wi-Fiを利用して複数の機器で同時に音楽を再生できる規格だ。AllPlayでは機器のワイヤレス接続にBluetoothではなく、Wi-Fiを使用するため、音楽信号を伝送する際に圧縮は行われず、高品位な再生が可能だ。また、Bluetoothでは使う度に機器同士を接続し直す必要があるが、AllPlayでは一度Wi-Fiネットワークに組み込めば、次回以降は設定し直すことなく利用できる。AllPlay用のアプリとして、スマートフォンやNASなどに保存された音源用の「Panasonic Music Streaming」、インターネットラジオ用の「Qualcomm AllPlay Radio powered by TuneIn」を用意する。ともに無料で、対応OSはAndroid OS 2.2以上、iOS 7.0以上。SC-ALL2本体にはプリセットボタンが用意されており、Qualcomm AllPlay Radio powered by TuneInで利用できるインターネットラジオ局から、6局までを登録可能だ。ハイレゾ対応ミニコンポ「SC-PMX100」や、コンパクトステレオシステム「SC-ALL5CD」などAllPlay対応機器と接続する機能も持つ。例えば、コンポで再生するCD音源をネットワーク経由で聴くことが可能だ。アンプの実用最大出力は40W(JEITA、4Ω、THD 10%)で、スピーカーユニットはφ8cmフルレンジ×1。SC-ALL2はモノラルスピーカーだが、2台組み合わせることでステレオ再生を行える。AllPlay以外の入力として、φ3.5mmステレオミニのアナログ音声端子を装備する。Bluetooth 2.1+EDRにも対応。対応プロファイルはA2DPだ。本体サイズはW120×D135×H180mmで、質量は約1.5kg。動作時の消費電力は18Wとなっている。
2015年06月30日パナソニックは6月30日、コンパクトステレオシステム「SC-ALL5CD」を発表した。Qualcommが提唱しているスマートメディアプラットホーム「AllPlay」に対応している。発売は7月24日。価格はオープンで、推定市場価格は45,000円前後(税別)。SC-ALL5CDが対応する「AllPlay」は、Wi-Fiを利用して複数の機器で同時に音楽を再生できる規格だ。AllPlayでは機器のワイヤレス接続にBluetoothではなく、Wi-Fiを使用するため、音楽信号を伝送する際に圧縮は行われず、高品位な再生が可能だ。また、Bluetoothでは使う度に機器同士を接続し直す必要があるが、AllPlayでは一度Wi-Fiネットワークに組み込めば、次回以降は設定し直すことなく利用できる。AllPlay用のアプリとして、スマートフォンやNASなどに保存した音楽を再生するための「Panasonic Music Streaming」、インターネットラジオ用の「Qualcomm AllPlay Radio powered by TuneIn」を用意する。ともに無料で、対応OSはAndroid OS 2.2以上、iOS 7.0以上。SC-ALL5CDは、ネットワーク機能のほか、FM/AMチューナーやCDプレーヤー機能を搭載。USBメモリからMP3ファイルを再生することもできる。Wi-Fi規格はIEEE802.11a/b/g/nに対応。Bluetooth 2.1+EDRも備え、プロファイルはA2DPとAVRCP、コーデックはSBCのみの対応となっている。アンプ部には、デジタルアンプの「LincsD-Amp III」を採用。実用最大出力は20W×2だ(JEITA、8Ω、THD 10%)。スピーカーは、φ65mmのフルレンジユニットで、振動板にはナノサイズに微細化した竹繊維が使用されている。本体サイズはW533×D98×H203mmで、質量は約2.7kg。
2015年06月30日NTTコミュニケーションズは、LTE-Advancedに対応し下り最大300Mbpsの高速通信が利用できるモバイルWi-Fiルータ「Aterm MR04LN」を7月16日より発売する。端末価格は税別21,900円。7月1日より予約受付を開始する。「Aterm MR04LN」は、LTE-Advancedに対応し下り最大300Mbpsの通信が利用できるモバイルWi-Fiルータ。Wi-FiはIEEE802.11acに準拠しており、理論値最大867Mbpsの通信が可能となっている。デュアルSIMスロットを搭載し、2つのSIMカードが挿入可能。これにより、国内利用と海外利用、ビジネスとプライベートなど用途に応じたSIMカードの使い分けができる。主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約63mm×高さ約111mm×厚さ約11mm/約111g(電池パック装着時)。バッテリー容量は2,300mAh。連続最大作動時間は、Wi-Fi通信時が約12時間。連続最大待受時間は、約1,000時間(休止状態時)。通信は、受信時最大300Mbps/送信時最大50MbpsのLTE-Advanced、受信時最大14.4Mbps/送信時最大5.7Mbpsの3Gをサポート。対応周波数帯は、LTEが2100MHz/1700MHz/1500MHz/800MHz、3Gが2100MHz/800MHz/850MHz。Wi-Fiの同時接続台数は16台となる。
2015年06月30日日本マイクロソフトは24日、10.8インチタブレット「Surface 3(Wi-Fiモデル)」、「タイプカバー」、「Surfaceペン」をセットにした文教市場向けバンドルモデルを発表した。7月3日から発売する。Surface 3本体のスペックによって3種類を用意し、税別価格は71,514円から。文教市場向けSurface 3バンドルモデルは、Wi-FiモデルのSurface 3、ブラックのタイプカバー、シルバーのSurfaceペンがセットになっており、Surface 3本体のスペックに合わせて3モデルを展開する。それぞれ単体での価格と比較し、最大15%ほど安価に購入可能。Surface 3(LTEモデル)には適用されない。今回のバンドルモデル限定として、メモリ2GB、ストレージ32GBのSurface 3本体を用意した。この限定Surface 3を除いて、Surface 3本体の仕様は単体製品と同等。バンドルモデルを購入できるのは教育機関のみで、教職員、学生、生徒による個人での購入は不可。また、Microsoft Officeは付属されていないため、別途購入が必要。
2015年06月25日バッファローのIEEE802.11ac 4×4 MIMO対応Wi-Fi(無線LAN)ルータ「WXR-2533DHP」について、過日は簡単なレビューをお届けした。ここでは、WXR-2533DHPの開発コンセプトやユーザーへの配慮などに関して、バッファローのネットワーク事業部の富山強氏と成瀬廣高氏にお話を伺った。○11acもついに4×4 MIMOですが、商品企画として重視したところはどこでしょうか?富山氏「11acが規格化された時から、4×4製品は視野に入っていました。4×4 MIMOによる最大1,733Mbpsの速度はインパクトがあり、WXR-2533DHPも実測で1,258Mbpsの転送性能は持っています。ただ、スピードは大切ですが、WXR-2533DHPの開発でもっとも重視したのはスピードではありません。現在、無線LAN市場の主役はパソコンではなく、スマホやタブレットです。家の外では3GやLTEで使わざるをえないことが多いと思いますが、自宅の中ではWi-Fiを使うことで、転送量制限を気にせず大容量のコンテンツを利用できます。ただ、スマホやタブレットが11acに対応しているといっても、ほとんどは1×1のシングルストリームですから、規格上の最大速度は433Mbpsです。さらに、パソコンでの利用と大きく異なるポイントは、端末が小さく、よく動くという点です。スマホやタブレットは、リビングでも使えば、ベッドで横になって使うかもしれない。トイレにこもってみたり、防水機種が増えてきたのでお風呂でも見たい。パソコン以上に『家の隅々まで電波が届く』ことが重要視されるようになっています。WXR-2533DHPとは直接関係ありませんが、弊社は無線LANの中継機もラインナップしておりまして、ここ一年で急成長しました。家のどこでも使いたいというニーズから、市場が拡大したと思います。また、子機側の11ac対応が広がったため、昨年(2014年)は親機販売の60%が11n製品でしたが、今年(2015年)は60%が11ac製品になりました。スマホは小さいので内蔵アンテナの位置にも制約があり、向きによる感度差があります。立てて使っている場合は速度が出るけど、ベッドで横になったとたんに速度が低下するのはストレスがたまります。そこでWXR-2533DHPでは、インライン配列の外部アンテナを採用したわけです。WXR-2533DHPのアンテナを立てる、横にする、角度を変えるというセッティングによって、設置場所や気になる利用場所で最適なアンテナ展開にすることが可能です」○従来の製品と比べて、かなり大型の印象がありますが?富山氏「これには2つの理由があります。一つはアンテナの配置です。いくつかのパターンを試した結果、一直線に並べたほうが様々な環境で使いやすく、設定の幅も広がるのです。たとえば、本体の四隅にアンテナを配置するパターンだと、アンテナが重なりあって効率が落ちてしまいます。また、アンテナ間が短いと干渉の原因になります。安定した動作のためには、ある程度の長さも必要でした」成瀬氏「1cmごとに穴を開けた試作ボードを作って、そこにアンテナを固定して検証を繰り返した結果、WXR-2533DHPのアンテナ配置になりました。内蔵アンテナだと電波の飛ぶ向きを調整できず、スマホでも安定して利用するという企画意図にそぐわなかったのです。WXR-2533DHPのアンテナは、周囲にまんべんなく飛ぶ素直な特性のものを使っています。そのため、アンテナの角度と方向を調整することで、使用環境に合わせて最適に設定する自由度が高くなりました」富山氏「もう一つの理由は、安定した動作のためで、WXR-2533DHPの内部はこのようになっています(と筐体を開けたものを見せていただいた)。ご覧のとおり、ヒートシンクが付いています。本来ならば一枚のアルミ板で済ませたいところですが、速度アップしたCPUなどの放熱を考えました。室温40度くらいの使用環境を想定すると、コストアップになりますが、ヒートシンクを付けなければなりません。WXR-2533DHP本体内部のエアフローも考えると、これだけの本体サイズが必要だったのです。見た目を重視して小さく作ることも可能なのですが、問題なく動作しても、放熱がうまくいかないと徐々に実効速度が下がってしまうのです」成瀬氏「また、USB 3.0ポートは無線LANと干渉することが多いのですが、配置を見直すことで、追加のシールドパーツなしで設置できました」富山氏「本体が大きくなったぶん、シンプルなデザインにして部屋に溶け込むように考えました。設置も、スタンドで立てる、スタンドなしで横置き、そして壁掛けと、3通りの方法を想定しました。本体のインジケーターLEDも、かなり暗めにしてあります」○そのほか、配慮した点があれば教えてください。富山氏「自宅に来たお客さんに無線LANとインターネット接続を提供する、ルータ側の機能「ゲストモード」を見直しました。ゲストモード自体は従来の製品にもありましたが、管理者が設定しないといけなくて、『お父さんがいないから友達が来てもゲストモードが使えない』という点が問題でした。WXR-2533DHPには、ゲストモードのボタンを用意しています。友達が来たら、お母さんでも子供でも、ワンプッシュでゲストモードにできるようになりました」*IMG_5199.jpg*AOSSボタンの下にあるのがゲストモードボタン。これを2秒ほど押すと、ゲストモードが動作する。ボタンの中間にゲストモードのランプがあり、一目でわかるのもうれしい
2015年06月19日Amazon.co.jpは18日、300ppiの高解像度E-inkディスプレイを搭載した新しいKindle Paperwhiteの予約販売を開始した。Wi-Fi版、Wi-Fi+3G版の2モデルを用意。Amazon.co.jpでの販売価格はWi-Fi版が税込14,280円、Wi-Fi+3G版が19,480円。Amazonプライム会員はクーポン利用で4,000円引きとなる。発売日は6月30日。新たに販売するKindle Paperwhiteは、従来モデルの2倍のピクセル数を搭載した高解像度版となる。ピクセル数が増加したことで、文字が鮮明に表示され、小さなフォントで表示しても読みやすくなったという。ディスプレイサイズは6インチ。厚さ9.1mm、205g(Wi-Fi版)と軽量で持ち運びしやすいほか、フロントライトを搭載し、暗い場所でも読書が可能。バッテリーも1回の充電で数週間はもつという(明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分利用の場合)。機能面では、読書の進捗やブックマーク、注釈がすべての端末で共有される「Whispersync」、書籍に含まれる主要キーワードを抽出し、登場人物、歴史的人物、場所、トピックを一覧表示する「X-Ray」、読者の読書スピードから計算して、読んでいる章や本を読み終えるまでにかかる時間を表示する「リーディングタイム」、難しい英単語の上に簡単な単語で意味が表示する「Word Wise」などがある。上記以外の主な仕様は以下のとおり。サイズ/重量は169 mmx117mmx9.1mm/205g(Wi-Fi版)、217g(Wi-Fi+3G版)。容量は4GB(使用可能領域は3.1GB)。Wi-Fiは802.11 b/g/n対応。対応ファイルはKindle(AZW3)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応。同製品には本体ほかUSB 2.0充電ケーブル、保証書、スタートガイド(PDF)が付属する。
2015年06月18日リコーイメージングは6月18日、単焦点コンパクトデジタルカメラ「GR II」を発表した。新たにWi-Fi機能とNFC機能を搭載している。発売は7月17日で、価格はオープン。推定市場価格は税込100,000円前後。「GR II」はGRシリーズで初めてワイヤレス通信機能を内蔵した製品だ。APS-CサイズのCMOSセンサーや画像処理エンジン「GR ENGINE V」、28mm相当 F2.8の単焦点レンズは前モデルと同じものを引き続き搭載するが、オートホワイトバランスのアルゴリズムや高感度撮影時の画像処理を改善している。また、「明瞭コントロール」「光沢コントロール」など6種類のエフェクトモードを新たに追加。外部フラッシュと連携するワイヤレス発光機能も備える。さらに、Wi-Fi機能を活用するためのスマートフォン・タブレット向けアプリ「GR Remote」を通じて、リモート撮影が可能。GR Remoteの操作・設定インタフェースは、GR II本体と同様のデザインとなっており、直感的に使用できる。2,000台限定で発売する「GR II 初回生産限定セット」は、ホースレザー製のラッピングケースとハンドストラップ、グリーンのリングキャップが付属する。こちらの推定市場価格は税込110,000円前後。主な仕様は、撮像素子が有効約1,620万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーで、レンズの焦点距離が28mm相当(35mmフィルム換算時)、開放F値がF2.8、対応感度がISO100~ISO25600。サイズは約W117×D34.7×H62.8mm、先代GRから高さがわずかに1.8mm増した。重量は約251g(バッテリー、SDカード含む)。
2015年06月18日NTT西日本、NTTメディアサプライ、NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は、和歌山県内にWi-Fi整備等を促進するため、和歌山県と協定を締結したと発表した。この協定は和歌山県内の観光客、とりわけ、外国人観光客のニーズが高いWi-Fi環境の拡充に向けたもの。平成26年度「Wakayama-Free-Wi-Fi大作戦(Wi-Fiつながるプラン)」事業の整備事業者としてNTTグループが採択され、和歌山県内全域の観光拠点等に対し、幅広くWi-Fiを展開することで両者が合意し、今回の協定締結となった。協定事項は、県内の民間施設及び公共施設(国体施設、図書館、美術館等)をはじめとするWi-Fi接続環境の拡大、和歌山県情報(観光、国体、県産品、災害等)を発信するための新たなルートの創出、Wi-Fiの活用により外国人観光客等の満足度を高める取り組み。NTTグループ3社の役割は、NTT西日本が県内の民間施設、及び公共施設のWi-Fiアクセスポイント整備、NTTメディアサプライがWi-Fiサービスの提供、NTTBPがJapan Connected-free Wi-Fiアプリの提供、FREE-Wi-Fiの利用実態把握の実施を行う。今後は、和歌山県との協定締結を契機として、本協定に基づく具体的な取り組みをまとめた実施計画を和歌山県と連携し実行していき、観光振興を含んだ地域活性化の取組を推進していくという。第一弾では、和歌山県の公共施設12箇所に54のアクセスポイント(AP)を設置、その後、カバーエリアを民間にも広げ、平成28年3月末までに1,000箇所、平成30年3月末までに1,500箇所のアクセスポイントを設置する計画だ。
2015年06月16日情報処理推進機構(IPA)は6月12日、「家庭内における無線LANのセキュリティ設定の確認を」と題する注意喚起情報を公開した。IPAでは、一般家庭の無線LAN環境が不正に利用される恐れがあるとして、その危険性や対策について過去にも注意喚起を行ってきた。不正利用を防ぐ対策の一つとして通信の暗号化があるが、IPAが2014年10月に実施した意識調査では、自宅の無線LANの暗号化について「通信の暗号化を行っているかどうかわからない(32.7%)」「通信の暗号化を行っていない(19.1%)」と、全体の半数以上が不明または設定なしという状況であることがわかり、類似被害の増加が懸念されている。家庭内に設置した無線LANルータなどのアクセスポイントへ不正に接続された際の脅威として、「通信内容の盗み見」「迷惑メール送信や不正アクセス、違法ダウンロードなどの不正行為の身元詐称」「家庭内の無線LAN環境を利用している端末内のデータ窃取」のようなことが挙げられる。無線LANアクセスポイントへ不正に接続されていることに気付くのは難しく、知らない間に事件に巻き込まれる可能性も考えられるので、第三者に通信内容を傍受され家庭内の無線LANアクセスポイントに不正接続をされないために、IPAはセキュリティレベルの高い「WPA2-PSK(AES)」を設定することを推奨している。この注意喚起は、Wi-Fiの暗号化方式が旧来型のWEPキーで運用していた家庭のルーターを"タダ乗り"した人物が立件されたことによるもの。
2015年06月15日UQコミュニケーションズは、同社が販売する下り最大220Mbpsの通信に対応したモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX01」に新色としてメタリックレッドモデルを追加し、19日より発売する。「Speed Wi-Fi NEXT WX01」は、3月より発売されているモバイルWi-Fiルーター。4×4 MIMO技術に対応し、WiMAX 2+通信時に下り最大220Mbpsの高速通信を実現する。これまで、パールホワイトとディープブルーの2色が用意されていたが、新たにメタリックレッドが追加された。主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約109mm×高さ約66mm×厚さ約9mm/約97g。IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.0に対応。連続通信時間は、WiMAX 2+接続時が約400分、WiMAX 2+の省電力モード時が約520分、WiMAX接続時が約680分。連続待受時間は約35時間。Wi-Fi使用時の同時接続台数は10台。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月11日九州経済連合会(九経連)と九州観光推進機構は6月5日、「Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクト」を開始すると発表した。日本電信電話(NTT)とエヌ・ティ・ティ・アド(NTTアド)、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)と連携する。取り組みは「Wi-Fi環境の整備促進」「観光アプリの提供」「無料Wi-Fiスポットの拡大・加盟促進活動」の3点。Wi-Fi環境の整備促進は、九州各地において、観光客が安全、かつ簡便に利用可能なWi-Fiサービスの提供に向け、Wi-Fi環境整備に関するガイドラインを定め、Wi-Fi接続事業者間の連携強化を図り、Wi-Fi環境整備を促進する。また、NTTBPが提供するJapan Connected-free Wi-Fiアプリ(Japan Wi-Fi)と連携し、一度の利用手続きで、九州各地のWi-Fiサービスに加え、既にJapan Wi-Fiで連携している全国約70のWi-Fiサービス(アクセスポイント数:約13万)も簡便に接続可能な環境を整備する。観光アプリの提供では、NTTグループとJTBグループが「地域活性化トライアル」で提供した観光情報アプリの情報を基盤に、九州観光アプリ(Japan Travel Guide)を開発。九州7県の観光コンテンツを順次追加して、多言語(日本語・英語・韓国語・簡体字・繁体字)で提供する(タイ語も追加予定)。九州観光アプリは、地域企業・店舗の広告やお得なクーポンの配信機能、Japan Wi-Fiとの連携機能を併せ持ち、観光地への来訪、観光地での消費を促すために効果的な集客、送客を目指す。また、これらの機能を活用したキャンペーンも予定している。無料Wi-Fiスポットの拡大・加盟促進活動では、観光客のおもてなし環境のさらなる拡大のため、九州各地の無料Wi-FiスポットのKyushu_Free_Wi-Fiプロジェクトへの加盟促進を行う。また、Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクトによる九州観光アプリ、および無料Wi-Fiスポットの利用促進イベントやプロモーションを展開していく。九経連が事務局となり、Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクト参加メンバーを中心に、九州Free Wi-Fiビジネス協議会(仮称)を発足し、統計化された観光動態等のデータから、地域活性化のビジネスモデルを検討するワーキンググループ活動を実施していく。
2015年06月08日NBCのTV番組「The Hacking of America」は、クレジットカード詐欺、安全ではないWi-Fiネットワーク、悪意あるスマートフォンアプリなど、われわれが日々対面しているサイバーセキュリティのリスクを取り扱ったものだ。サイバー犯罪は言うまでもなく大きなテーマで、日々紙面を賑わしている。米小売業のTargetやAnthemの顧客情報流出は、数百万人もの消費者の個人情報と財務情報を漏洩してしまった。Sophosは安全を維持するためのツールと情報の提供を通じて、これらのサイバー犯罪に対抗するのを支援している。Sophosのセキュリティリサーチ担当グローバルトップのJames LyneはNBCの「TODAY Show」と「NBC Nightly News」に出演し、NBCのTom Costello氏にハッカーがいかに簡単にわれわれの情報を取得しているのかについて語った。LyneがNBCに出演してサイバーセキュリティの重大さについて説明したのは、これが初めてではない。Lyneは”Warbiking Project”として、コンピューターを搭載した自転車で都市のWi-Fiネットワークの安全性を調べる自転車ツアーを行ったが、NBCはこれまでにもこのような公衆のWi-Fiホットスポットの危険性についての調査を紹介している。
2015年06月04日バッファローは、Wi-Fi規格IEEE802.11ac、4ストリーム(4×4)の通信に対応し、規格値最大1,733Mbpsの通信が可能なWi-Fiルーター「WXR-2533DHP」を6月中旬より発売する。価格は税別28,800円。「WXR-2533DHP」は、5GHz帯で規格値最大1,733Mbps、2.4GHz帯で規格値最大800Mbpsの通信が可能なWi-Fiルーター。1.4GHzのデュアルコアCPUを採用しているほか、5GHz向け、2.4GHz向けにそれぞれ補助チップを搭載しており、2種類の電波を同時に高速処理できる。これにより実効スループットも約1,258Mbpsを実現した。スマートフォンやタブレットは、持つ角度や向きを変えるだけでも受信感度が変わることがあるが、「WXR-2533DHP」では搭載する4本の大型可動式アンテナにより、宅内の様々な場所で使用する端末に対して安定したWi-Fi通信を提供する。また、環境別で推奨するアンテナの向きを記載した「アンテナ設置ガイド」も公開している。そのほか、多台数接続時に通信を安定させる「MU-MIMO」機能や、室内を移動するスマートフォンなどの端末を自動追尾し、通信を安定・高速化する「ビームフォーミング」機能に対応する。有線LANポートはインターネット側が1ポート、LAN側が4ポートで、いずれも1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応する。サイズ/重量は、幅約316mm×高さ約161×奥行き約57mm/約900g。初期設定は、スマートフォン、タブレット向けに提供されている専用アプリ「QRsetup」を利用して行う。対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista、Mac OS X 10.9/10.8、iOS 5以降、Android 2.2以降。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月03日バッファローは3日、IEEE802.11acの4ストリーム(理論最大1,733Mbps)に対応したWi-Fiルータ「WXR-2533DHP」を発表した。6月中旬から発売し、価格は28,800円(税別)。WXR-2533DHPは、4本のアンテナを一直線上に外部配置しているのが特徴。4ストリームをすべて使った通信では実測1,258Mbpsと、有線LANのGigabit Ethernetを超える速度を実現した。また、IEEE802.11acのビームフォーミングに対応したスマートフォンなどの子機と通信する場合、WXR-2533DHPの送信アンテナ×4本を有効に使うことによって、距離が遠くても安定した転送性能を保てる。MU-MIMOにも対応しているため、同じくMU-MIMO対応の子機を接続したときは、それぞれ同時に高速転送を実現する。アンテナの向きを最適化するために、別途ダウンロードできる「アンテナ設置ガイド」を提供。これを原寸大で印刷して、WXR-2533DHPのアンテナと印刷図を合わせると、標準的なアンテナ角度に設定できる。WXR-2533DHP本体は、スタンドを使った縦置き、壁にネジで取り付ける設置、スタンドを外した横置きが可能。内蔵のプロセッサ(CPU)には、1.4GHz駆動・デュアルコアのものを採用。ヒートシンクとエアフローによって発熱対策を行い、長時間のデータ転送でも性能が劣化しにくい設計となっている。拡大するスマートフォンユーザーに対応するため、管理メニューにスマホ対応画面を用意。端末の接続設定には、AOSSやWPSのほか、Android用やiOS用の「QRsetup」アプリも使える。WXR-2533DHPに付属するQRコードを、スマホやタブレットのカメラ機能で読み取ることで、端末のWi-Fi接続設定が可能。また、「お友達」が家に来たときに、Wi-Fiアクセスポイントを開放するゲストモードが改良された。本体のGUESTボタンを押すだけで設定/解除できる(管理画面からの設定も可能)。有線LANインタフェースはGigabit Ethernet対応で、インターネット側が1ポート、LAN側(スイッチングハブ)が4ポートだ。USB 3.0×2ポートも搭載し、USB HDDを接続すれば簡易NASとして利用できる。本体サイズはW316×D57×H161mm、重量は約900g。
2015年06月03日ソフトバンクモバイルは5月28日、訪日外国人を対象とした無料Wi-Fiサービス「FREE Wi-Fi PASSPORT(フリー ワイファイ パスポート)」を7月1日より提供開始すると発表した。アクセスポイントは順次拡大を予定しており、7月中に全国40万カ所で利用できるようになる。FREE Wi-Fi PASSPORTは、利用登録の際に携帯電話番号で本人確認をすることが特徴。携帯電話の所有者が専用の電話番号へ発信して直接登録する(発信は無料)。専用のアプリケーションを必要とせず、認証後すぐにネット接続できる。電話番号認証は、他の無料Wi-Fiスポットで課題となっている不正利用者への対策にも効果が高いという。利用登録から2週間無料期間が適用される。同一のパスワードで最大5台まで接続でき、複数端末の同時接続も可能だという。英語、中国語、韓国語の3カ国語に対応する。利用方法は、認証後にパスワードを取得し、接続する端末のWi-Fi一覧からSSID「.FREEWi-FiPASSPORT」を選択してログインする。専用電話番号への発信には、「SoftBank」をローミング先に選択する必要がある。ソフトバンクモバイルでは、2016年3月までをトライアル期間とし、期間終了後に利用状況などを改めて検証し、新たなサービス構築に活用するとしている。
2015年06月02日