2023年春夏「ananモテコスメ大賞」のスキンケア部門から「クレンジング」「洗顔」アイテムをご紹介。コスメコンシェルジュ・小西さやかさんと美容ジャーナリスト・永富千晴さんが解説します。クレンジング~バームテクスチャーで癒されながらの毛穴ケア。増えてゆく皮脂をしっかりオフしつつ質感や香りを楽しめる名品が人気の予感。春から夏にかけては、毛穴のポツポツが目立ちがち。その原因は皮脂の増加にある、と小西さん。「外気が温かくなって肌温度が1°C上がると、皮脂の量は10%ほど増えるといわれています。これからの季節は、クレンジングで毛穴の汚れをしっかり落としましょう。今季はちょうど、毛穴ケアにフォーカスしたバームタイプのクレンジングが豊作。適量を取り、手のひら全体で温めて溶かしながら肌になじませれば、メイクや余分な皮脂をオフできます」「密着感のあるバームは、小鼻など気になる部分にピンポイントで使いやすい点が魅力。さらに今シーズンは、香りにこだわったアイテムも要チェック。バームがとろけていく質感の変化や香りを感じれば、メイクオフの工程を楽しめるようになりますよ」(永富さん)はちみつバームに心もとろける 賞【DEW】ハニーバームクレンジングヒアルロン酸が肌を保湿。はちみつのような質感のバーム。毛穴やキメにねっとり密着して、汚れを絡め取る。「テクスチャーと香りは、はちみつそのもの。厚みがあるので、摩擦レスでメイクオフできます。片手で開け閉めできるキャップが便利」(ライター・真島絵麻里さん)。180g¥2,750*編集部調べ 2/25発売(カネボウ化粧品 TEL:0120・518・520)クレンジングタイムを優雅に楽しめる 賞【C THE PUBLIC ORGANIC】シンクロヌーディー フラワーバタークレンジングバーム花のバターでストレス解消。フラワーワックスと濃密植物オイルの入ったバームが、体温でとろけ出す。メイクはもちろん、毛穴の角栓まで溶かして、あと肌はクリアに。「肌のキメが整って、ワントーン明るくなります。W洗顔不要で時短になるし、肌への負担を減らせる点も嬉しいです」(ヘア&メイクアップアーティスト・北原果さん)。90g¥4,400 3/1発売(カラーズ TEL:050・2018・2557)黒いバームの下から澄んだ美肌が出現 賞【CLINIQUE】テイク ザ デイ オフ クレンジング バーム チャコールこだわりの紀州備長炭配合。微細な穴が無数に開いた備長炭のパウダーが、汚れを吸着。サフラワーオイルが肌にうるおいを与えて、なめらかな肌に洗い上げる。「肌にのせた瞬間、バームがオイル状のテクスチャーに変化。しっかりメイクも毛穴や皮脂のベタつきも、さっぱりオフできます」(モデル、動画クリエイター・石井亜美さん)。125ml¥4,840(クリニーク お客様相談室 TEL:0570・003・770)マッサージにぴったりクッション質感 賞【ROSETTE】夢みるバーム アクネクリアモイスチャー大人のニキビも防ぐ高機能。海泥と白泥が汚れを吸着し、酵素が頑固な汚れをオフして毛穴すっきり。ハトムギオイルやドクダミエキスなどがうるおいを与え、ニキビ&肌荒れを予防。「じんわりとろけるバームが気持ちよくて、面倒なクレンジングが楽しみに。汚れがツルンと落ちます」(タレント・井上咲楽さん)。[医薬部外品]90g¥1,980(ロゼット お客様センター TEL:0120・00・4618)洗顔~摩擦レスな泡ウォッシュで、肌をいじめないケア。モコモコ泡で肌表面をお掃除してスキンケアの力を引き出そう。洗顔料は、スピーディに使える泡タイプが続々登場。「感染症への警戒が続く中、みんな衛生に気を遣うようになっていますよね。以前は朝に洗顔料を使ってなかったけれど、最近は朝から清潔にしたい、という人が増えているようです。そんな背景もあり、手軽に使える泡タイプの洗顔料が求められているのでしょう」(永富さん)「春先は、花粉や季節の変わり目、新しい環境によるストレスで肌が不安定になりがち。乾燥対策を行って、バリア機能を強化することが大切です。摩擦の少ない泡洗顔は、そういった意味で今の季節にぴったり。流すときは、32~34°Cのぬるま湯でうるおいを残しましょう。肌が乾きやすくて朝の洗顔に抵抗のある人は、Tゾーンだけでも洗うのがおすすめ。余分な皮脂をオフできて、スキンケアコスメがなじみやすくなります」(小西さん)濃密ミクロな泡で毛穴まで浄化 賞【サナ なめらか本舗】泡洗顔 NCもっとうるおう豆乳洗顔に。豆乳発酵液に加えて、高純度豆乳イソフラボンを配合し保湿力がパワーアップ。洗浄成分は肌に優しいアミノ酸系&石けん系。「弾力のある泡がほぐれるように広がり、最後までヘタれることなく洗える。洗い上がりはさっぱりしているのに、つっぱりません」(美容エディター&ライター・野崎千衣子さん)。200ml¥825 3/7発売(常盤薬品工業 お客さま相談室 TEL:0120・081・937)洗う=保湿の仕組みが完成 賞【AdryS】モイストホイップウォッシュ乾燥肌向けこだわり処方。肌にマイルドなアミノ酸系洗浄成分と、汚れをきちんと落とす石けん系洗浄成分をW配合。保湿成分もたっぷり。「このクリーミーな泡を体感したら、自力で泡立てる洗顔には戻れないかも…。それくらい、至福な感触。泡切れのよさも、高ポイントです」(美容ライター・岡井美絹子さん)。150ml¥1,980 3/1発売(大正製薬/TAISHO BEAUTY ONLINE お客様相談センター TEL:0120・160・901)ライトメイクならこの一本で完結 賞【ETVOS】トリートメントリッチフォームデリケート肌にマイルド。空気をふんだんに含んだエアリーな泡には、肌に必要な皮脂や水分を残すアミノ酸系洗浄成分が。さらに、各種植物エキスが洗顔後の保湿感を高める。「夜のケアで与えたうるおいや栄養をキープしながら、肌表面の不要なものをオフ。メイクのノリがよくなります」(美容エディター&ライター・北川真澄さん)。150ml¥3,300(エトヴォス TEL:0120・0477・80)マシュマロ泡の虜になる 賞【BORDER FREE cosmetics】ホイップフォーム フェイシャルウォッシュ低刺激設計の炭酸洗顔。濃密マイクロ炭酸泡が、毛穴の奥から汚れを浮かせてオフ。炭酸による、血行促進効果も期待できる。プロテオグリカンやペプチドなど、いま話題の保湿成分も配合。「炭酸だからシュワッと濃厚な泡で、洗う前よりむしろしっとりした肌に仕上がります」(アスリート・長﨑望未さん)。150g¥3,280(買えるAbemaTV社 TEL:03・6778・5501)小西さやかさんコスメコンシェルジュ、日本化粧品検定協会代表理事。化粧品の研究開発などに従事した経験を生かし、独立。美容の正しい知識を広めるべく、講演や化粧品コンサルティングなどを行う。永富千晴さん美容ジャーナリスト、clubC.主宰。美容編集者を経て独立。専門家を招いて美容や健康に関するセミナーを開いたり、ラジオ番組のレギュラーを務めるなど、幅広い分野で活躍中。※『anan』2023年3月1日号より。写真・河野 望スタイリスト・荻野玲子取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2023年02月25日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、私とフェムケアの話。番組や書籍などを通じ、女性の健康問題に関する発信を続けるテレビ東京プロデューサーの工藤里紗さんにお話を伺いました。内外で同志を集めて念願の番組を実現!2020年、テレビ東京で放送された『生理CAMP2020』。出演者がテレビで生理にまつわる体験を率直に語り合い、深夜枠にもかかわらず大きな共感と話題を呼んだ。その後、配信イベントも行われ、さらに『生理CAMP みんなで聞く・知る・語る!』として書籍化も実現。番組の立ち上げについて、同局プロデューサーの工藤里紗さんに伺った。「10数年前、女性向けの深夜番組を担当していて、その時に生理特集をやったことがあったんです。生理に対する悩みや疑問を取り上げた他、世界の生理グッズを紹介したり。それが思っていたよりも反響があり、生理をメインテーマにした番組をいつかやりたいとずっと考えていたんです」しかし、会議で提案しても「生理についてテレビで見たい人はいない」と周囲から反対され、なかなか実現しなかったそう。「実現のために、社内外で同志を集めることから始めました。他部署の人や、生理用品のメーカーさんなどにも『こういう番組をやりたいと思っていて』とたくさん相談したところ、『生理についてもっとオープンに語れる空気ができたらいいね』と共感してくれる人が何人もいたんです。ちょうどフェムテックという言葉が浸透してきた時期で、外から中から同志の力が合わさり、深夜2時の放送枠をもらえたのです」放送後、「生理CAMP」がツイッターでトレンド入りするなど大反響があった。「PMSについてもっと取り上げて」「出産経験のある女性の話も聞きたい」など、さまざまな声があり、「僕たちこそ知るべきだと思う」という男性からの意見もあったという。「番組放送後、社内の雰囲気も一変し、『生理』という単語を口にするのにみんなためらいがなくなりましたね。自身の生理や健康状態を大きな声で語ることはもちろんありませんが、男性の上司が『他局でも生理の番組やってたから、見ておいたほうがいいよ』と普通の会話の中でナチュラルに教えてくれるなど、“生理を語るのはタブー”という雰囲気はなくなったように思います」番組制作が機になり、生理について勉強したという工藤さん。自身も、生理との付き合い方を模索した時期があったそう。「仕事柄、生放送の時は、5時間トイレに行けないことも当たり前。そんな時は、夜用ナプキン&タンポンでしのいだり…。またPMSで気分の落ち込みや眠気もあり、仕事のパフォーマンスに影響すると感じることも度々。今はピルを服用し、生理の回数が3分の1になり、ラクになりました」やるべきタスクがたくさんある中で毎日を快適に過ごすには、まず自分の状態に目を向けることが大事だと工藤さんは語る。「生理の症状は人それぞれ。個人差が大きいので周囲の事例が自分にも当てはまるとは限らないんですよね。私自身、毎月くる謎の眠気や気分の落ち込みがPMSだと気づけたのも、自分の体に目を向け、知識をつけたからこそ。今後も女性の健康問題に関する番組を制作していく予定なので、自分の体を考えるきっかけにしてもらえたらうれしいですね」くどう・りさテレビ東京制作局クリエイティブ制作チームプロデューサー。2003年にテレビ東京に入社。ドラマやバラエティなど幅広いジャンルの番組を手掛ける。『テレ東フェムテック委員会』『生理CAMP』がYouTubeで期間限定配信中。※『anan』2023年3月1日号より。写真・瀬津貴裕(biswa.)取材、文・音部美穂(by anan編集部)
2023年02月24日上質な生地にこだわった一着や、話題のコラボレーションも!デザインはもちろん、着心地や機能性にも優れたアイテムが集合。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!撥水素材に防滴ジッパー付きでアウトドアでも安心して使える。スマホや鍵、カード類など、生活に欠かせないアイテムのみを持ち運ぶためにデザインされた一品。フォンサコッシュ¥5,500ストラップ¥3,850(トポロジー/トポロジー フラッグシップ ショップ TEL:03・6427・4460)上品な中に可愛らしさのある春の訪れにぴったりのブラウス。上質な生地を使い、ジェンダーレスかつエイジレスなアイテムを展開する『mtmodelist』。袖が特徴のブラウスは、美しいカラーも魅力。¥36,300(エムティーモデリスト/リガ インターナショナル ジャパン TEL:03・5962・7596)日本の伝統素材を活用し軽やかな着心地を実現。通気性や吸水性、肌触りに優れた和紙素材を使った一着。ビビッドな色とゴールドのボタンがアクセントとなり、羽織るだけでスタイリングの主役になること間違いなし。カーディガン¥31,900(リタ)ミッフィーと一緒に卯年を祝うカプセルコレクションが登場。キュートな耳と表情が目を引く、レザー製のAirPodsケース。爽やかなブルーのストラップ付きで、首から下げたりバッグに付ければ、なくす心配いらず。¥34,320(マルベリー/マルベリージャパン TEL:0120・097・428)※『anan』2023年3月1日号より。写真・多田 寛スタイリスト・宇都宮千明文・大場桃果(by anan編集部)
2023年02月23日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優、モデルの中島侑香さんです。フィギュアスケートで培った表現力を駆使して演技の道へ!3月3日公開の『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で長編映画初出演。「初めての映画の現場ですごく緊張していたけど、みんなで一つの作品を作り上げるのが楽しかったです。共演者の方々が全員年下で、お母さん的ポジションでしたが、和気あいあいと過ごし、現場の雰囲気づくりも学べました」。元フィギュアスケーターという経歴も。「以前から動いて表現することが好きなんです。台詞を覚えるときは、バスソルトや入浴剤を入れた湯船に浸かって、長いときは3~4時間ひたすら音読しています!」汗をたっぷりかけるよもぎ蒸しが大好き。約3年前から月1~2回のペースで通っています。生理痛が軽くなりました。特製のラムカレーは妹から好評でした!昨年から妹と同居し始めて私が料理担当に。家にはスパイスがたくさん。明るい色で描くのが最近の気分です。スマホケース、パソコン、ギターにマニキュアで落書きするのが楽しい!なかしま・ゆうか1999年生まれ。元フィギュアスケーター。モデルとしての活動を中心にしながら、俳優としても話題のCMやMV、映画に出演するなど、活動の幅を広げている。※『anan』2023年2月22日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2023年02月21日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回はストレスを抱えている人が意外と多い、生理用品の“捨て場所問題”を解決するアイテムをご紹介。ストレスフリーなサニタリーボックス。ARKERUFluto 使い捨てサニタリーボックス必要な時に組み立てて、使用後は紙製なのでそのまま捨てられる衛生的なサニタリーボックス。ふた付きなのでニオイをガードしてくれ、倒れても中のモノが外に出にくく安心。ゴミ袋の入れ替え作業が不要で片付けもらくちんな上、トイレもすっきり。トイレ用品としてだけではなく、洗面所やベッド、ドレッサーまわりのゴミ箱にも。車内のコンソールボックスに設置したり、旅行やアウトドア、店舗やオフィスなど、用途はさまざま。リサイクル紙を100%使用。生理用ナプキンの種類や個人差もあるが、普通の日用ナプキンが約16個入る。上・サニタリーボックス使い捨て ホワイト 大理石、ブラック 木目 各10枚セット¥980~(Flutoinfo@fluto.jp)メーカー担当者に聞きました。商品の魅力を深掘り!生理の時だけ設置ができ、使い終わったらそのままゴミ箱へ!そんなスマートな使い捨てタイプのおしゃれなサニタリーボックスが話題に。ARKERUの取締役・古澤中恵さんに開発秘話を伺った。「自宅のトイレにサニタリーボックスを設置していたことがあったのですが、マメに掃除をしないとすぐにホコリがたまってしまうのが悩みで、紙袋で代用していました。当時もすでに使い捨てのサニタリーボックスはあったのですが、正直、見た目があまり好みではなくて…。もっとインテリアにもなじむような素敵なデザインの使い捨てボックスがあればいいなと思うように。だったら、自分で作ろうと発想したのが、企画を始めたキッカケ。私自身、デザイン会社に勤めていて、社内でパッケージデザインを担当していたこともあり、強みを生かした製品が作れるんじゃないかなと考えました」他社製品にはない魅力は?「最もこだわったのは、箱の強度です。ふたの入り口にゴミを差し入れると、動作に連動して開閉してくれる仕様になっているのですが、どの方向から力がかかっても箱が凹んだり変形しないよう、箱全体の強度を高めるところに苦労しました。素材は厚みがある丈夫な紙質で、表面はフィルムコーティングされているので耐水性もあり、トイレだけでなく洗面所などにもおすすめ。また、インテリアになじんで長く愛用できるデザインも魅力です。木目調デザインの方は、実際に家具を取り寄せてリアルさを追求。大理石柄も、カッティングシートや小物などで使われているものを何十種類も比較しながら選びました。こだわりが詰まっている商品ですが、日用品である以上できるだけ価格は抑えたかったので、多くの工場を当たってこの価格を実現させました」見た目もおしゃれで、ストレスを感じている人が実は多い“生理用ナプキンの捨て場所”問題を簡単に解消してくれるアイテムに、リピーターが続出している。「ゴミ袋を入れ替える手間がない、掃除をする必要がない、生理期間中だけトイレに出しておけばいいので場所をとらない、デザインが素敵など、喜びのお声をたくさんいただいています。サニタリーボックスとして販売していますが、洗面所などほかの場所でもお使いいただけますし、お泊まりで友達やパートナーの家に行った時など、捨て場所に困った時に使えて嬉しいという声も。最近は、個人だけではなく、法人のお客様のご利用も増えています。クリニックや小規模なオフィスだと、スタッフの方がトイレ掃除もする場合も多いので、負担が減ったと好評です」今後はどのような商品のアップデートを考えていますか?「まずはカラーバリエーションを増やしたいです。もう少し大きなサイズのものが欲しいというお声もいただいているので、いつか販売ができればと思っています」※『anan』2023年2月22日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年02月19日話題のコラボレーションや、気になるブランドの新作、春の気分にマッチする明るいカラーが勢揃い。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!纏うだけで春ムードを盛り上げる淡いコーラルピンク。柔らかく清涼感のあるシルクコットンを使用した一着。シルクコットンハンドプリーツキャミソール¥26,400(クリンクル クリンクル クリンクル/ジャーナル スタンダード レリューム ルミネ新宿店 TEL:03・5909・4675)持ち手までふわふわした存在感大のバッグ。ブエノスアイレスを拠点とする気鋭のブランド『kokyo』。モードな雰囲気のシルバーカラーは、スタイリングのアクセントとして活躍すること間違いなし。バッグ¥18,480(コキョ/ジュンカスタマーセンター TEL:0120・298・133)ブランドを代表する人気バッグが巨大なエアチェアに大変身。『Longchamp』がオランダ発のインテリアブランド『Fatboy』とコラボ。空気を入れて使う、持ち運び可能な椅子が誕生。インフレータブルアームチェア¥25,300(ロンシャン/ロンシャン・ジャパン TEL:0120・150・116)絶妙なカラーリングと細部のあしらいが唯一無二の一着。『YANUK』と『CASA FLINE』がタッグを組んだデニム。バックポケットのステッチや裾のあしらいにも注目。ルーズフィットデニム¥30,800(ヤヌーク×カーサフライン/カイタックインターナショナル TEL:03・5722・3684)※『anan』2023年2月22日号より。写真・多田 寛スタイリスト・宇都宮千明文・大場桃果(by anan編集部)
2023年02月16日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はタレント、シンガーソングライターのおじゃすさんです。TikTokのフォロワー数、420万人超え!個性的なピンク髪の現役高校生。TikTokerとして一躍有名に。ギャップのある関西弁や美声を披露。「TikTokを始めたのは、他の人からの自分の見え方が気になって、悪い意見も良い意見も聞いてみたいなと思ったから。多い時は1日10本投稿。バズった時にたくさんの海外の方からフォローしていただいたので、言語が通じなくてもパッと見て分かる変化や表情を意識しています」。バラエティ番組に多数出演。「番組を見ながらTwitterでエゴサして皆さんの感想を参考にしています。英語は話せないけど、いつか海外の人と仕事したいな」ピアノを弾きながら歌ってみたい独学でピアノを練習中。しっとりしたバラードの弾き語りをしたいな。特技のウクレレは2年前に習得。楽器の中でウクレレが簡単だと聞いて始めました。見た目も可愛い!ピンクのウィッグは約40個持っています。毛の長さや色みが微妙に異なるので、ネットで買っては試しています。おじゃす2004年生まれ。大阪府出身の日本とカナダのミックス。『超無敵クラス』(日本テレビ)にレギュラー出演中。ウクレレの弾き語りや作詞・作曲を手掛けるなどマルチな才能を発揮。※『anan』2023年2月15日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2023年02月14日Instagramのフォロワー数は、2500万人超え。コロナ禍以降、世界中で巻き起こる第4次韓流ブームを牽引する俳優イ・ジョンソクさんがananに初登場。来日時の多忙な合間を縫って、貴重なインタビューが実現しました。俳優として、一人の男として。今の気持ちとこれからのことをじっくり伺いました。「実は僕、恥ずかしがり屋なんです」と語り出したイ・ジョンソクさん。撮影ではカメラを前に惜しみなく様々な表情を見せてくれていたけれど、インタビューが始まった途端、少しはにかんだ表情のまま、そっと目を伏せた。「俳優という職業柄、慣れなきゃとは思うんですけど、どうしてもダメなんですよ。なにかの役を演じていない、一個人としての僕を見せることが猛烈に恥ずかしくて。MBTI(韓国で大流行している性格診断テスト)の結果も、コロコロ変わるんですが、Iの内向型であることはたしかですね。それにあらかじめ計画を練るのもあまり得意ではなくて。状況に応じて行動するタイプだと思います」韓国では『君の声が聞こえる』をはじめとした恋愛ドラマで“年下男子”ブームを巻き起こした。特に、20代最後の年に出演したドラマ『ロマンスは別冊付録』では天才作家にして出版社の編集長、大学教授の超ハイスペ男子チャ・ウノを演じて話題に。長年ひそかに焦がれる年上の女性ダニとの恋愛模様は、高い人気を博した。「チャ・ウノという人物は、僕も見習いたいと思うような人間的な魅力がたくさんあります。まず彼は仕事に対してだけじゃなく、いろんなことに厳しい人なんですよ。でも好きな人への気持ちはまっすぐで、そういう面で僕自身も彼から得るものがあったと思います」逆に演じていて一番苦労したのが最新作の『ビッグマウス』だったそう。とある事件の濡れ衣を着せられ、弁護士から一転、刑務所での生活を余儀なくされるというストーリーは、彼が出演してきた数多くのドラマの中でももっとも過酷なもの。妻に見せる甘い表情とは裏腹に、次第にただならぬオーラをまとう変化を見せ、2022年「MBC演技大賞」を受賞するなど高い評価を得た。「この『ビッグマウス』は、僕としては冒険的な作品でした。30代になって、20代の頃には出演したことがない作品、演じたことがない役に挑戦して、自分の演技の幅を広げたいという気持ちから出演を決めました。でもパク・チャンホという男を演じるのは本当に難しかったです。『あなたが眠っている間に』のオ・チュンファンさんが監督を務めるというのも出演を決めたきっかけに。監督だったら僕をうまく使ってくださるだろうという信頼がありましたから」30代にして未知のジャンルに挑戦し、体当たりで挑んだ作品で評価もされたが、演じることの難しさは今なお強く感じているそう。「むしろ年を取れば取るほど、演じることが難しくなっていきました。僕よりはるかに長く俳優を続けている先輩方のインタビューを読んでみても、みなさん同じようなことをおっしゃっていますね。20代の頃、僕は自分の出演作を観るのが好きだったんです。自分が頑張って出来上がった作品を観るのは、この上ない達成感を感じました。でも次第に、演じることってなんて難しいんだろうと感じるようになって…。もともと好きだったドラマを観ることも、一時は仕事の一環のように感じられてしまって、今振り返るとあの頃が一番、俳優としての自分に葛藤していました。でもドラマってただ演じるだけじゃなく、スタッフや共演者と共に一つの作品を作り上げていくという喜びがあるんですよね。そのことに気づいてからはまた演じることが楽しくなりました。演じることがただただ楽しかった20代前半、その難しさを知って悩んだ20代後半を経て、今はまた演じることに幸せを感じている、そんな境地にたどり着きました」昨年末、日本で開催されたファンミーティングには『ビッグマウス』で共演したヤン・ギョンウォンさんとオ・ウィシクさんがゲスト出演。仲良しぶりが話題になったが、ジョンソクさんにとって二人とは何でも話せる仲だそう。「人として、俳優としてどう生きるべきかとか、深いところまで語り合えるのがこの二人。長く生きるほど人生は難しく感じられるものですが、僕も30代の大人として、今後の人生をどう生きるべきか、真剣に考えるようになりました。特にオ・ウィシクさんは同世代の俳優として一目置いているところがあります。先日、彼の舞台を観に行ったのですが、本当によかったんですよ。今もドラマを2本並行して撮影しているのですが、違うタイプの役柄にもかかわらず、素晴らしい演技をしています」共演者とは撮影が終わった後も連絡を取り合い、出演作が公開されるたびに劇場に足を運んで感想を送るそうで、そんなところからも彼が広く愛される理由が窺い知れる。そんなジョンソクさんの次回作は、「まだ考え中」とのこと。「『ビッグマウス』に出演するまでは、いろんなジャンルの作品に出て自分の演技の幅を広げなくては、という思いにとらわれすぎていたのですが、今では逆に、面白い作品だったらジャンルなんて関係ないと思えるように。20代の頃は“唯一無二の俳優”になることが夢だと言っていましたが、今は“心の余裕が感じられる俳優”として記憶に残りたいです。どんな作品に出合えるのか、僕も楽しみにしています。日本のみなさんも楽しみに待っていてください」Lee Jong Sukイ・ジョンソク1989年9月14日生まれ、韓国出身。2009年に俳優デビュー。ドラマ『W‐君と僕の世界‐』『あなたが眠っている間に』『ロマンスは別冊付録』など、人気ドラマに数多く出演。最新ドラマ『ビッグマウス』では得意のロマンスを封印し、ハードボイルドノワールに挑戦。新境地を開拓し話題に。※『anan』2023年2月15日号より。写真・神戸健太郎スタイリスト・PARK TAE ILヘア・MOON HYUN CHEOLメイク・KIM GANG MI取材、文・尹 秀姫撮影協力・EASEFRAU INTERNATIONAL(by anan編集部)
2023年02月12日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「自己の性と向き合う」です。人には話しづらい自分のセクシュアリティについて、ゲーム感覚で掘り下げられるアイテムをご紹介します。LimLove SEX TALK CARDセックスや自己のセクシュアリティについて話すきっかけを作るコミュニケーションカード。性に対する不安や羞恥心、罪悪感の存在を探り、パートナーとのリレーションシップを深めることができる50の質問を用意。おうちでのリラックスタイムにカードを1枚引いて自らに問いかけたり、友人やパートナーとカードを互いに引き合って、普段なかなか話しづらい性に関する想いを共有したり。さまざまなシーンで楽しめます。答えに正解や不正解、善悪の基準はないのでジャッジしないことが大切。ほかに、セルフラブを高めるための「SELF LOVE CARD」も販売。併せて使えばより自分への理解が深まるはず。¥3,500(LimLove)知っているようで何も知らない、自分の性と向き合うカード。カードをめくると、「あなたにとってSEXとはなにか?」「SEXや性的なことが恥ずべきことだと感じたことはある?」など、これまであまり人から聞かれたことも、自分で深く考えたこともなかったセクシュアルな問いかけが。このユニークな「SEX TALK CARD」を手がけたのは、LAを拠点に活動するMutsumi Leeさん。セルフラブやセクシュアルなトピックスについて向き合うカルチャーを根付かせる活動をしている。「SEX TALK CARDは、遊び感覚で自分の性について知ることができるツールです。50の質問に答えると、自分がどういう性癖なのか、どんな性のバイアスがかかっているのかなど、これまで考えたこともなかった性に関する悩みや悦びについて深掘りすることができます。自分自身の性への向き合い方を知るためにも、まずはひとりで、ゆっくりやってみてほしいなと思います」カードを通じて性と向き合うことで、思いがけない気づきがあったという声が多く届いているそう。「自分の性癖に衝撃を受けたというお声や、パートナーと話し合えなかった性のことを、カードをきっかけに対話できるようになったという人も。女子会などお酒が入る席でやると盛り上がったり、深い話もできるので、心の距離もグッと近づくようですね。やっとフェムテックが浸透してきたものの、まだまだ“セックスの話をするなんて恥ずかしい”という人が大半だと思うんです。でも、セクシュアルなことは生きることの一部。生きやすくなるためにとっても大事なことなのに、それを置き去りにしている方が多いのが現状ではないでしょうか」セクシュアリティと自己愛は、密接な関係にあると言う。「古代からセックスや性が“恥”とする文化はあって、世界的に性というものが抑圧されてきました。自分の一部である性を否定されるということは、自分の性を愛せない、自己愛(セルフラブ=ありのままの自分を受け入れるということ)の低さにつながってきます。でも自己愛って、おいしいごはんをいただくのと同じように、人間にとって欠かせない心の栄養。でも私自身も、40年近く自己愛が低い人間だったんです。それが、あるときセルフラブを得たことで世界が一変しました。それまでは“男に負けるものか”と戦っていましたが、“自分は自分でいい”と自己愛を得たとたん、性別なんて関係ないと思えたし、女性であることを楽しめるように。私たちは自分の性も自分を愛することも、もっと楽しんでいいんです。今後はカードを使ったワークショップなど、楽しみ方を多方面からお伝えできればと思っています」※『anan』2023年2月15日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年02月12日春ファッションのスタートダッシュに手に入れたい、人気ブランドの新作や要注目のコラボアイテムなど。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!「ビームス ボーイ」25周年の記念アイテムが登場!スカジャンの老舗に依頼した別注デザイン。“25年着込んだら”というコンセプトのもと、まるで古着のような風合いに。ジャケット¥52,800(テーラー東洋×ビームス ボーイ/ビームス ウィメン 原宿 TEL:03・5413・6415)モダンな雰囲気と素朴さを兼備したNY発のジュエリーブランド。ソリッドなフォルムが存在感たっぷり。ゴールドのトップは外せばブローチになり、チェーンと別々でも使える2WAYタイプ。ネックレス¥62,370(アフターシェイブクラブ)人気のコラボシューズは今季も見逃せない!メタルパーツで『トーガ』らしいエッジを利かせたサンダルは、重量感のあるデザインに旬が漂う。軽快な履き心地も嬉しい。¥46,200(トーガ×スイコック/ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店 TEL:03・5524・2200)遊び心溢れるアイテムが揃う新ブランドがデビュー。ぺプラム型のベルトは、ハリのあるタフタ素材で立体感があり、コーディネートを一気に華やかにしてくれる。付け襟にしたり、たすき掛けにしたりと、アレンジも自在!¥12,650(ヤエ)yae_info@auntierosa.com上質で機能的で、個性も備えたコラボアイテムがお目見え。形の違う4つのポーチが付いたバックパック。単品で使うのもいいけれど、セットで持って新鮮なボリューム感を楽しみたい。W23×H41×マチ15cm¥57,200(オーラリー メイドバイ アエタ/オーラリー TEL:03・6427・7141)※『anan』2023年2月15日号より。写真・多田 寛スタイリスト・番場直美文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月09日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はシンガーソングライターのさとうもかさんです。甘くてビターでリアルな歌詞に、共感するファンが続出!心に沁みる失恋ソング「melt bitter」がTikTokでバズり、知名度が急上昇。「歌詞は実体験を元にすることがほとんど。たまにしか会わない友人に“曲を聴いていれば近況がわかる”と言われたことも」。昨年秋、レコード会社から独立したことも話題に。「無理をして作るのではなく、曲が自然と生まれる環境に身を置きたくて。自然にできた曲はより素直な想いが反映され、大切に残したくなる。こだわり抜いた自分色のアルバムを作るのが、今年の目標です」。3月リリースのドラマ主題歌も要注目!手挽きのミルで毎日コーヒーを。小さい頃に親戚の家で触れて以来、コーヒーミルが憧れでした!リラックスタイムにはバラのお香を。アロマよりお香派。香りに包まれてボディクリームを塗るのが至福の時間。自分の足で衣装を探します!衣装も世界観を作る大事な要素。あれこれ見て選ぶ時間が楽しいです。さとうもか1994年生まれ。3歳からピアノを習い、音楽短期大学在学中に本格的に音楽活動を開始。2022年のドラマ『魔法のリノベ』ではオープニング曲を担当した。Instagramは@_satomoka_※『anan』2023年2月8日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月07日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回は、昨年8月にリニューアルし、可愛い見た目も話題の体にも環境にもやさしい生理用ナプキンをご紹介します。体にやさしい生理用ナプキン。パノコトレーディングSISIFILLESANITARY PAD & PANTY LINERトップシートにはオーガニックコットン、吸収体には植物由来のパルプを使用した体にも環境にもやさしいサニタリーパッド(生理用ナプキン)&パンティライナー。洗練されたロゴやパッケージデザインは、グラフィックデザイナー・田部井美奈さんが担当している。上から、PANTY LINER 40個入り¥847SANITARY PAD 21cm 羽なし 24個入り¥726同 23.5cm 羽つき 16個入り¥726(パノコトレーディング TEL:03・5577・5554)サニタリーパッド(羽なし)の中身はコレ!直接肌に触れるトップシートには、100%オーガニックコットンを使用。サニタリーパッドはモレを防ぎ、ムレを軽減するエアスルーフィルムやエンボスライン、経血を素早く分散させる拡散紙が入っていて、肌にやさしいだけでなく機能性も優れている。メーカー担当者に聞きました。商品の魅力を深掘り!女性の体をケアしながら、環境にも配慮したブランド『シシフィーユ』から、当時珍しかったオーガニックコットンの生理用ナプキンが発売されたのは2015年。生理用品とは思えない、ピンクのおしゃれなパッケージも話題に。「きっかけは、弊社の女性社員の産後の経験からでした。それまで使っていた一般的なナプキンだと肌荒れをするようになったものの、最適な選択肢がない。肌荒れは我慢するしかないという諦めの声が気づきに。似た悩みを抱えている人は多く、肌にやさしいナプキンのニーズがあるのではと考えました。もともと弊社はオーガニックコットンを専門に扱っていて、世界各地から直接買い付けをしているのが強み。当時は日本では珍しかった、オーガニックコットンを使用した使いきりナプキンの開発に着手することになりました」(シシフィーユ広報・道端真美さん)革新的なナプキンには、作り手のこだわりが詰まっている。「デリケートゾーンは二の腕に比べて42倍もの経皮吸収率といわれていて、それだけ敏感な部分に触れるものだから、徹底的に安全なものを作りたいという思いがありました。シシフィーユのサニタリーパッドは、業界で初めてエコテックス(R)スタンダード100という国際認証を取得。350を超える有害物質が対象となる厳しい試験をクリアし、世界水準の安全性が認められています。またライフスタイルになじむデザインで、ナプキンを美しく収納できるのもこだわりポイントです」使っている素材も、社内で厳選を重ねたものだそう。「数あるオーガニックコットンの中から選んだのはタンザニア産のもの。ふっくらとした肌触りが特徴で、繊細な肌に最適です。このコットンは、現地で暮らす人々の支援もできる、bioRe(ビオリ)プロジェクトから生まれたフェアトレードのものです。吸収体には、一般的に使用されている石油由来の高分子吸収体ではなく、セルロースパルプという植物由来のものを使っています。また、医薬部外品に分類される生理用ナプキンは、法律でナプキンの表面は白でなくてはいけないと定められているため、環境負荷が少ない酸素系漂白剤を使うことで、安全性も重視しました」実際に購入した方からも嬉しい声が届いているそう。「一度使ってくれた方はリピートしてくださり、肌荒れしなくなった、ムレなくなったなど、喜びのお声が多くて嬉しいですね。多くの女性は、生理のたびに多少の不快さは我慢するしかないと思ってしまっていたり、こだわりなく簡単に手に入れられるもので済ませがちだったり、あまり気にかけていないように思います。でも、女性にとって生理は、月に1回訪れる大切なもの。だからこそ、生理期間中は自分をケアする時間として、心地よいアイテムでいたわってあげてほしいなと思います」※『anan』2023年2月8日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年02月03日春が来る前にいち早くチェックしておきたい、フレッシュなムードの新作や初上陸ブランドなど。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!ロンドン発ランニングクラブのオリジナルプロダクトに注目。刺繍が施されたコットンキャンバスのキャップは、スポーティで上品。浅めのフィットもこなれ感満点!¥7,480(プログレス ランニング クラブ/ジャーナル スタンダードラックス 表参道店 TEL:03・6418・0900)軽やかなカラーブロックで着こなしに春気分をプラス。エクリュとニュアンスのあるイエロー。優しい色みによって、オーバーサイズのニットポロが軽快な印象に。ポケット付きなのも嬉しいポイント。¥42,900(ヴェニット/ハルミショールーム TEL:03・6433・5395)『メゾンスペシャル』が大人のための新ブランドを始動。上質な遊び心が光るアイテムが揃う。鮮やかなブルーが目を引くジャケットは、肩下のスリットやストラップが個性的。肩パッドを施しマニッシュなシルエットに。¥39,600(プランクプロジェクト TEL:03・3796・6834)オーストリアから初上陸。手仕事ならではの温もりを味わって。カラフルなニットウェアを展開。カシュクールタイプのカーディガンは、肩部分の刺繍や太めのトリミングなど、細部まで愛らしい。¥72,732(ノット イエット エフワイアイ/レイ ビームス 新宿 TEL:03・5368・2191)※『anan』2023年2月8日号より。写真・多田 寛スタイリスト・番場直美文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年02月02日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はシンガーソングライターの有華さんです。愛らしさ溢れる恋愛ソングがSNSをきっかけにブレイク。昨年、「Partner」が話題に。そして先日、待望のメジャーデビュー曲「Baby you」をリリース。「歌って踊れるハッピーな曲。楽しい時はもちろん、疲れた時にも聴いてもらえたら。私自身、音楽に助けられてきたので、人に寄り添える曲を届けたいんです」。幼少期から音楽に親しんできたが、メジャーデビューまでの道は決して楽ではなかったと話す。「会社勤めもしましたし、28歳でこんなに初めての経験ができるとは思いもしませんでした。大阪人なので、夢はやっぱり大阪城ホールでのライブ!」この冬はトマト鍋にハマっています。トマトベースのスープで、チーズを入れるとまた美味。〆はリゾットに!ミスタードーナツのやみつきドリンク。氷にしたコーヒーをミルクで溶かす「氷コーヒー」は子供の頃からファン。空を眺めるのが好きなんです。ややエモい系女子っぽいですが(笑)、空を見るのも写真を撮るのも好き。ゆか1994年生まれ。18歳からシンガーソングライターとして活動、「バースデーソング」などで注目を集める。ワンマンツアーを2月3日より開催。詳細はHPにて。※『anan』2023年2月1日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年01月31日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回は、“アイドル×健康課題”をテーマにした書籍を発表し、話題を呼んだ振付師の竹中夏海さんにお話を伺いました。振付師として10年以上、多くの女性アイドルと関わってきた竹中さんが感じた、自分らしい不調との向き合い方とは?低用量ピルに出合って生理中の生活が一変。’21年にアイドルと生理などタブー視されていたトピックを扱った著書『アイドル保健体育』を発表した振付師の竹中夏海さん。この本を書いたきっかけは?「生理の時に白い衣装を着るのが不安だったり、ステージでは気を張っているけど終わった瞬間、倒れ込んでしまう子がいたり…。振付師として10年以上、女性アイドルたちの不安や不調に直面して、モヤモヤが溜まりに溜まっていたんです。彼女たち自身も、支えるスタッフも、応援するファンも正しい知識を持ったほうがいいと感じ、アイドルを取り囲む人たちの中で抜け落ちていた生理についても可視化させたいと思いました」ある意味、アイドルの“生々しい部分”を書いた内容を、ファンはどう受け止めたのだろう。「ネガティブな反応はまったくありませんでした。むしろ『しんどい思いをしてほしくない』と、推しの健康を願う人が増えた実感があります。男性ファンには、推しにもフィジカルやメンタルのゆらぎがあるんだと知ったことで、身近にいる姉妹や職場の女性にも寄り添おうと思ってもらえたようで、本を書いた意義を感じました」本では専門家との対話を通じて、月経困難症には低用量ピルという解決方法があるといった具体的な提案もしている。実は自身も妊活中を除き、ピル服用者だという。「学生時代は貧血で倒れるほど経血量が多く、生理痛もひどい時は3日目まで家でうずくまっているような状態。PMSもこめかみを竹串で刺されているかのような頭痛があって、不調じゃない時のほうが少なかった。それでも、母も祖母も生理が重かったので、遺伝だから仕方ないと諦めていたんですけど、働くようになり自分が耐えれば済む問題ではなくなって…。生理によってパフォーマンスが下がると、人に迷惑をかけてしまう。これはいけないと思いピルを服用したら、それまでのツラさは一体何だったの!?というくらいラクになったんです。生理は我慢するものという思い込みがひっくりかえってびっくり!私自身の経験を踏まえて、痛みは我慢しなくていいし、ピルに対する偏見がなくなってほしいと思います」ピルによって月経困難症が改善し、高いパフォーマンスを保てるようになった竹中さん。自分らしく、イキイキと働くために大切感じていることがあるそう。「人に頼るってすごく大事だと思うんです。アイドルを見ていても、プロ意識が高い子ほど、周囲に相談できない。不調を訴えるとやる気がないと思われ、仕事を減らされると考えて怖いんですね。アイドルという職種に限らず、そういう空気が日本にはまだあるじゃないですか。テクノロジーの進化で解決できることもあるけど、やっぱり安心して人に頼ったり頼られたりできる雰囲気が、自分らしく働くためには欠かせない。そう思い、昨年アイドルのためのウェルネスジムを作りました。そこでは、体のメンテナンス法を学べ、臨床心理士のカウンセリングを受けることもできます。今後は、アイドルに限らず、さまざまな悩みを抱える女性が、不調と正しく向き合うために役立つ場を作っていけたらと思っています」たけなか・なつみ1984年6月10日生まれ、埼玉県出身。国民的アイドルや『ゴッドタン』のヒム子などの振付を手掛ける。2022年、所属先にかかわらず利用できるアイドル専用ジム「iウェルネス」をオープン。『anan』2023年2月1日号より。写真・YUHO取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2023年01月29日ユニークで存在感を放つデザイン性の高いアイテムや、注目のコラボなど、テンションを上げる春の新作が続々と登場。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!大きな網目がなんとも大胆。甘くないホワイトケーブルニット。少しハリのある手触りのニットは、タートルネックやTシャツなど、重ねるアイテム次第でムードが変化。個性的ながら使い勝手がいい。¥39,600(ババコ/ショールームリンクス)脚を通すと繊細な模様が出現する編み地の切り替えに注目を。鮮やかでジューシーなカラーに思わず目が釘付けになるニットパンツが登場。意外な場所で編み方が変化するデザイン性の高さに、作り手のこだわりが感じられる。¥24,200(ケイル)どこかエレガントなムード漂う人気ブランドのコラボアイテム。つばの広いハットは、キャンプやフェスなどのアウトドアシーンにはもちろん、街でかぶってもさりげなく馴染む。長さを調整できるあご紐が便利。¥20,900(キジマ タカユキ×イレーヴ/イレーヴ TEL:03・5785・6447)アッパーを折りたたむことでシルエットをアレンジ。防水性のあるリサイクル素材を使ったレインブーツは、アッパーに沿って溝があり形状を変えられる。オリーブカラーのワントーンが美しい。¥22,550(ハンター/ハンタージャパン カスタマーサービス TEL:0120・563・567)※『anan』2023年2月1日号より。写真・多田 寛スタイリスト・中井彩乃文・重信 綾(by anan編集部)
2023年01月26日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の中島瑠菜さんです。デビューしてまもなく話題の映画やドラマ、CMに出演!中学3年生の時に受けたオーディションでグランプリを獲得し、デビュー。「小学生の時に学校で舞台をやってから俳優に興味がありました。グランプリになった時は驚きと同時に不安な気持ちに…。でも家族や友達も応援してくれて、今はお芝居がすごく楽しいです!」。3月3日から公開の映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』に出演。「千輝くんに恋する花咲さん役。大好きな漫画原作に出られて嬉しいです」。デビュー直後に熊本から上京。「スイーツが好き。友達と食べ放題のお店に行きたいな!」今までで500冊ほど集めました!少年漫画も少女漫画も読みます。東京の家には約200冊持ってきました。私が4歳の時からずーっと一緒。悲しい気分の時も寄り添ってくれるチップくん。一緒に上京しました。ふとした時に熊本の空に癒されています。上京する前に撮りためた地元の空。自然いっぱいで星もキレイに見えます。なかしま・るな2006年生まれ。’21年、「松竹 JAPAN GP GIRLS CONTEST Supported by BookLive」でグランプリを受賞。3月公開の映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』に出演。※『anan』2023年1月25日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2023年01月24日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「広がる吸水ショーツの選択肢」。近年、多くのメーカーから発売されている吸水ショーツ。老舗下着メーカー発の、新たな選択肢をご紹介します。【ワコール】AMPHI吸水サニタリーショーツマチ部分は防水層、吸水層、メッシュ素材の安心感のある3層構造で、約20mlの水分を吸水できるサニタリーショーツ。表マチ中央にゴムを縫い付け、吸収体の密着感を高めることにより、快適なはき心地とモレへの不安を解消。アウターに響きにくいレースをあしらったデザインがおしゃれで、ブルーな日も楽しく過ごせそう。つけ置きは不要で、予洗いのみで洗濯機で洗えるので、忙しい人にはお手入れに手間がかからないのもポイント。シンプルさと可愛らしさを両立させたデザインの吸水サニタリーショーツ。サニタリー用品と併用して。ブラックとネイビー×ブラウンの全2色 各¥2,990(ワコール TEL:0120・307・056)開発期間1年!優れた吸水機能でモレの不安を解消してくれるショーツが誕生。下着メーカーの老舗・ワコールのAMPHIから、去年、待望の吸水サニタリーショーツが発売。商品企画課の白浜久美子さんに、開発エピソードを伺った。「2020年くらいから国内でもフェムケア市場が拡大してきて、ワコールでも安心して使っていただける商品を開発したいと思っていました。社内の調査でも、生理用品から経血がモレる心配を抱えているという声が多く寄せられたので、多い日やナプキンをなかなか替えられない時でも、モレの不安を解消できるショーツを作ろうと開発がスタートしました」しかし、その最重要課題である“モレ対策”が、想像以上に困難な作業だったという。「モレないようにするための吸水構造を作るのが本当に大変で…。縫製の際に、どうしても針で布に穴を開けてしまうので、そこからモレる心配があるんです。なので、いかに針穴を出さずにカバーするか、マチの部分には手間をかけ、縫製はかなり試行錯誤しました。そこをクリアしたら今度は、モレにくさとはきやすさの兼ね合いにも苦労しました。吸水性を高くするために吸水体を厚くすると快適な着用感が損なわれたり、かといって吸水体を薄くするとモレの不安が出てくるので、何度も何度もパタンナーに細かく指示して調整してもらいました。その上でどのくらいの着用時間なら大丈夫なのか、動いたり座ったりして圧力がかかっても問題ないのか、あらゆるシーンで安心して使ってもらえるかどうかの検証にもすごく苦労しました。何枚も何枚も数え切れないほどのサンプルを作って、水分量を変えて実験するという日々の繰り返しでしたね」細部にまで施されたオリジナルのステッチにも、モレにくさへのこだわりが詰まっている。「クロッチの中央に縦にステッチを入れることで、水分が横に広がらず縦に流れるので、横モレの心配も軽減されました。ステッチの数も何本にするのがベストか、検証を繰り返して結局1本に」厳しい社内チェックをクリアして、ようやく発売に。「社内モニターに試してもらった意見を基に、さらに改良を重ねて、納得のいく商品ができるまで1年近くかかりました。安心してお使いいただくためにたくさんのテストをしているので、発売としては後発でしたが、そのぶん高品質な商品をお届けできたと自負しています。実際、お客様からは、安心感があってはきやすい、ワコールのパターンのこだわりを感じた、など好評です。私自身、デリケートゾーンのかぶれが気にならなくなって、ファッションの選択肢も広がりましたね。生理の時は黒のパンツばかりだったのですが、吸水サニタリーショーツをはくようになってスカートも安心してはけるように。これからも女性の悩みに寄り添うアイテムを開発していきたいですね」※『anan』2023年1月25日号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年01月20日釣りや農作業着の機能性を搭載した注目アイテムから有名ブランドのコラボレーションスニーカーまで。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!ジップまでホワイトになったワントーンのミニマルデザイン。釣り用品を扱う「DAIWA」が手がけるブランドの、ゴアテックスを採用したアイテム。ポケットが16個もついた使い勝手のいい一着。ベスト¥64,900(ディーベック/グローブライド お客様センター TEL:0120・506・204)畑仕事はもちろん、アウトドアのシーンで活躍すること間違いなし。農作業着の機能性とモダンなデザインが融合して誕生したハット。吸水・速乾性にすぐれた生地を使い、首や頬の日焼けを防ぐため、取り外し可能なカバーがついた仕様に。¥14,300(カイメン)たっぷり入る容量が嬉しい!コーディネートのアクセントにも。ビビッドなグリーンが目を釘付けにする、メッシュ100%の個性派トートバッグ。しっかりとした素材感で、物をたくさん入れても安心。W60×H50cm¥29,700(ビエロ/オン・トーキョーショールーム TEL:03・6427・1640)クライミングギアのエッセンスを落とし込んだアクセサリー。ロッククライミングで実際に使用されるコードをモチーフにしたブレスレットは、落ち着いたカラーリングで合わせやすい。各¥9,900(トポロジー/トポロジー フラッグシップショップ TEL:03・6427・4460)注目のコラボスニーカーは鮮やかなグリーンがアクセントに。トレイル由来のソールと、クロスカントリーシューズにインスパイアされたアッパーを採用。かかとのロゴに注目。¥27,500(アー・ペー・セー/アシックス/アー・ペー・セー カスタマーサービス)※『anan』2023年1月25日号より。写真・多田 寛スタイリスト・中井彩乃文・重信 綾(by anan編集部)
2023年01月19日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の松浦りょうさんです。迫真の演技が話題に!自身とはかけ離れたシリアスな難役に挑戦。映画『DECEMBER』で福田夏奈を演じた松浦さん。「17歳で殺人を犯し、服役中の役だったので、役作りのために殺人を犯した人の記事を読んだり、刑務所の実態を調べて擬似体験したりしました。スマホも触らずに部屋にこもって刑務所で出てくるような食事を食べたり…。孤独を感じて眠れないこともあったけど、夜だけは好きなことをするようにしたら上手く切り替えられました」。趣味は旅行。「最近は福岡に行きました。今年は台湾や、映画『恋する惑星』の舞台になった香港にもまた行きたいですね」3年前に貰った宝物のレコードをやっと開封。一番好きなバンドのキリンジさんは、ほぼ毎日リピートして聴いています。この2か月で80本ほど映画を観ました!現実味のある作品が好きで、最近は姉弟愛を描く作品にグッときました。特別な日に持ち歩くフィルムカメラ。滅多に撮らないけど、思い入れのある時に撮った写真は宝物です。まつうら・りょう2014年、映画『渇き。』でデビュー。映画『DECEMBER』では物語の鍵を握る福田夏奈役で出演。オフショットが覗けるInstagram(@ryomatsuura)もチェック。※『anan』2023年1月18日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2023年01月17日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「温めるフェムケア」です。お腹まわりを温めることは、生理痛など女性特有の悩みの軽減にとても重要。便利な改善グッズをご紹介します。コジット「USB温活ウォーマー NUKU‐iii」冷えに悩む人が多い今の時季。体が冷えることで、さまざまな不調にもつながり、免疫力も低下。そんなお悩み解消のために開発されたのが「USB温活ウォーマー」。冷え症の女性は、生理痛に悩んでいる人が多いという自社の調査を基に“子宮を温める”ことに特化した温活グッズ。モバイルバッテリーに接続するだけで稼働し、コンセントも電池も必要なし。90分間オートオフ機能付きなので、リラックスタイムに安心して使えるのもうれしい。ベルトを腰に巻きつけて、モバイルバッテリーにつなぐだけでパッドが温熱。約3mmと極薄なので外出先でも使用できる。40~60°Cまで3段階の温度切り替えが可能。USB温活ウォーマー NUKU‐iii¥3,850※モバイルバッテリーは別売り(コジット TEL:06・6532・8140)メーカー担当者に聞きました。商品の魅力を深掘り!「あったらいいなを形にする」がモットーのアイデア雑貨メーカー、コジット。年間約250ものアイテムを展開するコジットからは、過去にも数多くのあったかグッズが発売されているが、この「USB温活ウォーマー NUKU‐iii」は“お腹まわり(子宮)を温めて、女性特有の不調を軽減させる”という、今までになかった商品。この商品が誕生した経緯を、企画部の向川さきさんに伺った。「開発が始まったのは、発売の半年前。冬に向けて温活グッズを企画する中で、よもぎ蒸しサロンの方に『体を温めにくる女性の9割は、生理痛に悩んでいる』というお話を伺ったのがキッカケです。そんなに大勢いるんだと驚きました。でも、私自身もそうでしたが、冷えと、生理痛などの不調が結び付いているということすら知らない女性も多いですよね。それまで温活グッズ=三首(首・手首・足首)を温めるものが中心でしたが、女性特有の不調に直接アプローチできる“お腹まわり”を重点的にケアする商品を作ろうと考えるようになりました」商品化にあたり、新入社員から70代のスタッフまで、50名ほどの社内の女性にサンプルを使ってもらい意見を募ったという。「一言で“生理痛に悩む女性向け”といっても、症状や状況はさまざま。どんな人にも使いやすいように簡単に装着できて自由に動ける、ベルト型のハンズフリー仕様に。『仰向けで寝た時に、お腹を圧迫される重さではツラい』という意見も多かったので、どれだけ軽くできるか、薄くできるか、試行錯誤を繰り返しました。モバイルバッテリーを使用したのも、電池を使わなくてOKなため、軽量化ができるから。薄さと軽さには、最後までこだわりました」またモニターの意見を受けて、温める際の温度も改善。当初、開発チームが想定していたのとは全く異なる声が集まったそう。「早く温まることや、高温であることを当初は重視していました。しかし、実際に不調に悩む女性たちからは『装着しながら別の作業をするとなると、これでは温度が高すぎる』という声が。私たちが想定していた以上に、仕事や家事など何かを同時進行しながら使いたいという意見も多かったので、低温でじんわりと温かさが続くことにシフト。好みや状況、季節に合わせて選べるよう、40~60°Cまで3段階の温度切り替えができるようにしました」発売から1年ほどだが、利用者からは生理痛緩和をはじめ、うれしい反応が多くあったという。「『使ってみて、初めて自分の体が冷えていたことに気づいた』という声をいただいたのが一番うれしかったです。私たちが目指すのは『ありそうでなかった』アイデア商品を作ること。便利であることはもちろん、お客様自身が想像もしていなかった“快適感”を今後も届けていきたいです」※『anan』2023年1月18日号より。取材、文・宮田彩加(by anan編集部)
2023年01月15日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今回から4週連続で登場するのは、日本のフェミニズムの先駆者である、社会学者の上野千鶴子さんです!第1回目をお届けします。’70年代の学生運動とananって、面白い関係があるんです。ananが創刊したのは今から53年前、その当時私は京都大学の学生で、ヘルメットをかぶった“過激派”として学生運動をやっていました。実は学生運動とananにはちょっと面白い関係があります。東京の過激派の女子大学生たちは、ミニスカートにマキシのコートを羽織り、片手でananを抱えるというファッショナブルなスタイルで御茶ノ水などの街角に立ち、公安警察の動きを見張っていたんです。女性が街角に溶け込むための小道具がananだったわけです。その後Hanakoも刊行されましたが東京ローカル。東京に行った子がお土産に買ってきてくれる雑誌を、関西で時差を感じながら読んでいたことを覚えています。ちなみに当時の私は機動隊に向かって石を投げ、短距離走が得意だったので〈逃げ足の速いちづちゃん〉と呼ばれておりました(笑)。ちなみに成人式はバリケードの中。そんな大学生活でした。マイクを持つのは男子、女子はおにぎり係…。学生運動でマイクを持てるのは男子だけ。女子の役割はというと、おにぎり作りという〈後方支援〉と、警察に捕まった男子に支援物資を届ける〈救援対策〉、そして男子たちのセックスの相手です。確かに当時は「性を解放しよう!」という性革命〈フリーセックス〉の流れもあり、性的に活発な女子のことを、男子たちは“公衆便所”という不愉快な隠語で呼んでいました。学生運動の中でも、同志だと思った男性たちからものすごい女性差別を感じていました。学生運動で、結局私たちは敗北。その後私は向上心・向学心ゼロの無気力学生に。することといえば、セックスと麻雀だけ(笑)。大学院に行ったのも、就職活動をしたくなかった、それだけの理由からです。私の20代は、将来の見通しもなく希望もない、うつうつとした時代でした。そんな上野千鶴子がどうして今のような人間になったのか…?そのお話は、また来週に。うえの・ちづこ社会学者、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。日本における女性学、ジェンダー研究のパイオニア。著書に『最後の講義 完全版 上野千鶴子 これからの時代を生きるあなたへ 安心して弱者になれる社会をつくりたい』(主婦の友社)など。※『anan』2023年1月18日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2023年01月14日新作シューズに和フレグランス、タイ発のキュートなバッグなど、大人の物欲を刺激する、注目アイテムが盛りだくさん。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!ジャカード織で表現した色とりどりの花柄が芸術的。パリの老舗高級ファブリックメーカー・MALHIA KENT社の生地を使ったベスト。ショート丈でかっちりとしたシルエットがクラシカルな印象。¥63,800(ルール ロジェット/ブランドニュース TEL:03・3797・3673)“苔寺”をイメージした肌に優しいアルコールフリーの香水。日本の伝統的な樹木をベースにしたフレグランスブランド『KITOWA』から、希少な天然香原料をブレンドしたアルコールフリーの水性香水が誕生。オー・エクロジオン モステンプル 50ml ¥16,500(キトワ TEL:03・3541・5305)後ろ姿までとびきり愛らしい『melissa』のレインブーツ。ボリューミーなフォルム&レースアップがかわいいレインブーツ。ナチュラルカラーでどんなスタイルにも合わせやすい。ヒール高3.5cm¥44,000(メリッサ/エイチスリーオーファッションビュロー TEL:03・6712・6180)カラフルで斬新なデザインが持ち味のタイ発バッグブランドから。ふかふかのベッドやピローをイメージした、丸みのあるフォルムがキュートなバッグ。左はブルー×グリーンの2トーン。W28×H28×マチ7cm 各¥35,200(メゾン ジー/エイチスリーオーファッションビュロー)※『anan』2023年1月18日号より。写真・多田 寛スタイリスト・仮屋薗寛子文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2023年01月12日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の横溝菜帆さんです。芸歴は年齢とほぼ同じ。子役から演技派俳優へと成長!公開中の映画『かがみの孤城』に声優として参加。ドラマ『義母と娘のブルース』など、これまでも話題作に多数出演。「芸能活動を始めたのは1歳の時。仕事で出会う方々の素敵な姿を見て、物心つく頃には私も俳優になろうと思っていました。幼時より作品への関わりが深くなり、よりやりがいを感じています」。現在中学3年生。勉強より仕事が楽しいとか。「でも学校は大好き。友達とK‐POPを歌ったり踊ったり、他愛もない時間が楽しくて。高校生になったら学園ドラマに挑戦したいです」キラキラしたものに目がなくて。アクセサリーをケースに飾ってみたら、目にするたびに幸せな気分に。いつか釣り番組に出てみたい。父の影響で釣りが趣味。今まで釣ったなかで一番の大物はイシガキダイ。特技は8年続けているフラダンスです!口角上げて踊ると本当にハッピーになれるんです。かわいい衣装も魅力。よこみぞ・なほ2008年生まれ。NHK連続テレビ小説『スカーレット』やドラマ『君と世界が終わる日に』シリーズ(日本テレビ、Hulu)、映画『七人の秘書』など出演作多数。※『anan』2023年1月11日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2023年01月10日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回は「災害時のお助けアイテム」に注目。地震や水害などで、仕事中にもし被災してしまったら…。心と体のストレスを軽減させるために必要な備えをご紹介します。災害時のお助けアイテムオカモトヤFellne 災害用レディースキット 3days BOX、ミニマムキット災害用レディースキット「3days BOX」は、3日間のオフィス待機を想定した女性向け防災備蓄キット。災害発生時のさまざまなトラブルを想定し、生理用ナプキン、衛生用品、ショーツなどを集約。「ミニマムキット」は、屋外で被災したときのために、自分の場所を知らせるホイッスルや、停電、避難の際にも使えるライトなどを収納。移動時に持ち運びやすい、巾着袋入り。災害用レディースキット ミニマムキット(ホイッスル、ライト、リフレッシュシート、生理用品廃棄用バッグ、コンドーム、アロマスプレー、マスク、絆創膏)¥3,850同 3days BOX(生理用ナプキン、シンクロフィット、生理用夜ショーツ、デリケートゾーンリフレッシュシート、膣内洗浄用品、消臭付きポリ袋、非常用ズボン、カイロ、腹巻き、巾着、アロマスプレー、コンドーム)¥7,700(オカモトヤ)※写真は商品の一部です。災害用キットは第一歩、すべての人が働きやすい企業の増加が目標。専門商社としてオフィス商材や文具を扱う「オカモトヤ」。創業110周年を迎えた昨年夏、4代目社長に鈴木美樹子さんが就任したことを機に、今まで扱ってきた分野とは畑が違う、女性のQOL向上のための事業「Fellne(フェルネ)」を始動した。「構想は約8年前、私が初めての出産を経験したころからありました。出産を機にそれまで意識していなかった体の変化や、それに伴う働きづらさに直面し、女性がもっと働きやすい環境を作るために、オカモトヤとして何かできないかと考えるようになったんです」鈴木さんの社長就任後、Fellneの“はじめの一歩”として製作したのが、企業向けの「災害用レディースキット」だ。「社内企画中に並行して、『災害時に使える、女性社員向けの防災キットが欲しい』という発注を受け、他の企業も同じようなニーズがあるのでは?と思いつき、即プロジェクトチームを組みました。チームのメンバーはもちろん、社内の女性たちからも広く声を募り、被災時に女性が本当に必要なものを選定していったんです」備蓄用のキットには生理用品はもちろん、カイロやアロマスプレー、ズボンなど女性の不安をサポートする12種類のアイテムを集約。「被災時にスカートをはいていたらズボンにはき替えたい、お風呂に入れなくても最低限衛生面に気をつけたいなど、直面する問題はさまざま。中にはコンドームも入っているのですが、これは私の発案なんです。災害時に多くの女性が性被害にあったという話を知り、“使わずに済むこと”がもちろん大前提ですが、キットの中にこういったものがあることで“被災時は女性を一人にしてはいけない”“身近に想像もしない危険がある”ということが少しでも伝わるといいなと考えました」また社内備蓄用の「3days BOX」のほかに、外出時に使える「ミニマムキット」も販売。「通勤時や外回り中を想定し、生き埋めになったときのためのホイッスルや停電時のライトなどを中に。『そんなもの、いる?』と思うかもしれませんが、もしものために備えることが大切。“お守り”代わりに持つことで、少しでも安心して仕事をしてもらえたら」キットを導入した企業からも、うれしい反響が届いているそう。「実際に使用したという会社はまだないのですが、『今まで目を向けられていなかった課題に気付けた』『社員と生理などの不調について話すキッカケになった』などの声をいただきました。昨年11月には災害用レディースキットのほかに、フェムテック商品が福利厚生で購入できる企業向けのECサイトも新たにオープンしました。これらは、あくまで最初の一歩。働く女性の健康課題の解決は壮大で難しいと思いますが、働きやすい環境づくりに少しでもお役に立てたらと願っています」※『anan』2023年1月11日号より。取材、文・宮田彩加(by anan編集部)
2023年01月10日冬のワードローブに即加えたい最旬アイテムをピックアップ。さらに、早くも2023年春の新作が到着!今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします。艶やかなスパンコールとチャンキーソールが特別感たっぷり!『UGG(R)』のアイコニックなスリッパ「SCUFFETTE」を5cmの厚底ソールでアップデート。ブランドロゴ入りのバックストラップでしっかり安定。シューズ¥19,800(アグ/デッカーズジャパン TEL:0120・710・844)デザイン性と機能性が両立!“ベリーウォーム”な優秀アウター。シンプルなボトムスに合わせてもサマになる、ギンガム柄のダウンジャケット。中綿やタグ、ステッチ、ジッパーにはリサイクル素材を使い、軽量で保温性も。¥42,900(ザ・ベリーウォーム/リディア TEL:03・3797・3200)カラフルな花柄パンツで一足早く春気分を満喫!ジャカード織で表現された明るい花柄が目を惹くパンツは、デンマーク発ブランド『バウム・ウンド・ヘルガーテン』の新作。ウエストはゴム入りだから、リラックスした着心地。¥37,400(S&T TEL:03・4530・3240)ラメ糸のきらめきが華やかなツイード素材のキャップ。ミックスカラーのツイード素材を、カジュアルなキャップにあしらったデザインが新鮮。帽子ブランド『サラヴァ』とのコラボアイテム。¥28,600(ルール ロジェット×サラヴァ/ブランドニュース TEL:03・3797・3673)※『anan』2023年1月11日号より。写真・多田 寛スタイリスト・仮屋薗寛子文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2023年01月05日マンガファンの皆さんおまたせしました!毎年気になる作品を紹介する、年に1度のマンガ祭りの季節です。「第13回ananマンガ大賞」に輝いたのは、『山田くんとLv999の恋をする』です。ネトゲで出会った年上女子&男子高生の、じりじり&ほのぼのラブストーリー。気持ちを自覚し変わる二人に…。出会いはゲーム、相手は年下。リアルに近い設定に、きゅん。大人の女性におすすめのマンガを紹介する企画「ananマンガ大賞」。13回目を迎えたこの企画、改めて大賞選考基準を説明すると、1)カッコいい男性が出てくること、2)ラブストーリーであること、3)現在連載中であること、4)読んだ後に前向きな気持ちになれること、の4つ。このポイントと照らし合わせながら、編集部のマンガ好きスタッフらが厳正に審査した結果、今年の大賞はましろさんの『山田くんとLv999の恋をする』となりました!マンガアプリ「GANMA!」で連載中の、ネトゲを通じて知り合った女子大生&高校生が繰り広げる、ちょっぴり不器用な恋物語。二人の“じりじり感”に加え、彼らを囲む個性的な仲間たちとの関係もおもしろい。POINT1:ネトゲの女と浮気をされ、フラれた茜が主人公。通称アフロの山田との出会いは同じくネトゲ。彼氏と共にネトゲをしていた茜だったが、その彼がネトゲで知り合った別の女と浮気失恋…。惰性で同じゲームをプレイ中、アフロ頭キャラの山田と遭遇。失恋話をしても超塩対応な山田に、思わず茜は八つ当たりを…。POINT2:山田は男子高校生でイケメンプロゲーマー。が、そっけないし、女子には全然興味ナシ。その後ゲームイベントで偶然山田と遭遇し、失恋直後の茜は居酒屋で山田にくだを巻く。実は山田は高校生プロゲーマーで、その筋では超有名人&美少年。が、「モテないし恋愛に興味ない」。茜曰く「イケメンの無駄遣い…」。POINT3:互いに恋愛対象だなんて思わない二人が、無自覚に惹かれ合い、恋を自覚する展開が、いかにも王道ラブコメ!男子高校生と女子大生。プロゲーマーとネトゲ初心者。しかも山田は恋愛に興味ゼロ…のはずが、茜にトラブルが起こるたび、山田は放っておけなくて…。二人の心が柔らかくなり、少しずつ近づくじりじり感がイイ!POINT4:ゲームを通じて知り合った2人を囲む仲間たちもキャラが濃いめで魅力的。茜がプレイするゲーム内のギルド(チームのようなもの)には、山田をはじめ年齢や性別の関係ない仲間が。彼らや、茜や山田の学校内の友人との交流も心温まるものばかり。友だちっていいなと、ちょっとホロリとします。ましろ先生に、大賞受賞特別インタビュー。さっそく、受賞の報告をさせていただきつつ、作品への思いや作品執筆の苦労や喜びについてお話を聞かせていただきました!――まずは受賞の感想を!ましろ:担当編集者とスカイプで打ち合わせをしてる中で、教えてもらいました。私が小さい頃から知っている雑誌なので、すごく驚いて…。でもとても光栄です。友だちに自慢できる…と、浮ついた気持ちになりました(笑)。――ましろさんにとって、『山田くん~』は初めての長編連載作品だと聞いたのですが…。ましろ:そうなんです。実は私、以前一度マンガ家デビューをしてるんですが、3年くらいで力尽きてしまい、以降10年、マンガと離れて普通に働いていたんです。それで3年ほど前、転職活動を考えていて。そのときたまたまTwitterに流れてきたGANMA!のオンライン持ち込みのお知らせを見て、無理だろうと思いながら、10年前の作品をデータ化して送信したら、「連載しませんか?」とお知らせが…。本当に嬉しかったんですが、10年マンガから離れていたので人物の輪郭すら描けなくなっていて、恥ずかしながら絵の練習から始めました(笑)。――10年ぶりに描くマンガを、ラブストーリーにしようと思ったのは、理由はありますか?ましろ:私はずっと自分を少女マンガ家だと思っているので、恋愛を描くこと=マンガを描く意義だと思っていて…。恋愛を描きたい理由って、正直自分でもよくわからないんですが、そのテーマが、一番モチベーションが上がるんです。――年下のクール系男子との恋物語という設定はどこから?ましろ:少女マンガにおいて、主人公の女子が好きになる男の子に、憧れのお姉さん的女子がいるって、結構よくある設定ですよね。で、そのお姉さんがその男子のお兄さんとかと付き合っちゃったりするっていう。でもその逆を張って、憧れのお姉さんと年下男子が上手くいくルートがあってもいいのでは…?と思ったのが最初です。そしてだいたい少女マンガのヒーローって女子より精神年齢が10個くらい高い感じで描かれるので、山田は“年下だけど精神年齢が高い”という設定に。一方の茜は、トラウマも悩みも特にない、ごくごく普通の女の子にしようと。――茜ちゃんはコミュ力の高い、明るい女子ですね。ましろ:私自身とは全く性格が違うので、茜って正直今でもよくわからない(笑)。でもそのよくわからないところが気に入っているポイントでもあって。そんな茜と、人間関係を築くのが下手そうな山田の恋を、こっそり覗き見するように楽しんでくれたら…と思って描いています。――初めての連載で単行本も6巻まで出ています。今の段階で一番嬉しいことはなんですか?ましろ:こんなにたくさんの方が読んでくださる作品になったことが、信じられないし、本当に嬉しい。あと、少女マンガは男子キャラに恋してもらうために描くものだと思っているので、山田を好きになってもらえることが、私の本望かな(笑)。かつて学生時代には読んでいたけれど、今は恋愛マンガから離れている、そんな大人の女子たちにぜひ楽しんでもらいたい…、そう思いながら、頑張って描いている作品なので、“昔はマンガ好きだったな…”と思う人にこそ、読んでもらいたいです。ましろさん的“大変だったシーン”「1巻あたりは私がマンガ執筆に不慣れで、茜にいろんなことをやらせすぎました…」実は1巻収録分の作品は、マンガ執筆が久しぶりすぎて、ヒロインの茜に無理をさせすぎたと反省しているそう。「お話を動かしてもらうため、茜をこき使いすぎました、申し訳なかった…。でも描き進むうちに茜のことも尊重できるようになり、今は大切にしています(笑)」ましろさん的“好きなシーン”「山田の同級生・椿の告白シーン。できることならもっと掘り下げたかったです」4巻収録の失恋シーン。「山田の同級生である椿は、逆張りをしなければ本筋のヒロインであってもいいキャラクターでした。彼女の恋と、失恋を描けたのは、少女マンガ家としては嬉しかった。できれば椿の恋心と、山田との関係性をもっと深掘りして描いてみたかったですね」ましろ『山田くんとLv999の恋をする』ごくごく普通の女子大生・茜がネトゲで知り合ったのは、アフロ男の山田。ひょんなきっかけでリアルでも出会った二人が、徐々に惹かれ合って…。マンガアプリ「GANMA!」にて連載中。また2023年にはTVアニメ化も!1~6巻693円~/KADOKAWA©ましろ/COMICSMART INC.ましろマンガ家。2019年より連載をスタート。「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門で4位を獲得。ご本人もゲーム好き。単行本あとがきによると愛犬家?Twitterは@msr7025※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真(本)・中島慶子(by anan編集部)
2023年01月03日ananで連載中、意外と知らない社会的な問題についてジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」の拡大版をお届け。円安や物価高、気候変動…私たちの暮らしに密接に繋がっている、社会の問題たち。2023年は、どうなっていくのでしょう?ここでは、環境問題について堀さんが解説し、五月女ケイ子さんが独自の視点から読み砕きます。Q. 災害、気候変動、海面上昇…環境問題はこれからどうなる?A. 目標達成のリミット間近。コロナ禍や戦争でエネルギー不足。シフトチェンジが求められそう。2023年は、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で、気温上昇を1.5~2°C未満におさえることを目標に掲げた、150の国と地域がその進展状況を検証する年です。その後5年ごとに検証されます。日本は原発の多くがストップしており、石炭、石油、天然ガス依存が続いて、目標達成には厳しい状況です。’23年は、日本のエネルギー問題において、原発をどうするのかという話に決着をつけられるかどうかが大きなポイントになるでしょう。欧州もやむなく原発回帰の流れ。CO2削減、目標達成に日本はどうする?ロシアのウクライナ侵攻により、欧州はロシアからの石油や天然ガスの輸入がストップし、深刻なエネルギー不足になっています。脱原発を掲げてきたドイツも、代替エネルギーが必要になり、方向転換をせざるを得なくなってきました。環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんも、火力エネルギーに立ち戻るならば、原発を容認するという立場に変わり、流れを大きく変えるきっかけの一つになりました。政府は今、原子力発電所の最長耐用年数60年をさらに延ばし、古い原発を使い続けようとしています。しかし、それでは安全面の不安も残りますし、1か所で大量の原子力エネルギーを作るため、無駄も出てきます。安全性も高い最新の技術を使った小型の原発を使い、必要なところに最小限投入するなど、今に適した選択肢もあるのではないかと思います。我慢、節電だけでなく、持続可能な環境対策を改めて考える一年に。日本は、エネルギー消費を4割減らし、再生可能エネルギーでの電力の50%を賄えば、「2030年度までにCO2の排出量を2010年度比で50~60%削減」という目標が達成できます。しかし、これは簡単に実現できる数字ではありません。気候変動はまったなしの問題ですが、電気料金が値上がりし、経済成長も先行き不透明ななか、「節電してください」と我慢を強いられると、環境対応疲れも出てきて、反発心が芽生えてしまいます。環境よりも足元の暮らしをまず優先してほしいという気持ちになるのもやむを得ないのではないでしょうか。暖房を使うのを我慢して体調を崩してしまうというような、本末転倒なことも起きかねません。’23年は、止めている原発や再生可能エネルギーへの展望など、もう一度私たちで環境対策、エネルギーの問題を考える年にしないといけないのだと思います。気候変動により増える自然災害。災害に強い地域を作ることも肝要。台風や豪雨災害など、日本では毎年のように災害が深刻化しています。東京都大島町は9年前に大規模な土砂災害に見舞われ、40人近い方が亡くなられ、まだ行方不明の方もいらっしゃいます。町では10年かけて予算を組み、復興計画を立てたのですが、この間にも災害が何度も起きて、財政的にも非常に困難な状況に陥りました。また、気候変動により、漁場や藻場が荒れて稼ぐこともできません。この大島町は一例にすぎず、各地で同様のことが起こっています。気候変動により生業さえも失いかねない。災害に強い地域作り、また、暮らしの基盤を確保することも必要になってくると思います。持続可能な環境対策にスーパーシティ構想が再定義されそう。’23年以降は、“スマートグリッド”と呼ばれる電力の一体運用や、人々の消費・流通・移動などがトータルに設計管理される“スーパーシティ構想”の議論が、国会でも再開されそうです。スマートシティ化の構想は10年ほど前から政府によって掲げられていたのですが、この数年は棚上げ状態になっていました。しかし地域でどのくらい電力が消費されているのかが可視化されれば、その地域の発電によって、無駄なく電力を賄うことができます。また、デジタル技術を使い、移動手段も無人のEV車が地域をめぐり、送迎してくれる。農業や畜産業もデータ管理により無駄な生産をせず、食品ロスを防ぐなど、様々な問題が同時に解決できるようになります。岸田内閣が掲げている「デジタル田園都市国家構想」にもそういった一体運用が盛り込まれています。北海道の上士幌町では、観光と畜産と暮らしと移動をデジタルで共有するような仕組み作りがなされているのです。牛の受精卵をドローン輸送と陸送を組み合わせて効率よく運び、環境負荷を軽減させる工夫も。また、岩手県八幡平市では、ベンチャー企業が入り、地熱発電の仕組みを使ったスマート農業が始まっています。これからは単体の環境対応というよりは、持続可能で、様々な業種がイノベーションを起こしながら、皆が豊かさを手に入れられる環境対策が花開いていくでしょう。五月女解読員のひと言「節電」って、全然いまっぽくないし、全然持続可能じゃないですよね。「省エネ」が叫ばれた昭和より進化したネットワークを、賢く駆使できたら、やみくもに厚着して寒さを我慢しなくても、スマートに令和っぽく乗り切れそうです。ほり・じゅんジャーナリスト。市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN Journalism」主宰。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX)、『ABEMA Prime』(ABEMA)などに出演中。監督作に『わたしは分断を許さない』など。そおとめ・けいこイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、面白楽しいオリジナルグッズを多数、販売中。LINEスタンプも各種展開。近著に細川徹との共著『桃太郎、エステヘ行く』(東京ニュース通信社)がある。※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年01月01日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」の拡大版をお届け。堀潤さんがニュースを解説、五月女ケイ子さんが等身大の視点から読み砕きます。Q. 最近よく聞くスーパーアプリって?A. 一つのアプリケーションのなかに、コミュニケーションツールやショッピング、決済など、様々なコンテンツが集約されたアプリのこと。みんなが平等に、共通で使えるデジタルプラットフォームを作ることが求められています。デジタルの分野は2023年以降も著しく成長するでしょう。現在たくさんのサービスがアプリになっていますが、それらが一つのアプリに集約される「スーパーアプリ化」が進むと思います。ショッピングもコミュニケーションも決済も、一つのアプリに。たとえば、今は決済サービスだけでも、PayPay、LINEPay、楽天Pay、au PAY、iDなど多数ありますが、いずれ淘汰されるでしょう。日本では、PayPayやLINEがスーパーアプリ化しています。ただ、国のほうでは、民間企業のスーパーアプリ化が進み、国民の個人情報が海外のサービスに吸収されることを大変警戒しています。デジタルの分野でさらに広がりそうなのが、「PHR(パーソナルヘルスレコード)」です。健康に関する個人のデータがデジタルによって共有され、医療サービスに繋げたり、商業的に活用することも可能になるでしょう。同じような健康状態の人たちのコミュニティが作られて、一緒に運動を頑張る、個々の体に必要な栄養素の入った食材が示されて、それらの食料セットがレシピとともに家に届けられるというようなサービスも夢ではなくなりそうです。PHRの利点は、データの可視化によって、病気を未然に防げる、健康な状態を保つ機会に繋がりやすくなる点です。たとえば、体に悪いと知りながらも、つい甘いものや揚げ物を食べすぎてしまうというようなよくない生活習慣も、日常的に体の数値を目にすることで、改善しやすくなるでしょう。コロナ禍を経て、非接触で体温を測るなど、体に触れたり針を刺したりせずとも計測できる技術が進歩しました。カメラの前に立つだけでコレステロール値が測れる技術まで開発され、’23年以降はこういう技術が一般向けのサービスとして広がっていくと思います。PHRによって、健康寿命が延び、高齢者が働けるように。日本は深刻な人口減少に悩まされていますから、国民の健康寿命を延ばし、働ける人の数を増やしたいという国の思惑もあります。PHRは、経済産業省や厚生労働省が一般企業とともに、どうしたら普及させられるか、課題は何かということを現在協議しています。マイナンバーカードを普及させたいというのも、国としては、皆が共通して使えるデジタル基盤を広げたいという意向があるんですね。将来マイナンバーカードはマイナンバーアプリとして利用することが主流となります。それがスーパーアプリ化されれば、マイナンバーのシステムを使い、国民の大切な個人情報を守りながら、サービスは民間に開放し自由にビジネスを展開するという理想が叶えられると国は考えているようです。ここで注意をしなければいけないのはサイバー攻撃です。最近でも国税庁を騙った迷惑メールが多数ばらまかれました。民間の病院や水道会社がサイバー攻撃の標的になっています。これらは、個人ではなく、国家レベルの犯行関与も疑われています。VPNのサーバーが古かったりすると、そこが狙われる可能性も。国家として、対策をとる必要があると思います。五月女解読員のひと言カメラの前に立つだけで健康状態がわかったらすごいですね。疲れてるので、サプリや漢方情報も同時に教えてほしいです。今も、アンチエイジングの広告が勝手にやってくるけど、信頼できる情報を選べる機能もできたら嬉しいです。ほり・じゅんジャーナリスト。市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN Journalism」主宰。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX)、『ABEMA Prime』(ABEMA)などに出演中。監督作に『わたしは分断を許さない』など。そおとめ・けいこイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、面白楽しいオリジナルグッズを多数、販売中。LINEスタンプも各種展開。近著に細川徹との共著『桃太郎、エステヘ行く』(東京ニュース通信社)がある。※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年12月31日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル、俳優のアイビー愛美さんです。憧れの人の言葉が、自分色に光るきっかけに。中学時代に活動を始め、現在『NHK高校講座 現代の国語』(NHK Eテレ)に出演中。’22年は転機になる出来事が。「憧れのモデル・俳優の中山咲月さんにインタビューする機会があったんです。“ありのままでいい”という言葉をいただき、臆せず素を出せるようになり毎日が楽しくなって。今の髪型にしたのも同じ頃。中山さんの言葉と髪を切ったことがきっかけで光が見えたんです」。特技は8年続けているダンス。「踊りは生活の一部。2.5次元作品が好きで、いつかミュージカルに挑戦したい!」オムライスにハマっています。私のパワーフード。無意識に「オムライス」って口から出るほど好き(笑)。食用シールで遊んでいます100均で見つけた“たべられるシール”を団子に。キモかわいいお気に入り。実家にいる猫たちは姉弟のような存在。1匹2匹と増えて、あれよという間に4匹に。いつも賑やかです!あいびー・まなみ2004年生まれ。’22年は「MIRRORLIAR FILMS」の池田エライザ監督作や音楽ユニットtonari no Hanakoの「傷を隠して」MVなどに出演。Instagramは@ivee_manami※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2022年12月30日