今年でバンド結成10周年を迎える4人組ガールズバンド、SILENT SIRENが、9月2日に待望の7th Album『mix10th』(読み:ミックスジュース)をリリースした。当初5月13日にリリース予定であった本作は、新型コロナウイルスの昨今の情勢を踏まえ、このままではアルバムの魅力をきちんと届けることが出来なくなってしまうと発売が一時延期になったものの、満を持して手元に届けられ、本インタビューが実現した。10周年を飾るにふさわしい楽曲たちがこれでもかと詰め込まれた今作からは、SILENT SIRENの音楽表現の「深化」を感じ取ってもらえるはずだ。ゴールデンボンバー鬼龍院翔による提供楽曲からPoppin’Partyの愛美(G/Vo)をゲスト・ヴォーカルに招いた新曲まで、新たなエッセンスを取り入れた全13曲を収録。心待ちにしていたファンの期待感も裏切らない。すぅは、これまでをふり返り「必死に駆け抜けすぎて、時間を忘れてバンドと向き合っていた」と話す。そんな彼女たちが、いま目にしている景色は一体どんな風に見えているのか、メンバー全員に話を聞いた。必死に駆け抜けたからこそ出会えた人がいた周年特設サイト公式Twitter(@staffsaisai)公式Instagram(@silentsiren_official) YouTubeチャンネルサイサイchannel
2020年09月04日8/12(水)発売のanan2213号「2020年秋、ananモテコスメ大賞。」特集の表紙はSnow Manの渡辺翔太さん。表紙撮影のエピソードを紹介します。素の顔も粧いの顔も、注目美容男子=渡辺翔太さんの魅力全開に!?今回の表紙とスペシャルグラビアを飾ってくれたのは、話題の美容男子、渡辺翔太さん。化粧品への造詣の深さ、美肌へのあくなき追求心、美容感度の高さはいま美容業界でも注目されるほど。今回のグラビアでは、そんな渡辺さんの美容ルーティンを再現しつつ、3パターンのメイクにもチャレンジしてもらいました。撮影当日、すっぴんで撮影現場に訪れた渡辺さん。モテコスメ大賞で、男性おひとり表紙登場は初めてであるとお伝えすると、「だ、大丈夫ですか!」と、ガバッと机につっぷされること数秒。「緊張しますが、めちゃめちゃ嬉しいです!」とムクッと起き上がり、そこからは、フルスロットルに気合十分。まずは、表紙撮影からスタート。以前、anan50周年記念号のインタビューで「可能なら素顔で撮影したい」という夢を語ってくれた渡辺さん。今回、コスメ特集でのご登場にあたり、「その美しい素の顔で表紙を飾っていただきたい!」と素肌の美しさが際立つ、朝のシャワー後をイメージした“肌チェックをしている姿”での表紙にトライしました。朝のルーティンシューティングでは、ベッドでまどろみながらゴロゴロしつつ、手慣れた感じでコットンパッティング。その後の歯磨きや鏡チェックさえもチャーミングに。まるでミュージックビデオを撮影しているかのような、胸キュンな動きを連発! シャワー後のボディケアを想定したシューティングでは、陰影のある凛々しい腹筋を披露。水を飲み、フルーツにキスする様子はオトナの色気が爆裂。そして、メイクシューティングでは、どのシーンも、コンセプトを伝えるなり、纏う雰囲気も表情も、見事にガラッと変化。ちょい悪な艶顔、シックな大人顔、完全にステージ仕様のスイッチが入った爆イケ顔。「同じ人なの?」というくらい、雰囲気もかっこよさも変わる、多彩な3変化は、まさに「メイクの魔法」。今回のグラビアの中でも特に注目してほしいのは、肘から腕のライン。撮影前日にたっぷりケアをしてくださってきたという腕のラインは、しなやかな筋肉の上に吸い付くような美肌が乗った、まさに理想的なラインで必見!これからも、きっと美容男子として美を追求し続け、さらに、かっこよく美しくなって進化していくであろう渡辺さんですが、“2020年夏の現在”の彼の様々な魅力のチャームを撮影しました。ぜひ、誌面でお楽しみください。(YN)
2020年08月18日7/15(水)発売のanan2209号「カラダを強くする、腸活。」特集の表紙は山下智久さん。表紙撮影のエピソードを紹介します。「美しい」とはこういうこと。山下智久さん、登場です。今号の表紙を飾ってくださったのは、山下智久さん。世界30の国と地域で配信中の大型国際ドラマ『THE HEAD』にメインキャストとして出演するなど、自らの力でどんどん活躍の場を広げている山下さんをこのタイミングで撮りおろせること、そしてインタビューできることを、ananスタッフ皆とても楽しみにしていました。ナチュラル、シック、モードの3つのスタイルで撮影したグラビアでは、奇跡のような透明感やしっとりとした色気、そして鍛えられた肉体美まで様々な魅力を披露。撮影中、モニターをチェックするスタッフから漏れる「きれい…」「かっこいい…」の声に、「一生分褒められた」とおっしゃった時の少しはにかんだ微笑みもまた素敵で。35歳の山下さんの“エイジレスかつ大人の魅力”が炸裂した写真の数々、ぜひお楽しみください!インタビューを通して伝わってきたのは、思いやりから生まれるユーモア、ブレない軸、適切な言葉を紡ぐ知性、フラットな視点、そして清々しいほどの率直さ。−−−「美しい人」。改めて、このシンプルな言葉がいま一番似合う人なのではないかと感じました。山下さんの、仕事や人生に対する真摯な姿勢は、どんな職業に就いている人にも響くものがあるはずです。その一方で、現場ではこんなキュートな姿も。今回、個装のお弁当5種類をご用意したのですが、取材後、そのお弁当が積まれたところに近づき、かなり真剣に選ぶ山下さん。最初に手に取ったのが焼き肉のお弁当。でも、すき焼きのお弁当も気になる様子で、ずっと「どっちにしよう」とその2つの間で迷ってらっしゃいました。数には余裕をもってご用意していたので「よかったら、おふたつとも召し上がってください(笑)」とお伝えすると、本当に嬉しそうに「え、ほんとですか? うわーい」。きれいに筋肉のついた両腕で2つのお弁当を大事そうに抱える姿とちょっと照れたような笑顔がとても可愛らしくて、その場にいたananスタッフ全員、「キュン」となっていました。(Y)
2020年07月14日アイドルグループ・SixTONESが、22日発売の女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)2210号の表紙を飾る。今年の1月22日にCDデビューを果たし、オリコン史上初の初週ミリオンを達成したSixTONESが、2ndシングル「NAVIGATOR」のリリース発売日当日に『anan』の表紙を飾る。2019年3月に同誌初表紙を飾って以来、通算3度目の表紙登場。コロナ禍にあって2ndシングルの発売が延期となっていた中、この度、待望のリリース、満を持しての表紙&グラビア登場となった。「チャージ&デトックス」という特集テーマにちなみ、「SixTONESをたっぷりチャージして、心を満たしてほしい」という想いから、グラビアは「Fill with SixTONES」=“SixTONESで満たされる”をテーマに撮影。見どころは、表紙にもなっているジャケットのセットアップスタイル。素肌の上にさらっと羽織ったワントーンのセットアップは、モードなファッション性がありつつも、彼ららしい”ワイルド&艶っぽい”空気を醸し出している。また、「ここはブルックリン?」と思わせるようなシャビーなレンガ背景もクール。こちらを挑発するように攻めた目線のソロカット、乾いた夏の日差しの中、石壁の前に6人がずらっと並んだ圧巻のカット。また、柔らかいマテリアルのシャツを纏い、さまざまな表情を見せたポートレートも必見だ。今回の2ndシングル「NAVIGATOR」は、迫り来るようなビート、多めにちりばめられた英語の歌詞やハモリパートなど、「SixTONESらしさ」が詰まった一曲。その新曲にかけるそれぞれの想いをインタビューで語る。また、ステイホーム中に見つけた個人的な楽しみや、「会いたい気持ちを抑えて応援してくれているファンのみんな」へ向けた愛情たっぷりのメッセージも掲載される。
2020年07月13日キャンメイク(CANMAKE)のロングセラーコスメを詰め込んだ限定コフレ「キャンメイク 35th コフレ」が登場。2020年5月下旬より発売される。人気コスメをセットにした限定コフレ「キャンメイク 35th コフレ」は、キャンメイク誕生35周年を記念した限定コフレ。まるでケーキのように愛らしいデザインのコフレボックスに、キャンメイクの人気アイシャドウ「シルキースフレアイズ」やリップスティック「メルティールミナスルージュ」、マスカラ「クイックラッシュカーラー」を詰め込んでいる。「シルキースフレアイズ」の色っぽカワイイローズピンク「シルキースフレアイズ」は、肌に溶け込むような透明感のあるツヤと、繊細パールによる上品な仕上がりを叶えてくれるアイシャドウ。スフレのようになめらかでしっとりしたテクスチャーのため、まぶたにぴったりと密着してくれる。コフレには、色ぽく落ち着いた雰囲気を叶えるローズピンク「02 ローズセピア」の限定デザインパッケージをイン。異なる4色がセットされており、それぞれをレイヤードして美しいグラデーションを生み出すのはもちろんのこと、締め色をまぶたのキワや目尻に入れてポイント使いするのもおすすめだ。「メルティールミナスルージュ」の人気No.1キャラメルテラコッタ「メルティールミナスルージュ」は唇にのせるととろけるような質感に変化し、するするとのびて密着する“生レアルージュ”として人気。ベタつきのない軽やかなテクスチャーでありながら、保湿成分配合で縦ジワの目立たないふっくら唇をキープしてくれる。カラーは、シリーズの中でも人気No.1を誇る「04 キャラメルテラコッタ」。ブルベにもイエベにもマッチするカラーで、抜け感を演出してくれる。「クイックラッシュカーラー」のマルチに使える透明タイプ「クイックラッシュカーラー」は、カールアップ力に優れており、まつげが下がるのを長時間防いでくれるマスカラ。水・汗・涙・湿気に強いウォータープルーフ仕様でにじみにくいのも、多くのファンから愛されている理由だ。下向きまつげや短いまつげもキャッチする特殊なコーム構造も特徴で、まつげを逃さずググっと持ち上げ、美しくセパレートしてくれる。コフレには、透明タイプを用意。ナチュラルなクリアマスカラとして使用するのはもちろんのこと、手持ちのマスカラのカールキープ力をサポートする下地として使うのもグッド。トップコートとして使用すれば、繊維の落ちやにじみを防ぐ。また眉マスカラとして使えば、眉毛を一本一本ふんわりと立ち上げて立体眉を叶えてくれる。コスメが入った華やかなコフレボックスはマグネット付き。中身を取り出して、小物入れとして使うこともできる。【詳細】キャンメイク 35th コフレ 2,230円+税<限定品>発売時期:2020年5月下旬セット内容:・シルキースフレアイズ 02 ローズセピア ※限定パッケージ・メルティールミナスルージュ 04 キャラメルテラコッタ・クイックラッシュカーラー 透明タイプ【問い合わせ】株式会社 井田ラボラトリーズTEL:0120-44-1184(月~金 9:00~17:30、祝祭日、年末年始、夏期休業を除く)
2020年05月22日UV・スキンケア・ベースメイクなど5月13日、女性向けのおしゃれなライフスタイル週刊誌『anan』の最新号が発売された。マガジンハウスの『anan』は毎週水曜日発売であり、最新号では、「守れ!夏の肌と髪」を特集。UV、スキンケア、ベースメイクなどに分けて解説している。また、表紙を務める綾野剛さんと星野源さんの「美しくあるための私的流儀。」なども掲載。価格は650円である。美容賢者たちは何を使ってる? 何をしてる?紫外線が強くなっていくこのシーズン、肌と髪の状態が気になるところ。ほかの人がどのようなケアを行っているのか、毎月、どれぐらいの費用を美容にかけているのかも気になる。最新号の特集ではインフルエンサーや美容賢者、読者の美容意識を調査し、そのリアルを公開している。口コミからわかるそれぞれが愛用しているもの、行っていることを掲載。「UV編」「スキンケア編」「ベースメイク編」「ヘアケア編」「汗・ニオイ・ムダ毛」について紹介している。また、中村倫也さんと「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のグラビアとインタビューも見所である。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※守れ!夏の肌と髪。/綾野剛&星野源 - anan (アンアン) - すべての女性の好奇心に応えるウィークリーマガジン - マガジンハウス
2020年05月14日宝塚歌劇団・雪組トップスターの望海風斗が、20日発売の女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)2201号の表紙を飾る。今年創刊50周年を迎えた同誌で、現役タカラジェンヌが表紙を飾るのは初めて。撮影当日は、東京宝塚劇場ホワイエにシルク風の布幕を持ち込んでセットを設営。全身の動きがとにかくしなやかで、舞台上さながらの色気のある視線、スタイリッシュなポーズを次々に繰り出し、“これぞ! 男役!”のかっこよさが全開の望海のオーラに、スタッフ全員が圧倒されたという。インタビューページのタイトルは「開幕のベルが鳴る時」。舞台との出会い、宝塚歌劇団・望海風斗としてのこれまでと今後についての思い、男役の魅力、転機となった作品について真摯に語った。この取材・撮影以降に、新型コロナウイルス感染拡大により宝塚歌劇団も6月末まで全公演の中止を発表。その前段階での思いが語られている。望海は「(ananからの表紙オファーを受けて)本当に驚きました!! 何度も『私で大丈夫ですか!?』と確認しました(笑)。ですが、このような素敵な機会をいただけたことに感謝しています」とコメントを寄せた。
2020年05月11日FANTASTICS from EXILE TRIBEの5thシングル『Hey, darlin’』が、4月1日に発売される。FANTASTICSは、2018年12月にシングル『OVER DRIVE』でメジャーデビューを果たしたダンス&ボーカルグループ。EXILEのパフォーマーである世界と佐藤大樹というふたりのリーダーを中心に精力的な活動を続けている。『Hey, darlin’は、恋の始まりを表現した一曲で、テンポの良いサウンド、ボーカルふたりの甘い歌声とリリックが曲の世界観を作っており、今までのFANATASTICSには無かった楽曲となっている。ミュージックビデオはパフォーマンスが中心となっており、メンバーそれぞれにフォーカスしたカメラワークも特徴的で、全編ダンサブルな映像となっている。メンバーが雨に濡れるシーンでは、情熱的かつ切ない楽曲を、表情や目線、手の動きなどで表現しており、色気のある姿が見どころとなっている。■リリース情報FANTASTICS from EXILE TRIBE『Hey, darlin’』発売日:4月1日(水)・CD-DVD価格:¥1,818+税・CD価格:¥1,273+税<収録曲>1. Hey, darlin’2. The Only One3. OVERFLOW4. Hey, darlin’ (Instrumental)5. The Only One (Instrumental)6. OVERFLOW (Instrumental)Bonus truckTime Camera (English Version)<DVD収録内容>Hey, darlin’ (Music Video)※CD+DVD形態のみ
2020年03月31日初めてのセミヌード、内面を語るインタビューなど、ファッション誌ではないananだからこその経験を、思い出深く語ってくれた、中村アンさん。2020年3月に迎えたanan50周年に掛け、理想の50歳についても伺いました。これまでに2度表紙に登場してくれた、中村アンさん。特に話題になったのは、美しいセミヌードを披露してくれた’18年の2105号。「芸能界で仕事をしている私にとって、ananの表紙で体を見せるというのは一つの目標だったので、オファーは本当に嬉しかったです。撮影の4年くらい前からクロスフィットを始め、理想の体に近づきつつある時期だったので、せっかくだからしっかり見せようと思って、準備はもちろん、撮影時のポージングなども頑張った思い出があります」あらためて当時の誌面を見てもらうと、「おばあちゃんになって見ても、誇れるページだと思う」という嬉しい感想が。「いろんな方から“見たよ”“良かった”と声をかけてもらい、大きな自信を得ることができた気がします。実はここまで肌を見せる写真は撮ったことがないので、私にとってこのananは、ある種写真集的な存在です」普段は、モデルとしてファッション誌に出ることが多い中村さん。同じ雑誌でも、ananに出るのはちょっと意味が違うとか。「取材をしていただけるということは、“私自身”に多少は興味を持ってくださり、存在を認めてくださっているから、だと思うんです。だからananから取材の依頼をいただくのは嬉しいし、ちょっとしたご褒美みたいに思っています(笑)。インタビューの際に自分が語った言葉を、ライターの方が整えて読者に伝えてくれるのもありがたいですし。発売前の原稿チェックがいつも楽しみで、実は思わず泣きそうになったこともあります」50年という繋がりで、中村さんはどんな50歳になりたいか、聞いてみると…。「仕事を通じて、男女を問わず魅力的な年上の方に出会うのですが、ドラマ『グランメゾン東京』でご一緒した鈴木京香さんは、まさに憧れる50代の女性。年齢相応の美しさと豊かさ、余裕がある、そんな人間になりたいです。そのために、充実した30代と40代を過ごしたい。2年前の表紙とはまた違う30代の体作りをしているので、ぜひまたananに出していただけたら嬉しいです!」No.1952(2015年4月29日・5月6日号)初めての表紙は27歳のとき。鍛え上げた美脚を披露。均整のとれた健康的な脚のラインはもちろん、その長さに驚いた人も多かったはず!「クロスフィットを始めて2年目の体です。“撮影の仕事がいつ来てもいいように!”と、体作りを頑張っていた記憶があります(笑)」No.2105(2018年6月13日号)どうせ見せるなら、潔く!筋肉のラインもくっきりと。30歳のときの中村さんの体は、どこか凛々しさが漂う。「結構攻撃的に鍛えていた時期だったので(笑)、今よりパンッとしてますね。色っぽさというより、“こういう体、いいな”と思ってもらえる写真を目指しました」なかむら・あん女優。1987年生まれ、東京都出身。テレビドラマや映画、CMなどで活躍中。学生時代のチアリーディングで鍛えた美しい体を活かし、ファッション誌でモデルとしても人気。ドレス(参考色)¥763,000(THE ROW/ザ・ロウ・ジャパン TEL:03・4406・2656)ブーツ、ピアスは本人私物※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小原優子ヘア&メイク・高取篤史(SPEC)取材、文・河野友紀(by anan編集部)
2020年03月10日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマはanan50周年を記念して「ananの表紙」です。――念願の『anan』 表紙体験はいかがでしたか?岡崎:いつか撮っていただきたいと思っていた『anan』のカバーグラビア。まさか擬似体験することができるとは…。本来はイケメンじゃないとできないことですから。いい見出しコピーもつけていただいて、最高です。実際に撮影を体験してみてわかったのは、寝癖ひとつ、手の位置ひとつ、顔の角度ひとつ、女性がきゅんとするポイントを押さえるのって意外と難しいってこと。みなさん、さらっとやってらっしゃるけれど、これはすごいテクニックなんや…と実感しました。尊敬です。――連載を始めることになって、最初どう思いました?岡崎:まず、それ絶対に俺じゃないやろと思いました。最初に出た言葉は「僕なんかで大丈夫ですか?」です。それこそ『anan』は、女性に人気のあるシュッとした男前が出ている雑誌というイメージ。どこにでもいる兄ちゃんタイプの僕が連載して、みなさん興味持ってくれるのかすごく心配でしたね。――『anan』には、どんなイメージを持たれていました?岡崎:これは連載する前から思っていたんですけど、写真がいいですよね。グラビアを見れば、いま誰がきているかとか、どんな子に注目すればいいかがすぐわかる。だから、まず写真をじっくり見ますね。あとは、女性の悩みとか、やりたいことを指南してくれる雑誌っていうイメージ。だから、世の女性たちはこういうことに迷っているんだなとか、こういうものが気になっているんだなっていうのを僕も「へえ~」と見ていました。――つい読んでしまう特集や企画はありますか?岡崎:占い特集は絶対読んでますね。――もし、ご自身でやるとしたら、やってみたい企画は?岡崎:『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングみたいな企画がしたいですね。僕から始まって、友達を紹介していって最後どんな方まで繋がるか…。僕の憧れのハリウッドスターのウィル・スミスまで繋げたい。『anan』なら出演快諾してくれると思います!――『anan』のここが好き、というところはどこ?岡崎:毎週読ませていただいて、言葉のセンスがすごいって思ってます。表紙のフレーズとか。いつも勉強させていただいています。――連載は100回を超えました。続けてきていかがですか。岡崎:100回って、すごくないですか?こんなに続くとは思わなかったです。歴史ある偉大な雑誌で、こんなに長く連載させていただいていることに幸福感を得ていますよ!もう、いろんなところで自慢しています。地元の同級生に同窓会で絶対言います。「俺、『anan』で連載持ってんねん」って。そしたらみんなの見る目が変わりますから。間違いなく、連載は僕の自慢のひとつです!おかざきたいいく2016年5月メジャーデビュー。連載開始時(2017年12月6日発売の2081号)は京都・宇治の実家暮らし。昨夏、東京に移住。CMやドラマ、映画など、ますますマルチに活躍中。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・大矢佑奈(KIND)取材、文・梅原加奈衣装はスタイリスト私物(by anan編集部)
2020年03月10日ときにあどけなく、ときに色っぽく…様々な表情を披露してきてくれた吉沢亮さん。2020年3月に50周年を迎えたananにおいても、巧みな演技力でどんな撮影もお手のものかと思いきや、撮影中の意外(?)な心境を語ってくれました。過去の掲載号の中から、吉沢亮さんが「これ、覚えてます」と嬉しそうに手に取ったのは’13年の1886号。「やっぱりananさんは有名なので、そんな雑誌に大きく出させてもらう日がくるとは、と思った記憶があります」まだあどけなさが残る表情が印象的だった1886号から一変、’18年の2093号「官能の瞬間」をテーマにした撮影では、大人の色気を見せつけてくれた。「これは今までananに出させていただいた中でも、一番好きな写真。カメラマンの樽木(優美子)さんが、すごくやりやすかった印象があります。僕は『笑って』と言われるのが苦手なんですが(笑)、このときはただひたすら自由に動いて、二人で探り合いながら撮っていったのを覚えています」そして’20年の2190号をはじめ、ananの人気特集、モテコスメ大賞には2度にわたって表紙に登場。実はこの企画で2度表紙を飾るのは吉沢さんが初!「そうなんですか!?嬉しいなぁ。こうやって表紙に出させていただけるなんて、本当にありがたいです。初対面の女性との撮影はかなり照れくさいんですけど、このときはドラマや映画で共演している(広瀬)すずちゃんが相手だったから、かなりやりやすかったです」その他の登場回も、「ananの撮影は全部覚えています」と、ありがたいお言葉。「ananは誰がこんな表紙をやったとか、ネットニュースでも取り上げられるじゃないですか。話題になる企画も多いですし。だから印象に残っているんだろうなと思います」今後ananでやってみたい企画を尋ねると、深く考え込んでしまった吉沢さん。そこで恒例のカラダ作り企画を提案してみると…。「今、大河ドラマ『青天を衝け』の撮影に備えて、絶賛カラダ鍛え中なんです。演じる渋沢栄一さんが若い頃、だいぶマッチョだったみたいなので、一応鍛えておこうかなと。ただ、役作り以外でカラダを鍛えることはあまり得意じゃないんです。なのでそれよりも、『モテコスメ』特集の表紙登場回数の記録更新を目指していこうと思います(笑)」No.1886(2013年12月25日号)完璧な顔面力に目が釘付け!異例のドアップカット。当初は引きの写真を予定していたものの、協議の結果、吉沢さんの顔面力が発揮されているこちらのカットに決定。「テーマは女性に作ってもらいたい料理でしたよね。僕はクリームシチューと答えた気が…あ、やっぱり」No.2093(2018年3月14日号)アンニュイな大人の色気に陥落するファンが続出!恒例企画になりつつある女性写真家×若手俳優のグラビア。樽木優美子さんが撮り下ろしたこちらの写真は、ananの中でも一番好きと吉沢さん。「空間込みで好きな写真。特に気に入っているのは右上のカットです」No.2190(2020年3月4日号)人気のモテコスメ特集で2度表紙を飾るのは史上初!毎回、男女の甘く切ないフォトストーリーが話題になるモテコスメ特集。このときのお相手は、共演歴のある広瀬すずさん。「照れますけど、割り切ってやってます(笑)。相手がすずちゃんだったので、自然体でできました」よしざわ・りょう1994年2月1日生まれ、東京都出身。俳優。出演映画『一度死んでみた』が3月20日、『さくら』が今秋公開予定。2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では主演を務める。ストライプシャツ¥32,000(ヨーク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)ジャンプスーツ¥66,000(ジョン メイソン スミス)スニーカー¥35,000(ヨーク) 共にHEMT PR TEL:03・6721・0882その他はスタイリスト私物※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・荒木大輔ヘア&メイク・小林正憲(SHIMA)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年03月09日anan50年の歴史で半分以上を見守ってきた江原啓之さん。2002年から連載陣に加わり、13シリーズを担当されています。時の空気を感じ、読者を勇気づけ励まし続けてくださっている江原さんが、歩みを振り返りつつ、今を生きる私たちに大切なことをお話しくださいました。江原啓之さんからのスペシャルメッセージ。ananと読者が歩んできた心の旅路。スピリチュアル特集や開運特集、連載と、いつもanan読者に、厳しくも温かい激励を送ってくださっている江原啓之さん。“巷で噂の霊能者”として注目されていた江原さんが林真理子さんと初顔合わせをしたのが1994年。懐かしい思い出話とともに、これからを生きる女性たちへ熱いメッセージを届けてくださいました。***創刊50周年、おめでとうございます。ananとのお付き合いは長いですが、林真理子さんとの対談は思い出深いですね。かれこれ26年も前のこと。実は、今日の着物と袴は、その日と同じものにしました。ananには“おしゃれな女性誌”のイメージがあったので、少しハードルが高く感じたのをよく覚えています。現場には当時の編集長や編集者さんたちが顔を揃え、その迫力も圧巻でしたね(笑)。ananに出させていただいた後は、(当時行っていた)個人カウンセリングの予約の電話が鳴りやまず…、影響力の大きさをひしひしと感じました。でも、今改めて対談のタイトルを見ると、不思議な感覚に。「女性たちはなぜ、霊能者のもとへ通うのか。」――ちょっと堅い印象です。このとき、私の肩書はスピリチュアル・カウンセラーでしたから、そう名乗ったのですが、編集サイドから「“霊能者”にしましょう」と(笑)。今でこそ“スピリチュアル”という言葉も浸透していますが、当時はまだ「霊能者」のほうがしっくりきたのでしょう。口幅ったいことを言うようですが、私のほうが“時代の先”を読んでいたのかもしれません。スピリチュアルな世界への関心が高まったと私が感じたのは、2000年。ひとつの境目で、その頃、占い師の中森じゅあんさんとも対談させていただきました。当時の記事を読むと、「暗い世の中」といったフレーズが出てきます。バブル崩壊後、出口の見えない不況が長く続き、まさに希望が見えない時代でした。でも、だからこそ、この頃からようやく、“生き方の価値観”が変化していったように思います。好景気に沸いていた頃は、物への執着、私がよく言うところの「物質的価値観」が強かった。「寄らば大樹の陰」という風潮もありました。しかし、そうした神話も見事に崩れ、「物」ではもはや幸せになれないと誰もが気づき始めたのです。そんな流れのなかで、人々の関心が心やたましい、つまり「霊的価値観」へと向かっていったのだと思います。後になって林さんが私のことを“時代の寵児”と評してくださいましたが、ちょうどそういう変化の狭間にあって、“時代”に求められたのかもしれません。ananとのご縁がこれほど長く続いているのは、お二人の存在あってこそ。そして、これほど私が世に出ることになったのは、ananのおかげだと思っています。私がananに出させていただくようになってまだ日も浅い頃、女優さんたちと誌上で話す機会がありました。そのときのことも強く印象に残っています。その場では一番控えめだったひとりの女優さんに私は、「あなただけが長く続けられますよ」と励ましたのです。実際、その言葉通りになり、今も彼女は、いろんなドラマなどに出て活躍されています。こういうふうにひとつの仕事を“地道に続けること”は、決して簡単なことではありません。ananの50年の道のりもまたしかりでしょう。ananは、ずっと“女性の生き方”に光を当ててきた雑誌だと思います。女だから…という束縛に向き合い、一生懸命頑張る姿を見守り続けてきたのではないでしょうか。そんなananだからこそ、これからは「女性の自立」を応援してほしいですね。医学部入試の合格格差問題ひとつとってみても、女性がまだどこか軽んじられているのが現状です。景気が上向いて豊かになったと言う人もいますが、それだって“嘘”。共働きの家庭が増えたから、一見豊かに思えるだけ。言い換えれば、二人で働いてどうにか食べていける状態なのです。少子高齢化だから、「もっと子どもを産んで」なんて平気で言うわりに、保育園はどこも満員。こういった“社会の矛盾”にもきちんと目を向けていますか?無関心ではいけません。今こそ女性たちが立ち上がらないといけないときに来ているんです。ミレニアムがそうであったように、今もひとつの過渡期。女性が「本当の意味で自立する時代」を迎える前の“狭間”なのだと思います。だからこそ私はさまざまな機会を通して、騙されないで!目を覚まして!現実を見て!と伝え続けてきました。ananは“本当の自立”を目指す女性たちの心に響く雑誌だと思います。たとえばセックス特集なども、男性視点ではなく、女性側から主張することの大切さを伝えていて、一歩も二歩も“先”を見据えています。ただ、残念ながら、まだ時代がそこに追いついていない。だからこそ、ananの役目はまだまだこれから!です。おしゃれが好き、楽しいことも好き。仕事だって頑張りたい。そう願う女性にとって、林さんはまさに象徴的存在。“the anan”として、みんなの目標なのだと思います。でも、その憧れに近づこうと頑張っていても、時には疲れてしまうことだってあるはず。そんなときに、“スピリチュアルな視点”が生きるヒントとなり、立ち上がれていたら嬉しく思います。人生に失敗はありません。どんなに傷ついたと感じることがあっても、その傷は、たましいが磨かれた証。原石を研磨して宝石になるように、人も喜怒哀楽を経験しながら磨かれて、輝くのです。これまでも言ってきたように、自己憐憫・責任転嫁・依存心は不幸のモト。「私ってかわいそう」と悲劇のヒロインになったり、誰かに責任転嫁したり、依存心を捨てきれないままでいると、幸せは遠ざかる一方です。厳しい言い方かもしれませんが、その段階にとどまっていてはダメなのです。自立しましょう!もういい加減オトコに泣かされないで!振り回されてはいけません。また、今、「お金」をテーマに連載中ですが、“経済の破綻”も心配な時代。これからを生き抜くためにも、お金にも泣かされず、振り回されない女性を目指していきましょう。私がananで伝えてきたのは、自立するためのスピリチュアル。魔法のように依存するためのものではありません。この先50年、もっと幸せになるために、自分のなかに軸を持って歩んでください。えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。新時代の必需品『極・お祓い箱』(マガジンハウス)が好評発売中。近著に『江原啓之が行く!ペットとスピリチュアルに暮らす』(中央公論新社)など。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小川朋央ヘア&メイク、着付け・渡辺和代(HairMake W’s)取材、文・湯川久未(by anan編集部)
2020年03月09日ある時は注目の俳優として、ある時は憧れの対象として、そしてある時は、男女の物語の表現者として…。2020年3月に50周年を迎えたananにおいても、登場を重ねるごとに、イメージを裏切っていく高橋一生さん。誌面を作り上げていく心構えは、芝居にも通じるものが。17年の「官能の流儀。」特集での、男女のセクシーなシーンがとても話題に。「当時の心境からすると、なぜ自分に白羽の矢が立ったんだろう…でした。発売されたのは大河ドラマ『おんな城主 直虎』と『カルテット』を同時に撮っていた時でしたが、撮影はそれよりも前でしたから」そう言ってにっこり柔らかな笑顔を向ける。「あのタイミングで、コイツを表紙にしてOKだと思ってくださっていたと思うと、ありがたいという気持ちしかないです。ananというと、名だたる俳優の方々や旬の男性方を取り上げてきたイメージがあります。その雑誌に“これからくるかもしれない”と言われるなんて、悪い気はしません(笑)」撮影時の感想を伺うと、「ただ撮られるのではなく、被写体として一緒に作品をセッションしている感覚で面白い体験だった」と話す。それはこちらも同じ。優しく、色っぽく、謎めいて…撮影イメージを伝えると、丁寧に咀嚼しつつ協力態勢で臨んでくれる人だ。「女系家族の中で育ってきているからか、女性が何を望んでいるのかに敏感なのかもしれません。自分の個性やイメージなんて、周りが定義する高橋一生というものをコラージュしてできていると思うんです。ならば、周りから求められているもの全部に応えていったらどうなるか…そこに興味があって」それを仕事で実践していたのが、まさにこの時期。挑戦を重ね、「回り回って、結局芝居に誠実に向き合うしかないんだって気づいた」と話す。ならば、雑誌の取材を受けることにはどんな意味を感じているのだろう。「刹那的でいいなと思っています。撮影でもインタビューでも、意図せず反射的に自分から出てくるものがあって、それが面白いよねとなることもあるんです。写真や文字に残ることで当時の自分を思い出すこともありますし、どんなに演じているつもりでも、誌面から自分の人間性が透けて見えることもあって…。それを含め楽しませてもらっています」そんな高橋さんらしく、次にananでやってみたいことも、「高橋一生でこれが見たいと声をかけていただいたもの」との答え。「本当はあるんですけれど、言ったら叶わなくなりそうなので言わないでおきます(笑)」No.2043(2017年3月8日号)あふれた愛が官能を生み出す。大人の色気漂うヌードが話題。発売が発表されてから、編集部には読者からの問い合わせの電話がひっきりなしで、あらためて高橋さんの人気を実感。「相手のモデルの方がものすごく緊張していらして、安心させようと反対に冷静になれた気がします」No.2070(2017年9月27日号)恋人に向けた眼差しの優しさ。幸せ感に満ちたグラビアに。人気企画「モテコスメ大賞」のなかで、幸せなカップルの甘い週末をイメージしたグラビアをスペシャルフォトブックで展開。インタビューでは、女性のメイクへの考えや、女性に美しさを感じる瞬間などについて伺った。No.2087(2018年1月31日号)斎藤工さんがチョイス。ふたりが名作の世界の中に。斎藤工さんとのコンビで登場いただいた「選択の技術。」特集では、映画の名シーンをイメージしたシューティングに。「工さんは、俳優としても監督としても大好きな人。その人とモノづくりができたことがうれしかった」たかはし・いっせい1980年生まれ、東京都出身。俳優。数々の映画・ドラマ・舞台で活躍。4月スタートの連続ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(火曜21:00~カンテレ・フジテレビ系)に出演。パーカ¥63,000パンツ¥69,000スニーカー¥69,000(以上マルニ/マルニ 表参道 TEL:03・3403・8660)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・秋山貴紀ヘア&メイク・田中真維(MARVEE)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年03月08日「撮影はずっと苦手でした」と語る中村倫也さんですが、2020年3月で50周年となるananのなかでも人気特集である「モテコスメ特集」ではどきっとするような2ショットで、ロマンティックな物語を表現してくださいました。今後、登場されるなら…?と伺うと、意外な答えが!12年の初登場以来、出演舞台についてのインタビューのほか、甘味屋さんを訪れたり、さまざまな形でご登場いただいている中村倫也さん。とくに印象深いのは、’18年に麻生久美子さんとおふたりで撮影した「モテコスメ大賞」の号だろう。「撮影の半年後くらいに、麻生さんと舞台で共演することが決まっていたんですけれど、まだ情報解禁前のタイミングだったから驚きました。ananというとセクシーなグラビアのイメージがあったのに、わりとナチュラルな雰囲気で撮影が進んでいって、あれ?って感じだったんです。そしたら終わる頃にダダダッといろいろ要求されて…そうだよな、ananだもんなって(笑)」おでこをくっつけて見つめ合ったり、膝枕で横たわったり。表紙に使われたのは、中村さんが麻生さんを抱き寄せている美しく官能的な2ショット。「お互い照れ屋なので、最初はなかなかできなくて…ね。逆に時間がないってなったからこそ、ヨシッて腹を括れた気がします。一回触れちゃえば後は平気なんですけどね」雑誌でもなんでも、取材の時はいつも「ライブ感覚を大事にしている」そう。「雑誌は発言が活字に残るメディアなんで、そこは少し意識しますけど、基本的にその時に聞かれたことを、その時感じたまま、思ったまましゃべってます。僕は、現場で転がる会話の遊びを楽しみたいんですよ」その“楽しむ”一環か、ときどきこちらの質問をはぐらかしたり、茶化してかわしたり、変化球で返してくることも。ご本人にそう伝えると、「僕自身も、僕という役者も変化球なんで」といたずらっぽい笑顔を見せた。「あんまり自分の考えてることを真面目に答えすぎると、押し売りになっちゃう気がするんですよ。そこも照れ屋だからなんだろうね。大体10のうち1、芯を喰ったことを言うくらいでいい。そこは、中村倫也のセルフプロデュースです。役者なんて、ある程度謎めいてないとダメだと思うんですよ。謎は謎でとっておけるスタンスで生きています」ananというと「脱ぐイメージ(笑)」という中村さんに、では次はぜひ…と水を向けると、かぶせるように「絶対ない!」と即答。「性格的に、触れてないのに触れ合っているように見える表現とか、泣いてないのに泣いてる芝居が好きなんです。だから、脱がずに体温を感じさせるようなものが作れるなら面白いとは思いますけどね。…でも本当は、深海魚とかを紹介させてほしいです。巨大ミミズとか。誰も興味ないでしょうけど(笑)」No.1972(2015年9月30日号)昔ながらの東京の風情ただよう甘味処でほっこり。東京観光をテーマにさまざまなスポットを紹介した特集で、中村さんは東京名物の甘味処を訪れてあんみつをパクリ。「食べているところを写真に撮られるってことがほぼないので、緊張してどうしようもなかったです」No.2113(2018年8月8日号)朝ドラで注目度急上昇。そんな最中の心境に迫る。音楽やアニメ、ゲームなど、イマドキ女子をときめかせているカルチャーを特集。そのなかの「いま気になる俳優研究」で紹介。「スタイリストさんが用意してくれていた衣装が古着で、すごく新鮮だったんですよね」No.2119(2018年9月26日号)「年齢は単なる数字」。中村さんが語る女性の美とは。美しい年上の女性と年下の子犬系男子の恋を、フォトストーリー仕立てに。チャーミングな素顔から憂いをたたえたセクシーさまで、さまざまな表情を見せてくれました。中村さんの思う、女性の美についてのインタビューも。なかむら・ともや1986年12月24日生まれ、東京都出身。俳優。出演映画『影裏』が公開中。4月には主演ドラマ『美食探偵 明智五郎』(NTV系)が、5月には主演映画『水曜日が消えた』が控える。カーディガン¥53,000(タクタク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)カットソー¥18,000パンツ¥33,000(共にマーカウェア/パーキング TEL:03・6412・8217)シューズ¥62,000(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)※『anan』2020年3月11日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・小林 新(UM)ヘア&メイク・Emiy取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年03月07日2020年3月に50周年を迎えるananを30年以上間近で見てきた作詞家の秋元康さん。なぜananは50年続いてこられたのか、分析していただきました!劇的に効く“抗生物質”とゆるやかに効いていく“漢方薬”。ふたつのバランスをとりながら、新しいヒットを作ることが宿題。売れる雑誌を作り続けるというのは、想像以上に至難の業。「毎号毎号売ろうと思うと売れないものです。売れ続けるためには、“漢方薬”で長期的に体質改善を試みつつ、ここぞという時に“抗生物質”を投与することが肝心です」と、なんとも大胆な分析。「占いの特集や35年間も巻末を守り続ける、林真理子さんの書くエッセイは、読者の心にゆるやかに効いていく“漢方薬”なのかなって思います。一方で、ここぞという時は、King & Princeのようなスターで度肝を抜くという、“抗生物質”を投薬するのが編集の手腕」“抗生物質”を連続投与するのでは読者が疲れるし、何より効かない。そのさじ加減も長続きの秘訣のようで……。「これから先はじゃあどうする?と聞かれたら、そのふたつのバランスをとりながら、新しいスタンダードを作ることが宿題です。雑誌を手に取らせるためにはきっかけが必要。日頃はananを読まない人が手に取るような新鮮な特集や、例えばデビュー前の新人発掘などが課題なのかな」予定調和を崩すのも得意。「あり」と「なし」の間の「なしではない」を取り上げていく勇気が思わぬヒットを生む。50年続くanan。それはある意味、読者に飽きられなかったという証拠?「予定調和を崩してきたってことも、飽きられなかった理由の一つでは?この話をすると大抵の人は“奇を衒(てら)う”ことと勘違いする。でも予定調和を崩すと奇を衒うは似ているようで、同じじゃない」「あり」と「なし」の間の「なしではないのでは?」を取り上げる勇気が、予定調和を崩し、思わぬヒットを生むという。アナウンサーという職業でありながら、服の下に隠されていた豊満な美ボディをさらけ出した田中みな実さんの起用がその一例。「女性にとってそれまでは違う立ち位置にいた彼女が、美しい体を見せつつ、美しくなるためにこんな努力をしていますと堂々と語ったことで、女性たちから支持を集め、憧れの存在になったんです」誌面で女性モデルとの濃厚なラブシーンを演じた高橋一生さんも然り。ananが仕掛ける予定調和の崩しが、時に読者を強烈に引き寄せる吸引力なのだ。アイドルが好き、セックスに興味ある――。堂々としたミーハー視点。なにをやってもゲスにならないので、読者が安心して読むことができる。「ananは堂々とジャニーズのタレントが好き、恋愛やセックスにも興味があると表紙でアピールしてきた。これがファッション誌になると、今さらそんなことを言うのは格好悪いとか、恥ずかしいみたいなスタンスをとる。それじゃあ、視野が狭くなるんです」ananの良さはミーハーを堂々とやること、と秋元さん。そこに少しでも気取りが見えては、大衆ウケはしないと手厳しい。「例えば、ル・コルビュジエの建築の中でカツ丼を食べるから、皆の興味が集まる。そこで高級懐石料理を出すのでは、大衆は集まらず、一部のマニアな人にしかウケないことになる」ミーハー心を最大に生かし、旬のタレントを絶妙なタイミングで起用するのも強みだと。「外国人モデルばかりを使い、ファッションの最先端を強気に投げかける時代もありましたが、今は編集部全体で『ジャニーズがかっこいい!』と言っている。その潔さがむしろウケている」さらに何をやっても「ananだから」と、誌面が下品に転ばない強みもあると。「過去、ananで本木雅弘くんがヘアヌードになった時もそうでしたが、若いタレントが下着姿になっても、俳優が裸でラブシーンを誌面で演じても、ゲスにならない優位性がある。だからこそ読者も安心して手に取るんです」その優位性を保つために、今後は何を仕掛けていけばいいのだろうか?「ぜひ女の子の表紙でヒットを飛ばしてほしい。世間では無名でもananが目をつけた女優なりタレントが、表紙に起用される。なんでこの子が?と世の中がざわざわし、でもいいよね!と認められ、雑誌がヒットする。その揚げ句に、ハイブランドがその子と契約するなんて図式が作られた時に、ananはまた次の次元に行けると思う。ananという媒体力を世間に見せつけてほしい」50年続いた信頼やブランド力を強みに、今後も次の50年を目指したいanan。秋元さん、これからもananを見守り、支えてください!あきもと・やすし1958年、東京都生まれ。作詞家。高校時代から放送作家として活躍し、’83年以降、作詞家として、美空ひばりの「川の流れのように」など数々の大ヒット曲を生む。昨年、企画・原案の日曜ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)は高い注目を集め、最終回には同枠最高視聴率を記録。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月07日2020年3月、50周年を迎えたanan。そんなananにおける恋愛賢者であり、数々の企画にコメンテーターとしてご登場いただいた作詞家の秋元康さん。1986年に初登場以来、30年以上もの間、誌面を間近で見てきた立場から、なぜananは50年続いてこられたのか、分析していただきました。女性たちの興味関心を、定点観測で見つめている。いつの時代にもそこにある、北極星(ポーラスター)のような存在。ウェブをはじめとするSNSの台頭で雑誌不況がいわれる中、なぜananは50年続いてこられたのか?anan誌面のさまざまな企画に鋭いコメントを寄せ、連載していただいたこともある、作詞家の秋元康さんは、「ananが“ずっと変わらない”というのが大きな理由ではないでしょうか。今はネットの時代といわれながら、世間の人々が何に信憑性を感じるかといわれれば、それは圧倒的に新聞です。ネットにいくらスピードがあっても、人はニュースソースはどこ?と気にし、その記事の最後に『新聞』とあれば、本当だと信じる」と、語る。そこにはブレない軸があり、長い間人々から信頼される経験値があるからとも。「同じようにananには、女性たちの興味や関心を定点観測で見てきたという実績があるんです。ほかの女性誌も『ananがやっているから』と、取り上げる特集があったり、タレントを起用したりしていたのでは?」ファッションスナップ企画だったり、人気グループと共にトレンドを探ったり、形は変われどつねに女の子たちの興味関心にフォーカスする一方で、固定の読者層を狙わない誌面作りも、ブランドとしての地位を確立した大きな要因と分析した。「雑誌には読者層という年齢ターゲットがあり、そこを見据えた特集を組みがちですが、ananを見る限り、それがない。若い頃も一読者であり、年を重ねてからもananがそばにあるという女性が多いのでは?つまりananはいつの時代もそこにある、北極星(ポーラスター)のような存在なんです」そのブランド力が、タレントに与える影響も大きいと。「乃木坂46のメンバーたちも、他の雑誌だったら躊躇するような撮影も、ananだと本人たちがやりたいと前向きになる。そんな不思議な力も、ananの免罪符、ブランド力だと思う」長年の特集主義でありながら、その根底にある女の子の興味関心へのリスペクト。それこそがananのブランド力を作り上げた、礎なのかもしれない。「ananらしい」ってコピーが成立しない。変幻自在な存在でありながら、やっぱりどこかananだから。ananという名前の聖火リレーは、時代を経て受け継がれていく。「ananのおもしろさは、歴代編集長たちの聖火リレーの成果ともいえる」ananという聖火を消さないよう、歴代編集長が大切に引き継いできたものを、秋元さんは横目で眺めながら、時に手を差し伸べてくれていた。「その中の何人かは、伝説と呼ばれる偉大な編集長。でもどの編集長も決して前任者を必要以上に気にせず、己は己、の道を貫いていた。先代の道を頑固に守る人もいなかった。それをやってしまっては、衰退しかないからです」時代ごとに、その時の編集部がおもしろいと思うことを取り上げていた故に、「ananらしい」というコピーは成立せず、何色にも染まれるananであったのが、50年間続いた理由のひとつでは?と推測。実際、’90年代のananは恋愛や好きな男の企画が組まれていたが、2000年代では『おそ松さん』『天気の子』などのアニメーションやK‐POPスターが表紙になることも。時代時代において“おもしろい”ことが移り変わったことが、まさに見て取れる。「雑誌作りとは、雑誌の名前の呪縛にとらわれてはおしまい。むしろその時の編集者が、おもしろいと思うことをやればいいんだと思う。でもそれをまとめる編集長がブレずに歴史を引き継ぎ、どんな特集を組もうとananという半径何cmの中から外れることはなかったんです。それこそが目に見えないananらしさでは」僕たちが恋愛マスターだった時代。「モテる、モテない」という立場でなく、それぞれの分野からのアプローチ、切り口で恋を考えることがおもしろかった。恋愛、ダイエット、セックス、ひとり暮らしなど、’90年代のananは女の子の夢を具現化する、橋渡し的な企画を多発していた。さまざまな企画の際に、読者の兄的な立場から、頼りになるコメントをくださっていたひとりが秋元さんである。実際秋元さんは、’93年3月から1年間、恋愛をベースにした「君は、どこでこのページを読んでいるのだろう。」という恋愛小説を連載していた。また特集ページでは、「僕と漫画家の柴門ふみさん、作家の林真理子さんで、数々のお題を与えられては座談会をしていました。とくに多かったのが恋愛にまつわる話。なぜ僕ら3人が恋愛を語ったかというと“恋愛という生き物”を、引いた位置からおもしろく見ている立場だったから」3人がもっとモテる人種だったら、語ってもおもしろみがなかったよねと秋元さんは笑う。「期せずして作詞家、漫画家、小説家という、それぞれのレンズで恋を研究する3人が集まっていた。林さんのように“ルンルンを買っておうちに帰ろう”的な、恋に純粋にまっすぐ立ち向かう人。柴門さんのように恋を冷静に分析し、ちょっと斜め上からの視点を持った人。それぞれの恋愛観を聞くのは、本当に楽しかった」時にシビアに、時に優しく、恋する女性たちの悩みに向き合い、語ってくれた恋愛マスターたち。この時の内容が、その後に続くananの恋愛特集のお手本となったといえそう。あきもと・やすし1958年、東京都生まれ。作詞家。高校時代から放送作家として活躍し、’83年以降、作詞家として、美空ひばりの「川の流れのように」など数々の大ヒット曲を生む。昨年、企画・原案の日曜ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)は高い注目を集め、最終回には同枠最高視聴率を記録。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月06日“ananを後ろから開かせる女”という異名はいまだ健在。林真理子さんが書くエッセイは35年を経ても、新しく、そして斬新!今や親子2代でのファンも多いのです。ananパンダを愛し、そして愛された林真理子さんの“奇跡の軌跡”とは?2020年3月に50周年を迎えるananの歴史のうち、35年に渡ってエッセイを寄稿してくださっている林真理子さんにお話を伺いました。anan50周年おめでとうございます。エッセイも35年。私のような年齢で長いことananに出していただけるなんて、本当にありがたいことだと思います。田舎から東京に出てきた私は、ananが特集するファッションを必死に追いかけ、カタカナ職業に憧れていました。先日、週刊誌の対談でお会いした女優の土屋太鳳ちゃんが、お母さんが若くて地方にいた頃、ananの私のエッセイを読み、都会ってこんなにすごいんだ。都会にはこんなものがあるんだと思っていた、とお母さまからの手紙を代読してくださいました。昔の私と同じだったんですね。今は学生さんもOLさんも、皆さん本当におしゃれ。若い女性たちのメイクのうまいこと!昔は雑誌が新しいものや斬新なものを見つけ出し、それをいち早く発信し、読者の方々が好みに合わせて拾い集めるといった感じでした。でも今は同じフィールドに集い、編集者も読者もお互いに情報を発信し、ボールを投げ合うような時代ですね。私は今の読者の方々とはすでにカルチャーが違うと思うし、好奇心がなかなか同じ方向に向かないけど、ananでエッセイを書いていて学ぶこともいっぱいあります。ジャニーズの新しい素敵な方を知ったり、新しいブランドの服も(サイズが許す限り)買うし、エステや“痩せる”と噂のお店にもなるべく足を運ぶようにしています。ananといえば、なんといってもグラビアページの美しさ。旬の俳優さんやタレントさんをキャッチして作る表紙。実用記事でさえ、おしゃれに作っているし、コラムを書く人もよく選んでいるなあといつも感心しています。今は美容室でもiPadで雑誌を読ませるところがあるそうですが、私はなぜかデジタルの文字が、全然記憶に残らないんです。読者の皆さんも本や雑誌から遠ざからず、ネットで誰かが発信したものだけを信じるのではなく、知りたいことにはお金を出して、自分の足で見に行くべきだと思います。美容もおしゃれも上手ですが、もうワンランク上を目指し、もっともっと雑誌が発信するものを見て、楽しみながら学んでほしい。ananにも「これがトレンドなんだ」というものを、これからも作り出してほしい。私も好奇心を奮い立たせ、皆さんと一緒にもう少し走っていこうと思います。ananとの10の思い出1、おしゃれなブランドは、ananが教えてくれました。ananは昔からハイブランドより、ジャパンブランドを大切にする媒体でした。コム デ ギャルソンやワイズ、DCブランドの全盛期も支えていたと思います。私もワイズはよく着ていました。ギャルソンは恐れ多くて……。ファッションブランドのプレスの方やスタイリストはとてもキラキラとかっこよくて、私なんぞ近づけませんでした。2、夜の原稿執筆は、編集部のライター部屋で。連載を書き始めた当初は、完全に夜型の執筆だったんですが、真夜中にひとりで原稿を書くほど孤独で寂しいものはありません。そこで夜な夜な訪れていたのがanan編集部。仲良しのライター・トミちゃんや遅くまで仕事をする編集者がたくさんいて、寂しくなく仕事をすることができました。みんな、仲間に入れてくれてありがとうね。3、マガジンハウスの2大イケメンが私の担当に。35年もの間、私の連載担当者っていったい何人いたんでしょう。なかでもおなじみのテツオさんと、その大学の同級生の林良二さんはマガハ2大イケメンで思い出深いです。あのふたりが笑いながら話す姿を見るのが、目の保養でした。もちろん、女性の編集者もいましたよ。今の担当は、私のエッセイによく登場する女性のシタラちゃんです。4、バーやレストラン、トレンドの店は編集者たちと。テツオさん、バブルの頃はエッセイのネタにと、いろいろなお店に連れていってくれてありがとう。六本木のINGOとか、芝浦のインクスティックとか、トレンドの店に連れていってくれたのはananの編集者の方々。――当時、バーでお酒を飲みながら、30分ぐらい集中してエッセイを書き上げる林さんは、本当にお見事でした。byテツオ5、あの頃は気軽に誘えた、大物プロデューサーA氏。ananで何度も座談会をご一緒した、作詞家の秋元康さんと漫画家の柴門ふみさんと私。AKB48の生みの親と呼ばれ、今や恐れ多いほど大物の秋元さんですが、昔「ジュリアナ東京に行ったことがない」という私と柴門さんを哀れんで、終業後におばちゃんがモップをかけているジュリアナにわざわざ連れていってくれたこともありましたっけ。6、ananを読みながら、さまざまなダイエットにも挑戦。私が取り組むさまざまなダイエットや美容法が、年齢が離れている読者からも共感を呼ぶと編集長のキタワキさんは言ってくれます。そう、連載を書いた35年間はダイエットの記録といってもいいほど。あまりにいろいろ試みるせいか、どれだけのダイエットドリンクが編集部に届いたことか。これからも試せる方法はなんでもチャレンジします。7、トレンドキーワードは、私もananで学びました。私は昔から流行に疎かったんで、ananでレッグウォーマーの流行を知り、すぐに買いに走る下流の女の子でした。ジャージー素材の服が流行り、ananで見たらとてもかっこいい!それもすぐに試したんですが、どこから見てもトレーニング中の運動部。でもメイクもトレンドもおしゃれも、すべてananの誌面から学んだんです。8、パンダの原稿用紙にずっと憧れていました。昔、編集部の人たちは原稿を書くのに、ananパンダの絵が印刷された原稿用紙を使っていました。それを最初に見たのは地下鉄の中。つり革につかまっていたら、目の前に座っていた女性がとつぜん膝の上に原稿用紙を広げて、何かを書き始めたんです。なんてかわいい原稿用紙なの!と、当時コピーライターだった私は心から憧れました。9、撮影時のケータリングは、昔からいろいろ工夫してくれた。ananの撮影では、ケータリングがとにかく豪華でした。予算が厳しい今でも、食いしん坊の私のためにと担当者の皆さんはおいしいお菓子やお弁当を用意してくださいますが、当時はカービングを施したフルーツや見たことがない、食べたことがないお菓子がずらっと並んでいて。マガジンハウスは、昔から食べ物は豪勢で、こだわっていましたね。10、夜中の東銀座は私の遊び場。あの頃は麻雀もしたんですよ。マガジンハウスがある東銀座といえば歌舞伎座も有名です。私は歌舞伎が好きなので、観に行っては幕間の休憩時間にマガジンハウスの会議室をお借りしてエッセイのイラストや原稿を書くことも。昔はたいてい夜中に原稿を書きに行っていたんで、書き終わると麻雀に交ぜていただくこともありました。今思うと、あの頃は体力があり、元気でしたね。はやし・まりこ1954年、山梨県に生まれる。コピーライターとして活躍後、エッセイスト、作家に。第94回直木賞を受賞。著書『西郷どん!』は’18年NHKの大河ドラマに。※『anan』2020年3月11日号より。写真・天日恵美子スタイリスト・平澤雅佐恵ヘア&メイク・面下伸一(FACCIA)取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月04日anan読者200人超で作る「anan総研」の意識&行動リサーチ。今回のお題は「ananと私たち」です。「みんなのanan愛が炸裂!総研メンバーによる思い出トーク」を調査しました!Q.ananとの出合いは?中学生のとき、恋に悩んで背伸びして買ったのが最初です。(27歳・会社員)/高校の部活で、部室に置いてあったのを回し読みしたとき。(27歳・大学院生)/美容室で渡される雑誌が高い確率でananでした。(31歳・会社員)/友達から「ものすごく当たる占いがある」と占い特集を教えてもらったのがきっかけ。夏頃に出会いがあると書かれていて、本当にその夏に出会った人と結婚しました!(35歳・自営業)Q.ananといえば?読めば世のトレンドを追える。(29歳・会社員)/ライフスタイルを中心とした女性の興味が詰まった雑誌。(34歳・公務員)/デキる女子のバイブル。(35歳・専門職)/オールジャンルの情報が一冊に!(32歳・会社員)/毎週異なる雑誌のように、幅広いことを教えてくれる。(29歳・契約社員)Q.ananの特集テーマといえば?(複数回答)1位…セックス83%セックス特集の官能的なシーンのページにいつもドキドキしちゃいます。(33歳・会社員)2位…占い71%しいたけ.さんのカラー心理学、こんなに当たるの!?と思わず声が出て、みんなに教えまくりました。(29歳・会社員)3位…美脚・美尻/手みやげ…50%【美脚・美尻】白石麻衣さんの表紙、色気があるのに清潔感もあって憧れました。(31歳・会社員)【手みやげ】秘書の仕事をしていたとき、会社に持っていって何度も参考にしました。(29歳・会社員)5位…美乳46%田中みな実さんの表紙、忘れられません。(31歳・公務員)6位…開運/恋愛/ダイエット44%【開運】江原啓之さん表紙の号は、ご利益がありそうなので毎回買います。(33歳・自由業)【恋愛】紹介されているテクニックを使って、合コンでモテまくりました(笑)。(34歳・主婦)【ダイエット】読み応えがあるので、バックナンバーを探して買い集めたことがあります。(33歳・会社員)9位…カラダにいいもの大賞46%日常生活で取り入れたい情報が一冊にたくさん詰まっているので、買い物をするときの参考になります!(34歳・会社員)10位…モテコスメ/ねこ【モテコスメ】流行の商品はもちろん、旬なメイクのトレンドを押さえることができるので、重宝しています。(27歳・専門職)【ねこ】可愛いねこたちの付録シールが大好きで集めています。癒される~。(31歳・会社員)数ある特集のなかで、ananの代名詞といえば!?やはり最も印象に残っている特集テーマといえば「セックス」のよう。女性の性を赤裸々に特集するのは、もはやananの代名詞!?次いで「占い」も大人気。ほかに「美脚・美尻」「美乳」などカラダ磨き系も支持率高め。Q.anan総研に入ってよかったですか?YES…100%ananがこうやって作られるのか、としみじみ感じられるから。(27歳・会社員)/毎週雑誌を読んで、そのときの旬や流行を知る習慣ができた。(35歳・自由業)/anan総研のマラソン部がきっかけで、今も仲がいい友人ができて嬉しい。(34歳・専門職)/自分の感じたことを誌面やWebを通じて伝えられるのが楽しい。(28歳・会社員)/バイタリティに溢れる個性的な知り合いができて、刺激になります。(31歳・会社員)/総研の撮影があるから、美容をもっと頑張ろうと思えています!(23歳・学生)Q.anan総研の思い出を教えてください。IKEAの家具で部屋をリニューアルしてもらい、以来部屋が明るくなりました!(27歳・会社員/ポテトチップスを食べながらみんなで映画を観る企画、とても楽しかったです。(30歳・自営業)/ダイエット企画、初めてのチャレンジで結果を出せたのがすごくいい思い出です。(31歳・自営業)/クローゼットの収納改造企画。家に来てくれたライターさんと楽しく断捨離できました。「これいつ着たんだよ!いつ着るんだよ!」というコスプレ衣装が出てきて、みんなで大爆笑(笑)。(34歳・主婦)/サッカー日本代表とのコラボグッズ企画が印象的です。(31歳・会社員)/うま部で、競馬場の貴賓室に入れてもらうという貴重な経験をしたこと。(32歳・会社員)※『anan』2020年3月11日号より。写真・大嶋千尋角戸菜摘文・五十嵐 大モデル・anan総研No.301井上あんな(by anan編集部)
2020年03月04日今週は『anan』創刊50周年を記念して、誌名の由来でもあり、トレードマークとしてもお馴染みのパンダをフィーチャー。その愛らしいルックスに、心ときめくこと間違いなし!もの思いにふけるパンダが、玄関でお出迎え。フィンランド発の老舗のテキスタイルブランド『フィンレイソン』のふわモコマット。「AJATUS」(=思案する)というシリーズ名通り、何か考え込んでいるようなパンダがキュート。70×45cm¥4,800(フィンレイソン)パンダといえばこの人!トットちゃんのコンパクトミラー。本誌の名付け親の一人であり、大のパンダ好きとしても知られる黒柳徹子さん=トットちゃんのミラー。絵は黒柳さんの友人でイラストレーターの田村セツコさんが手がけている。6.7cm角¥1,800(TOTTO-CHAN SHOP)自立式で収納やダストボックスとしても。サスティナブルで遊び心のあるアイテムを数多く手がける、ベルリンのデザインユニット「kolor」によるペーパーバッグ。耐久性のある2層の紙で作られているため、形を整えれば自立させることも可能。W55×H84cm¥1,600(シボネ青山)デスクまわりに立てておくだけで気分ほっこり。ダイカットと呼ばれる型抜き技術で、パンダのシルエットを表現したメモパッド。用紙が減っても自立しやすいよう、起毛素材の表紙に小型のマグネットを装着。罫線入りで実用性も抜群。¥600(マルモ印刷)ころんとした毛糸のパンダモチーフに胸キュン!パンダのようなツートーンの色や素材を組み合わせた服や雑貨が揃う『my panda』から、柔らかなラムレザーのバブーシュがお目見え。パンダモチーフはすべて手作りで温もり溢れる表情に。¥4,800(my panda)※『anan』2020年3月11日号より。写真・多田 寛スタイリスト・池田沙織文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年03月04日3/4(水)発売のanan2191号「創刊50th記念特別号」の表紙にご登場いただいた、King & Princeのみなさんの撮影エピソードを紹介します。anan編集部King & Princeがアンアンパンダに変身!?凝縮された可愛さに、身悶え必至…!!anan50周年記念特別号の表紙、みなさんご覧になっていただけたでしょうか? 今回は、次代を担う人気絶頂のグループKing & Princeが、マスコットキャラクターである「パンダのアンアン」に大変身!! ふわもこのパンダの着ぐるみに身を包む彼らの超絶キュートな姿に、釘づけになること間違いなしです。じつはこのパンダの衣装、撮影の半年前から構想し始め、なんと彼らのサイズにぴったり合わせて製作した特注品なのです。よ〜く見ると、少しずつ顔も異なる一点モノ(笑)! それをメンバーにお伝えすると、「えっ! これ僕らのための特注なんですか!?」(永瀬さん)「僕、これが初パンダです!」(平野さん)「これまでサンタとか和服はあったけど、パンダっていいね」(神宮寺さん)「着心地最高です。毛並みがものすごくいいです!」(髙橋さん)「僕、持って帰りたいです」(岸さん)と大喜び。撮影中もみなさん自然と笑顔がこぼれ、キャッキャとはしゃいでいました。パンダの頭をかぶって「ポンッ」と勢いよく脱いだり、尻尾をカメラに向けてフリフリしたり、マッチョポーズでキメてみせたり、カンフーのような不思議なダンスを始めたり…各々の思う「パンダポーズ」に、メンバーも現場スタッフも笑いが止まりません。パンダの頭をゴロゴロと落っことして、「わぁ〜〜〜待って(汗)」と追いかける平野さん、トイレに行きたがる岸さんを走って追い掛け回すメンバー、編集部がお持ちした子パンダのぬいぐるみで遊ぶみなさん…ずっとワイワイと楽しい雰囲気で、50周年にふさわしいハッピー感溢れる撮影となりました。さらにこちらの記念特別号、パンダともう一つ、『ディオール』のスーツでバシッとキメたカットも掲載!「ディオールの服、めっちゃ気持ちいいです 大人! って感じです」と髙橋さん。全身ネイビー&黒でモードに攻めたKing & Princeは、パンダの可愛さとは一転、キラキラに輝く精悍な男たちに。また今回は、スーツを纏い、煌めく星の上を進んでいく彼らが表紙のスペシャルMOOK「50周年記念号スペシャルエディション」も同日発売!パンダ&スーツ、50周年だからこその、一度限りのスペシャルコラボをぜひお楽しみください!(S)
2020年03月03日anan創刊50周年を記念した表紙アーカイブ展が、3月2日~3月8日まで東京メトロ新宿駅 メトロプロムナードで開催中。表紙アーカイブ展のレポートや会場に設置された巨大パンダの制作秘話をお届けします。文・小田原みみanan創刊50周年を記念した表紙アーカイブ展が、3月2日~3月8日まで東京メトロ新宿駅 メトロプロムナードで開催中。初日に早速行ってきました!約80メートルの通路の壁に『anan』の創刊号から50周年記念の最新号2191号までの表紙が年代順にズラリと並び、そのど真ん中には巨大パンダが鎮座しています。また柱30本に創刊号の表紙や、最新号表紙の別カットが巻かれ、天井からもanan50周年の宣伝が吊り下げられて、周辺はanan一色です。新宿駅の地下道、東口方面から西口方面に向かってananの歴史が進んでいきます。東口で最初に目に飛び込んでくるのは『anan』創刊号の表紙。当時としては珍しい海外のモデルを起用したセンセーショナルな表紙は世間の注目を浴び、50年たった今でも「おしゃれ」「斬新」という印象です。この一冊から『anan』の歴史は始まりました。1970年代の『anan』の表紙は海外のモデルさんがメイン。当時『anan』は女性にとって旅や最新ファッションの教科書だったことがわかる表紙が多くを占めています。1980年代前半はキャッチコピー全盛期。「いけないことほどしたくなる」「いい女からかわいい女へ」等表紙に書かれている言葉は、今でも改めて読んでみたくなります。そして、1980年代後半~1990年代は、現在も第一線で活躍されている方が表紙に多く登場しはじめます。特集内容もそれまでのファッションやヘアスタイルに加え、インテリア、雑貨、カルチャーと、時代に合わせて多岐にわたるようになりました。また、現在も続く「セックス特集」や「占い特集」はこの頃誕生しています。「好きな男」や「誌上ヘアカット」など『anan』が先駆者的にスタートさせた特集も多くみられます。2000年代以降の表紙はまだ記憶に。表紙の目の前に立つと、その表紙を飾った人と目が合うような感覚になりドキッとすることも。今をときめく方たちの表紙に心奪われうっとりと眺めているといちばん西側は50周年記念特別号のKing & Princeの皆さんがパンダになった表紙です。老若男女問わず皆さんジッと見入ったり、お気に入りの表紙をスマホで撮ったりしていたのですが、「かっこいい!」「かわいい!」という声にくわえ、「懐かしい…」とつぶやいている方がいたのが印象的。50年間という雑誌の長い歴史があるからこそ、それぞれの時代を生きた自分と『anan』の歴史を重ね合わすことができるのだと感じました。今回表紙展の中央には、周辺を見守っているかのような高さ約2メートルの巨大パンダが座っています。この巨大パンダにこめられた想いや表紙展の制作秘話をマガジンハウス宣伝部の担当者に聞きました。―今回なぜこの巨大パンダを制作しようと思ったのですか?『anan』という雑誌の名前の由来は諸説あります。その中の一つに大のパンダ愛好家の黒柳徹子さんがロンドンで「アンアン」という名前のパンダを見て、帰国後にその話をしていたらたまたま新創刊される雑誌の話をしていて…というエピソードがあります。黒柳さんのこのお話がきっかけで、パンダが『anan』のキャラクターになり、イラストレーターの大橋歩さんが描いたパンダが創刊号から現在も表紙まわりに登場しています。このパンダは今日まで50年間雑誌を見守ってきました。ところが、最近は『anan』のキャラクターがパンダだということを知らない方も多いのではないかと思い、あらためてパンダは『anan』と深いつながりのあるキャラクターということを多くの方に知っていただきたく、インパクトのある巨大パンダを制作しました。―立体的な巨大パンダ、どうやって作られたんですか?制作会社の方にパンダのぬいぐるみを3Dスキャンしてもらって、様々な箇所にこだわりながら作ってもらいました。が、実はこのぬいぐるみづくりが大変でした。『anan』では創刊30周年の時に、大橋さんのイラストを基にしたパンダのぬいぐるみを作っているのですが、今回は50周年ということで新たに作り直しをすることになったんです。イラストのイメージを損なわず、立体的なので横から見たときのフォルムの再現に試行錯誤し、試作に試作を重ねたのですがなかなかうまくいかず(涙!)。試作6回目で、編集部の皆が納得するぬいぐるみが完成しました。大小200個、新聞広告や記念号の扉に、黒柳徹子さんとたくさんのパンダのぬいぐるみの写真がありますが、あれです。―巨大パンダ、どのような点にこだわっているんですか?いくつかあるんですが、まずはパンダの肌ざわり。生地サンプルをたくさん取り寄せてもらい、これだという肌ざわりの1枚に決めました。また、パンダの足にもこだわっています。実はあの足の中はFRPというレーシングカーでも使用されているような丈夫な素材が使われていて、大人が座っても大丈夫なようにできています。そして、いちばんのこだわりはパンダの目の位置! 身長160cm前後の人がパンダの前に立つとちょうどパンダと目が合うような高さになっているんですよ。―パンダと目が合うなんてめったにない機会ですね! またどこかでこのパンダと会えますか?新宿での展示は3月8日までなのですが、その後しばらくマガジンハウス本社に設置される予定です。残念ながら一般公開していないのですが。また、秋にもイベントを予定しているので、そこでも登場するかもしれません。楽しみにしていてください。―最後に、この50周年記念展示で一番の見どころは何ですか?インパクト大な巨大パンダはもちろんのこと、『anan』の50年という長い歴史をこの表紙展から感じてもらえたらと思います。―お話ありがとうございました。時代や流行は移り変わりましたが、『anan』は創刊から変わっていないことがあります。それは、すべての女性の好奇心と幸せに寄り添いってきたということ。これからも『anan』はその時代を生きる女性たちの味方でありたいと思っています。
2020年03月03日ゆずが3月4日、15thアルバム『YUZUTOWN』を発売する。1996年3月に活動をスタートし、今や国民的な音楽グループとなったゆず。昨年は日本史上初の弾き語りドームツアー「ゆず弾き語りドームツアー2019 ゆずのみ~拍手喝祭」を成功させ、台湾のグラミー賞と呼ばれる「第30回金曲奨」に日本代表として特別出演を果たした。『YUZUTOWN』は前作『BIG YELL』以来、約2年ぶりのアルバム作品。楽曲はCMやアニメ、ドラマの主題歌としてタイアップされた曲が多く、聴き馴染みのあるものが多いはずだ。令和になって初の作品である『SEIMEI』は松任谷正隆と蔦谷好位置による新アレンジが施され、さらに北川悠仁が嵐に楽曲提供した『夏疾風』のセルフカバーも収録。アートワークを担当したのはピクセルアート界のレジェンド・eBoy(イーボーイ)。渋谷の街並みや横浜中華街、みなとみらいなど、実在する街をモチーフに組み立てたという創造の街「YUZUTOWN」にも注目だ。■リリース情報『YUZUTOWN』/ゆず収録曲1.SEIMEI(日本生命CMタイアップソング)2.チャイナタウン3.~Pinky Town~4.花咲ク街(伊藤園 「お~いお茶」CMソング)5.GreenGreen(伊藤園「お~いお茶」CMソング)6.マボロシ(NHKドラマ10「昭和元禄落語心中」主題歌)7.~Yellow Town~8.イマサラ9.フラフラ10.夏疾風(YZ ver.)(「嵐」提供曲セルフカバー)11.~Green Town~12.マスカット(テレビ朝日系アニメ「クレヨンしんちゃん」主題歌」)13.まだまだ14. 公園通り(伊藤園「お~いお茶」CMソング)
2020年03月03日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第31回は「番外編」! 雑誌『anan』が誕生してから2020年で50周年を迎えるにあたり、「音楽通信」にご登場された森山直太朗さん、Chuning Candyさん、ゴスペラーズさん、曽我部恵一さん、家入レオさん、中島美嘉さん、中村一義さん、シーナ&ロケッツの鮎川誠さんからコメントを頂戴しましたので、一気に8組をご紹介します!アーティスト8組の『anan』のイメージは?【音楽通信】vol.31 「番外編-50周年へのコメント」雑誌『anan』は、1970年3月3日に創刊してから、今年2020年で50周年を迎えます。そこで「音楽通信」にご登場いただいた一部のアーティストのみなさんに、50周年を迎えた『anan』に対しての貴重なコメントを頂戴しましたので、ここで一気に8組をご紹介します。※「音楽通信」掲載日の順番でご紹介しています。森山直太朗「若い女の子の本音が載っている雑誌」もう50年になるんですね。雑誌の『anan』といえば、“若い女の子の本音が載っている雑誌”というイメージです。雑誌創刊当時の70年代の若さと、現在の若さとは、時代とともに捉え方が違ってきていることもあると思いますが、時代ごとに独創的な発想を提案しているのが『anan』。女の子同士のいろいろな会話を雑誌というかたちで、ちょっとおしゃれに、本音で、発しているのではないでしょうか。Chuning Candy「すぐ手にとって見ちゃう雑誌」写真左から琴音、ソフィー、LILI、ゆうり、愛子。愛子『anan』の表紙がいつも楽しみです。ソフィー私たちからすると、ちょっと大人の雑誌という印象もありますね。琴音いろいろな話題が紹介されている雑誌だと思います。愛子『anan』さんを本屋やコンビニエンスストアで発見すると、ほかの雑誌とは違う雰囲気で、すぐ手に取って見ちゃいます!琴音、ソフィー、LILI、ゆうり、愛子50周年! おめでとうございます〜!ゴスペラーズ「インパクトと振り幅のある雑誌」写真左から、村上てつや、黒沢 薫。黒沢『anan』は大学時代によく読んでいて、憧れの雑誌だったんですよ。いつか『anan』に歌の記事で出ることができたら最高だと思っていました。だから、2000年だったかな。初めて出させていただいたときはうれしかったですね。村上僕たちが出させていただいたときはhydeさんが表紙の『anan』で、その号にちょこっとだけ載せてもらったんですが、うれしかったですよ(笑)。『anan』の“好きなミュージシャン特集”に出るのが夢だったから。黒沢男性にとっても憧れがある雑誌ですし、これからもそうあってほしいですね。女性にとっては、地に足のついた特集もすれば、キラキラした特集もしていて、とても振り幅の大きい雑誌だと思うので、これからもそのままで進んでいってくれると楽しいです。村上『anan』は世間にインパクトを残してきた雑誌だと思うんですよ。いまでも取ってありますが、1990年ごろに篠山紀信さんが素人女性のヌードを撮った号があって(※1)、とても衝撃的でした。※1. 1992年10月2日特大号で篠山紀信さんが撮影する企画に全国から応募が殺到し、選考の末、読者代表として19人の女性が登場。きっと宮沢りえさんの『サンタフェ』(※2)からきた流れですね。普通の本屋に並ぶ雑誌に、“24歳OLさん”などの一般人の女性のヌードが載っていて、当時20歳ぐらいの僕は衝撃を受けました。※2. 1991年に篠山紀信さんが出版したヌード写真集。その後も、めっちゃ保守的な回と、けっこう攻めている回があって面白い(笑)。人間もそうですが、どちらもあってそのコントラストがある人ほど面白いので、そのスタンスをずっと『anan』は続けていらっしゃるから、ドキドキします。黒沢振り幅があるのが魅力ですね。曽我部恵一「僕らの世代にとって特別な雑誌」50年はすごいですね。僕らの世代は、ぎりぎり男も『anan』を読むような世界観があったんですよ。「Olive」(1982年創刊、2003年8月号休刊マガジンハウス)などもそうですが、90年代のマガジンハウスの雑誌には、女性だけではなく男性も読む雰囲気がありました。その前は“もっとリベラルな新しいもの”というイメージです。以前は、マガジンハウスではなく平凡出版でしたよね(※3)。マガジンハウスの近くに、音響ハウスというスタジオがあって、僕はときどき録音をしていたので、「ここがあの平凡出版か」と思いながら眺めていました。僕らの世代にとって『anan』は特別な雑誌ですね。※3. 1945年に合資会社凡人社として設立、1954年から平凡出版株式会社、1983年に株式会社マガジンハウスと社名変更。家入レオ「いろいろなテーマを真正面から主張する雑誌」『anan』50周年、おめでとうございます。『anan』はその時代ごとに、女性にまつわる情報や話題にスポットを当てて作られていて、照れたり恥ずかしがったりするテーマでも真正面から主張している雑誌だと思います。みんなが持っている気持ちを代弁してくれている『anan』の姿勢はすてきですね。中島美嘉「常に読者を楽しませてくれる雑誌」『anan』は、昔から、きれいなお姉さんがたくさん出ている雑誌というイメージが強かったですね。私自身、『anan』の占い企画で鏡リュウジさんと対談させていただいたり、恋愛企画やファッションだったり、音楽記事以外でもいろいろな特集に出させていただいています。常に読者を楽しませてくれる雑誌だと思います。中村一義「みんなが手に取りやすいおしゃれな雑誌」50周年、すごいですね。『anan』は、みんなが手に取りやすい、すごくおしゃれな雑誌だと思います。大衆的なんですが、なんかちょっと違うという存在。僕もそういう存在を目指しています。妻も昔から『anan』を読んでいますよ。シーナ&ロケッツ 鮎川誠「等身大のスーパーファッション雑誌」『anan』50周年、おめでとうございます!僕のギターのレスポールも50年やけ、同い年やね。『anan』は、以前やっていたバンドのサンハウス時代に作った「もうがまんできない」という曲の歌詞に出てくるんです。男女が別れる曲なんやけど。その歌詞の中に出てくる知ったかぶりをする女の子がする話は“全部『anan』に載っていたことをネタにしていると俺はお見通しだ”っていうような歌です。この曲を作ったのは1972年ぐらいだから、雑誌『anan』が一番という時代。とてもバランスがよいし、品がよいし、みんなが興味を持つテーマを扱っている。女性が興味を持つものは男性も好きだからね。旅行やらグルメやらファッションも、すべて『anan』はリードしてきた、等身大のスーパーファッション雑誌。だから『anan』は見とかないかんのです。取材後記雑誌『anan』が創刊してから今年で50周年。「音楽通信」でコメントを頂戴した森山直太朗さん、Chuning Candyさん、ゴスペラーズさん、曽我部恵一さん、家入レオさん、中島美嘉さん、中村一義さん、シーナ&ロケッツの鮎川誠さん、ご協力いただきましてありがとうございました!1年限定の50周年スペシャルサイトもオープンしておりますので、ぜひご覧ください。雑誌『anan』そしてこちら『ananweb』ともに、今後ともよろしくお願いいたします!Information森山直太朗初のアニメ主題歌「ありがとうはこっちの言葉(TV version)」配信中。3月30日から始まるNHK連続テレビ小説『エール』に出演。撮影・大内香織、ヘアメイク・北島圭二、スタイリスト・上野真紀Chuning Candyニューシングル「STAND UP!!/アイのうた」発売中。4月26日、ワンマンライブ「Chuning Candy 2nd Anniversary LIVE!」を代官山UNITで開催。写真・角戸菜摘ゴスペラーズシングルコレクション『G25 -Beautiful Harmony-』発売中。4月11日から全都道府県ツアー「ゴスペラーズ坂ツアー2019〜2020 “G25”」開催。写真・大内香織曽我部恵一自主レーベルの音源のみで構成されたソロベスト盤が発売中。今春、サニーデイ・サービスのニューアルバムをリリース。4年ぶりとなる全国ツアーも5月よりスタート。写真・大内香織家入レオ月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系毎週月曜午後9時)の主題歌であるニューシングル「未完成」発売中。写真・大内香織中島美嘉ニューシングルMarie starring MIKA NAKASHIMA「イノサンRouge」発売中。写真・大嶋千尋中村一義ニューアルバム『十』発売中。3月1日から全国ツアー「中村一義 “十” acoustic Live tour 2020」、さらに5月10日からはバンド編成による「中村一義 “十” Band Live tour 2020」を開催。撮影:角戸菜摘シーナ&ロケッツアルバム『LIVE FOR TODAY ! -SHEENA LAST RECORDING & UNISSUED TRACKS-』、完全受注生産限定盤BOX『LOVE BOX -42nd Anniversary Kollection--』発売中。撮影:大内香織
2020年03月02日アイドルグループ・King & Princeが、3月4日に発売される女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)創刊50周年記念特別号となる2191号の表紙に、パンダ姿で登場する。今年3月で創刊50周年を迎える同誌の記念号の表紙で、King & Princeの5人が、『anan』のキャラクターである“アンアンパンダ”に。この着ぐるみパンダは、メンバーのサイズにあわせて半年かけて特注したもの。着心地抜群だったようで、メンバーは着替えるやいなや、着ぐるみの頭部をかぶったり、本物のパンダのようにゴロゴロしたり、スタジオがまさにパンダの部屋となった。撮影終了後、岸優太は「持って帰りたい!」と名残惜しそうに。ピッタリサイズでそれぞれに似合ったパンダ姿は、50周年記念号だからこその一度限りのスペシャルコラボ。悶絶の“かっこかわいい”の大渋滞、その姿は全12ページのスペシャルグラビアで楽しめる。■King & Princeコメント平野紫耀「ananに出させていただくと、毎回反響が大きく、たくさんの方に見ていただけてとても嬉しいです。さらに50周年号に表紙をやらせて頂けるなんて、本当に皆様に感謝です」永瀬廉「50周年おめでとうございます。節目の表紙にKing & Princeを選んでいただいてありがとうございます。100周年も! の気持ちでがんばります」高橋海人「50周年の大事なタイミングで出させていただいて、いま、アイドルとして活動していてよかったです」岸優太「いつもかっこよく撮ってくださる。撮影された僕らを、世界中の人に見てもらいたいです」神宮寺勇太「アンアンの撮影は、毎回身が引き締まります。小さい子たちが憧れるような、今の自分を残していけたらうれしいです」なお、King & Princeのクールなスーツ姿が表紙の「50周年記念号スペシャルエディション」も、本誌と同じく3月4日に発売。豪華特殊加工のカバーとなっている。特集内容は本誌と同じ。発売日は地域によって異なる。anan No.2191(2020年3月4日発売) (C)マガジンハウス
2020年02月29日iriの4thアルバム『Sparkle(スパークル)』が、2020年3月25日(水)にリリースされる。iri、4thアルバム『Sparkle』ソニーCM起用曲など全10曲でヒップホップ的な歌詞とソウルフルかつグルービーな歌声でジャンルレスな音楽を展開する女性アーティスト、iri。2016年のデビュー以来、ナイキ(NIKE)のキャンペーンソングへの抜擢、クロエ(Chloé)やヴァレンティノ(VALENTINO)のパーティーでパフォーマンスを披露するなど、多方面から注目を集め続けている。そんなiriの4thアルバム『Sparkle』は、ソニー(SONY)のワイヤレスヘッドホンCMソングに起用されたアルバムタイトルと同名の楽曲「Spakle」をはじめ、セイコー ルキア(SEIKO LUKIA) のCMソング「24-25」、Abema TVの恋愛リアリティショー主題歌「SUMMER END」など全10曲で構成。また、初回限定盤CDには2019年に実施したツアーの東京公演の映像と、「24-25」「Sparkle」「Wonderland」のミュージックビデオを収録したDVDが付属する。リード曲「Sparkle」のミュージックビデオが先行公開また、アルバムの発売に先駆けてリード曲「Sparkle」のミュージックビデオが先行公開。ひと足先にアルバムの世界観を感じることが可能だ。なお、本ミュージックビデオは、iriのデビューアルバム『Groove it』のジャケットを撮影した写真家・映像監督の小林光大がディレクターを務めた。【詳細】Sparkleリリース日:2020年3月25日(水)価格:初回限定盤(CD+DVD) 3,800円+税、通常盤(CD) 3,000円+税<収録曲>1.Clear color2.Runaway3.Sparkle(ソニー ワイヤレスヘッドホン CMソング)4.Coaster5.miracle6.Freaking7.24-25(セイコー ルキア 25th Anniversary広告「あなたの好きを、もっと。1995-2020」篇CMソング)8.SUMMER END(Abema TV「恋愛ドラマな恋がしたい ~Kiss to survive~」主題歌)9.COME BACK TO MY CITY10.Best life
2020年02月22日日向坂46が2月19日、4thシングル『ソンナコトナイヨ』をリリースする。日向坂46は2015年に「けやき坂46」名義で結成。2019年に改名し、昨年3月にデビューシングル『キュン』をリリースした。その後も2ndシングル『ドレミソラシド』、3rdシングル『こんなに好きになっちゃっていいの?』と発表している。先日はドラマ『DASADA』とコラボした「日向坂46×DASADA LIVE&FASHION SHOW」を横浜アリーナで行い、成功を収めたことも話題になった。『ソンナコトナイヨ』は、グループにとって約4カ月ぶりのシングル作品。前髪を切りすぎて落ち込んでいる女の子に「ソンナコトナイヨ」と伝えるポジティブチューンだ。明るいAメロからBメロを挟み、サビでマイナーなメロディに変化する曲調も聴きどころ。ミュージックビデオはメンバーの爽やかさ、可愛らしさに加え、個々の魅力が演出されている。撮影は原宿を中心とした都会の中心部、そして横浜のビル群が見える山下埠頭で行われた。前髪を切る仕草の「チョキチョキダンス」をはじめとする、激しい振付けにも注目してほしい。■リリース情報日向坂46 『ソンナコトナイヨ』発売日:2月19日収録曲:ソンナコトナイヨ(全TYPE収録曲)青春の馬」(全TYPE収録曲)窓を開けなくても(TYPE-B収録曲)ナゼー(TYPE-C収録曲)好きということは・・・(TYPE-A収録曲)君のため何ができるだろう(通常盤収録曲)
2020年02月18日「『anan』創刊50周年記念展」が、京都の美術館「えき」KYOTOにて2020年3月7日(土)から3月27日(金)まで開催。当初の会期は4月5日(日)までを予定していたが、臨時休館に伴い会期を変更。雑誌『anan』50周年記念の展覧会「『anan』創刊50周年記念展」では、雑誌『anan』の50周年の歴史を辿るとともに、現在もなお、新たな読者の心をとらえる『anan』の魅力を紹介。特に、創刊から約10年の草創期に『anan』で活躍した様々な分野のクリエイターたちに焦点を当て、『anan』の歩みを紐解いていく。美術館エントランスには、創刊号から最新号までの歴代表紙が登場する。ファッション誌に革新をもたらした『anan』『anan』は、4号のみ実験的に発刊された『平凡パンチ・女性版』を原型とし、1970年3月にフランスの女性ファッション雑誌『ELLE』と提携。型紙のついた実用服飾誌が“ファッション雑誌”だった当時、まったく新しい形のファッション誌『anan ELLE JAPON』として誕生した。『anan』は、「布をみにまとうことだけがおしゃれではありません。リズムをとること、踊ること、話すこと、どんなものをどんな風に食べるかということ、住むこと、旅すること、みんなファッションです。」と、創刊第7号巻頭ページで“真のファッション”とは何かを高らかに宣言。表紙に起用するモデルや、当時難しかった海外ロケ、様々な分野の若いクリエイターが結集した誌面作りなどは、若者のカルチャーやその後のクリエイティブ界に影響を与えた。タイトルのデザインは、『anan』初期の全面的なアートディレクションを担当した堀内誠一が担当。象徴的なパンダのロゴは大橋歩のイラストだ。創刊号の表紙撮影は、立木義浩が手がけた。さらに、日本にとって遠い地であった海外の様子を紹介する記事や、澁澤龍彦、三島由紀夫などの文化人の寄稿などにより、画期的な雑誌であることを印象付けた。原由美子など日本で初めて“スタイリスト”を確立また、デザイナー、モデル、カメラマン、イラストレーターらの名前を積極的に誌面でフィーチャーし、それまでにはなかった“スタイリスト”といった職業を生み出すなど、『anan』は日本で初めてクリエーターたちに市民権を与える場としても発展を見せた。会場では、『anan』から活動の場を広げていった飯野和好、スズキ・コージらのイラスト原画や、『anan』創刊から参加し、日本で初めて“スタイリスト”という職業を確立した原由美子セレクトのファッション・ページもプロジェクションで投影し紹介する。【詳細】『anan』創刊50周年記念展生きて、愛して、歌って。創刊から‘70 年代の『anan』をプレイバック開催期間:2020年3月7日(土)~3月27日(金)※当初は4月5日(日)まで開催予定だったが、3月28日(土)~の臨時休館に伴い会期変更。開催時間:10:00~20:00 ※3月7日(土)~15日(日)の開催時間:10:00~19:00※但し、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合あり。場所:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町入館料:中学生以上 500円(税込)※前売価格での販売はなし。※「障害者手帳」を提示の本人と同伴1名は300円(税込)。※エントランスの歴代表紙の展示では、展示されない表紙もあり。※当初予定していたトークイベントなどの開催は中止。■チケット払い戻し※購入済の有料入館券は、払い戻し対応を実施。※本展覧会に限りローソンチケット、ぴあのチケットでも美術館「えき」KYOTOチケット窓口にて払戻しを実施。尚、美術館チケット窓口での払戻しは百貨店営業日に準じる。※払い戻し詳細は、美術館「えき」KYOTOの公式ウェブサイトに記載。【問い合わせ先】TEL:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
2020年02月15日オルタナティブ・ロックと叙情的な世界を両立させる唯一無二のバンド、シュリスペイロフが8thアルバム『遊園地は遠い』を2月5日(水)にリリースする。フロントマンの宮本英一(vo、g)に話を訊いた。【チケット情報はこちら】前作『聞えた』から、宮本、野口寛喜(b)、ブチョー(ds)に加えて、渋谷悠希(g)を正式メンバーに迎え4人編成となった彼ら。これまで1年くらいのペースで作品を発表してきたが、本作は2年半ぶり。その理由を尋ねると「月に1回ライブがあって、“練習をしてライブをやって”というルーティンが続いて、いつのまにかライブだけやるバンドになってることにつまんなくなっちゃって。新曲をひねり出してセッションしたら楽しくて、メンバーも楽しそうで。“新しいものをみせていく”、それがないとお客さんもメンバーもつまらないんだなということがわかった」。アルバム・タイトルに込めた思いを訊くと「“遊園地”って希望とか、自分が辿り着きたい場所とかそういう意味で、辿り着いていない人たちの歌を歌っているなっていう感じがしたんです」これまでも緻密で混沌としたディープなオルタナティブ・サウンドと、心に染みる切ない音世界を巧みに描いてきた彼らだが、その濃度を深め、研ぎ澄まされた10曲が収められている。「曲を作る上で、自分やバンドを変化させたいということではなくて、“自分らしくあろう”みたいなことをずっと思ってて、そこに向かっているというか」。オープニングを飾る『つまんないね』、ギターの絡みが秀逸な『ハミングバードちゃん』など前半はオルタナ全開、一転して6曲目の『絵と空の事』ではセンチメンタルな情感にグッと心を掴まれる。常に思い浮かぶ言葉をメモして、それを辞書みたいに開いて曲に当てはめるという作り方をしているという宮本。“天国”、“地獄”、“絶望”、“幸福”など、多様される言葉も曲によって全く違う意味を持つ歌詞が、彼ならではの余韻を放っている。アルバム最後に収められた『Daydream old dog』では、プロデューサー 山中さわお(the pillows)のアイデアで、彼らには珍しくアドリブらしいギター・バトルが展開され、プリプロの音源が採用されたという。本作を携えて、3月からは過去最大規模のツアーも決定した。「新曲を昨年末のライブでも演って、演奏力とか“前とはちょっと違うぞ”っていうところも見せたいし、これまでのアルバムでライブでは演ってない曲も結構あるので、古い曲もうまく混ぜてやりたいなと思っています」とのこと。3月は山中さわお率いるCasablancaとの対バン、4月はワンマンで廻るツアーも必見だ。取材:文/浅野保志(ぴあ)
2020年02月04日アイドルグループ・Sexy Zoneが、29日発売の女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)2186号の表紙を飾る。昨年11月にグループ結成8周年を迎えたSexy Zone。表情もより大人っぽく変化し、グループのチーム力もパワーアップした彼らが、2月5日の最新アルバム『POP × STEP!?』リリースを前に表紙に登場する。今号はダイエット特集ということで、メンバーそれぞれが自分の体質に向き合いながら常にボディを整えているSexy Zoneが、麗しくシャープなボディラインやパーツで魅せる。グラビアは、グレーやベージュ、ライトブルーなどの柔らかな色合いのスタイリングに身を包み、艶っぽいライティングでモードに撮影。美しく際立つ、うるっとした瞳、光を放つ肌、浮き上がる男らしい骨格は必見だ。モニターを確認しながら、「もっと髪濡らしてもいいかもね」「もっとこの辺の肌、出しますか?」「しゃがんでみてもいいかも」と、メンバー自ら積極的にポージング提案。佐藤勝利の筋が浮かぶ腕のライン、中島健人の胸筋の凹凸、菊池風磨の隆起した背筋、マリウス葉の彫刻のような鎖骨……と個々のボディパーツの魅力が炸裂し、セクシーさがあふれている。グラビアではモードなポートレートに加え、愛らしさ&カッコよさ満点の2ショットも。佐藤&マリウスの年下チームは、ストレッチし合ったり、おんぶしてみたり、陽だまりの中で眠ったり……、ずーっとどこか触れ合いながらじゃれ合う様子がキュートなカットに。また、“シンメ”としても人気の中島&菊池の年上チームは、「合宿所での朝」を思わせるようなストーリーを展開。上半身裸でキッチンに現れ、オレンジやプチトマトをつまんだり、着替えたり…女子をドキドキさせる雄々しいカラダと、自然体の2人のやりとりが楽しめる。ソロインタビューでは、「カラダとの向き合い方」に加え、「2020 年のグループとしての理想像」や「最新アルバムの魅力」について語っている。
2020年01月20日11/6(水)発売のanan2175号「絆のかたち。」特集の表紙に登場した、今市隆二さんの撮影エピソードを紹介します。コメント動画もあります!anan編集部今市さんが読んでいる手紙の中身は…。今回の表紙は、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの今市隆二さん。この号は「絆」特集ということで、絆を感じ、思いがあふれ出す瞬間を写真におさめたく、ストーリー性のあるグラビアに挑みました。設定は、おおよそ次の通り。朝起きて、まだぼんやりしている今市さん。ソファに横たわるなどしてくつろぐ眼鏡をかけて本を読む今市さん。そろそろ出かける準備でもしようかなあ。そんなとき、無造作に置かれている手紙に気づく。おや、これはなんだ?手紙を開いて読み始める今市さん。次第に真剣に読む今市さん。1枚目を読み終わり、2枚目を読み、そして熱い思いが胸に迫ってくる…、という流れ。その想定に沿って、家具や小道具など、必要なものを、インテリアのスタイリストさんに事前に用意してもらいます。展開のキモである、手紙。こちらももちろん、スタイリストのNさんにご用意いただいたわけなのですが、当日、テスト撮影中にカメラマンが気づきました。「白紙だとバレる!!」。そこで撮影直前になって、何でもいいから中身書いて、とNさんに無茶ぶりする私。「任せてください!」と力強く頷いた彼女は、しばらくすると、英文をぎっしり書いた便せん2枚を持ってきました。そして撮影がスタート!冒頭から撮り始めて、いよいよ手紙の場面に。横たわる今市さんを、遠くから撮る美しいシーン。読んでいる姿を淡々と撮影していると、今市さんが突然、「あ、これ!」と言って、嬉しそうに曲の名前をつぶやきました。そうなのです、当然ながら、英語の手紙を即興で書き下ろすというほどネイティブではなかったNさんは、今市さんが好きと思われる曲を調べて、その英語の歌詞を書き写したのでした!(賢い!)そんなこんなで、みんなの力を結集したグラビアは、今市さんの魅力をあますところなく写し取った素晴らしい出来栄え。ぜひ本誌にて、じっくりご覧ください。ちなみに、手紙に写した曲は、ブライアン・マックナイト「Back At One」でした!(S)今市さんご本人による告知動画です。撮影中の様子もちょっぴりお見せします!
2019年11月05日