ビューティ情報『海に廃棄されたプラスチックごみ、第5位に!? “生理用品”から考える環境問題』

2022年8月28日 21:00

海に廃棄されたプラスチックごみ、第5位に!? “生理用品”から考える環境問題

また、一般的にはあまり知られていないのが海洋ごみの問題。

「海に廃棄されたプラスチックごみの第5位が生理用品で、よく議題に上るレジ袋は全体のわずか0.3%にすぎないのです。ただ、レジ袋の有料化は“自分たちの行動を変えねば”という気づきを得た点で意味があったといえます。誰もが行動を変えられるレジ袋をきっかけに、生理用品を含む身近な問題において何ができるのかを考えることが重要です」

では、具体的には環境のためにどんな行動が可能なのだろうか。

「消費者の方のアクションとしては、ごみが出ない吸水ショーツなどの使用が挙げられます。これは環境活動の4R、“REDUCE(減らす)・REUSE(再利用する)・RECYCLE(再生利用する)・REPLACE(置き換える)”の置き換えるにあたりますが、本来は減らすことに取り組むのが理想的。ただ、生理現象なので使用量を減らすことはできないし、再利用も衛生上望ましくない。なので、今後は再生利用が鍵に。
そこに関しては生理用品を作っている企業側の話になるのですが、衛生用品の中でも紙おむつはすでにユニ・チャームがリサイクルの実証実験を始めています。また、環境負荷の低い天然素材を使用したナプキンも一部で生産されているものの、使用感などの問題で浸透しづらい部分も。

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