2022年8月28日 21:00
海に廃棄されたプラスチックごみ、第5位に!? “生理用品”から考える環境問題
便利さを損なわずにより環境に優しい製品を生み出していくことも、リサイクルと同様に企業側の課題といえます」
そういった取り組みに前向きな企業の製品を購入するのも消費者ができるアクションのひとつだが、一方で大きな問題があるという。
「2019年に開かれたG20大阪サミットで海洋プラスチックごみの削減に関する宣言がありましたが、実は生理用品から生まれるプラスチックごみについては報道されませんでした。宗教上の問題などが理由だと思うのですが、生理について議論しづらい文化があるという点こそが根本的かつ最大の課題。ごみや環境は人類共通の問題なので、女性だけの話にせずに議論することが望まれます」
玉木 巧さん株式会社Drop・SDGsコンサルタント。企業のサステナビリティ推進を支援。“SDGs経営”をテーマにした講演会はのべ40万人が参加。YouTube「SDGs media」で情報発信も。
身近な生理用品から、何ができる?私たちが今、知っておきたいこと。
生理は生活と切り離せないからこそ、環境に優しい選択ができるのが理想的。普段から吸水ショーツを愛用中という井上咲楽さんと、フェムテック企業・fermata(フェルマータ)