2022年11月20日 19:30
頭痛、倦怠感…その不調、“気象”のせいかも? 予防&改善方法を専門家が伝授
なんとなく調子が悪い…という人の中でも天気の変化によって症状が現れる人は、「気象病」に注目を。気象病は、近年、広く知られるようになり、その呼び名を聞いたことがある人も多いのでは?どんな気象条件で、どういう症状が現れるのか。また、改善方法など、気になるあれこれを専門家に聞きました。
気圧の低下など急激な気象の変化が体の負担に。
そもそも気象病は何かというと、「気象の変化によって引き起こされる心身の不調のこと」と気象病・天気病外来での診療も行っている内科医の久手堅司先生。とくに「気圧」「気温」「湿度」の3つの気象条件が大きく関わるという。
「なかでも気圧の変化が顕著で、例えば雨が降る前日に気圧が急激に下がるなど、その差が大きいと不調の原因になります。気温に関しても“差”がポイントに。
そのため季節の変わり目や、台風の時期に症状が現れやすいのです」
こうした気象の変化により、どんな不調が現れるのだろう。
「一番多いのは頭痛です。あとは倦怠感、首肩の凝り、めまいなど。気象病は女性に多く、貧血や低血圧ぎみの人が多いことや、女性特有のホルモンの変動などが影響していると考えられます」
これらの症状が単独で現れる人もいれば、複合的な人もいるそう。