卵子の残りの数を調べる検査も。後悔しないために知っておきたい“プレコンセプションケア”
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、いつかのためのプレコンセプションケア。妊娠前の健康管理を意味する“プレコンセプションケア”。すぐに子供を望んでいなくても、後悔しないために知っておきたいことを伺いました。
いつかのためのプレコンセプションケア。
プレコンセプションケアとは、将来の妊娠・出産に備え体と向き合うことを指す言葉。予防医療の専門家で、女性の健康に関する研究も行う細川モモさんに“いつか”に向け、できることを伺った。
「排卵は女性ホルモンの影響を受け、女性ホルモンの分泌は体重や体脂肪率に左右されます。
ですから、適正な体重や体脂肪率をキープすることが大事。またビタミンDも生殖に影響を与えます。ビタミンDは太陽光線を浴びることで生成されるので、適度な日光浴も必要。ダイエットや美白などの、美容と引き換えに失うものがあることも忘れないでほしいです」
さらに、プレコンセプションケアの一つとして覚えておきたいのがAMH(アンチミューラリアンホルモン)検査。これは、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンの数値を測り、残りの卵子の数を把握するための検査。’12年、細川さんは「卵巣年齢共同研究プロジェクト」