酷暑でカラダが弱ってる! 今冬を乗り切る“5大対策”を医師が伝授
日中は骨盤を含むお腹まわりを温めることを意識しましょう。お腹には消化管や子宮があり血管が多く集まっているので、腸にもフェムケアにも、また自律神経のバランス調整にも重要な部位です。何より一番は良質な睡眠、無理のない運動、笑いのある朗らかな生活も大切。副交感神経優位を意識することで、カラダのベースを底上げしましょう」(岩本さん)
3、“衣服気候”で、安定した体温を支える
「気象の世界には、衣服気候という概念があります。これは、外の温度・湿度に合わせた衣服を着用することで、重ね着した衣服とカラダの間に新たな気候を作ること。特に快適な衣服気候とは、気温32±1°C、湿度50±10%といわれています。外は寒くても、カラダの周りに適温の暖かい気候ができていれば、人間の恒常性は保たれますし、寒暖差疲労も緩和できますよ」(小林さん)
薄手かつ保温に優れたインナーやトップス、レギンス、靴下、腹巻きなど、進化を続けるあったかアイテムを上手に組み合わせれば、激しい気温差も怖くない。
「衣服による保温、放熱は人類の知恵。
冷え込んで室内外の温度差が大きくなる時には、着脱しやすい衣類でこまめに体温調節を」(岩本さん)