酷暑でカラダが弱ってる! 今冬を乗り切る“5大対策”を医師が伝授
4、食事で熱を得る、作る
「カラダの中を冷やさないことも重要です。腸内の酵素が活発に働くのは38~40°C。温かい鍋や温野菜を食べたり、生姜や唐辛子、ニンニク、ニラ、カボチャ、鮭などのカラダを温める食材を取り入れたりと、毎日の食生活でも温活を意識しましょう。中医学的には、冷えた飲み物は厳禁。年末の飲み会は冷たいビールより、ホットワインや熱燗を少し嗜むくらいがベター」(岩本さん)
内臓を温める以外に、食事をすること自体にも重要性がある。
「体温を適温に保つためには食事に誘発され産生される熱も必要。例えば朝食を抜くと代謝が悪くなり、体温が上がりにくくなります。
バランスのいい食事を三食、規則正しく食べることで熱を安定的に作り、保つカラダを維持できます」(小林さん)
5、湿度を上げて、ウイルスにスキを見せない
気温だけでなく、湿度の低下も抵抗力低めのカラダには大敵。
「乾燥した空気はウイルスをより遠くまで運ぶので、飛沫感染のリスクが大きくなります。湿度は感染拡大の大きな要因になりますから、インフルエンザに対する抵抗力が低い今冬は特に気をつけてほしいですね」(小林さん)
「湿度の低下は皮膚の乾燥、バリア機能の低下を引き起こし、外部からの刺激やアレルゲンの侵入を容易にする恐れが。