【知っておきたいフェムケア基礎知識】生理のトラブルシューティングQ&A
「日中でも夜用のナプキンを使っている人、ナプキンやタンポンが1時間もたない人は量が多いといえます。量が多くて困っている方は、低用量ピルでコントロールすることもできます」
低用量ピルは、生理痛を軽減するのにも有効。
「生理痛がひどい人は、生理痛がない人と比べ、将来、子宮内膜症にかかる可能性が1.3倍といわれています。予防的な意味でも低用量ピルを選択肢として考えてみてもいいかもしれません。そして、大前提として“生理の大変さはコントロールできる”ということを痛みなどに悩む女性には知っていただきたいです。特にまだ妊娠・出産を考えていない方や、もう子どもを望まないという方で、生理がしんどければ生真面目に付き合わずコントロールする方法を考えてみるのもいいのでは」
子宮の構造
【子宮】
受精卵が着床すると胎児を育むベッドの役割を果たす。成人の子宮は鶏卵ほどのサイズで骨盤に守られている。【卵管】
卵巣と子宮を繋ぐ約10~12cmの管で、受精は卵管内で起こる。
また、卵子を子宮に運ぶ働きも担う。
【子宮内膜】
エストロゲンによって厚みを増し、受精卵の着床に備える。着床しない場合はがれ落ちる。