2016年8月4日 12:30
芸能人の整形疑惑ってホント? 医師が語る「美容整形」と「成長」の境界線
また、二重テープなどのクセで二重になる人もまれにいます。
■鼻
鼻は概して成長で変化しづらい部分です。まず高さが変わるような変化は、鼻にプロテーゼを入れているか、プチ整形としてヒアルロン酸注射をしていることが考えられます。
また、小鼻が小さくなったという人も自然な変化とは考えにくいでしょう。加齢とともに骨格は痩せて平たんになります。そうすると脂肪も減るので、頬から引っ張られて小鼻はやや広がることが多いです。
■エラ
「小顔」に関しては、体重の増減によっても輪郭の見え方は変わるので一概には言えません。ただ、ベース型の輪郭などでエラの角がなくなっている人は、エラを削る手術をしている可能性があります。
一方で外への張り出しがなくなる人は、必ずしも整形を受けたとは言い切れません。一般的に加齢とともに筋肉は萎縮しますし、食べ物を噛むときに使う筋肉(咬筋)は、エラのボトックス注射以外にも歯ぎしりや噛み合わせによって変化し得ます。
■額(おでこ)
もともと額にしわが寄らない人もいますが、ツルツルしすぎていてしわがなく、額が動かないような場合は、ボトックス注射を打っているサインかもしれません。ボトックス注射のやりすぎは、美容整形外科医が見ればすぐにわかります。