年末年始に女性ホルモンを乱れさせないための4カ条を専門医が解説
「一般的に女性ホルモンの乱れということでは『月経困難症』や『イライラ』、さらには『眠気』『だるさ』といったような典型的な不定愁訴のような症状を訴えてくる方が多いです」と浜中医師は話す。
さらにむくみや旺盛な食欲(特に甘いものへの食欲)、普段から片頭痛や緊張型頭痛に悩まされている女性では、頭痛も出やすくなるという。特に片頭痛はエストロゲンとの関連性が研究で明らかにされており、閉経になると頭痛持ちの人が減るとのこと。
○基本は一定期間後に乱れが戻るが……
いったん女性ホルモンのバランスが乱れると、その乱れを通常時にまでリカバリーするために要する時間は個人差がある。それでも、よっぽど大きな精神的ショックや婦人科疾患の不安定さがなければ、生理周期が1、2回ほど乱れた後に元通りになるというケースがほとんどのようだ。
ただ、生理周期の乱れが続いたり、不正出血やひどい痛みがあったりした場合は早めに婦人科を訪れてほしい。
●ホルモンバランスを保つために実践したい4カ条
年末年始を迎えるたびにこのようなトラブルに苛(さいな)まれるリスクを抱えるのは避けたいところ。そこで浜中医師から「ホルモンバランスを保つために実践したい4カ条」