ビューティ情報『医療の力で、生理はもっと楽になる。重い生理痛とPMSに苦しんだ私の10年間』

医療の力で、生理はもっと楽になる。重い生理痛とPMSに苦しんだ私の10年間

先生は「とりあえず病気がないか診てみよう」と言い、分娩台のような、足を開いた体勢になる椅子に座り、エコーで子宮の様子を見せてくれた。「子宮内膜症もなくて、綺麗な子宮だね」と褒めてくれたことで少し安心し、先生のアドバイスのもと、生理痛がひどいときに飲む痛み止め薬を処方され、その日は終わった。

病気がないことは安心できたけど、冷たい器具で膣の中をかき回されたあのお腹の下がスーッと冷えるような感覚が気持ち悪くて、泣きながら帰った。

■抑うつ、罪悪感、イライラ。重いPMSの始まり

それからしばらく、生理が来るたびに婦人科で処方された薬を飲み続けてはいたけれど、痛みが改善することはなく、むしろ、精神状態が荒れていく感覚を覚えるようになった。

生理が始まる1週間前くらいから、気分が激しく落ち込むようになり、身体はむくんで、胸も張り、階段を上り下りする動きだけで痛みを感じる。夜になると涙が出てくるし、とにかくだるい。音に過敏になって、家にいても外から聞こえるサイレンが気になったり、子どもの声にイライラしたりする。
手に持っていたものを滑らせて床に落としてしまっただけで、自分が嫌になる。

そんな負の感情にまみれたまま人と接して、相手に心配をかけて罪悪感で押し潰されそうになる。

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