医療の力で、生理はもっと楽になる。重い生理痛とPMSに苦しんだ私の10年間
それだけ伝えると、意外とあっさり処方してくれた。ピルの役割や、服用方法、副作用などの説明も受け、その日の夜から飲み始めた。
最初のピルは、低用量ピルの第一世代と呼ばれる「ルナベル」。
初めて飲み始めるときは、身体が慣れるまで太りやすくなったり、人によっては、吐き気やだるさなどの副作用が出ることもあると聞いてはいた。まさに私はその体質だったようで、飲み始めた次の日に酷い吐き気とだるさに襲われて、一日中身動きを取ることができなかった。服用はすぐにストップし、婦人科に相談に行くと、「稀にピルが体質的に合わない人がいて、多くはピルの種類を変えると改善する」とのことで、改めて別のピルを処方してもらった。
ふたつ目のピルは、第二世代と呼ばれる「トリキュラー」。
ひとつ目のピルのような副作用が怖くて、恐る恐る飲み始めたものの、これは吐き気もなく、ちょっと食欲が増したくらいだった。
なんとなく、PMSも良くなっているような気もした。
しかし、半年ほど服用を続けてから、また徐々にPMSが悪化してきた。生理痛も鎮痛剤を飲めば歩けるようになるくらいで、改善したとは言い難い状態。ピルに特化した別の病院へ相談に行くと、試しに別のピルに変えてみようかと提案され、2度目のピル変え。