若い自分をコピーするのではなく、歳を重ねた自分を生きるのです
元の肌がきれいであれば、ファンデーションなしでも出かけられます。
若き日を生き終えた今、若い自分をコピーするのではなく、歳を重ねた自分を生きるのです。
■人生の先輩の知恵と経験に学ぶ
自分より先に経験した人の知恵を素直に借りてみることは大事なことだと思っています。
例えば私は母から、「お風呂上がりには顔だけではなく首にまでクリームを塗るのよ」と言われ続けて実践していたので、デコルテにしわがありません。
そして私は今、90歳を過ぎた叔母のお世話をしています。彼女は昔からきれいな女性でした。そして、驚くべきことに、「美しい女性(ひと)であった」ことが今の彼女の支えであり、年老いて生きていくうえで大切なアイデンティティなのです。
なので、ちょっとお出かけのときも、薄く口紅を塗り、眉を整えます。
93歳の老人の顔など誰も気にしないでしょう。それでも、本人の生きがいは、“美しくありたい自分”なのです。
テレビに出ているような女優さんやモデルさんのようにはいかなくても、自分らしく「今日の私はきれい」と自信を持って生きることが大事。叔母を見ているとそんなふうに思えます。
■はじめは、一杯のお味噌汁から
そして、多くの先輩から言われて実践しているのが「水と良質のたんぱく質」