ビューティ情報『日常生活に支障がある「生理」は「異常」。こわがらず、産婦人科に来てほしい』

日常生活に支障がある「生理」は「異常」。こわがらず、産婦人科に来てほしい

とにかく、自分が病気かどうかは自分や、ましてや他人が決めることではありません。医師の診察と判断によって、ようやくわかるものなのです。

■職場で体調不良が言いづらい・聞きづらいとき、どうする?

生理にまつわる不調は、つい軽視したり、隠してしまう人が少なくありません。とくに就職や転職、異動などが重なる春は、仕事を優先してしまう人が多いと思います。最初のうちは、早退や欠勤もしづらいですよね。

もしも「生理痛がつらいので休みます」と言いづらい雰囲気なら、伝え方を変えましょう。「お腹が痛いんです」でもいいし「お医者さんに『病院に来てください』と言われたから」でもかまいません。私たち医師は電話で相談を受けても、実際に診察をしないとなんともいえないため、基本的に来院を促します。
それを逆手にとりましょう(笑)。
病院で異常が見つかれば治療をはじめるし、器質的な異常が見つからなくても生理痛があれば、月経困難症の診断書は出せます。そうすれば、次からはもう少し休みやすくなるはずです。

生理の異常を放置しておくと、不妊の原因になったり、治すためにもっと長く休まなければいけなくなることも……。どうしても仕事に穴をあけたくないなら、土日祝日の診察やオンライン診療に対応している病院を探しましょう。

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