ビューティ情報『日常生活に支障がある「生理」は「異常」。こわがらず、産婦人科に来てほしい』

2020年4月15日 18:30

日常生活に支障がある「生理」は「異常」。こわがらず、産婦人科に来てほしい

でも、状態はすでに悪化。手術が必要なほどひどい子宮内膜症で、卵管や卵巣も癒着しており、自然妊娠が難しい身体になっていた、というケースはめずらしくないのです。10代から病院に通い、ピルを飲むなどの対処をしていれば、そこまでの事態にはなっていなかった可能性があります。

・生理が丸2カ月以上こない、または月に2回以上くる

また、頻度や回数も見逃せません。正常な月経周期は25~38日。その範囲をこえる場合は「生理不順でなかなかこない」「生理が2回きた」ではなく、不正出血や妊娠などを疑わなければならないのです。

以前、腹痛を訴える患者さんに妊娠の可能性を尋ねると「数週間前に生理が来ています」と言われました。でも、エコーで子宮を見てみると、小さな胎児が写っています。
彼女が生理だと思ったのは、おそらく着床時の出血だったのでしょう。そのくらい、一般の方が言う「生理」は、実はあてになりません。

不正出血の背景には、子宮頸がんや子宮体がんが隠れていることもあります。20歳以上の性交経験がある人は、2年に一回、子宮頸がんの検査を受けるべきです。年齢によっては自治体でも補助があるので、ぜひ調べてみてください。

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