と話すと「そんなこと、人に話すものじゃない」と言う方も少なからずいらっしゃいます。もちろん話したくない人の意思は尊重されるべきです。無理にオープンにする必要もありません。ただ、私が更年期にまつわる体験をオープンにすることで不安やつらさを話すことができる人もきっと出てくる、お互いの対処法について話し合うこともできる。それで楽になれる人がひとりでもいるならと思い、この活動をこれからも私は地道に続けていくつもりです。
ちなみに私はホルモン補充療法ではなく、漢方と抗うつ剤による対処法を選びました。サプリメントを飲んでいる人も多くいます。どれが正解ということはありませんので、医師のアドバイスなどに従って、ご自身で納得いくものを選ぶといいと思います。
■更年期の後に来るもの
一般的には45〜55歳が更年期と言われる期間です。ではその期間が終わったらどうなるのだろう。これについては更年期以上に情報がありません。
身近な先輩である母親に聞いてみたのですが、なんと彼女は更年期の症状がほとんどなかったというのです。このように、母と娘でもその体験の仕方が違うということも更年期のやっかいなところ。家族内での知恵の継承ができないのですから。