乾燥肌対策の鍵は“血”! 血虚タイプ&瘀血タイプは漢方で身体の内側から対策を
本格的な寒さを感じる日が増え、朝晩の冷え込みも厳しくなってきました。
今回のテーマは寒い季節に悩みを抱える方の多い「乾燥肌」。
漢方の考え方と取り入れたい養生法をわたし漢方のさっち先生に教えていただきました。
↓ 【詳解】漢方における体質について ↓
「【体質診断・体質チェック】あなたは何タイプ? 漢方の基本“体質”を知ろう!」
乾燥肌とバリア機能
ーー最近冷え込んできたせいか、お肌の乾燥に悩んでいます。
たしかにこの時期は乾燥肌に悩む方が増えますね。
秋から冬にかけては空気が乾燥しているうえ、冷えによる血流の悪化も加わるのでお肌への負担が他の季節に比べてかなり大きくなります。
健康な肌は角質層が肌の水分蒸発を防ぎ、潤いを保っています。
角質層のバリア機能(身体を守る皮膚の働きのひとつ)が低下することで、皮脂や水分が不足してしまった状態がいわゆる乾燥肌です。
皮脂の分泌が少ない部位、肌の薄い部位が特に乾燥しやすいとされています。
★すね・膝・ひじ・目や口の周り・頬など
ーーバリア機能はなぜ低下してしまうのでしょうか?
大きな原因としては、角質層のターンオーバー(古い角質から新しい角質へ生まれ変わる仕組み)