連載記事: “眠れない” ママたちへ

夜泣きも寝ぐずりも成長の通過点。ママがしてあげられることは?【 “眠れない” ママたちへ Vol.5】


■眠る訓練を急がない

赤ちゃんの夜泣きに悩まされているママも多いと思いますが、睡眠周期がまだ短く、浅い眠りのレム睡眠が多い赤ちゃんにとって、夜中に目がさめることはとても自然なことです。

こういった生理学的な側面以外にも、「おむつが濡れている」「お腹すいた」「暑い」などの身体的な不快感や、「怖い」「近くにママがいるか心配」などの心理的な不安感などの刺激も夜泣きにつながります。

夜中に目が覚めた赤ちゃんをあやすママ

(c) famveldman - Fotolia.com


0歳から3ヶ月の赤ちゃんは夜泣きの際にママとの触れ合いを必要としているので、この時期に無理に赤ちゃんをひとりで寝かしつけるなどの「眠り訓練」はしないほうがベターです。

こういったプレッシャーは赤ちゃんの眠りを育む力を妨げてしまう可能性も。生理学的な観点から、赤ちゃんにはすぐそばに頼れる人がいるということを認識する必要があると、作家で育児コラムニストのピンキー・マッケイさんも言っています。

赤ちゃんの眠りには個性があり、千差万別。親が穏やかでいることこそが赤ちゃんの気持ちを穏やかにし、安心してぐっすり眠れる環境をととのえてあげられることにつながります。

夜泣きが続くとママも疲れが蓄積しイライラしやすくなりますが、ママも仮眠をとったり、家事を手抜きしたり、頑張り過ぎないように心がけることで赤ちゃんにたくさんの笑顔を見せてあげてくださいね。


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