2021年7月19日 10:00
「腹筋エクササイズの効果が感じられない」という問題を解決に導くヒント
という場合、「猫背の姿勢」や「反り腰」といった悪い姿勢のままで腹筋エクササイズを行っていることが理由として考えられるからです。
では、なぜ姿勢が悪いと腹筋エクササイズに不都合をもたらすと言えるのでしょうか。
猫背の姿勢
猫背の姿勢になると胸椎の後弯が強くなり、肺や心臓を取り囲むカゴ状の組織である「胸郭」が落ち込みます。すると腹筋が緩んで力が入りにくい状態となるため、この状態でいくら腹筋エクササイズを行っても、穴の開いた風船に空気を入れるのと同じで、腹筋への効果が得られにくいと言えます。
反り腰
また、反り腰の状態で腹筋エクササイズを行っても同じです。
腹筋が緩んで力が入りにくい状態であるため、腹筋にはあまり効きません。その代わりに使われるのが「腸腰筋」という太もも付け根前面にある筋肉です。
腸腰筋には「股関節を曲げる」という働き以外にも、「骨盤を前傾させる」「腰椎の前弯を増強させる」というそれもあるため、反り腰のまま腹筋エクササイズを行ってしまうと、腸腰筋を使ってしまうことになります。そのため腹筋エクササイズを行った後、腹筋ではなく太もも付け根や腰が痛くなってしまうのです。
「腹筋エクササイズ」