2019年3月6日 16:00
こめかみ周辺は「肝」、頬周辺は「心」吹き出物は病気のサイン
【こめかみの周辺…「肝」】疑われる疾患=自律神経失調症、視力低下、眼精疲労など
「肝」は西洋医学と同じく肝臓を示し、体内の血液量や胆汁の分泌を調整する。
「肝臓は栄養分を運び、老廃物を回収する働きを持ちますが、中医学での『肝』は、自律神経をつかさどる機能もあると考えられています。ストレスがたまると、自律神経の乱れが生じて、こめかみ周辺に吹き出物ができます。ほかにも、肝は目と密接な関係があることから、眼精疲労などの目の不調が原因であることも」
<対策>
まずは休養を取り、ストレスの軽減を。そして、酢のものや柑橘類を積極的に取るよう心がけたい。
【額の周辺…「心」】疑われる疾患=動悸、息切れ、不整脈などのほか、睡眠不足
「心」は心臓を含めた循環器系の機能のこと。動悸や息切れ、不整脈のような症状が出るのは「心」が弱っている証拠だという。
「血流が悪く、酸素がうまく運ばれなくなることで、動悸や息切れを起こすことがあります。
これは不規則な生活を送って睡眠不足になっている人に多く見られ、額の部分に吹き出物ができます。7時間は睡眠を取り、規則正しい生活を送りましょう」
<対策>
食事面ではゴーヤのほか、ふきのとうやたらの芽、菜の花など「苦味」