2020年9月16日 06:00
医師が実践!認知症防ぐ運動習慣「足踏みしながら計算する」
■週3回、30分間の早歩きをする
運動習慣がなかった人は、夕方以降の涼しい時間帯に、30分の早歩きを週3回トライしてみよう。
「足踏みしながら計算する『コグニサイズ』は家の中でできるので夏場はお勧めです。足踏みしながら数を数え、ももはできるだけ高く上げるのがポイントです」
■ダンスとゴルフで適度な運動
仲間と一緒にコースを歩き、スコアや距離を計算しながら打つゴルフは頭も使えて一石二鳥。
「また、社交ダンスは音楽に合わせて体を動かす有酸素運動。異性と接触することで、ときめきが生まれて若々しさを保つこともできますよ」
■自宅での“座りすぎ”に気をつける
新型コロナや熱中症を避けるために巣ごもり生活が続くが、屋内で座ってばかりいると運動不足に。
「家の中で、踏み台を上り下りするだけでも効果があります。私は、ジムに通えない時期は家の中にランニングマシンを置き、走りました」
認知症の中でも約7割と最も多くの患者数を占める「アルツハイマー型認知症」は、脳内アミロイドβと呼ばれるタンパク質がたまり、神経細胞の破壊につながることで起こる。筋肉を動かすことで心拍数が増加。
脳の酸素摂取量や血流が増すことで、アミロイドβの蓄積を防げるといわれている。