タコやウオノメ、外反母趾…「足のトラブル」はどう守る?
どちらも、足の裏の同じ位置に圧力や摩擦が繰り返し起こることでできるものだが、角質が硬くなっていく向きが異なる。外側に向かっていくのが「タコ」で、内側に向かうのが「ウオノメ」だ。いずれも大きくなればなるほど、痛みがひどくなる。
「タコもウオノメも、足裏に過剰にかかる圧から皮膚の奥を守ろうとして、角質が厚くなっていくのが原因です。ですから。タコやウオノメができる場所によって、きつい靴を履いたのか、外反母趾がひどいのか、といったトラブルの原因もわかります。厚くなった角質を自分で削ると出血する場合もあるので気をつけましょう」
一度できてしまったタコ・ウオノメは、尿素やサリチル酸の入ったクリームによるケアの方法もあるが、靴にインソールを敷いたり、歩き方のクセを直したりして、偏った「圧」を解消しない限り、完全になくなることはないという。
ちなみにタコ・ウオノメと間違えやすい「イボ」は、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染によってできるもの。
見た目には違いがわかりづらいので、自分で判断せずに皮膚科で診てもらおう。「市販のウオノメ用の貼り薬をイボに貼ってしまうと、ウイルスが角質内に入り込んで悪化してしまうことも。