ビューティ情報『【名城大学】スイゼンジノリ由来の紫外線吸収物質「サクリピン」の新たなスキンケア作用を発見』

【名城大学】スイゼンジノリ由来の紫外線吸収物質「サクリピン」の新たなスキンケア作用を発見

また、70℃で2週間保温してもサクリピンの分解は確認できず、熱に対しても安定な化合物であることが明らかになりました。(図5B)。光および熱に対して安定であることは、サクリピンがサンスクリーン剤や日常のスキンケア製品への配合に適していることを示しています。

【名城大学】スイゼンジノリ由来の紫外線吸収物質「サクリピン」の新たなスキンケア作用を発見


スイゼンジノリのエタノール抽出液におけるサクリピンの安定性と生理活性
本研究では、サクリピンを精製せずに調製した乾燥スイゼンジノリのエタノール抽出液中でもサクリピンが安定であることを示しました。また、このサクリピンを含むエタノール抽出液を用いた各種生理活性の測定を行い、エラスターゼ活性阻害作用、コラーゲン産生促進作用、ヒアルロン酸産生促進作用、メラニン生成抑制作用を示すことを明らかにしました。抽出液の状態での用途が見いだせれば、サクリピンの精製工程を必要としない為、コスト的・時間的なメリットがあります。

用語解説

(注1)スイゼンジノリ
日本固有種のラン藻。江戸時代から高級食材として珍重され、秋月藩に献上された。
環境省のレッドリストで絶滅の危機に瀕している種として「絶滅危惧I類」に分類されている。スイゼンジノリがつくる多糖類「サクラン」

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