現役医師が教える不眠症教室 – 病院に行ったほうがいい症状と様々な睡眠薬
に沿って紹介しています。
種類1.寝入りに問題がある不眠症
何もないのに寝入りが悪く、夜遅くなっても眠れない不眠症です。明け方近くまで眠れないことが多いです。
種類2.連続して眠れない不眠症
中途覚醒とも呼ばれ、眠れるのですが途中で起きてしまいそのまま朝まで眠れない不眠症です。この種類の不眠症の方たちは半分以上が夜中に目が覚めてしまい、朝まで一睡もできないことが多いです。
種類3.早朝に目が覚めてしまい、睡眠時間が短いのが問題の不眠症
早朝覚醒ともよばれる不眠症です。夜はふつうに眠れるのに明け方目が覚めるため睡眠時間が短く生活に支障が出るのがこの不眠症の症状です。
種類4.寝たのに疲れが取れない不眠症
睡眠障害とも呼ばれます。
睡眠時間は足りているのに眠りが浅いためあまり疲れが取れず、朝起きた時から疲れています。
■病院で処方される不眠症の薬
病院で処方される不眠症の薬は、主に、ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬の4種類です。
#1.ベンゾジアゼピン系の薬
GABAと呼ばれる脳の興奮を抑える作用のある物質を感知する受容体の働きを助ける働きをする薬です。