睡眠時無呼吸症候群が花粉症や頻尿での受診から判明することもある【医師解説】
という、より精密な検査を受けていただくことになります。
PSG検査に関しては、医療機関にひと晩泊まって行うパターンと在宅で行えるパターンの2つがありますが、最近は在宅での検査を選ばれる方がほとんどです。在宅での検査でも、ご自分で顔に5か所電極を貼っていただくと脳波を測ることもできます。ご自宅での脳波測定は医療保険の診療報酬算定でも認められているので問題はありません。ただし、ご自分で電極をつけることが難しい患者さんの場合には入院して検査を受けていただきます。
入院の場合は、医療連携を結んでいる虎の門病院に電話を入れ、入院日を調整して予約を入れます。患者さんは直接虎の門病院へ行っていただき、検査を終えて退院されると結果がこちらに送られてくるという流れになっています。
入院での精密検査の場合は、検査費と入院費、ベッド代等で約4〜5万円かかります。
一方、自宅でご自身が行う場合は検査費用と再診料ぐらいしかかからないため、コスト的にも1万円ちょっとの負担で精密検査ができるというメリットがあります。また、夕方入院して翌朝帰れるといっても、一晩中病院に拘束されたくないという方もいらっしゃいますし、病院のベッドではなかなか眠れないという方もいらっしゃいます。