睡眠時無呼吸症候群が花粉症や頻尿での受診から判明することもある【医師解説】
ある程度年齢が高くなると、夜に何回もトイレに起きるので気になって泌尿器科に相談するという方も多くなります。男性であれば前立腺肥大かもしれないということで薬を出してもらっていたり、女性でも頻尿の薬を出してもらっている方たちの中には、実は睡眠時無呼吸症候群だったというケースもあると考えます。
女性の場合、更年期を境に睡眠時無呼吸症候群が多くなってくるため、更年期前は意外に少ないという特徴があります。その一方、男性では年齢にあまり関係なく発症しています。現在、私たち順齡會グループの中でもっとも若年のCPAPユーザーは8歳です。そのお子さんは扁桃腺が大きいため寝ていると1時間に50回ぐらい呼吸が止まっていたのですが、年齢的に手術はまだしたくないというので今はCPAPを導入しています。
意外に見過ごされている子どもの睡眠時無呼吸症候群
これからは子どもの睡眠時無呼吸症候群も重要になってくるのではないかと思います。現代は飽食の時代ということもあり、肥満のために子どものうちから無睡眠時無呼吸症候群が起こることもありえます。
その結果、学校で集中力がなくなったり授業中に眠くなってしまうことも考えられます。