恋愛の大敵「口臭」は、「唾液」で退治できる!?【カラダジム】
虫歯については小さいうちはにおいがしませんが、深くなってくるとやはり炎症を起こすので、とくに歯根の部分などで腐敗臭がします。そして、炎症の原因となるプラーク(歯垢)もにおいのもととなります。
口の中にあるときは臭いませんが、空気中に出して乾くと臭いがします。例えば歯磨き粉を使わずに歯を磨いた後、乾燥した歯ブラシがにおうのはプラークによるものです。
――さまざまな悪臭があるのですね……。「PG菌」とは聞き慣れない名前ですが、どのようなにおいがするのでしょうか。自分で気づくことはできるのでしょうか。
土屋先生:PG菌のにおいは強烈ですが気づかない人も多くいます。
確かめる方法としては、まず歯ブラシで15分程時間を掛けて歯を磨き、コップに入れた水で歯ブラシを洗います。そしてその水のにおいをかいでみます。これで口の中の状態が分かります。
また、PG菌は黒い色を出すため歯石が黒くなるのも特徴です。歯科で歯茎を広げて歯根のあたりを見てもらったり、取った歯石を見せてもらうのもよいでしょう。黒ければPG菌がいるということになります。
歯周病が進行している患者さんを担当すると、歯石が黒い方は本当に多いですよ。