恋愛の大敵「口臭」は、「唾液」で退治できる!?【カラダジム】
――PG菌を持っている人は、そんなにたくさんいるのでしょうか。
土屋先生:PG菌の存在は最近明らかになったのですが、虫歯菌などと同様、親子や恋人同士などでも感染するものです。多くの人が持っているとは思います。それを増やさないようコントロールすることが大事ですね。
口の中の細菌は約700種類もあり、複雑なバランス関係があります。私たちは菌と共存しているのです。
口臭を防ぐ唾液
――口臭を防ぐには何が重要になってきますか。
土屋先生:日常のオーラルケアを丁寧にすることも重要ですが、定期的に歯科でチェックを受け、歯石やプラーク(歯垢)の除去をすることですね。
歯石やプラークは、細菌の巣窟です。また、唾液の働きもとても重要であることを覚えておいた方がよいでしょう。
――唾液にはどのような働きがあるのでしょうか。
土屋先生:唾液腺は耳の下、顎下、舌下の3カ所にあり、ここから分泌された唾液が口の中をきれいに洗い流してくれます。そして、唾液の成分には殺菌・抗菌作用があり、虫歯菌や歯周病菌の増殖をコントロールしてくれます。
朝起きたばかりのときや、緊張しているときなどに口臭が強くなっていると感じたことはありませんか?これは、唾液の分泌が少なくなっているからです。