あのヒロインのチャーミングさを真似てみよう!フランス映画にみる、パリジェンヌのメイク -vol.2-
「もう、生きがいもないわ。なにひとつ。思い出もいらない。友情も愛も私を縛る罠だわ」
「最後に残るのは信仰と希望と愛この3つの中で最も尊いのは“愛”」
フランス国旗の3色(青=自由 白=平等 赤=博愛)をテーマに女性を描いた3部作の1作目。
音楽家の夫と最愛の娘を交通事故で亡くしたジュリ ー(ビノシュ)は、つらい過去を断ち切るために、財産を手放し、パリでひとり暮らしを始める。悲しみの底から再生していく女性を熱演。1993年ヴェネツィア映画祭で、最高賞の金獅子賞に加え、ビノシュは女優賞を獲得、セザール賞でも主演女優賞に輝いた。美しい叙情的な音楽に包まれながら、パリ5区の町並みや、フレンチシックなファッションも楽しめる。
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ/出演:ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・レジャンほか
『トリコロール / 青の愛』での役どころと、彼女のメイクとは?
作曲家の夫と娘を交通事故で亡くし、絶望の果てを彷徨いながら、わずかな希望を信じて生きていく女性。
終始メランコリックなトーンの映画のなか、ビノシュのスタイリッシュなボブヘアと、全身黒に身をまとったマニッシュなファッ ションが、まさにパリジェンヌらしいルックス!有名な音楽家の夫を影で支えた知的で洗練された女性の内面を、長くはっきりと した眉とブラウン系のナチュラルメイクがよく物語っています。