2015年12月17日 21:00
実はBMI値20以下でも危険!知られざる「かくれ肥満」の恐怖
(肥満度の判定基準は記事の最後)
「日本の若い女性の平均は、だいたい身長157cm前後でBMI21未満。これは、世界的に見てものすごく痩せているんです。たとえばアメリカだとBMI25は平均的な体重ですし、国によって数値の評価は違っています」(森さん)。
冒頭の「身長165センチ、体重55キロ」は日本だと平均的ですが、アメリカだと超・やせ型ということになります。
■「筋肉が非常に少ない」かくれ肥満
さらに、森さんはこう続けます。
「じつは、日本の若い女性にはBMIが20以下でも肥満とされる人が少なくないんです。いわゆるかくれ肥満です。かくれ肥満の特徴は、筋肉が非常に少ないこと。
体重だけを目安にして、食事を減らすダイエットをしていると陥りやすいものです」
森さんによると、モデル体型の女性のなかにも、体脂肪率が28~30%という人がけっこう存在するのだそう。これは驚きですね。
「20~30代の若い時期に身長が160cm以上あるような人でも『体重50kgが下回れたらいいな』と食事を極端に減らすようなダイエットを繰り返す人がけっこういます。それで5kg落ちても、そのうち2.5kgは筋肉が落ちているかもしれない。