2015年12月17日 21:00
実はBMI値20以下でも危険!知られざる「かくれ肥満」の恐怖
その後リバウンドで元の体重に戻ったとしたら、増えた分の殆どは脂肪だけで戻っている可能性が高いのです。
年齢とともに代謝は落ちてやせにくくなります。若いときにそういう方法を繰り返して筋肉を減らしていくと、脂肪がたまりやすく、しかも落としにくくなる悪循環に陥ってしまいます」
BMI20以下でも、食べる量を減らす食事制限ダイエットに熱心で「2~3kgぐらいすぐ落とせる」と思っている人は要注意。自分自身でやせにくい身体をせっせとつくり上げている可能性があるのです。
■かくれ肥満脱出のカギはタンパク質
かくれ肥満を解消するには、ためこんだ脂肪を燃焼し、失われてしまった筋肉をしっかりと取り戻していくことが必要。
そのために、森さんは著書「やめたい食べグセ」のなかでタンパク質を意識してとる食生活を勧めています。
本書のなかで森さんは、「『やせる』というのは、体重を落とすことではなく、筋肉を維持し体脂肪を落とすこと」と指摘。糖質はタンパク質・脂質よりも体脂肪になりやすく、インスリンの働きで脂肪を身体に蓄えやすい状態を作ってしまう、としています。
「ごはんや糖分などの糖質はエネルギーにしかなりませんが、タンパク質はエネルギーにも筋肉や皮ふ、髪の毛にもなります。