ビューティ情報『どの痛みレベルで病院に行くべき…? 女医が教える「病院にかかる際のNG、OK行動」』

どの痛みレベルで病院に行くべき…? 女医が教える「病院にかかる際のNG、OK行動」

また、増強する痛みにも注意が必要です。痛みの部位にもよりますが、頭痛の場合は脳神経内科/外科、腹痛の場合は内科/消化器内科(女性の場合は婦人科も)、腰痛や関節痛の場合は整形外科の受診を考慮するといいでしょう。対処療法では改善しない場合は注意が必要です。

腰痛や頭痛の際に、即時受診が必要ないわゆるレッドフラッグサインをご紹介しておきます。

腰痛のレッドフラッグサイン

  • 発症年齢が20歳未満または50歳以上
  • 時間や活動性に関係のない腰痛(長時間の運転や、PC作業など、明らかな因果関係がない腰痛)
  • 胸部痛
  • がん、ステロイド治療、HIV感染の既往
  • 栄養不良
  • 体重減少
  • 広範囲に及ぶ神経症状(下肢の筋力低下や膀胱直腸障害:頻尿、排尿障害、排便障害など)
  • 脊椎の変形
  • 発熱
上記の症状をともなうような腰痛は、脊椎の感染症や骨折等の骨の異常、腫瘍、大動脈疾患などのハイリスク疾患による腰痛のおそれがありますので、速やかな受診が望ましいです。

頭痛のレッドフラッグサイン

  • 突然発症の頭痛
  • 今までに経験したことがない人生最悪の頭痛
  • いつもと様子の異なる頭痛
  • 頻度と程度が増していく頭痛
  • 50歳以降に初発の頭痛
  • 神経脱落症状(言語障害や手足の麻痺など)

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