どの痛みレベルで病院に行くべき…? 女医が教える「病院にかかる際のNG、OK行動」
幸い、日本の医療保険制度の特徴として、保険証があれば、医療機関を自由に選ぶことができるフリーアクセス制度があります。どこの医療機関を選ぶのか、どの医師に診てもらうのかも選ぶことができるんですね。
ただ、むやみなドクターショッピングはNG。違う医療機関にかかると、その度に検査費用などの負担がかさむ上に、必要な診療情報が引き継がれずにかえって状況が悪化する場合もあります。複数の病院やクリニックを試して、自分に合った医療機関を見つけることは大切ですが、ここと決めたらそこでしっかり通院してみることも大切です。
Q.いざ体調が悪化しても、救急車を呼ぶのに躊躇したらどうすればいいですか?
救急車を呼ぶとサイレン音などで近所に迷惑をかけたり噂になるのが嫌だと思ってしまったり、まだ痛みは我慢できそうだから、などの理由から通報をためらってしまう方もいらっしゃいます。ただ、緊急時には迅速な対応が必要な場合があり、我慢すると命に関わるリスクがありますので、通報をためらうのはNGです。
例えば、日本人の死亡原因の上位であり、一刻一秒を争う疾患である脳卒中や心筋梗塞が想定されるような症状には注意しましょう。