【PMSの基礎知識】月経前の不調を“当たり前”にしないこと。 正しい対処でいつだって自分らしく!
不調があるがPMSに当てはまるかどうかわからないという方は、症状がいつ起こるのか、ご自身の月経周期と照らし合わせてみるといいですね。立て続けに3回、生理前に起こっているなら、PMSの可能性が大。諦めてやり過ごさず、婦人科医に相談を。生理痛と同じで、我慢しなくていいんです」
PMSと診断された場合の治療法は大きく2つあります。
「女性ホルモンの大きな変動により起きるといわれているので、低用量ピルで排卵を止めるのが一つ。もう一つは漢方で、ピルと併用する場合もあります。薬の服用により、グッとラクに過ごせるようになりますよ」。
Q. PMSの主な症状って?
A. 特に多く見られるのは、イライラと乳房の張り。
以下に挙げた症状だけでも、現れ方は様々だとわかるPMS。これ以外にも、肌荒れやニキビ、便秘といった身体的症状や、落ち着かなくなる、周囲に八つ当たりしてしまうなどの精神的症状もあり、その数は200以上ともいわれている。ホルモンの分泌を司る脳への刺激を減らすために、ストレス対策を心がけたい。
精神神経症状
情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害
自律神経症状
のぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感
身体的症状
腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張り
Q. PMSとPMDDの違いとは?
A. PMSの精神的症状が重症なものがPMDD。