PMS (月経前症候群) って何? 月経中の症状や対処法を【産婦人科医】が解説
ハーブティーを飲んでから寝る。かなりメンタルが落ち込むので、相当対策をしているほうかなと思っています」(25歳・会社員)
病院へ行く、サプリメントを飲む、薬を飲む、自分を甘やかす、とその対策は人それぞれ。
また、対策をしていない方の理由を聞いてみました。
「その時によって出る症状が変わるから我慢して過ごす」(31歳・会社員)
「面倒。耐えようと思えば、耐えられるので」(33歳・会社員)
「時が解決してくれるから」(24歳・会社員)
「病院に行くか検討したことがあるが、このような症状を何といえばよいのかわからず、対策できていない」(26歳・会社員)
PMSのほとんどが、月経がきてしばらくすると症状が消失していきます。終わりが見えているからこそ、数日我慢すれば…と思ってしまうのもわかります。
文・小田原みみ
2021年10月14日配信
2.PMS(月経前症候群)とは?
だいぶ浸透してきた“PMS=月経前症候群”という言葉。改めておさらいすると、PMSとは、月経前、3~10日の間続く、精神的・身体的な不調のことで、月経が始まるとやわらぐのが特徴。
そのメカニズムは、まだすべて解明されてはいないが、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの変動で起こると考えられています。