会社員orフリーランス、どっちがお得? 税理士が教える「働き方のメリット&デメリット」
の区分になります。本業と副業の規模感などによりますが、少額の収入なら雑所得になります。
雑所得の場合、事業所得と違って取引の帳簿付けをする必要がないため、仕訳は不要です。ただし副業の収入が上がったり、本業になってきたりした場合には事業所得に変わるので、取引の帳簿付けをして申告しなければなりません。
むずかしく感じるかもしれませんが、最近ではフリーランス向けに手軽にスマートフォンアプリで会計処理ができる方法もあるので、それほど負担に感じる必要はないですよ。ママ税理士直伝!会計処理テクニック
ーー久保さんは先日、スマホ会計アプリ「FinFin」を手掛ける会計バンクが子育て中のフリーランス向けに開催したイベントへ登壇。子育てママとして限られたスキマ時間を有効活用した経理処理や確定申告、インボイス対策などのテクニックを解説しました。
例えば「記録に時間をかけない」ことが一つのポイントで、そもそも支払・入金手段をネットバンクやクレジットカード、電子マネーなどに限定し、会計ソフトに連携して会計処理を自動化してしまう方法がおすすめだと話しました。
副業の収入が増えたら独立したほうが良い?
ーー会社員が副業をして収入が上がったら、会社を辞めて独立したほうが良いなどはありますか?
久保さん先ほどもお伝えしたように、会社員とフリーランス、どちらも税負担の観点から損や得はありません。