2023年11月10日 20:45
婦人科疾患の可能性も…【産婦人科医監修】性行為中の「痛みの原因」
香りやテクスチャーの違い、あたたかみのある温感タイプなどもありますので、自分に合うものを探してみましょう。
奥が痛いと感じる場合は、挿入時の体位を変えることで改善する場合があります。たとえば、一般的に挿入が深くなりやすいといわれる後背位は避けたほうがいいかもしれません。性器にも個人差があるため、いろいろな体位を試して、痛みを感じにくい動きや角度などを探ってみてください。
性交痛全般においては、リラックスできる環境をつくることがとても大切です。痛みを感じた場合、パートナーに伝えられれば一緒に改善していくことができるので、遠慮せずに話し合うようにしましょう。パートナーと共有することで、潤滑ゼリーを使用したり、体位を工夫したりといった対策もとりやすくなりますね。
痛みが続くときは婦人科で相談しよう
工夫しても痛みが続く場合は、婦人科で相談しましょう。
性行為中の痛みが起こる婦人科疾患として、子宮や卵巣の異常、感染症などのトラブルが考えられます。
これらの婦人科疾患がある場合は、それぞれの病態に応じた治療が必要です。性交痛の精査のための受診が病気の早期発見につながることもありますので、遠慮せずに婦人科で相談してみましょう。